JP2713183B2 - 電子写真プリンタ - Google Patents

電子写真プリンタ

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JP2713183B2
JP2713183B2 JP6233556A JP23355694A JP2713183B2 JP 2713183 B2 JP2713183 B2 JP 2713183B2 JP 6233556 A JP6233556 A JP 6233556A JP 23355694 A JP23355694 A JP 23355694A JP 2713183 B2 JP2713183 B2 JP 2713183B2
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剛伸 下田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プリンタに係
り、特に、走査光学部を備えた電子写真プリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタに搭載された走
査光学部は、外部からの駆動信号に基づいて一定光量の
レーザ光を照射するレーザ光源と、このレーザ光源から
照射されたレーザ光を所定の反射角で感光体に向けて反
射する回転多面体鏡と、この回転多面鏡からの反射光を
感光体表面に集光するfθレンズ群とを備えている。
【0003】そして、光源から発せられ、回転多面体鏡
において所定方向に反射されたレーザ光は、この回転多
面体鏡と感光体との間に配設されたfθレンズ群を介し
て感光体表面をその中心軸方向(以下、主走査方向とい
う)に走査するようになっていた。このとき、fθレン
ズ群を透過したレーザ光は、更に走査光学部を内包する
粉塵防止ケースに設けられたカバーグラスを透過して感
光体表面に集光されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、主走査方向に感光体表面の一端から他
端まで(有効走査領域)を走査した場合、特に、fθレ
ンズ群及びカバーグラスを透過する間にその入射角によ
って光量が一部喪失される事態が生じる。具体的には、
レーザ光源から図7(B)に示される光量分布に基づく
レーザ光が照射された場合、図7(C)に示すように感
光体表面において有効走査領域の両端側の光量が減少す
ることが明かとなっている。かかる場合、特に、有効走
査領域の両端側で静電潜像が正確に形成されず、これが
ため、印刷出力される画像の印刷濃度が幅方向の両端で
薄くなるという不都合があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、レーザ光の光量喪失の影響によって出
力画像の両端部の印刷濃度が薄くなることを有効に防止
した電子写真プリンタを提供することを、その目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体と、こ
の感光体の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成す
る走査光学部と、当該レーザ光の照射タイミングを制御
する制御部とを備えている。
【0007】このうち、走査光学部が、レーザ光を出力
するレーザ光源と、このレーザ光源から出力されたレー
ザ光を感光体表面の所定位置に向けて反射する回転多面
体鏡と、この回転多面体鏡が反射したレーザ光を当該感
光体表面の所定位置に集光するfθレンズ群とを備えて
いる。
【0008】これらに加え、制御部に、感光体表面での
レーザ光の走査位置を検出する走査位置検出手段を併設
する。この走査位置検出手段は、回転多面体鏡の回転平
面上に対角線状に設けられた反射部と、当該回転多面体
鏡の回転平面上の外周側に光を照射してその反射光を検
出する光センサとにより構成されている。
【0009】また、制御部は、光センサによって反射光
が検出されている場合に、レーザ光源から出力されるレ
ーザ光の光量を高レベルとし、当該反射光が検出されて
いない場合に、当該レーザ光の光量を低レベルとする機
能を有するものである。
【0010】例えば、レーザ光の光量の低レベルは、通
常の光量である。
【0011】例えば、レーザ光の光量を高レベルは、当
該レーザ光の光量を一定とした場合に、感光体表面に到
達したレーザ光の光量のうち最低の光量を記録した走査
位置において、当該感光体表面に静電潜像を形成するの
に必要な最低の光量である。
【0012】本発明は、これらの構成によって前述した
目的を達成しようとするものである。
【0013】ここで、有効走査領域とは、感光体表面に
おいて当該感光体の中心軸に沿った該感光体の一端から
他端までを結ぶ直線によって構成される領域をいう。ま
た、感光体表面の所定位置とは、有効走査領域内の各位
置をいう。
【0014】
【作用】装置本体が上位装置からの印刷開始命令を受け
ると、回転多面体鏡が駆動され回転を開始する。ここ
で、制御部は、上位装置から受信した画像データを逐次
解釈し、レーザ光の照射を決定すると、まず、走査位置
検出手段から出力される走査位置情報を受け入れる。そ
して、この走査位置情報に基づいてレーザ光源から出力
されるレーザ光量を有効走査領域の中心側が低レベルか
つ外側が高レベルとなるように制御するので、fθレン
ズ群及びカバーグラスを透過する際の光量喪失分が有効
に補償される。
【0015】レーザ光の光量を高レベルは、当該レーザ
光の光量を一定とした場合に、感光体表面に到達したレ
ーザ光の光量のうち最低の光量を記録した走査位置にお
いて、当該感光体表面に静電潜像を形成するのに必要な
最低の光量とすることができる。この場合は、走査領域
の全体にわたって静電潜像の形成に必要な十分な光量を
得ることができる。
【0016】走査位置検出手段が、回転多面体鏡の回転
平面上に対角線上に設けられた反射部と、当該回転多面
体鏡の回転平面上の外周側に光を照射してその反射光を
検出して走査位置情報を出力する光センサとにより構成
されているので、走査位置が有効走査領域の両端部から
所定距離(この距離は反射部の円周方向幅に依存する)
にあるときに、即ち光量の喪失が大きい部分において、
光センサから信号が出力される。
【0017】このとき、制御部が、光センサから出力さ
れる走査位置情報に基づいてレーザ光源から出力される
レーザ光の光量を高と低の2段階に制御する機能を備え
ているので、特に光量の喪失が大きい走査位置での光量
が図6(C)に示すように、一体的に補償されるので、
感光体表面において得られる光量を実用上不都合のない
程度に補償することができる。
【0018】
【実施例】まず始めに、本発明の前提となる参考例を図
1乃至図3に基づいて説明する。
【0019】図1において、感光体1は、走査光学部2
のレーザ光出力面に対向して配設されている。この走査
光学部2の内部には、感光体1の長さ方向中心位置に沿
って当該感光体1側からfθレンズ群23,回転多面体
鏡22の順に配設されている。
【0020】このうち、fθレンズ群23は、3枚のレ
ンズ23A,23B,23Cを感光体1向きに重畳した
状態で構成されている。各レンズ23A,23B,23
Cのレンズ径は、感光体1に近いものほど大きく形成さ
れている。
【0021】一方、回転多面体鏡22は、高さの低い6
角柱形状に形成され、回転可能に設けられている。この
回転多面体鏡22の回転中心には、外部に設けられた回
転駆動用モータの回転軸が挿通され、当該モータの回転
にともなって回転動作を行いながら側面に照射されたレ
ーザ光を所定方向に反射するようになっている。実際に
は、回転多面体鏡22の回転中心は、感光体1の長さ方
向中心よりも図1の上側に幾分ずらして配設されてい
る。
【0022】この回転多面体鏡22の近傍には、レーザ
光源21が設けられている。このレーザ光源21から照
射されるレーザ光が回転多面体鏡22で反射され、この
反射光がfθレンズ群23を透過して図1の有効走査領
域(画像領域)を一律に走査するように各構成要素が計
画的に配設されている。レーザ光源21と回転多面体鏡
22との間には、レーザ光源21からのレーザ光をほぼ
平行光として射出するコリメータレンズ系21Aが装備
されている。
【0023】実際には、走査光学系2を形成する上記各
構成要素は、防塵容器に内包されており、レーザ光は、
この防塵容器の感光体1側の側面に設けられたカバーグ
ラス24を透過して感光体1表面に到達するようになっ
ている。
【0024】レーザ光源21を駆動する制御部3は、図
2に示すように、上位装置から送られる画像データを蓄
積するバッファ32と、レーザ光源21が常に一定光量
のレーザ光を出力する場合に感光体1表面において得ら
れる当該感光体1の中心軸方向位置ごとの光量に基づく
光量データを予め記憶する光量マップ33とを備えてい
る。更に、バッファ32と光量マップ33とから取得す
るデータに基づいてレーザ光源21の駆動を制御するプ
ロセッサ31と、このプロセッサ31が光量データ及び
画像データを出力するタイミングを制御するトリガパル
ス発生回路34とを備えている。符号35はプロセッサ
31が出力する光量データをアナログ量に変換するD/
A変換器を示し、符号36は外部信号によって入切され
るスイッチを示す。
【0025】制御部3には、感光体1表面に照射される
レーザ光の走査位置を検出する走査位置検出手段4が併
設されている。本参考例では、この走査位置検出手段4
として、フォトセンサを用いている。このフォトセン
、有効走査領域の上流端部に配設されており、レーザ
光を検出して信号(走査位置情報S)を出力することに
よって、トリガパルス発生回路34を起動するようにな
っている。
【0026】プロセッサ31は、走査位置検出手段4が
出力する走査位置情報Sに基づきレーザ光源21が出力
するレーザ光の光量を有効走査領域の中心から外側に向
かって増大させるように制御する機能を備えている。こ
の機能は、プロセッサ31に搭載されたマイクロプログ
ラムを逐次処理することによって実現されている。
【0027】この他の構成は、従来の電子写真プリンタ
と同一となっている。
【0028】次に、上述の構成の動作を図1乃至図3に
基づいて説明する。
【0029】装置全体が稼働状態に設定され、上位装置
から印刷データを受信すると、走査光学部2に設けられ
た回転多面体鏡22が図1の矢印A方向に一定速度で回
転駆動され、レーザ光源21から画像データによって変
調されたレーザ光が照射されるのを待つ。
【0030】このとき、プロセッサ31は、上位装置か
ら転送されバッファ32に蓄積した画像データのうち、
一走査分に相当する画像データを読み出して保持すると
共に、光量マップ33に予め格納されていた一走査分の
光量データを読み出して保持する。
【0031】次に、プロセッサ31は、走査の基準位置
を検出するためにレーザ光源21を試行的に駆動し、レ
ーザ光を図1の矢印B方向に走査する。この走査速度
は、感光体1表面において等速である。
【0032】そして、回転多面体鏡22によって偏光さ
れたレーザ光が走査位置検出手段4に照射され、この走
査位置検出手段4が走査位置情報Sを出力すると、この
走査位置情報Sを受信したトリガパルス発生回路34
は、直ちに、トリガパルスTpをプロセッサ31に出力
する。プロセッサ31は、トリガパルスTpを受信する
と直ちに、このトリガパルスの周期に同期しながら、予
め保持していた一走査分の画像データと光量データとを
1ドット毎に逐次出力してゆく。トリガパルス発生回路
34は一走査に含まれるドット数に等しい数のパルスを
出力して動作を停止するようになっている。
【0033】ここで、プロセッサ31から出力される画
像データは、2値化されたドットデータであり、出力さ
れる信号のHi又はLowでドットの黒白が示されてい
る。本参考例においては、ドットを打つ場合がHiで示
されているとする。また、トリガパルスTpのパルス周
期は、回転多面体鏡22の回転速度と、プリンタ装置の
仕様により決められた1ラインを構成するドット数とに
基づいて、予め最適な値に設定されている。
【0034】プロセッサ31から出力された光量データ
は、D/A変換器35に入力され、レーザ光源21を駆
動するための基礎となる電圧値に変換される。一方、プ
ロセッサ31から出力された画像データは、D/A変換
器35とレーザ光源21との間に設けられたスイッチ3
6に、このスイッチ36をオンするためのトリガとして
印加される。
【0035】ここで、プロセッサ31の画像データ出力
段には、D/A変換器35での処理によって遅延した光
量データと、画像データとの足並みを揃えるための遅延
回路が設けられている(図示略)。また、スイッチ36
とレーザ光源21との間には、D/A変換器35から出
力された電圧をレーザ光源21を駆動するためのパワー
に変換する変換手段が設けられている(図示略)。
【0036】スイッチ36は、画像データとしてHiを
入力されると導通するようになっている。従って、プロ
セッサ31から出力された画像データ(2値データ)が
Hiであるときにスイッチ36がオンになり、このとき
現にD/A変換器35から出力されている電圧がパワー
に変換されレーザ光源21に入力される。
【0037】ところで、光量マップ33に予め格納され
た光量データは、レーザスキャンユニットの生産時に次
の要領で決定されている。
【0038】 レーザスキャンユニットをプリンタ装
置に装着し、レーザ光源に常時一定のパワーを印加した
状態でレーザ光を走査する。
【0039】 感光体が装備されるべき位置に、走査
されるレーザ光の光量を測定する装置を予め配設してお
き、この装置による光量の測定結果をコンピュータに取
り込む。この結果は、一般的に図7(A)のように両端
が減衰して現れることが明かとなっている。この原因を
追求するために、種々の実験を行った結果、レーザ光が
fθレンズ群と防塵容器のカバーグラスとを透過すると
きに喪失する光量の影響が著しいことが判明した。
【0040】コリメータレンズ系21Aの透過率,回転
多面体鏡22の反射率,fθレンズ群23の透過率及び
カバーグラス24の透過率を掛け合わせると図7(A)
の様に有効走査領域の両端部(図の左,右)で通過する
レーザ光の光量が5%〜20%少なくなる。
【0041】従って、fθレンズ群23やカバーグラス
24にレーザ光が入射する角度が大きい所(両端部)は
透過するレーザ光の光量が少ない為(図7(A))、感
光体1上での光量は図7(C)に示すように両端部で弱
くなる。
【0042】 で測定した結果を図3(C)に示す
理想的な光量分布と比較して差分を求める。この結果を
図3(B)に示す。
【0043】 この図3(B)の結果から変化の度合
い(%)を抽出し、これをで初めにレーザ光源を駆動
したときの電圧値に適用する。具体的には、光量(%)
の最も低い位置(図3(B)の中央)での値がにおけ
る駆動電圧値に該当すると仮定して電圧分布を算出す
る。
【0044】 の結果をトリガパルスと同一の周波
数でサンプリングし、得られた標本値を光量データとし
て光量マップに格納する。 で光量データを格納した光量マップに基づいてレ
ーザ光源を駆動し、からの処理を繰り返す。この繰り
返し回数を増やすほど理想的な光量マップを得ることが
できる。また、最適な電圧分布を求めることができた
ら、この結果に基づいて変換係数を算出しておき、以降
は、図3(B)の結果に係数を乗じて電圧分布を求める
ようにしてもよい。
【0045】光量マップ33に予め格納された光量デー
タは、上述のように決定されているので、前述のよう
に、この光量データに基づいてレーザ光源21を駆動す
ると、このレーザ光源21から照射されるレーザ光の光
量は、図3(B)に示すように走査位置の両端が中心よ
りも強めになる。このレーザ光がfθレンズ群23とカ
バーグラス24とを透過すると、走査位置の両端部で光
量を喪失するので、図3(C)に示すように走査位置に
依らず一様な光量分布を得ることができる。
【0046】こうして、一走査分の画像データ及び光量
データを出力し終えると、プロセッサ31は、直ちに次
の走査に必要とする画像データを読みだして保持する。
光量データは、走査の回数によらず共通なので、前回読
みだしたデータをそのまま使う。以降、走査位置検出手
段4が走査位置情報Sを出力する段からの処理が繰り返
し行われ、感光体1表面に静電潜像が形成され可視化さ
れる。
【0047】このように、本参考例によれば、予め光量
マップ33に格納された光量データに基づいてレーザ光
源21から出力されるレーザ光の光量を有効走査領域の
中心から外側に向けて増大するように制御するので、f
θレンズ群23とカバーグラス24とを透過して光量を
一部喪失したレーザ光は、感光体1表面において、走査
位置によらず一律で最適な光量を保っている。
【0048】次に、本発明の一実施例を図4乃至図6に
基づいて説明する。本実施例は、前述の参考例と比較し
て、走査位置検出手段の構成及び制御部の構成が異な
り、その他の構成については、前述の参考例と同一とな
っている。従って、同一のものには同一符号を付して説
明を省略する。
【0049】本実施例において、走査位置検出手段14
は、回転多面体鏡22の回転平面上に対角線上に設けら
れた反射部Hと、当該回転多面体鏡22の回転平面上の
外周側に光を照射してその反射光を検出して走査位置情
報Sを出力する光センサ41とにより構成されている。
【0050】反射部Hは、回転多面体鏡22の回転平面
を成す六角形に引くことができる3本の対角線上にそれ
ぞれ配設されており、当該回転平面の外周側から回転中
心に向けた鏃型形状に形成されている。材質は、例えば
アルミ箔材等である。
【0051】光センサ41は、光の照射と反射光の受波
とが可能なものであり、照射する光の指向性に優れたも
のであることが望ましい。この光センサは、レーザスキ
ャンユニットの内壁面に支持されていて、そのセンサ本
体部分が回転多面体鏡22の回転平面の外周上方に固定
されている。また、光センサ41からの照射光は、反射
部Hに有効に到達し、その反射光は、確実に光センサ4
1に向けて反射されるようになっている。
【0052】レーザ光源21を駆動する制御部13は、
図5に示すように、上位装置から送られる画像データを
蓄積するバッファ32と、このバッファ32から取得す
る画像データと位置検出手段14から取得する位置検出
情報Sとに基づいてレーザ光源21の駆動を制御するプ
ロセッサ131とを備えている。符号35はプロセッサ
131が出力する光量データをアナログ量に変換するD
/A変換器を示し、符号36は外部信号によって入切さ
れるスイッチを示す。
【0053】プロセッサ131は、光センサ41から出
力される走査位置情報Sに基づいてレーザ光源21から
出力されるレーザ光の光量を高と低の2段階に制御する
機能を備えている。この機能は、プロセッサ131に
されたマイクロプログラムを逐次処理することによっ
て実現されている。
【0054】この他の構成は、従来の電子写真プリンタ
と同一となっている。
【0055】次に、上述の構成の動作を図4乃至図6に
基づいて説明する。
【0056】装置全体が稼働状態に設定され、上位装置
から印刷データを受信すると、走査光学部2の回転多面
体鏡22が回転駆動され、レーザ光源21からレーザ光
が照射されるのを待つ。
【0057】このとき、プロセッサ131は、上位装置
から転送されバッファ32に蓄積した画像データのう
ち、一走査分に相当する画像データを読み出して保持す
る。
【0058】次に、プロセッサ131は、走査の基準位
置を検出するために位置検出手段14の光センサ41を
駆動して回転多面体鏡22の回転平面上に光を照射させ
る。次に、光センサ41が、この回転平面上に設けられ
た反射部Hからの反射光を受波すると、同時に位置検出
情報Sとしての信号をプロセッサ131に出力する。こ
の信号の出力は、光センサ41が反射光を受波している
間連続的に出力される。一方、光センサ41は、反射光
を受波していない間は信号を出力しないので、回転多面
体鏡22が等速回転することにより一定の周期をもつパ
ルス信号を生成する。このパルスの周期は1回の走査が
行われる周期に等しいため、プロセッサ131は、この
パルスの立ち上がりを捕らえて1走査分の画像データの
出力を行うようになっている。
【0059】また、プロセッサ131は、上述の画像デ
ータ出力とは別に、レーザ光源21から出力されるレー
ザ光の光量を決める光量データを常時D/A変換器35
に出力している。この光量データが示す値は、プロセッ
サ131が備える2つのレジスタRa,Rbに格納され
ている。光センサ41から出力されるパルス信号がHi
を示すときには、レジスタRaに格納されている値が光
量データとして出力され、当該パルス信号がLowを示
すときには、レジスタRbに格納されている値が光量デ
ータとして出力されるようになっている。
【0060】レジスタRa,Rbに格納される値は次の
ように決定されている。レジスタRbには、レーザ光源
から出力されるレーザ光の光量が従来と同一となるよう
な値を格納する。一方、レジスタRaには、従来例に示
す場合において、感光体1表面に到達したレーザ光の光
量のうち最低の光量を記録した走査位置において、感光
体1表面に静電潜像を形成するのに必要な最低の光量を
得られるような値を格納する。
【0061】ここで、前述した回転多面体鏡22の回転
平面上に設けられた各反射部Hの円周方向幅は、走査位
置のどの部分でRaに格納された値を光量データとして
用いるかを最適に決定している。
【0062】このため、本実施例によれば、図6(B)
に示すような分布を有するレーザ光がレーザ光源21か
ら出力されることとなり、この結果、fθレンズ群23
及びカバーグラス24を透過して光量を一部喪失したレ
ーザ光の分布は、図6(C)のように現れる。従って、
感光体1表面においても、走査領域の全体にわたって静
電潜像の形成に必要な十分な光量を得ることができる。
【0063】なお、制御部が備える光量制御の機能は、
この制御部に設けられレーザ光源21から出力される光
量を自由に調整することができる可変抵抗と、この可変
抵抗の調整ツマミに連結され当該調整ツマミを物理的に
連動するモータ等とにより構成されてもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、制御部が、走査位置検出手段か
ら出力される走査位置情報に基づいてレーザ光源が出力
するレーザ光の光量を有効走査領域の中心側が低レベル
かつ外側が高レベルとなるように制御するので、有効走
査領域の中心側より外側を走査しているときのレーザ光
源の出力光量が増大し、fθレンズ群及びレーザスキャ
ンユニットのカバーグラスを透過した後の光量のうち特
に有効走査領域の外側で生じていた光量の一部喪失を有
効に補償することができ、これがため、感光体表面の全
体において安定した露光による静電潜像が得られるの
で、印刷出力される画像の印刷濃度のばらつきを抑制し
た従来にない優れた電子写真プリンタを提供することが
できる。
【0065】レーザ光の光量を一定とした場合に、感光
体表面に到達したレーザ光の光量のうち最低の光量を記
録した走査位置において、当該感光体表面に静電潜像を
形成 するのに必要な最低の光量を、高レベルとした場合
は、走査領域の全体にわたって静電潜像の形成に必要な
十分な光量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる参考例の構成を示す一部省
略した構成図である。
【図2】図1に示す制御部の内部構成を説明するブロッ
ク図である。
【図3】図1に示すレーザ光源から出力されたレーザ光
の光量変化を示す線図で、図3(A)は走査位置によら
ず一定光量のレーザ光をfθレンズ群及びカバーグラス
に入射したときの透過分の光量を示す線図、図3(B)
はレーザ光源から出力されるときの光量を示す線図、図
3(C)は感光体表面に到達したときの光量を示す線図
である。
【図4】本発明の一実施例の構成のうち、特に走査位置
検出手段の構成を示す構成図である。
【図5】図4に示される位置検出手段に接続される制御
部の内部構成を示す構成図である。
【図6】本発明の一実施例における、レーザ光源から出
力されたレーザ光の光量変化を示す線図で、図6(A)
は走査位置によらず一定光量のレーザ光をfθレンズ群
及びカバーグラスに入射したときの透過分の光量を示す
線図、図6(B)はレーザ光源から出力されるときの光
量を示す線図、図6(C)は感光体表面に到達したとき
の光量を示す線図である。
【図7】従来例のレーザ光源から出力されたレーザ光の
光量変化を示す線図で、図7(A)は走査位置によらず
一定光量のレーザ光をfθレンズ群及びカバーグラスに
入射したときの透過分の光量を示す線図、図7(B)は
レーザ光源から出力されるときの光量を示す線図、図7
(C)は感光体表面に到達したときの光量を示す線図で
ある。
【符号の説明】
1 感光体 2 走査光学部13 制御部14 走査位置検出手段 21 レーザ光源 22 回転多面体鏡 23 fθレンズ群 24 カバーグラス 33 光量マップ H 反射部 S 走査位置情報 Tp トリガパルス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、この感光体の表面にレーザ光
    を照射して静電潜像を形成する走査光学部と、当該レー
    ザ光の照射タイミングを制御する制御部とを備え、 前記走査光学部が、前記レーザ光を出力するレーザ光源
    と、このレーザ光源から出力されたレーザ光を前記感光
    体表面の所定位置に向けて反射する回転多面体鏡と、こ
    の回転多面体鏡が反射したレーザ光を当該感光体表面の
    所定位置に集光するfθレンズ群とを備える電子写真プ
    リンタにおいて、 前記制御部に、前記感光体表面でのレーザ光の走査位置
    を検出する走査位置検出手段を併設すると共に、前記走査位置検出手段が、前記回転多面体鏡の回転平面
    上に対角線状に設けられた反射部と、当該回転多面体鏡
    の回転平面上の外周側に光を照射してその反射光を検出
    する光センサとにより構成され、 前記制御部は、前記光センサによって反射光が検出され
    ている場合に、前記レーザ光源から出力されるレーザ光
    の光量を高レベルとし、当該反射光が検出されていない
    場合に、当該レーザ光の光量を低レベルとする機能を有
    する ことを特徴とする電子写真プリンタ。
  2. 【請求項2】前記レーザ光の光量の低レベルは、通常の
    光量であり、 前記レーザ光の光量を高レベルは、当該レーザ光の光量
    を一定とした場合に、前記感光体表面に到達したレーザ
    光の光量のうち最低の光量を記録した走査位置におい
    て、当該感光体表面に静電潜像を形成するのに必要な最
    低の光量である、請求項1記載の電子写真プリンタ。
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