JP4486108B2 - データ処理システム、端末装置及びプログラム - Google Patents

データ処理システム、端末装置及びプログラム Download PDF

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本発明は、複数の端末装置がデータベースにアクセスするデータ処理システムと、当該データ処理システムに用いられる端末装置とそのプログラムに関する。
証券取引所において有価証券の売買注文が約定すると、証券会社ではその約定の内容をデータベースに登録し、顧客口座の残高管理などに利用している。このデータベースへの登録は、証券取引所からの約定成立通知に応じてコンピュータ・システムにより自動的に行う場合と、約定の内容を記した約定伝票をもとにオペレータが手入力で行う場合とがある。後者の場合、約定伝票を見ながら約定内容を1件ずつ入力することになるため、効率的な入力作業が要請される。
図15は、約定伝票の内容を入力する際の端末装置の入力画面の表示例を示す説明図である。図15に例示する表示画面では、それぞれ1枚の約定伝票の内容入力に用いられるウィンドウ1801〜1803が表示されている。オペレータは、オペレータに配布された約定伝票を見ながら、ウィンドウ上の各入力項目にデータを入力する。ウィンドウに1枚の約定伝票の内容データの入力を終える度に、オペレータは当該ウィンドウの右下隅にある登録ボタンをマウス等でクリック操作して、1伝票分のデータをデータベースに送信して当該1枚の約定伝票の内容を登録する。なお、下記の特許文献1には、有価証券の約定内容を入力して記憶手段に蓄積するシステムが記載されている。また、特許文献2には、約定伝票のデータの処理を行う分散処理サーバが記載されている。
特許文献3には、データベースの書込ブロックをランダムに決定してデッドロックを防止するようにしたデータレコード格納方式が記載されている。特許文献4には、データベースのデータをロックするためのロック要求からデッドロックの検出を行うようにしたロック管理装置が記載されている。
特開2004−164008号公報 特開2002−312332号公報 特開平05−241919号公報 特開平07−141243号公報
複数の端末装置がデータベースにアクセスするデータ処理システムでは、データベースのアクセスの排他制御により、デッドロックが発生する可能性がある。図16は、データベースのアクセスの排他制御によるデッドロックを説明するための説明図である。
図16の例において、データベースDBは、データを記憶するレコードを備えたブロックA0,A1,A2,・・・を有しており、トランザクションTR1を実行する第1の端末装置がデータベースDBのレコードのアクセス権を要求しており、トランザクションTR2を実行する第2の端末装置がデータベースDBのレコードのアクセス権を要求している。データベースDBのブロックA0はレコードA00〜A09を備えており、ブロックA1はレコードA10〜A19を備えており、ブロックA2はレコードA20〜A29を備えており、ブロックA3はレコードA30〜A39を備えており、ブロックA4はレコードA40〜A49を備えており、ブロックA5はレコードA50〜A59を備えており、ブロックA6はレコードA60〜A69を備えており、ブロックA7はレコードA70〜A79を備えている。トランザクションは、単一又は複数の処理を1つの処理単位としてまとめたものであり、単一又は複数の処理のそれぞれとしては、データベースDBのブロックA0,A1,A2,・・・のレコードに対するデータの記憶や更新等がある。
トランザクションを行う端末装置は、まず処理対象のレコードにライトアクセスするためのアクセス権をデータベースDBのアクセス権付与部に要求する。このデータベースDBのアクセス権付与部は、ブロック単位でアクセス権の付与の可否を判断し、要求されたアクセス権に係るレコードのブロックについて当該ブロックに含まれるレコードのアクセス権が他の端末装置に付与されていない場合は、要求元の端末装置にアクセス権を付与し、他の端末装置に付与されている場合は、当該他の端末装置から当該ブロックに含まれるレコードのアクセス権が解放された後に要求元の端末装置にアクセス権を付与する。アクセス権が付与された当該要求元の端末装置は、トランザクションの各処理が終了すると、当該付与されたアクセス権の解放をアクセス権付与部に要求する。図16の例では、第1の端末装置は、レコードA12,A24,A63のアクセス権を付与されてからトランザクションTR1により、データD11をレコードA12に、データD16をレコードA63に、データD12をレコードA24に書き込んで記憶するものとする。また、第2の端末装置は、レコードA29,A37,A65のアクセス権を付与されてからトランザクションTR2により、データD22をレコードA29に、データD23をレコードA37に、データD26をレコードA65に書き込んで記憶するものとする。
図16には、以下のようなアクセス権の付与に関する処理が示されている。
・時刻t1: 第1の端末装置は、データD11を書き込むためのレコードA12のアクセス権をアクセス権付与部に要求し、当該レコードA12のアクセス権を付与される。
・時刻t2: 第2の端末装置は、データD22を書き込むためのレコードA29のアクセス権をアクセス権付与部に要求し、当該レコードA29のアクセス権を付与される。
・時刻t3: 第1の端末装置は、データD16を書き込むためのレコードA63のアクセス権をアクセス権付与部に要求し、当該レコードA63のアクセス権を付与される。
・時刻t4: 第2の端末装置は、データD23を書き込むためのレコードA37のアクセス権をアクセス権付与部に要求し、当該レコードA37のアクセス権を付与される。
・時刻t5: 第1の端末装置は、データD12を書き込むためのレコードA24のアクセス権をアクセス権付与部に要求するが、ブロックA2のレコードA29のアクセス権は既に第2の端末装置に付与されているため、第2の端末装置によりレコードA29のアクセス権が解放されてアクセス権付与部からアクセス権が付与されるのを待つ状態となる。
・時刻t6: 第2の端末装置は、データD26を書き込むためのレコードA65のアクセス権をアクセス権付与部に要求するが、ブロックA6のレコードA63のアクセス権は既に第1の端末装置に付与されているため、第1の端末装置によりレコードA63のアクセス権が解放されてアクセス権付与部からアクセス権が付与されるのを待つ状態となる。
その結果、第1及び第2の端末装置の双方が待ち状態となり、デッドロックが発生し得る。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の端末装置がアクセス権を要求してデータベースにアクセスする場合において、デッドロックの発生を防止することができるデータ処理システム、端末装置及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の形態は、データベースと、前記データベースにアクセスする複数の端末装置と、前記データベースのレコードにライトアクセスするためのアクセス権を前記端末装置に付与するアクセス権付与部とを備えたデータ処理システムにおいて、
前記データベースのレコードは、当該レコードのレコード番号に対応付けてデータと当該データの登録状態又は未登録状態を示すフラグを記憶し、前記データと前記登録状態を示すフラグが前記レコードに記憶されることにより当該データが登録され、前記データが記憶された前記レコードのフラグが前記登録状態から前記未登録状態を示すフラグに更新されることにより当該データの登録が取り消されるものであり、
前記複数の端末装置の各々は、前記データベースに登録されたデータの検索条件を入力するための検索条件入力画面を当該端末装置の表示部に表示して当該端末装置のユーザにより前記検索条件入力画面に入力された前記検索条件を受け取り、受け取った前記検索条件に基づいて前記データベースのレコードに前記登録状態を示すフラグとともに記憶されているデータの中から前記検索条件に該当するデータを検索する検索処理を行い、前記検索条件に該当するデータと当該データが記憶されたレコードのレコード番号を前記データベースから取得して検索結果記憶手段に記憶する検索部と、前記検索結果記憶手段に記憶された前記検索条件に該当するデータと前記登録を取り消すべきデータを指定するための指定入力欄とを当該端末装置の表示部に表示し、当該端末装置のユーザにより前記登録を取り消すべきデータとして前記指定入力欄で指定された登録取消対象のデータが記憶されたレコードのレコード番号を前記検索結果記憶手段から取得してレコード番号記憶手段に記憶する登録取消データ受取部と、前記登録取消データ受取部により複数のレコードのレコード番号が前記レコード番号記憶手段に記憶された場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号に関して予め定められた前記複数の端末装置に共通の順序に従って前記アクセス権付与部に要求し、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権を前記アクセス権付与部から付与されたときに前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのフラグを前記登録状態から前記未登録状態を示すフラグに更新するための更新処理を行い、前記更新処理後に前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を前記アクセス権付与部に要求するアクセス制御部とを備え、
前記アクセス権付与部は、前記複数の端末装置のうち一の端末装置の前記アクセス制御部から前記レコード番号のレコードのアクセス権を要求された場合に、当該レコード番号のレコードを含むブロック内のレコードのアクセス権を前記複数の端末装置のうち前記一の端末装置以外の他の端末装置に付与していないときには前記レコード番号のレコードのアクセス権を前記一の端末装置に付与し、前記複数の端末装置のうち前記一の端末装置以外の他の端末装置に前記ブロック内のレコードのアクセス権を付与していたときには、当該他の端末装置から前記ブロック内のレコードのアクセス権の解放を要求された後に前記レコード番号のレコードのアクセス権を前記一の端末装置に付与することを特徴とするデータ処理システムである。
本発明の第1の形態のデータ処理システムにおいて、前記端末装置の前記アクセス制御部は、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号順に前記アクセス権付与部に要求する構成としてもよい。前記端末装置の前記登録取消データ受取部は、前記検索結果記憶手段に記憶された前記検索条件に該当する各データと当該データを前記登録を取り消すべきデータとして指定するための前記指定入力欄を対応付けて当該端末装置の表示部に表示し、当該端末装置のユーザにより前記登録を取り消すべきデータとして前記指定入力欄で指定された登録取消対象のデータを受け取り、受け取った登録取消対象のデータが記憶されたレコードのレコード番号を前記検索結果記憶手段から取得してレコード番号記憶手段に記憶し、前記端末装置の前記アクセス制御部は、前記登録取消データ受取部により複数のレコードのレコード番号が前記レコード番号記憶手段に記憶された場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号の小さい順に前記アクセス権付与部に要求する構成としてもよい。
本発明の第1の形態のデータ処理システムにおいて、前記端末装置の前記アクセス制御部は、前記レコード番号記憶手段に記憶されたレコード番号のレコードのアクセス権を前記アクセス権付与部に要求する場合に、当該レコード番号と当該端末装置を識別する端末IDとを含むアクセス権要求情報を前記アクセス権付与部に送信し、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を前記アクセス権付与部に要求する場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号を含むアクセス権解放要求情報を前記アクセス権付与部に送信するものであり、
前記アクセス権付与部は、前記データベースのブロックを識別するブロック番号と当該ブロックに含まれるレコードのレコード番号を対応付けたブロックテーブルと、前記データベースの各ブロックのブロック番号毎のアクセスキューと、前記端末装置の前記アクセス制御部から前記アクセス権要求情報又はアクセス権解放要求情報を受け取る要求受取手段と、前記要求受取手段が受け取った前記アクセス権要求情報に含まれるレコード番号に対応付けされたブロック番号を前記ブロックテーブルから取得し、取得したブロック番号のアクセスキューが空である第1の場合は、当該ブロック番号のアクセスキューに前記アクセス権要求情報に含まれる前記レコード番号及び前記端末IDをエンキューし、前記アクセス権要求情報に含まれる当該レコード番号を含むアクセス権付与情報を当該端末IDの端末装置に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置に付与し、取得したブロック番号のアクセスキューの先頭に格納されている前記端末IDが前記アクセス権要求情報に含まれる前記端末IDと同じである第2の場合は、前記アクセス権要求情報に含まれる前記レコード番号を含むアクセス権付与情報を当該端末識別情報の端末装置に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置に付与し、取得したブロック番号のアクセスキューの先頭に格納されている前記端末IDが前記アクセス権要求情報に含まれる前記端末IDと同じでない第3の場合は、当該ブロック番号のアクセスキューの末尾に前記アクセス権要求情報に含まれる前記レコード番号及び前記端末IDをエンキューするアクセスキュー制御手段とを備え、
前記アクセスキュー制御手段は、前記要求受取手段が受け取った前記アクセス権解放要求情報に含まれる各レコード番号に対応付けされたブロック番号を前記ブロックテーブルから取得し、取得した各ブロック番号のうち互いに異なるブロック番号のアクセスキューをデキューすることにより前記各レコード番号のレコードのアクセス権を解放し、デキューされた前記アクセスキューのうち空ではないアクセスキューの先頭に格納されている前記レコード番号及び前記端末IDに基づいて当該レコード番号を含むアクセス権付与情報を当該端末IDの端末装置に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置に付与する構成としてもよい。
本発明の第2の形態は、レコードのレコード番号に対応付けてデータと当該データの登録状態又は未登録状態を示すフラグを当該レコードに記憶し、前記データと前記登録状態を示すフラグを前記レコードに記憶することにより当該データを登録し、前記データが記憶された前記レコードのフラグを前記登録状態から前記未登録状態を示すフラグに更新することにより当該データの登録を取り消すデータベースと、前記データベースにアクセスする複数の端末装置と、前記データベースのレコードにライトアクセスするためのアクセス権を前記端末装置に付与するアクセス権付与部であって、前記複数の端末装置のうち一の端末装置から前記レコード番号のレコードのアクセス権を要求された場合に、当該レコード番号のレコードを含むブロック内のレコードのアクセス権を前記複数の端末装置のうち前記一の端末装置以外の他の端末装置に付与していないときには前記レコード番号のレコードのアクセス権を前記一の端末装置に付与し、前記複数の端末装置のうち前記一の端末装置以外の他の端末装置に前記ブロック内のレコードのアクセス権を付与していたときには、当該他の端末装置から前記ブロック内のレコードのアクセス権の解放を要求された後に前記レコード番号のレコードのアクセス権を前記一の端末装置に付与するアクセス権付与部とを備えたデータ処理システムに用いられる端末装置において、
前記データベースに登録されたデータの検索条件を入力するための検索条件入力画面を当該端末装置の表示部に表示して当該端末装置のユーザにより前記検索条件入力画面に入力された前記検索条件を受け取り、受け取った前記検索条件に基づいて前記データベースのレコードに前記登録状態を示すフラグとともにに記憶されているデータの中から前記検索条件に該当するデータを検索する検索処理を行い、前記検索条件に該当するデータと当該データが記憶されたレコードのレコード番号を前記データベースから取得して検索結果記憶手段に記憶する検索部と、前記検索結果記憶手段に記憶された前記検索条件に該当するデータと前記登録を取り消すべきデータを指定するための指定入力欄とを当該端末装置の表示部に表示し、当該端末装置のユーザにより前記登録を取り消すべきデータとして前記指定入力欄で指定された登録取消対象のデータが記憶されたレコードのレコード番号を前記検索結果記憶手段から取得してレコード番号記憶手段に記憶する登録取消データ受取部と、前記登録取消データ受取部により複数のレコードのレコード番号が前記レコード番号記憶手段に記憶された場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号に関して予め定められた前記複数の端末装置に共通の順序に従って前記アクセス権付与部に要求し、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権を前記アクセス権付与部から付与されたときに前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのフラグを前記登録状態から前記未登録状態を示すフラグに更新するための更新処理を行い、前記更新処理後に前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を前記アクセス権付与部に要求するアクセス制御部とを備えることを特徴とする端末装置である。
本発明の第2の形態の端末において、前記アクセス制御部は、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号順に前記アクセス権付与部に要求する構成としてもよい。前記登録取消データ受取部は、前記検索結果記憶手段に記憶された前記検索条件に該当する各データと当該データを前記登録を取り消すべきデータとして指定するための前記指定入力欄を対応付けて前記表示部に表示し、前記ユーザにより前記登録を取り消すべきデータとして前記指定入力欄で指定された登録取消対象のデータを受け取り、受け取った登録取消対象のデータが記憶されたレコードのレコード番号を前記検索結果記憶手段から取得してレコード番号記憶手段に記憶し、前記アクセス制御部は、前記登録取消データ受取部により複数のレコードのレコード番号が前記レコード番号記憶手段に記憶された場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号の小さい順に前記アクセス権付与部に要求する構成としてもよい。
本発明の第3の形態は、コンピュータを、本発明の第2の形態の端末装置として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、複数の端末装置がアクセス権を要求してデータベースにアクセスする場合において、デッドロックの発生を防止することができるデータ処理システム、端末装置及びプログラムを提供することができる。特に、データベースに登録されたデータを複数の端末装置から検索して検索条件に該当する複数のデータの登録を取り消す場合に、デッドロックの発生を防止することができるデータ処理システム、端末装置及びプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデータ処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1のデータ処理システムは、証券取引の約定に関するデータ(以下、「約定データ」と記す場合がある)を管理する約定データベース装置(約定DB装置)20と、この約定データベース装置20にアクセスして約定データの登録や取消等の処理を行う複数の端末装置10−1,10−2(以下、各々を代表して「端末装置10」と記す場合がある)とを備えている。端末装置10−1,10−2と約定データベース装置20は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク5を介して接続されている。
端末装置10は、インタフェース部(I/F部)11と、処理部12と、表示部13と、入力部14とを有し、入力部14には端末装置10のユーザであるオペレータにより種々のデータが入力される。処理部12は、検索部110と、登録取消データ受取部120と、アクセス制御部130と、登録データ受取部140とを有する。
約定データベース装置20は、インタフェース部(I/F部)21と、処理部22と、約定データをレコードに記憶するデータベース(DB)23とを有する。処理部22は、アクセス権付与部210とアクセス処理部260を有する。
約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210は、端末装置10のアクセス制御部130からの要求を受け取る要求受取手段220と、データベース23のブロックを識別するブロック番号と当該ブロックに含まれるレコードのレコード番号を対応付けたブロックテーブル230と、データベース23の各ブロックのブロック番号毎のアクセスキュー240と、アクセスキュー240を制御するアクセスキュー制御手段250とを有する。
図2は、ブロックテーブル230のデータ構成を例示する説明図であり、データベース23のブロックの符号と当該ブロックに含まれるレコードの符号、レコードの符号と当該レコードのレコード番号、レコード番号と当該レコード番号のレコードを含むブロックのブロック番号を例示する説明図であり、一例としてブロックA0〜A9に関するものを示している。
ブロックの符号A0には当該ブロックに含まれるレコードの符号A00〜A09が対応付けされており、レコードの符号A00〜A09には当該レコードのレコード番号00000〜00009が対応付けされており、レコード番号00000〜00009には当該レコード番号のレコードを含むブロックのブロック番号0000が対応付けされており、レコード番号の下1桁を除いた番号がブロック番号になっている。
ブロックの符号A1には当該ブロックに含まれるレコードの符号A10〜A19が対応付けされており、レコードの符号A10〜A19には当該レコードのレコード番号00010〜00019が対応付けされており、レコード番号00010〜00019には当該レコード番号のレコードを含むブロックのブロック番号0001が対応付けされており、レコード番号の下1桁を除いた番号がブロック番号になっている。
ブロックの符号A2には当該ブロックに含まれるレコードの符号A20〜A29が対応付けされており、レコードの符号A20〜A29には当該レコードのレコード番号00020〜00029が対応付けされており、レコード番号00020〜00029には当該レコード番号のレコードを含むブロックのブロック番号0002が対応付けされており、レコード番号の下1桁を除いた番号がブロック番号になっている。
ブロックの符号A3には当該ブロックに含まれるレコードの符号A30〜A39が対応付けされており、レコードの符号A30〜A39には当該レコードのレコード番号00030〜00039が対応付けされており、レコード番号00030〜00039には当該レコード番号のレコードを含むブロックのブロック番号0003が対応付けされており、レコード番号の下1桁を除いた番号がブロック番号になっている。
なお、図2のブロックテーブル230において、ブロックの符号とレコードの符号の対応付けを削除し、レコード番号と当該レコード番号のレコードを含むブロックのブロック番号を対応付ける構成としてもよい。
図3は、図1に示すデータ処理システムのデータ処理の概要を説明する説明図である。図3において、データベース23は、データを記憶するレコードを備えたブロックA0,A1,A2,・・・を有しており、トランザクションTR1を実行する第1の端末装置10−1がデータベース23のレコードのアクセス権を要求しており、トランザクションTR2を実行する第2の端末装置10−2がデータベース23のレコードのアクセス権を要求している。トランザクションは、複数の処理を1つの処理単位としてまとめたものであり、処理としては、データベース23のブロックA0,A1,A2,・・・のレコードに対するデータの記憶や更新等がある。
トランザクションを行う端末装置10は、まず処理対象のレコードにライトアクセスするためのアクセス権を約定データベース装置20のアクセス権付与部210に要求する。約定データベース装置20のアクセス権付与部210は、ブロック単位でアクセス権の付与の可否を判断し、要求されたアクセス権に係るレコードのブロックについて当該ブロックに含まれるレコードのアクセス権が他の端末装置に付与されていない場合は、要求元の端末装置10にアクセス権を付与し、他の端末装置に付与されている場合は、当該他の端末装置から当該ブロックに含まれるレコードのアクセス権が解放された後に要求元の端末装置10にアクセス権を付与する。アクセス権が付与された当該要求元の端末装置10は、トランザクションの各処理が終了すると、当該付与されたアクセス権の解放をアクセス権付与部210に要求する。図3の例では、第1の端末装置10−1は、3個のデータD11,12,D16を記憶するためのレコードA12,A24,A63のアクセス権を付与されてからトランザクションTR1により、データD11をレコードA12に、データD12をレコードA24に、データD16をレコードA63に書き込んで記憶するものとする。また、第2の端末装置10−2は、3個のデータD22,D23,D26を記憶するためのレコードA29、A37,A65のアクセス権を付与されてからトランザクションTR2により、データD22をレコードA29に、データD23をレコードA37に、データD26をレコードA65に書き込んで記憶するものとする。データD11,D12,D16,D22,D23,D26は、例えば約定データを登録する場合には約定データと登録状態を示すフラグからなるものとし、約定データの登録を取り消す場合には未登録状態を示すフラグからなるものとしてもよい。
図3には、以下のようなアクセス権の付与に関する処理が示されている。
・時刻t1: 第1の端末装置10−1は、データD11を書き込むためのレコードA12のアクセス権をアクセス権付与部210に要求し、当該レコードA12のアクセス権を付与される。
・時刻t2: 第2の端末装置10−2は、データD22を書き込むためのレコードA29のアクセス権をアクセス権付与部210に要求し、当該レコードA29のアクセス権を付与される。
・時刻t3: 第1の端末装置10−1は、データD12を書き込むためのレコードA24のアクセス権をアクセス権付与部210に要求するが、ブロックA2のレコードA29のアクセス権は既に第2の端末装置10−2に付与されているため、第2の端末装置10−2によりレコードA29のアクセス権が解放されてアクセス権付与部210からアクセス権が付与されるのを待つ状態となる。
・時刻t4: 第2の端末装置10−2は、データD23を書き込むためのレコードA37のアクセス権をアクセス権付与部210に要求し、当該レコードA37のアクセス権を付与される。
・時刻t5: 第2の端末装置10−2は、データD26を書き込むためのレコードA65のアクセス権をアクセス権付与部210に要求し、当該レコードA65のアクセス権を付与される。レコードA29,A37,A65のアクセス権を付与された第2の端末装置10−2は、トランザクションTR2の各処理を実行してトランザクションTR2が終了すると、レコードA29,A37,A65のアクセス権の解放をアクセス権付与部210に要求し、これらのレコードA29,A37,A65のアクセス権が解放される。これにより、レコードA29を含むブロックA2内のレコードと、レコードA37を含むブロックA3内のレコードと、レコード65を含むブロックA6内のレコードは、第1の端末装置10−1からアクセス可能となる。
・時刻t6: レコードA24のアクセス権の付与を待つ状態となっている第1の端末装置10−1は、アクセス権付与部210からレコードA24のアクセス権を付与される。
・時刻t7: 第1の端末装置10−1は、データD16を書き込むためのレコードA63のアクセス権をアクセス権付与部210に要求し、当該レコードA63のアクセス権を付与される。
このように、端末装置10−1ではデータD11,D12,D16を記憶するレコードA12,A24,A63のアクセス権をレコード番号の小さい順(すなわち、レコードA12のレコード番号は00012であり、レコードA24のレコード番号は00024であり、レコードA63のレコード番号は00063であるため、レコードA12、レコードA24、レコードA63の順)にアクセス権付与部210に要求し、端末装置10−2ではデータD22,D23,D26を記憶するレコードA29,A37,A65のアクセス権をレコード番号の小さい順(すなわち、レコードA29のレコード番号は00029であり、レコードA37のレコード番号は00037であり、レコードA65のレコード番号は00065であるため、レコードA29、レコードA37、レコードA65の順)にアクセス権付与部210に要求し、複数の端末装置10−1,10−2の各々が複数の端末装置10−1,10−2に共通の順序で要求することで、データベース23のアクセスの排他制御によるデッドロックを回避することができるようになっている。
次に、図1のデータ処理システムの構成について詳しく説明する。
端末装置10の処理部12は、約定データベース装置20に対する約定データの登録や取消に関わる処理動作の制御を司る。この処理部12は、約定データの登録や取消に関わる指示の入力を案内するためのGUI(Graphical User Interface)画面を表示部13に表示したり、このGUI画面に対して入力部14から入力された指示を処理したり、入力された指示に従って約定データベース装置20にアクセスしたりする処理動作を実行する。
処理部12は、例えばメモリに格納されたプログラムに従って順次に命令を実行するコンピュータを含み、コンピュータがプログラムに基づいて処理動作を行うようにしてもよく、処理動作の一部又は全部を論理回路により構成されたハードウェアで実行するようにしてもよい。
端末装置10の処理部12の登録データ受取部140は、データベース23に登録すべき約定データを入力するためのGUI画面である登録データ入力画面を表示部13に表示し、当該端末装置10のユーザであるオペレータにより登録データ入力画面に対して入力部14から入力されたk個(但し、kは自然数)の約定データを受け取って登録データ記憶手段141に記憶する。また、入力部14から登録データ入力画面に入力された約定データをデータベース23のレコードに記憶する当該レコードのレコード番号を取得するため、登録データ入力画面に入力されたk個の約定データのレコード番号をインタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210に要求し、k個の約定データを記憶するためのk個の空きレコードのレコード番号を約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210から取得し、取得したk個の空きレコードのレコード番号を当該端末装置10のアクセス制御部130のレコード番号記憶手段131に記憶する。レコードにデータの登録状態又は未登録状態を示すフラグを記憶するフィールドを設けて未登録状態を示すフラグを記憶したレコードを空きレコードとして用いるようにしてもよい。
端末装置10の処理部12のアクセス制御部130は、登録データ受取部140によりレコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードにライトアクセスするためのアクセス権をレコード番号に関して予め定められた複数の端末装置10−1,10−2に共通の順序に従って約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210に要求し、例えばレコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号順にアクセス権付与部210に要求する。端末装置10の処理部12のアクセス制御部130は、レコード番号記憶手段131に記憶されたレコード番号のレコードのアクセス権をアクセス権付与部210に要求する場合、当該レコード番号と当該端末装置10を識別する端末識別情報(端末ID)とを含むアクセス権要求情報をアクセス権付与部210に送信する。そして、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をアクセス権付与部210から付与されると、レコード番号記憶手段131に記憶されているレコード番号のレコードに登録データ記憶手段141に記憶されている約定データと登録状態を示すフラグを書き込むためのライト命令を、インタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信することにより登録処理を行う。
アクセス制御部130は、登録データ記憶手段141に記憶されているk個の約定データのそれぞれを、レコード番号記憶手段131に記憶されているk個のレコード番号のレコードに対して登録状態を示すフラグとともに書き込むための処理を終了すると、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を、インタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210に要求し、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権が約定データベース装置20のアクセス権付与部210により解放される。端末装置10の処理部12のアクセス制御部130は、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放をアクセス権付与部210に要求する場合、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号を含むアクセス権解放要求情報をアクセス権付与部210に送信する。
また、端末装置10の処理部12の検索部110は、データベース23に登録された約定データの検索条件を入力するためのGUI画面である検索条件入力画面を当該端末装置10の表示部13に表示し、当該端末装置10のユーザにより検索条件入力画面に対して入力部14から入力された検索条件を受け取り、受け取った検索条件に基づいてデータベース23のレコードに登録状態を示すフラグとともに記憶されている約定データの中から検索条件に該当する約定データを検索する検索命令をインタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信することにより検索処理を行い、アクセス処理部260により検索条件に該当する約定データが検索された後に、アクセス処理部260から検索条件に該当する約定データと当該約定データが記憶されたレコードのレコード番号を取得して当該検索部110の検索結果記憶手段111に記憶する。
端末装置10の処理部12の登録取消データ受取部120は、検索部110の検索結果記憶手段111に記憶された検索条件に該当する約定データと登録を取り消すべき約定データを指定するための指定入力欄とを含む登録取消画面を当該端末装置10の表示部13に表示し、当該端末装置10のユーザにより登録を取り消すべき約定データとして入力部14から指定入力欄で指定されたs個(但し、sは自然数)の約定データが記憶されたレコードのレコード番号を検索部110の検索結果記憶手段111から取得し、取得したs個のレコード番号を当該端末装置10のアクセス制御部130のレコード番号記憶手段131に記憶する。
端末装置10の処理部12のアクセス制御部130は、登録取消データ受取部120によりレコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号に関して予め定められた複数の端末装置10−1,10−2に共通の順序に従って約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210に要求し、例えばレコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号順にアクセス権付与部210に要求する。そして、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をアクセス権付与部210から付与されると、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのフラグを登録状態から未登録状態を示すフラグに更新するためのフラグ更新命令を、インタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信することにより更新処理を行う。
アクセス制御部130は、レコード番号記憶手段131に記憶されたs個の各レコード番号のレコードのフラグを登録状態から未登録状態を示すフラグに更新するための処理を終了すると、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を、インタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210に要求し、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権が約定データベース装置20のアクセス権付与部210により解放される。
端末装置10の表示部13は、処理部12の制御に従って画面表示する表示装置であり、例えば液晶表示装置やプラズマディスプレイ装置、有機ELパネル、無機ELパネル、CRTなどの任意の装置を用いて構成される。
端末装置10の入力部14は、ユーザの指示やデータを入力するための入力装置であり、例えばキーボード、マウス、タッチパネルなどの任意の装置を用いて構成される。
端末装置10のインタフェース部11は、約定データベース装置20や他の端末装置10とネットワーク5を通じて通信を行い、データをやり取りするための装置であり、約定データベース装置20のインタフェース部21は、端末装置10とネットワーク5を通じて通信を行い、データをやり取りするための装置である。通信方式は任意であり、通信の形態も有線、無線などの任意の形態を適用可能である。
約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210は、データベース23のレコードにライトアクセスするためのアクセス権を端末装置10に付与する。このアクセス権付与部210は、複数の端末装置10−1,10−2のうち一の端末装置10−1のアクセス制御部130からレコード番号記憶手段131に記憶されたレコード番号のレコードのアクセス権を要求された場合に、当該レコード番号のレコードを含むブロック内のレコードのアクセス権を複数の端末装置10−1,10−2のうち一の端末装置10−1以外の他の端末装置10−2に付与していないときには当該レコード番号のレコードのアクセス権を一の端末装置10−1に付与し、複数の端末装置10−1,10−2のうち一の端末装置10−1以外の他の端末装置10−2に当該レコード番号のレコードを含むブロック内のレコードのアクセス権を付与していたときには、他の端末装置10−2から当該ブロック内のレコードのアクセス権の解放を要求された後に当該レコード番号のレコードのアクセス権を一の端末装置10−1に付与する。
アクセス権付与部210の要求受取手段220は、端末装置10の処理部12のアクセス制御部130からレコード番号要求情報、アクセス権要求情報、アクセス権解放要求情報等を受け取る。この要求受取手段220は、データベース23のレコードに約定データを記憶するために端末装置10に付与したレコード番号の個数nをカウントする約定データカウンタ221を有する。
要求受取手段220は、端末装置10の処理部12のアクセス制御部130から、登録データ記憶手段141に記憶されたk個の約定データ用のレコード番号を要求するレコード番号要求情報を、インタフェース部11、ネットワーク5及びインタフェース部21を通じて受け取ると、k個の空きレコードのレコード番号を端末装置10の処理部12のアクセス制御部130に返信し、一例として要求受取手段220の約定データカウンタ221のカウント値nよりも大きく、カウント値nに対してレコード番号要求情報により要求されたレコード番号の個数kを加算した加算値(n+k)以下の各カウント値(n+1,・・・,n+k)を端末装置10の処理部12のアクセス制御部130に返信するとともに、約定データカウンタ221のカウント値を(n+k)に更新することで、約定データカウンタ221のカウント値から過去にデータベース23に登録された約定データの数が判るようにしてもよい。
要求受取部220は、端末装置10の処理部12のアクセス制御部130からアクセス権要求情報を、インタフェース部11、ネットワーク5及びインタフェース部21を通じて受け取ると、受け取ったアクセス権要求情報をアクセスキュー制御手段250に送る。
アクセス権付与部210のアクセスキュー制御手段250は、要求受取手段220が受け取ったアクセス権要求情報に含まれるレコード番号に対応付けされたブロック番号をブロックテーブル230から取得し、取得したブロック番号のアクセスキュー240が空であるか否かを判定し、空でない場合は当該ブロック番号のアクセスキュー240の先頭に格納されている端末IDがアクセス権要求情報に含まれる端末IDと同じであるか否かを判定する。
取得したブロック番号のアクセスキュー240が空である第1の場合は、当該ブロック番号のアクセスキュー240にアクセス権要求情報に含まれるレコード番号及び端末IDをエンキューし、アクセス権要求情報に含まれるレコード番号を含むアクセス権付与情報を生成して当該端末IDの端末装置10に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置10に付与する。
取得したブロック番号のアクセスキュー240の先頭に格納されている端末IDがアクセス権要求情報に含まれる端末IDと同じである第2の場合は、アクセス権要求情報に含まれるレコード番号を含むアクセス権付与情報を生成して当該端末IDの端末装置10に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置10に付与する。
取得したブロック番号のアクセスキュー240の先頭に格納されている端末IDがアクセス権要求情報に含まれる端末IDと同じでない第3の場合は、当該ブロック番号のアクセスキュー240の末尾にアクセス権要求情報に含まれるレコード番号及び端末IDをエンキューする。
要求受取部220は、端末装置10の処理部12のアクセス制御部130からアクセス権解放要求情報を、インタフェース部11、ネットワーク5及びインタフェース部21を通じて受け取ると、受け取ったアクセス権解放要求情報をアクセスキュー制御手段250に送る。アクセス権付与部210のアクセスキュー制御手段250は、要求受取手段220が受け取ったアクセス権解放要求情報に含まれる各レコード番号に対応付けされたブロック番号をブロックテーブル230から取得し、取得した各ブロック番号のうち互いに異なるブロック番号のアクセスキュー240をデキューすることにより当該各レコード番号のレコードのアクセス権を解放し、デキューされたアクセスキュー240のうち空ではないアクセスキューの先頭に格納されているレコード番号及び端末IDに基づいて当該レコード番号を含むアクセス権付与情報を当該端末IDの端末装置に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置に付与する。これにより当該端末IDの端末装置の待ち状態が解消される。
データベース23は、複数のブロックを備えており、複数のブロックの各々は複数のレコードを備えており、一例としてリレーショナル・データベース(RDB)により構成してもよい。約定データは約定注文の売買区分、銘柄コード、取引区分、取引所区分、約定年月日、受渡年月日、受注経路、約定単価、約定数量及び約定時間と、約定注文の注文主である顧客の証券口座番号を含む構成とし、約定注文の売買区分を記憶するための売買区分フィールドと、約定注文の銘柄コードを記憶するための銘柄コードフィールドと、約定注文の注文主である顧客の証券口座番号を記憶するための証券口座番号フィールドと、約定注文の取引区分を記憶するための取引区分フィールドと、約定注文の取引所区分を記憶するための取引所区分フィールドと、約定注文の約定年月日を記憶するための約定年月日フィールドと、約定注文の受渡年月日を記憶するための受渡年月日フィールドと、約定注文の受注経路を記憶するための受注経路フィールドと、約定注文の約定単価を記憶するための約定単価フィールドと、約定注文の約定数量を記憶するための約定数量フィールドと、約定注文の約定時間を記憶するための約定時間フィールドと、登録状態又は未登録状態を示すフラグを記憶するためのフラグフィールドと、レコード番号を記憶するためのレコード番号フィールドをレコード毎に設けて同一レコードに記憶された情報を互いに対応付けるようにしてもよく、フラグフィールドのフラグの初期値として未登録状態を示すフラグを用いるとともにレコード番号フィールドには当該レコードのレコード番号を予め記憶するようにしてもよい。レコード番号の下1桁を除いた番号をブロック番号として用いる構成としてもよく、レコードに当該レコードのブロック番号を記憶するためのブロック番号フィールドを設けてブロック番号フィールドには当該レコードのブロック番号を予め記憶するようにしてもよい。
図4は、図1に示すデータ処理システムの端末装置10の処理動作を例示するフローチャートである。先ず端末装置10の処理部12は、初期画面を表示部13に表示し、端末装置10のユーザにより初期画面に入力された約定データ処理開始画面の表示要求に基づき、登録データ入力画面の表示ボタンB1と登録取消用の検索条件入力画面の表示ボタンB2を含む約定データ処理開始画面を表示部13に表示する(ステップS11)。
次に端末装置10の処理部12は、表示部13に表示された約定データ処理開始画面内の表示ボタンB1が、端末装置10のユーザにより操作されたか否か、例えば入力部14のマウスによりクリック操作されたか否かを判定する(ステップS12)。
約定データ処理開始画面内の表示ボタンB1の操作があった場合は、登録データ入力画面を表示して約定データ登録処理を行い(ステップS13)、表示ボタンB1の操作がない場合は、表示ボタンB2の操作の有無を判定する(ステップS14)。
約定データ処理開始画面内の表示ボタンB2の操作があった場合は、登録取消用の検索条件入力画面を表示して約定データ登録取消処理を行い(ステップS15)、表示ボタンB2の操作がない場合は、ステップS12に戻って表示ボタンB1の操作の有無を判定する。
端末装置10の処理部12は、約定データ登録取消処理(ステップS15)又は約定データ登録処理(ステップS13)が終了すると、継続ボタンB3と終了ボタンB4を含む約定データ処理終了画面を表示部13に表示する(ステップS16)。
次に端末装置10の処理部12は、表示部13に表示された約定データ処理終了画面内の継続ボタンB3が、端末装置10のユーザにより操作されたか否か、例えば入力部14のマウスによりクリック操作されたか否かを判定する(ステップS17)。
約定データ処理終了画面内の継続ボタンB3の操作があった場合は、ステップS11に戻って約定データ処理開始画面を表示部13に表示し、継続ボタンB3の操作がない場合は、終了ボタンB4の操作の有無を判定する(ステップS18)。
約定データ処理終了画面内の終了ボタンB4の操作がない場合は、ステップS17に戻って継続ボタンB3の操作の有無を判定し、終了ボタンB4の操作があった場合は、初期画面を表示部13に表示して本フローチャートを終了する。
図5は、図4のフローチャートにおける約定データ登録処理S13で表示部13に表示される登録データ入力画面の表示例を示す説明図である。
図6は、図4のフローチャートにおける約定データ登録処理S13の一例を示すフローチャートである。約定データ登録処理S13において、先ず端末装置10の処理部12の登録データ受取部140は、約定データの個別部分を入力するための個別部分入力欄と共通部分を入力するための共通部分入力欄とを含む登録データ入力画面を表示部13に表示する(ステップS131)。端末装置10のユーザは、約定伝票を見ながら約定伝票の内容を示す約定データを入力部14から登録データ入力画面に入力する。
図5(A)は、端末装置10のユーザにより複数の約定データが入力された登録データ入力画面の一例を示す説明図であり、この登録データ入力画面には約定データの共通部分を入力するための共通部分入力欄401と約定データの個別部分を入力するための個別部分入力欄402と確認ボタン403が含まれている。共通部分入力欄401は、約定伝票に記された約定注文の売買区分を入力するためのラジオボタンからなる入力欄と、約定注文に係る株式等の有価証券の銘柄コードを入力するための入力欄と、約定注文の注文主である顧客の口座番号を入力するための入力欄と、約定注文の取引区分を入力するためのコンボボックスからなる入力欄と、約定注文の取引所区分を入力するためのコンボボックスからなる入力欄と、約定注文の約定年月日を入力するための入力欄と、約定注文の受渡年月日を入力するための入力欄と、当該約定した売買注文を顧客から受けた受注経路を入力するためのコンボボックスからなる入力欄とを含む。
約定伝票に記された約定注文の売買区分を入力するためのラジオボタンには「売」注文を示す情報が入力されており、約定注文に係る株式等の有価証券の銘柄コードを入力するための入力欄には銘柄コード「9250」が入力されており、約定注文の注文主である顧客の口座番号を入力するための入力欄には口座番号「0342180××」が入力されており、約定注文の取引区分を入力するためのコンボボックスには普通取引を示す取引区分「普通」が入力されており、約定注文の取引所区分を入力するためのコンボボックスには東京証券取引所を示す取引所区分「東証」が入力されており、約定注文の約定年月日を入力するための入力欄には年月日「2006/03/08」が入力されており、当該約定した売買注文を顧客から受けた受注経路を入力するためのコンボボックスには受注経路「対面取引」が入力されている。
図5(A)の登録データ入力画面の個別部分入力欄402には、約定伝票に記された約定単価、約定数量及び約定時間を入力するための各入力欄が配列されている。この共通部分入力欄402には、3個の約定データの個別部分が入力されており、第1の約定データの個別部分として約定単価「100」と約定数量「134,000」と約定時間「10:00〜10:01」が入力されており、第2の約定データの個別部分として約定単価「101」と約定数量「145,000」と約定時間「10:01〜10:02」が入力されており、第3の約定データの個別部分として約定単価「102」と約定数量「214,800」と約定時間「10:02〜10:03」が入力されている。これらの3個の約定データの共通部分は、上記共通部分入力欄401に入力されているものである。このように、端末装置10のユーザが3枚の約定伝票の内容を入力した登録データ入力画面を図5(A)に例示しており、約定注文の売買区分、銘柄コード、取引区分、取引所区分、約定年月日、受渡年月日及び受注経路と約定注文の注文主である顧客の証券口座番号について重複入力を省いて効率的な入力作業ができるようになっている。
端末装置10のユーザは、約定データを登録データ入力画面に入力すると、登録データ入力画面の右下にある確認ボタン403を操作し、例えば入力部14のマウスにより確認ボタン403をクリック操作する。
端末装置10の処理部12の登録データ受取部140は、登録データ入力画面の確認ボタン403の操作があると、登録データ入力画面に入力された約定データの確認画面を表示部13に表示する。
図5(B)は、図5(A)の登録データ入力画面に入力された約定データの確認画面を例示する説明図であり、この確認画面には登録データ入力画面の共通部分入力欄401に入力された入力情報を表示する共通部分表示欄404と、個別部分入力欄402に入力された入力情報を表示する個別部分表示欄405と、登録ボタン406と、訂正ボタン407と、キャンセルボタン408とが含まれている。
図5(B)の確認画面の共通部分表示欄404には、口座番号の表示領域に口座番号「0342180××」が表示されており、売買区分の表示領域に「売」注文を示す情報が表示されており、銘柄コードの表示領域に銘柄コード「9250」が表示されており、取引区分の表示領域に取引区分「普通取引」が表示されており、取引所区分の表示領域に東京証券取引所を示す取引所区分「東証」が表示されており、約定年月日の表示領域に約定年月日「2006/03/08」が表示されており、約定金額の表示領域に約定金額「49,954,600円」が表示されており、手数料の表示領域に手数料「0円」が表示されており、受渡金額の表示領域に受渡金額「49,954,600円」が表示されており、消費税の表示領域に「0円」が表示されており、受注経路の表示領域に受注経路「対面取引」が表示されている。なお、約定金額49,954,600円は、第1の約定データの約定単価100円×約定数量134,000株(=13,400,000円)と、第2の約定データの約定単価101円×約定数量145,000株(=14,645,000円)と、第3の約定データの約定単価102円×約定数量214,800株(=21,909,600円)の合計金額となっている。受渡金額は、約定注文の内容を示す約定データの約定単価と約定数量を乗じた約定金額に応じて予め決められた手数料と当該手数料に予め設定された消費税率を乗じた消費税(消費税額)を加減算した金額を各約定データについて合計した金額となっており、手数料は、約定データの約定単価と約定数量を乗じた約定金額に対して例えば手数料テーブルで予め決められた手数料を各約定データについて合計した金額となっており、消費税は手数料に対して予め設定された消費税率を乗じた消費税額を各約定データについて合計した金額となっている。約定注文が買注文である場合は当該約定注文の受渡金額は約定金額に手数料と消費税を加算した金額となっており、約定注文が売注文である場合は当該約定注文の受渡金額は約定金額から手数料と消費税を減算した金額となっている。
図5(B)の確認画面の個別部分表示欄405には、約定単価と約定数量と約定時間の表示領域が配列されている。この個別部分表示欄405には、3個の約定データの個別部分が表示されており、第1の約定データの個別部分として約定単価「100」と約定数量「134,000」と約定時間「10:00〜10:01」が表示されており、第2の約定データの個別部分として約定単価「101」と約定数量「145,000」と約定時間「10:01〜10:02」が表示されており、第3の約定データの個別部分として約定単価「102」と約定数量「214,800」と約定時間「10:02〜10:03」が表示されている。
端末装置10のユーザは、確認画面で約定データの入力内容を確認し、確認画面に表示された約定データをデータベース23に登録する場合は登録ボタン406を入力部14からクリック操作等して操作し、確認画面に表示された約定データを訂正する場合は訂正ボタン407を入力部14からクリック操作等して操作し、確認画面に表示されたの約定データの入力を取り消す場合はキャンセルボタン408を入力部14からクリック操作等して操作する。
端末装置10の登録データ受取部140は、確認画面内のキャンセルボタン408が操作されると、登録データ入力画面の入力内容をリセットして初期状態の登録データ入力画面を表示部13に表示する。端末装置10の登録データ受取部140は、確認画面内の訂正ボタン407が操作されると、約定データが入力された登録データ入力画面を表示し、図5(B)の訂正ボタン407の操作により図5(A)の登録データ入力画面を表示する。端末装置10の登録データ受取部140は、確認画面内の登録ボタン406が操作されると、登録データ入力画面の個別部分入力欄に入力された(又は確認画面の個別部分表示欄405に表示された)k個の個別部分と共通部分入力欄に入力された(又は確認画面の共通部分表示欄404に表示された)共通部分からなるk個の約定データを、登録データ記憶手段141に記憶する(ステップS132)。
例えば、端末装置10の登録データ受取部140は、登録データ入力画面の個別部分入力欄402に入力された(又は確認画面の個別部分表示欄405に表示された)k個の約定データの個別部分をそれぞれ受け取って登録データ受取部140の個別部分記憶手段のk個の記憶領域に個別に記憶するとともに、登録データ入力画面の共通部分入力欄401に入力された(又は確認画面の共通部分表示欄404に表示された)約定データの共通部分を受け取って登録データ受取部140の共通部分記憶手段に記憶し、個別部分記憶手段に記憶されたk個の個別部分と共通部分記憶手段に記憶された共通部分からなるk個の約定データを、登録データ記憶手段141に記憶するようにしてもよい。
このようにして、端末装置10の登録データ受取部140は、登録データ入力画面の個別部分入力欄402に入力されたk個の個別部分と共通部分入力欄401に入力された共通部分からなるk個の約定データを登録データ記憶手段141に記憶すると(ステップS132)、登録データ記憶手段141に記憶されたk個の約定データをデータベース23に記憶するためのk個のレコードのレコード番号を約定データベース装置20に要求し、具体的にはk個のレコードのレコード番号を要求するレコード番号要求情報をインタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20に送信する(ステップS133)。端末装置10から送信されるレコード番号要求情報には、要求するレコード番号の個数kと当該端末装置10を識別する端末IDが含まれている。
端末装置10の登録データ受取部140は、約定データベース装置20からネットワーク5及びインタフェース部11を通じてk個のレコードのレコード番号を受け取ると、受け取ったk個のレコードのレコード番号をアクセス制御部130のレコード番号記憶手段131に記憶する(ステップS134)。
次に、端末装置10のアクセス制御部130は、登録データ受取部140によりレコード番号記憶手段131に記憶されたk個の各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号順に約定データベース装置20に要求し(ステップS135)、k個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得したか否かを判定する(ステップS136)。k個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得していない場合は取得するまで待ち、k個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得した場合は、登録データ記憶手段141に記憶された約定データと登録状態を示すフラグをレコード番号記憶手段131のレコード番号のレコードに記憶する登録処理を行う(ステップS137)。具体的には端末装置10のアクセス制御部140は、レコード番号記憶手段131に記憶されているレコード番号のレコードに登録データ記憶手段141に記憶されている約定データと登録状態を示すフラグを書き込むためのライト命令であって当該端末装置10の端末IDを含むライト命令を、インタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信することにより登録処理を行う。
一例としてライト命令は、レコード番号記憶手段131に記憶されているレコード番号のうち最小のレコード番号mと登録状態を示すフラグと登録データ記憶手段141に記憶されているk個の約定データとを含む構成として約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信し、アクセス処理部260は端末装置10からのライト命令を受け取るとライト命令に含まれるk個の約定データのそれぞれをライト命令に含まれるレコード番号mからレコード番号(m+k−1)のレコードに対して登録状態を示すフラグとともに個別に書き込んでデータベース23に記憶し、ライト命令に含まれる端末IDの端末装置10に対して書込終了情報を送信することにより、端末装置10のアクセス制御手段130に対してk個の約定データの登録終了を通知するようにしてもよい。
一例としてライト命令は、レコード番号記憶手段131に記憶されているk個の各レコード番号と登録状態を示すフラグと登録データ記憶手段141に記憶されているk個の約定データとを含む構成として約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信し、アクセス処理部260は端末装置10からのライト命令を受け取るとライト命令に含まれるk個の約定データのそれぞれをライト命令に含まれるk個のレコード番号のレコードに対して登録状態を示すフラグとともに個別に書き込んでデータベース23に記憶し、ライト命令に含まれる端末IDの端末装置10に対して書込終了情報を送信することにより、端末装置10のアクセス制御手段130に対してk個の約定データの登録終了を通知するようにしてもよい。
端末装置10の処理部12のアクセス制御部130は、登録データ記憶手段141に記憶されているk個の約定データをレコード番号記憶手段131に記憶されているk個のレコード番号のレコードに対して登録状態を示すフラグとともに個別に書き込む登録処理を終了したか否かを判定し(ステップS138)、例えば約定データベース装置20から書込終了情報を受け取ったか否かにより登録処理を終了したか否かを判定する。登録処理が終了していない場合は、書込終了情報を受信することにより登録処理が終了するまで待ち、登録処理が終了すると、レコード番号記憶手段131に記憶されたk個の各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を、インタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210に要求し(ステップS139)、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権が約定データベース装置20のアクセス権付与部210により解放される。端末装置10の処理部12のアクセス制御部130は、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放をアクセス権付与部210に要求する場合、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号と当該端末装置10の端末IDを含むアクセス権解放要求情報をアクセス権付与部210に送信するようにしてもよい。
図7は、図6のフローチャートにおけるステップS134〜S136の処理の一例を示すフローチャートである。
端末装置10の登録データ受取部140は、約定データベース装置20からネットワーク5及びインタフェース部11を通じてk個のレコードのレコード番号を受け取ると、受け取ったk個のレコードの各レコード番号に当該レコード番号の昇順の順位を対応付けてアクセス制御部130のレコード番号記憶手段131に記憶する(ステップS1340)。また、端末装置10の登録データ受取部140は、端末装置10のアクセス制御部130の変数記憶手段に記憶されたレコード番号の昇順の順位を示す変数zを0にリセットする(ステップS1350)。
次に、端末装置10のアクセス制御部130は、レコード番号の昇順の順位を示す変数zを1だけインクリメントし(ステップS1351)、変数zが示す順位のレコード番号をレコード番号記憶手段131から取得し、取得した当該レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20に要求し(ステップS1352)、具体的には当該レコード番号と当該端末装置10の端末IDとを含むアクセス権要求情報をインタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20に送信する。
そして、端末装置10のアクセス制御部130は、ステップS1352で取得したレコード番号のレコードのアクセス権を付与するアクセス権付与情報を約定データベース装置20からネットワーク5及びインタフェース部11を通じて受け取ったか否かを判定し(ステップS1353)、一例としてステップS1352で取得したレコード番号を含むアクセス権付与情報を約定データベース装置20から受け取ったか否かにより判定する。ステップS1352で取得したレコード番号のレコードのアクセス権を付与するアクセス権付与情報を約定データベース装置20から受け取っていない場合は受け取るまで待ち、受け取ると、レコード番号の順位を示す変数zが上記個数kと同じであるか否かを判定し(ステップS1360)、これによりk個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得したか否かを判定する。変数zが個数kと同じでない場合は、k個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得していないものとしてステップS1351に戻って変数zを1だけインクリメントし、変数zが個数kと同じである場合はk個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得したものとして、登録データ記憶手段141のk個の約定データをデータベース23に登録する登録処理を行う(ステップS137)。
図8は、図4のフローチャートにおける約定データ登録取消処理S15で表示部13に表示される画面の表示例を説明するための説明図である。
図9は、図4のフローチャートにおける約定データ登録取消処理S15の一例を示すフローチャートである。約定データ登録取消処理S15において、先ず端末装置10の処理部12の検索部110は、データベース23に登録された約定データの検索条件を入力するためのGUI画面からなる検索条件入力画面を表示部13に表示する(ステップS151)。端末装置10のユーザは、登録を取り消すべき約定データが該当する検索条件を入力部14から検索条件入力画面に入力する。
端末装置10のユーザにより約定データの検索条件が入力された検索条件入力画面は、図8(A)の画面において、約定データの定型句の表示領域503と検索結果の表示領域504〜506とそのスクロールバーと取消選択ボタン508とを省き、検索条件入力欄501と検索ボタン502を含む入力画面により例示することができる。検索条件入力欄501は、約定注文の注文主である顧客の口座番号を検索条件として入力するための入力欄と、約定注文の銘柄コードを検索条件として入力するための入力欄と、約定注文の約定年月日を検索条件として入力するための入力欄と、約定注文の売買区分を検索条件として入力するためのラジオボタンからなる入力欄と検索ボタン502とを含む。
口座番号を検索条件として入力するための入力欄には口座番号「0342180××」が入力されており、銘柄コードを検索条件として入力するための入力欄には銘柄コード「9250」が入力されており、約定年月日を検索条件として入力するための入力欄には年月日「2006/03/08」が入力されており、売買区分を検索条件として入力するためのラジオボタンには「売」注文を示す情報が入力されている。
端末装置10のユーザは、約定データの検索条件を検索条件入力画面に入力すると、検索条件入力画面の右上にある検索ボタン502を操作し、例えば入力部14のマウスにより検索ボタン502をクリック操作する。
端末装置10の処理部12の検索部110は、検索条件入力画面の検索ボタン502の操作があると、検索条件入力画面に対して入力部14から入力された約定データの検索条件を受け取り、受け取った検索条件に基づいてデータベース23のレコードに登録状態を示すフラグとともに記憶されている約定データの中から検索条件に該当する約定データを検索する検索命令であって当該端末装置10の端末IDを含む検索命令をインタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信することにより検索処理を実行する。約定データベース装置20のアクセス処理部260は、端末装置10からの検索命令を受け取ると、検索命令に含まれる検索条件に該当する約定データをデータベース23から検索し、検索条件に該当する約定データと当該約定データが記憶されたレコードのレコード番号を検索命令に含まれる端末IDの端末装置10に対してインタフェース部21及びネットワーク5を通じて返信する。端末装置10の処理部12の検索部110は、約定データベース装置20から検索条件に該当する約定データと当該約定データが記憶されたレコードのレコード番号を受け取ると、検索条件に該当する約定データと当該約定データが記憶されたレコードと未指定状態を示す指定フラグを対応付けて検索部110の検索結果記憶手段111に記憶する(ステップS152)。
次に、端末装置10の処理部12の登録取消データ受取部120は、検索結果記憶手段111に記憶された検索条件に該当する約定データと登録を取り消すべき約定データを指定するための指定入力欄とを含むGUI画面からなる登録取消画面を表示部13に表示する(ステップS153)。図8(A)は、登録取消画面の一例を示す説明図であり、この登録取消画面には検索条件が入力された検索条件入力欄501と、検索ボタン502と、約定データの定型句の表示領域503と、検索結果の表示領域504〜506と、取消選択ボタン508が含まれている。検索条件入力欄501は、約定注文の注文主である顧客の口座番号を検索条件として入力するための入力欄と、約定注文の銘柄コードを検索条件として入力するための入力欄と、約定注文の約定年月日を検索条件として入力するための入力欄と、約定注文の売買区分を検索条件として入力するためのラジオボタンからなる入力欄と検索ボタン502とを含む。口座番号を検索条件として入力するための入力欄には口座番号「0342180××」が入力されており、銘柄コードを検索条件として入力するための入力欄には銘柄コード「9250」が入力されており、約定年月日を検索条件として入力するための入力欄には年月日「2006/03/08」が入力されており、売買区分を検索条件として入力するためのラジオボタンには「売」注文を示す情報が入力されている。
約定データの定型句の表示領域503には、検索結果の表示領域504〜506の表示内容を説明するための、銘柄コード、売買区分、取引区分、取引所区分、約定日、約定時間、受渡日、約定数量、約定単価、約定金額、手数料、消費税、受渡金額、受注経路の文字が表示されている。検索結果の表示領域504〜506には、登録を取り消すべき約定データとして指定するための指定入力欄の一例であるチェックボタンと、約定データの定型句に応じた約定データの構成部分と、約定データの約定金額、手数料、消費税及び受渡金額が表示されるようになっている。
検索結果の表示領域504には、検索条件に該当する第1の約定データとして、当該約定データの銘柄コード「9250」、当該約定データの売注文を示す売買区分「売」、当該約定データの取引区分「普通取引」、当該約定データの東京証券取引所を示す取引所区分「東証」、当該約定データの約定日を示す月日「03/08」、当該約定データの約定時間「10:00〜10:01」、当該約定データの約定数量「134,000」、当該約定データの約定単価「100」、当該約定データの受注経路「対面取引」が表示されており、また当該約定データの約定数量と約定単価を乗じた約定金額「13,400,000」と、当該約定データの約定金額に対する手数料「0」と、当該手数料に消費税率を乗じた消費税(消費税額)「0」と、約定金額に対して手数料と消費税を加減算した受渡金額「13,400,000」が表示されている。この受渡金額としては、売買区分が「売」であるため、約定金額から手数料と消費税を減算した金額が表示されるようになっている。
検索結果の表示領域505には、検索条件に該当する第2の約定データとして、当該約定データの銘柄コード「9250」、当該約定データの売注文を示す売買区分「売」、当該約定データの取引区分「普通取引」、当該約定データの東京証券取引所を示す取引所区分「東証」、当該約定データの約定日を示す月日「03/08」、当該約定データの約定時間「10:01〜10:02」、当該約定データの約定数量「145,000」、当該約定データの約定単価「101」、当該約定データの受注経路「対面取引」が表示されており、また当該約定データの約定数量と約定単価を乗じた約定金額「14,645,000」と、当該約定データの約定金額に対する手数料「0」と、当該手数料に消費税率を乗じた消費税(消費税額)「0」と、約定金額に対して手数料と消費税を加減算した受渡金額「14,645,000」が表示されている。この受渡金額としては、売買区分が「売」であるため、約定金額から手数料と消費税を減算した金額が表示されるようになっている。
検索結果の表示領域506には、検索条件に該当する第3の約定データとして、当該約定データの銘柄コード「9250」、当該約定データの売注文を示す売買区分「売」、当該約定データの取引区分「普通取引」、当該約定データの東京証券取引所を示す取引所区分「東証」、当該約定データの約定日を示す月日「03/08」、当該約定データの約定時間「10:02〜10:03」、当該約定データの約定数量「214,800」、当該約定データの約定単価「102」、当該約定データの受注経路「対面取引」が表示されており、また当該約定データの約定数量と約定単価を乗じた約定金額「21,909,600」と、当該約定データの約定金額に対する手数料「0」と、当該手数料に消費税率を乗じた消費税(消費税額)「0」と、約定金額に対して手数料と消費税を加減算した受渡金額「21,909,600」が表示されている。この受渡金額としては、売買区分が「売」であるため、約定金額から手数料と消費税を減算した金額が表示されるようになっている。
端末装置10の表示部13に登録取消画面が表示されると、端末装置10のユーザは登録を取り消すべき約定データを指定する情報を入力部14から指定入力欄に入力し、例えば登録を取り消すべき約定データが表示された検索結果の表示領域の指定入力欄であるチェックボタン(チェックボックス)を入力部14のマウスからクリック操作してチェックマークを入力し、取消選択ボタン508をクリック操作等して操作する。図8(A)の登録取消画面では、検索結果の表示領域504〜506の各チェックボタンにチェックマークが入力されており、検索結果の表示領域504〜506に表示された各約定データが登録を取り消すべき約定データとして指定されている。端末装置10の処理部12の登録取消データ受取部120は、登録取消画面の取消選択ボタン508の操作があると、チェックボタンで指定された登録を取り消すべき約定データに対応付けされた検索結果記憶手段111の指定フラグを未指定状態から指定状態を示すフラグに更新し、チェックボタンで指定された登録を取り消すべき約定データの確認画面を表示部13に表示する。
図8(B)は、図8(A)の登録取消画面で指定された登録を取り消すべき約定データの確認画面を例示する説明図であり、この確認画面には口座番号の表示領域509と、約定データの定型句の表示領域510と、登録取消対象の約定データの表示領域511〜513と、決定ボタン515と、戻るボタン516と、キャンセルボタン517とが表示されている。口座番号の表示領域509には、登録取消画面の検索条件入力欄501に入力されていた口座番号が表示されている。約定データの定型句の表示領域510には、登録取消対象の約定データの表示領域511〜513の表示内容を説明するための、銘柄コード、売買区分、取引区分、取引所区分、約定日、約定時間、受渡日、約定数量、約定単価、約定金額、手数料、消費税、受渡金額、受注経路の文字が表示されている。登録取消対象の約定データの表示領域511〜513には、約定データの定型句に応じた約定データの構成部分と、約定データ毎の約定金額、手数料、消費税及び受渡金額が表示されるようになっている。
図8(B)の確認画面の表示領域511には、登録取消対象の第1の約定データとして、当該約定データの銘柄コード「9250」、当該約定データの売注文を示す売買区分「売」、当該約定データの取引区分「普通取引」、当該約定データの東京証券取引所を示す取引所区分「東証」、当該約定データの約定日を示す月日「03/08」、当該約定データの約定時間「10:00〜10:01」、当該約定データの約定数量「134,000」、当該約定データの約定単価「100」、当該約定データの受注経路「対面取引」が表示されており、また当該約定データの約定数量と約定単価を乗じた約定金額「13,400,000」と、当該約定データの約定金額に対する手数料「0」と、当該手数料に対する消費税「0」と、約定金額に対して手数料と消費税(消費税額)を加減算した受渡金額「13,400,000」が表示されている。この表示領域511に表示された約定データは、登録取消画面の表示領域504の指定入力欄で指定された登録取消対象の約定データに対応している。
図8(B)の確認画面の表示領域512には、登録取消対象の第2の約定データとして、当該約定データの銘柄コード「9250」、当該約定データの売注文を示す売買区分「売」、当該約定データの取引区分「普通取引」、当該約定データの東京証券取引所を示す取引所区分「東証」、当該約定データの約定日を示す月日「03/08」、当該約定データの約定時間「10:01〜10:02」、当該約定データの約定数量「145,000」、当該約定データの約定単価「101」、当該約定データの受注経路「対面取引」が表示されており、また当該約定データの約定数量と約定単価を乗じた約定金額「14,645,000」と、当該約定データの約定金額に対する手数料「0」と、当該手数料に対する消費税「0」と、約定金額に対して手数料と消費税(消費税額)を加減算した受渡金額「14,645,000」が表示されている。この表示領域512に表示された約定データは、登録取消画面の表示領域505の指定入力欄で指定された登録取消対象の約定データに対応している。
図8(B)の確認画面の表示領域513には、登録取消対象の第3の約定データとして、当該約定データの銘柄コード「9250」、当該約定データの売注文を示す売買区分「売」、当該約定データの取引区分「普通取引」、当該約定データの東京証券取引所を示す取引所区分「東証」、当該約定データの約定日を示す月日「03/08」、当該約定データの約定時間「10:02〜10:03」、当該約定データの約定数量「214,800」、当該約定データの約定単価「102」、当該約定データの受注経路「対面取引」が表示されており、また当該約定データの約定数量と約定単価を乗じた約定金額「21,909,600」と、当該約定データの約定金額に対する手数料「0」と、当該手数料に対する消費税「0」と、約定金額に対して手数料と消費税(消費税額)を加減算した受渡金額「21,909,600」が表示されている。この表示領域513に表示された約定データは、登録取消画面の表示領域506の指定入力欄で指定された登録取消対象の約定データに対応している。
端末装置10のユーザは、登録取消対象の約定データの確認画面の表示内容を確認し、確認画面に表示された約定データの登録を取り消す場合は決定ボタン515を入力部14からクリック操作等して操作し、確認画面から登録取消画面に戻る場合は戻るボタン516を入力部14からクリック操作等して操作し、確認画面から初期状態の検索条件入力画面に戻る場合はキャンセルボタン517を入力部14からクリック操作等して操作する。
端末装置10の登録取消データ受取部120は、確認画面内のキャンセルボタン517が操作されると、リセットされた検索条件入力画面を表示部13に表示する。端末装置10の登録取消データ受取部120は、確認画面の戻るボタン516が操作されると検索結果を含む登録取消画面を表示部13に表示し、図8(B)の確認画面の戻るボタン516が操作されると図8(A)の登録取消画面を表示する。端末装置10の登録取消データ受取部120は、確認画面の決定ボタン515が操作されると、登録取消画面の指定入力欄で登録取消対象の約定データとして指定されたs個の約定データであって確認画面に表示されたs個の約定データのレコード番号を検索結果記憶手段111から取得し、例えば指定状態を示す指定フラグに対応付けされたs個の約定データのレコード番号を検索結果記憶手段111から取得してレコード番号記憶手段131に記憶する(ステップS154)。図8(B)の確認画面の決定ボタン515が操作された場合は、表示領域511〜513に表示された3個の約定データのレコード番号を検索結果記憶手段111から取得し、指定状態を示す指定フラグに対応付けされた3個の約定データのレコード番号を検索結果記憶手段111から取得してレコード番号記憶手段131に記憶する。
次に、端末装置10のアクセス制御部130は、登録取消データ受取部120によりレコード番号記憶手段131に記憶されたs個の各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号順に約定データベース装置20に要求し(ステップS155)、s個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得したか否かを判定する(ステップS156)。s個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得していない場合は取得するまで待ち、s個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得した場合は、レコード番号記憶手段131に記憶されたs個の各レコード番号のレコードのフラグを登録状態から登録取消状態(未登録状態)を示すフラグに更新する更新処理を行う(ステップS157)。具体的には端末装置10のアクセス制御部130は、レコード番号記憶手段131に記憶されている各レコード番号のレコードに未登録状態を示すフラグを書き込むためのフラグ更新命令であって当該端末装置10の端末IDを含むフラグ更新命令を、インタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信することにより更新処理を行う。
一例としてフラグ更新命令は、レコード番号記憶手段131に記憶されている各レコード番号と未登録状態を示すフラグを含む構成として約定データベース装置20のアクセス処理部260に送信し、アクセス処理部260は端末装置10からのフラグ更新命令を受け取るとフラグ更新命令に含まれる未登録状態を示すフラグをフラグ更新命令に含まれる各レコード番号のレコードのフラグに対して上書きしてデータベース23に記憶し、フラグ更新命令に含まれる端末IDの端末装置10に対して更新終了情報を送信することにより、端末装置10のアクセス制御手段130に対してs個のレコード番号のレコードのフラグの更新終了を通知するようにしてもよい。
端末装置10の処理部12のアクセス制御部130は、レコード番号記憶手段131に記憶されているs個のレコード番号のレコードのフラグを登録状態から未登録状態を示すフラグに更新する更新処理を終了したか否かを判定し(ステップS158)、例えば約定データベース装置20から更新終了情報を受け取ったか否かにより更新処理を終了したか否かを判定する。更新処理が終了していない場合は、更新終了情報を受信することにより更新処理が終了するまで待ち、更新処理が終了すると、レコード番号記憶手段131に記憶されたs個の各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を、インタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20の処理部22のアクセス権付与部210に要求し(ステップS159)、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権が約定データベース装置20のアクセス権付与部210により解放される。端末装置10の処理部12のアクセス制御部130は、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放をアクセス権付与部210に要求する場合、レコード番号記憶手段131に記憶された各レコード番号と当該端末装置10の端末IDを含むアクセス権解放要求情報をアクセス権付与部210に送信するようにしてもよい。
図10は、図9のフローチャートにおけるステップS154〜S156の処理の一例を示すフローチャートである。
端末装置10の登録取消データ受取部120は、登録取消画面の指定入力欄で登録取消対象の約定データとして指定されたs個の約定データのレコード番号を検索結果記憶手段111から取得すると、取得したs個の各レコード番号に当該レコード番号の昇順の順位を対応付けてアクセス制御部130のレコード番号記憶手段131に記憶する(ステップS1540)。また、端末装置10の登録取消データ受取部120は、端末装置10のアクセス制御部130の変数記憶手段に記憶されたレコード番号の昇順の順位を示す変数zを0にリセットする(ステップS1550)。
次に、端末装置10のアクセス制御部130は、レコード番号の昇順の順位を示す変数zを1だけインクリメントし(ステップS1551)、変数zが示す順位のレコード番号をレコード番号記憶手段131から取得し、取得した当該レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20に要求し(ステップS1552)、具体的には当該レコード番号と当該端末装置10の端末IDとを含むアクセス権要求情報をインタフェース部11及びネットワーク5を通じて約定データベース装置20に送信する。
そして、端末装置10のアクセス制御部130は、ステップS1552で取得したレコード番号のレコードのアクセス権を付与するアクセス権付与情報を約定データベース装置20からネットワーク5及びインタフェース部11を通じて受け取ったか否かを判定し(ステップS1553)、一例としてステップS1552で取得したレコード番号を含むアクセス権付与情報を約定データベース装置20から受け取ったか否かにより判定する。ステップS1552で取得したレコード番号のレコードのアクセス権を付与するアクセス権付与情報を約定データベース装置20から受け取っていない場合は受け取るまで待ち、受け取ると、レコード番号の順位を示す変数zが上記個数sと同じであるか否かを判定し(ステップS1560)、これによりs個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得したか否かを判定する。変数zが個数sと同じでない場合は、s個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得していないものとしてステップS1551に戻って変数zを1だけインクリメントし、変数zが個数sと同じである場合はs個の各レコード番号のレコードのアクセス権を約定データベース装置20から取得したものとして、レコード番号記憶手段131に記憶されたs個の各レコード番号のレコードのフラグを登録状態から未登録状態を示すフラグに更新する更新処理を行う(ステップS157)。
図11は、約定データベース装置20の処理部22の処理動作の概略を示すフローチャートである。
約定データベース装置20の処理部20は、端末装置10からレコード番号要求情報を要求受取部220が受け取ったか否かを判定し(ステップS21)、レコード番号要求情報を要求受取部220が受け取った場合はレコード番号付与処理を行い(ステップS22)、レコード番号要求情報を受け取っていない場合は、端末装置10からアクセス権要求情報を要求受取部220が受け取ったか否かを判定する(ステップS23)。アクセス権要求情報を要求受取部220が受け取った場合はアクセス権付与処理を行い(ステップS24)、アクセス権要求情報を受け取っていない場合は、端末装置10からアクセス権解放要求情報を要求受取部220が受け取ったか否かを判定する(ステップS25)。アクセス権解放要求情報を要求受取部220が受け取った場合はアクセス権解放処理を行い(ステップS26)、アクセス権解放要求情報を受け取っていない場合は、ステップS21に戻ってレコード番号要求情報を要求受取部220が受け取ったか否かを判定する。
図12は、図11のフローチャートにおけるレコード番号付与処理S22の一例を示すフローチャートである。
約定データベース装置20の処理部22に含まれるアクセス権付与部210の要求受取手段220は、端末装置10の処理部12のアクセス制御部130から、登録データ記憶手段141に記憶されたk個の約定データ用のレコード番号を要求するレコード番号要求情報を、インタフェース部11、ネットワーク5及びインタフェース部21を通じて受け取ると、要求受取手段220の変数記憶手段に記憶されたカウントアップ回数を示す変数uを0にリセットする(ステップS221)。
そして、要求受取手段220は、カウントアップ回数を示す変数uを1だけインクリメントし(ステップS222)、約定データカウンタ221を1だけカウントアップしてカウント値を取得し、取得したカウント値をレコード番号としてレコード番号保持手段に記憶する(ステップS223)。レコード番号保持手段及び変数記憶手段としては、要求受取手段220の内部メモリを用いてもよい。
次に要求受取手段220は、カウントアップ回数を示す変数uの値がレコード番号の要求個数kと同じであるか否かを判定し(ステップS224)、変数uが個数kと同じでない場合はステップS222に戻って変数uを1だけインクリメントし、変数uが個数kと同じである場合は、レコード番号保持手段に保持された各レコード番号をレコード番号要求情報に含まれる端末IDの端末装置10に返信する(ステップS225)。このようにして要求受取手段220は、約定データカウンタ221のカウント値nよりも大きく、カウント値nに対してレコード番号要求情報により要求されたレコード番号の個数kを加算した加算値(n+k)以下の各カウント値(n+1,・・・,n+k)を端末装置10の処理部12のアクセス制御部130に返信するとともに、約定データカウンタ221のカウント値を(n+k)に更新するようにしている。
図13は、図11のフローチャートにおけるアクセス権付与処理S24の一例を示すフローチャートである。約定データベース装置20の処理部22に含まれるアクセス権付与部210の要求受取部220は、端末装置10の処理部12のアクセス制御部130からアクセス権要求情報を、インタフェース部11、ネットワーク5及びインタフェース部21を通じて受け取ると、受け取ったアクセス権要求情報をアクセス権付与部210のアクセスキュー制御手段250に送る。
アクセス権付与部210のアクセスキュー制御手段250は、要求受取手段220が受け取ったアクセス権要求情報に含まれるレコード番号に対応付けされたブロック番号をブロックテーブル230から取得し(ステップS241)、取得したブロック番号のアクセスキュー240が空であるか否かを判定し(ステップS242)、空でない場合は当該ブロック番号のアクセスキュー240の先頭に格納されている端末IDがアクセス権要求情報に含まれる端末IDと同じであるか否かを判定する(ステップS244)。
取得したブロック番号のアクセスキュー240が空である第1の場合は(ステップS242:Y)、当該ブロック番号のアクセスキュー240にアクセス権要求情報に含まれるレコード番号及び端末IDを1要素としてエンキューし(ステップS243)、アクセス権要求情報に含まれるレコード番号を含むアクセス権付与情報を生成して当該端末IDの端末装置10に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置10に付与する(ステップS246)。
取得したブロック番号のアクセスキュー240の先頭に格納されている端末IDがアクセス権要求情報に含まれる端末IDと同じである第2の場合は(ステップS244:Y)、アクセス権要求情報に含まれるレコード番号を含むアクセス権付与情報を生成して当該端末IDの端末装置10に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置10に付与する(ステップS246)。
取得したブロック番号のアクセスキュー240の先頭に格納されている端末IDがアクセス権要求情報に含まれる端末IDと同じでない第3の場合は(ステップS244;N)、当該ブロック番号のアクセスキュー240の末尾にアクセス権要求情報に含まれるレコード番号及び端末IDを1要素としてエンキューする(ステップS245)。
図14は、図11のフローチャートにおけるアクセス権解放処理S26の一例を示すフローチャートである。約定データベース装置20の処理部22に含まれるアクセス権付与部210の要求受取部220は、端末装置10の処理部12のアクセス制御部130からアクセス権解放要求情報を、インタフェース部11、ネットワーク5及びインタフェース部21を通じて受け取ると、受け取ったアクセス権解放要求情報をアクセス権付与部210のアクセスキュー制御手段250に提供する。
アクセス権付与部210のアクセスキュー制御手段250は、要求受取手段220が受け取ったアクセス権解放要求情報に含まれる各レコード番号に対応付けされたブロック番号をブロックテーブル230から取得してアクセスキュー制御手段250のブロック番号記憶手段に記憶し(ステップS261)、ブロック番号記憶手段に記憶した各ブロック番号の中から互いに異なるブロック番号を抽出する(ステップS262)。なお、互いに異なるブロック番号は、記憶手段に記憶された重複のある番号群の中から互いに異なる番号を抽出するコンピュータプログラムを処理部22のコンピュータで実行することにより抽出するようにしてもよい。
次にアクセス権付与部210のアクセスキュー制御手段250は、ステップS262で抽出した各ブロック番号のアクセスキュー240をデキューすることにより当該各レコード番号のレコードのアクセス権を解放し(ステップS263)、ステップS263でデキューしたアクセスキュー240の各々が空であるか否かを判定する(ステップS264)。ステップS263でデキューしたアクセスキュー240の中に空でないアクセスキューがある場合は、当該空でない各アクセスキューについて先頭に格納されているレコード番号及び端末IDに基づいて当該レコード番号を含むアクセス権付与情報を当該端末IDの端末装置10に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置10に付与する(ステップS265)。これにより当該端末IDの端末装置10の待ち状態が解消される。
以上、本発明の実施形態の一例を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないものである。約定データベース装置20はデータベース23とデータベース23にアクセスするサーバとを備え、サーバはインタフェース部21と処理部22を備える構成としてもよく、サーバ内のコンピュータをインタフェース21部及び処理部22として機能させるためのプログラムをサーバにインストールしてコンピュータによりインタフェース部21及び処理部22の機能を実現する構成としてもよい。
本発明の実施形態に係るデータ処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 ブロックテーブル230のデータ構成を例示する説明図である。 図1のデータ処理システムのデータ処理の概要を説明する説明図である。 図1のデータ処理システムの端末装置の処理動作を例示するフローチャートである。 図4のフローチャートにおける約定データ登録処理S13で表示部13に表示される登録データ入力画面とその確認画面の表示例を示す説明図である。 図4のフローチャートにおける約定データ登録処理S13の一例を示すフローチャートである。 図6のフローチャートにおけるステップS134〜S136の処理の一例を示すフローチャートである。 図4のフローチャートにおける約定データ登録取消処理S15で表示部13に表示される登録取消画面とその確認画面の表示例を示す説明図である。 図4のフローチャートにおける約定データ登録取消処理S15の一例を示すフローチャートである。 図9のフローチャートにおけるステップS154〜S156の処理の一例を示すフローチャートである。 約定データベース装置20の処理部22の処理動作の概略を示すフローチャートである 図11のフローチャートにおけるレコード番号付与処理S22の一例を示すフローチャートである。 図11のフローチャートにおけるアクセス権付与処理S24の一例を示すフローチャートである。 図11のフローチャートにおけるアクセス権解放処理S26の一例を示すフローチャートである。 約定伝票の内容を入力する際の端末装置の入力画面の表示例を示す説明図である。 データベースのアクセスの排他制御によるデッドロックを説明するための説明図である。
符号の説明
5・・・ネットワーク、10−1,10−2・・・端末装置、11,21・・・インタフェース部(I/F部)、12,22・・・処理部、13・・・表示部、14・・・入力部、20・・・約定データベース装置(約定DB装置)、23・・・データベース(DB)、110・・・検索部、111・・・検索結果記憶手段、120・・・登録取消データ受取部、130・・・アクセス制御部、131・・・レコード番号記憶手段、140・・・登録データ受取部、141・・・登録データ記憶手段、210・・・アクセス権付与部、220・・・要求受取手段、221・・・約定データカウンタ、230・・・ブロックテーブル、240・・・アクセスキュー、250・・・アクセスキュー制御手段、260・・・アクセス処理部

Claims (8)

  1. データベースと、前記データベースにアクセスする複数の端末装置と、前記データベースのレコードにライトアクセスするためのアクセス権を前記端末装置に付与するアクセス権付与部とを備えたデータ処理システムにおいて、
    前記データベースのレコードは、当該レコードのレコード番号に対応付けてデータと当該データの登録状態又は未登録状態を示すフラグを記憶し、前記データと前記登録状態を示すフラグが前記レコードに記憶されることにより当該データが登録され、前記データが記憶された前記レコードのフラグが前記登録状態から前記未登録状態を示すフラグに更新されることにより当該データの登録が取り消されるものであり、
    前記複数の端末装置の各々は、
    前記データベースに登録されたデータの検索条件を入力するための検索条件入力画面を当該端末装置の表示部に表示して当該端末装置のユーザにより前記検索条件入力画面に入力された前記検索条件を受け取り、受け取った前記検索条件に基づいて前記データベースのレコードに前記登録状態を示すフラグとともに記憶されているデータの中から前記検索条件に該当するデータを検索する検索処理を行い、前記検索条件に該当するデータと当該データが記憶されたレコードのレコード番号を前記データベースから取得して検索結果記憶手段に記憶する検索部と、
    前記検索結果記憶手段に記憶された前記検索条件に該当するデータと前記登録を取り消すべきデータを指定するための指定入力欄とを当該端末装置の表示部に表示し、当該端末装置のユーザにより前記登録を取り消すべきデータとして前記指定入力欄で指定された登録取消対象のデータが記憶されたレコードのレコード番号を前記検索結果記憶手段から取得してレコード番号記憶手段に記憶する登録取消データ受取部と、
    前記登録取消データ受取部により複数のレコードのレコード番号が前記レコード番号記憶手段に記憶された場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号に関して予め定められた前記複数の端末装置に共通の順序に従って前記アクセス権付与部に要求し、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権を前記アクセス権付与部から付与されたときに前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのフラグを前記登録状態から前記未登録状態を示すフラグに更新するための更新処理を行い、前記更新処理後に前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を前記アクセス権付与部に要求するアクセス制御部と
    を備え、
    前記アクセス権付与部は、前記複数の端末装置のうち一の端末装置の前記アクセス制御部から前記レコード番号のレコードのアクセス権を要求された場合に、当該レコード番号のレコードを含むブロック内のレコードのアクセス権を前記複数の端末装置のうち前記一の端末装置以外の他の端末装置に付与していないときには前記レコード番号のレコードのアクセス権を前記一の端末装置に付与し、前記複数の端末装置のうち前記一の端末装置以外の他の端末装置に前記ブロック内のレコードのアクセス権を付与していたときには、当該他の端末装置から前記ブロック内のレコードのアクセス権の解放を要求された後に前記レコード番号のレコードのアクセス権を前記一の端末装置に付与する
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  2. 前記端末装置の前記アクセス制御部は、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号順に前記アクセス権付与部に要求する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ処理システム。
  3. 前記端末装置の前記登録取消データ受取部は、前記検索結果記憶手段に記憶された前記検索条件に該当する各データと当該データを前記登録を取り消すべきデータとして指定するための前記指定入力欄を対応付けて当該端末装置の表示部に表示し、当該端末装置のユーザにより前記登録を取り消すべきデータとして前記指定入力欄で指定された登録取消対象のデータを受け取り、受け取った登録取消対象のデータが記憶されたレコードのレコード番号を前記検索結果記憶手段から取得してレコード番号記憶手段に記憶し、
    前記端末装置の前記アクセス制御部は、前記登録取消データ受取部により複数のレコードのレコード番号が前記レコード番号記憶手段に記憶された場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号の小さい順に前記アクセス権付与部に要求する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ処理システム。
  4. 前記端末装置の前記アクセス制御部は、前記レコード番号記憶手段に記憶されたレコード番号のレコードのアクセス権を前記アクセス権付与部に要求する場合に、当該レコード番号と当該端末装置を識別する端末IDとを含むアクセス権要求情報を前記アクセス権付与部に送信し、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を前記アクセス権付与部に要求する場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号を含むアクセス権解放要求情報を前記アクセス権付与部に送信するものであり、
    前記アクセス権付与部は、
    前記データベースのブロックを識別するブロック番号と当該ブロックに含まれるレコードのレコード番号を対応付けたブロックテーブルと、
    前記データベースの各ブロックのブロック番号毎のアクセスキューと、
    前記端末装置の前記アクセス制御部から前記アクセス権要求情報又はアクセス権解放要求情報を受け取る要求受取手段と、
    前記要求受取手段が受け取った前記アクセス権要求情報に含まれるレコード番号に対応付けされたブロック番号を前記ブロックテーブルから取得し、
    取得したブロック番号のアクセスキューが空である第1の場合は、当該ブロック番号のアクセスキューに前記アクセス権要求情報に含まれる前記レコード番号及び前記端末IDをエンキューし、前記アクセス権要求情報に含まれる当該レコード番号を含むアクセス権付与情報を当該端末IDの端末装置に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置に付与し、
    取得したブロック番号のアクセスキューの先頭に格納されている前記端末IDが前記アクセス権要求情報に含まれる前記端末IDと同じである第2の場合は、前記アクセス権要求情報に含まれる前記レコード番号を含むアクセス権付与情報を当該端末識別情報の端末装置に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置に付与し、
    取得したブロック番号のアクセスキューの先頭に格納されている前記端末IDが前記アクセス権要求情報に含まれる前記端末IDと同じでない第3の場合は、当該ブロック番号のアクセスキューの末尾に前記アクセス権要求情報に含まれる前記レコード番号及び前記端末IDをエンキューするアクセスキュー制御手段と
    を備え、
    前記アクセスキュー制御手段は、前記要求受取手段が受け取った前記アクセス権解放要求情報に含まれる各レコード番号に対応付けされたブロック番号を前記ブロックテーブルから取得し、取得した各ブロック番号のうち互いに異なるブロック番号のアクセスキューをデキューすることにより前記各レコード番号のレコードのアクセス権を解放し、デキューされた前記アクセスキューのうち空ではないアクセスキューの先頭に格納されている前記レコード番号及び前記端末IDに基づいて当該レコード番号を含むアクセス権付与情報を当該端末IDの端末装置に送信することにより当該レコード番号のレコードのアクセス権を当該端末IDの端末装置に付与する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のデータ処理システム。
  5. レコードのレコード番号に対応付けてデータと当該データの登録状態又は未登録状態を示すフラグを当該レコードに記憶し、前記データと前記登録状態を示すフラグを前記レコードに記憶することにより当該データを登録し、前記データが記憶された前記レコードのフラグを前記登録状態から前記未登録状態を示すフラグに更新することにより当該データの登録を取り消すデータベースと、
    前記データベースにアクセスする複数の端末装置と、
    前記データベースのレコードにライトアクセスするためのアクセス権を前記端末装置に付与するアクセス権付与部であって、前記複数の端末装置のうち一の端末装置から前記レコード番号のレコードのアクセス権を要求された場合に、当該レコード番号のレコードを含むブロック内のレコードのアクセス権を前記複数の端末装置のうち前記一の端末装置以外の他の端末装置に付与していないときには前記レコード番号のレコードのアクセス権を前記一の端末装置に付与し、前記複数の端末装置のうち前記一の端末装置以外の他の端末装置に前記ブロック内のレコードのアクセス権を付与していたときには、当該他の端末装置から前記ブロック内のレコードのアクセス権の解放を要求された後に前記レコード番号のレコードのアクセス権を前記一の端末装置に付与するアクセス権付与部と
    を備えたデータ処理システムに用いられる端末装置において、
    前記データベースに登録されたデータの検索条件を入力するための検索条件入力画面を当該端末装置の表示部に表示して当該端末装置のユーザにより前記検索条件入力画面に入力された前記検索条件を受け取り、受け取った前記検索条件に基づいて前記データベースのレコードに前記登録状態を示すフラグとともにに記憶されているデータの中から前記検索条件に該当するデータを検索する検索処理を行い、前記検索条件に該当するデータと当該データが記憶されたレコードのレコード番号を前記データベースから取得して検索結果記憶手段に記憶する検索部と、
    前記検索結果記憶手段に記憶された前記検索条件に該当するデータと前記登録を取り消すべきデータを指定するための指定入力欄とを当該端末装置の表示部に表示し、当該端末装置のユーザにより前記登録を取り消すべきデータとして前記指定入力欄で指定された登録取消対象のデータが記憶されたレコードのレコード番号を前記検索結果記憶手段から取得してレコード番号記憶手段に記憶する登録取消データ受取部と、
    前記登録取消データ受取部により複数のレコードのレコード番号が前記レコード番号記憶手段に記憶された場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号に関して予め定められた前記複数の端末装置に共通の順序に従って前記アクセス権付与部に要求し、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権を前記アクセス権付与部から付与されたときに前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのフラグを前記登録状態から前記未登録状態を示すフラグに更新するための更新処理を行い、前記更新処理後に前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権の解放を前記アクセス権付与部に要求するアクセス制御部と
    を備える
    ことを特徴とする端末装置。
  6. 前記アクセス制御部は、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号順に前記アクセス権付与部に要求する
    ことを特徴とする請求項5記載の端末装置。
  7. 前記登録取消データ受取部は、前記検索結果記憶手段に記憶された前記検索条件に該当する各データと当該データを前記登録を取り消すべきデータとして指定するための前記指定入力欄を対応付けて前記表示部に表示し、前記ユーザにより前記登録を取り消すべきデータとして前記指定入力欄で指定された登録取消対象のデータを受け取り、受け取った登録取消対象のデータが記憶されたレコードのレコード番号を前記検索結果記憶手段から取得してレコード番号記憶手段に記憶し、
    前記アクセス制御部は、前記登録取消データ受取部により複数のレコードのレコード番号が前記レコード番号記憶手段に記憶された場合に、前記レコード番号記憶手段に記憶された各レコード番号のレコードのアクセス権をレコード番号の小さい順に前記アクセス権付与部に要求する
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の端末装置。
  8. コンピュータを、請求項5〜7の何れか一項に記載の端末装置として機能させるためのプログラム。
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