JP4467464B2 - 建設機械の制御装置及び建設機械の操作補正制御システム - Google Patents

建設機械の制御装置及び建設機械の操作補正制御システム Download PDF

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に係わり、特に、操作レバーの操作量に応じて電気的な操作信号を出力する操作レバー装置を有する建設機械の制御装置及び建設機械の操作補正制御システムに関する。
例えば、建設機械の1つである油圧ショベルは、下部走行体と、この下部走行体に旋回可能に設けた上部旋回体と、この上部旋回体に俯仰可能に接続され、ブーム、アーム、及びバケットを含む多関節型のフロント作業機とを備えている。これら下部走行体、上部旋回体、及びフロント作業機は、この油圧ショベルに備えられた油圧駆動装置の被駆動部材を構成している。この油圧駆動装置は、一般に、エンジン等の原動機と、この原動機によって駆動する少なくとも1つの油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された圧油により前記ブーム、アーム、バケットをそれぞれ駆動するブーム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、バケット用油圧シリンダ、前記下部走行体を走行させる走行用油圧モータ、及び前記上部旋回体を下部走行体に対し旋回させる旋回用油圧モータを含む複数の油圧アクチュエータと、上記の油圧ポンプからそれら複数の油圧アクチュエータへ供給される圧油の流れをそれぞれ制御する制御弁と、それら制御弁を操作する操作レバーをそれぞれ備えた複数の操作手段とを有する。
上記操作手段としては、大別して油圧パイロット方式と電気レバー方式とがある。油圧パイロット方式は、油圧源(例えばパイロットポンプ)からのパイロット元圧を操作レバーの操作量に応じて減圧弁で減圧することで操作量を油圧パイロット信号に変換し、油圧パイロット式の制御弁に設けた油圧駆動部へ供給し制御弁を切り換える。一方、電気レバー方式は、操作レバーの操作量を電気信号に置き換え出力するものであり、例えば操作レバーの回転運動を回転式のポテンショメータ(可変抵抗器)のセンサに連結して操作信号を出力し、この操作信号に対しコントローラにて所定の演算処理や増幅を行った後、指令信号として油圧パイロット式の制御弁へのパイロット圧を制御する電磁弁のソレノイド部へ出力し制御弁を切り換えるようになっている。
ところで、上記電気レバー方式の場合、ポテンションメータから出力する操作信号は、ポテンションメータの製造上の誤差(詳細には、非直線誤差やオフセット誤差等)に基づく特性のバラツキ、ポテンションメータの取り付け誤差やレバーとの連結機構部の整合誤差などにより、理想的な特性(設計仕様)からずれてしまう可能性がある。この点に鑑み、従来、操作信号を設計仕様に補正して出力する操作装置が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。この操作装置は、操作レバーの中立位置、一方側(プラス側)最大位置、及びその反対側(マイナス側)最大位置でのポテンションメータの操作信号(出力信号)の取り込みを設定指示するための3つのスイッチと、これらスイッチの設定に基づき操作レバーの中立位置、一方側最大位置、及び反対側最大位置での操作信号を取り込み、予め記憶された理想的な特性となるように補正するマイクロコンピュータとを備えている。そして、操作レバー装置の出力補正を行う作業者は、操作レバーを中立位置に保持した状態でスイッチを設定指示し、また操作レバーを一方側最大位置に保持した状態でスイッチを設定指示し、また操作レバーを反対側最大位置に保持した状態でスイッチを設定指示するようになっている。
実用新案登録第2607164号公報
しかしながら、上記従来技術には以下のような課題が存在する。
すなわち、油圧ショベル等の建設機械においては、複数の油圧アクチュエータに対応する複数の操作レバー装置を設けており、上記従来の操作レバー装置は、それぞれスイッチ及びマイクロコンピュータを備えている。そのため、操作レバー装置の出力補正を行う作業者は、操作レバー装置毎に操作レバーの位置操作とスイッチの設定操作とを交互に繰返し行う必要が生じ、その作業性が煩雑となっていた。
本発明の目的は、操作補正作業における作業性を向上することができる建設機械の制御装置及び建設機械の操作補正制御システムを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁と、前記油圧アクチュエータを手動操作する操作レバーを備え、その操作量に応じた操作信号を出力する操作レバー装置とを有する建設機械に設けられた建設機械の制御装置において、中立位置検出モードの指令信号、並びに最大位置検出モードの開始指令信号及び終了指令信号を入力する信号入力部と、前記信号入力部に前記中立位置検出モードの指令信号が入力されたとき、前記操作レバー装置からの操作信号を所定時間取り込み、変動幅や所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、取り込んだ操作信号を前記操作レバーの中立位置での操作信号として記憶手段に記録する第1の記録手段と、前記信号入力部に前記最大位置検出モードの開始指令信号が入力されてから終了指令信号が入力されるまでの間、前記操作レバー装置からの操作信号を取り込み、そのうちの最大及び最小となる操作信号の少なくとも一方を、所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、前記操作レバーの最大位置での操作信号として記憶手段に記録する第2の記録手段と、前記第1及び第2の記録手段で前記記憶手段に記録した前記操作レバーの中立位置及び最大位置での操作信号に基づいて、前記操作レバー装置から入力した操作信号を補正する操作信号補正手段と、前記操作信号補正手段で補正した操作信号に対し、記憶手段に予め設定記憶したテーブルに基づいて駆動信号を生成し前記電磁弁に出力する駆動信号制御手段とを備える。
)上記目的を達成するために、本発明の建設機械の操作補正制御システムは、油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁と、前記油圧アクチュエータを手動操作する操作レバーを備え、その操作量に応じた操作信号を出力する操作レバー装置と、中立位置検出モードの指令信号、並びに最大位置検出モードの開始指令信号及び終了指令信号を入力する信号入力部、前記信号入力部に前記中立位置検出モードの指令信号が入力されたとき、前記操作レバー装置からの操作信号を所定時間取り込み、変動幅や所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、取り込んだ操作信号を前記操作レバーの中立位置での操作信号として記憶手段に記録する第1の記録手段、前記信号入力部に前記最大位置検出モードの開始指令信号が入力されてから終了指令信号が入力されるまでの間、前記操作レバー装置からの操作信号を取り込み、そのうちの最大及び最小となる操作信号の少なくとも一方を、所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、前記操作レバーの最大位置での操作信号として記憶手段に記録する第2の記録手段、前記第1及び第2の記録手段で前記記憶手段に記録した前記操作レバーの中立位置及び最大位置での操作信号に基づいて、前記操作レバー装置から入力した操作信号を補正する操作信号補正手段、記憶手段に予め設定記憶したテーブルに基づいて、前記操作信号補正手段で補正した操作信号に対する駆動信号を生成し前記電磁弁に出力する駆動信号制御手段を備えた制御装置とを有する建設機械と、前記制御部の信号入力部に通信接続され、前記中立位置検出モード又は最大位置検出モードを指示入力可能とし、その指示入力に応じて前記中立位置検出モード又は前記最大位置検出モードの指令信号を出力する外部端末装置とを備える。
本発明によれば、作業者が外部端末装置等で中立位置検出モード及び最大位置検出モードを指示入力することにより、全ての操作レバー装置に対する補正作業を同時に若しくは順次行うことができる。したがって、操作補正作業における作業性を向上することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の適用対象となる建設機械の一例である小型の油圧ショベル(ミニショベル)の全体構造を表す側面図であり、図2は、小型の油圧ショベルの全体構造を表す上面図である。なお、以降、油圧ショベルが図1及び図2に示す状態にて操作者(オペレータ)が運転席に着座した場合における操作者の前側(図1中左側)、後側(図1中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側)、右側(図1中紙面に向かって奥側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
図1及び図2において、この油圧ショベルは、走行手段としての左・右の無限軌道履帯(クローラ)1L,1Rを備えた下部走行体2と、この下部走行体2の上部に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、この上部旋回体3の基礎下部構造をなす旋回フレーム4に垂直ピン(図示せず)を中心にして水平方向に回動可能に取り付けられたスイングポスト5と、このスイングポスト5に上下方向に回動可能に(俯仰可能に)取り付けられた多関節型のフロント作業機6と、旋回フレーム4上に設けられたいわゆるキャノピータイプの運転室7と、旋回フレーム4上の運転室7以外の大部分を覆う上部カバー8とを備えている。
下部走行体2は、略H字形状のトラックフレーム9と、このトラックフレーム9の左・右両側の後端近傍に回転自在に支持された駆動輪10L,10R(但し10Lのみ図1に図示)と、駆動輪10L,10Rをそれぞれ駆動する左・右走行用油圧モータ11L,11R(但し11Lのみ図1に図示)と、トラックフレーム9の左・右両側の前端近傍に回転自在に支持され、履帯1L,1Rを介し駆動輪10L,10Rの駆動力でそれぞれ回転される従動輪(アイドラ)12L,12R(但し12Lのみ図1に図示)と、トラックフレーム9の前方側に上下動可能に設けられ、ブレード用油圧シリンダ13により上下動する排土用のブレード14とを備えている。また下部走行体2の中央部には旋回台軸受(旋回輪)15が配置され、この旋回輪15の中心近傍に、下部走行体2に対し旋回フレーム4を旋回させる旋回用油圧モータ16(後述の図4参照)が内蔵されている。
スイングポスト5は、垂直ピン(図示せず)を介し旋回フレーム4に対し水平に回動可能となっている。またスイングポスト5は、旋回フレーム4に設けられたスイング用油圧シリンダ17に、連結ピン(図示せず)を介して連結されており、スイング用油圧シリンダ17の伸縮でスイングポスト5全体が鉛直方向の軸心まわりに回動することによって、フロント作業機6が左・右にスイングするようになっている。
フロント作業機6は、ブーム18と、ブーム18に回動可能に結合されたアーム19と、アーム19に回動可能に結合されたバケット20とを備えている。そして、ブーム18、アーム19、及びバケット20は、それぞれブーム用油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、及びバケット用油圧シリンダ23により動作する。
運転室7は、上記した旋回フレーム4上の左側に設けられており、操作者が着座する座席(運転席)24と、この座席24の上方に設けられたルーフ25と、このルーフ25を支持する支柱26とを有している。図3は、この運転室7内の詳細構造を表す図1中矢印A方向から見た矢視俯瞰図である。
この図3、及び前述の図1、図2において、運転室7内の操作者が着座する座席24より前方には、左・右走行用油圧モータ11L,11Rをそれぞれ駆動し油圧ショベルの前進又は後進走行等をさせるための手でも足でも操作可能な左・右走行用操作レバー27L,27R(但し27Lのみ図1に図示)が設けられている。
左走行用操作レバー27Lのさらに左側足元部分には、オプション用油圧アクチュエータ(例えばブレーカ用油圧モータ)を駆動するためのオプション用操作ペダル28Lが設けられている。右走行用操作レバー27Rのさらに右側足元部分には、スイング用油圧シリンダ17を駆動しスイングポスト5(言い換えればフロント作業機6全体)を左・右にスイングさせるためのスイング用操作ペダル28Rが設けられている。それら左・右走行用操作レバー27L,27R及び操作ペダル28L,28Rの前側には、操作者の前方への転落防止のための前ステー29が設けられている。
座席24の左側には、操作者の左側への転落防止のためのサイドステー30と、左コンソール31とが設けられ、座席24の右側には、前側又は後側に操作することでブレード用油圧シリンダ13を駆動しブレード14を上下動させるためのブレードレバー32と、キースイッチ33及びモニター等を備えた右コンソール34と、燃料タンク(図示せず)からの燃料供給を制御するための燃料レバー35とが設けられている。
そして、座席24の左側には、左側又は右側に操作することで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるとともに前側又は後側に操作することでアーム用油圧シリンダ22を駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせる十字操作式の旋回・アーム用手動操作レバー36Lを備えた電気レバー方式の操作レバー装置37L(後述の図4を参照)が設けられている。また座席24の右側には、左側又は右側に操作することでバケット用油圧シリンダ23を駆動しバケット20をクラウド又はダンプさせるとともに前側又は後側に操作することでブーム用油圧シリンダ21を駆動しブーム18を下げ又は上げる十字操作式のバケット・ブーム用手動操作レバー36R(後述の図4を参照)を備えた電気レバー方式の操作レバー装置37R(後述の図4を参照)が設けられている。
十字操作式の手動操作レバー36L,36Rのさらに左・右両側にはパイロットポンプ等の油圧源からの元圧を遮断させる誤操作防止用のロックレバー38L,38Rを備えたロック弁装置(図示せず)が設けられている。また、座席24の下側には、後述するコントローラ39(図4参照)が収納されている。
上部カバー8は、その内部に、エンジン40(後述の図4参照)、このエンジン40に駆動される油圧ポンプ41(後述の図4参照)、エンジン40の燃料を貯留する燃料タンク、及び油圧ポンプ41の圧油源となる作動油タンク、バッテリ等の機器を収納している。
以上説明した構成において、左・右無限軌道履帯1L,1R、上部旋回体3、スイングポスト5、ブレード14、ブーム18、アーム19、及びバケット20は、この油圧ショベルに備えられた油圧駆動装置により駆動される被駆動部材を構成している。
図4は、上記油圧駆動装置のうち上部旋回体3、ブーム18、アーム19、及びバケット20の駆動に係わる要部構成を本発明の建設機械の制御装置の一実施形態とともに表す油圧回路図である。
この図4において、上記エンジン(原動機)40と、このエンジン40により駆動される上記油圧ポンプ41と、この油圧ポンプ41から吐出される圧油によって駆動される上記旋回用油圧モータ16、上記ブーム用油圧シリンダ21、上記アーム用油圧シリンダ22、上記バケット用油圧シリンダ23を含む複数の油圧アクチュエータと、油圧ポンプ41からそれら旋回用油圧モータ16、ブーム用油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、バケット用油圧シリンダ23等に供給される圧油の流量をそれぞれ制御する例えば電気−油圧変換弁タイプの旋回用コントロールバルブ43、ブーム用コントロールバルブ44、アーム用コントロールバルブ45、バケット用コントロールバルブ46を含む弁ユニット47と、上部旋回体3、ブーム18、アーム19、及びバケット20の動作を指示する上記十字操作式の左・右手動操作レバー36L,36Rをそれぞれ備えた上記電気レバー方式の操作レバー装置37L、37Rと、上記コントローラ39とが設けられている。
操作レバー装置37Lは、中立位置(中立点)から前後方向及び左右方向に変位可能な上記十字操作式の左手動操作レバー36Lと、この左手動操作レバー36Lの前後方向の変位をリンク機構48Aを介し検出するポテンションメータ49Aと、左手動操作レバー36Rの左右方向の変位をリンク機構48Bを介し検出するポテンションメータ49Bとを備えている。これらポテンションメータ49A,49Bは、左手動操作レバー36Lの変位方向(十字方向のいずれの方向であるか)及び変位量(操作量)をそれぞれ検出し、これに応じた操作信号(出力電圧)をコントローラ39にそれぞれ出力するようになっている。
また、操作レバー装置37Rは、中立位置から前後方向及び左右方向に変位可能な上記十字操作式の右手動操作レバー36Rと、この右手動操作レバー36Rの前後方向の変位をリンク機構48Cを介し検出するポテンションメータ49Cと、右手動操作レバー37Rの左右方向の変位をリンク機構48Dを介し検出するポテンションメータ49Dとを備えている。これらポテンションメータ49C,49Dは、右手動操作レバー36Rの変位方向(十字方向のいずれの方向であるか)及び変位量(操作量)をそれぞれ検出し、これに応じた操作信号(出力電圧)をコントローラ39にそれぞれ出力するようになっている。
図5は、上記左手動操作レバー36Lの変位量に対するポテンションメータ49A,49Bの出力電圧の一例を表す特性図である。
この図5において、横軸は左手動操作レバー36Lの前後方向及び左右方向の変位量(変位角度)を、縦軸はポテンションメータ49A,49Bの出力電圧を示す。ポテンションメータ49Aの出力電圧は、左手動操作レバー36Lの前側操作領域(中立位置から前側最大位置まで)のほぼ全域にわたってその変位量に対応して減少し、後側操作領域(中立位置から後側最大位置まで)のほぼ全域にわたってその変位量に対応して増加するようになっている(言い換えれば、前側最大位置から後側最大位置に向かって単調増加の特性となっている)。また、ポテンションメータ49Aの出力電圧の理想的な特性線(設計仕様、図5中一点鎖線で図示)は、通常使用範囲をEmin〜Emax(例えば供給電圧5Vのうち0.5〜4.5V)に設定している。すなわち、操作レバー36Lの前側最大位置において最低出力電圧値Emin(例えば0.5V)、後側最大位置において最大出力電圧値Emax(例えば4.5V)となる。また、ポテンションメータ49Aの出力電圧の理想的な特性線は、左手動操作レバー36Lの前後方向の変位量がゼロのとき(言い換えれば操作レバー36Lが中立位置にあるとき)、最大出力電圧値Emaxと最低出力電圧値Eminの中間値Ecnt(例えば2.5V)に設定している。
ところで、ポテンションメータ49Aの出力電圧は、例えばポテンションメータ49Aの製造上の誤差に基づく特性のバラツキ、ポテンションメータ49Aの取り付け誤差やリンク機構48Aの整合誤差等の理由から、上記理想線からずれることがある。例えば図5に示すように、左手動操作レバー36Lの前側最大位置において最低出力電圧値Emin’(>Emin)、後側最大位置において最大出力電圧値Emax’(>Emax)、中立位置において電圧値Ecnt'(>Ecnt)となる。
同様に、ポテンションメータ49Bの出力電圧の理想線は、上述したポテンションメータ49Aの出力電圧の理想線と同様の特性となっており、左手動操作レバー36Lの左側最大位置から右側最大位置に向かって単調増加の特性となっている。また右手動操作レバー36Rの前後方向及び左右方向の変位量に対応するポテンションメータ49C,49Dの出力電圧の理想線は、ポテンションメータ49A,49Bの出力電圧の理想線と同様の特性となっている。なお、これらポテンションメータ49B,49C,49Dの出力電圧は、上述と同様の理由から理想線からずれることがある。
前述の図4に戻り、コントローラ39は、操作レバー装置37L,37Rからの操作信号(言い換えれば、上記ポテンションメータ49A〜49Dからの出力電圧)を入力する入力部50と、後述するコントローラ39の制御処理プログラムを記憶するとともに演算処理結果が記録される記憶部51(記憶手段)と、この記憶部51に記憶されたプログラムに基づいて演算処理を行う制御部52と、この制御部52で生成した駆動信号(制御信号)を旋回用コントロールバルブ43の電磁比例弁43A,43B、ブーム用コントロールバルブ44の電磁比例弁44A,44B、アーム用コントロールバルブ45の電磁比例弁45A,45B、及びバケット用コントロールバルブ46の電磁比例弁46A,46Bへそれぞれ出力する出力部53と、外部端末装置54に通信配線55等を介し通信接続する通信部56とを備えている。
外部端末装置54は、油圧ショベルとは別体で通信配線55を介しコントローラ39に着脱可能なものであり、例えば、画像表示する表示部(例えばLCD)57と、この表示部57に表示された画面で入力操作するためのカーソル操作部58a及びボタン操作部58b,58cとを備えている。そして、これらカーソル操作部58a及びボタン操作部58b,58cの入力操作により、中立位置検出モード又は最大位置検出モード(詳細は後述)の指令信号が通信配線55を介しコントローラ39の通信部56に出力されるようになっている。なお、通信配線55に代えて、例えば公知の通信機を設け、コントローラ39と外部端末装置54との間を無線信号で通信可能としてもよい。
ここで本実施形態の大きな特徴として、コントローラ39は、まず第1の機能として、外部端末装置54からの中立位置検出モードの指令信号に応じて、全てのポテンションメータ49A〜49Dから操作レバー37L,37Rの中立位置での出力電圧を検出して記憶部51に記録するようになっている。また、外部端末装置54からの最大位置検出モードの指令信号に応じて、全てのポテンションメータ49A〜49Dから操作レバー37L,37Rの最大位置(詳細には、前側最大位置、後側最大位置、左側最大位置、及び右側最大位置)での出力電圧を検出して記憶部51に記録するようになっている。このようなコントローラ39の詳細制御手順を図6及び図7により説明する。
図6は、上記コントローラ39の中立位置検出モードにおける制御処理内容を表すフローチャートである。
この図6において、まずステップ100で、通信部56に中立位置検出モードの開始指令信号が入力されたかどうかを判定する。中立位置検出モードの開始指令信号が入力されない場合は、ステップ100の判定が満たされず、この判定が繰り返される。一方、中立位置検出モードの開始指令信号が入力された場合は、ステップ100の判定が満たされ、ステップ110に移る。ステップ110では、制御部52は全てのポテンションメータ49A〜49Dからの出力電圧を取り込む。
そして、ステップ120に進み、中立位置検出モードの開始指令信号が入力されてからの時間を計測し、ステップ130に進んで、所定時間Δt(後述の図8参照)が経過したかどうかを判定する。所定時間Δtが経過しない場合は、ステップ130の判定が満たされず、ステップ110に戻って上記同様の手順を繰り返す。一方、所定時間Δtが経過した場合は、ステップ130の判定が満たされ、ステップ140に移る。ステップ140では、制御部52は全てのポテンションメータ49A〜49Dからの出力電圧の取り込みを終了する。
そして、ステップ150に進み、制御部52はポテンションメータ49A〜49Dからそれぞれ取り込んだ出力電圧に対し演算処理(詳細には、例えば大きく変動していないかどうか、また所定の範囲内にあるかどうか等の判定処理)を行い、ステップ160に進んで、ポテンションメータ49A〜49Dからそれぞれ取り込んだ出力電圧を各操作レバーの中立位置での出力電圧として記憶部51に記録する。
図7は、上記コントローラ39の最大位置検出モードにおける制御処理内容を表すフローチャートである。
この図7において、まずステップ200で、通信部56に最大位置検出モードの開始指令信号が入力されたかどうかを判定する。最大位置検出モードの開始指令信号が入力されない場合は、ステップ200の判定が満たされず、この判定が繰り返される。一方、最大位置検出モードの開始指令信号が入力された場合は、ステップ200の判定が満たされ、ステップ210に移る。ステップ210では、制御部52は全てのポテンションメータ49A〜49Dからの出力電圧を取り込む。
そして、ステップ220に進み、制御部52はポテンションメータ49A〜49Dからそれぞれ取り込んだ各出力電圧に対し最大値及び最小値を求める。その後、ステップ230に進んで、制御部52はポテンションメータ49A〜49Dの各出力電圧の最大値及び最小値に対し演算処理(詳細には、例えば所定の範囲内にあるかどうか等の判定処理)を行い、ステップ240に進んで、ポテンションメータ49A〜49Dのそれぞれ出力電圧の最大値及び最小値を各操作レバーの一方側最大位置及びその反対側最大位置での出力電圧として記憶部51に記録する。
そして、ステップ250に進み、通信部56に最大位置検出モードの終了指令信号が入力されたかどうかを判定する。最大位置検出モードの終了指令信号が入力されない場合は、ステップ250の判定が満たされず、ステップ210に戻って上記同様の手順を繰り返す。一方、最大位置検出モードの終了指令信号が入力された場合は、ステップ250の判定が満たされ、ステップ260に移る。ステップ260では、制御部52は全てのポテンションメータ49A〜49Dからの出力電圧の取り込みを終了する。
またコントローラ39の制御部52は、第2の機能として通常操作時(言い換えれば、中立位置検出モード及び最大位置検出モードでない場合)に、上述の記憶部51に記録した操作レバー36L,36Rの中立位置及び最大位置(詳細には、前側最大位置、後側最大位置、左側最大位置、及び右側最大位置)での出力電圧に基づいて、ポテンションメータ49A〜49Dからそれぞれ入力した出力電圧を前述の図5に示す理想線となるように補正する演算処理を行う。詳細には、ポテンションメータ49A〜49Dから入力した操作信号Ex'は、下記の式(1)又は(2)により操作信号Exに補正するようになっている。
操作レバー36L,36Rの前側操作領域及び右側操作領域においては(言い換えれば、Ecnt'≦Ex'≦Emax'の範囲では)、
Ex=(Emax−Ecnt)(Ex'−Ecnt')/(Emax'−Ecnt')+Ecnt・・・(1)
一方、操作レバー36L,36Rの後側操作領域及び左側操作領域においては(言い換えれば、Emin'≦Ex'<Ecnt'の範囲では)、
Ex=(Emin−Ecnt)(Ex'−Ecnt')/(Emin'−Ecnt')+Ecnt・・・(2)
そして、コントローラ39の制御部52は、上述の補正した操作信号に対し、記憶部51に予め設定記憶した演算テーブルに基づいて駆動信号を生成し、それら生成した駆動信号を電磁比例弁43A,43B〜46A,46Bにそれぞれ出力するようになっている。
電磁比例弁43A,43B〜46A,46Bは、コントローラ39からの駆動信号に基づき、パイロットポンプから導入された1次パイロット圧を減圧して操作パイロット圧を生成する。そして、この生成した操作パイロット圧をコントロールバルブ43〜46へそれぞれ出力して切り換え、油圧ポンプ41の圧油を旋回用油圧モータ16、ブーム油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、バケット用油圧シリンダ23にそれぞれ導くようになっている。
なお、上記において、コントローラ39の通信部56は、特許請求の範囲記載の中立位置検出モードの指令信号、並びに最大位置検出モードの開始指令信号及び終了指令信号を入力する信号入力部を構成する。また、コントローラ39の制御部52が行う図6のステップ100〜160は、信号入力部に中立位置検出モードの指令信号が入力されたとき、操作レバー装置からの操作信号を所定時間取り込み、変動幅や所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、取り込んだ操作信号を操作レバーの中立位置での操作信号として記憶手段に記録する第1の記録手段を構成し、コントローラ39の制御部52が行う図7のステップ200〜260は、信号入力部に最大位置検出モードの開始指令信号が入力されてから終了指令信号が入力されるまでの間、操作レバー装置からの操作信号を取り込み、そのうちの最大及び最小となる操作信号の少なくとも一方を、所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、操作レバーの最大位置での操作信号として記憶手段に記録する第2の記録手段を構成する。
また、コントローラ39の制御部52は、第1及び第2の記録手段で記憶手段に記録した操作レバーの中立位置及び最大位置での操作信号に基づいて、操作レバー装置から入力した操作信号を補正する操作信号補正手段を構成し、また第1及び第2の記録手段で記憶手段に記録した操作レバーの中立位置及び最大位置での操作信号に基づいて、操作レバー装置から入力した操作信号を補正する駆動信号制御手段を構成する。
次に、本実施形態における動作及び作用効果を説明する。
(1)操作補正作業時
図8は、中立位置検出モード時の動作を説明するための操作信号の経時変化を表す図であり、図9は、最大位置検出モード時の動作を説明するための操作信号の経時変化を表す図である。
例えば全ての操作レバー36L,36Rを中立位置とした状態で(図8に示す時間t)、作業者が外部端末装置54で中立位置検出モードを指示入力し、その指令信号がコントローラ39に入力されると、前述の図6に示すステップ100の判定が満たされステップ110〜140において、コントローラ39は全てのポテンションメータ49A〜49Dからの操作レバー36L,36Rの中立位置での出力電圧を所定時間Δt検出し(図8に示す時間t〜t)、ステップ150及び160において、ポテンションメータ49A〜49Dの各操作レバーの中立位置での出力電圧(Ecnt')を記憶部51に記録する。
また例えば作業者が外部端末装置54で最大位置検出モードの開始を指示入力し、その開始指令信号がコントローラ39に入力されると、前述の図7に示すステップ200の判定が満たされ、さらに例えば作業者が操作レバー36L,36Rをそれぞれ最大位置(詳細には、前側最大位置、後側最大位置、左側最大位置、及び右側最大位置)に操作すると、ステップ210〜240において、コントローラ39は全てのポテンションメータ49A〜49Dからの出力電圧を取り込み、各出力電圧の最大値及び最小値を求める。
詳細には、図9に示すように、最大位置検出モード開始時に(時間t)、ポテンションメータからの出力電圧Eを取り込み、その後、ポテンションメータからの出力電圧E(<E)を取り込んだときに(時間t)、出力電圧の大小判定を行って最大電圧値E及び最小電圧値Eを記憶部51に記録する(なお、最大電圧値Eが所定の範囲内にないと判定し、最小電圧値Eのみを記録してもよい)。その後、ポテンションメータからの出力電圧E(>E)を取り込んだときに(時間t)、出力電圧の大小判定を行って最大電圧値E及び最小電圧値Eを記憶部51に更新記録する。その後、ポテンションメータからの出力電圧E(<E)を取り込んだときに(時間t)、出力電圧の大小判定を行って最大電圧値E及び最小電圧値Eを記憶部51に更新記録する。その後、ポテンションメータからの出力電圧E(但しE<E<E)を取り込んだときに(時間t)、出力電圧の大小判定を行って最大電圧値E及び最小電圧値Eのままとする。
そして、例えば作業者が外部端末装置54で最大位置検出モードの終了を指示入力し、その終了指令信号がコントローラ39に入力されると、ステップ250の判定が満たされステップ260において、全てのポテンションメータ49A〜49Dからの出力電圧の取り込みを終了する。その結果、例えば上記最終の最大電圧値E及び最小電圧値Eが操作レバーの一方側最大位置の出力電圧値(Emax')及び他方側最大位置での出力電圧値(Emin')として記憶部51に記録される。
(2)通常操作時
例えば掘削作業等を行うことを目的として操作者(オペレータ)が操作レバー36L,36Rを操作すると、コントローラ39は、操作レバー装置37L,37Rから入力した操作信号(言い換えれば、ポテンションメータ49A〜49Dから入力した出力電圧)を、上述の記憶部51に記録した操作レバー36L,36Rの中立位置及び最大位置での出力電圧に基づいて補正し、この補正した操作信号に対し、記憶部51に予め設定記憶した演算テーブルに基づいて駆動信号を生成し電磁比例弁43A,43B〜46A,46Bにそれぞれ出力する。電磁比例弁43A,43B〜46A,46Bはコントロールバルブ43〜46へのパイロット圧をそれぞれ制御し、これによって油圧ポンプ41から油圧アクチュエータ(旋回用油圧モータ16、ブーム油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、及びバケット用油圧シリンダ23)への圧油の流れが制御される。その結果、操作レバー装置37L,37Rに製造上の誤差等が生じた場合でも、操作レバー36L,36Rの操作位置に適正対応した油圧アクチュエータの動作を確保することができる。
以上のように本実施形態においては、作業者が外部端末装置54等で中立位置検出モード及び最大位置検出モードを指示入力することにより、全ての操作レバー装置37L,37R(言い換えれば、全てのポテンションメータ49A〜49D)に対する補正作業を同時に若しくは順次行うことができる。したがって、操作補正作業における作業性を向上することができる。
なお、以上においては、建設機械の一例として油圧ショベルを例にとって説明したが、これに限られず、例えばホイールローダ等に対しても適用でき、この場合も同様の効果を得る。
本発明の適用対象となる小型の油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。 本発明の適用対象となる小型の油圧ショベルの全体構造を表す上面図である。 図1中矢印A方向から見た矢視俯瞰図である。 本発明の建設機械の操作補正制御システムの一実施形態をその油圧駆動装置のうち上部旋回体、ブーム、アーム、及びバケットの駆動に係わる要部構成とともに表す回路図である。 本発明の建設機械の操作補正制御システムの一実施形態における操作レバーの変位量に対するポテンションメータの出力電圧の一例を表す特性図である。 本発明の建設機械の制御装置の一実施形態における中立位置検出モードの制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の制御装置の一実施形態における最大位置検出モードの制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の操作補正制御システムの一実施形態における中立位置検出モード時の動作を説明するための操作信号の経時変化を表す図である。 本発明の建設機械の操作補正制御システムの一実施形態における最大位置検出モード時の動作を説明するための操作信号の経時変化を表す図である。
符号の説明
16 旋回用油圧モータ
21 ブーム用油圧シリンダ
22 アーム用油圧シリンダ
23 バケット用油圧シリンダ
36L,36R 操作レバー
37L,37R 操作レバー装置
39 コントローラ
41 油圧ポンプ
43 旋回用コントロールバルブ
43A,43B 電磁比例弁
44 ブーム用コントロールバルブ
44A,44B 電磁比例弁
45 アーム用コントロールバルブ
45A,45B 電磁比例弁
46 バケット用コントロールバルブ
46A,46B 電磁比例弁
51 記憶部(記憶手段)
52 制御部(第1の記録手段、第2の記録手段、操作信号補正手段、駆動信号制御手段)
54 外部端末装置
56 通信部(信号入力部)

Claims (2)

  1. 油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁と、前記油圧アクチュエータを手動操作する操作レバーを備え、その操作量に応じた操作信号を出力する操作レバー装置とを有する建設機械に設けられた建設機械の制御装置において、
    中立位置検出モードの指令信号、並びに最大位置検出モードの開始指令信号及び終了指令信号を入力する信号入力部と、
    前記信号入力部に前記中立位置検出モードの指令信号が入力されたとき、前記操作レバー装置からの操作信号を所定時間取り込み、変動幅や所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、取り込んだ操作信号を前記操作レバーの中立位置での操作信号として記憶手段に記録する第1の記録手段と、
    前記信号入力部に前記最大位置検出モードの開始指令信号が入力されてから終了指令信号が入力されるまでの間、前記操作レバー装置からの操作信号を取り込み、そのうちの最大及び最小となる操作信号の少なくとも一方を、所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、前記操作レバーの最大位置での操作信号として記憶手段に記録する第2の記録手段と、
    前記第1及び第2の記録手段で前記記憶手段に記録した前記操作レバーの中立位置及び最大位置での操作信号に基づいて、前記操作レバー装置から入力した操作信号を補正する操作信号補正手段と、
    前記操作信号補正手段で補正した操作信号に対し、記憶手段に予め設定記憶したテーブルに基づいて駆動信号を生成し前記電磁弁に出力する駆動信号制御手段とを備えたことを特徴とする建設機械の制御装置。
  2. 油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁と、前記油圧アクチュエータを手動操作する操作レバーを備え、その操作量に応じた操作信号を出力する操作レバー装置と、中立位置検出モードの指令信号、並びに最大位置検出モードの開始指令信号及び終了指令信号を入力する信号入力部、前記信号入力部に前記中立位置検出モードの指令信号が入力されたとき、前記操作レバー装置からの操作信号を所定時間取り込み、変動幅や所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、取り込んだ操作信号を前記操作レバーの中立位置での操作信号として記憶手段に記録する第1の記録手段、前記信号入力部に前記最大位置検出モードの開始指令信号が入力されてから終了指令信号が入力されるまでの間、前記操作レバー装置からの操作信号を取り込み、そのうちの最大及び最小となる操作信号の少なくとも一方を、所定の範囲内にあるか否かの判定処理を行った上で、前記操作レバーの最大位置での操作信号として記憶手段に記録する第2の記録手段、前記第1及び第2の記録手段で前記記憶手段に記録した前記操作レバーの中立位置及び最大位置での操作信号に基づいて、前記操作レバー装置から入力した操作信号を補正する操作信号補正手段、記憶手段に予め設定記憶したテーブルに基づいて、前記操作信号補正手段で補正した操作信号に対する駆動信号を生成し前記電磁弁に出力する駆動信号制御手段を備えた制御装置とを有する建設機械と、
    前記制御部の信号入力部に通信接続され、前記中立位置検出モード又は最大位置検出モードを指示入力可能とし、その指示入力に応じて前記中立位置検出モード又は前記最大位置検出モードの指令信号を出力する外部端末装置とを備えたことを特徴とする建設機械の操作補正制御システム。
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