JP4467361B2 - ***物処理装置および汚物処理装置のホース洗浄方法 - Google Patents

***物処理装置および汚物処理装置のホース洗浄方法 Download PDF

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Description

汚物吸引ホース内を洗浄する***物処理装置および汚物処理装置のホース洗浄方法に関する。
一般に、オムツに、汚物吸引ホースと送風ホースとが着脱自在に接続され、送風ホースを介して洗浄水および空気を混合してオムツ内に噴射するとともに、汚物吸引ホースを介してオムツ内の汚物を吸引する***物処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−153498号公報
上記***物処理装置では、次第に汚物吸引ホース内が汚物で汚れてくるので、汚物吸引ホース内を洗浄する必要がある。
しかしながら、この汚物吸引ホースを洗浄する際には、当該汚物吸引ホースをオムツおよび***物処理装置本体から取り外して介護者が洗浄しなければならなかったため、汚物吸引ホースの洗浄作業が介護者にとって大きな負担となっていた。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、汚物吸引ホース内を簡単に洗浄することができる***物処理装置および汚物処理装置のホース洗浄方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、***物処理装置であって、洗浄水ホースと汚物吸引ホースと前記洗浄水ホースよりも内径が大きな送風ホースとの各一端を接続部材に固定し当該接続部材を着脱自在にオムツに接続し、前記送風ホースを介して洗浄水および空気を混合して前記オムツ内に噴射するとともに、前記汚物吸引ホースを介して前記オムツ内の汚物を吸引する吸引工程と、前記洗浄水ホースを介して洗浄水を前記オムツ内に噴射する洗浄工程とを行う***物処理手段を備え、前記汚物吸引ホースと前記送風ホースとを連通する流通経路、及び前記洗浄水ホースを閉塞する閉塞部材を有し、前記オムツから取り外した前記接続部材に装着可能なアダプタを備え、前記接続部材に前記アダプタを装着した状態で、前記***物処理手段によって吸引工程を行うことで、前記送風ホースから噴射される洗浄水および空気を前記汚物吸引ホースに導き前記汚物吸引ホース内を洗浄することを特徴とする。
また、上記***物処理装置において、前記送風ホースから洗浄水および空気を噴射させて前記汚物吸引ホース内を洗浄する洗浄運転を行わせるスイッチを備えてもよい。
また、洗浄水ホースと汚物吸引ホースと前記洗浄水ホースよりも内径が大きな送風ホースとの各一端を接続部材に固定し当該接続部材を着脱自在にオムツに接続し、前記送風ホースを介して洗浄水および空気を混合して前記オムツ内に噴射するとともに、前記汚物吸引ホースを介して前記オムツ内の汚物を吸引する吸引工程と、前記洗浄水ホースを介して洗浄水を前記オムツ内に噴射する洗浄工程とを行う***物処理手段を備えた汚物処理装置のホース洗浄方法であって、前記汚物吸引ホースと前記送風ホースとを連通する流通経路、及び前記洗浄水ホースを閉塞する閉塞部材を有し、前記オムツから取り外した前記接続部材に装着可能なアダプタを設け、前記接続部材に前記アダプタを装着した状態で、前記***物処理手段によって吸引工程を行うことで、前記送風ホースから噴射される洗浄水および空気を前記汚物吸引ホースに導き前記汚物吸引ホース内を洗浄することを特徴とする。
本発明によれば、汚物吸引ホース内を簡単に洗浄することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる***物処理システム1の構成を示す図である。この図1に示すように、***物処理システム1は、使用者3の腰臀部に装着されるオムツ12と、オムツ12内部の***物または汚水を吸引し蓄積する***物処理装置14と、使用者3が横たわるマット10とを備えている。オムツ12と***物処理装置14とは、汚物吸引ホース16、洗浄水ホース17および送風ホース18により接続され、***物処理装置14は、洗浄水ホース17や送風ホース18を介して洗浄水や空気をオムツ12内に供給し、汚物吸引ホース16を介してオムツ12内の汚物を吸引する。
図2は、***物処理装置14の外観を示す斜視図である。また、図3は、オムツ12の外観構成を示す斜視図である。また、図4は、オムツ12の展開図である。
***物処理装置14は、***物処理本体14aを備え、この***物処理本体14aは、筐体15の収納部15aに収納されている。この筐体15の収納部15aの天部には、***物処理本体14aの一部としての***タンク200および除臭・殺菌器207を露出させたり、この収納部15aを閉塞する開閉自在の蓋体15bが設けられている。
オムツ12は、図3に示すように、使用者3に装着された状態では、股下が短く膝上丈の、いわゆるショーツ(ショートパンツ)を摸した外観をなしており、その股間に位置する箇所には、汚物収集トレイ120及びカップ121が設けられている。
汚物収集トレイ120のトレイ本体120aには、図4に示すように、汚物吸引ホース接続口122、洗浄水ホース接続口123、及び送風ホース接続口124を有する接続部125が設けられている。
汚物吸引ホース接続口122には、汚物吸引ホース16が取り付けられ、オムツ12内の***物および汚水等の汚物が、***物処理装置14の吸引機構(後述)により、汚物吸引ホース接続口122から汚物吸引ホース16を通して***物処理装置14に吸引され、図2に示す***物処理装置14の***タンク200に貯留される。
洗浄水ホース接続口123には、洗浄水ホース17が取り付けられ、***物処理装置14から洗浄水が、洗浄水ホース17を介してオムツ12内に供給される。また、送風ホース接続口124には、送風ホース18が取り付けられ、***物処理装置14から空気あるいは空気とともに洗浄水が、送風ホース18を介してオムツ12内に供給される。
各ホース16、17、18の一端は、図3に示すように、汚物収集トレイ120の接続部125に着脱自在に接続するための接続部材19に固定されている。この接続部材19を汚物収集トレイ120の接続部125に取り付けた際には、汚物吸引ホース16の一端が、汚物吸引ホース接続口122に接続され、洗浄水ホース17の一端が、洗浄水ホース接続口123に接続され、送風ホース18の一端が、送風ホース接続口124に接続される。
オムツ12は、図4に示すように、カップ121から前方に延在し使用者3の臍下付近を覆う腹当て部12aと、汚物収集トレイ120から後方に延在し、使用者3の臀部を覆う背当て部12bとを有している。すなわち、オムツ12は、腹当て部12aを備えたカップ121と、背当て部12bを備えた汚物収集トレイ120とを上下に重ね合わせて接続した形状と略等しい形状を有している。
オムツ12の腹当て部12aおよび背当て部12bは、通気性が良く、なおかつ、水分を通さない素材(例えばPTFE:ポリテトラフロロエチレン)から形成されており、使用者3が長時間装着し続けても、発汗によるムレが防止されるようになっている。
また、背当て部12bの左側部12bLと右側部12bRには、止着部126が夫々取り付けられている。これら止着部126の上面(図面上面)には、夫々ベルクロワファスナー(いわゆる、マジックテープ(登録商標))が貼着されており、止着部126が腹当て部12aの表面に止着する構成となっている。
使用者3にオムツ12を装着する場合には、カップ121および汚物収集トレイ120を股間にあてがう一方、従来のオシメをはかすように、背当て部12bを臀部に、腹当て部12aを臍下付近にあてがい、腰および大腿部に巻き付けるべく背当て部12bの両側部12bL、12bRに設けられた止着部126を腹当て部12aの上面まで運んで貼付固定する。
図5はオムツ12の側面図であり、また、図6はその断面図である。これら図5および図6に示すように、オムツ12は、湾曲したカップ121と、背面(使用者3の臀部に対向する面)を略平面とし、底面の一端に、各ホース接続口122、123、124が一体に成形された汚物収集トレイ120とを上下に重ねた構成となっている。
また、図6に示すように、この汚物収集トレイ120の背面の一端には、洗浄水ホース接続口123を介して供給された洗浄水を噴射するため、先端に小孔を有する洗浄口130a、130bを備えると共に、背面の他端には、汚物吸引ホース接続口122に向けて設けられ、且つ、洗浄口130a、130bに夫々設けられた小孔より大きな開口面積を有する洗浄口134aを備えており、各洗浄口130a、130bには、洗浄水ホース接続口123を介して***物処理装置14から洗浄水が供給され、洗浄口134aには、洗浄水ホース接続口123よりも太い径の送風ホース接続口124を介して***物処理装置14から空気と洗浄水とが混合されて供給される構成となっている。
洗浄口134aは、汚物を汚物吸引ホース接続口122が設けられている方へ押し流すためのものであり、汚物収集トレイ120の背面(使用者3の臀部に対向する面)に設けられ、その噴射口の方向が汚物吸引ホース接続口122を向くように設定されている。洗浄口130aは、使用者3の肛門を洗浄するためのものであり、汚物吸引ホース接続口122付近に設けられ、その噴射口の方向は、洗浄水が使用者3の肛門に向けて噴射されるように設定されている。また、洗浄口130bは、女性使用者3の陰部を洗浄するためのものであり、使用者3の下腹部に相当する位置付近に設けられ、その噴射口の方向は、洗浄水が女性使用者3の陰部に向けて噴射されるように設定されている。なお、洗浄水は、使用者3の不快感を招かぬよう適度な温度の温水であることが望ましい。このように、汚物収集トレイ120には、女性の陰部(特に、尿内、ちつ等)を洗浄するための洗浄口130bが設けられているため、排尿後も陰部を清潔に保ち、不快感を覚えることのないようになっている。なお、使用者3が男性である場合を考慮して、洗浄水ホース17と洗浄口130bとの間に開閉弁などを設け、洗浄口130aからの洗浄水噴射を選択的に行う構成としても良い。
さらに、汚物収集トレイ120の背面には、複数個の水分検知センサ217が設けられており、使用者3から***物が***されたか否かを検出するものとなっている。この水分検知センサ217で検出されたことを示す信号は、信号配線219(図2)により、後述する***物処理装置14の制御部216(図7)へ伝達される。
このような構成の下、使用者3が***した後、***物処理装置14から洗浄口134aに洗浄水と空気とが混合されて供給される。これにより、***物が汚物吸引ホース接続口122の方へ流される。次いで、***物処理装置14は、洗浄口130a、130bに洗浄水が供給され、使用者3の肛門および陰部の洗浄が行われる。なお、使用者3が男性である場合など、陰部の洗浄が必要ない場合には、洗浄口130bから洗浄水を噴出しない構成としても良い。
この構成において、***物は汚物吸引ホース接続口122を介して洗浄水や尿などと共に、***物処理装置14により汚物吸引ホース16を経由して吸引排出される。この汚物吸引ホース16は、***物処理装置14が汚物を空気の圧力差で吸引しても管径が変化しないよう剛性をもった屈曲管で形成されている。
次いで、***物処理装置14について説明する。図7は、***物処理装置14の構成を示す模式図である。この図7において、***タンク200は、***物および汚物(洗浄水など)を貯留するものであり、上述のように、汚物吸引ホース16を介してオムツ12の汚物吸引ホース接続口122に接続されている。***タンク200の内部には、このタンク内に貯留された汚物および***物の液面位置を検出する液面センサ201が設けられており、***タンク200に貯留されている***物および汚物の量が検出される。
205は、送風ブロワである。また、***タンク200の上部の出口には、液体を除去し気体のみを通過させるセパレータ202が設けられ、このセパレータ202(すなわち、***タンク200の出口)は、空気管140、脱臭・除菌器207、空気管141を経て送風ブロワ205の吸込口に接続されている。一方、送風ブロワ205の吐出口には、空気管143、分岐管144、空気管145が順次接続され、空気管145が、送風ホースを介して送風ホース接続口124(図6)に接続される。これによって、洗浄口134aを通ってオムツ12内に空気が供給される。空気管143と空気管145との間に介挿されている分岐管144の分岐先には、空気管150、二方弁218、空気管151、分岐管170が順次接続されている。
210は、洗浄水を貯留する洗浄水タンクである。この、洗浄水タンク210の底部には、貯留されている洗浄水を暖める温水ヒータ211が設けられ、また、洗浄水タンク210の内部には、貯留洗浄水の水温を検出するサーミスタ212と、貯留洗浄水の量を検出するフロートセンサ(水位計)213とが設けられており、貯留洗浄水の量と、その水温とを監視可能になっている。洗浄水タンク210の上部には、図示せぬ注入口が設けられており、この洗浄水タンク210に洗浄水を給水する場合には、その注入口から注入する。また、洗浄水タンク210の下部には、水抜コック(活栓)214を備える水管147が接続されており、洗浄水タンク210から洗浄水を抜く場合には、水抜コック214を開き、水管147から洗浄水を外部に流出させる。さらに、洗浄水タンク210に設けられた水出口には、水管148、ウォータポンプ215、水管149、分岐管170、水管152が順次接続される。この水管152が、洗浄水ホース17を介して洗浄水ホース接続口123(図6)に接続される。これにより洗浄口130a、130bを通じてオムツ12内に洗浄水が供給される。
***物処理装置14は、当該***物処理装置14全体を制御する制御部216を備えており、この制御部216によって、送風ブロワ205、温水ヒータ211、ウォータポンプ215、二方弁218等が制御される。
次に、***物処理装置14の動作について図6及び図7を参照しながら説明する。なお、二方弁218は初期状態において閉鎖されている。
この動作は吸引工程、洗浄工程、水抜工程の3工程に大別される。
まず、吸引工程は、オムツ12から***物などを吸引する動作であり、制御部216は、二方弁218を開き、送風ブロワ205を動作させる。これにより、***タンク200内は、送風ブロワ205によって空気が吸引されて負圧に保たれ、汚物収集トレイ120に設けられた汚物吸引ホース接続口122より汚物吸引ホース16、***タンク200、送風ブロワ205に向かって空気が流れる一方、送風ブロワ205の吐出口から空気管143、空気管145、送風ホース18、洗浄口134aを通って、オムツ12内に空気が循環する。
このとき、制御部216がウォータポンプ215を運転させることにより、洗浄水が洗浄水タンク210から水管148、水管149、分岐管170、二方弁218を経て空気管145へと流入する。これは、上述のように、洗浄口134aの開口面積が、洗浄口130a、130bに夫々設けられた小孔より大きな面積を有するため、圧損が低いからである。そして、この空気管145内で前記洗浄水と空気とが混合された状態で、送風ホース18を介してオムツ12に送水され、洗浄口134aから噴射されることで汚物の流動性を高めることにより汚物の吸引を行うものである。
さらに詳述すると、送風ブロワ205が運転すると、***タンク200が負圧に保たれ、セパレータ202により、***タンク200内の空気だけが空気管140に導かれ、除臭・殺菌器207によって空気に含まれる臭気の除去と、殺菌とが行われ、送風ブロワ205の吸込口に流入する。また、送風ブロワ205の吐出口から吐出された空気は、上記のように臭気と除菌が行われてオムツ12内に導かれ、オムツ12内が衛生に保たれる。
次に、洗浄工程は、使用者3の各部位を洗浄する動作であり、先ず、制御部216は、送風ブロワ205を動作させる。これにより、***タンク200内は、送風ブロワ205によって空気が吸引されて負圧に保たれ、汚物収集トレイ120に設けられた汚物吸引ホース接続口122より汚物吸引ホース16、***タンク200、送風ブロワ205に向かって空気が流れる一方、送風ブロワ205の吐出口から空気管143、空気管145、送風ホース18、洗浄口134aを通って、オムツ12内に空気が循環する。
このとき、ウォータポンプ215を運転させることにより、洗浄水タンク210から洗浄水が水管148、水管149、分岐管170、洗浄水ホース17を経てオムツ12の洗浄口130a、130bから噴射される。つまり、この洗浄工程にあっては、オムツ12内から洗浄水を吸引するために、上述した吸引工程における空気の循環と同様の空気の循環も合わせて行われる。
水抜工程は、洗浄水ホース17内に溜まった洗浄水を排水する動作であり、制御部216は、洗浄工程終了の後(すなわち、ウォータポンプ215の停止後)、二方弁218を開き、送風ブロワ205を運転させる。これによって、送風ブロワ205から吐出される空気の一部が、分岐管144、空気管150、二方弁218、空気管151、分岐管170、水管152を経て洗浄水ホース17に導かれるため、洗浄水ホース17内に溜まった洗浄水を排水できる。これにより、次回洗浄開始時に水管内に溜まった低温の水を少なくでき、使用者3へ噴出する低温の洗浄水を少なくできる。
さて、オムツ12の各接続口122、123、124は、図4乃至図6に示すように、パイプ状に形成されており、トレイ本体120aから外部に向けて突出している。本実施形態では、洗浄水ホース接続口123の周面に沿って係止板301が設けられている。
図8は、接続部材19を示す斜視図である。
接続部材19は、汚物収集トレイ120の突出した各接続口122、123、124に、各ホース16、17、18を突き当てる形状のメス型のアダプタであり、各ホース16、17、18の端面には、パッキン306、307、308が設けられている。
この接続部材19における洗浄水ホース17を挟む両側には、洗浄水ホース接続口123に設けた係止板301に係止される係止爪311を有する操作部312が設けられている。これら操作部312は、操作者が指で摘むことによって揺動可能となっている。
接続部材19を接続部125に嵌合させると、各操作部312の係止爪311が係止板301に係止され、汚物吸引ホース16が汚物吸引ホース接続口122に、洗浄水ホース17が洗浄水ホース接続口123に、送風ホース18が送風ホース接続口124に、それぞれ密着結合されることになる。
また、接続部材19を接続部125から離脱させる際には、操作者が操作部312を摘むことにより係止爪311と係止板301との係止状態が解除され、接続部材19を接続部125から離脱させることができる。
ところで、上記***物処理装置14を動作させると、汚物吸引ホース16の内部に汚物が付着し、汚物吸引ホース16内が汚物で汚れてくるので、汚物吸引ホース16内を洗浄する必要性がある。
そこで、汚物吸引ホース16内を洗浄するために、まず、介護者によって、汚物吸引ホース16、洗浄水ホース17および送風ホース18がオムツ12から取り外される。つまり、接続部材19が接続部125から離脱される。
図9は、汚物吸引ホース16を洗浄する際の***物処理装置14の接続構成を示す図である。
本実施形態では、汚物吸引ホース16、洗浄水ホース17および送風ホース18がオムツ12から取り外された際に、汚物吸引ホース16と送風ホース18とを連通させ、送風ホース18から噴射される洗浄水および空気を、汚物吸引ホース16に導くアダプタ313が、接続部材19に接続される。
図10は、接続部材19とアダプタ313との接続状態を示す側断面図である。
アダプタ313が接続部材19に接続される部分の外観は、汚物収集トレイ120における接続部125(図4乃至図6)の外観と略同形状である。
アダプタ313には、汚物吸引ホース16に接続されるパイプ状の汚物吸引ホース接続口322と、送風ホース18に接続される送風ホース接続口324とが備えられており、各接続口322、324を連通させる連通経路Rが形成されている。この連通経路Rは、空気や洗浄水の流通する抵抗が高くならないように、円弧状に形成されている。
汚物吸引ホース接続口322は、上記汚物吸引ホース接続口122(図4乃至図6)と同形状(あるいは略同形状)であり、送風ホース接続口324は、上記送風ホース接続口124と同形状(あるいは略同形状)である。つまり、アダプタ313は、各接続口322、324がアダプタ313本体から外部に向けて突出しているオス型のアダプタである。
さらに、アダプタ313には、洗浄水ホース17の一端を閉塞する閉塞部材323が備えられており、この閉塞部材323は、外観が上記洗浄水ホース接続口123(図4乃至図6)と略同形状の柱状である。この閉塞部材323の周面に沿って、上記係止板301と略同形状の係止板325が設けられている。
上記構成において、接続部材19をアダプタ313に嵌合させると、各操作部312の係止爪311(図8)が係止板325に係止され、汚物吸引ホース16が汚物吸引ホース接続口322に、洗浄水ホース17が閉塞部材323に、送風ホース18が送風ホース接続口324に、それぞれ密着結合されることになる。
従って、汚物吸引ホース16と送風ホース18とが連通し、送風ホース18から噴射される洗浄水および空気が、汚物吸引ホース16に導かれ、汚物吸引ホース16内が、***物処理装置14本体より供給される洗浄水によって洗浄される。これによって、介護者は、汚物吸引ホース16を、オムツ12および***物処理装置14本体から取り外して洗浄する必要がなくなり、汚物吸引ホース16の洗浄作業が容易となる。
この***物処理装置14による汚物吸引ホース16の洗浄運転は、図9に示す筐体15に設けた操作パネル400の押しボタンスイッチ401が押下されたときに行われる。具体的に説明すると、押しボタンスイッチ401が押下されたとき、***物処理装置14の制御部216(図7)は、上記吸引工程と同様に各部を制御し、***物処理装置14を、吸引工程と同様に運転させる。つまり、二方弁218が弁開され、送風ブロワ205が動作され、ウォータポンプ215が運転されることにより、空気と共に洗浄水が、送風ホース18を通じて汚物吸引ホース16に噴出される。これにより、汚物吸引ホース16の内壁にこびりついた汚物が除去され、除去された汚物が***タンク200に貯留される。従って、介護者は、接続部材19にアダプタ313を接続し、押しボタンスイッチ401を押下するだけで、***物処理装置14により汚物吸引ホース16の洗浄を行うことができる。さらに、汚物吸引ホース16内の除去された汚物は、***タンク200に貯留されるので、洗浄作業を行う場所(例えば、床)を汚すことなく、汚物吸引ホース16を洗浄することができる。
なお、洗浄運転終了後は、アダプタ313を接続部材19から取り外し、接続部材19を再びオムツ12の接続部125に接続すればよい。
以上、一実施形態に基いて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、接続部材19の係止爪311をアダプタ313の係止板325に係止させて接続部材19とアダプタ313とを接続する場合について説明したが、これに限らず、接続部材とアダプタとをねじで固定するようにしてもよい。これによっても、接続部材とアダプタとは、着脱自在に接続されることとなる。同様に、接続部材と汚物収集トレイの接続部とをねじで固定するようにしてもよく、これによっても、接続部材と汚物収集トレイの接続部とは、着脱自在に接続されることとなる。
また、上記実施形態では、接続部材19に各ホース16、17、18が固定される場合について説明したが、これに限るものではなく、接続部材19を省略することは可能である。この場合、各ホースを、アダプタの対応する接続口や閉塞部材に接続すればよい。なお、各ホースが各接続口や閉塞部材から抜け出るのを防止するような機構を、アダプタあるいは各ホースが備えているのが望ましい。
本発明の実施形態にかかる***物処理システムの構成を示す図である。 ***物処理装置の外観を示す斜視図である。 オムツの外観構成を示す斜視図である。 同オムツの展開図である。 同オムツの側面図である。 同オムツの断面図である。 ***物処理装置の構成を示す模式図である。 接続部材を示す斜視図である。 汚物吸引ホースを洗浄する際の***物処理装置の構成を示す図である。 接続部材とアダプタとの接続状態を示す側断面図である。
符号の説明
1 ***物処理システム
12 オムツ
14 ***物処理装置
14a ***物処理本体(***物処理手段)
16 汚物吸引ホース
17 洗浄水ホース
18 送風ホース
19 接続部材
122 汚物吸引ホース接続口
123 洗浄水ホース接続口
124 送風ホース接続口
216 制御部
313 アダプタ(連通手段)
401 押しボタンスイッチ(スイッチ)
R 連通経路

Claims (3)

  1. 洗浄水ホースと汚物吸引ホースと前記洗浄水ホースよりも内径が大きな送風ホースとの各一端を接続部材に固定し当該接続部材を着脱自在にオムツに接続し、前記送風ホースを介して洗浄水および空気を混合して前記オムツ内に噴射するとともに、前記汚物吸引ホースを介して前記オムツ内の汚物を吸引する吸引工程と、前記洗浄水ホースを介して洗浄水を前記オムツ内に噴射する洗浄工程とを行う***物処理手段を備え、
    前記汚物吸引ホースと前記送風ホースとを連通する流通経路、及び前記洗浄水ホースを閉塞する閉塞部材を有し、前記オムツから取り外した前記接続部材に装着可能なアダプタを備え、
    前記接続部材に前記アダプタを装着した状態で、前記***物処理手段によって吸引工程を行うことで、前記送風ホースから噴射される洗浄水および空気を前記汚物吸引ホースに導き前記汚物吸引ホース内を洗浄する
    ことを特徴とする***物処理装置。
  2. 前記送風ホースから洗浄水および空気を噴射させて前記汚物吸引ホース内を洗浄する洗浄運転を行わせるスイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載の***物処理装置。
  3. 洗浄水ホースと汚物吸引ホースと前記洗浄水ホースよりも内径が大きな送風ホースとの各一端を接続部材に固定し当該接続部材を着脱自在にオムツに接続し、前記送風ホースを介して洗浄水および空気を混合して前記オムツ内に噴射するとともに、前記汚物吸引ホースを介して前記オムツ内の汚物を吸引する吸引工程と、前記洗浄水ホースを介して洗浄水を前記オムツ内に噴射する洗浄工程とを行う***物処理手段を備えた汚物処理装置のホース洗浄方法であって
    前記汚物吸引ホースと前記送風ホースとを連通する流通経路、及び前記洗浄水ホースを閉塞する閉塞部材を有し、前記オムツから取り外した前記接続部材に装着可能なアダプタを設け、前記接続部材に前記アダプタを装着した状態で、前記***物処理手段によって吸引工程を行うことで、前記送風ホースから噴射される洗浄水および空気を前記汚物吸引ホースに導き前記汚物吸引ホース内を洗浄する
    ことを特徴とする汚物処理装置のホース洗浄方法。
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