JP4484573B2 - 旋回作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、バックホー等の旋回作業機に関するものである。
従来、この種の旋回作業機においては、旋回台が走行装置上に旋回軸心X廻りに回転自在に備えられ、旋回台の底部を構成する旋回基板の上面に、エンジン、ラジエータ、油圧ポンプ、燃料タンク、作動油タンク、旋回モータ、コントロールバルブ等が搭載され、これらがボンネットやプロテクタ、カウンタウエイト等によって覆われているものが一般的である。
例えば特許文献1のバックホーにおいては、旋回基板上に上記エンジンが横置き配置され、該エンジン装置の上部がボンネットによって覆われると共に、側部及び後部が前記旋回基板から伸びる複数のリブ及びステーにボルト締結された左右一対のサイドプロテクタ及び後部プロテクタによって覆われており、エンジンの左右一側に配置されたラジエータの外側方に位置するサイドプロテクタには、該ラジエータとの対向位置にヨロイ構造の複数の排気窓が開設されている。
特開平11−172720号公報
ところで、バックホー等の旋回作業機においては、エンジンやエンジン補機であるラジエータ、エアクリーナ等の整備・点検機会が多く、特に、ラジエータ廻りの整備・点検機会の頻度は高い。
しかしながら、上記特許文献1のバックホーにおいては、ラジエータの外側方にサイドプロテクタがボルト締結されているため、該ラジエータを整備・点検する場合には、ボルト締結を解除してサイドプロテクタを外さなければらならず、これによって整備・点検作業が煩雑となる問題があった。また、前記複数の排気窓の大きさは小さく、ラジエータに十分な空気を挿通させることができない問題があった。
そこで本発明の目的は、上記問題点に鑑み、サイドプロテクタを外すことなくラジエータの整備・点検を容易に行うことができると共に、ラジエータに十分な空気を挿通させることできる旋回作業機を提供するようにしたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、旋回台12の後部に、横向きに配備されたエンジン41及びラジエータ42と、これらのエンジン41及びラジエータ42の後方に位置したカウンタウエイト60と、このカウンタウエイト60の上方で前記エンジン41及びラジエータ42を覆うボンネット50とを有した旋回作業機であって、
前記カウンタウエイト60は、左右方向中央部の後部ウエイト61と、この後部ウエイト61の左右外方に配置された左右一対の側部ウエイト62L、62Rとを有し、
これらの左右各側部ウエイト62L、62Rは、前記後部ウエイト61と連接する外面を有したウエイト本体66L、66Rと、このウエイト本体66L、66Rから上方に突出したサイドプロテクタ67L、67Rとが鋳造で一体形成され、
前記ボンネット50は、前記カウンタウエイト60上に配置された後部ボンネット51と、この後部ボンネット51より前方で且つ前記旋回台12上の左右一側部に配置された側部ボンネット52とを有していて、
前記ラジエータ42の外側方の前記サイドプロテクタ67Rは、前記後部ボンネット51と側部ボンネット52との間に配置され且つ周囲が囲まれた開口部68Rと、この開口部68Rを開閉する多孔性の蓋体71とを有している点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記後部ボンネット51は、開閉自在であって、左右幅を前記後部ウエイト61の左右幅より広く形成し、
前記左右各側部ウエイト62L、62Rは、前記ウエイト本体66L、66Rが後部ボンネット51の側部の下方まで延出している点にある。
さらに、本発明の他の技術的手段は、前記旋回台12は旋回軸X回りに旋回自在に支持され、前記後部ボンネット51及び後部ウエイト61の両側縁を背面視で前記旋回軸Xと略平行に形成している点にある。
そして、本発明の他の技術的手段は、旋回台12の後部にエンジン41及びラジエータ42が横向きに配備されると共にこれらがボンネット50に覆われており、旋回台12の後部には、カウンタウエイト60と、該カウンタウエイト60の両側でそれよりも上方に突出するサイドプロテクタ67L、67Rとがそれぞれ配備された旋回作業機において、
前記ラジエータ42の外側方のサイドプロテクタ67Rには、内外を連通する開口部68Rが形成され、該開口部68Rに多孔を有する蓋体71が開閉自在に取り付けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記サイドプロテクタ67Rは外面が3次元の湾曲形状に形成され、前記蓋体71は平板状に形成されている点にある。
さらに、本発明の他の技術的手段は、前記一対のサイドプロテクタ67L、67Rの上端面は、ボンネット50の上面と略面一に設定されている点にある。
本発明によれば、サイドプロテクタ67Rの開口部68Rを塞ぐ蓋体71を開くことにより、該開口部68Rを通じてラジエータ42を臨むことができるため、該サイドプロテクタ67Rを外すことなくラジエータ42の整備・点検作業を容易に行うことができる。
また、開口部68Rは、サイドプロテクタ67Rを外すことなくラジエータ42の点検・整備作業が可能な大きさに形成されており、該開口部68Rを塞ぐ蓋体71は、多孔を有しているので、該蓋体71を閉じた状態でも前記開口部68Rを通じてラジエータ42に十分な空気を挿通させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6を参照して説明する。
図6において、1は、旋回作業機として例示するバックホーであり、該バックホー1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから構成されている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備え、両走行体4を走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
旋回体3は、走行装置2上に旋回ベアリング11を介して上下方向の旋回軸X回りに左右旋回自在に支持された旋回台12と、該旋回台12の前部に備えられた作業装置(掘削装置)13とを有する。旋回台12上には、運転室を形成するキャビン14が搭載されている。
作業装置13は、図1または図6に示す如く、旋回台12の前部に左右方向の中央部よりやや右寄りにオフセットして設けられた支持ブラケット16に上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット17と、該スイングブラケット17に基部側を左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在に支持されたブーム18と、該ブーム18の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム19と、該アーム19の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット20とを備えている。
スイングブラケット17は、旋回台12内に備えられたスイングシリンダ21の伸縮によって揺動され、ブーム18は、該ブーム18とスイングブラケット17との間に介装されたブームシリンダ22の伸縮によって揺動され、アーム19は、該アーム19とブーム18との間に介装されたアームシリンダ23の伸縮によって揺動され、バケット20は、該バケット20とアーム19との間に介装されたバケットシリンダ24の伸縮によってスクイ・ダンプ動作されており、これらスイングシリンダ21、ブームシリンダ22、アームシリンダ23、バケットシリンダ24は油圧シリンダ(油圧機器)によって構成されている。
なお、アーム19には、バケット20の代わりに取り付けられる油圧アタッチメントを作動させるための油圧取出部(図示省略)が設けられている。
図1及び図4に示す如く、旋回台12は、前記旋回ベアリング11に連結される厚板からなる旋回基板26を有しており、旋回台12上の左右方向左側には、シート(運転席)15が配置され、該シート15は、キャビン14で覆われている。該キャビン14は、下端が開口した箱状に形成されると共に、後部に下端から上下方向の中央部までを切り欠いた切り欠き部14aを有しており、該切り欠き部14aを後述する支持フレーム30及びカウンタウエイト60(左側部ウエイト62R)に嵌合させた状態で旋回基板26上に配置されている。
旋回基板26上には、該旋回基板26の中央部を前後方向に補強する左右一対の板状の縦リブ27L、27Rが溶接等によって固定されていると共に、その他の補強部材及び各種機器を取り付けるためのブラケット、ステー等が溶接等によって固定され、これらによって旋回フレームが構成されている。
前記左右一対の縦リブ27L、27Rは、図4に示す如く、その前端側が上下方向に高く形成されると共に後部側が上下方向に低く形成されており、キャビン14側(左側)の縦リブ27Lは、図1に示す如く、その前部側がキャビン14よりも左右方向内方に配置されると共に、後部側が左右方向外方に傾斜されて、キャビン14の下方に配置されている。
旋回基板26の前後方向中途部には、該旋回基板26の左右方向に伸びる仕切板28が立設されており、前記縦リブ27Lは、その後端が仕切板28に接当または近接配置されている。
キャビン14とは逆側(右側)の縦リブ27Rは、その前部側が前記縦リブ27Lの右側方に配置されると共に後部側が左右方向外方に傾斜されて、仕切板28の右端部近傍を通過して旋回基板26の後部に伸びている。また、該縦リブの27Rの後端部は、仕切板28よりも後方に突出して左右方向外方に屈曲して伸びており、仕切板28に連続する仕切部29を構成している。
また、図4に示す如く、前記スイングシリンダ21の前端部はスイングブラケット17に連結され、スイングシリンダ21の後端部は仕切板28よりも後方に突出されて、右側の縦リブ27Rの仕切部29等に連結されている。
支持ブラケット16は、左右の縦リブ27L、27Rの前端部間に溶接等によって固定されており、旋回台12の前面から前方に突出している。
図1及び図3に示す如く、旋回基板26上の後部には、エンジン41が横置き配置されており、該エンジン41の左右一側部(左右方向右側)にはラジエータ42が、エンジン41の左右他側部(左右方向左側)には油圧ポンプ43がそれぞれ配置されている。
また、図1及び図4に示す如く、ラジエータ42の前方には、作動油を貯留する作動油タンク44が配置され、該作動油タンク44の前方には、エンジン41用の燃料を貯留する燃料タンク45が配置され、該燃料タンク45の上方には、コントロールバルブ46が配置されている。
そして、これらエンジン41、ラジエータ42、油圧ポンプ43、作動油タンク44、燃料タンク45、コントロールバルブ46等は、旋回台フレームを右側方から後方に亘って上方より覆うボンネット50と、旋回基板26の両側後部及び後部に配置されて旋回台12の後部を構成すると共に前記作業装置13との重量バランスの調整を図るカウンタウエイト60によって覆われており、これによって、バックホー1を走行(前進、後進)させたり、旋回動作させたりした場合に、上記エンジン41、ラジエータ42、油圧ポンプ43、作動油タンク44、燃料タンク45、コントロールバルブ46等が障害物(壁、植込み等)に衝突乃至接触するのを防護していると共に、エンジン41等の騒音が外部に放散されるのを防止し、併せて操縦運転装置の熱気環境が劣化するのを防止しているのである。
また、旋回台12には、左右方向にエンジン41等を跨ぐ支持フレーム30が配置されており、該支持フレーム30は、左右一対の脚部31L、31Rと、これら脚部31L、31Rの上端に両端部が連結されている平板状の横架材32とから構成され、各脚部31L、31Rの下端が旋回基板26等に取付固定されている。
ボンネット50は、板金加工や樹脂成形等によって形成されており、図1に示す如く、エンジン41、ラジエータ42、油圧ポンプ43、作動油タンク44の後部等を覆う後部ボンネット51と、作動油タンク44の前部、燃料タンク45、コントロールバルブ46等を覆う側部ボンネット52とに分離形成されており、後部ボンネット51は旋回基板26上の後部に配置され、側部ボンネット52は旋回基板26上の右側部に配置されている。
また、例えば、側部ボンネット52の前側は前後方向に回動自在に枢支されて、この側部ボンネット52を開放することによって、作動油タンク44、燃料タンク45、コントロールバルブ46等の点検・整備を行うことが可能となっている。
なお、側部ボンネット52は着脱自在に旋回台12に取り付けられていてよいし、側部ボンネット52の後部を前後方向に回動できるように枢支してもよい。
また、後部ボンネット51は、その上壁前端側が支持フレーム30の横架材32に左右方向の軸心廻りに回動自在に支持され、図4中に矢印で示す如く上下方向開閉自在とされており、該後部ボンネット51とカウンタウエイト60とは、図3に示す旋回台の左右方向の中央部上側に配備されたロック手段77によってロック解除自在とされている。
該ロック手段77は、後部ボンネット51の左右方向の中央部に配置されたロック片78と、カウンタウエイト60の左右方向中央部の上端部近傍に配置されたL字状の被ロック片79とから構成されており、前記ロック片78は、開閉自在に枢支された後部ボンネット51の枢軸に垂直若しくは略垂直な回転軸廻りに回転自在に枢支されると共に、該ロック片78の固定状態と回転可能状態を切り換えるロック機構80を前記回転軸上に有している。
該ロック機構80のキー孔81にキー(エンジンキー等)を射し込み、該キーと共にロック片78を回動させることによって、該ロック片78は被ロック片79に対して係脱自在となり、ロックを解除した状態で後部ボンネット51を図4中に二点鎖線で示す如く開放することによって、エンジン41上部の付近の点検・整備が可能とされている。
また、後部ボンネット51を閉じることによってカウンタウエイト60の端縁と対向することとなる該後部ボンネット51の両側縁及び後端縁には、弾性チューブ、弾性U型チューブ等の弾性縁取体が装着されており、これによって、閉じ状態の後部ボンネット51とカウンタウエイト60との間の接合部(突合せスキマ)にシールが施されることとなる。
該カウンタウエイト60は、図1、図3及び図4に示す如く、全体の外郭形状が外方向湾曲状に形成されており、左右方向両側部及び中央部の全体を一体成形したものでも良いが、左右方向中央部の後部ウエイト61と、左右一対の側部ウエイト62L、62Rに分割形成されており、この様に、カウンタウエイト60を分割して形成することにより、一体成形したものよりも容易に鋳造することができる。
後部ウエイト61は、鋼、鉛等の金属からなる鋳物製であり、図4に示す如く、後部ボンネット51よりも旋回体3の後方に膨出する膨出部63と、該膨出部63の下方から旋回基板26に向けて延伸された延伸部64と、該延伸部64の先端部から水平に伸びて旋回基板26に連接されると共に後部ウエイト61の下面を構成する水平部65とからなる3次元形状に形成されている。
該後部ウエイト61の膨出部63の上端縁は、図3に示す如く、後部ボンネット51の上面及び旋回基板26と略平行に伸びる後部ボンネット51の後端縁に沿って伸びている。
また、後部ボンネット51の両側縁及び後部ウエイト61の両側縁は、背面視で前記旋回軸Xと略平行に形成されており、該後部ボンネット51及び後部ウエイト61の左方には、カウンタウエイト60の左側部を形成して前記油圧ポンプ43の外側方に位置する左側の側部ウエイト62Lが配置されており、後部ボンネット51及び後部ウエイト61の右方には、カウンタウエイト60の右側部を形成して前記ラジエータ42の外側方に位置する右側の側部ウエイト62Rが配置されている。
後部ウエイト61の左側に位置する側部ウエイト62Lは、鋼、鉛等の金属からなる鋳物製であり、後部ウエイト61の膨出部63、延伸部64及び水平部65と連接される湾曲形状の外面を有するウエイト本体66Lと、該ウエイト本体66Lの前上方から後部ボンネット51の上面に向けて湾曲状に延伸されたサイドプロテクタ67Lとからなる3次元形状に形成されている。
該サイドプロテクタ67Lは、ウエイト本体66Lの外面よりも僅かに内側に入った位置から該ウエイト本体66Lの上方に向けて突出しており、該サイドプロテクタ67Lの上端面は前記後部ボンネット51の上面と略面一に設定されている。また、図1に示す如く、サイドプロテクタ67Lの左側縁は前記キャビン14の取付凹部14aの側面に沿って伸びていると共に、右側縁は後部ボンネット51の左側縁に沿って伸びている。
また、サイドプロテクタ67Lの中央部には、前記油圧ポンプ43と対向する位置に内外を連通する開口部68Lが形成されており、該開口部68Lには、メッシュ金網、パンチングメタル等によって形成された多孔性のカバー体69がシール材を介してボルト締結されている。
後部ウエイト61の右側に位置する側部ウエイト62Rは、鋼、鉛等の金属からなる鋳物製であり、図3及び図4に示す如く、後部ウエイト61の膨出部63、延伸部64及び水平部65と連接される湾曲形状の外面を有するウエイト本体66Rと、該ウエイト本体66Rの前上方から後部ボンネット51の上端面に向けて湾曲状に延伸されたサイドプロテクタ67Rとからなる3次元形状に形成されている。
該サイドプロテクタ67Rは、ウエイト本体66Rの外面よりも僅かに内側に入った位置から該ウエイト本体66Rの上方に向けて突出しており、該サイドプロテクタ67Rの上端面は前記後部ボンネット51の上面と略面一に設定され、該サイドプロテクタ67Rの右側縁は前記側部ボンネット52の後端縁に沿って伸びていると共に、左側縁は後部ボンネット51の右側縁に沿って伸びている。
図2及び図5(a)に示す如く、右側のサイドプロテクタ67Rには、内外を連通する開口部68Rが前記ラジエータ42の放熱面と対向して形成されている。該開口部68Rは、サイドプロテクタ67Rの上下方向においては上端部から中央部に亘って、左右方向においては左側部から右側部に亘って大きく開設されており、該開口部68Rの下方には、同様に内外を連通する貫通孔70が形成されている。
また、該サイドプロテクタ67Rには、前記開口部68Rを貫通孔70と共に覆う蓋体71が上下一対のヒンジ72を介して開閉自在に取り付けられている。該蓋体71は、閉じ状態で前記開口部68R及び貫通孔70の外側の開口縁を連接して形成された収容凹部73に収容される一方、開き状態で該収容凹部73から脱し、これによって開口部68R及び貫通孔70が開放され、該開口部68R及び貫通孔70を通じてラジエータ42及び該ラジエータ42下方の配管等を外側から臨むことが可能となる。
また、蓋体71は、金属プレス加工や板金加工等によって、その外面が閉じ状態で収容凹部73の開口縁及びその周囲と略面一となる平板状に形成されている。該蓋体71の中央部には、閉じ状態で前記開口部68Rと対向することとなる位置に、内外を連通する窓部74が該開口部68Rと略同形に開設されており、該窓部74には、メッシュ金網、パンチングメタル等によって形成された多孔性のカバー体75がシール材を介してボルト締結されている。
本発明の実施の形態において、ラジエータ42及びラジエータ42下方の配管等の点検・整備を行う場合、図2中に二点鎖線で示す如く右側のサイドプロテクタ67Rに開閉自在に取り付けられた蓋体71を開くことにより、該蓋体71によって覆われていた開口部68R及び貫通孔70が露出することとなり、これによって、該開口部68R及び貫通孔70を通してラジエータ42の放熱面及び該ラジエータ42下方の配管等を臨むことができ、作業者は、蓋体71を開いた状態で前記放熱面や配管の点検・整備作業を行うことができる。従って、従来の如くラジエータの点検・整備のためにプロテクタを外す必要はなく、点検・整備作業を容易に行うことができるのである。
また、前記開口部68Rは、旋回台12の外方から内部のラジエータ42を点検・整備することができる大きさに形成されているため、ラジエータ42のファンを起動させることにより、ボンネット50及びカウンタウエイト60に覆われたエンジン41の配置空間内に図3中に破線矢印で示すような排風(空気流れ)が形成され、該開口部68Rを通じて十分な空気が該配置空間に挿通されることとなり、これによって、該配置空間の所要の通気量が確保される。
ここで、前記蓋体71には、開口部68R対向面に該開口部68Rと略同形の窓部74が開設されており、該窓部74に多孔性のカバー体75が取り付けられているので、該蓋体71を閉じ状態とした場合にも、窓部74及び開口部68Rを通じてラジエータ42の放熱面に十分な空気が挿通される。
また、左右一対のサイドプロテクタ67L、67Rはそれぞれ、鋳物成形によってウエイト本体66L、66Rと一体に湾曲状の3次元形状に形成される一方、蓋体71は、図5(a)に示す如く金属プレス加工等によって平板状に形成されている。該蓋体71を前記収容凹部73に収容して閉じ状態とすることにより、該蓋体71の外面と収容凹部73の開口縁及びその周囲とは略面一となり、これによって、蓋体71を閉じ状態とした場合にも、図5(b)に示す如く、該蓋体71によって違和感なく旋回台12の側面が構成される。従って、蓋体71をサイドプロテクタ67Rの形状に合わせて湾曲状に形成する必要はなく、蓋体71を湾曲形状にプレス成形するコストは削減される。
さらに、左右一対のサイドプロテクタ67L、67Rはそれぞれ、ウエイト本体66L、66Rの前上部から該ウエイト本体66L、66Rの上方に突出して伸びており、これによって、ウエイト本体66L、66Rと共に旋回台12の側部を構成し、また、後部ボンネット51共にエンジン41及びその補機(ラジエータ42、油圧ポンプ43等)の上方を覆っている。このため、旋回台12の後上部側方から該旋回台12に障害物が衝突乃至接触した場合にも、該障害物はサイドプロテクタ67L、67Rに衝突乃至接触することとなり、衝撃に対する強度の小さい後部ボンネット51がサイドプロテクタ67L、67Rによって防護されることとなる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、側部ウエイト62L(62R)を構成するサイドプロテクタ67L(67R)をウエイト本体66L(66R)と別体として形成し、該サイドプロテクタ67L(66R)をボルト締結等によって旋回基板26やウエイト本体66L(66R)等に取り付ける構成を採用しても構わない。また、これに伴って、後部ウエイト61と、左右両側のウエイト本体66L、66Rとを一体に形成した構成を採用することもできる。
また、左側の側部ウエイト62Lのサイドプロテクタ67Lに上述の如き蓋体を取り付け、これによって該サイドプロテクタ67Lの開口部68Lを開閉可能とすることももちろん可能である。
また、バックホー1を旋回体3の中央側に作業装置13を枢支した超小旋回型にしたり、旋回体3及びそれに搭載される機器を左右反対勝手に構成したり、後部ボンネット51を側部枢支式の構成としたりすることも可能である。
或いは、運転席15を前後位置調節可能にしたり、該運転席15を覆うキャビン14の代わりに、ロプス及びキャノピーを有する運転席保護装置を運転席15の背部に搭載することも可能である。
本願発明の実施の形態にかかるバックホーの旋回台の平面図である。 同旋回台の要部拡大平面図である。 同旋回台の背面図である。 同旋回台の右側面図である。 (a)、(b)は、同旋回台の右側の側部ウエイトの構成を示す斜視図である。 本願発明の実施の形態にかかるバックホーの右側面図である。
符号の説明
1 バックホー
2 走行装置
3 旋回体
12 旋回台
13 作業装置
14 キャビン
26 旋回基板
30 支持フレーム
41 エンジン
42 ラジエータ
43 油圧ポンプ
50 ボンネット
51 後部ボンネット
52 側部ボンネット
60 カウンタウエイト
61 後部ウエイト
62L 側部ウエイト
62R 側部ウエイト
66L ウエイト本体
66R ウエイト本体
67L サイドプロテクタ
67R サイドプロテクタ
68L 開口部
68R 開口部
70 貫通孔
71 蓋体
74 窓部
75 カバー体
77 ロック手段

Claims (3)

  1. 旋回台(12)の後部に、横向きに配備されたエンジン(41)及びラジエータ(42)と、これらのエンジン(41)及びラジエータ(42)の後方に位置したカウンタウエイト(60)と、このカウンタウエイト(60)の上方で前記エンジン(41)及びラジエータ(42)を覆うボンネット(50)とを有した旋回作業機であって、
    前記カウンタウエイト(60)は、左右方向中央部の後部ウエイト(61)と、この後部ウエイト(61)の左右外方に配置された左右一対の側部ウエイト(62L、62R)とを有し、
    これらの左右各側部ウエイト(62L、62R)は、前記後部ウエイト(61)と連接する外面を有したウエイト本体(66L、66R)と、このウエイト本体(66L、66R)から上方に突出したサイドプロテクタ(67L、67R)とが鋳造で一体形成され、
    前記ボンネット(50)は、前記カウンタウエイト(60)上に配置された後部ボンネット(51)と、この後部ボンネット(51)より前方で且つ前記旋回台(12)上の左右一側部に配置された側部ボンネット(52)とを有していて、
    前記ラジエータ(42)の外側方の前記サイドプロテクタ(67R)は、前記後部ボンネット(51)と側部ボンネット(52)との間に配置され且つ周囲が囲まれた開口部(68R)と、この開口部(68R)を開閉する多孔性の蓋体(71)とを有していることを特徴とする旋回作業機。
  2. 前記後部ボンネット(51)は、開閉自在であって、左右幅を前記後部ウエイト(61)の左右幅より広く形成し、
    前記左右各側部ウエイト(62L、62R)は、前記ウエイト本体(66L、66R)が後部ボンネット(51)の側部の下方まで延出していることを特徴とする請求項1に記載の旋回作業機。
  3. 前記旋回台(12)は旋回軸(X)回りに旋回自在に支持され、前記後部ボンネット(51)及び後部ウエイト(61)の両側縁を背面視で前記旋回軸(X)と略平行に形成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の旋回作業機。
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