JP4486683B2 - 自動化工程に特に適した単数及び複数の綴じ具 - Google Patents

自動化工程に特に適した単数及び複数の綴じ具 Download PDF

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Description

本発明は、複数の穴開き用紙又は類似物を保持するための綴じ具に関し、より厳密には、本発明は、自動製本工程に特に有用な、綴じ具を連結するための構造に属する。
通常、機械的に綴じられる本は、比較的小型で安価ではあるが各本を製作するのに相当な労働力を必要とする機械、又は本当たりに必要な労働力は遙かに少ないが大型で高価な機械、の何れかの機械を使用して製作されている。小型で安価な機械の使用は拡大し、多くの事務所に設置されている。この様な機械は、操作者が、使用についてある程度の訓練を受けていて、本を製造する仕事に十分な時間を費やせる場合には、比較的少量の本を製作するのに適している。しかしながら、このような小型で安価な機械を使用した場合、組み立てる本の数が増えるにつれ、必要な人力は相当なものになる。実際に、操作者が20冊から50冊の本を組み立てるのに1時間以上費やすということも珍しくない。
他方、自動化された機械は、事務所にはめったに見られない。むしろ、その様な機械は、専門の印刷店や製本所で目にすることが最も多い。それらの機械は、20冊から50冊の本を2分から5分という短い時間で製作することができるが、自動化された機械の大きさ及び費用のせいで、小規模又は時々しか使用しないユーザーには手が出ない。その結果、それらのより効率的で自動化された機械は、通常、機械的に綴じることを要望する人々の内の極少ない割合の人しか利用できない。また、その様な自動化された機械を設定することや、綴じ具の大きさ又は色を別のものに変えるために機械を設定し直すことは、操作者にとって時間の掛かる場合が多い。自動製本機の操作と設定に必要な専門的訓練は、一般的な事務所のユーザーが享受できる利便性を更に制限している。
しかしながら、ここ20年の間に、文書類の作成と印刷のやり方には劇的な変化が見られた。パーソナルコンピュータやワープロソフトウェアの出現と導入によって、文書の作成に対するユーザーの選択肢が大きく拡大した。コンピュータとプリンタとの費用が大幅に下がったことと、効率と出力が大きく進歩したこととが相まって殆ど誰もが、パンフレット、マニュアル、本、カレンダーなどをデザインし印刷することができるようになった。文書類をデザインして印刷できることが普及するにつれ、文書の作成に要する時間量は劇的に下がった。とはいえ、不幸にも、それら文書を作成する人々の大部分にとって、過去20年の間、機械的製本を行う能力が顕著に改善されているわけではない。
文書を機械的に綴じる能力は、大部分は現在利用できる製本様式に伴う根本的な問題が原因で、文書を作成、編集、及び印刷する能力に追いついていない。穴開き用紙又は類似物の束を機械的に綴じるのに、金属製螺旋ワイヤ又はプラスチック製螺旋、ダブルループワイヤ、ワイヤ櫛形具又はハンガー型設計、プラスチック製櫛形具、ホットナイフ又はコールドナイフストリップ(本発明の譲受人によりVeloBind(登録商標)として市販)、3穴バインダの様なルーズリーフバインダ、及び譲受人のProClick(登録商標)の様な他の専用の機械製本構造を含む、様々な種類の綴じ具が利用されてきた。ワイヤ櫛形具又はハンガー型設計のその様な綴じ具の例が、例えば、Trussellに付与された米国特許第2,112,389号、及びJonesに付与された米国特許第4,832,370号並びに米国特許第4,873,858号に開示されており、一方、この様なバインダを組み付けるための機械が、Adamsに付与された米国特許第4,031,585号、Archer他に付与された米国特許第4,398,856号、Jonesに付与された米国特許第4,525,117号、Flattに付与された米国特許第4,934,890号、及びBagrokyに付与された米国特許第5,370,489号に開示されている。他の製本装置は、例えば、以下の文献、Emmerに付与された米国特許第2,089,881号及び米国特許第2,363,848号、Schadeに付与された米国特許第2,435,848号、Liebmanに付与された米国特許第2,466,451号、Heusenkveldに付与された米国特許第4,607,970号、Imに付与された米国特許第4,904,103号、Amrich他に付与された米国特許第5,028,159号、及びAbildgaard他に付与された米国特許第4,369,013号、再審査認可証B1第4,369,013号と(再)第28,202号に開示されている。プラスチック製櫛形具又はフィンガ式綴じ具を組み立てる機械は、Scharerに付与された米国特許第4,645,399号、Vercilloに付与された米国特許第4,900,211号、Nanos他に付与された米国特許第5,090,859号、及びHotkowski他に付与された米国特許第5,464,312号の様な特許に開示されている。ネイル型及びVeloBind(登録商標)の用具は、Abildgaard他に付与された米国特許第4,620,724号、及びAbildgaardに付与された米国特許第4,685,700号、米国特許第4,674,906号並びに米国特許第4,722,626号の様な特許に開示されている。引用した全ての特許及び刊行物は、ここに参考文献として含まれるものとする。
綴じ具は、通常、背骨部を含んでおり、その背骨部から複数の指状部が延びていて、これら指状部を用紙の束の穴に通して組み付ける。この背骨部は、直線で、長手方向に伸張するヒンジが有るものも無いないものもある。代わりに、背骨部は、ワイヤ櫛形具又はハンガー型の綴じ具の場合のように、ワイヤを順次曲げることにより形成してもよい。上記製本方式は、それぞれに利点があるが、又それぞれに、製本の様式に特定の、様々な制限に苦しめられている。
この様な綴じ具は、普通は細長い背骨部と指状部とを含んでおり、その綴じ具の構造のせいで、まとめて保管すると普通は絡まってしまう。個々の用具を用紙の束に挿入して組み付けたり用具を製本機に挿置するために、絡まった綴じ具を解くことは、面倒且つ時間の掛かる処理である。また、この絡みつく傾向は、そのような綴じ具を、自動送給が望ましい自動製本工程又は機械で、使用することを複雑にし又は妨害する。綴じ具を機械に手作業で送給するのに要する時間のせいで、効率的な大量の自動製本運転が実施不可能になってしまう。
この様な製本装置は、所与の綴じ具に対して所定の指状部長を含んでおり、その綴じ具の構造のせいで、普通は、事前に選択された厚さの用紙の束を綴じる場合か、或いは限定された範囲の厚さの用紙の束を綴じる場合にしか使用されない。その結果、時には広範囲な厚さの用紙の束を綴じる場合もあるユーザーは、一定範囲のサイズの綴じ具の在庫を維持する必要がある。この様々なサイズの綴じ具の在庫は、ユーザーが、紙自体が一定範囲のサイズを有している用紙を綴じる場合、即ち綴じられる用紙の束の用紙の長さが変動する場合には、更に倍増する。
綴じる用紙の束の厚さが変動するのに対処するため、様々な綴じ付け設計が提案されている。Jordanに付与された米国特許第2,779,987号では、第1ストリップから2本の枝が伸張していて、各枝が保持ストリップの穴に入り込み、保持ストリップが、この枝を正しい位置に固定するラチェット式構造を含んでいるようなものが開示されている。もっと広く使用されている設計は、代表的には、第1ストリップから伸張する一対の屈曲可能な枝を含んでおり、枝を、用紙の束の穴に挿通し、次に保持ストリップの穴に差し込む。次いで、それぞれの屈曲可能な枝を折り返して、保持ストリップの軸線に実質的に隣接するように配置し、その後、相互係止構造又は係止フランジなどを枝の曲った端部の上にスライドさせて、その位置に保持する。この型式の綴じ付け構造の例は、以下の特許、即ち、Danielに付与された米国特許第699,290号、Blizard他に付与された米国特許第2,328,416号、Whittemore他に付与された米国特許第3,224,450号、Landに付与された米国特許第4,070,736号、Nesに付与された米国特許第4,121,892号、Sjostedtに付与された米国特許第4,202,645号、Barberに付与された米国特許第4,288,170号、Dengler他に付与された米国特許第4,302,123号、Purcocksに付与された米国特許第4,304,499号、米国特許第4,453,850号並びに米国特許第4,453,851号、Jacintoに付与された米国特許第4,305,675号、並びに英国特許第1,225,120号の様な特許に開示されている。この様な設計では、ユーザーは、普通は、出来上がっている綴じ付け構造を、用紙を取り外すか又は追加するために再び開くことができるようになっている。
Giulieに付与された米国特許第3,970,331号には、更に複雑な設計が開示されている。このGiulieの設計は、図書館や他の機関で、本の綴じ方を差し替えるか、又は雑誌などを永久的に綴じるのに使用することを意図している。綴じ付け構造は、本を一体に挟むために高価な機械を使用すること無く、また熱や機械的な圧力を掛けること無く、組み付けるように設計されている。Giulieの綴じ付け構造は、用紙の束の一方の縁に沿って事前に形成された穴に隣接して、用紙の束の互いに反対側に配置された、1対の裏当てストリップを含んでいる。一方の裏当てストリップは、ラチェット歯を有する複数のスタッドを含んでおり、他方の裏当てストリップは、嵌合するラチェット歯を有する一連の穴を含んでいる。スタッドは、ラチェット噛み合いしながら穴に入り込み、受け手側のストリップ上の遮断手段が概ね破れて穴に入り込み、スタッドを穴の中に永久的に連結する。次いで、スタッドを破断又は切断する。而して、このやり方で作られた本は、内容を編集するために開いてその後係合し直すことはできない。更に、この様な綴じ方をされた本は、容易に折り返したり、ページを開いたままにすることもできない。
この様な綴じ具は、一般に、高度に自動化された製本機に対する適合性がない。自動製本機は、綴じ具の供給部を装置内又はその付近に設ける必要がある。綴じ具のマガジンに装填できる綴じ具の数が増えるほど、操作者の介入無しに機械の稼動できる時間が長くなる。但し、マガジンの全体的な大きさが小さくなればなるほど、理論上は、機械の物理的な寸法を小さく設計することができる。
一般的な事務所で使用するには、50個から100個の綴じ具の入るマガジンが理想的であると思えるが、現在入手可能な大部分の綴じ具は本質的に嵩張るので、この様に大量の綴じ具を収容するようマガジンに求めるのは非現実的である。例えば、ルーズリーフバインダは、カバーとリングを一体化したアッセンブリが非常に大きな空間を占めるので、上記の視点から見ると劣っている。ルーズリーフバインダは、一方を他方の内部に入れ子状に配置することはできても、50個から100個のルーズリーフバインダを収容するにはかなりの長さのマガジンが必要となる。交互に積み上げたとしても、かなりの体積が必要になる。例えば、厚さ2分の1インチの文書を綴じることができる50個のバインダの場合、体積は1700立方インチになる。同様に、50個のプラスチック製櫛形具、金属製螺旋、ダブルリングワイヤ、又はプラスチック製螺旋の綴じ具は、互いに噛み合わせることができず且つ既存の機械に供給することを前提とすると、それぞれ240立方インチ程度の体積を必要とする。本発明の譲受人のProClickの綴じ具は、各綴じ具が開いた状態で機械に供給されることを前提とすると、320立方インチ程度を必要とし、一方、やはり本発明の譲受人の綴じ具であるVeloBind(登録商標)は、206立方インチ程度を必要とする。上記概算的な体積は、それぞれ、綴じ具が互いに接した状態で最も嵩張らない編成に配置できることを前提としている。従って、上記体積推定値は、向きの制御や機械へ送出する際の補助のための設備は一切含んでいない。
自動化のために綴じ具をパッケージングする際は、相当な追加の問題が生じる。綴じ具の耐久性自体が、綴じ具を自動化された機械に供給する方法を制限する。例えば、金属製螺旋及びダブルループワイヤは、細い金属製のワイヤで作られており、綴じ付けの前でも後でも比較的容易に変形し、綴じ付け前であれば綴じ付けが困難又は不可能になり、綴じ付け後であればページがめくり難くなったり、紙自体に傷が付いたりする。金属性螺旋及びダブルループワイヤの綴じ具は、特に、綴じ付け前に損傷を受け易いので、綴じ具のパッケージングは、製本機へ送り込む際に綴じ具を保護するものでなければならない。
代わりに、金属製螺旋及びプラスチック製コイルの綴じ具は、フィラメントのみが製本機に供給され、製本機自体が、螺旋又はコイル形状を作り出して本を綴じる場合には、空間的により効率的である。この方法は、今日、多くの製本所で大型の自動化された機械に採用されている。但し、50個から100個の綴じ具では、このパッケージングによる空間節約度は、付形機構自体が必要とする空間による相殺分を上回る。更に、この様なコイル付形装置は、追加的な費用並びに信頼性と操作者の訓練という課題を持ち込む。
事前に形成された綴じ具が使用される場合、操作者の負荷をできる限り少なくするために、綴じ具マガジンは、十分な量の綴じ具を収容せねばならないだけでなく、綴じ具を製本機との相互作用に適した形態に支持し、整合させ、供給せねばならない。この様に、製本機が、綴じ具をマガジンから取り出して、これを製本機構内の用紙の束との相互作用にとって正しい位置に、且つ最終的に本が完成する前において、置くことができるように、綴じ具を供給しなければならない。実質的に全てのルーズ式綴じ具、即ち細長い背骨部及び指状部の綴じ具の構造は、綴じ具をマガジンが制御しない限り、絡まる傾向が非常に高い。それぞれ概ね、半径方向のスロットを有する中空のチューブの様に見えるプラスチック製櫛形具でさえ、或る綴じ具の背骨部が別の綴じ具の巻かれた縁部の下に滑り込んだときには、時には絡まってしまうことがある。その結果、パッケージングの方法が綴じ具を制御しないのであれば、製本機側が綴じ具の絡みを解く十分な機構を持たねばならない。このような絡みを解く機構は、恐らくは実現が不可能なほど複雑であると共に高価で信頼性も劣るであろう。
大型の自動化された機械は、様々な方法で、絡みを排除し又はできる限り小さくするよう、綴じ具の制御を試みてきた。例えば、ダブルループワイヤは、しばしば、スプールに巻き付けられた連続する「ロープ」として形成される。スプールの絡みを防止するため、紙片又は他の分離材料を綴じ具と共に巻きつけ、バリヤとして働かせている。この紙片は、綴じ具が使用されると共に、解かれて、製本機により処分されねばならない。スプールが大きくなりがちである(直径15インチ、幅15インチのスプールは、体積が2650立方インチになる)という事実以外に、この方法では、綴じ具のパッケージング費用が嵩み、廃棄物が出て、綴じ具の切り替えの際に余分な工程が加わることになる。
プラスチック製櫛形具は、例えば、米国特許第5,584,633号に示されているように、接着剤を使って、綴じ具をファンフォールド紙の連続ウェブに貼り付けることにより自動化されている。機械は、トラクター送給システムを使用して紙を送り、必要に応じて個々の綴じ具を紙から分離させる。しかしながら、接着剤は時間と環境要因に敏感なため、このシステムは実用面で問題がある。接着剤が、綴じ具を適切に保持しないと、綴じ具は紙から完全に剥がれてしまうか、紙上で捩れたり、めくれたりするか、何れかの状態になり、綴じ具が駄目になり、及び/又は製本機内に詰まりが起きる結果となる。
例えば、米国特許第5,669,747号に示されているように、プラスチック製コイル型の綴じ具も、製本機の、各綴じ具を他の綴じ具から分離して維持する、区画に仕切られたカートリッジに送り込まれ、絡みつかないようにされている。このシステムには、一般に、パッケージング費用が非常に高く、全般的にパッキング効率が悪い、という明らかな欠点がある。この通則に対する例外がVeloBind(登録商標)であり、これは、一方のストリップのプラスチック製の雄型ネイルが別のストリップの雌型穴に入り込むという、2部品の綴じ具構造である。VeloBind(登録商標)は、100個のストリップがカセットに効率的にパッケージされている(例えば、米国特許第4,844,974号、米国特許第5,051,050号、米国特許第5,383,756号)。VeloBind(登録商標)は、パッケージング及び自動化の成功した解決法であることが証明されているが、VeloBind(登録商標)型の綴じ具で綴じた文書は、「平らに寝かせる」即ち、ユーザーがページを保持すること無しには平らに広げたままにしておくことができない。この特性は、ユーザーが、正真正銘の「平らに寝かせる」製本様式を求めている場合に対応できる可能性を制限する。更に、VeloBind(登録商標)型の綴じ具は、ページをめくった後、ページを本の裏にきれいに「巻き付ける」ことができず、即ち、使用中は文書にあまり空間を使わせない特性を実現できない。
自動製本工程には、綴じ具自体の寸法安定性も大きく影響する。多くの機械的製本様式には、首尾よく自動化することを困難にする、固有の製造上のばらつき又は材料特性がある。例えば、ダブルループワイヤは、一本のワイヤフィラメントを櫛模様に形成して構成されたものである。その後、櫛の指状部を背骨部に向けて曲げて、「C」字の輪郭を作る。製本工程では、次いで、指状部を背骨部の反対側の根元に向けて付勢し、綴じ具を閉じて丸い「O」字の形状を作る。金属ワイヤは、固有の弾性特性を有しているので、跳ね戻った後も綴じ具が確実に閉じているようにするためには、指状部の先端部を付勢して、強制的に或る長さ分だけ根元を通り越して移動させねばならない。正しい綴じ付けを得るのに必要な超過移動量は、ワイヤの直径、ループの直径、ワイヤの材料特性、及び「C」字形状生成中に金属ワイヤに生じる加工硬化によって異なる。ワイヤ型綴じ具の各製造業者は、異なるブランドのワイヤフィラメントを使用しており、ループの形状については、僅かに異なる輪郭を採用している。所与の製造業者のダブルループワイヤの綴じ具内では、標準的な製造許容誤差であっても、求められる超過移動量が必ずしも一定にならないほどのばらつきが箱毎に発生することになる。このばらつきのせいで、製本機械には、寸法変更に対してのみならず、ワイヤ型綴じ具のバッチ毎に、閉じるストローク又は停止位置を調整可能とする必要が生じる。このやり方は、機械が長期運転用に設定されているか、又は操作者が常に付き添っている場合には、受け入れることができる。しかしながら、不都合なことに、この様なばらつきに鑑み、設定が容易で、変更が容易で、信頼性の高い製本機を製作するのは非常に困難である。
製本工程の自動化に関して、綴じられた本が専門家の手になるような外装を備えているようにするためには、ピッチも懸念事項である。ピッチは、連続する指状部ループの間の間隔が必ずしも一定ではないダブルワイヤ型で特に問題となる。櫛形状は一本のフィラメントから形成されるため、各指状部を次の指状部に対して正しい位置に保持する、連続する造形又は背骨部が綴じ具には存在しない。各指状部を綴じられる用紙の穴と確実に正しく揃えるために、製本機は、指状部を拘束又は案内せねばならない。これは、金属製螺旋及びプラスチック製コイルの綴じ具にとっても問題である。これらの綴じ具は、本質的にばね定数の低いばねなので、製本機は、綴じ具を文書に通しながら回転させる際に、綴じ具の先導点の軸方向位置を制御し案内せねばならない。
プラスチック製コイルでは、その材料特性から更に別の不都合が発生する。プラスチック製コイルの綴じ具は、一般に、軟化温度範囲まで加熱して、冷却される前にマンドレルに巻きつけて形成した、押出し成形されたビニールのフィラメントである。この処理では、射出成形されたプラスチック部片に見られるものと同様の応力が、綴じ具に残りがちである。その後、綴じ具が高温に曝されると、それら応力によって綴じ具は「弛緩し」、直径が変化し、ひいては綴じ具の長さが変化する。ビニールの溶融温度は低いので、通常の輸送、保管、及び使用の間に上記高温に遭遇する可能性は高い。この事態は、夏、輸送段階中に数日間トラックに積まれていることになれば、特に問題となる。上記寸法変化は、綴じ具を穴に通しながら送給することを更に困難にすると共に、綴じ付け後に綴じ具が用紙からめくれ出ないようにするのに採用されているクリンプ加工を害する恐れがある。
この様に、現在知られており産業界で入手可能な各綴じ具は、綴じ付けに先立つ綴じ具のパッケージングか、綴じ具に関係する綴じ付け工程の自動化か、綴じ具によって綴じられた本の品質か、の何れかに或る種の不都合を呈している。従来のルーズリーフ型バインダは、嵩張って、容易且つコンパクトにパッケージングできない。それらは、使用中も厄介で、綴じ付けた文書に比べて相当な空間を占める。また、ルーズリーフバインダのカバーは、バインダの裏に巻き付けることができたとしても、個々のページは明らかにそうはできない。従って、綴じ具と、大規模な製本所以外でも使用できる、手ごろな価格で使い勝手が良く信頼性の高い機械的な製本機と、を製作することが望まれている。
米国特許第2,112,389号 米国特許第4,832,370号 米国特許第4,873,858号 米国特許第4,031,585号 米国特許第4,398,856号 米国特許第4,525,117号 米国特許第4,934,890号 米国特許第5,370,489号 米国特許第2,089,881号 米国特許第2,363,848号 米国特許第2,435,848号 米国特許第2,466,451号 米国特許第4,607,970号 米国特許第4,904,103号 米国特許第5,028,159号 米国特許第4,369,013号 米国特許再審査認可証B1第4,369,013号 米国特許(再)第28,202号 米国特許第4,645,399号 米国特許第4,900,211号 米国特許第5,090,859号 米国特許第5,464,312号 米国特許第4,620,724号 米国特許第4,685,700号 米国特許第4,674,906号 米国特許第4,722,626号 米国特許第2,779,987号 米国特許第699,290号 米国特許第2,328,416号 米国特許第3,224,450号 米国特許第4,070,736号 米国特許第4,121,892号 米国特許第4,202,645号 米国特許第4,288,170号 米国特許第4,302,123号 米国特許第4,304,499号 米国特許第4,453,850号 米国特許第4,453,851号 米国特許第4,305,675号 英国特許第1,225,120号 米国特許第3,970,331号 米国特許第5,584,633号 米国特許第5,669,747号 米国特許第4,844,974号 米国特許第5,051,050号 米国特許第5,383,756号 米国特許出願第10/488,193号
本発明の主な目的は、製本機の自動送給装置に容易に利用することができ、且つ絡みが起き難い、複数の綴じ具を提供することである。関連する目的は、綴じ具同士の絡み付きをできる限り少なくし又は防止した、コンパクトな配列の複数の綴じ具として、信頼性高くパッケージングすることのできる綴じ具を提供することである。
更に別の目的は、或る範囲の厚さの本を綴じるのに使用される1つの綴じ具を提供することである。
本発明の別の目的は、連結構造が綴じ具の使用又は最終的な外観の邪魔にならない、綴じ具の連結群を提供することである。
本発明の別の目的は、綴じられた本をページを広げた状態で表面に置くことができるようにした綴じ具を提供することであり、関連する目的は、綴じられた本のページを折り返すことができ、ページを実質的に360度めくることができるようにした、綴じ具を提供することである。
本発明の更に別の目的は、綴じられた用紙の束に、魅力的で専門家の手になるような外装を備えているような綴じ具を提供することである。
本発明の他の目的は、経済的且つ効率的に製造できる複数の綴じ付け装置を提供することである。
更に別の目的は、ポリマーで使用される既知の技法を使って製作した、綴じ具の連結群を提供することである。
本発明の上記及びこの他の目的は、当業者であれば、図面を参照しながら次の本発明の要約及び詳細な説明を読んで頂ければ明らかとなるであろう。
本発明は、自動製本工程に使用するのに特に適した複数の綴じ具を提供している。個々の綴じ具は、背骨部を備えており、この背骨部から複数の指状部が延びている。綴じ具は、平らに横たわり、シート材から型抜き成形できるように、実質的に均一の厚さであるのが望ましい。綴じ具は、内側面と外側面とを有している。用紙の束に組み付けた後、指状部を、背骨部越しにループ状にして、指状部の内側面が背骨部の内側面に当たるようにこの背骨部の内側面に連結する。指状部は、適していれば任意の手段で取り付けてもよいが、背骨部に沿って圧力活性接着部を設けるのが望ましい。本発明の教示によれば、綴じ具の外側面の少なくとも一部は、接着部への永久的な固着を防止している。その結果、複数の綴じ具は、まとめて積み重ねられ、用紙の束に差し込む際に連続的に連結を解かれ、又は取り外される。永久的な接着を防止するには、例えば、シリコーンを被覆するなど、任意の適切な手段が提供されてもよい。
綴じ具は、丸い閉ループ構造を形成するために、指状部に沿って筋目部又は曲り部を設けてもよい。指状部が真っ直ぐになるのを防止するために、曲り部に沿ってガセットを設けてもよい。また、指状部は、指状部の長さ方向に沿って断面を変化させ、その変化が或る種の応力を逃がして、指状部が応力集中箇所で折れ曲がらないようになっていることが望ましい。
複数の綴じ具は、自動式製本工程と相互作用し易くする構造を更に提供することが望ましい。例えば、綴じ具は、製本機などの中で位置決めし易くするための開口部、窪み部、又は突起部の様な構造、隣接する綴じ具と切り離し易くするための窪み部又は突起部の様な構造、及び窪み部又は突起部の様な、指状部を自動的に閉じる作業をやり易くするための構造、を含んでいてもよい。
本発明の上記及びこの他の目的並びに利点は、当業者であれば、図面を参照しながら、次の本発明の要約と詳細な説明を読んで頂ければ明らかとなるであろう。
これより図面を参照してゆくが、図1は、本発明の教示に従って作られた綴じ具50を示している。綴じ具50は、背骨部52を含んでおり、その背骨部52から一方の縁56に沿って複数の指状部(フィンガ)54が伸張している。図2に示すように、穴開き用紙の束62に組み付けられた状態では、指状部52の遠位端(末端)58が、穴60に挿入され、背骨部52に連結されて、用紙の束62を貫く閉ループ64を形成している。綴じ具50は、内側面66と外側面68とを有している。綴じ具50の現時点での好適なアッセンブリでは、指状部54の遠位端58の内側面66は、図2に示すように、背骨部52の内側面66に押し付けられて配置されていることが重要である。そのため、綴じ具50の各指状部54の閉ループ64は、背骨部52の一方の縁56から外向きに伸張している。その結果、指状部54の遠位端58が貼り付けられている背骨部52を、用紙の束62のうち2枚の用紙の間に配置することができる。遠位端58が貼り付けられた背骨部52は、図2に示すように、裏表紙70と綴じられた用紙の束62の最後の用紙72との間に配置されるのが望ましい。この配置にすると、綴じられた用紙の束62と閉じた綴じ具50とは、綴じられた本の魅力的な外観を与える。更に、綴じられた本の縁には、背骨部52ではなく複数の並列指状部54しか存在しないために、その綴じられた本の各用紙を表面上に平坦に置くことができ、又は、その綴じられた本の連続する用紙を見ながら連続する用紙をめくって、全面を裏表紙70に押し当てて配置することができる。
指状部54の遠位端58は、任意の適当な手段で背骨部52に固定してもよい。現時点で好適な実施形態では、例えば図1に示すように、背骨部52の内側面66の少なくとも一部に沿って、接着部80が設けられている。接着部80は、指状部54と背骨部52とを適切に固定できれば、任意の接着剤であってもよい。アクリルを主成分とする感圧接着剤、具体的には3M220Stamark(登録商標)が現時点で好適な接着剤であるが、例えば、2材接着剤、スーパーPSA又は剥離紙付きPSA、注液接着剤、ホットメルト接着剤、又は紫外線硬化接着剤の様な任意の適当な結合用接着剤を使用してもよい。なお、他の連結手段を、追加的又は代替的に設けてもよいと理解されたい。一例として、本願の譲受人に譲渡されている米国特許出願第10/488,193号に開示されているものと同様の方法で、指状部54の遠位端58を背骨部52に機械的に連結してもよく、同特許出願の開示内容全体を参照することによって、当該内容は本願に組み入れられている。代わりに、例えば、加熱、溶接、スピン溶接、フラップロック(flap locks)、ジプロック、一体型スナップ又はリベット、ロックタブ(lock tabs)、Velcro(登録商標)、ホチキス留め(stapling)、針無しホチキス留め、リベット、圧延、又はかしめ、を採用してもよい。
固定は、各ページを取り外したり追加することができるように、取り外し可能なものでもよい。代わりに、不正(開封)防止綴じとするために、固定を、より永久的な性質のものにするか、及び/又は装置に不正開封がわかる構造を設けてもよい。例えば、図3に示すように、指状部54の遠位端58に弱体化部分74を設けてもよく、例えば、一連の切り込み74又は薄層域を形成してもよい。なお、当業者には理解頂けるように、指状部54の遠位端58のこの様な切り込み74又は薄層域を、より永久性の高い接着固定部(接着部)80上に設けると、接着固定部80の保持力は、切り込み74又は薄層域の間に形成される綴じ具材料の薄片76の強度よりも大きくなる。その結果、指状部54の遠位端58を背骨部52から引き離そうとすると、薄片76又は薄層域は変形又は破れ易く、不正開封の痕跡が残る。切り込み74は、V字型で、指状部54の遠位端58を用紙の束62の穴60に通す際に、この前進の邪魔とならない方向を向いている点に注目されたい。
本発明の重要な特徴によれば、指状部54の閉ループ64は、比較的滑らかで均一なアーチ状の指状部54の輪郭を呈している。なお、当業者には理解頂けるように、背骨部52に向かって折り曲げてループ状にできる様な比較的的薄く可撓性のある指状部要素は、指状部54のループ区間の長さに沿う所与の位置において、一般的に力が集中する。このような曲げは、綴じ具50及び綴じられた本に魅力の無い外観を与えるだけでなく、綴じられた用紙の束62のうち連続する用紙をめくるのが難しくなるという結果を招き、特に何れかの指状部54の長さに沿って集中的な曲げが生じた場合には、そのような結果を招く。
指状部54が比較的均一で丸い閉ループ64を形成するように、指状部54は、長さに沿って断面が変化しており、ループ状の指状部54の長さに沿って曲げ応力がより均一に分布するようになっている。この変化する断面は、様々な構造的配置により実現される。例えば、図1に示すように、指状部54に、大きさが異なる逃げ又は切り抜き82を設けてもよい。なお、当業者には理解頂けるように、ループ状の指状部54内で、最大の曲げ応力が集中するストリップ部分に沿って断面積を大きくし、より小さな応力が分布するストリップ部分に沿って断面積を小さくするのが望ましい。従って、本発明は、綴じ具50の略中央部分に沿って小さい切り抜き82aを設け、指状部54の背骨部52により近接する箇所に沿って、そして指状部54の遠位端58に向かって、比較的大きな切り抜き82bを設けている。この様にして、図2に示すように、ループ状の指状部54は、そのループ区間の長さ全体に亘って滑らかに変形している。
なお、当業者には理解頂けるように、本発明によれば、交互に変化する断面を配置しても、同様に、可撓性を有する綴じ具の指状部の長さ方向に沿って、曲げ応力を所望通りに変化させることができる。例えば、図16に示す涙滴形状の様な1つの切り抜き83を設けてもよい。指状部84は、図4に示すように、幅が均一で、図5に示すように、厚さが変化していてもよい。代わりに、逃げ又は切り抜きは含まずに、指状部86、88は、例えば、図6と図7とにそれぞれ示すように、外側輪郭に変化を持たせてもよいし、又は、指状部の外側面又は周囲の連続した区間を切り取ってもよい。而して、この様な応力の逃げは、例えば、切り取り模様、幅又は厚さの変化、又は区画化、又は上記の任意の組み合わせの様な構造的変化によって提供されてもよい。
更に、より魅力的な環状の閉ループ64を提供するために、複数の曲りを綴じ具50に設けて、略円形の指状部のループ輪郭を形成し易くしてもよい。例えば、図8に示すように、複数の曲り部90を、指状部54の近位端(基端)92、例えば、指状部54が背骨部52と合う(接続する)位置近くなどに設けて、図2に示すような全体輪郭を提供してもよい。代わりに、図9に示すように、指状部54の、遠位端58から或る間隔を置いた位置に複数の曲り部94を設けて、閉じた綴じ具50が、図10に示す全体輪郭を有するようにしてもよい。なお、綴じ具50は、任意の数の代わりの曲り部を含んでいてもよく、例えば、図11に示すように、指状部54の近位端92の曲り部96と、遠位端58の曲り部98とを組み合わせて設けて、図12に示すような全体輪郭を作り出すようにしてもよいと理解されたい。この様な曲り部90、94、96、98は、ユーザーに提供される段階で綴じ具50に設けられていてもよいし、綴じ具50が、その様な曲り部90、94、96、98を形成し易くする適当な筋目部を含んでいてもよい。代わりに、このような曲り部90、94、96、98は、製本機自体で形成してもよい。曲り部90、94、96、98は、任意の適当な方法で設けてもよい。例えば、押出し又は成形工程中に曲り部90、94、96、98を製作するか、又は曲がり易くなる加工を施してもよいし、綴じ具50の筋目付けや叩きの様な、後に続く工程で曲がり部90、94、96、98を作り出してもよい。なお、例えば、曲り部90、94、96、98の位置に設けた筋目部を使って、曲り部90、94、96、98の位置の移動の自由度を高めることによって、曲がり易くしてもよいものと理解されたい。
対照的に、実質的に平坦な綴じ具50を叩いた結果生じた曲り部90、94、96、98は、例えば、構造の変化を起こし、時間の経過に伴い、曲り部90、94、96、98が、所望の形態(図8乃至図12参照)から弛緩する傾向を持ってしまう。これは、曲り部90、94、96、98が、押出し又は成形工程中に綴じ具50に形成される場合にも、同様に問題となる。この弛緩は、熱や使用される材料の種類などのような要因による。この弛緩が望ましくない実施形態もある。
最終的な綴じ具50の弛緩の影響を最小限にするために、そのような弛緩を綴じ具50の初期の製作段階で考慮に入れてもよい。例えば、綴じ具50は、曲り部90、94、96、98を、所望の角度よりも大きい角度で製作してもよい。そうすれば、時間の経過を伴い、曲り部90、94、96、98の角度は、最終的に弛緩してほぼ所望の角度になる。限定するわけではないが、一例として、曲り部90、94、96、98の所望の角度が90度とすると、初期の曲りを約110度に作成しておけば、この曲りは所望の角度よりもずっと小さい角度になるのではなく、最終的に弛緩して所望の角度又はそれに近い角度になる。比較例として、その角度を最初に所望の角度に近い角度に設定してしまうと、比較的短期間のうちに、弛緩の結果として曲りの角度は所望の角度よりも小さくなってしまう。所望の角度よりも大きな初期の曲り角度は、綴じ具50の任意の曲りに適用できる。更に、所望の角度よりも大きい初期の曲り角度を綴じ具50に適用するのは、綴じ具50を製本機又は綴じられる用紙の束62に挿入する前でも後でもよい。
本発明に係る代わりの実施形態によれば、綴じ具50には、曲りの弛緩に対する抵抗を促進する追加的構造を設けてもよい。例えば、図23乃至図25に示すように、ガセット(又は隅板)134又は他の同様の曲り補強部を、曲り部90に作成して、曲り部90を補強し、曲り角度の弛緩を阻止するようにしてもよい。図23は、曲り部90に2つのガセット134を使用して、曲り部90を強化し、望ましい曲り角度を維持する例を示しているが、当業者には理解頂けるように、使用されるガセット134の個数は、1つ又はそれ以上でもよい。同様に、曲り部90の軸線に沿うガセット134の位置は、設計上の優先性、指状部126の幅、及び使用されるガセット134の個数に基づいて調整されてもよい。更に、ガセット134の使用は、曲り部90に限定されず、曲り部94、96、98(図9から図12参照)の様な綴じ具110の他の曲り部、又は綴じ具110上の他の任意の曲り部にも等しく適用することができる。ガセット134は、任意の適切な方法で作成されてもよく、作成されるのは製本機に挿入される前でも後でもよい。なお、ガセット134と、所望の角度より大きな初期の曲り角度とを組み合わせて使用し、弛緩をほぼ所望の曲り角度に抑制してもよい。
本発明に係る別の重要な特徴によれば、複数の綴じ具50が、例えば、図13に示す単一のユニット(又は綴じ具の束)100として提供されてもよい。図13は、積み重ねた綴じ具50を、説明を容易にするため一部切り取った状態で示しているが、当業者には理解頂けるように、複数の綴じ具50から成る単一のユニット100は、カートリッジなどを必要とすること無く、単一のユニットとして取り扱われてもよい。結果として、単一のユニット100は、自動製本機に容易に配置することができ、自動製本工程は大幅に単純化される。綴じ具50は、図13に示す様に比較的薄くて均一な厚さを有しているのが望ましい。これにより、比較的大量の綴じ具50がコンパクトなユニットを成すので、出荷又は保管のためのパッケージングが容易になると共に、自動製本工程に使用する際には製本機のマガジン領域での保持が容易になる。更に、図13に示す構造は、この様な綴じ具50の積み重ねの2束を、各束の綴じ具50から伸張する指状部54の束を1つの平面内で交互に配置し、各束の綴じ具50の背骨部52を、隣接して配置された指状部54の外側に配置した状態で、単一のパッケージとして容易に配置できるという点で、パッケージングに関する更なる利点を提供している(例えば、図21参照)。その結果、この様な綴じ具50のパッケージングのために失われる空間は殆ど無くなる。
綴じ具50をこの様に効率的に積み重ね易くするため、例えば、図13に示すように、綴じ具50の外側面68の少なくとも一部102に、接着部80への接着を防止する面が設けられている。部分102は、接着部80との永久的な連結を防止し、なお且つ、保管及び自動製本機への送出に備えて綴じ具50を隣接して配置できるようにしている。積み重ね工程時、この部分102は、図14に示すように、隣接する綴じ具50の接着部80に隣接して配置される。これにより、綴じ具50は、積重ねユニット100として一時的に連結されてもよいが、一方で、製本工程で用紙の束に挿入する際には容易に分離されてもよい。綴じ具50を隣接して積み重ねることができるおかげで、接着部80に隣接する裏当てストリップが不要となると共に、これに伴う廃棄物も無くなることが理解頂けるであろう。
接着防止性のある部分は、限定された部分だけ、例えば、綴じ具50を群として積み重ねた時に隣接する綴じ具50の接着部80の間近に在る部分だけでもよいし、綴じ具50の細長いストリップ102(図13に図示)でもよいし、又は、綴じ具50の外側面68全面が接着部80に対する接着防止性を有していてもよい。これを更に詳しく説明すると、「部分102」という用語を使用しているが、この用語「部分102」は、この様に、綴じ具50の側面全体、綴じ具50の一方の側の比較的狭い部分、又は連続体に沿った或る範囲、を含むものと理解されたい。外側面68の全面に接着部80に対する接着防止性を持たせることにすれば、綴じ具50が切り出されるシートの束の一方の側の全面が、接着部80と永久的結合しなくなるという点で、製作工程がより単純化する。部分102には、任意の適切な手段を設けてもよく、この手段は、綴じ具50の材料の表面が、使用される特定の接着部と比較的、永久的に結合するのを防止する。一例として、部分120には、シリコーン又はTeflon(登録商標)などの被覆が含まれる。代わりに、綴じ具50を製作する材料が、内側面66に沿っては永久性の高い結合を可能にし、なお且つ反対側の外側面68は永久性の低い結合を可能にする特性を含んでいてもよいし、又は何れかの面に表面処理を施してもよい。接着性の被覆又は剥離性の被覆は、ストリップの材料に直接結合させてもよいし、一方及び/又は他方への塗布を促進するために、研磨、コロナ処理、火炎処理、エッチング、及びプライマの様な増強被覆を塗布する様な工程を含む、表面の前処理を施してもよい。
この様な積み重ね連結配置は、例えば図15に示すように綴じ具50に曲り部を設けた場合にも適用できるものと理解されたい。部分102が、特定の接着剤を用いて、比較的に、永久的な結合をするのを防止して、綴じ具50の材料面に取り付けられているのと同じように、綴じ具50が使用前に収納されているパッケージングの内部に、剥離被覆が取り付けられている。パッケージング内部の剥離被覆は、綴じ具50が、パッケージングに不必要に貼り付くのを防止すると共に、そのような貼り付きを回避するための、外側の綴じ具の露出した接着部に対する裏当てストリップの必要性も排除する。パッケージングの内部に剥離被覆を使用することで、ローダー(装填部)が裏当てストリップを除去する必要がなくなるので、綴り具装填の際の時間が節約でき、操作者が裏当てストリップを除去し忘れたことによる装填ミスの発生が防止でき、そのような裏当てストリップに伴う廃棄物も無くなるものと理解されたい。
自動製本工程をやり易くするために、綴じ具50は、自動製本機との機械的インターフェースに対応するように特化して設計された付加的な特徴を含んでいるのが望ましい。この様な特徴の1つは、綴じ具50を自動製本機の中に配置するための位置決め構造である。図16に示す実施形態では、綴じ具110には、少なくとも1つの係合穴112が設けられており、ここでは一連の係合穴112が、例えば、綴じ具110の長さ方向に沿って点在している。或る現時点で好適な係合穴112の形態は、略方形(長方形又は正方形)の構造113を含んでおり、この略方形の構造113の各隅から複数のスロット114が伸張している(図17を参照)。この構造にすれば、1つ又は複数のピンを綴じ具110の積重ねユニット116に差し込んで、積重ねユニット(又は綴じ具の束)116を自動機械内に正しく位置決めすることができる。この位置決め構造を、個々の綴じ具110の係合穴112に関連付けて説明したが、当業者には理解頂けるように、この位置決め構造は、代わりに、例えば、綴じ具110の外周部に窪み又は突起などとして配置してもよい。例えば、図16に示したものと同一の綴じ具110の束が用意されている場合は、整合した窪み118を、製本機内で積み重ねられた綴じ具110を位置決めするのに利用することができる。この様にすれば、綴じ具110には、使用される綴じ具110の特定のサイズに関わり無く、綴じ具110の束を一定して位置決めするロケータが含まれることになる。
綴じ具110は、自動製本工程中に隣接する綴じ具110同士を分離し易くする構造を更に含んでいてもよい。例えば、綴じ具110は、突起又は窪み118a、118bを、綴じ具110の外周部に、互い違いにして(少しずつずらして)、含んでいてもよい(図17と図18とを参照)。こうすれば、製本工程中に、製本機のプローブ120を、図18に示すように、上段又は下段にある大抵の綴じ具110の1つ又は複数の窪み部118aに挿入することができる。プローブ120は、この工程の間、積重ねユニット116内で僅かに上下させて、綴じ具110自体が適応できる程度に分離し易くさせてもよい。次いで、プローブ120を使用して、隣接する綴じ具110同士を、自動製本機が必要とする程度まで分離させてもよい。
しかしながら、当業者には理解頂けるように、代わりの機構を利用して、隣接する綴じ具110を製本工程中に分離させ易くしてもよい。例えば、図13、図15、図17、又は図18に示す隣接する綴じ具110は、隣接する綴じ具110の部分102から接着部80を分離させるのに十分な力を綴じ具110に働かせる、吸引装置などで分離させてもよい。
更に、綴じ具110には、綴じ具110の指状部126を物理的に閉じるための自動工程をやり易くする係合構造を設けてもよい。図16と図19とに示すように、例えば、綴じ具110の指状部126の遠位端124に穴122を設けてもよい。組み付けの際には、図19に段階的に示しているように、穴122と係合し、指状部126の遠位端124を持ち上げて、この遠位端124を背骨部128に向けて動かす、指状部閉じ機構130が設けられている。指状部閉じ機構130は、次いで、閉じる力を指状部126の遠位端124に作用させて、背骨部128の接着部129を活性化するのが望ましい。係合構造122の形態を「V字型」として示しているが、代わりの構造を設けてもよいものと理解されたい。例えば、単純なスリット又は丸い穴を設けてもよいし、或いは、指状部126の一方又は両方の側縁から突き出た突起の様な、突起構造を設けてもよい。指状部126の遠位端124は、背骨部128と接着部129で連結されるように示しているが、本発明の不完全な実施例では、指状部126の遠位部分を、背骨部128そのものではなく、指状部126の背骨部128により近い部分に連結してもよいものと理解されたい。しかしながら、本発明のこの様な実施例は、同じく、本発明の特許請求の範囲並びに教示に含まれる。
本発明に係る綴じ具110は、適当であれば任意の材料で製作してもよい。或る現時点で好適な実施形態では、ナイロンは可撓性を有し、なお且つ非常に強いポリマーであることから、ナイロンが利用されている。しかしながら、代わりの材料も利用できるものと理解されたい。現時点で好適な別の実施形態では、マイラーの延伸(Mylar-oriented)ポリエステルが利用されている。マイラーの延伸ポリエステルは、水分を吸収しないという利点を提供しており、既知の市販されている接着剤と共に使用することができる。一例として、限定するわけではないが、綴じ具110は、ポリエチレン及びポリプロピレンの様な1つ又はそれ以上の材料で製作することができる。綴じ具110は、適当なら任意の方法で製作してもよい。例えば、綴じ具110は、累進的に又は他のやり方で、シート材から、成形、押し出し、又は真空成形、型抜き、レーザーカット又はダイカットで製作してもよい。
本発明の別の特徴によれば、複数のこの様な綴じ具110は、ナイロン、マイラーの延伸ポリエステル、又は他の適当なプラスチック又は他の材料の様な、平らなシート材から切り出すときには、廃棄物が最も少なくなるように製作されてもよい。綴じ具50の保管と出荷に関して説明したように、対になった綴じ具110を、指状部126を交互に配置した状態で1枚のシート材から型抜きする(図21と図22)。更に、図16に示すように、綴じ具110は、奇数個の指状部126から成り、窪み部118を1つ置きに指状部126の基部に設けるのが望ましい。結果として、或る連続した長さの綴じ具110を型抜き又は他のやり方で製作する際には、連続する綴じ具110のストリップの、対になった指状部126の間から部分132を除去して、背骨部128の端から1つ置きに間隔を空けて配置した窪み118を設けると、図17と図18に示すように変動間隔となる。
当業者には理解頂けるように、綴じ具50、110自体の具体的な設計は、上記説明において開示したもの以外の代わりの形状であってもよい。以上、本発明を、好適な実施形態に重点を置いて説明してきたが、好適な実施形態の変形も使用することができ、本発明は、ここに具体的に説明したもの以外のやり方でも実施できるものと考えている。従って、本発明は、特許請求の範囲で定義する本発明の精神及び範囲に包含される全ての変更を含んでいる。例えば、本発明の各種態様は、同時に実施することもできる。
ここに引用した全ての文献は、特許、特許出願、及び刊行物を含め、その内容全体を参照することによって、当該内容は本願に組み入れられている。
本発明の教示に従って作られた綴じ具の代表的な実施形態の斜視図である。 図1の綴じ具の、用紙の束を綴じた状態にある部分側面図である。 本発明の教示に従って作られた綴じ具の指状部要素の先端部の拡大部分平面図である。 本発明の教示に従って作られた綴じ具の代わりの実施形態の代表的な指状部要素構造の部分平面図である。 図4の綴じ具の側面図である。 本発明の教示に従って作られた綴じ具の更に別の実施形態の代表的な指状部要素構造の部分平面図である。 本発明の教示に従って作られた綴じ具の更に別の実施形態の代表的な指状部要素構造の部分平面図である。 綴じ具の代表的な曲り部を示している、図1の綴じ具の断面図である。 綴じ具の代表的な曲り部を示している、図1の綴じ具の断面図である。 図9の綴じ具の閉じた状態の断面図である。 綴じ具における代わりの代表的な曲り部を示している、図1の綴じ具の断面図である。 図11の綴じ具の閉じた状態の断面図である。 本発明の教示に従って作られた、図1のものと同様の複数の綴じ具の斜視図である。 本発明の教示に従って作られた、2つの隣接して配置された綴じ具の拡大部分断面図である。 本発明の教示に従って作られた複数の綴じ具の側面図である。 本発明の教示に従って作られた綴じ具の代わりの実施形態の斜視図である。 図16の複数の綴じ具を部分的に切り取った場合の部分斜視図である。 図17の複数の綴じ具に、自動製本機の構成要素を係合させた状態の拡大部分斜視図である。 本発明の教示による代表的な組立工程の間の、図16の綴じ具の斜視図である。 本発明の教示に基づく或る構築方法による、図14の一対の綴じ具の隣接する端部の平面図である。 本発明の教示に従って入れ子状に配列された、図14の複数の綴じ具の2つの束の平面図である。 図21の線22−22に沿う断面図である。 本発明の教示に従って作られた綴じ具の代わりの実施形態の斜視図である。 図23の綴じ具の側面図である。 図23と図24との綴じ具の拡大部分断面図である。

Claims (35)

  1. 穴開き用紙の束を綴じるように構成されている綴じ具の束であって、
    第1綴じ具を備えており、
    前記第1綴じ具は、接着部を有する面と、背骨部と、前記背骨部から延びる複数の指状部と、を含んでおり、
    前記綴じ具の束は、また、1つまたは複数の第2綴じ具を備えており、
    前記第2綴じ具は、背骨部と、該背骨部から延びる複数の指状部と、を含んでおり、
    前記第1綴じ具の前記面上の前記接着部は、前記第1綴じ具を前記第2綴じ具に解放可能に貼り付け、前記第1綴じ具の前記面上の前記接着部は、前記第1綴じ具が前記第2綴じ具から分離されて前記穴開き用紙の束に連結されるときには、前記第1綴じ具の前記複数の指状部を、前記第1綴じ具の前記背骨部に貼り付ける、綴じ具の束。
  2. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記第1綴じ具の前記面は内側面であり、前記第1及び第2綴じ具は、それぞれ、外側の接着防止面を含んでおり、前記第1綴じ具の前記内側面に接合されている前記接着部は、前記第2綴じ具の前記外側の接着防止面に解放可能に貼り付けられている、綴じ具の束。
  3. 請求項2に記載の綴じ具の束において、
    前記外側の接着防止面は、シリコーン被覆を含んでいる、綴じ具の束。
  4. 請求項2記載の綴じ具の束において、
    前記外側の接着防止面は、前記第1及び第2綴じ具の夫々の外側面全体を含んでいる、綴じ具の束。
  5. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記接着部は、前記第1綴じ具の前記背骨部の上に配置されている、綴じ具の束。
  6. 請求項1に記載の綴じ具において、
    前記第2綴じ具は、接着部を設けた面を含んでいる、綴じ具の束。
  7. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記接着部は、前記背骨部の上に、複数の接着剤の領域を含んでいる、綴じ具の束。
  8. 請求項7に記載の綴じ具の束において、
    前記複数の指状部は、それぞれ、前記背骨部上の前記複数の接着剤の領域のうち1つの領域と整合している、綴じ具の束。
  9. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記第1及び第2綴じ具の夫々は、更に、自動製本機の少なくとも1つの分離部が係合するように構成されている分離構造を含んでいる、綴じ具の束。
  10. 請求項9に記載の綴じ具の束において、
    前記分離構造は、前記綴じ具にある窪み部と、前記綴じ具から突出する突起部と、のうち少なくとも1つを備えている、綴じ具の束。
  11. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記第1及び第2綴じ具の夫々は、更に、自動製本機の少なくとも1つの位置決め部が係合するように構成されている位置決め構造を含んでいる、綴じ具の束。
  12. 請求項11に記載の綴じ具の束において、
    前記位置決め構造は、前記綴じ具を貫通する穴部と、前記綴じ具にある窪み部と、前記綴じ具から突出する突起部と、のうち少なくとも1つを備えている、綴じ具の束。
  13. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記第1及び第2綴じ具と同一で、且つ一体に連結され単一のユニットを形成する、複数の追加の綴じ具を更に備えている、綴じ具の束。
  14. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記第1及び第2綴じ具の前記指状部のうち少なくとも1つは、一体丁番部と、筋目部と、曲り部と、のうち少なくとも1つを含んでいる、綴じ具の束。
  15. 請求項14に記載の綴じ具の束において、
    前記第1及び第2綴じ具の前記指状部のうち少なくとも1つは、曲り部と、該曲り部に沿って配置された少なくとも1つのガセットと、を含んでいる、綴じ具の束。
  16. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記第1及び第2綴じ具のそれぞれの前記複数の指状部は、それぞれ、前記指状部が閉ループに形成されるときに、前記指状部の長さに沿って曲げ力が集中するのを防止するために、前記指状部の長さに沿って応力を分散させる略涙滴形状の穴を含んでいる、綴じ具の束。
  17. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記第2綴じ具は、扇状の配列で、前記第1綴じ具の上に折り畳まれている、綴じ具の束。
  18. 請求項1に記載の綴じ具の束において、
    前記綴じ具の束は、前記第1及び第2綴じ具を互いに分離させて、前記第1綴じ具を用紙の束と連結させるように作動する自動機械へ送り込むことができる、綴じ具の束。
  19. 最初は綴じ具の束に連結されている綴じ具を使用して、穴開き用紙の束を綴じる方法であって、
    前記綴じ具の束は、
    接着部を有しており、且つ背骨部と該背骨部から延びる複数の指状部とを含んでいる第1綴じ具と、
    背骨部と、該背骨部から延びる複数の指状部と、前記第1綴じ具上の前記接着部と係合する接着防止部分と、を含んでいる1つまたは複数の第2綴じ具と、
    を有しており、
    前記第2綴じ具が前記第1綴じ具に解放可能に連結されている、前記方法において、
    前記第1綴じ具上の前記接着部を前記第2綴じ具の前記接着防止部分から係合解除することにより、前記第1綴じ具を前記第2綴じ具から分離する段階と、
    前記第1綴じ具の前記複数の指状部を閉ループ状に形成することで、前記穴開き用紙の束に前記第1綴じ具を結合させ、少なくとも1つの前記指状部の一部分は、前記第1綴じ具の前記背骨部に、前記第2綴じ具の前記接着防止部分とそれまで係合していた同一の前記接着部によって、固定される段階と、を備える方法。
  20. 請求項19に記載の方法において、
    前記第1綴じ具の前記指状部のそれぞれの一部分は、前記第1綴じ具の前記背骨部に、前記第2綴じ具の前記接着防止部分とそれまで係合していた同一の前記接着部によって、固定される、方法。
  21. 請求項19に記載の方法において、
    前記第1綴じ具の前記接着部は前記背骨部上にあり、前記第1綴じ具の前記複数の指状部を閉ループに形成する段階は、前記少なくとも1つの指状部を、前記背骨部上の前記接着部に固定する段階を含んでいる、方法。
  22. 請求項19に記載の方法において、
    前記綴じ具の束は、自動製本機内に配置され、前記第1綴じ具を前記第2綴じ具から分離する段階は、前記自動製本機の分離用プローブを使用して行われる、方法。
  23. 穴開き用紙の束を綴じるように構成されている綴じ具を製造する方法であって、
    第1面と第2面とを有する材料のシートを用意する段階と、
    前記シートの前記第1面を接着防止被覆で被覆する段階と、
    綴じ具を前記材料のシートから切り出す段階と、
    前記シートの前記第2面に接着剤を塗布する段階と、を備える方法。
  24. 請求項23に記載の方法において、
    前記シートの前記第2面に接着剤を塗布する段階は、前記材料のシートから前記綴じ具を切り出した後に行われる、方法。
  25. 請求項23に記載の方法において、
    前記シートの前記第1面に接着防止被覆を被覆する段階は、前記綴じ具を前記材料のシートから切り出す前に行われる、方法。
  26. 請求項23に記載の方法において、
    前記綴じ具を前記材料のシートから切り出す段階は、前記材料のシートから複数の綴じ具を切り出す段階を含んでいる、方法。
  27. 請求項23に記載の方法において、
    前記材料のシートを用意する段階は、延伸ポリエステル材料のシートと、ポリエチレン材料のシートと、ポリプロピレン材料のシートと、のうちの1つを用意する段階を含んでいる、方法。
  28. 請求項23に記載の方法において、
    第1綴じ具の前記第2面上の前記接着部を、第2綴じ具の前記第1面上の前記接着防止被覆に貼り付けることによって、2つの綴じ具を一体で解放可能に連結する段階を更に備えている、方法。
  29. 穴開き用紙の束を綴じるための綴じ具であって、
    細長い背骨部と、
    前記背骨部から延びる複数の指状部と、を備えており、
    前記複数の指状部は、複数の閉ループを形成するように構成されており、かつ前記穴開き用紙の穴に挿入されるように間隔を空けて配置されており、前記指状部は、それぞれ、或る長さを有しており、可撓性を有していて解放状態では平坦であり、前記指状部のそれぞれは、前記指状部を前記閉ループに形成するときに、前記指状部の長さに沿って曲げ力が集中するのを防止するために、前記指状部の長さに沿って応力を分散させる略涙滴形状の穴を含んでいる、綴じ具。
  30. 請求項29に記載の綴じ具において、
    前記指状部の各閉ループは、円形の輪郭を形成している、綴じ具。
  31. 穴開き用紙の綴じられた束であって、
    複数の穴開き用紙と、
    綴じ具と、を備えており、
    前記綴じ具は、
    少なくとも部分的には平面内にある細長い背骨部と、
    前記背骨部から延びる複数の指状部と、を含んでおり、
    前記複数の指状部は、それぞれ、前記背骨部に隣接する位置で前記平面から離れており、前記複数の指状部には、それぞれ、前記背骨部に隣接する位置に少なくとも部分的にガセットが形成されている、複数の指状部と、を有している綴じ具と、を備えている、穴開き用紙の綴じられた束。
  32. 請求項31に記載の穴開き用紙の綴じられた束において、
    前記複数の指状部の前記平面からの離れは、曲り部と、筋目部と、一体丁番部と、のうち1つで起きている、穴開き用紙の綴じられた束。
  33. 請求項32に記載の穴開き用紙の綴じられた束において、
    前記ガセットは、前記曲り部と、筋目部と、一体丁番部と、のうち1つに交差している、穴開き用紙の綴じられた束。
  34. 請求項31に記載の穴開き用紙の綴じられた束において、
    前記背骨部および前記複数の指状部のうち一方に設けられた接着部を更に備えており、前記複数の指状部は、前記背骨部に、前記接着部によって貼り付けられている、穴開き用紙の綴じられた束。
  35. 請求項34に記載の穴開き用紙の綴じられた束において、
    前記背骨部は、第1面と第2面とを有しており、前記複数の指状部は、それぞれ、第1面と第2面とを含んでおり、前記複数の指状部の前記各第1面は、前記接着部によって前記背骨部の前記第1面に貼り付けられている、穴開き用紙の綴じられた束。
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