JP4482513B2 - N2−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)インダゾールおよびこれを含む抗血管形成剤 - Google Patents

N2−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)インダゾールおよびこれを含む抗血管形成剤 Download PDF

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Description

本発明は、2−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)−2H−インダゾールおよび1−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)−1H−インダゾールの新規化合物、並びに抗血管形成剤または抗腫瘍剤として用いることができる薬剤組成物に関する。
以前の研究において、本発明者は、エチル4−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)ベンゾエート(YD−3)が、プロテアーゼ活性化受容体(PAR)−4に依存した活性化の選択的な強い阻害剤であることを報告した(非特許文献1〜3)。さらに、本発明者は、YD−3が低トロンビン誘導Ca2+信号およびトロンボキサンの生成を効果的に阻害することを発見した(非特許文献4)。トロンビンおよびトロンボキサンは病的血栓症に重要な役割を果たすため、トロンビン誘導トロンボキサン生産の選択的な阻害におけるYD−3の能力は血栓症の治療に治療的有用性がある。
近年、YD−3およびその主な代謝産物である4−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)安息香酸(CHS−6)は、ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)において、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)によって誘導される細胞増殖、細胞移動および管形成を阻害することが明らかになった。インビボのアッセイの間、これらの化合物はマトリゲルプラグの動物モデルにおいて、VEGFによって誘導される血管形成を阻害する。したがって、これら2つの化合物は新規抗血管形成剤の開発に非常に有望な候補を考えられる。
本発明は、これまで知られていなかったYD−3誘導体のN−位置異性体を合成し、いくつかの抗血管形成活性を報告する。
C.C.Wu,S.W.Huang,T.L.Hwang,S.C.Kuo,F.Y.Lee and T.M.Teng.YD−3, a novel inhibitor of protease−induced platelet activation,Br.J.Pharmacol.130,1289〜1296(2000). F.Y.Lee,J.C.Lien,L.J.Huang,T.M.Huang,S.C.Tsai,C.M.Teng,C.C.Wu,F.C.Cheng and S.C.Kuo.Synthesis of 1−benzyl−3−(5−(hydroxymethyl−2−furyl)indazole analogues as novel antiplatelet agents.J.Med.Chem.44,3746〜3749(2001). C.C.Wu,T.L.Hwang,C.H.Liao,S.C.Kuo,F.Y.Lee,C.Y.Lee and C.M.Teng.Selective inhibition of protease−activated receptor 4−dependent platelet activation by YD−3,Thrombo.Haemost.87,1026〜1033(2002). C.C.Wu,T.L.Huang,C.H.Liao,S.C.Kuo,F.Y.Lee and C.M.Teng.The role of PAR4 in thrombin−induced thromboxane production in human platelet. Thrombo. Haemost.90,299〜308(2003).
本発明は、2−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)−2H−インダゾールおよび1−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)−1H−インダゾールが、血管形成因子によって促される血管形成を効果的に阻害することに基づいている。
したがって本発明は、新規抗血管形成剤としてのN−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)インダゾールの合成に関する。
本発明は、以下の化学式:
ここでArはフェニル、ピリジニル、またはピリミジニルであり;
Arはベンゼン、ピリジン、またはピリミジンであり;
はH、C1〜C6アルキル、カルボキシル、C1〜C6アルキルオキシカルボニル、ハロカルボニル、ヒドロキシアルキル(C1〜C6)、CONR、CONH−(CH−COOH、またはCONH−(CH−NRであり;
、およびRは独立に、H、Cl、F、Br、OH、O−R、O−(CH−NR、O−(CH−COOH、またはNRであり;
はH、C1〜C6アルキル、(CH−Ar、または(CH−NRRであり;
この際R、R、R、R、R、およびRは独立にH、ハロゲン、ヒドロキシル、またはC1〜C6アルキルであり;
Arはハロゲン、C1〜C6アルキルもしくはC1〜C6アルコキシル置換C6〜C14アリールまたはフリルであり;およびn=1〜6である、
で表される化合物を提供する。
上記の化学式に関して、Arがベンゼンであることが好ましい。さらに、Arがフェニルであることが好ましい。またはArがベンゼンである場合、RがCH−Arであり、この際Arがフェニル、ハロフェニル、メチルフェニルまたはメトキシフェニルであることが好ましい。好ましい実施形態においては、RおよびRが水素でありうる。さらにArがフェニルである場合、RがC1〜C6アルキル、カルボキシル、C1〜C6アルキルオキシカルボニル、ヒドロキシアルキル(C1〜C6)、CONRであり、この際RおよびRが独立にH、ヒドロキシル、またはC1〜6アルキルでありうる。いくつかの実施形態においては、さらにRがメチルでありうる。
本明細書において、「アルキル」は、直鎖及び分岐鎖のアルキル双方を包含するものである。アルキルは、一以上の置換基を有するものであってもよく、このような場合における置換基としては、R、R、R,R、R、R、R、R、RおよびRで記載した基に加えて、アミノ、メルカプト、炭素数2〜6のアルケニル、炭素数2〜6のアルキニル、炭素数1〜6のアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、サイクリル、およびヘテロサイクリルなどが挙げられる。この際、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、サイクリル、及びヘテロサイクリルは、炭素数1〜6のアルキル、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、及びニトロなどの置換基で置換されていてもよい。本発明において、C1〜C6アルキル(炭素数1〜6のアルキル)としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシルなどが挙げられる。
C1〜C6アルキルオキシカルボニルは、R’−O−C(O)−(R’はC1〜C6アルキルである)で表される基であり、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−ペンチルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、neo−ペンチルオキシカルボニル、1,2−ジメチル−プロピルオキシカルボニル、n−ヘキシルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、1,3−ジメチル−ブチルオキシカルボニル、1−イソプロピルプロピルオキシカルボニル、1,2−ジメチルブチルオキシカルボニルなどが挙げられる。これらのうち、メトキシカルボニル(CH−O−C(O)−)が好ましい。
ハロカルボニルの例としては、フルオロカルボニル、クロロカルボニル、ブロモカルボニル、ヨードカルボニルが挙げられる。
ヒドロキシアルキル(C1〜C6)は、HO−R’(R’はC1〜C6アルキルである)で表される基であり、例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、等が挙げられる。
ハロゲンの例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
C1〜C6アルキル置換C6〜C14アリールは、C6〜C14アリールの1以上の水素原子がC1〜C6アルキルで置換されたものであり、例えば、メチルフェニル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ヘキシルフェニル、シクロヘキシルフェニル、メチルエチルフェニル、ジメチルフェニル、メチルナフチル、エチルナフチル、プロピルナフチル、ヘキシルシナフチル、シクロヘキシルナフチル、メチルエチルナフチル、ジメチルナフチル、等が挙げられる。これらのうち、メチルフェニルが好ましい。
C1〜C6アルコキシル置換C6〜C14アリールは、C6〜C14アリールの1以上の水素原子がC1〜C6アルコキシルで置換されたものであり、例えば、メトキシフェニル、エトキシフェニル、プロポキシフェニル、ヘキシルオキシフェニル、シクロヘキシルオキシフェニル、メチルエトキシフェニル、ジメトキシフェニル、1−エトキシ−4−メトキシフェニル、エトキシエトキシフェニル、エトキシエトキシエトキシフェニル、メトキシナフチル、エトキシナフチル、プロポキシナフチル、ヘキシルオキシナフチル、シクロヘキシルオキシナフチル、メチルエトキシナフチル、ジメトキシナフチル、エトキシエトキシナフチル、等が挙げられる。これらのうち、メトキシフェニルが好ましい。
C1〜C6アルキル置換フリルは、フリルの1以上の水素原子がC1〜C6アルキルで置換されたものであり、例えば、メチルフリル、エチルフリル等が挙げられる。
C1〜C6アルコキシル置換フリルは、フリルの1以上の水素原子がC1〜C6アルコキシルで置換されたものであり、例えば、メトキシフリル、エトキシフリル等が挙げられる。
本発明の化合物の製造方法は、特に制限されず、公知の方法を単独であるいは組み合わせて使用できる。以下、本発明の化合物の製造方法を、図1を参照しながら説明する。
新規抗血管形成化合物を探索するために、3−(置換フェニル)−1H−インダゾール(化合物10、11)が重要な中間体として用いられ、そのN−置換アリールメチル誘導体(化合物15、17、19、21、23、25、26、28、30、32、34、35〜40)が合成される。
トリエチルアミンの存在下で、1−(N−モルフォリノ)シクロヘキサンは、はじめに置換塩化アリールメチルで処理され、次いで希HClを用いて加水分解され、対応する2−オキソ−シクロヘキシル置換フェニルケトン(化合物6、7)が得られる。その後さらにヒドラジン水和物で処理されて、対応する3−(置換フェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール(化合物8、9)が得られる。その後化合物8および9はPd/C上で触媒脱水素化によって酸化され、対応する3−(置換フェニル)−1H−インダゾール(化合物10、11)が得られる。化合物10および11をさまざまな置換塩化アリールメチルでアルキル化することによって、所望の2−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)−2H−インダゾール(化合物15、17、19、21、23、25、26、28、30、32、34、35−40)および1−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)−1H−インダゾール(化合物14、16、18、20、22、24、27、29、31、33)を生成した。これらの化合物の構造は、IR、UV、およびNMRスペクトルデータによって同定した。
3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物10)およびN−(置換ベンジル)−3−(4−メチルフェニル)インダゾール(化合物15、17、21、25、26)の抗血管形成活性を評価した。ほとんどのN−置換ベンジル誘導体はエチル4−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)ベンゾエート(YD−3)よりも顕著な活性を示す。中でも、2−(4−クロロベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物15)、2−(4−メチルベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物21)、および2−(4−メトキシベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物25)は高い抗血管形成活性を示し、さらなる検討に値する。
−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)インダゾール(化合物15、17、19、21、23、25、26、28、30、32、34)の合成を図1の反応式1に示した。はじめに、1−(N−モルフォリノ)シクロヘキサン(化合物1)をEtNの存在下で置換塩化ベンゾイル(化合物2、3)と処理し、対応する4−[2−(置換ベンゾイル)シクロヘキシリジン]モルフォリン−4−イウム(化合物4、5)を生成する。その後20%のHClで酸性にして加熱し、対応する2−オキソシクロヘキシル置換フェニルケトン(化合物6、7)を得る。次に化合物6および7を室温で水和ヒドラジンと縮合させ、対応する3−(置換フェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール(化合物8、9)を得る。続いて化合物8および9を、Pd/C上で高温下で脱水素化させ、重要な中間体である3−(置換フェニル)−1H−インダゾール(化合物10、11)を得る。その後、化合物10および11を、さまざまな置換塩化アリールメチルとエタノール中でEtONaの存在下で処理することによってアルキル化し、対応するN−およびN−位置異性体(化合物14〜34)を得る。すべての得られた位置異性体の構造確認の手順を記載する冗長性を避けるために、化合物24(融点67〜69℃)および25(融点113〜115℃)の構造決定の詳細のみを例示的な実施例として以下に示す。
化合物24および25の両方で、元素分析および質量スペクトルのデータ[m/z, 328(M)]から、その分子式がC2220NOと確認され、おそらくN−およびN−(p−メトシベンジル)位置異性体であることが示唆された。IR、UV、MSおよび1D−NMRスペクトル分析は位置異性体を区別できないが、HMBCスペクトルはこれらの異性体構造の確認に用いられている。図2および図3に示すように、化合物24のN−CH部分の信号はC−7a−、2”−および6”−信号とJ−相関を示す。対照的に、化合物25のN−CH部分の信号はC−3、2”−および6”−信号とJ−相関を示す。上述のHMBCデータに基づき、化合物24(融点67〜69℃)はN−(p−メトキシベンジル)−3−(4−メチルフェニル)インダゾールと同定され、化合物25(融点113〜115℃)はN−(p−メトキシベンジル)−3−(4−メチルフェニル)インダゾールと確認された。さらに、化合物24は、(Z)−(4−メチルフェニル)(フェニル)メタノン(4−メトキシベンジル)ヒドラゾン(化合物13)をPb(OAc)およびBF・EtOとCHCl中で反応させることによっても得られる。他のN−(置換アリールメチル)誘導体の構造は、同様のスペクトル分析手順によって帰属されうる。
これらの位置異性体の物理的なスペクトルデータを比較した後、全てのN−位置異性体の融点は対応するN−位置異性体よりも相対的に低いことが明らかになった。同じ型の位置異性体では、同様のスペクトルパターンが観察された。例えば、すべてのN−位置異性体(化合物14、16、18、20、22、24、27、29、31、33)のH−NMR(DMSO−d)スペクトルで、低磁場に現れる4つのプロトンの信号は、それぞれ、それらのH−4、H−2’、H−6’、およびH−7の信号とよい相関があり、同じ順序で化学シフトが減少した。
対照的に、N−位置異性体(化合物15、17、19、21、23、25、26、28、30、32、34)のH−NMRおよび13C−NMRスペクトルは、対応するN−位置異性体とわずかに異なることが明らかになった。N−位置異性体では、低磁場の4つのプロトンの信号は、化学シフトが減少する順に、それぞれ、H−7、H−4、H−2’、およびH−6’の信号と帰属された。
上記の位置異性体の間で融点およびNMRスペクトルが異なるという発見が、関連する位置異性体の構造の同定を扱うときに重要な情報として用いられうるということは、特記するに値する。
図4の反応式2に示すように、エチル4−[1−(置換ベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート(化合物28、30)が10%のNaOHで加水分解されると、対応する酸(化合物35、36)が高い収率で得られる。化合物36をSOClと反応させると、酸クロリド(化合物37)が得られ、ヒドロキシルアミンと処理するとアミドが得られる(化合物38)。化合物26をCrOまたはKMnOなどのさまざまな酸化剤と処理することによって、化合物26から化合物35の調製を試みたが、所望の化合物(化合物35)は得られず、しかしながら簡単に分離できる化合物の混合物が得られた。
本発明はまた、上記の化学式の化合物、またはその製薬上許容される塩の抗血管形成の有効量を活性成分として、前記活性成分の製薬上許容される担体もしくは希釈剤とともに含む、抗血管形成薬剤組成物を提供する。
本発明はまた、上記の化学式の化合物、またはその製薬上許容される塩の抗腫瘍の有効量を活性成分として、前記活性成分の製薬上許容される担体もしくは希釈剤とともに含む、抗腫瘍薬剤組成物を提供する。
製薬上許容される担体は、特に制限されず、公知の担体が使用できるが、錠剤に一般的に使用される担体としては、ラクトース及びトウモロコシデンプンなどがある。また、ステアリン酸マグネシウム等の潤滑剤を、錠剤に添加してもよい。カプセル形態での経口投与では、希釈剤が使用できるが、この際使用できる希釈剤としては、特に制限されず、公知の希釈剤が使用できるが、有用な希釈剤としては、ラクトース及び乾燥トウモロコシデンプンなどがある。水性懸濁液またはエマルジョンを経口で投与する場合には、活性成分を、乳化剤または懸濁化剤と混合した油相中に懸濁あるいは溶解する。必要であれば、甘味剤、着香剤、または着色剤などの公知の添加剤を添加してもよい。
製薬上許容される希釈剤は、溶剤における滅菌注射用溶液または懸濁液であってもよく、このような例としては、例えば、1,3−ブランジオールの溶液がある。使用できる許容できるベヒクル及び溶剤としては、特に制限されず、公知のものが使用できるが、マンニトール、水、リンガー液及び等張食塩液などがある。さらに、滅菌された不揮発性油を、溶剤または懸濁媒体として使用してもよく、このような不揮発性油としては、特に制限されず、公知のものが使用できるが、例えば、合成モノ−またはジ−グリセリドなどがある。オレイン酸及びそのグリセリド誘導体等の、脂肪酸を、注射剤の調製に使用してもよく、また、オリーブ油またはヒマシ油等の、製薬上許容できる天然の油、特にポリオキシエチレン化されたものを使用してもよい。これらの油溶液または懸濁液はまた、長鎖のアルコール希釈剤若しくは分散剤、またはカルボキシメチルセルロース若しくは同様の分散剤を含んでもよい。
薬剤組成物における担体は、配合物の活性成分と適合でき、処置される患者に有害ではないという点で「許容できる」ものでなければならない。例えば、シクロデキストリン(これは、融合ピラゾリル化合物と特定の、より可溶性のある複合体を形成する)等の、可溶化剤を、融合ピラゾリル化合物のデリバリー用の賦形剤として使用してもよい。他の担体の例としては、特に制限されず、公知の担体が使用できるが、例えば、コロイド状二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、セルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、及びD&C Yellow # 10などが挙げられる。
さらに労力をはらうことなく、上記説明により本発明を適切に実施できるものと考えられる。したがって、下記特定の実施態様は、単に詳細に説明するものであり、他の開示部分を制限するものではないと解される。特許を含め、本明細書で列挙される、すべての文献や公報は、参考のために完全に引用される。
以下、本発明を実施例を用いてより詳細に説明する。なお、下記実施例において、すべての溶媒および試薬は市販のものをさらに精製せずに用いた。反応は、メルク製のプレートと蛍光指示薬を用いて、薄層クロマトグラフィーでモニターした。シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィーを行った。
融点はヤナコ MP−500D融点装置を補正をせずに用いて決定した。IRは島津IR−440およびニコレットインパクト(Nicolet Impact)400 FT−IR分光光度計でKBrペレットで記録した。NMRスペクトルは、CDClおよびDMSO−d中でブルカー アドバンス(Bruker Avance)DPX−200 FT−NMR分光計を用いて得た。以下の略記を用いる;s:シングレット;d:ダブレット;dd:ダブルダブレット;t:トリプレット;q:カルテット;m:マルチプレット;およびbr:ブロード。質量(MS)スペクトルは、HP 5995 GC−MS装置を用いて測定した。UVスペクトルは、島津UV−160A UV−Vis記録分光光度計でメタノール溶液で測定した。元素分析はパーキンエルマー(Perkin−Elmer)2400シリーズ II CHNS/Oアナライザを用いて行い、結果が理論値の±0.4%以内であった。
3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物10)
(A)1−(N−モルフォリノ)シクロヘキサン(化合物1)(33.4g、0.2mol)およびトリエチルアミン(28mL)のCHCl(100mL)の溶液に、塩化4−メチルベンゾイル(化合物2)(26.42ml、0.2mol)のCHCl(40mL)の溶液を45℃で滴下して加えた。反応混合物を3時間反応させた。その後20%HClを加え、混合物を還流下で5時間加熱し、その後室温にした。CHCl層を回収し、水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、その後エバポレートした。残留物を石油エーテルで洗浄し、乾燥して2−オキシシクロヘキシル−4−メチルフェニルケトン(化合物6、21.2g、49%)を得た。
(B)化合物6(13.01g、0.06mol)をMeOH(100mL)に溶解させ、その後4mlの85%NHNH・HOを30±2℃で滴下して加えた。混合物を30分間反応させ、その後真空で溶液が約35mLになるまで濃縮した。残留物を冷却して沈殿させた。固体の沈殿を石油エーテルで洗浄し、乾燥して3−(4−メチルフェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール(化合物8、12.39g、収率97%)、融点57.4〜59.9℃を得た。
(C)化合物8(12.3g、0.058mol)のトランス−デカヒドロナフタレン(トランス−デカリン)の溶液に、10%のPd/C(2.7g)を加え、混合物を還流下で4時間加熱し、その後真空下でオイルバスを用いて溶液が約20mlになるまで濃縮した。石油エーテル(80ml)を熱いうちに残留物に加え、混合物を振とうによって混合した。混合物を冷却して沈殿させ、3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物10、9.85g、収率82%)を得た。
融点106〜107℃;MS(EI,70eV):m/z 208(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):233.4(3.850),246.0(4.223),311.6(4.251);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.47(3H,s,4’−CH),7.19−7.29(2H,m,H−5,H−7),7.34−7.38(3H,m,H−6,H−3’,5’),7.93(2H,d,J=8.0Hz,H−2’,6’),8.03(1H,d,J=8.1Hz,H−4);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.33(4’−CH),110.26(C−7),120.92(C−3a),121.17(C−4、C−5),126.70(C−6),127.60(C−2’,6’),129.62(C−3’,5’),130.65(C−1’),138.02(C−4’),141.66(C−7a),145.68(C−3)。C1412に関する理論値:C,80.74;H,5.81;N,13.45。実測値:C,80.70;H,5.75;N,13.40。
エチル4−(1H−インダゾール−3−イル)ベンゾエート(化合物11)
上記化合物10の調製と同様にエチル4−(クロロカルボニル)ベンゾエートを処理して化合物11(0.94g、88.9%)を得た。
融点133〜135℃;MS(EI,70eV):m/z 266(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 1.33(3H,t,J=7.0Hz,CH),4.32(2H,q,J=7.0Hz,OCH),7.20−7.27(1H,m,H−5),7.38−7.45(1H,m,H−6),7.62(1H,d,J=8.4Hz,H−7),8.08(2H,d,J=8.4Hz,H−3’,5’),8.12(1H,d,J=9.2Hz,H−4),8.16(2H,d,J=8.4Hz,H−2’,6’),13.47(1H,s,NH)。C1614に関する理論値:C,72.16;H,5.30;N,10.52。実測値:C,72.18;H,5.29;N,10.52。
1−(4−クロロベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物14)および
2−(4−クロロベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物15)
化合物10(4.16g、0.02mol)の無水エタノール(30mL)溶液に、EtONa(2.72g、0.04mol)を加えた。混合物を30±2℃で1.5時間撹拌した。塩化4−クロロベンジル(6.44g、0.04mol)を滴下して加え、混合物を還流下で1.5時間加熱した。生成した固体の沈殿を熱いうちにろ過して除き、CHClで数回洗浄した。合わせたろ液を、溶媒を除くために真空下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで(シリカゲル−CHCl)で分離し、化合物14(3.1g、47%)および化合物15(0.23g、3%)を得た。
化合物14:融点:79.9〜82.3℃;MS(EI,70eV):m/z 332(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.2(3.769),244.6(4.079),313.4(4.099);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.35(3H,s,4’−CH),5.52(2H,s,CH),7.06−7.28(9H,m,aromatic H),7.79(2H,d, J=8.1Hz,H−2’,6’);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.33(4’−CH),52.26(CH),109.34(C−7),121.08(C−4),121.59(C−5),122.13(C−3a),126.48(C−6),127.38,128.48,128.85,129.52,130.61(C−1’),133.52(C−4”),135.42(C−1”),137.82(C−4’),140.95(C−7a),144.52(C−3)。C2117に関する理論値:C,75.78;H,5.15;N,8.42。実測値:C,75.74;H,5.13;N,8.41。
化合物15:融点:107.4〜109.5℃;MS(EI,70eV):m/z 332(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.4(3.683),244.8(3.996),314.6(4.056);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.45(3H,s,4’−CH),5.59(2H,s,CH),7.01−7.32(10H,m,aromatic H),7.57(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.74(1H,d,J=8.7Hz,H−7);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.17(4’−CH),53.38(CH),117.13(C−7),120.23(C−4),121.09(C−3a),121.68(C−5),126.25(C−1’),126.35(C−6),128.14,128.63,129.30,129.57,133.38(C−4”),135.22(C−1”),136.48(C−3),138.89(C−4’),148.15(C−7a)。C2117に関する理論値:C,75.78;H,5.15;N,8.42。実測値:C,75.69;H,5.10;N,8.38。
1−(3−クロロベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物16)および
2−(3−クロロベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物17)
化合物10(10.4g、0.05mol)、EtONa(6.8g、0.1mol)、および塩化3−クロロベンジル(16.1g、0.1mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物16(7.1g、43%)および化合物17(0.76g、5%)を得た。
化合物16:融点:66.6〜68℃;MS(EI,70eV):m/z 332(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):233.2(3.797),245.4(4.09),313.0(4.107);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.32(3H,s,4’−CH),5.48(2H,s,CH),6.98−6.99(1H,m,H−4”),7.05−7.25(8H,m,aromatic H),7.78(2H,d,J=8.1Hz,H−2’,6v),7.92(1H,d,J=8.1Hz,H−4);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.30(4’−CH),52.24(CH),109.27(C−7),121.09(C−4),121.56(C−5),122.09(C−3a),125.20(C−4”),126.50(C−6),127.18(C−6”),127.37(C−2’,6’),127.87(C−2”),129.49(C−3’,5’),129.95(C−5”),130.57(C−1’),134.53(C−3”),137.80(C−4’),138.93(C−1”),140.97(C−7a),144.56(C−3)。C2117に関する理論値:C,75.78;H,5.15;N,8.42。実測値:C,75.68;H,5.09;N,8.39。
化合物17:融点:98〜100℃;MS(EI,70eV):m/z 332(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.2(3.706),244.2(4.007),313.4(4.047);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.37(3H,s,4’−CH),5.51(2H,s,CH),6.86−7.29(10H,m,aromatic H),7.50(1H,dd,J=1.0,8.4Hz,H−4),7.67(1H,dd,J=0.9,8.7Hz,H−7);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.36(4’−CH),53.64(CH),117.36(C−7),120.44(C−4),121.26(C−3a),121.91(C−5),125.08(C−4”),126.39(C−1’),126.58(C−6),127.10(C−6”),127.95(C−5”),129.51(C−2’,6’),129.78(C−3’,5’),129.96(C−2”),134.59(C−3”),136.79(C−3),138.84(C−4’),139.13(C−1”),148.37(C−7a)。C2117に関する理論値:C,75.78;H,5.15;N,8.42。実測値:C,75.72;H,5.13;N,8.41。
1−(2−クロロベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物18)および
2−(2−クロロベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物19)
化合物10(10.4g、0.05mol)、EtONa(6.8g、0.1mol)、および塩化2−クロロベンジル(16.1g、0.1mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物18(7.3g、44%)および化合物19(0.58g、3%)を得た。
化合物18:融点:77.6〜78.8℃;MS(EI,70eV):m/z 332(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.4(3.659),245.4(3.94),312.6(3.995);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.35(3H,s,4’−CH),5.69(2H,s,CH),6.70−7.35(9H,m,aromatic H),7.81(2H,d,J=8.1Hz,H−2’,6’),7.96(1H,d,J=8.1Hz,H−4);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.30(4’−CH),50.00(CH),109.44(C−7),121.12(C−4),121.50(C−5),121.94(C−3a),126.52(C−6),127.10(C−5”),127.37(C−2’,6’),128.31(C−3”),128.75(C−4”),129.34(C−6”),129.49(C−3’,5’),130.66(C−1’),132.24(C−2”),134.67(C−1”),137.79(C−4’),141.32(C−7a),144.69(C−3)。C2117に関する理論値:C,75.78;H,5.15;N,8.42。実測値:C,75.57;H,4.79;N,8.49。
化合物19:融点:131.3〜137.8℃;MS(EI,70eV):m/z 332(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.8(3.691),244.6(4.007),314.8(4.06);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.43(3H,s,4’−CH),5.74(2H,s,CH),6.63−7.40(10H,m,aromatic H),7.64(1H,d,J=8.5Hz,H−4),7.76(1H,d,J=8.7Hz,H−7);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.33(4’−CH),51.95(CH),117.43(C−7),120.55(C−4),121.12(C−3a),121.94(C−5),126.33(C−1’),126.57(C−6),127.28(C−5”),127.84(C−3”),128.78(C−4”),129.19(C−2’,6’),129.20(C−6”),129.80(C−3’,5’),131.73(C−2”),135.04(C−1”),137.23(C−3),139.01(C−4’),148.56(C−7a)。C2117に関する理論値:C,75.78;H,5.15;N,8.42。実測値:C,75.74;H,5.10;N,8.38。
1−(4−メチルベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物20)および
2−(4−メチルベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物21)
化合物10(4.16g、0.02mol)、EtONa(2.72g、0.04mol)、および塩化4−メチルベンジル(6.33g、0.045mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物20(3.1g、50%)および化合物21(0.4g、6%)を得た。
化合物20:融点:79.6〜82.3℃;MS(EI, 70eV):m/z 312(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.8(3.806),243.4(4.090),313.8(4.096);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.21(3H,s),2.34(3H,s),5.53(2H,s,CH),6.99−7.26(9H,m,aromatic H),7.80(2H,d,J=8.1Hz,H−2’,6’),7.92(1H,d,J=8.1Hz,H−4);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.07,21.31,52.85(CH),109.62(C−7),120.86(C−4),121.44(C−5),122.10(C−3a),126.22(C−6),127.14,127.38,129.32,129.46,130.83(C−1’),133.90(C−1”),137.34(C−4”),137.62(C−4’),140.95(C−7a),144.10(C−3)。C2220に関する理論値:C,84.58;H,6.45;N,8.97。実測値:C,84.55;H,6.41;N,8.93。
化合物21:融点:107.5〜109.3℃;MS(EI,70eV):m/z 312(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):33.8(3.723),243(4.046),266.0(3.883),314.6(4.06);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.31(3H,s),2.45(3H,s),5.60(2H,s,CH),6.98−7.39(10H,m,aromatic H),7.48(1H,dd,J=1.0,8.4Hz,H−4),7.66(1H,dd,J=0.9,8.7Hz,H−7);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.06,21.34,54.03(CH),117.39(C−7),120.40(C−4),121.28(C−3a),121.62(C−5),126.23(C−6),126.73(C−1’),126.90,129.30,129.62,133.98(C−1”),136.49(C−3),137.32(C−4”),138.83(C−4’),148.29(C−7a)。C2220に関する理論値:C,84.58;H,6.45;N,8.97。実測値:C,84.48;H,6.39;N,8.88。
1−(2−メチルベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物22)および
2−(2−メチルベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物23)
化合物10(4.16g、0.02mol)、EtONa(2.72g、0.04mol)、および塩化2−メチルベンジル(6.33g、0.045mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物22(3.05g、49%)および化合物23(0.28g、4%)を得た。
化合物22:融点:114.1〜116.5℃;MS(EI,70eV):m/z 312(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):33.2(3.814),244.8(4.092),314.2(4.128);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.33(3H,s),2.34(3H,s),5.57(2H,s,CH),6.72−6.75(1H,d,aromatic H),6.97−7.25(9H,m,aromatic H),7.80(2H,dd,J=1.8,8.2Hz,H−2’,6’),7.95(1H,dd,J=1.0,8.1Hz,H−4);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 19.35,21.31,51.27(CH),109.61(C−7),120.92(C−4),121.49(C−5),121.96(C−3a),126.20(C−4”),126.28(C−6),127.30(C−5”),127.36(C−2’,6’),127.63(C−3”),129.47(C−3’,5’),130.42(C−6”),130.78(C−1’),134.90(C−2”),135.70(C−1”),137.67(C−4’),141.28(C−7a),144.14(C−3)。C2220に関する理論値:C,84.58;H,6.45;N,8.97。実測値:C,84.57;H,6.41;N,8.95。
化合物23:融点:125〜128.8℃;MS(EI,70eV):m/z 312(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.6(3.695),243.4(3.995),315.2(4.102);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.16(3H,s),2.35(3H,s),5.54(2H,s,CH),6.52−6.55(1H,d,aromatic H),6.98−7.30(9H,m,aromatic H),7.55(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.67(1H,d,J=8.7Hz,H−7);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 19.07,21.33,52.21(CH),117.46(C−7),120.45(C−4),121.14(C−3a),121.73(C−5),126.30(C−4”),126.44(C−6,5”),126.67(C−1’),127.46(C−3”),129.27(C−2’,6’),129.71(C−3’,5’),130.10(C−6”),134.54(C−2”),135.46(C−1”),126.84(C−3),138.85(C−4’),148.41(C−7a)。C2220に関する理論値:C,84.58;H,6.45;N,8.97。実測値:C,84.49;H,6.41;N,8.91。
1−(4−メトキシベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物24)および
2−(4−メトキシベンジル)−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物25)
方法A:化合物10(10.4g、0.05mol)、EtONa(6.8g、0.1mol)、および塩化4−メトキシベンジル(23.5g、0.15mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物24(7.3g、46%)および化合物25(0.49g、3%)を得た。
化合物24:融点:66.3〜69.1℃;MS(EI,70eV):m/z 328(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.8(4.801),243.4(4.107),313.8(4.091);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.31(3H,s,4’−CH),3.63(3H,s,4”−OCH),5.59(2H,s,CH),6.81(2H,d,J=8.6 Hz,H−3”,5”),7.18(1H,dd,J=7.5,7.5 Hz,H−5),7.24(2H,d,J=8.6Hz,H−2”,6”),7.28(2H,d,J=8.0Hz,H−3’,5’),7.38(1H,dd,J=7.6,7.6Hz,H−6),7.68(1H,d,J=8.6Hz,H−7),7.87(2H,d,J=8.0Hz,H−2’,6’),8.00(1H,d,J=8.2Hz,H−4);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.12(4’−CH),51.76(CH),55.26(4”−OCH),110.53(C−7),114.20(C−3”,5”),121.28(C−3a),121.35(C−4),121.51(C−5),126.61(C−6),127.08(C−2’,6’),129.16(C−2”,6”),129.60(C−1”),129.80(C−3’,5’),130.82(C−1’),137.51(C−4’),140.98(C−7a),143.02(C−3),159.02(C−4”)。C2220に関する理論値:C,80.46;H,6.14;N,8.53。実測値:C,80.43;H,6.11;N,8.50。
化合物25:融点:113.6〜115℃;MS(EI,70eV):m/z 328(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):232.8(3.769),243.0(4.083),313.8(4.065);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.37(3H,s,4’−CH),3.66(3H,s,4”−OCH),5.50(2H,s,CH),6.80(2H,d,J=8.7Hz,H−3”,5”),6.97(2H,d,J=8.7Hz,H−2”,6”),7.03(1H,dd,J=7.5,7.5Hz,H−5),7.26(1H,dd,J=8.0,8.0Hz,H−6),7.35(2H,d,J=8.1Hz,H−3’,5’),7.40(2H,d,J=8.2Hz,H−2’,6’),7.49(1H,d,J=8.5Hz,H−4),7.62(1H,d,J=8.7Hz,H−7);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.15(4’−CH),53.47(CH),55.27(4”−OCH),114.13(C−3”,5”),117.28(C−7),120.41(C−4),120.96(C−3a),121.85(C−5),126.28(C−6),126.41(C−1’),128.65(C−2”,6”),129.26(C−1”),129.57(C−2’,6’),130.05(C−3’,5’),135.69(C−3),138.74(C−4’),147.70(C−7a),158.87(C−4”)。C2220に関する理論値:C,80.46;H,6.14;N,8.53。実測値:C,80.42;H,6.13;N,8.51。
方法B:(4−メチルフェニル)(フェニル)メタノン(化合物12)(1,9g、0.01mol)のメタノール溶液に、4−メトキシベンジルヒドラジン(4.5g、0.035mol)および酢酸(0.5mL)を加えた。混合物を2時間還流した。冷却後、混合物を濃縮し、残留物をCHClで抽出し、希塩酸で洗浄し、その後水で洗浄し、MgSOを用いて乾燥し、真空下で濃縮して(Z)−(4−メチルフェニル)(フェニル)メタノン(4−メトキシベンジル)ヒドラゾン(化合物13)を得た。次に、上述のベンジルヒドラゾンの溶液をCHCl(50ml)に溶解し、これをPb(OAc)(14.1g、0.03mol)のCHCl(200mL)溶液に滴下して加えた。完全に加えた後、混合物を30±2℃で30分間反応させ、BF・EtO(BFを47%含有、61mL)を加えた。混合物を30分間還流し、その後氷水で急冷した。有機層を水で洗浄し、MgSOを用いて乾燥し、エバポレートした。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル−トルエン)で精製し、化合物24(0.6g)を得た。方法Aで得られた試料とIRおよびNMRスペクトルを比較して、生成物を確認した。
2−ベンジル−3−(4−メチルフェニル)−2H−インダゾール(化合物26)
化合物10(6.24g、0.03mol)、EtONa(4.08g、0.06mol)、および塩化ベンジル(10.18g、0.08mol)を、化合物15の調製と同様に反応させ、化合物26(0.45g、5%)を得た。
化合物26:融点:110.7〜111.3℃;MS(EI,70eV):m/z 298(M);UV,λmax(CHCl)nm(log ε):233.2(3.641),243(3.956),314.6(3.972);H−NMR(200MHz,CDCl):δ 2.37(3H,s,4’−CH),5.50(2H,s,CH),6.92−7.23(10H,m,aromatic H),7.48(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.66(1H,d,J=8.7Hz,H−7);13C−NMR(50MHz,CDCl):δ 21.36(4’−CH),53.56(CH),117.31(C−7),120.42(C−4),121.27(C−3a),121.86(C−5),126.43(C−1’),126.53(C−6),128.32,128.82,129.49,129.75,133.56(C−1”),135.41(C−4”),136.67(C−3),139.07(C−4’),148.34(C−7a)。C2018に関する理論値:C,80.46;H,6.14;N,8.53。実測値:C,84.50;H,6.02;N,9.34。
エチル4−(1−ベンジル−1H−インダゾール−3−イル)ベンゾエート(化合物27)および
エチル4−(2−ベンジル−2H−インダゾール−3−イル)ベンゾエート(化合物28)
化合物11(4.26g、0.016mol)、EtONa(3.54g、0.052mol)、および塩化ベンジル(20.36g、0.16mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物27(3.09g、54.3%)および化合物28(0.50g、8.8%)を得た。
化合物27:融点:79〜81℃;MS(EI,70eV):m/z 356(M);UV,λmax(MeOH)nm(log ε):320(4.6),211(4.7);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 1.32(3H,t,J=7.1Hz,CH),4.33(2H,q,J=7.1Hz,OCH),5.75(2H,s,CH),7.22−7.30(6H,m,H−5,2”,3”,4”,5”,6”),7.44(1H,t,J=7.0Hz,H−6),7.78(1H,d,J=8.5Hz,H−7),8.06−8.10(2H,m,H−3’,5’),8.12(1H,d,J=7.5Hz,H−4),8.15−8.18(2H,m,H−2’,6’)。C2320に関する理論値:C,77.51;H,6.14;N,5.66。実測値:C,77.48;H,5.68;N,7.88。
化合物28:融点:112〜113℃;MS(EI,70eV):m/z 356(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 1.31(3H,t,J=7.1Hz,CH),4.33(2H,q,J=7.1Hz,OCH),5.70(2H,s,CH),6.98−7.04(2H,m,H−2”,6”),7.09−7.14(1H,m,H−5),7.19−7.24(3H,m,H−3”,4”,5”),7.27−7.34(1H,m,H−6),7.56(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.69(3H,d,J=8.3Hz,H−7,2’,6’),8.09(2H,d,J=8.3Hz,H−3’,5’)。C2320に関する理論値:C,77.51;H,6.14;N,5.66。実測値:C,77.49;H,5.65;N,7.87。
メチル4−[1−(4−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート(化合物29)および
メチル4−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート(化合物30)
化合物11(4.26g、0.016mol)、MeONa(2.81g、0.052mol)、および塩化4−フルオロベンジル(23.1mL、0.16mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物29(3.35g、58.2%)および化合物30(0.58g、10.1%)を得た。
化合物29:融点:118〜120℃;MS(EI,70eV):m/z 360(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 3.87(3H,s,CH),5.74(2H,s,CH),7.09−7.18(2H,m,H−3”,5”),7.27−7.32(3H,m,H−5,2”,6”),7.35−7.391(1H,m,H−6),7.82(1H,d,J=8.5Hz,H−7),8.06−8.18(5H,m,H−4,2’,3’,5’,6’)。C2217に関する理論値:C,73.32;H,4.75;N,7.77。実測値:C,73.31;H,4.74;N,7.78。
化合物30:融点:121〜122℃;MS(EI,70eV):m/z 360(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 3.89(3H,s,CH),5.70(2H,s,CH),7.06−7.15(5H,m,H−5,2”,3”,5”,6”),7.28−7.36(1H,m,H−6),7.57(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.67−7.73(3H,m,H−7,2’,6’),8.12(2H,d,J=8.3Hz,H−3’,5’)。C2217に関する理論値:C,73.32;H,4.75;N,7.77。実測値:C,73.29;H,4.74;N,7.79。
エチル4−[1−(2−フルオロベンジル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート(化合物31)および
エチル4−[2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート(化合物32)
化合物11(4.26g、0.016mol)、EtONa(3.54g、0.052mol)、および塩化2−フルオロベンジル(23.1mL、0.16mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物31(3.40g、56.9%)および化合物32(0.38g、6.4%)を得た。
化合物31:融点:102〜103℃;MS(EI,70eV):m/z 374(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 1.33(3H,t,J=7.1Hz,CH),4.33(2H,q,J=7.1Hz,OCH),5.80(2H,s,CH),7.11−7.32(5H,m,H−5,3”,4”,5”,6”),7.44−7.52(1H,m,H−6),7.80(1H,d,J=8.5Hz,H−7),8.05−8.16(5H,m,H−4,2’,3’,5’,6’)。C2319に関する理論値:C,73.78;H,5.11;N,7.48。実測値:C,73.76;H,5.09;N,7.49。
化合物32:融点:94〜96℃;MS(EI,70eV):m/z 374(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 1.34(3H,t,J=7.1Hz,CH),4.35(2H,q,J=7.1Hz,OCH),5.74(2H,s,CH),7.00−7.17(4H,m,H−5,3”,4”,5”),7.27−7.35(2H,m,H−6,6”),7.57(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.66(1H,d,J=8.7Hz,H−7),7.76(2H,d,J=8.3Hz,H−2’,6’),8.13(2H,d,J=8.3Hz,H−3’,5’)。C231922に関する理論値:C,73.78;H,5.11;N,7.48。実測値:C,73.81;H,5.13;N,7.50。
メチル4−[1−(2−フリルメチル)−1H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート(化合物33)および
メチル4−[2−(2−フリルメチル)−2H−インダゾール−3−イル]ベンゾエート(化合物34)
化合物11(4.26g、0.016mol)、MeONa(2.81g、0.052mol)、および塩化フルフリル(15.9mL、0.16mol)を、化合物14および15の調製と同様に反応させ、化合物33(3.03g、54.7%)および化合物34(0.42g、7.9%)を得た。
化合物33:融点:99〜101℃;MS(EI,70eV):m/z 332(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 3.87(3H,s,CH),5.76(2H,s,CH),6.40(1H,dd,J=1.9,3.1Hz,H−4’),6.55(1H,d,J=3.1Hz,H−3’),7.24−7.32(1H,m,H−5),7.44−7.52(1H,m,H−6),7.56−7.57(1H,m,H−2’),7.85(1H,d,J=8.5Hz,H−7),8.06−8.16(5H,m,H−4,2”,3”,5”,6”)。C2118に関する理論値: C,72.28;H,4.85;N,8.43。実測値: C, 72.31; H, 4.86;N,8.41。
化合物34:融点:140〜143℃;MS(EI,70eV):m/z 332(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 3.90(3H,s,CH),5.68(2H,s,CH),6.32(1H,d,J=3.2Hz,H−4’),6.36(1H,dd,J=1.9,3.2Hz,H−3’),7.05−7.13(1H,m,H−5),7.26−7.33(1H,m,H−6),7.53−7.54(1H,m,H−2’),7.58−7.68(2H,m,H−4,7),7.81(2H,d,J=8.3Hz,H−2”,6”),8.16(2H,d,J=8.3Hz,H−3”,5”)。C2118に関する理論値:C,72.28;H,4.85;N,8.43。実測値:C,72.30;H,4.87;N,8.43。
4−(2−ベンジル−2H−インダゾール−3−イル)安息香酸(化合物35)
化合物28(1.0g、0.0028mol)を10%NaOHに懸濁させ、1時間還流した。反応混合物を10%HClで酸性にした。生成した結晶をろ過し、95%エタノールで再結晶して化合物35(0.83g、90.8%)を得た。
化合物35:融点:159〜163℃;MS(EI,70eV):m/z 328(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 5.71(2H,s,CH),6.98−7.03(2H,m,H−2”,6”),7.07−7.15(1H,m,H−5),7.21−7.35(4H,m,H−6,3”,4”,5”),7.58(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.69(3H,d,J=8.2Hz,H−7,2’,6’),8.10(2H,d,J=8.2Hz,H−3’,5’),13.18(1H,br,OH)。C2116に関する理論値:C,76.81;H,4.91;N,8.53。実測値:C,76.83;H,4.93;N,8.52。
4−[2−(フルオロベンジル)−2H−インダゾール−3−イル]安息香酸(化合物36)
化合物30(0.5g、0.0013mol)および10%NaOHを、化合物35の調製と同様に反応させ処理して、化合物36(0.44g、92.6%)を得た。
化合物36:融点:237〜239℃;MS(EI,70eV):m/z 346(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 5.69(2H,s,CH),7.06−7.14(5H,m,H−5,2”,3”,5”,6”),7.27−7.35(1H,m,H−6),7.57(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.68(3H,d,J=8.4Hz,H−7,2’,6’),8.11(2H,d,J=8.4Hz,H−3’,5’)。C2115に関する理論値:C,72.82;H,4.37;N,8.09。実測値:C,72.83;H,4.39;N,8.07。
4−(2−ベンジル−2H−インダゾール−3−イル)−N−ヒドロキシベンズアミド(化合物38)
化合物35(1.0g、0.003mol)のCHCl(100mL)溶液に、SOCl(5mL)を加えた。混合物を16時間還流し、エバポレートした。残留物を石油エーテルで洗浄し、化合物37(0.82g、71.4%)を得た。
化合物37のトルエン(30mL)溶液に、ヒドロキシルアミン(10mL、0.151mol)を加えた。混合物を30分間還流し、エバポレートした。生成した固体をろ過し、50%のEtOHから再結晶して化合物38(0.41g、39.7%)を得た。
化合物38:融点:201〜203℃;MS(EI,70eV):m/z 343(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 5.69(2H,s,CH),6.98−7.03(2H,m,H−2”,6”),7.07−7.14(1H,m,H−5),7.22−7.35(4H,m,H−6,3”,4”,5”),7.56(1H,d,J=8.4Hz,H−4),7.62−7.69(3H,m,H−7,2’,6’),7.92(2H,d,J=8.4Hz,H−3’,5’)9.15(1H,s,NH),11.36(1H,s,OH)C2117に関する理論値:C,73.45;H,4.99;N,12.24。実測値:C,73.47;H,5.02;N,12.23。
[4−(2−ベンジル−2H−インダゾール−3−イル)フェニル]メタノール(化合物39)
はじめに、無水塩化カルシウム(2.0g、0.018mol)を水素化ホウ素ナトリウム(2.0g、0.052mol)と無水THF(50mL)中で4時間撹拌して、水素化ホウ素カルシウムを調製した。その後、THF(5mL)に溶解した化合物28(1.0g、0.0028mol)を25℃で滴下して加えた。混合物を6時間還流し、氷水(300mL)で急冷し、真空下でエバポレートし、ろ過して固体生成物を得た。固体生成物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで精製し、n−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶出させ、化合物39(0.68g、収率79.6%)を得た。
化合物39:融点:148〜149℃;MS(EI,70eV):m/z 314(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 4.59(2H,d,J=5.7Hz,CH),5.34(1H,t,J=5.7Hz,OH),5.65(2H,s,N−CH),6.99−7.06(2H,m,H−2”,6”),7.06−7.11(2H,m,H−5),7.22−7.33(4H,m,H−6,3”,4”,5”),7.50−7.55(5H,m,H−4,2’,3’,5’,6’),7.64(1H,d,J=8.7Hz,H−7)。C2118に関する理論値:C,80.23;H,5.79;N,8.92。実測値:C,80.25;H,5.79;N,8.92。
{4−[2−(2−フリルメチル)−2H−インダゾール−3−イル]フェニル}メタノール(化合物40)
化合物34(1.0g、0.003mol)、塩化カルシウム(2.0g、0.018g)および水素化ホウ素ナトリウム(2.0g、0.052mol)を、化合物39の調製と同様に反応させ、化合物40(0.71g、77.3%)を得た。
化合物40:融点:129〜130℃;MS(EI,70eV):m/z 304(M);H−NMR(200MHz,DMSO−d):δ 4.63(2H,d,J=5.7Hz,CH),5.37(1H,t,J=5.7Hz,OH),5.61(2H,s,N−CH),6.32(1H,d,J=3.2Hz,H−5’),6.39(1H,dd,J=1.9,3.2Hz,H−4’),7.01−7.24(1H,m,H−5),7.24−7.32(1H,m,H−6),7.50−7.64(7H,m,H−3’,4,7,2”,3”,5”,6”)。C1916に関する理論値:C,74.98;H,5.30;N,9.20。実測値:C,74.97;H,5.32;N,9.22。
細胞培養
ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)をJaffeらの手順に従って単離し、
コラゲナーゼを用いてヒト臍帯静脈から分離し、75cmのプラスチックフラスコで、20%のFBS、15μg/mLの内皮細胞成長サプリメント(ECG)を含むM199中で培養した。内皮細胞としての識別の確認は、CD31(PECAM−1)の検出によって行われ、免疫染色によって評価された。実験は2〜5継代で用いられたHUVECで行った。
[ H]チミジン取り込みアッセイ
融合性HUVECをトリプシン処理し、20%のFBSを追加したDMEM中に懸濁させ、96穴プレートに1ウェルあたり1.0×10細胞を播種した。24時間後、細胞をPBSで2回洗浄し、2%FBS−M199培地で24時間不足状態にした。上述の試薬および血管内皮細胞増殖因子(VEGF;10ng/ml)を加えて、または加えずに、細胞を24時間インキュベートして回収した。回収する前、[H]チミジン(2μCi/mL)を加えて細胞を4時間インキュベートし、フィルター−メート(パッカード社)を用いて回収し、含まれる放射能を決定した。
インビボのマトリゲルプラグアッセイ
YC−1および血管内皮細胞増殖因子(VEGF;150ng/ml)を加えて、または加えずに、500μLのマトリゲル(マサチューセッツ州、ベッドフォードのベクトン ディッキンソン(Becton Dickinson)製)を4℃でヌードマウス(生後6週)に皮下注射した。注射した後、マトリゲルはすぐにプラグを形成した。7日後、マウスの皮膚をはがしてマトリゲルプラグを観察すると、変化していなかった。定量的に差を記録し写真を撮影した後、血管形成の指標としてヘモグロビンをドラブキン(Drabkin)法(ミズーリ州セントルイスのシグマ社製のドラブキン試薬キット525)を用いて測定した。ヘモグロビン濃度は同時にアッセイした既知のヘモグロビンの量から計算した。
抗血管形成活性
3−(4−メチルフェニル)−1H−インダゾール(化合物10)並びに上述のN−位置異性体のうち化合物15、17、21、25および26の5つを、VEGFによって誘導される細胞増殖、VEGFによって誘導されるインビトロの管形成、およびインビボの新生血管形成に対するこれらの効果を評価するために選択した。結果を以下に示す。
VEGFによって誘導されるHUVECの細胞増殖に対する効果
試験化合物の、VEGFによって誘導されるHUVECの細胞増殖に対する効果を[H]チミジン取り込みアッセイによって調べ、結果を図5〜7に示した。10μMおよび30μMの濃度では、すべての試験化合物(10、15、17、21、25、26)および陽性コントロール(YD−3)は有意な阻害効果を示した(図5および6)。濃度を1μMに下げると、化合物15、21、および25のみが陽性コントロールであるYD−3に比べて高い活性を維持した(図4)。
VEGFによって誘導されるHUVECの管形成に対する効果
図8に示すように、阻害剤を含まない場合、HUVECを10mg/mlのVEGFで処理すると、HUVECのキャピラリのような構造への再構成が引き起こされる。対照的に、化合物15、17、21、25および26を含む場合、VEGFによって誘導される管形成は有意に阻止される結果になった。中でも、化合物15、21および25は他の試験化合物およびYD−3よりも強い阻害活性を示した。
インビボの新生血管形成に対する効果
試験化合物の抗血管形成効果を定量的に決定するために、インビボのマトリゲルプラグアッセイを用いた。図9に示すように、5つのN−誘導体(化合物15、17、21、25、26)はすべて、有意な抗血管形成活性を示した。中でも、化合物15、21および25は陽性コントロールYD−3よりも強い効力を示した。
試験した化合物の抗血管形成活性の解析から、試験したインダゾールのN−ベンジル基のパラ位へのCl、CH、またはOCH基の導入は、その抗血管形成活性に非常に有益であるという重要な知見が得られた。これら3つの強力な抗血管形成活性化合物(15、21、25)はさらなる研究に値する。
本発明の2−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)−2H−インダゾールおよび1−(置換アリールメチル)−3−(置換フェニル)−1H−インダゾールの合成における化学反応を表す図である。 本発明の化合物24の構造およびそのHMBCスペクトルである。 本発明の化合物25の構造およびそのHMBCスペクトルである。 本発明の化合物35〜40の合成における化学反応を表す図である。 インビトロのアッセイ(DNA合成の阻害)の結果を表す図である。ヒト臍帯静脈内皮細胞は、30μMの試験試料(YD−3、10、15、17、21、25、26)が存在するまたは存在しない(ベイサルおよびコントロール)条件下でインキュベートし、その後、DNA合成を誘導するために血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を加え(ベイサルを除く)、[H]チミジン取り込みアッセイを用いて検出した。 インビトロのアッセイ(DNA合成の阻害)の結果を表す図である。ヒト臍帯静脈内皮細胞は、10μMの試験試料(YD−3、10、15、17、21、25、26)が存在するまたは存在しない(ベイサルおよびコントロール)条件下でインキュベートし、その後、DNA合成を誘導するために血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を加え(ベイサルを除く)、[H]チミジン取り込みアッセイを用いて検出した。平均値±標準誤差(n=5)を示した。 インビトロのアッセイ(DNA合成の阻害)の結果を表す図である。ヒト臍帯静脈内皮細胞は、1μMの試験試料(YD−3、10、15、17、21、25、26)が存在するまたは存在しない(ベイサルおよびコントロール)条件下でインキュベートし、その後、DNA合成を誘導するために血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を加え(ベイサルを除く)、[H]チミジン取り込みアッセイを用いて検出した。平均値±標準誤差(n=5)を示した。 インビトロのアッセイ(管形成の阻害)の結果を表す写真である。ヒト臍帯静脈内皮細胞を、あらかじめマトリゲル(10mg/ml)でコートしたチャンバースライド上で培養した。細胞を試験試料(YD−3、10、15、17、21、25、26)で、または試験試料を入れずに(ベイサルおよびコントロール)処理し、その後管形成を誘導するために血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を加えた。写真はすべて100×の倍率で撮影した。 血管形成効果の定量的な解析を表す図である。ヌードマウスに150ng/mlの血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を含むマトリゲルプラグを皮下注射した。マウスにビークルまたは試験試料(YD−3、10、15、17、21、25、26)を経口投与した。投与から7日後、マウスを安楽死させ、プラグをマウスから切り取り、ヘモグロビン濃度をパラメータとして用いて、ヘモグロビン検出キット(シグマ)で血管形成効果を測定した。平均値±標準誤差(n=3)を示した。

Claims (9)

  1. 以下の化学式:
    ここでArはフェニルであり;
    Arはベンゼンであり;
    はCH、COOCHCH、CHOH、COOH、COCl、またはCONHOHであり;
    、およびRはHであり;
    は(CH−Arであり;
    Arはフェニル、ハロフェニル、C1〜C6アルキル置換フェニル、C1〜C6アルコキシ置換フェニル、またはフリルであり;およびn=1〜6である、
    で表される化合物またはその製薬上許容される塩。
  2. がCH−Arであり、この際Arがフェニル、ハロフェニル、メチルフェニルまたはメトキシフェニルである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
  3. がメチルである、請求項1または2に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
  4. がメチルであり、Arがメトキシ置換フェニルである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
  5. がメチルであり、Arがフェニルである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
  6. がCOOCHCHであり、Arがフルオロフェニルである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
  7. がCOOHであり、Arがフルオロフェニルである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、またはその製薬上許容される塩の抗血管形成の有効量を活性成分として、前記活性成分の製薬上許容される担体もしくは希釈剤とともに含む、血管形成を治療するための薬剤組成物。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、またはその製薬上許容される塩の抗腫瘍の有効量を活性成分として、前記活性成分の製薬上許容される担体もしくは希釈剤とともに含む、腫瘍を治療するための薬剤組成物。
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