JP4486029B2 - パーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置 - Google Patents

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本発明は、アジャスタ機構を内蔵したピストンを摺動自在に支持したキャリパの一端側にパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置に関する。
従来、パーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置として、パーキングレバーの回転操作によってカム機構が駆動され、アジャスタ機構の調整スピンドルがピストンに作用してブレーキパッドをロータに押動するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。図5(a)はこのようなカム機構と調整スピンドルを備えた従来のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置の断面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図であって、図5(a)に示すように、キャリパ本体1には一方のブレーキパッド3Aに軸推力を与えるブレーキ液圧により駆動されるピストン5を摺動自在に収納し、かつアジャスタ機構7を収納するブレーキシリンダ9が形成されるとともに、一方のブレーキパッド3Aから離れた一端側にはカム本体11aとカムロッド11bから成るカム機構11等を収納するハウジング13が形成されている。
車両走行中にマスタシリンダからブレーキシリンダ9にブレーキ液圧が供給されると、ピストン5が摺動変位して一方のブレーキパッド3Aをロータ12の一方制動面12aに押圧するとともに、その反力がキャリパ本体1を介して他方のブレーキパッド3Bをロータ12の他方制動面12bに押圧して車両に制動力が付与される。
一方車両停止中にパーキングブレーキとして使用する場合には、ワイヤ等が引っ張られブレーキレバーが操作され、カム本体11aが回動してカムロッド11bが左方向に突出すると、その操作力はプッシュロッド15に作用し調整スピンドル7aに軸推力を付与する。アジャスタ機構7は調整スピンドル7aとクラッチ部材7b等から成り、プッシュロッド15の軸推力は調整スピンドル7aよりクラッチ部材7bに伝達される。このときクラッチ部材7bのテーパ面がピストン5の内面に形成されているテーパ面と当接するので、プッシュロッド15の軸推力はクラッチ部材7bを回転させることなくピストン5を介して一方のブレーキパッド3Aをロータ12の一方制動面12aに押圧することができる。また、その反力はカム機構11を介してキャリパ本体1に伝達され、他方のブレーキパッド3Bもロータ12の他方制動面12bに押圧して車両に駐車ブレーキとしての制動力が付与される。
そしてブレーキパッド3A,3Bの摩耗量が規定値を超えている場合、ブレーキ液圧がピストン5に作用したとき、回転が阻止されている調整スピンドル7aに対して、この調整スピンドル7aにネジ係合したクラッチ部材7bがブレーキ液圧によりネジクリアランスを超えてクラッチ部材7bのテーパ面がピストン5の内面に形成されているテーパ面と当接するまで回動し、ブレーキ液圧解除時にピストン5がネジクリアランス分だけ後退することで、ピストン5の後退位置が前回の位置よりも前進した状態で停止し、ブレーキパッド3A,3Bの摩耗が補償されることになる。そして、このような摩耗調整を行うために、クラッチ部材7bはブレーキ液圧による軸推力を受けた場合に軸受14により回動しやすく、調整スピンドル7aの回動は確実に阻止される構成となっている。特に、調整スピンドル7aの回動阻止のため、ハウジング13に回止穴17を2カ所形設し、その回止穴17にガイドピン19を設けるとともに、図5(b)に示されているように、調整スピンドル7aのフランジ部8に、ガイドピン19に嵌合する回止凹部8aが設けられ、調整スピンドル7aがガイドピン19により回動が規制されるように構成されている。
特開2004−138240号公報(図1、4参照)
しかしながら、前記特許文献1に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、調整スピンドル7aの回動を阻止するために、ハウジング13に回止穴17を形設し、その穴にガイドピン19を嵌合させるとともに、調整スピンドル7a側にもガイドピン19を受け入れるための回止凹部8aを設ける必要があり、調整スピンドル7aの回動規制のための加工が複数箇所に及ぶばかりでなく、手間やコストがかかりすぎる難点があった。
本発明は、このような問題点に着目して成されたもので、調整スピンドルの回動を阻止するために特段の加工や部品を施すことなく、通常のディスクブレーキ作動装置の孔加工工程の一環として仕上げることができるパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、アジャスタ機構を内蔵したピストンを摺動自在に支持したキャリパの一端側にパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置において、前記操作機構は、前記アジャスタ機構の調整スピンドルと、該調整スピンドルと直交し一端にパーキングレバーを有するカムシャフトと、該カムシャフトと調整スピンドル間に配置され、該カムシャフトの回動により調整スピンドルに軸推力を与える回転−直動変換部とから成り、前記回転−直動変換部は調整スピンドルと相対回転しないように係合した第1ローラプラグと、自転しながらカムシャフトと前記第1ローラプラグ間を転動する第1の転動ローラと、第1ローラプラグと相対回転しないように係合した第2ローラプラグと、自転しながらカムシャフトと前記第2ローラプラグ間を転動する第2の転動ローラとで構成され、両ローラプラグは調整スピンドルの中心軸線と一致する軸心を有するキャリパのハウジング部に形成したローラプラグ摺動穴内に摺動可能に支持されているとともに、第2ローラプラグは前記ローラプラグ摺動穴に直交する前記ハウジング部に形成したカムシャフト挿入穴の加工端部に対し前記中心軸線回りに回動不能に係合している。また、前記カムシャフト挿入穴の加工端部は前記ハウジング部の端部を一部研削することにより形成される円筒孔面であり、第2ローラプラグのハウジング部に対向する面が前記円筒孔面と略同芯の円筒面で形成されている。
本発明の請求項2に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、請求項1に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置であって、前記ローラプラグ摺動穴の径はカムシャフト挿入穴の径よりも大きくなっている。
本発明の請求項3に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置であって、前記第1ローラプラグ及び第2ローラプラグはそれぞれ直径方向に対向する一対の摺動翼部を備え、第1ローラプラグの一対の摺動翼部と第2ローラプラグの一対の摺動翼部とは、前記調整スピンドルの中心軸線と平行な方向に互いに摺動自在に係合している。
本発明の請求項4に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置であって、前記調整スピンドルと第1ローラプラグとの当接全端面が互いに回転不能な凹凸形状に形成されている。
本発明の請求項5に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、請求項4に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置であって、前記凹凸形状は円筒状であり、当接部が両端接触となるように外側の円筒面の曲率半径が内側の円筒面の曲率半径より小さくなっている。
本発明の請求項6に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、請求項1〜5のうちの何れか1項に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置であって、前記第1ローラプラグと第2ローラプラグは同一形状である。
本発明の請求項1に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、カムシャフト挿入穴の加工工程で形成される加工端部を第2ローラプラグの回り止めに利用することで、新たにハウジング部のローラプラグ摺動穴の底面に第2ローラプラグの回り止めのための凹部穴加工を施す必要がなく、調整スピンドルの回動力を第2ローラプラグで受けてその回転を阻止することができる。また、第2ローラプラグのハウジング部に対向する面が、カムシャフト挿入穴加工のためにハウジング部の端部を一部研削して得られる円筒孔面と略同芯の円筒面で形成されているので、その円筒孔加工面をそのまま第2ローラプラグの円筒面と嵌合させて第2ローラプラグの回り止めとして利用できる。
本発明の請求項2に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、ローラプラグ摺動穴の径が大きいので両ロ−ラプラグの摺動面を大きく確保でき、摺動の安定化を図ることができる。
本発明の請求項3に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、第1ローラプラグの一対の摺動翼部と第2ローラプラグの一対の摺動翼部とが、前記調整スピンドルの中心軸線と平行な方向に互いに摺動自在に係合しているので、カムシャフトの回転運動を調整スピンドルの軸心に沿って調整スピンドルとキャリパの直線運動に安定して変換することができる。また。第2ローラプラグの回動が抑制されているので、第1ローラプラグの回転力は一対の摺動翼部を介して第2ローラプラグで受けることができ、調整スピンドルの回転は阻止される。
本発明の請求項4に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、調整スピンドルと第1ローラプラグとの当接全端面が互いに回転不能な凹凸形状に形成されているので、研削作業だけで形成でき複雑な加工や回止部品が不要となる。
本発明の請求項5に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、凹凸形状は円筒状であるので加工が容易であり、しかも当接部が両端接触であるため両者の結合が安定する。
本発明の請求項6に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置は、第1ローラプラグと第2ローラプラグとを同一形状にすることで、部品の共通化を図ることができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置の要部全体の断面図、図2(a)は第2ローラプラグの斜視図、図2(b)は調整スピンドルと第1ローラプラグの斜視図、図3(a)は第1ローラプラグと第2ローラプラグの組付斜視図、図3(b)はハウジング部の斜視図、図4(a)は同じくパーキング用操作機構における回転−直動変換部の組付断面図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図である。
図1に示すように、本発明のディスクブレーキ作動装置は、キャリパ20とピストン組立体22から成る流体作動のサービスブレーキ機構(SM)と、パーキング用操作機構(PM)で構成されている。ピストン組立体22は、サービスブレーキ適用時に流体圧を受け、キャリパ20内で摺動するピストン24と、ブレーキパッドの摩耗補償とオーバアジャスト防止のためのアジャスタ機構26とを備えている。そしてこのキャリパ20は固定サポート28に対して摺動自在に支持されている。
アジャスタ機構26は従来公知の可逆ねじタイプのものが使用されている。この可逆ねじタイプのアジャスタは、可逆ねじを有する調整スピンドル26aと、このスピンドル26aに螺合するアジャストスリーブ26bと、アジャストスリーブ26bの回動を支持する軸受26cと、スプリング26d等で構成され、ブレーキパッド29,29の摩耗が規定以上になれば、調整スピンドル26aに対してアジャストスリーブ26bが回動前進し、ブレーキ解除時にピストン24の後退位置が前進してブレーキパッド29,29の摩耗が補償される。
また、過剰なブレーキ流体圧がピストン24に適用されると、調整スピンドル26aはスプリング26dのバネ力に抗してアジャストスリーブ26bと共に前方に移動するので、アジャストスリーブ26bは調整スピンドル26aに対して回動することができずオーバアジャストが防止される。
パーキング用操作機構(PM)は、パーキングレバー30とカムシャフト32及び回転−直動変換部から成り、パーキングレバー30がブレーキワイヤにより操作され、調整スピンドル26aの中心軸線X−Xに対し直交するように配置されたカムシャフト32が回動すると、回転−直動変換部が作動する。この回転−直動変換部は調整スピンドル26aと相対回転しないように係合した第1ローラプラグ34と、自転しながらカムシャフト32と第1ローラプラグ34間を転動する第1の転動ローラ36と、キャリパ20の反ロータ側端部に連設したハウジング部38(キャリパ20のハウジング部38と言うことがある)と相対回転しないように係合した第2ローラプラグ40と、自転しながらカムシャフト32と第2ローラプラグ40間を転動する第2の転動ローラ42とで構成されている。なお、第1の転動ローラ36と第2の転動ローラ42はカムシャフト32の中心に対して点対称で配置されている。
第1及び第2の転動ローラ36,42が転動するカムシャフト32の外周面、及び第1及び第2ローラプラグ34,40の内面には、カムシャフト32の回動時に第1及び第2の転動ローラ36,42に軸推力を与えるために転動曲面が形成されている。このときカムシャフト32は第1及び第2の転動ローラ36,42と線接触状態で回動するので、カムシャフト32が受ける回転摩擦抵抗は小さい。
第1及び第2ローラプラグ34,40はハウジング部38より硬度の高い材料で成形されており、第1及び第2の転動ローラ36,42からの軸推力を硬質のローラプラグ34,40で受け止めて、転動ローラ36,42とローラプラグ34,40間での変形や摩耗を極力抑えて軸推力を調整スピンドル26a及びハウジング部38に確実に伝達することができる。又、回転−直動変換部の第1及び第2の転動ローラ36,42の大きさや転動曲面の形状が変更されても、第1及び第2ローラプラグ34,40のみを入れ替える事で対応できる。
次に、第1及び第2ローラプラグ34,40の構造について図2に基づき詳述する。図2(a)に示すように、第2ローラプラグ40は、本体40aと、直径方向に対向する矩形状の一対の摺動翼部41A,41Bで構成され、一方の摺動翼部41Aの円筒面41aはハウジング部38に形成したローラプラグ摺動穴Qの円筒孔面38bに内接するように形成されている。
そして本体40aのハウジング部38側に面する側も、凸状の円筒面40bが形成され、ハウジング部38に穿孔したカムシャフト挿入穴Pの穿孔時にできる凹状の円筒面38aと略同一かやや大きい曲率半径の円筒形状となって当接している。したがって、第2ローラプラグ40はハウジング部38に対して調整スピンドル26aの中心軸線X−X回りに回動することはできず、また、本体40aの円筒面40bの曲率半径をハウジング部38側の円筒孔面38aの曲率半径よりやや大きくすることにより当接部が両端において線接触となり両者の結合が安定する。
一方、第1ローラプラグ34は第2ローラプラグ40と同一形状であり、図2(b)に示すように、第1ローラプラグ34は、本体34aと一対の摺動翼部35A,35Bで
構成され、一方の摺動翼部35Aの円筒面35aはハウジング部38に形成したローラプラグ摺動穴Qの円筒孔面38bに内接するように形成されている。
そして本体34aの調整スピンドル26a側に面する側も凸状の円筒面34bが形成され、調整スピンドル26aの可逆ネジ部27aと反対側の頭部27bの第1ローラプラグ34側に形成した凹状の円筒面27cと略同一かやや大きい曲率半径の円筒形状となって当接している。したがって、調整スピンドル26aと第1ローラプラグ34は調整スピンドル26aの中心軸線X−X回りに相対回転することはできず、また、本体34aの円筒面34bの曲率半径を調整スピンドル26aの側の円筒面27cの曲率半径よりやや大きくすることにより当接部が両端において線接触となり両者の結合が安定する。なお、第1ローラプラグ34および第2ローラプラグ40を同一形状とすることにより部品の共用化を図ることができる。
第1及び第2ローラプラグ34,40の組み付けは、図1に示すように、第1ローラプラグ34の摺動翼部35A,35Bと、第2ローラプラグ40の摺動翼部41A,41Bとが互い違いに嵌合し、カムシャフト32は第1ローラプラグ34の内方側の摺動翼部35Bの内面と第2ローラプラグ40の内方側の摺動翼部41Bの内面とに摺動可能に当接支持されている。そして摺動翼部35Bと摺動翼部41A及び摺動翼部35Aと摺動翼部41Bは、互いに調整スピンドル26aの中心軸線X−X方向に摺動自在に嵌合し合っている。
尚、摺動翼部35Aと41B、35Bと41Aは平面同士で嵌合しているが、曲面同士にて嵌合しても良い。この嵌合は第1及び第2ローラプラグ34,40同士の軸方向相対摺動がスムースに行われる為のものであって、第1及び第2ローラプラグ34,40同士の回り止めについてはカムシャフト32を介して行われる。
前述の如く、第2ローラプラグ40はハウジング部38に対し中心軸線X−X回りの回動が阻止されており、第1ローラプラグ34は第2ローラプラグ40とカムシャフト32を介して回動不能に嵌合し、さらに、調整スピンドル26aと相対回転しないように係合しているので、調整スピンドル26aはその中心軸線X−X回りの回動が阻止される。
また、カムシャフト32は第1ローラプラグ34と第2ローラプラグ40内に第1及び第2の転動ローラ36,42を介して納められているので、調整スピンドル26aの中心軸線X−Xと直交するカムシャフト32の中心軸線Y−Y(図3(b)参照)回りの回動と調整スピンドル26aの中心軸線X−X方向の移動のみ許容されることになり、その移動が規制されている。
次に、パーキング用操作機構の各構成部品の組み付け手順について図3及び図4に基づき説明する。
図3(a)はパーキング用操作機構における調整スピンドル26a、カムシャフト32、ハウジング部38及び回転−直動変換部を主要構成とする組み付け前の分解斜視図であり、先ず第2ローラプラグ40をその円筒面40b側を先頭にしてハウジング部38に形成したローラプラグ摺動穴Qの開口側より挿入し、ハウジング部38底部の円筒孔面38aに当接させる。図3(b)に示すように、ハウジング部38の円筒孔面38aはカムシャフト挿入穴Pの穿孔時にできる加工面であって、他の面と区別するために斜線でハッチングして示してある。また、ローラプラグ摺動穴Qの穿孔時にできる円筒孔面38bをドットで示している。そして、第2ローラプラグ40が上記円筒孔面38aに当接したとき、第2ローラプラグ40の摺動翼部41Aの円筒面41aは円筒孔面38bと摺接状態にある。
ローラプラグ摺動穴Qの軸心は調整スピンドル26aの中心軸線X−Xと一致しており、カムシャフト挿入穴Pの軸心Y−Yは中心軸線X−Xと直交している。そしてカムシャフト挿入穴P成形時は、ハウジング部の端部(底部)を一部研削するようにして加工するので、図3(b)に示されるように、格子状の斜線で示した略三日月状の平坦面38cが形成される。この平坦面38cは第2ローラプラグ40を上記円筒孔面38aに当接させた場合には、仮組み付けの際、脱落防止としての台座機能の働きがある。また、平坦面38cは円筒孔面38aと一緒に第2ローラプラグ40の回り止めの機能も果たす。カムシャフト挿入穴Pとローラプラグ摺動穴Qの穴径の大きさは等しくても或いはどちらか一方が大きくてもよいが、ローラプラグ摺動穴Qの穴径を大きく形設すれば、両ロ−ラプラグ34,40の摺動面を大きく確保でき、摺動の安定化を図ることができる。
なお、ハウジング部のカムシャフト挿入穴Pはカムシャフト32が中心軸線X−X方向に移動できるような大きさの穴としている。
図3(a)に戻って、第2ローラプラグ40を円筒孔面38aに当接したあと、第1及び第2の転動ローラ36,42を組み付けたカムシャフト32をハウジング部38のカムシャフト挿入穴Pの開口側より挿入する。その後、今度はローラプラグ摺動穴Qの開口側より第1ローラプラグ34,調整スピンドル26a、ホルダ48(図4(a)参照)、スプリング26dを順次挿入して回転−直動変換部を含むカム機構を組み立てる。
図4(a)(図2(b),図3(a)参照)のパーキング用操作機構のカム機構の組付図からも分かるように、調整スピンドル26aの頭部27bの端面に形成した凹状の円筒面27cは第1ローラプラグ34の円筒面34bと当接させ、ハウジング部38のリング溝38d内に止めクリップ46を係止することにより、スプリング26dがホルダ48を介して調整スピンドル26aの凹状の円筒面27cが第1ローラプラグ34の円筒面34bを右方に押圧し、カムシャフト32は第1及び第2の転動ローラ36,42を介して第1及び第2ローラプラグ34,40間に挟持されることになる。これにより回転−直動変換部がハウジング部38内に収納され、調整スピンドル26aが中心軸線X−X方向に移動可能であり、カムシャフト32は軸線Y−Y軸回りに回動できるように支持される。
このとき、図4(b)に示すように、第1ローラプラグ34の摺動翼部35Aの円筒面35aと第2ローラプラグ40の摺動翼部41Aの円筒面41aはローラプラグ摺動穴Qの円筒孔面38bに摺動可能な状態で収容される。図4(a)に示すように、カムシャフト32の一端にはカムシャフト32の軸心方向である軸線Y−Y軸回りにカムシャフト32を回動駆動するためのパーキングレバー30が嵌合している。このパーキングレバー30はカムシャフト32の先端部32aに螺合したナット50によりY−Y軸方向の移動が拘束されている。また、カムシャフト32とカムシャフト挿入穴Pの開口側間に配設されたダストブーツ52は、カムシャフト挿入穴Pの開口に係着したブーツホルダ54により保持され、外部から回転−直動変換部内への埃や水分が侵入することを防いでいる。
ナット50の外周面にはねじりコイルバネ56が被冠し、その一端はハウジング部38に係合すると共に、他端はパーキングレバー30に係合している。このねじりコイルバネ56はパーキングレバー30操作後に、常にカムシャフト32を初期位置に戻すように作用する。
次に、回転−直動変換部の作用について説明する。第1及び第2の転動ローラ36,42がカムシャフト32と第1及び第2ローラプラグ34,40間にそれぞれ挟持された初期位置からパーキングレバー30によりカムシャフト32を図1において左方向に回動すると、第1転動ローラ36はカムシャフト32の転動曲面と第1ローラプラグ34の転動曲面間で自転しながら所要位置まで公転する。同様に、第2の転動ローラ42もカムシャフト32の転動曲面と第2ローラプラグ40の転動曲面間で自転しながら所要位置まで公転する。
第1及び第2の転動ローラ36,42がカムシャフト32の回動量に応じた所要の位置まで移動すると、第1ローラプラグ34は左方に移動して調整スピンドル26aに軸推力を与え、同時に第2ローラプラグ40は右方に移動してハウジング部38に軸推力を与えることになる。
そして、パーキングブレーキ操作に際しては、パーキングレバー30の一端に連結されているブレーキワイヤ(図示せず)を牽引することで、カムシャフト32がY−Y軸回りに回動し、第1の転動ローラ36、第1ローラプラグ34を介して調整スピンドル26aにX−X軸方向の軸推力を与えると同時に、第2の転動ローラ42、第2ローラプラグ40を介してハウジング部38にX−X軸方向の軸推力を与えることができる。調整スピンドル26aに与えられた軸推力はアジャストスリーブ26b、ピストン24を介して一方のブレーキパッド29に伝達され、ハウジング部38に与えられた軸推力は、固定サポート28で摺動自在に支持されたキャリパ1を図1において右方向に移動することで他方のブレーキパッド29に伝達され、ロータに制動力を与えることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、例えば、本実施例では浮動キャリパ式ディスクブレーキに適応した例で説明したが、固定キャリパ式ディスクブレーキにも適応できる。
また、第1ローラプラグ34と第2ローラプラグ40を同一形状として説明してきたが、別形状のものとしても良い。
更に、調整スピンドル26aと第1ローラプラグ34の相対回転を不能とするために、両者の当接全端面を凹凸の円筒面としたが、円筒面に限らず断面V形や卵形であってもよく相対回転ができない構造であればどのような当接形状であっても良い。
更にまた、キャリパ20とハウジング部38は別体でも一体であっても良い。
本発明の実施例のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置 の要部全体の断面図である。 (a)は第2ローラプラグの斜視図、図2(b)は調整スピンドルと第1ロ ーラプラグの斜視図である。 (a)は第1ローラプラグと第2ローラプラグの組付斜視図、図3(b)は ハウジング部の斜視図である。 (a)は同じくパーキング用操作機構における回転−直動変換部の組付断面 図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図である。 (a)はカム機構と調整スピンドルを備えた従来のパーキング用操作機構を 備えたディスクブレーキ作動装置の断面図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図 である。
20 キャリパ
22 ピストン組立体
24 ピストン
26 アジャスタ機構
26a 調整スピンドル
26b アジャストスリーブ
26c 軸受
26d スプリング
27a 調整スピンドルの可逆ネジ部
27b 調整スピンドルの頭部
27c 凹状の円筒面
28 固定サポート
29 ブレーキパッド
30 パーキングレバー
32 カムシャフト
32a カムシャフトの先端部
34 第1ローラプラグ
34a 本体
34b 凸状の円筒面
35A,35B 摺動翼部
35a 円筒面
36 第1の転動ローラ
38 ハウジング部(キャリパのハウジング部)
38a 凹状の円筒面(円筒孔面)
38b 凹状の円筒面(円筒孔面)
38c 平坦面
38d リング溝
40 第2ローラプラグ
40a 本体
40b 凸状の円筒面
41A,41B 摺動翼部
41a 円筒面
42 第2の転動ローラ
46 止めクリップ
48 ホルダ
50 ナット
52 ダストブーツ
54 ブーツホルダ
60 ねじりコイルバネ
P カムシャフト挿入穴
Q ローラプラグ摺動穴
(PM) パーキング用操作機構
(SM) サービスブレーキ機構

Claims (6)

  1. アジャスタ機構を内蔵したピストンを摺動自在に支持したキャリパの一端側にパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置において、前記操作機構は、前記アジャスタ機構の調整スピンドルと、該調整スピンドルと直交し一端にパーキングレバーを有するカムシャフトと、該カムシャフトと調整スピンドル間に配置され、該カムシャフトの回動により調整スピンドルに軸推力を与える回転−直動変換部とから成り、前記回転−直動変換部は調整スピンドルと相対回転しないように係合した第1ローラプラグと、自転しながらカムシャフトと前記第1ローラプラグ間を転動する第1の転動ローラと、第1ローラプラグと相対回転しないように係合した第2ローラプラグと、自転しながらカムシャフトと前記第2ローラプラグ間を転動する第2の転動ローラとで構成され、両ローラプラグは調整スピンドルの中心軸線と一致する軸心を有するキャリパのハウジング部に形成したローラプラグ摺動穴内に摺動可能に支持されているとともに、第2ローラプラグは前記ローラプラグ摺動穴に直交する前記ハウジング部に形成したカムシャフト挿入穴の加工端部に対し前記中心軸線回りに回動不能に係合しており、前記カムシャフト挿入穴の加工端部は前記ハウジング部の端部を一部研削することにより形成される円筒孔面であり、前記第2ローラプラグのハウジング部に対向する面が前記円筒孔面と略同芯の円筒面で形成されているパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
  2. 前記ローラプラグ摺動穴の径はカムシャフト挿入穴の径よりも大きい請求項1に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
  3. 前記第1ローラプラグ及び第2ローラプラグはそれぞれ直径方向に対向する一対の摺動翼部を備え、第1ローラプラグの一対の摺動翼部と第2ローラプラグの一対の摺動翼部とは、前記調整スピンドルの中心軸線と平行な方向に互いに摺動自在に係合している請求項1〜2のうちの何れか1項に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
  4. 前記調整スピンドルと第1ローラプラグとの当接全端面が互いに回転不能な凹凸形状に形成されている請求項1〜3のうちの何れか1項に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
  5. 前記凹凸形状は円筒状であり、当接部が両端接触となるように外側の円筒面の曲率半径が内側の円筒面の曲率半径より小さい請求項4に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
  6. 前記第1ローラプラグと第2ローラプラグは同一形状である請求項1〜5のうちの何れか1項に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
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