JP2007004768A - 新聞販売管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】新聞販売店の管理者が販売員に対し営業活動の指示を迅速に出すことができると共に、販売員の営業スケジュールや営業結果を適格に把握して、新聞販売の営業活動に役立てることができる新聞販売管理システムを提供する。
【解決手段】新聞販売に関するデータを記憶するサーバ5を有した管理システム1と新聞販売管理用の販売店管理端末2及び新聞販売員用の販売員端末3とがネットワークを介して通信可能に接続される。販売店管理端末2とサーバ5間で及び販売員端末3とサーバ5間で新聞販売に関する情報を送受信して使用する。販売店管理端末2からの要求によって、各顧客に対する各新聞販売員の長期的な営業訪問予定に関する情報を含む画面情報を、サーバ5から販売店管理端末2に送信する手段が設けられる。販売店管理端末2の販売店営業予定画面において販売員を特定の顧客に訪問させるための営業指示を入力しサーバ5に送信する手段が設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】新聞販売に関するデータを記憶するサーバ5を有した管理システム1と新聞販売管理用の販売店管理端末2及び新聞販売員用の販売員端末3とがネットワークを介して通信可能に接続される。販売店管理端末2とサーバ5間で及び販売員端末3とサーバ5間で新聞販売に関する情報を送受信して使用する。販売店管理端末2からの要求によって、各顧客に対する各新聞販売員の長期的な営業訪問予定に関する情報を含む画面情報を、サーバ5から販売店管理端末2に送信する手段が設けられる。販売店管理端末2の販売店営業予定画面において販売員を特定の顧客に訪問させるための営業指示を入力しサーバ5に送信する手段が設けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、新聞販売店が顧客に対し新聞の定期購読の営業活動を行う際、効果的に使用することができる新聞販売管理システムに関する。
新聞の定期購読販売の営業活動は、通常、新聞販売店の販売員が、販売エリア内の各住宅を戸別訪問し、新規に新聞を購読する顧客を探索し、或は他の新聞から営業中の新聞に変更して購読を希望する顧客を探して、新聞の定期購読を契約するように行なわれる。
しかし、新聞の購読販売においては、通常の顧客は、ひとつの新聞を長く継続して購読する傾向にあるため、新規の顧客を開拓することが非常に難しい。このため、新聞販売店の販売員は、購読している新聞を変更しそうな顧客の情報を迅速に把握し、繰り返し訪問して契約に結びつけるか、或は他のエリアから当該エリアに転居してきた転居顧客情報を逸早く把握し、その顧客へ再訪問を繰り返して契約を結ぶという営業活動を行なっている。しかしながら、実際には、新聞各社の販売店間の競争、顧客の好み、或は訪問のタイミングなどがあり、新聞購読の契約を新規に結ぶことは非常に難しく、新聞購読の営業活動は、非常に効率の悪いものとなっている。
そこで、従来、下記特許文献1などで、ネットワーク接続された複数の情報端末と管理用サーバを使用して、顧客の転居情報を転居先の新聞販売店に送り、新聞購読の営業活動を支援するシステムが提案されている。
特開2002−329053号公報
しかし、従来のこの種の新聞販売の営業支援を行なうシステムは、顧客の転居情報を把握し、転居先の新聞販売店にその顧客の転居情報を送ることができるものの、転居情報を受けた新聞販売店が、販売員にどのような指示を与えて、どのようなスケジュールで営業活動を行なうかについて、適格に判断することができず、また販売店が営業活動の結果を正確に把握して、営業活動の分析などを行なうことができない、という課題があった。また、販売員が変わった後も、特定の顧客に対し継続して営業活動を行なう場合、販売店が前の営業報告を正確に把握して次の販売員にその営業活動を有効に受け継ぐことが難しい、という課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、新聞販売店の管理者が販売員に対し営業活動の指示を迅速に出すことができると共に、販売員の営業スケジュールや営業結果を適格に把握して、新聞販売の営業活動に役立てることができる新聞販売管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1の新聞販売管理システムは、新聞販売に関するデータを記憶するサーバを有した管理システムと新聞販売管理用の販売店管理端末及び新聞販売員用の販売員端末とがネットワークを介して通信可能に接続され、該販売店管理端末と該サーバ間で及び該販売員端末と該サーバ間で新聞販売に関する情報を送受信して使用する新聞販売用管理システムであって、該販売店管理端末からの要求によって各顧客に対する各新聞販売員の長期的な営業訪問予定に関する情報を含む画面情報を該サーバから該販売店管理端末に送信する販売店営業予定画面送信手段と、該販売店営業予定画面において販売員を特定の顧客に訪問させるための営業指示を入力し該サーバに送信する営業訪問予定情報送信手段と、該サーバに送られた、各顧客に対し営業訪問を行なうための情報を記憶する営業訪問予定情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、上記請求項1の新聞販売管理システムにおいて、前記販売員端末からの要求により顧客への短期的な営業訪問の予定を含む営業タスク画面を該サーバから販売員端末に送信する営業タスク画面送信手段と、販売員端末に送られた営業タスク画面に未報告の営業タスクが含まれている場合、該販売員端末から営業報告・再訪入力画面の要求があったとき、該営業報告・再訪入力画面を該サーバから該販売員端末に送信する営業報告・再訪入力画面送信手段と、該販売員端末に送られた営業報告・再訪入力画面において入力された営業報告と再訪予定時期を該販売員端末から該サーバに送信する営業報告・再訪予定時期送信手段と、該営業報告と再訪予定時期の情報を該サーバに記憶する営業報告・再訪予定時期記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、上記請求項2の新聞販売管理システムにおいて、前記販売店管理端末からの要求により前記サーバから該販売店管理端末に、指定された顧客に関する情報と当該顧客を再訪問する際の営業指示情報を含む画面を送信する顧客情報・営業指示画面送信手段と、該営業指示の画面に入力された顧客の再訪問日時と担当する販売員の情報を該販売店管理端末から該サーバに送信する営業指示情報送信手段と、当該顧客について再訪問日時と担当する販売員の情報を該サーバに記憶する営業指示記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、上記請求項1乃至3の新聞販売管理システムにおいて、前記サーバには、前記各販売員に関する情報及び該各販売員の短期的な営業スケジュールに関する情報を記憶する販売員情報記憶手段と、前記各新聞販売店に関する情報及び該各新聞販売店の長期的な販売店営業予定に関する情報を記憶する販売店情報記憶手段と、各顧客に関する情報を記憶する顧客情報記憶手段と、販売する新聞の銘柄等に関する情報を記憶する銘柄情報記憶手段と、各販売員が顧客を訪問した際に入力された営業報告情報を記憶する営業報告記憶手段と、が設けられたことを特徴とする。
また、請求項5の新聞販売管理システムは、新聞販売に関するデータを記憶するサーバを有した管理システムと新聞販売管理用の販売店管理端末及び新聞販売員用の販売員端末とがネットワークを介して通信可能に接続され、該販売店管理端末と該サーバ間で及び該販売員端末と該サーバ間で新聞販売に関する情報を送受信して使用する新聞販売用管理システムであって、該販売店管理端末からの要求によって指定された顧客の最新の営業報告情報と今後実施する業務名を入力するための入力欄とを含む業務登録画面情報を、該サーバから該販売店管理端末に送信する業務登録画面送信手段と、該業務登録画面において販売員に実施させる業務名とその業務の実行日付を入力して該サーバに送信する業務登録情報送信手段と、該サーバに送られた業務登録情報を記憶する業務登録情報記憶手段と、販売員が業務登録された業務リストを閲覧して該業務を引き受けた際、該業務を該販売員の営業スケジュールに加える処理を行う営業スケジュール処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、上記請求項5の新聞販売管理システムにおいて、上記営業スケジュール処理手段は、前記販売員端末からの要求により、少なくとも新聞販売に関する業務名、当該業務の対象とする顧客名を含む予定日毎の業務リストの業務リスト画面を該サーバから販売員端末に送信する業務リスト送信手段と、販売員端末に送られた業務リスト画面に表示される業務であって、販売員が行う業務を指定して、当該業務の引き受け情報を該販売員端末から該サーバに送信する業務引き受け情報送信手段と、該販売員端末に送られた業務引き受け情報をサーバに記憶する業務引き受け情報記憶手段と、該業務引き受け情報を該販売員の営業スケジュールとしてスケジュール画面に記入し、該サーバから該販売員端末に送信するスケジュール画面送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、上記請求項5または請求項6の新聞販売管理システムにおいて、前記販売員端末から営業報告の記入を指示する信号が送信されたとき、予め前記サーバに記憶された営業報告記入画面を該サーバから該販売員端末に送信する営業報告記入画面送信手段と、該サーバから該販売員端末に送信された営業報告記入画面に記入された業務の実施日、報告メモ、及び定期購読の契約変更の有無を該販売員端末から該サーバに送信する営業報告送信手段と、該営業報告に定期購読の契約変更が含まれる場合、契約変更登録の画面情報を該サーバから該販売員端末に送信する契約変更登録画面送信手段と、該販売員端末において契約変更登録画面にて入力された契約変更登録情報を該販売員端末から該サーバに送信する契約変更登録情報送信手段と、該サーバに送信された契約変更情報をデータベースに記憶する契約変更情報記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、新聞販売店として販売員を顧客に訪問させる必要のある営業訪問予定を、長期的なアプローチ計画として自動的に作成し、それをサーバに記憶させ、必要に応じて管理者が各販売員に対し営業指示を出して顧客訪問を実施させ、新聞の定期購読の契約成立に向けた営業活動に、効果的な支援を行なうことができる。
また、請求項2の発明によれば、各販売員は、販売員端末の画面に、短期的に営業訪問する必要のある営業タスクを、例えば1週間の日付毎に表示して見ることができるため、その日に行なうべき訪問予定を直ちに認識して、迅速に営業活動を行なうことができる。
また、請求項3によれば、販売店の管理者が販売店管理端末を使用してサーバから顧客の情報を引き出し閲覧したような場合、当該顧客について早急に再訪問して営業活動を進めた方が良いと判断した際には、直ちに訪問する日時と担当する販売員を指定して営業指示を出し、迅速に営業活動を行なって契約成立の成果を上げることができる。
また、請求項4によれば、顧客情報などの営業に必要な情報を、各管理者及び販売員間で共有することができるため、顧客に対する販売員が途中で変更された場合でも、容易に対応して営業活動を良好に継続して行うことができる。
また、請求項5の発明によれば、新聞販売店の管理者は、各顧客の最新の営業報告情報を見ながら、今後の営業活動に必要な訪問、試読などの業務を的確に決定し、その決定した業務をサーバに自動的に登録して記憶させ、販売員がその登録された業務を引き受けたとき、その販売員の営業スケジュールにその業務を加えて、新聞の定期購読の契約成立に向けた営業活動に、効果的な支援を行なうことができる。
また、請求項7の発明によれば、販売員は業務を行った後、販売員端末に営業報告メモなどを入力して、迅速に且つ簡単に営業報告を行うことができる。また、定期購読の契約の変更などがあった場合、契約変更の情報を迅速にサーバに登録し、以後の営業活動に役立てることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は新聞販売管理システムの全体構成図を示している。図1において、1は新聞の販売(定期購読の契約)業務を管理するための管理システムであり、後述のデータベースサーバ10などを有するサーバ5とエントリー端末6とを備え、新聞の販売に関する各種の情報を記憶し、クライアント端末となる販売店管理端末2、販売員端末3、または携帯端末4にそれらの情報を配信し、各端末から送信された情報を各々のデータベースに格納する。
販売店管理端末2は管理者が使用する汎用パーソナルコンピュータなどの端末であり、管理者は管理者に与えられた管理者用のID、パスワードを使用して、新聞販売管理サイトにログインする。同様に、販売員端末3は販売員が使用する汎用パーソナルコンピュータなどの端末であり、販売員は販売員に与えられた販売者用のID、パスワードを使用して、新聞販売管理サイトにログインする。したがって、販売店管理端末2と販売員端末3とは物理的に同様の端末であるが、サーバ5は、ログインする際のID、パスワードにより、販売店管理端末2と販売員端末3を区別して認識し、情報の送信処理などを実行する。
管理システム1のサーバ5は、インターネットに接続され、販売店管理端末2からの要求に応じて、各顧客に対する各新聞販売員の営業訪問予定に関する情報を含む画面情報を、販売店管理端末2に送信する手段、販売店の営業予定画面において販売員を特定の顧客に訪問させるための営業指示情報を入力し、その情報をデータベースに記憶する手段、販売員端末3からの要求に応じて、顧客への営業訪問の予定を含む営業タスク画面を、販売員端末3に送信する手段、販売員端末3に送られた営業タスク画面に未報告の営業タスクが含まれているときに、販売員端末3から営業報告・再訪入力画面の要求があった場合、営業報告・再訪入力画面を、販売員端末3に送信する手段、及び販売員端末3の営業報告・再訪入力画面において入力され送信された営業報告及び再訪予定時期をデータベースに記憶する手段などを具備している。
管理システム1のサーバ5は、専用回線、電話回線等を介してインターネットに接続され、複数の新聞販売店に設置された販売店管理端末2、複数の販売員の販売員端末3、及び移動通信網を介してインターネットに接続された携帯端末(携帯電話機またはPDAなどであり、販売員が携帯して使用される端末機器)4に対し、新聞の販売に関する各種の情報を配信し、各端末から送られた各種の情報を受け付けるために、インターネット上に特定のサイトを開設する。複数の新聞販売店の複数の管理者及び複数の販売員は、上記の如く、この特定サイトに対しアクセスするためのID、パスワードを付与され、各販売店管理端末2、販売員端末3、又は携帯端末4の操作において、各々のID、パスワードを使用して、新聞販売の管理のための特定サイトにログインし、新聞販売に関する各種の情報を入力してサーバ5に格納し或いは読み出すように使用される。
サーバ5は、図2に示すように、インターネットを通して送られる各種の情報要求、検索要求情報などの取り込み、新聞の販売に関する各種情報の配信などを
行なうWEBサーバ(HTTPサーバ)8、各端末から送られたメール情報の取り込みと配信を行いメールサーバ7、インターネットを通してのハッキング行為などに対し、不正なアクセスを阻止し、データベール10に格納した情報を安全に保持するためのセキュアサーバ9、及び情報入力画面などに使用するHTMLファイル、読者検索処理などに使用する検索プログラムを有すると共に、新聞の販売に関する各種情報のデータベースを有するデータベースサーバ10を備えている。
行なうWEBサーバ(HTTPサーバ)8、各端末から送られたメール情報の取り込みと配信を行いメールサーバ7、インターネットを通してのハッキング行為などに対し、不正なアクセスを阻止し、データベール10に格納した情報を安全に保持するためのセキュアサーバ9、及び情報入力画面などに使用するHTMLファイル、読者検索処理などに使用する検索プログラムを有すると共に、新聞の販売に関する各種情報のデータベースを有するデータベースサーバ10を備えている。
データベースサーバ10は、図2に示すように、新聞の各販売店に関する情報を格納する販売店データベース11、新聞の販売員に関する情報を格納する販売員データベース12、販売する新聞の銘柄に関する情報を格納する販売銘柄データベース13、及び新聞の定期購読の顧客に関する情報を格納する顧客情報データベース14を有している。
販売店データベース11には、各販売店に付された又は販売店の管理者に付された番号、名称、ID、パスワードなどを格納した販売店テーブル、長期的に再訪問を行なう予定の顧客名、再訪問時期、担当する販売員名など販売店の営業スケジュールを格納した販売店営業予定テーブル、再訪問の営業指示が出された顧客名、再訪問の予定日付、予定時間、担当する販売員名などの営業指示に関する情報を格納する営業指示テーブル、及び各販売員から送られた契約状況などの営業報告に関する情報を格納する営業報告テーブルなどが設けられている。
販売員データベース12には、各販売員の氏名、番号、ID、パスワード、販売員の電子メールアドレス、販売員が携帯端末4を有している場合はその電子メールアドレスなどを格納した販売員テーブル、各販売員について各顧客への再訪問の予定日付、予定時間などを格納した販売員スケジュールテーブル、各販売員について各販売員が作成した日報(毎日の報告書)の内容とその作成日などを格納する販売員日報テーブルなどが設けられている。
さらに、販売銘柄データベース13には、販売する新聞の銘柄、その銘柄コード、朝刊のみ・夕刊のみ・朝刊と夕刊の区別、月額定期購読料金などを格納した銘柄情報テーブルが設けられる。
さらに、顧客情報データベース14には、新聞を定期購読する又は定期購読する可能性のある各顧客(読者)の氏名、住所、建物名、電話番号、定期購読する新聞の銘柄などの基本情報を格納する顧客基本情報テーブル、及び新聞を定期購読する各顧客の番号、配達区域、集金方法、集金日、定期購読する可能性のある顧客の訪問メモ、契約メモなどを格納した顧客情報テーブルが設けられる。
図2において、6はエントリー端末であり、データベース内の各種のデータの更新、変更等を行なうために設けられる。販売店管理端末2は、新聞の各販売店に設置され、販売店の管理者により使用・操作される。販売店管理端末2は、パーソナルコンピュータ等を基本構成とし、電話回線等を介してインターネットに接続され、通信回線を介しての通信機能と共に、ブラウザ機能を備えている。各販売店の管理者にはIDとパスワードが付与され、管理者はその販売店管理端末2を使用して、インターネット上の特定サイト(新聞販売管理サイト)にアクセスしてログインし、主に、後述のように販売店の営業スケジュールに関する情報に入力、或は営業報告の閲覧情報、データの集計情報などをデータベースから読み出して閲覧することができる。
また、販売員端末3は、パーソナルコンピュータ等を基本構成として構成され、新聞の各販売員が操作する。販売員端末3は、電話回線等を介してインターネットに接続され、通信回線を介しての通信機能と共に、ブラウザ機能を備えている。各販売員にはID、パスワード、電子メールアドレスが付与され、販売員は、その販売員端末3を使用して、インターネット上の特定サイト(新聞販売管理サイト)にアクセスしてログインし、顧客(読者)の情報の検索、販売員の営業タスクの情報閲覧、販売員のスケジュールの入力と閲覧、営業報告の入力と閲覧、日報の入力と閲覧などを行なうことができる。また、サーバ5は販売店管理端末2から新たな営業タスクが送られた場合、メールサーバ7から、営業タスクが与えられた旨の電子メールを該当する販売員の販売員端末3に送信し、販売員端末3はその電子メールを受信する。
次に、上記構成の新聞販売管理システムの動作を、図3、図4の流れ図、図5以降の画面説明図を参照して説明する。各新聞販売店の管理者は、上記販売店管理端末2を操作して、インターネット上に開設された管理システム1による新聞販売管理サイトにアクセスし、予め付与されたID、パスワードを入力して、当該サイトにログインする。
販売店管理端末2によって管理者が自らのID、パスワードを使用して新聞販売管理サイトにログインしたとき、管理システム1のサーバ5は、トップページの画面(例えば、管理者用の業務スケジュールを表示した画面)をその管理端末2に送り、管理端末2はブラウザによりそれを表示させる。その管理者用のトップページには、管理者用の業務スケジュールが、例えば、1週間の範囲で各日付毎に記載される。また、サブページとしてスケジュールを追加するための「スケジュールの追加」のページが付属され、「スケジュールの追加」の文字をクリックすることにより、サブページを管理端末2のディスプレイに表示させ、管理者用の業務スケジュールを任意に作成することができる。
さらに、上記トップページの画面のメニューバーには、販売店全体の営業スケジュールを表示するための「販売店営業予定」のボタンが設定される。管理端末2の画面において、このボタンがクリックされると、管理端末2から販売店営業予定の画面の要求がサーバ5に送信される(図3のステップ100)。サーバ5はこの要求を受信すると、図5に示すような販売店営業予定の画面を管理端末2に送信しステップ110)、販売店管理端末2はその画面を受信すると(ステップ120)、販売店の営業予定を表示した図5の画面をディスプレイに表示する(ステップ130)。
この販売店営業予定の画面には、例えば1ヶ月間の営業予定が記載され、例えば当該月の上旬、中旬、下旬と区分された欄に、その時期に再訪問する予定の顧客名と担当者(販売員)名が記載され、さらに、各行の営業予定には「営業指示」のボタンが表示される。この販売店営業予定の欄に記載される再訪問の時期、顧客名、販売員名の情報は、販売店データベース11の販売店スケジュールテーブルに格納されていた情報が、データベースサーバ10によって読み出されて記載される。新聞販売店の管理者は、この販売店営業予定の画面を閲覧して、その月に営業活動をする必要のある、つまり再訪問すべき顧客を把握して、後述のように営業指示を出すことができる。
一方、長期的にみて、販売店として再訪問を行なう必要のある顧客の再訪問予定は、後述する営業報告(図7の画面)が販売員によって作成され、サーバ5に送信された際、その営業報告の画面の下部に記入された販売店営業予定の情報が販売店スケジュールテーブルに格納されることになる。また、短期的に見て当該販売員が再訪問を行なう必要のある顧客への再訪問スケジュールは、後述する営業報告(図7の画面)が販売員によって作成され、サーバ5に送信された際、その営業報告の画面の下部に記入された再訪問のスケジュール情報として、販売員データベース12の販売員スケジュールテーブルに格納される。なお、図5に示す画面の右側中ほどに設けられた「○○○の予定を見る」には、販売員の氏名をプルダウンにより指定して入力することができ、特定の販売員が担当する営業予定を、当該月の上旬、中旬、下旬に分けて表示することもできる。
そして、実際に販売員を再訪問させる場合、管理者は、営業指示を出すために、当該顧客の横の「営業指示」のボタンをクリックすると(ステップ140)、販売店管理端末2から、その顧客について当該販売員が当該時期に再訪問する旨の営業指示情報が、サーバ5に送信される(ステップ150)。サーバ5は、この営業指示情報を受信すると(ステップ160)、販売員データベース12の販売員スケジュールテーブルと販売店データベース11の営業指示テーブルにその再訪問に係る営業指示情報を格納する。
このように、新聞販売店の管理者は、上記販売店営業予定の画面を見て、その月に営業活動をする必要のある顧客を把握した際、直ちに営業指示を出すことができる。そして、営業指示が出され、販売員データベース12の販売員スケジュールテーブルにその再訪問の情報が入ると、後述するように、該当する販売員用の営業タスクの画面に、再訪問する時期と顧客名の情報が記入され、営業指示の具体的情報が販売員に伝達されることとなる。なお、販売員が携帯端末4を持っている場合、メールサーバ7を動作させて、電子メールによりその携帯端末4に営業タスクの情報を送信し、当該顧客への再訪問の指示を直ちに当該販売員に送ることもできる。
一方、新聞販売店の販売員がその販売員端末3を操作して所定のID、パスワードを入力し、インターネット上の新聞販売管理サイトにログインした場合、図4の流れ図に示すように、管理システム1のサーバ5は、トップページの画面として、図6に示すような当該販売員のための営業スケジュールを示す営業タスク画面をその販売員端末3に送信する(ステップ200)。
販売員端末3はこの営業タスク画面を受信すると(ステップ210)、そのディスプレイに図6のような営業タスク画面を表示する(ステップ220)。なお、販売員の営業スケジュールを示すこの営業タスク画面は、トップページ上部のメニューバーの「営業報告」をクリックしたときに送信され、表示することもできる。
この営業タスク画面には、例えばその時点の前後1週間におけるその販売員の営業スケジュールが記載され、各日付の欄には、訪問する顧客名、訪問する時刻が記入される。そして、この営業スケジュールを閲覧した販売員は、当該日付に訪問すべき顧客を認識し、実際にそれらの顧客に訪問することになるが、それらの各訪問タスクには、訪問した後、営業報告を送信したか否かを示す「報告済み」又は「未報告」の表示が記入される。また、「未報告」の文字にはリンク先の設定がされており、この「未報告」をクリックすると、図7のような営業報告の画面がサーバ5から販売員端末3に送信され、表示される。また、販売員が毎日の日報を入力するために、各日付の欄には「日報を書く」のボタンが表示されている。
販売員は営業スケジュールに従って顧客を訪問し、新聞販売の営業を実際に行なった後、その営業報告をサーバ5に入力する場合、販売員端末3に営業タスク画面が表示された状態で、販売員が訪問タスクの「未報告」の文字をクリックすると、図4のステップ230において、販売員端末3はサーバ5に営業報告と再訪問の入力画面の送信を要求する。このとき、サーバ5は図7のような営業報告の入力画面を送信し(ステップ240)、販売員端末3は営業報告の入力画面を受信して(ステップ250)、その営業報告の画面をディスプレイに表示する(ステップ260)。
営業報告の画面には、図7のように、顧客を訪問した際の日時を入力する欄、訪問した顧客名の入力欄、訪問して営業を行なった際の詳細事項や課題を記入する欄が設けられる。さらに、その下には、再訪問について、販売店としてある程度期間をおいて例えば1〜2ヶ月後に再訪問する際に入力される「販売店予定」の欄と、販売員が短期的に、例えば明日或は明後日に再訪する場合に入力される「スケジュール」の欄が、営業報告の画面の下部に設けられる。さらに、その下には、新聞の定期購読の契約が成立した場合に入力するための「カード」の欄、契約した新聞の銘柄、朝刊・夕刊などの種類を入力するための欄、及びその他訪問した顧客の状況を入力する欄が設けられる。
販売員は、顧客を訪問して新聞の定期購読の営業を行なった結果、長期的にある程度期間をおいて(例えば2ヶ月後)に再訪問するのが良いと判断した場合、「販売店予定」の欄に「2ヶ月後に再訪問」などと入力する。また、顧客を訪問した販売員が、期間をおかずに短期的に再訪問するのが良いと判断した場合、「スケジュール」の欄に例えば「明後日に再訪問」と入力する。
一方、新聞の定期購読の契約が成立した場合には、「カード」の欄にチェックを入れ、契約した新聞の銘柄、朝刊・夕刊などの種類を入力する。そして、販売員は、上記営業報告の画面において、上記のように、所定欄に必要な情報を入力した(ステップ270)後、「報告する」のボタンをクリックすると、その営業報告画面で入力した営業報告の内容、再訪問の場合の販売店予定又はスケジュールの情報などが販売員端末3からサーバ5に送信される(ステップ280)。
サーバ5は、これらの営業報告に関する情報を受信すると(ステップ290)、営業報告については販売店データベース11の営業報告テーブルに格納し、販売店営業予定(長期再訪問スケジュール)については販売店データベース11の販売店スケジュールテーブルに格納し、販売員の短期スケジュールについては販売員データベース12の販売員スケジュールテーブルに格納する(ステップ300)。
販売員がその販売員端末3を操作して、新聞販売管理サイトにログインし、図6のトップページ或は営業報告の画面において、「報告済」の訪問タスクをクリックすると、「報告済」の訪問タスクの営業報告を閲覧する要求がサーバ5に送られる。サーバ5は、その閲覧要求を受信すると、該当する営業報告の情報を販売店データベース11の営業報告テーブルから読み出し、販売員端末3に送信する。販売員端末3は、営業報告の情報を受信すると、図8に示すように、営業報告された内容の画面情報、つまり訪問した日時、顧客名、販売員名、訪問した際の詳細や課題を含む画面情報をディスプレイに表示される。これで、販売員は「報告済」の営業報告を見て確認することができる。なお、この営業報告の画面は、販売店の管理者が販売店管理端末2を使用して閲覧することもできるため、管理者は、販売員の行なった営業報告を見て、今後の販売店の営業活動に役立てることができる。
一方、販売員がその販売員端末3を操作して管理サイトにログインし、トップページ(図6)或は営業報告の画面において、「日報を書く」のボタンをクリックすると、図9の日報の入力画面が表示される。図9のように、日報の入力画面には、その日付、販売員名、タイトル、詳細などの欄が設けられ、販売員はそれらの欄に必要事項などを入力して「報告する」のボタンをクリックすると、販売員端末3は日報情報をサーバ5に送信する。サーバ5は日報情報を受信すると、販売員データベース12の販売員日報テーブルに格納する。なお、販売員日報テーブルに格納された日報の情報は、販売店管理端末2または販売員端末3を使用して管理者または販売員が、図示しない日報一覧と日報内容の画面において販売員と日付を指定して閲覧することができる。
管理者又は販売員が顧客(読者)の情報を検索したい場合、販売店管理端末2または販売員端末3を操作して管理サイトにログインし、その画面上部の「読者検索」のボタンをクリックする。この読者検索の画面要求はサーバ5に送信され、サーバ5は、読者検索の画面要求を受信すると、図10に示すような読者検索の画面を販売店管理端末2または販売員端末3に送信する。販売店管理端末2または販売員端末3が図10の画面を受信して表示すると、管理者又は販売員は、端末2又は3に表示された図10の読者検索の画面において、検索を希望する読者名(顧客名)などの必要事項を入力し、「検索する」のボタンをクリックして、検索事項をサーバ5に送信する。サーバ5は、これらの検索事項を受信すると、顧客情報データベース14から該当する顧客の情報を抽出して読み出し、販売店管理端末2または販売員端末3に送信する。販売店管理端末2または販売員端末3には、図11のような検索結果の画面が表示される。その検索結果の画面には、図11の如く、抽出された顧客情報、例えば顧客の住所、電話番号などの基本情報、購読新聞の有無、購読している新聞の銘柄などの情報が記載される。
さらに、図11の検索結果の画面において、「詳細」のボタンをクリックすると、図12に示すような読者情報の詳細を表示する画面が表示される。その読者情報の詳細画面には、読者の基本情報に加え、過去に販売員が訪問した際の営業履歴が表示される。さらに、その営業履歴の下には、営業指示として、その顧客に対する今後の営業(再訪問)予定を記入するための欄が、入力可能に設けられる。
そこで、ある顧客についての検索で抽出された詳細な顧客情報を閲覧した管理者が、当該顧客についてさらなる営業活動を必要とすると判断した場合、その顧客に対し再訪問の営業スケジュールを入力する。つまり、その顧客を再訪問する日時、方法、担当者(販売員)、先方担当者などの必要事項を入力する。そして、画面上の「営業指示」のボタンをクリックすると、その顧客名、日時、方法、担当者(販売員)、先方担当者などの情報が販売店管理端末2からサーバ5に送信され、サーバ5は、受信した再訪問の情報を、販売員データベース12の販売員スケジュールテーブルに格納すると共に、販売店データベース11の営業指示テーブルに格納する。
上記動作により、この後、販売員端末3に表示される図6に示すような販売員の営業タスク画面には、再訪問する予定の日付の欄に、訪問する時刻と顧客名が「未報告」のラベルと共に記載され、表示されることとなる。なお、該当する販売員が携帯端末4を持っている場合、メールサーバ7から携帯端末4に電子メールにより当該顧客に再訪問する旨の営業指示を直ちに伝達することもできる。
このように、新聞販売店の管理者が必要と判断した再訪問の営業指示が、遅滞なく或は直ちに販売員に伝達され、効果的に新聞販売の営業活動を行なうことができる。
なお、上記の実施形態では、販売員は販売員端末3を使用してインターネット上の新聞販売管理サイトにアクセスしログインして、営業タスクの閲覧、読者(顧客)の検索、営業報告などを行ったが、販売員が携帯端末4を持っている場合、携帯端末4を使用して、営業タスクの閲覧、読者の検索、営業報告、日報の入力などを行うこともできる。
また、新聞販売管理サイト内に掲示板(BBS)を設定し、販売店の管理者及び販売員が各種の業務の連絡事項をこの掲示板に記載するように使用すれば、各種の連絡事項を複数の管理者及び販売員に迅速に効率よく伝達することができる。また、データベースサーバ10には、新聞購読の契約情報を含む顧客情報データベースが含まれるため、月間の新聞購読の契約件数などを集計し、その集計データをグラフ化して表示することもできる。
図13〜図22は他の実施形態を示している。この例では、管理者が管理画面において、読者(顧客)への訪問、アパートなどの空家確認、顧客への試読の勧誘、集金などの業務を登録すると、その業務が販売店データベース21の業務テーブルに格納され、販売員がスケジュール画面にて、自分が担当できる業務を指定して業務を引き受けるためにクリック操作を行うと、その業務が販売員データベース22の販売員スケジュールテーブルに格納されるようにしている。上記実施形態と同様の部分については、上記と同じ符号を付してその説明を省略する。
図13において、販売店データベース21には、各販売店に付された又は販売店の管理者に付された番号、名称、ID、パスワードなどを格納した販売店テーブル、読者(顧客)への訪問業務、空家に新たな入居者があったか否かを調べる空家確認業務、新たな読者の獲得のために短期間のみ無料の新聞を配達する試読獲得業務、読者に対し集金を行う集金業務などの業務情報を格納する業務テーブル、業務を行った各販売員から送られた契約状況などの営業報告に関する情報を格納する営業報告テーブルなどが設けられている。業務テーブルには、その業務名、業務を行う予定日、その対象とする読者名、読者または空家の住所などが格納される。
販売員データベース22には、各販売員の氏名、番号、ID、パスワード、販売員の電子メールアドレス、販売員が携帯端末4を有している場合はその電子メールアドレスなどを格納した販売員テーブル、各販売員が引き受けた読者訪問などの業務について、業務名、予定日、読者名、住所などを格納した販売員スケジュールテーブル、各販売員について各販売員が作成した日報(毎日の報告書)の内容とその作成日などを格納する販売員日報テーブルなどが設けられている。
さらに、販売銘柄データベース23には、販売する新聞の銘柄、その銘柄コード、朝刊のみ・夕刊のみ・朝刊と夕刊の区別、月額定期購読料金などを格納した銘柄情報テーブルが設けられる。
さらに、顧客情報データベース24には、新聞を定期購読する又は定期購読する可能性のある各顧客(読者)の氏名、住所、建物名、電話番号、定期購読する新聞の銘柄などの基本情報を格納する顧客基本情報テーブル、及び新聞を定期購読する各顧客の番号、配達区域、集金方法、集金日、定期購読する可能性のある顧客の訪問メモ、契約メモなどを格納する顧客情報テーブルが設けられる。
次に、上記新聞販売管理システムの動作を説明すると、新聞販売店の管理者は、上記販売店管理端末2を操作して、インターネット上に開設された管理システム1による新聞販売管理サイトにアクセスし、予め付与されたID、パスワードを入力して、当該サイトにログインする。
販売店管理端末2により管理者が自らのID、パスワードを使用して新聞販売管理サイトにログインしたとき、管理システム1のサーバ5は、トップページの画面(例えば、図16のように、未処理業務の一覧を表示し、入り止め・休読情報を表示した画面)をその管理端末2に送り、管理端末2はブラウザによりそれを表示させる。未処理業務リストは、業務名、業務を行う予定日、読者名などを記載し、予定日を過ぎても営業報告が販売員から提出されていない案件がリストアップされる。入り止め・休読情報としては、新聞の定期購読が開始されたときに「入り」としてその日付と読者名が表示され、また、新聞の定期購読が停止されたときに「止め」としてその日付と読者名が表示され、さらに、新聞の定期購読が期間を指定して一時期止められたときに、「休読」としてその日付と読者名が表示される。
また、管理者用のトップページには、図16のように、未受理の営業報告の一覧、及び未受理の日報の一覧が記載される。未受理の営業報告一覧には、報告の日時、業務名、業務を行った販売員名、読者名、報告概要などが記載され、さらに、管理者がその報告を閲覧し受理したときに入力するために、「確認」のボタンがクリックによって確認信号を送信するように設けられる。
上記トップページの画面のメニューバーには、図16のように、営業管理或いは営業管理用の「管理」のボタンが設定される。管理者が操作する管理端末2の画面において、このボタンをクリックすると、管理用の画面が送信されて表示される。そして、その画面で「業務登録」の文字をクリックすると、管理端末2から業務登録の画面の要求がサーバ5に送信され、以下、図14の流れ図に示すように、ステップ300以降の処理が、販売店管理端末2とサーバ5との間で実行される。すなわち、サーバ5はこの要求を受信すると、図17に示すような業務登録の画面を管理端末2に送信し(ステップ310)、販売店管理端末2はその画面を受信すると(ステップ320)、図17の業務登録の画面をディスプレイに表示する(ステップ330)。
この業務登録の画面には、読者(顧客)またはその番号を指定して読者の情報を検索する検索欄が設定され、管理者は、営業をかけようとする読者名またはその番号を検索欄に入力して、「検索実行」のボタンをクリックする。この検索用の信号は、管理端末2からサーバ5に送られ、そのデータベースサーバ20の顧客情報データベース24から、その顧客名、住所、購読状況、営業活動の最新報告の要約などの情報が読み出され、管理端末2に送信され、その画面に表示される。
新聞販売店の管理者は、この顧客についての購読状況、営業活動の最新報告などを閲覧して、当該顧客に対する営業活動の状況を把握し、今後の営業活動を決定する。そして、例えば、販売員を訪問させて、新聞購読の勧誘をさらに行う必要があると判断した場合、例えば図17のように、業務名の欄に「訪問」を入力し、図14のステップ340にて、何日後に業務として例えば「訪問」を行う旨を入力する。管理者は、業務として、例えば「訪問」「電話確認」「空家確認」「試読獲得」「集金」などを選択して入力することができる。
続いて、「業務として登録」のボタンをクリックすると(ステップ350)、販売店管理端末2から、その顧客に対し指定した時期に販売員が訪問する内容の業務登録情報が、サーバ5に送信される。サーバ5は、この業務登録情報を受信すると(ステップ360)、データベースサーバ20の販売店データベース21の業務テーブルにその業務登録情報を格納する(ステップ370)。
このように、新聞販売店の管理者は、各種の読者情報を各種の観点から検索し、その最新報告情報を把握しながら、顧客に対し新聞の定期購読の契約を結ぶために必要な業務を選択決定し、効率良く決定した業務を登録していくことができる。
一方、新聞販売店の販売員がその販売員端末3を操作して所定のID、パスワードを入力し、インターネット上の新聞販売管理サイトにログインする。このとき、端末のディスプレイに表示された図16のトップページにおいて、そのメニューバーの「スケジュール」をクリックすると、図15の流れ図に示すように、販売員端末3からスケジュール画面の送信要求が管理システム1のサーバ5に送信される(ステップ400)。サーバ5は、この要求信号を受信すると、図18に示すようなスケジュール画面をその販売員端末3に送信する(ステップ410)。
販売員端末3はこのスケジュール画面を受信すると(ステップ420)、そのディスプレイに図18のようなスケジュール画面を表示する(ステップ430)。このスケジュール画面には、業務リストと当該販売員のスケジュールが記載され、業務リストでは、予定日毎に業務名、担当する販売員名、読者名とその住所、区域などが記載される。図18に示すように、予定日、区域などを指定して、該当する複数の業務をリストアップすることができ、担当する販売員が未定の場合、販売員名は「未定」と表示される。業務名としては、例えば、顧客を訪問する「訪問」、空家の入居状況を確認する「空家確認」、短期間のみ無料で新聞を試読してもらう「試読獲得」などである。
このスケジュールの業務リストを閲覧した販売員は、担当員が未定であって、自分が担当することができる業務をオン(マーク)し、「業務を引き受ける」のボタンをクリックする(ステップ440)。このとき、販売員端末3からサーバ5に、販売員が指定した業務、つまり業務名と読者名、その住所、区域などの業務情報が送信され、その業務は、販売員データベース22の当該販売員用の販売員スケジュールテーブル内に格納される(ステップ450)。
さらに、サーバ5は、当該スケジュール画面のスケジュールの欄に、上記のように当該販売員が引き受けた業務を、その予定日の欄に業務と読者名と住所を記入して構成したスケジュール画面を、当該販売員端末3に送信する(ステップ460)。販売員端末3はそのスケジュール画面を受信し(ステップ460)、図18のように、スケジュール画面を表示し(ステップ470)、スケジュールの欄の当該予定日には、この販売員が引き受けた業務名、読者名、住所などが記載される。
販売員はこのスケジュールに記載された業務に従って、例えば顧客を訪問し、新聞販売の営業を実際に行なうことになる。そして、業務を行った販売員は、その後、その営業報告を行うために、再度、この新聞販売管理サイトにアクセスしてログインし、再びメニューバーのスケジュールをクリックし、図15のステップ500にて、スケジュールの欄に記載された、自分の行った業務の報告用アイコン(鉛筆マーク)をクリックして営業報告要求をサーバ5に送信する。
これに応じて、サーバ5は、当該販売員端末3に、図19に示す営業報告記入画面を送信し(ステップ510)、販売員端末3はこの営業報告画面を受信して表示する(ステップ520)。営業報告画面には、図19のように、業務の実施日の入力欄、業務の内容の入力欄、及び報告メモの入力欄などが設けられる。例えば、販売員が読者(顧客)を訪問して、定期購読を中止していた読者から定期購読の再契約がとれた場合、報告の欄に「止め起し」と入力する(ステップ530)。そして、報告メモの欄に営業結果の概略を入力すると共に、次の契約情報の欄に、「契約変更あり」と入力し、「報告」のボタンをクリックする。この操作により、その営業報告画面で入力した営業報告の内容が販売員端末3からサーバ5に送信される(ステップ535)。
サーバ5は、これらの営業報告に関する情報を受信すると(ステップ540)、営業報告については販売店データベース21の営業報告テーブルに格納する(ステップ550)。さらに、サーバ5は、「契約変更あり」の情報の受信に対応して、図20に示す契約変更登録画面を販売員端末3に送信する(ステップ560)。この契約変更登録画面には、図20に示すように、新聞の銘柄を指定して、新聞の定期購読が開始される「入り日」、任意の期間だけ新聞の購読を停止する「休読」、及び新聞の定期購読が中止される「止め日」の欄が設けられる。
この契約変更登録画面を受信した販売員端末3はそれを表示し(ステップ570)、販売員は、その契約変更登録画面において、今回の業務により生じた契約変更を入力する(ステップ580)。例えば、今回の業務で、顧客を訪問した際、新聞の定期購読の契約が取れた場合、その新聞の銘柄、定期購読の開始日、理由が入力される。また、それまで行われていた定期購読が中止された場合、その新聞の銘柄、定期購読の中止日、その理由が入力される。一方、任意の期間だけ新聞の購読を停止する場合には、休読の欄に、休読開始日と休読終了日の日付、その理由が入力される。そして、上記のような契約変更事項を入力した状態で、画面下の「登録」のボタンをクリックすると、その契約変更情報が送信され(ステップ590)、サーバ5は、その契約変更情報つまり「入り、止め、休読情報」受信する(ステップ600)。受信したその契約変更情報は、顧客データベースの定期購読契約テーブルに格納される(ステップ610)。
一方、販売員が図19の営業報告画面にて営業報告を行った際、定期購読の変更を伴わなかった場合、図21のように、その読者について、営業履歴と購読履歴の画面がサーバ5から販売員端末3に送信され、表示される。例えば、最近販売員が行った業務で、短期間のみ無料で新聞を試読してもらう「試読」が獲得できた場合、販売員は、その営業履歴の報告要約の欄に、「試読」と入力し、「新規報告」のボタンをクリックする。これにより、当該読者(顧客)について、試読の情報が顧客データベースに格納され、その営業報告は、図16のように、営業報告の一覧に加入される。
このように、販売員が読者訪問などの業務を行った後、営業報告を営業報告記入画面上で行う際、定期購読の契約の開始など契約の変更が生じた場合、契約変更ありの報告を行うと、契約変更登録用の画面がサーバ5からその販売員端末3に送信され、販売員はその画面上で、新聞の定期購読の契約変更情報を示す入り、止め、休読情報を入力して、サーバ5に送信し、サーバ5はその定期購読契約変更情報を顧客データベースの定期購読契約テーブルに格納し、顧客の定期購読契約情報は最新の情報に更新される。また、試読や対話などの定期購読の契約の変更を伴わない業務報告は、営業履歴として顧客データベースに格納されると共に、営業報告のリストに加えられ、データベースに格納される。
なお、図16のトップページの画面、図18のスケジュールの画面、読者検索の画面などにおいて、読者名及びその住所はリンク先を設定してクリック可能とされ、その読者名及びその住所をクリックすると、その読者について図21のような読者情報画面が表示され、そこにはその読者に対する営業履歴と購読履歴が記載される。さらに、読者情報の検索は、上記のように、新聞の定期購読が開始される「入り日」、任意の期間だけ新聞の購読を停止する「休読」、及び新聞の定期購読が中止される「止め日」を指定して検索することもでき、また、新聞の銘柄による検索、営業報告の内容による検索、或いは報告メモによる検索をも行うことができる。
1−管理システム
2−販売店管理端末
3−販売員端末
4−携帯端末
5−サーバ
10,20−データベースサーバ
11,21−販売店データベース
12,22−販売員データベース
13,23−販売銘柄データベース
14,24−顧客情報データベース
2−販売店管理端末
3−販売員端末
4−携帯端末
5−サーバ
10,20−データベースサーバ
11,21−販売店データベース
12,22−販売員データベース
13,23−販売銘柄データベース
14,24−顧客情報データベース
Claims (7)
- 新聞販売に関するデータを記憶するサーバを有した管理システムと新聞販売管理用の販売店管理端末及び新聞販売員用の販売員端末とがネットワークを介して通信可能に接続され、該販売店管理端末と該サーバ間で及び該販売員端末と該サーバ間で新聞販売に関する情報を送受信して使用する新聞販売管理システムであって、
該販売店管理端末からの要求によって各顧客に対する各新聞販売員の長期的な営業訪問予定に関する情報を含む画面情報を該サーバから該販売店管理端末に送信する販売店営業予定画面送信手段と、
該販売店営業予定画面において販売員を特定の顧客に訪問させるための営業指示を入力し該サーバに送信する営業訪問予定情報送信手段と、
該サーバに送られた、各顧客に対し営業訪問を行なうための情報を記憶する営業訪問予定情報記憶手段と、
を備えたことを特徴とする新聞販売管理システム。 - 前記販売員端末からの要求により顧客への短期的な営業訪問の予定を含む営業タスク画面を該サーバから販売員端末に送信する営業タスク画面送信手段と、
販売員端末に送られた営業タスク画面に未報告の営業タスクが含まれている場合、該販売員端末から営業報告・再訪入力画面の要求があったとき、該営業報告・再訪入力画面を該サーバから該販売員端末に送信する営業報告・再訪入力画面送信手段と、
該販売員端末に送られた営業報告・再訪入力画面において入力された営業報告と再訪予定時期を該販売員端末から該サーバに送信する営業報告・再訪予定時期送信手段と、該営業報告と再訪予定時期の情報を該サーバに記憶する営業報告・再訪予定時期記憶手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の新聞販売管理システム。 - 前記販売店管理端末からの要求により前記サーバから該販売店管理端末に、指定された顧客に関する情報と当該顧客を再訪問する際の営業指示情報を含む画面を送信する顧客情報・営業指示画面送信手段と、
該営業指示の画面に入力された顧客の再訪問日時と担当する販売員の情報を該販売店管理端末から該サーバに送信する営業指示情報送信手段と、
当該顧客について再訪問日時と担当する販売員の情報を該サーバに記憶する営業指示記憶手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2記載の新聞販売管理システム。 - 前記サーバには、
前記各販売員に関する情報及び該各販売員の短期的な営業スケジュールに関する情報を記憶する販売員情報記憶手段と、
前記各新聞販売店に関する情報及び該各新聞販売店の長期的な販売店営業予定に関する情報を記憶する販売店情報記憶手段と、
各顧客に関する情報を記憶する顧客情報記憶手段と、
販売する新聞の銘柄等に関する情報を記憶する銘柄情報記憶手段と、
各販売員が顧客を訪問した際に入力された営業報告情報を記憶する営業報告記憶手段と、
が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3記載の新聞販売管理システム。 - 新聞販売に関するデータを記憶するサーバを有した管理システムと新聞販売管理用の販売店管理端末及び新聞販売員用の販売員端末とがネットワークを介して通信可能に接続され、該販売店管理端末と該サーバ間で及び該販売員端末と該サーバ間で新聞販売に関する情報を送受信して使用する新聞販売管理システムであって、
該販売店管理端末からの要求によって指定された顧客の最新の営業報告情報と今後実施する業務名を入力するための入力欄とを含む業務登録画面情報を、該サーバから該販売店管理端末に送信する業務登録画面送信手段と、
該業務登録画面において販売員に実施させる業務名とその業務の実行日付を入力して該サーバに送信する業務登録情報送信手段と、
該サーバに送られた業務登録情報を記憶する業務登録情報記憶手段と、
販売員が業務登録された業務リストを閲覧して該業務を引き受けた際、該業務を該販売員の営業スケジュールに加える処理を行う営業スケジュール処理手段と、
を備えたことを特徴とする新聞販売管理システム。 - 前記営業スケジュール処理手段は、
前記販売員端末からの要求により、少なくとも新聞販売に関する業務名、当該業務の対象とする顧客名を含む予定日毎の業務リストの業務リスト画面を該サーバから販売員端末に送信する業務リスト送信手段と、
販売員端末に送られた業務リスト画面に表示される業務であって、販売員が行う業務を指定して、当該業務の引き受け情報を該販売員端末から該サーバに送信する業務引き受け情報送信手段と、
該販売員端末に送られた業務引き受け情報をサーバに記憶する業務引き受け情報記憶手段と、
該業務引き受け情報を該販売員の営業スケジュールとしてスケジュール画面に記入し、該サーバから該販売員端末に送信するスケジュール画面送信手段と、
を備えたことを特徴とする請求項5記載の新聞販売管理システム。 - 前記販売員端末から営業報告の記入を指示する信号が送信されたとき、予め前記サーバに記憶された営業報告記入画面を該サーバから該販売員端末に送信する営業報告記入画面送信手段と、
該サーバから該販売員端末に送信された営業報告記入画面に記入された業務の実施日、報告メモ、及び定期購読の契約変更の有無を該販売員端末から該サーバに送信する営業報告送信手段と、
該営業報告に定期購読の契約変更が含まれる場合、契約変更登録の画面情報を該サーバから該販売員端末に送信する契約変更登録画面送信手段と、
該販売員端末において契約変更登録画面にて入力された契約変更登録情報を該販売員端末から該サーバに送信する契約変更登録情報送信手段と、
該サーバに送信された契約変更情報をデータベースに記憶する契約変更情報記憶手段と、
を備えたことを特徴とする請求項5または請求項6記載の新聞販売管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005154256 | 2005-05-26 | ||
JP2005323905A JP2007004768A (ja) | 2005-05-26 | 2005-11-08 | 新聞販売管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007004768A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-11-08 JP JP2005323905A patent/JP2007004768A/ja not_active Withdrawn
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