JP4472093B2

JP4472093B2 - Wheelchair fall prevention device

Info

Publication number: JP4472093B2
Application number: JP2000041179A
Authority: JP
Inventors: 忠夫瀧本
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 2000-02-18
Filing date: 2000-02-18
Publication date: 2010-06-02
Anticipated expiration: 2020-02-18
Also published as: JP2001224636A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車椅子の転倒防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、車椅子には転倒防止装置として、車体の後部左右から後方に向かって斜め下方に延出するウイリーバーと称される左右一対の転倒防止バーが設けられている。
【０００３】
ところで、上記転倒防止バーには、これを回動させて収納することができるものもあるが、このような収納可能な転倒防止バーの一例を図１２に示す。
【０００４】
即ち、図１２は従来の転倒防止バー１１８の収納構造を示す側断面図であり、同図に示すように、長さ調節自在な転倒防止バー１１８の一端には軸パイプ１１９が略直交するように挿通固着されている。尚、転倒防止バー１１８の一端には短い補助バー１２０が取り付けられ、他端にはローラ１２１が回転自在に軸支されている。
【０００５】
一方、車体フレームを構成するベースパイプ１２２にはバックパイプ１２３が略直交するように挿通固着されており、このバックパイプ１２３内には、転倒防止バー１１８を支持する前記軸パイプ１１９の上部が下方から挿入されている。ここで、軸パイプ１１９内にはコイルスプリング１２４が縮装されており、このコイルスプリング１２４の一端は軸パイプ１１９の下端に被着されたキャップ１２５に掛けられ、他端はバックパイプ１２３に挿通固着されたピン１２６に掛けられている。従って、軸パイプ１１９はコイルスプリング１２４によって転倒防止バー１１８と共に上方に付勢されており、該軸パイプ１１９の上端外周の相対向する部位に形成された一対のＵ字状係合溝１１９ａが前記ピン１２６に係合することによって転倒防止バー１１８は図示の転倒防止機能位置（作動位置）に位置決め固定されている。
【０００６】
而して、上述のように転倒防止機能位置にある転倒防止バー１１８を収納するには、該転倒防止バー１１８をコイルスプリング１２４の付勢力に抗して軸パイプ１１９と共に押し下げて該軸パイプ１１９の係合溝１１９ａとピン１２６との係合を解除した状態で、転倒防止バー１１８を軸パイプ１１９を中心として回動させれば良い。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の収納構造においては、転倒防止バー１１８の収納動作に際して該転倒防止バー１１８を下方に押し付けて軸パイプ１１９の係合溝１１９ａとピン１２６との係合を解除した状態を維持しつつ、転倒防止バー１１８を収納方向へ回動させる必要があるため、この収納動作を介助者が足の操作だけで行うことは困難であった。特に、補助バー１２０が短いために、この補助バー１２０を足で操作して転倒防止バー１１８を収納位置から転倒防止機能位置に戻す作業は更に困難であった。尚、補助バー１２０はこれの回動時の車輪との干渉を避ける必要からその長さを長くすることは不可能である。
【０００８】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、介助者による足だけの操作で転倒防止バーを簡単に収納することができる車椅子の転倒防止装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１記載の発明は、左，右の各車輪の内側に位置し、車体の後部から後方に向かって延出する左，右一対の転倒防止バーを備え、前記転倒防止バーの上端部を略鉛直方向を軸中心として車幅方向内側に回動可能に支持して該転倒防止バーが転倒防止機能位置と収納位置を取り得るようにした車椅子の転倒防止装置において、
前記転倒防止バーを転倒防止機能位置に固定するための固定手段と、
前記転倒防止バーの収納位置方向の回動と略同方向の回動操作によって前記固定手段による転倒防止バーの固定を解除する解除手段を設け、
前記解除手段は、前記転倒防止バーの前記上端部に固定された前記ストッパに回動可能に支持された解除レバーであり、該解除レバーの前記回動操作を続けると、該解除レバーが前記ストッパに当接して前記転倒防止バーをその上端部を中心として前記車幅方向内側に回動させる
ことを特徴としている。
【００１０】
請求項２記載の発明は、前記転倒防止バーの上端部を回動自在に支持する支持部に形成された係合孔と、前記転倒防止バーの内部に収納された付勢手段と該付勢手段によって前記係合孔に係合する方向に付勢されたピンとで前記固定手段を構成するとともに、前記解除レバーは、前記ストッパに回動可能に支持されて前記付勢手段に作用することを特徴としている。
【００１１】
請求項３記載の発明は、請求項２記載の発明において、前記支持部に前記ピンの外径よりも小さな内径を有する小孔を少なくとも１つ形成したことを特徴とする。
【００１２】
請求項４記載の発明は、前記係合孔と小孔を、前記支持部に、該支持部を軸方向に二分する中心線に対して上下対称位置となるようにそれぞれ形成したことを特徴とする。
【００１３】
請求項５記載の発明は、請求項１，２，３又は４記載の発明において、前記転倒防止バーの上端に上面が略扁平なカバーを被着したことを特徴とする。
【００１４】
従って、請求項１又は２記載の発明によれば、解除手段を転倒防止バーの収納位置方向の回動と略同方向に操作することによって固定手段による該転倒防止バーの固定を解除することができるため、介助者による足だけの操作で転倒防止バーを簡単に収納することができる。
【００１５】
請求項３記載の発明によれば、転倒防止バーが収納位置にあるときに、固定手段を構成するピンが支持部に形成された小孔に係合するよう構成することによって、収納位置において転倒防止バーを仮止めすることができ、転倒防止バーを足で軽く操作するだけで該転倒防止バーの仮止め状態が解除されるため、介助者による足だけの操作で転倒防止バーを簡単に元の転倒防止機能位置に復帰させることができる。
【００１６】
請求項４記載の発明によれば、係合孔と小孔を支持部の軸方向中心に対して対称位置にそれぞれ形成したため、支持部を構成する部品を左右について反転させて取り付けることによって該部品を左右に共用することができ、部品の種類を削減してコストダウンを図ることができる。
【００１７】
請求項５記載の発明によれば、転倒防止バーの上端に上面が略扁平なカバーを被着したため、転倒防止バーを収納した状態で、介助者は転倒防止バーの上端に被着されたカバーを足で踏んで車体前部の前輪キャスタを容易に持ち上げることができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【００１９】
図１は本発明に係る転倒防止装置を備える電動車椅子の内側面図、図２は同電動車椅子の平面図である。
【００２０】
先ず、図１及び図２に示す電動車椅子１の概略構成を説明すると、該電動車椅子１においては、パイプ枠状の車体フレーム２で構成された車体の前後部が左右一対の前輪キャスタ３と車輪４によって走行自在に支持されている。
【００２１】
而して、上記車体の中央部には乗員が着座すべき布製のシート５（図２参照）が張設されており、車体フレーム２の後部には左右一対のバックパイプ２ａが立設され、各バックパイプ２ａの上端部は後方に曲げられ、その曲げられた部分には介助者用のグリップ６が取り付けられている。
【００２２】
又、車体フレーム２の前記バックパイプ２ａの中間高さ位置から車体前方に水平に延びる左右一対の肘パイプ２ｂは、前側部分において略直角に折り曲げられて垂直下方に延び、その下端部に前記前輪キャスタ３がそれぞれ回転自在に支承されている。そして、肘パイプ２ｂの下方には左右一対のシートパイプ２ｃとベースパイプ２ｄが略平行を成して上下に配されており、シートパイプ２ｃの前側部分は車体前方に向かって斜め下方に延出しており、その延出端には左右一対の各ステップ７が取り付けられている。尚、各ベースパイプ２ｄの前端は各シートパイプ２ｃに結着され、その後部には前記各バックパイプ２ａの下端が結着されている。
【００２３】
更に、右側（シート５に着座した乗員にとって右側）のシートパイプ２ｃの前端折曲部にはパイプ状のステー８が上方に向かって斜め前方に立設されており、このステー８の上端部には操作ボックス９が取り付けられ、この操作ボックス９にはジョイスティック１０とメインスイッチ１１が設けられている。
【００２４】
ところで、図２に示すように、左右の各車輪４の外側には、乗員が手で操作して車輪を回すためのハンドリム１２が取り付けられており、各車輪４のハブには電動ユニット１３がそれぞれ組み込まれている。尚、各電動ユニット１３は、駆動源である電動モータ１４と、該電動モータ１４の回転を減速して車軸に伝達するための減速ギヤ等を含む不図示の動力伝達機構と、車輪４の回転速度と回転方向を制御する不図示のコントローラ等を含んで構成されている。そして、左右の電動ユニット１３は図２に示すワイヤーハーネス１５によって互いに電気的に接続されている。
【００２５】
又、本実施の形態に係る電動車椅子１においては、右側の電動ユニット１３側には電源であるバッテリ１６が着脱自在に設けられている。即ち、右側の電動ユニット１３にはバッテリホルダー１７が取り付けられており、このバッテリホルダー１７に対してバッテリ１６が着脱される。
【００２６】
更に、左右の各電動ユニット１３の後端部には、左右の各車輪４の内側に位置する一対の長さ調節自在な転倒防止バー１８が収納可能に取り付けられており、各転倒防止バー１８は図１に示すように車体後方に向かって斜め下方に傾斜して延出し、その延出端（後端）にはローラ１９が回転自在に軸支されている。
【００２７】
而して、前記バッテリ１６が図示のようにバッテリホルダー１７に装着されている状態においては、該バッテリ１６側に設けられた不図示の接続端子がバッテリホルダー１７側に設けられた不図示の接続端子に接続され、前記操作ボックス９に設けられたメインスイッチ１１がＯＮされると、バッテリ１６は左右の電動ユニット１３にそれぞれ給電して各電動ユニット１３を各々独立に駆動し、左右の電動モータ１４の回転が左右の車輪４にそれぞれ伝達されて各車輪４が乗員によるジョイスティック１０の操作に沿って各々独立に駆動制御され、当該電動車椅子１が乗員の意志に従って走行せしめられる。
【００２８】
次に、本発明に係る転倒防止装置を構成する前記転倒防止バー１８の収納構造の詳細を図３〜図１１に基づいて説明する。
【００２９】
尚、図３は転倒防止機能位置にある転倒防止バーの破断側面図、図４は同平面図、図５はブラケットの側面図、図６は図５の矢視Ａ方向の図、図７は転倒防止バーの収納動作開始時の状態を示す要部側断面図、図８は同平面図、図９は転倒防止バーの仮収納状態を示す破断平面図、図１０は転倒防止バーの収納時の状態を示す要部側断面図、図１１は同破断平面図である。
【００３０】
図３に示すように、各転倒防止バー１８は側面視くの字状に折曲成形されており、その上端部が板金製のブラケット２０を介して各電動ユニット１３の後端部に回動可能（摺動可能）に支持されている。
【００３１】
ここで、上記ブラケット２０は、図９に示すように、その一端が円弧曲面状に屈曲され、その屈曲部２０ａの内側に内筒２１が固着されており、ブラケット２０は３本のボルト２２によって電動ユニット１３に取り付けられている。
【００３２】
而して、図３に示すように、上記内筒２１内には転倒防止バー１８の上端部が下方から挿通され、該転倒防止バー１８に溶着された下ストッパ２３は内筒２１の下面に当接して転倒防止バー１８を位置決めしている。そして、転倒防止バー１８の内筒２１から上方へ突出する部分の外周には上ストッパ２４が固定ボルト２５によって取り付けられており、該上ストッパ２５の上部には転倒防止バー１８の上端を覆うカバー２６がボルト２７によって取り付けられている。尚、カバー２７の上面は偏平な平面を成しており、該カバー２６と前記上ストッパ２４との間の一部には隙間Ｓが部分的に形成されている。
【００３３】
以上の構成において、転倒防止バー１８は内筒２１に挿通保持された上端部を中心として略水平に回動可能に支持されるが、その上端部の内部にはＵ字状を成す板バネ２８とこれに取り付けられたピン２９が収納されている。ここで、図３に示すように、板バネ２８の一端は転倒防止バー１８の内面に係止され、他端は転倒防止バー１８の上方まで延出して前記隙間Ｓに臨んでいる。
【００３４】
ところで、図５、図６、図７及び図９に示すように、内筒２１とブラケット２０の周方向同一位置には互いに連通する係合孔３０，３１がそれぞれ形成されており、内筒２１の周方向２箇所には前記ピン２９の外径よりも小さな内径を有する小孔３２，３３が形成されている。ここで、前記板バネ２８とピン２９及び係合孔３０，３１は、転倒防止バー１８を転倒防止機能位置（作動位置）に固定するための固定手段を構成している。
【００３５】
尚、上記係合孔３０，３１と小孔３２，３３はブラケット２０及び内筒２１の軸方向中心（図５の中心線Ｌ）に対して上下対称位置にそれぞれ形成されている。又、図６に示すように、係合孔３０，３１は上下方向に長い長孔状に形成されている。
【００３６】
又、図３及び図４に示すように、上ストッパ２４と下ストッパ２３には、平面視くの字状に折曲成形された解除レバー３４が軸３５によって回動可能に支持されており、この解除レバー３４の一部に形成された爪３４ａはカバー２６と上ストッパ２４との間に形成された前記隙間Ｓからカバー２６内に挿入され、その先端は図示のように前記板バネ２８の一端に当接している。尚、解除レバー３４は転倒防止機能位置での転倒防止バー１８の固定を解除するための解除手段を構成している。
【００３７】
而して、固定手段を構成する前記ピン２９は板バネ２８によって径方向外方に常時付勢されており、図３及び図４に示すように転倒防止バー１８が転倒防止機能位置にあるときには、ピン２９は内筒２１とブラケット２０に形成された係合孔３０，３１に係合して転倒防止バー１８の回動を阻止しており、この状態では転倒防止バー１８は転倒防止機能位置に位置決め固定されてその本来の機能を果たす。
【００３８】
そして、上述のように転倒防止機能位置に固定された転倒防止バー１８を収納する場合には、介助者は足で解除レバー３４の一端を図８の矢印方向に押せば良い。すると、解除レバー３４が軸３５を中心として回動し、その爪３４ａが板バネ２８の一端を押すために該板バネ２８が図７に示すように変形し、この板バネ２８に取り付けられたピン２９が係合孔３０，３１から外れて転倒防止バー１８の固定状態が解除される。そして、その後も解除レバー３４を同方向に押し続けると、該解除レバー３４が図７及び図８に示すように上ストッパ２４と下ストッパ２３に当接して転倒防止バー１８をその上端部を中心として内側（図２の矢印方向）に略水平に回動させる。
【００３９】
上記状態では、ピン２９の先端は内筒２１の内周面に当接した状態で内筒２１の内周面を摺動し、該ピン２９の先端部が内筒２１に形成された小孔３２に係合すると、転倒防止バー１８は図９に示す仮収納状態（例えば段差を乗り越える場合に転倒防止バー１８を完全に収納する必要がない状態）に維持される。ここで、前述のように小孔３２の内径はピン２９の外径よりも小さいため、この小孔３２にはピン２９の先端のみが係合することとなり、従って、転倒防止バー１８は仮収納状態において仮止めされることとなる。
【００４０】
而して、その後も解除レバー３４を操作し続けると転倒防止バー１８の仮止めは容易に解除され、図１０及び図１１に示すようにピン２９の先端が次の小孔３３に係合すると、転倒防止バー１８は収納位置で仮止めされて収納される。
【００４１】
このように、本実施の形態に係る転倒防止装置においては、解除手段である解除レバー３４を転倒防止バー１８の収納位置方向の回動と略同方向に操作することによってピン２９の係合孔３０，３１への係合による転倒防止バー１８の固定を解除することができるため、介助者は解除レバー３４を足で操作するだけで転倒防止バー１８を簡単に収納位置方向へ回動させてこれを収納することができる。
【００４２】
そして、収納位置においても転倒防止バー１８は仮止めされているだけであるため、介助者が転倒防止バー１８を足で軽く操作するだけで該転倒防止バー１８の仮止め状態が解除され、転倒防止バー１８はその上端部を中心として転倒防止機能位置の方向に回動し、ピン２９が図３に示すように係合孔３０，３１に再び係合することによって転倒防止バー１８が転倒防止機能位置に復帰してその位置に固定される。
【００４３】
又、本実施の形態では、係合孔３０，３１と小孔３２，３３はブラケット２０及び内筒２１の軸方向中心（図５の中心線Ｌ）に対して上下対称位置にそれぞれ形成したため、ブラケット２０と内筒２１を左右について反転させて取り付ければ、これらの部品を左右に共用することができ、部品の種類を削減してコストダウンを図ることができる。
【００４４】
更に、本実施の形態では、転倒防止バー１８の上端に上面が扁平なカバー２６を被着したため、転倒防止バー１８を収納した状態で、介助者は転倒防止バー１８の上端に被着されたカバー２６を足で踏んで車体前部の前輪キャスタ３を容易に持ち上げることができる。
【００４５】
尚、以上は本発明を特に電動車椅子に設けられた転倒防止装置に適用した形態について述べたが、本発明は手動車椅子、手動式電動車椅子等の他の任意の形式の車椅子の転倒防止装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。又、以上の実施の形態では転倒防止バーを電動ユニットに取り付けたが、転倒防止バーは直接或はブラケットを介して車体フレームに取り付けても良い。
【００４６】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、車体の後部から後方に向かって延出する転倒防止バーを備え、前記転倒防止バーの一端を略鉛直方向を軸中心として回動可能に支持して該転倒防止バーが転倒防止機能位置と収納位置を取り得るようにした車椅子の転倒防止装置において、前記転倒防止バーを転倒防止機能位置に固定するための固定手段と、前記転倒防止バーの収納位置方向の回動と略同方向の操作によって前記固定手段による転倒防止バーの固定を解除する解除手段を設けたため、介助者による足だけの操作で転倒防止バーを簡単に収納することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る転倒防止装置を備える電動車椅子の内側面図である。
【図２】本発明に係る転倒防止装置を備える電動車椅子の平面図である。
【図３】転倒防止機能位置にある転倒防止バーの破断側面図である。
【図４】転倒防止機能位置にある転倒防止バーの平面図である。
【図５】ブラケットの側面図である。
【図６】図５の矢視Ａ方向の図である。
【図７】転倒防止バーの収納動作開始時の状態を示す要部側断面図である。
【図８】転倒防止バーの収納動作開始時の状態を示す要部平面図である。
【図９】転倒防止バーの仮収納状態を示す破断平面図である。
【図１０】転倒防止バーの収納時の状態を示す要部側断面図である。
【図１１】転倒防止バーの収納時の状態を示す破断平面図である。
【図１２】従来の転倒防止バーの収納構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
１電動車椅子（車椅子）
２車体フレーム
１８転倒防止バー（転倒防止装置）
２０ブラケット（支持部）
２１内筒（支持部）
２６カバー
２８板バネ（付勢手段）
２９ピン（固定手段）
３０，３１係合孔（固定手段）
３２，３３小孔
３４解除レバー（解除手段）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wheelchair overturn prevention device.
[0002]
[Prior art]
Generally, a wheelchair is provided with a pair of left and right fall prevention bars called wheelie bars that extend obliquely downward from the left and right rear of the vehicle body as a fall prevention device.
[0003]
By the way, some of the above-described fall prevention bars can be rotated and stored. An example of such a fallable bar that can be stored is shown in FIG.
[0004]
That is, FIG. 12 is a side sectional view showing a conventional storage structure of the fall prevention bar 118. As shown in FIG. 12, the shaft pipe 119 is substantially orthogonal to one end of the fall prevention bar 118 whose length is adjustable. Inserted and fixed to. A short auxiliary bar 120 is attached to one end of the fall prevention bar 118, and a roller 121 is rotatably supported at the other end.
[0005]
On the other hand, a back pipe 123 is inserted and fixed so as to be substantially orthogonal to the base pipe 122 constituting the vehicle body frame, and the upper portion of the shaft pipe 119 that supports the fall prevention bar 118 is in the back pipe 123. Has been inserted from. Here, a coil spring 124 is contracted in the shaft pipe 119, one end of the coil spring 124 is hooked on a cap 125 attached to the lower end of the shaft pipe 119, and the other end is inserted into the back pipe 123. It is hung on the fixed pin 126. Accordingly, the shaft pipe 119 is urged upward together with the overturn prevention bar 118 by the coil spring 124, and a pair of U-shaped engagement grooves 119a formed at opposing portions on the outer periphery of the upper end of the shaft pipe 119 are provided as described above. By being engaged with the pin 126, the fall prevention bar 118 is positioned and fixed at the fall prevention function position (operation position) shown in the figure.
[0006]
Thus, in order to house the fall prevention bar 118 in the fall prevention function position as described above, the fall prevention bar 118 is pushed down together with the shaft pipe 119 against the biasing force of the coil spring 124, and the shaft pipe 119. The fall prevention bar 118 may be rotated around the shaft pipe 119 in a state where the engagement between the engagement groove 119a and the pin 126 is released.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional storage structure described above, the state where the engagement between the engagement groove 119a of the shaft pipe 119 and the pin 126 is released by pressing the fall prevention bar 118 downward during the fall operation of the fall prevention bar 118 is maintained. However, since it is necessary to rotate the fall prevention bar 118 in the storing direction, it is difficult for the assistant to perform this storing operation only by operating the foot. In particular, since the auxiliary bar 120 is short, it is more difficult to operate the auxiliary bar 120 with a foot to return the fall prevention bar 118 from the storage position to the fall prevention function position. It is impossible to increase the length of the auxiliary bar 120 because it is necessary to avoid interference with the wheel during rotation.
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a wheelchair overturn prevention device that can easily store the overturn prevention bar by an operation of only a foot by an assistant. .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 is provided with a pair of left and right fall prevention bars that are located inside the left and right wheels and extend rearward from the rear part of the vehicle body, In a wheelchair overturn prevention device in which the top end of the overturn prevention bar is supported so as to be pivotable inward in the vehicle width direction about the substantially vertical direction as an axis, so that the overturn prevention bar can take a fall prevention function position and a storage position ,
Fixing means for fixing the fall prevention bar to the fall prevention function position;
Providing a release means for releasing the fixing of the fall prevention bar by the fixing means by a turning operation in substantially the same direction as the rotation of the fall prevention bar in the storage position direction;
The release means is a release lever rotatably supported by the stopper fixed to the upper end portion of the fall prevention bar. When the rotation operation of the release lever is continued, the release lever becomes the stopper. The fall prevention bar is pivoted inward in the vehicle width direction with the upper end portion as a center .
[0010]
According to a second aspect of the present invention, there is provided an engagement hole formed in a support portion that rotatably supports an upper end portion of the fall prevention bar, an urging means housed in the fall prevention bar, and the urging force. The fixing means is constituted by a pin urged in a direction engaging with the engagement hole by the means, and the release lever is rotatably supported by the stopper and acts on the urging means. It is a feature.
[0011]
The invention according to claim 3 is the invention according to claim 2, characterized in that at least one small hole having an inner diameter smaller than the outer diameter of the pin is formed in the support portion.
[0012]
The invention according to claim 4 is characterized in that the engagement hole and the small hole are formed in the support part so as to be vertically symmetrical with respect to a center line that bisects the support part in the axial direction. To do.
[0013]
The invention according to claim 5 is the invention according to claim 1, 2, 3 or 4, characterized in that a cover having a substantially flat upper surface is attached to an upper end of the fall prevention bar.
[0014]
Therefore, according to the first or second aspect of the present invention, the fixing of the overturn prevention bar by the fixing means can be released by operating the release means in substantially the same direction as the rotation of the overturn prevention bar in the storage position direction. Therefore, the fall prevention bar can be easily stored by the operation of only the foot by the assistant.
[0015]
According to the third aspect of the present invention, when the overturn prevention bar is in the storage position, the pin constituting the fixing means is configured to engage with the small hole formed in the support portion, thereby falling over in the storage position. The prevention bar can be temporarily fixed, and the temporary prevention state of the fall prevention bar can be released simply by lightly operating the fall prevention bar with your foot. Can be returned to the position of the fall prevention function.
[0016]
According to the fourth aspect of the present invention, since the engaging hole and the small hole are respectively formed at symmetrical positions with respect to the axial center of the support part, the parts constituting the support part are reversed and attached to the left and right parts. Can be shared between the left and right, and the cost can be reduced by reducing the types of parts.
[0017]
According to the fifth aspect of the present invention, the cover is attached to the upper end of the anti-falling bar in a state in which the anti-falling bar is housed because the cover having the substantially flat upper surface is attached to the upper end of the anti-falling bar. The front wheel caster at the front of the vehicle body can be easily lifted by stepping on the foot.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0019]
FIG. 1 is an inner side view of an electric wheelchair provided with the fall prevention device according to the present invention, and FIG. 2 is a plan view of the electric wheelchair.
[0020]
First, the schematic configuration of the electric wheelchair 1 shown in FIGS. 1 and 2 will be described. In the electric wheelchair 1, the front and rear portions of the vehicle body constituted by the pipe frame-like body frame 2 are a pair of left and right front wheel casters 3 and wheels. 4 is supported so that it can run freely.
[0021]
Thus, a cloth seat 5 (see FIG. 2) on which a passenger is to be seated is stretched at the center of the vehicle body, and a pair of left and right back pipes 2a are erected at the rear of the vehicle body frame 2. The upper end portion of each back pipe 2a is bent backward, and a grip 6 for an assistant is attached to the bent portion.
[0022]
A pair of left and right elbow pipes 2b extending horizontally from the middle height position of the back pipe 2a of the vehicle body frame 2 to the front of the vehicle body is bent at a substantially right angle at the front side portion and extends vertically downward, and the front wheel Each caster 3 is rotatably supported. Below the elbow pipe 2b, a pair of left and right seat pipes 2c and a base pipe 2d are arranged up and down substantially in parallel, and the front portion of the seat pipe 2c extends obliquely downward toward the front of the vehicle body. A pair of left and right steps 7 are attached to the extended end. The front end of each base pipe 2d is bound to each seat pipe 2c, and the lower end of each back pipe 2a is bound to the rear part thereof.
[0023]
Further, a pipe-like stay 8 is erected obliquely forward at the front end bent portion of the seat pipe 2c on the right side (right side for the occupant seated on the seat 5). An operation box 9 is attached. The operation box 9 is provided with a joystick 10 and a main switch 11.
[0024]
By the way, as shown in FIG. 2, a hand rim 12 is attached to the outside of each of the left and right wheels 4 so that the occupant can manually operate the wheels to turn the wheels. Each is incorporated. Each electric unit 13 includes an electric motor 14 as a drive source, a power transmission mechanism (not shown) including a reduction gear for reducing the rotation of the electric motor 14 and transmitting it to the axle, and rotation of the wheels 4. It includes a controller (not shown) that controls the speed and direction of rotation. The left and right electric units 13 are electrically connected to each other by a wire harness 15 shown in FIG.
[0025]
Further, in the electric wheelchair 1 according to the present embodiment, a battery 16 as a power source is detachably provided on the right electric unit 13 side. That is, a battery holder 17 is attached to the right electric unit 13, and the battery 16 is attached to and detached from the battery holder 17.
[0026]
Further, a pair of length-adjustable fall prevention bars 18 located inside the left and right wheels 4 are storably attached to the rear ends of the left and right electric units 13. As shown in FIG. 1, it extends obliquely downward toward the rear of the vehicle body, and a roller 19 is rotatably supported at its extended end (rear end).
[0027]
Thus, when the battery 16 is mounted on the battery holder 17 as shown, a connection terminal (not shown) provided on the battery 16 side is connected to the battery holder 17 (not shown). When the main switch 11 connected to the terminal and provided in the operation box 9 is turned on, the battery 16 supplies power to the left and right electric units 13 to drive each electric unit 13 independently, and the left and right electric motors. The rotation of 14 is transmitted to the left and right wheels 4, respectively, and each wheel 4 is independently driven and controlled along the operation of the joystick 10 by the occupant, and the electric wheelchair 1 is caused to travel according to the will of the occupant.
[0028]
Next, details of the storage structure of the fall prevention bar 18 constituting the fall prevention device according to the present invention will be described with reference to FIGS.
[0029]
3 is a cutaway side view of the fall prevention bar in the fall prevention function position, FIG. 4 is a plan view thereof, FIG. 5 is a side view of the bracket, FIG. 6 is a view in the direction of arrow A in FIG. FIG. 8 is a plan view of the main part showing a state when the fall prevention bar is stored, FIG. 8 is a plan view thereof, FIG. 9 is a broken plan view showing a temporary storage state of the fall prevention bar, and FIG. 10 is when the fall prevention bar is stored. FIG. 11 is a fragmentary plan view showing the main part side sectional view showing the state of FIG.
[0030]
As shown in FIG. 3, each fall-preventing bar 18 is bent in a letter-like shape when viewed from the side, and its upper end rotates to the rear end of each electric unit 13 via a bracket 20 made of sheet metal. Supported (slidable).
[0031]
Here, as shown in FIG. 9, one end of the bracket 20 is bent into an arc curved surface, and an inner cylinder 21 is fixed inside the bent portion 20 a, and the bracket 20 is fixed by three bolts 22. It is attached to the electric unit 13.
[0032]
Thus, as shown in FIG. 3, the upper end portion of the fall prevention bar 18 is inserted into the inner cylinder 21 from below, and the lower stopper 23 welded to the fall prevention bar 18 is formed on the lower surface of the inner cylinder 21. The tipping prevention bar 18 is positioned by contact. An upper stopper 24 is attached to the outer periphery of a portion of the fall prevention bar 18 that protrudes upward from the inner cylinder 21 by a fixing bolt 25. A cover that covers the upper end of the fall prevention bar 18 is provided above the upper stopper 25. 26 is attached by a bolt 27. The upper surface of the cover 27 forms a flat plane, and a gap S is partially formed in a part between the cover 26 and the upper stopper 24.
[0033]
In the above configuration, the overturn prevention bar 18 is supported so as to be able to turn substantially horizontally around the upper end portion inserted and held in the inner cylinder 21, but a U-shaped leaf spring 28 is formed inside the upper end portion. And the pin 29 attached thereto is accommodated. Here, as shown in FIG. 3, one end of the leaf spring 28 is locked to the inner surface of the fall prevention bar 18, and the other end extends to above the fall prevention bar 18 and faces the gap S.
[0034]
Incidentally, as shown in FIGS. 5, 6, 7, and 9, engagement holes 30 and 31 communicating with each other are formed at the same circumferential position of the inner cylinder 21 and the bracket 20. Small holes 32 and 33 having an inner diameter smaller than the outer diameter of the pin 29 are formed at two locations in the circumferential direction. Here, the plate spring 28, the pin 29, and the engagement holes 30 and 31 constitute a fixing means for fixing the fall prevention bar 18 to the fall prevention function position (operation position).
[0035]
The engagement holes 30 and 31 and the small holes 32 and 33 are formed at positions that are vertically symmetrical with respect to the axial center of the bracket 20 and the inner cylinder 21 (center line L in FIG. 5). As shown in FIG. 6, the engagement holes 30 and 31 are formed in a long hole shape that is long in the vertical direction.
[0036]
As shown in FIGS. 3 and 4, the upper stopper 24 and the lower stopper 23 are rotatably supported by a shaft 35 with a release lever 34 that is bent in a square shape in plan view. A claw 34a formed on a part of the release lever 34 is inserted into the cover 26 through the gap S formed between the cover 26 and the upper stopper 24, and the tip of the claw 34a is shown in FIG. It is in contact with one end. The release lever 34 constitutes a release means for releasing the fixation of the fall prevention bar 18 at the fall prevention function position.
[0037]
Thus, the pin 29 constituting the fixing means is always urged radially outward by the leaf spring 28, and when the fall prevention bar 18 is in the fall prevention function position as shown in FIGS. The pin 29 engages with the engagement holes 30 and 31 formed in the inner cylinder 21 and the bracket 20 to prevent the fall prevention bar 18 from rotating. In this state, the fall prevention bar 18 is in the fall prevention function position. It is positioned and fixed to perform its original function.
[0038]
And when accommodating the fall prevention bar 18 fixed to the fall prevention function position as mentioned above, the assistant should just push the end of the release lever 34 in the arrow direction of FIG. Then, the release lever 34 pivots about the shaft 35, and the pawl 34a is deformed as shown in FIG. 7 in order to push one end of the leaf spring 28, and is attached to the leaf spring 28. The pin 29 is disengaged from the engagement holes 30 and 31, and the fixed state of the fall prevention bar 18 is released. Then, when the release lever 34 is continuously pushed in the same direction, the release lever 34 comes into contact with the upper stopper 24 and the lower stopper 23 as shown in FIGS. 7 and 8, and the overturn prevention bar 18 is centered on the upper end thereof. As shown in FIG.
[0039]
In the above state, the tip of the pin 29 slides on the inner peripheral surface of the inner cylinder 21 in a state where it abuts on the inner peripheral surface of the inner cylinder 21, and the tip of the pin 29 is a small hole formed in the inner cylinder 21. When engaged with 32, the overturn prevention bar 18 is maintained in the temporary storage state shown in FIG. Here, since the inner diameter of the small hole 32 is smaller than the outer diameter of the pin 29 as described above, only the tip of the pin 29 is engaged with the small hole 32. Therefore, the fall prevention bar 18 is temporarily stored. It will be temporarily fixed in the state.
[0040]
Thus, if the release lever 34 is continuously operated thereafter, the temporary fixing of the fall prevention bar 18 is easily released, and when the tip of the pin 29 is engaged with the next small hole 33 as shown in FIGS. The fall prevention bar 18 is temporarily fixed at the storage position and stored.
[0041]
As described above, in the fall prevention device according to the present embodiment, the release lever 34 as the release means is operated in the substantially same direction as the rotation of the fall prevention bar 18 in the storage position direction. Since the fall prevention bar 18 can be released from being locked by engagement with 30 and 31, the assistant can simply rotate the fall prevention bar 18 toward the storage position by operating the release lever 34 with his / her foot. This can be stored.
[0042]
Even in the storage position, the fall-prevention bar 18 is only temporarily secured, so that the assistant can lightly operate the fall-prevention bar 18 with his / her foot to release the temporarily-prevented bar 18 from falling. The prevention bar 18 rotates about its upper end in the direction of the fall prevention function position, and the pin 29 is re-engaged with the engagement holes 30 and 31 as shown in FIG. It returns to the functional position and is fixed at that position.
[0043]
In the present embodiment, the engagement holes 30 and 31 and the small holes 32 and 33 are formed at positions that are vertically symmetrical with respect to the axial center (the center line L in FIG. 5) of the bracket 20 and the inner cylinder 21. If the bracket 20 and the inner cylinder 21 are reversed and attached to the left and right, these parts can be shared on the left and right, and the types of parts can be reduced to reduce costs.
[0044]
Further, in the present embodiment, since the cover 26 having a flat upper surface is attached to the upper end of the fall prevention bar 18, the assistant is attached to the upper end of the fall prevention bar 18 with the fall prevention bar 18 stored. The front wheel caster 3 at the front of the vehicle body can be easily lifted by stepping on the cover 26 with a foot.
[0045]
Although the present invention has been described with respect to an embodiment in which the present invention is applied particularly to a fall prevention device provided in an electric wheelchair, the present invention is applied to a fall prevention device for any other type of wheelchair such as a manual wheelchair or a manual electric wheelchair. Of course, the present invention can be similarly applied. In the above embodiment, the fall prevention bar is attached to the electric unit. However, the fall prevention bar may be attached to the vehicle body frame directly or via a bracket.
[0046]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, a fall prevention bar extending rearward from the rear portion of the vehicle body is provided, and one end of the fall prevention bar can be rotated about a substantially vertical direction as an axis. In the fall prevention device for a wheelchair that supports the fall prevention bar so that it can take the fall prevention function position and the storage position, a fixing means for fixing the fall prevention bar to the fall prevention function position, and the fall prevention bar Since the release means for releasing the fixing of the fall-prevention bar by the fixing means by the operation in the same direction as the rotation of the storage position in the storage position is provided, the fall-prevention bar can be easily stored by the operation of only the foot by the assistant. The effect that it can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an inner side view of an electric wheelchair including a fall prevention device according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of an electric wheelchair provided with the fall prevention device according to the present invention.
FIG. 3 is a cutaway side view of a fall prevention bar in a fall prevention function position.
FIG. 4 is a plan view of a fall prevention bar in a fall prevention function position.
FIG. 5 is a side view of the bracket.
6 is a view in the direction of arrow A in FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional side view of a main part showing a state at the start of the storing operation of the overturn prevention bar.
FIG. 8 is a plan view of relevant parts showing a state at the start of the storing operation of the fall prevention bar.
FIG. 9 is a cutaway plan view showing a temporary storage state of the overturn prevention bar.
FIG. 10 is a cross-sectional side view of a main part showing a state when the fall prevention bar is stored.
FIG. 11 is a cutaway plan view showing a state when the fall prevention bar is stored.
FIG. 12 is a side sectional view showing a conventional storage structure for a fall prevention bar.
[Explanation of symbols]
1 Electric wheelchair (wheelchair)
2 Body frame 18 Fall prevention bar (Fall prevention device)
20 Bracket (support)
21 Inner cylinder (support part)
26 Cover 28 Leaf spring (biasing means)
29 pins (fixing means)
30, 31 engagement hole (fixing means)
32, 33 Small hole 34 Release lever (release means)

Claims

左，右の各車輪の内側に位置し、車体の後部から後方に向かって延出する左，右一対の転倒防止バーを備え、前記転倒防止バーの上端部を略鉛直方向を軸中心として車幅方向内側に回動可能に支持して該転倒防止バーが転倒防止機能位置と収納位置を取り得るようにした車椅子の転倒防止装置において、
前記転倒防止バーを転倒防止機能位置に固定するための固定手段と、
前記転倒防止バーの収納位置方向の回動と略同方向の回動操作によって前記固定手段による転倒防止バーの固定を解除する解除手段を設け、
前記解除手段は、前記転倒防止バーの前記上端部に固定された前記ストッパに回動可能に支持された解除レバーであり、該解除レバーの前記回動操作を続けると、該解除レバーが前記ストッパに当接して前記転倒防止バーをその上端部を中心として前記車幅方向内側に回動させる
ことを特徴とする車椅子の転倒防止装置。Left, located inside of the wheels of the right, left extending from the rear of the vehicle body toward the rear, comprises a pair of right and anti-tip bar, car substantially vertical direction upper end portion of the anti-tip bar as the axial center In the fall prevention device for a wheelchair that is supported so as to be pivotable inside in the width direction so that the fall prevention bar can take the fall prevention function position and the storage position,
Fixing means for fixing the fall prevention bar to the fall prevention function position;
Providing a release means for releasing the fixing of the fall prevention bar by the fixing means by a turning operation in substantially the same direction as the turning position of the fall prevention bar;
The release means is a release lever rotatably supported by the stopper fixed to the upper end portion of the fall prevention bar. When the rotation operation of the release lever is continued, the release lever becomes the stopper. A wheelchair overturn prevention device, wherein the overturn prevention bar is rotated inwardly in the vehicle width direction with the upper end portion thereof as a center .

前記転倒防止バーの上端部を回動自在に支持する支持部に形成された係合孔と、前記転倒防止バーの内部に収納された付勢手段と該付勢手段によって前記係合孔に係合する方向に付勢されたピンとで前記固定手段を構成するとともに、前記解除レバーは、前記ストッパに回動可能に支持されて前記付勢手段に作用することを特徴とする請求項１記載の車椅子の転倒防止装置。An engagement hole formed in a support portion that rotatably supports the upper end portion of the fall prevention bar, an urging means housed in the fall prevention bar, and the urging means are engaged with the engagement hole. 2. The fixing means comprises a pin urged in a mating direction, and the release lever is rotatably supported by the stopper and acts on the urging means. A wheelchair fall prevention device.

前記支持部に前記ピンの外径よりも小さな内径を有する小孔を少なくとも１つ形成したことを特徴とする請求項２記載の車椅子の転倒防止装置。 The wheelchair overturn prevention device according to claim 2, wherein at least one small hole having an inner diameter smaller than an outer diameter of the pin is formed in the support portion.

前記係合孔と小孔を、前記支持部に、該支持部を軸方向に二分する中心線に対して上下対称位置となるようにそれぞれ形成したことを特徴とする請求項３記載の車椅子の転倒防止装置。 The wheelchair according to claim 3, wherein the engagement hole and the small hole are formed in the support portion so as to be vertically symmetrical with respect to a center line that bisects the support portion in the axial direction. Fall prevention device.

前記転倒防止バーの上端に上面が略扁平なカバーを被着したことを特徴とする請求項１，２，３又は４記載の車椅子の転倒防止装置。 The wheelchair overturn prevention device according to claim 1, 2, 3, or 4, wherein a cover having a substantially flat upper surface is attached to an upper end of the overturn prevention bar.