JP2008237420A - 自動***物処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カップ内に***された汚物を、吸排気ファン又は真空ポンプにより確実に吸引する事を目的とするものである。
【解決手段】 使用者の臀部に装着するカップと、このカップと接続チューブにより接続され、吸排気ファン又は真空ポンプによりカップ内に***された汚物を吸引して貯溜する汚物タンクとを備えたものにおいて、カップの内部底面に***物を受ける***物受溝を形成すると共に、この***物受溝の溝底に排水孔を開口し、かつこの排水孔をトラップ状の排水路を介して接続チューブに接続して成る。
【選択図】 図2
【解決手段】 使用者の臀部に装着するカップと、このカップと接続チューブにより接続され、吸排気ファン又は真空ポンプによりカップ内に***された汚物を吸引して貯溜する汚物タンクとを備えたものにおいて、カップの内部底面に***物を受ける***物受溝を形成すると共に、この***物受溝の溝底に排水孔を開口し、かつこの排水孔をトラップ状の排水路を介して接続チューブに接続して成る。
【選択図】 図2
Description
本発明は、病院等にて自力で歩けない状態でベッドに収容されている病人や怪我人、或いは寝たきり老人等の介護に好適な自動***物処理装置に関する。
寝たきり老人や病人の排便処理を行う排便処理装置では、例えば特許文献1に示される様に、介護人の臀部におむつカップ2を装着し、このおむつカップと汚水タンク6とを吸引ホース12で接続し、かつ汚水タンクに吸引モータを接続し、この吸引モータにより汚水タンク内の空気を排出することで、おむつカップ内の汚物を汚水タンク内に吸引して溜める様に構成している。
特開2005−66011号公報
一方、上記吸引ホースによるおむつカップ内の汚物の吸引に際しては、おむつカップの比較的低い位置にカップ内吸引口17を開口しているものの、吸引モータの作動による吸引時にはカップ内吸引口部に落下した汚物の隙間よりおむつカップ内の空気も吸引され、汚物の吸引がスムーズに行えないという問題がある。
そこで本発明は、カップ内の汚物の吸引を確実に行う事を目的とするものである。
本発明の請求項1の構成は、使用者の臀部に装着するカップと、このカップと接続チューブにより接続され、吸排気ファン又は真空ポンプによりカップ内に***された汚物を吸引して貯溜する汚物タンクとを備えたものにおいて、カップの内部底面に***物を受ける***物受溝を形成すると共に、この***物受溝の溝底に排水孔を開口し、かつこの排水孔をトラップ状の排水路を介して接続チューブに接続して成るものである。
本発明の請求項2の構成は、請求項1の構成において、排水路をカップに一体成型して成るものである。
本発明の請求項3の構成は、請求項1の構成において、排水路の一部をカップに着脱可能に装着した底蓋に一体成形して成るものである。
本発明の請求項4の構成は、使用者の臀部に装着するカップと、このカップと接続チューブにより接続され、吸排気ファン又は真空ポンプによりカップ内に***された汚物を吸引して貯溜する汚物タンクと、カップ内に配置した洗浄ノズルに洗浄水を供給する給水手段とを備えたものにおいて、カップの内部底面に***物を受ける***物受溝を形成し、かつこの***物受溝の溝底に開口した排水孔をトラップ状の排水路を介して接続チューブに接続すると共に、吸排気ファン又は真空ポンプや給水手段を制御する制御手段を備え、この制御手段を、吸排気ファン又は真空ポンプを作動してカップ内の汚物を汚物タンク内に吸引した後、給水手段を所定時間作動して***物受溝内に貯水する様に構成して成るものである。
本発明の請求項1に記載の構成により、排水路をトラップ状に構成したことにより、このトラップによって***物受溝内に貯水し、この貯水により吸排気ファン又は真空ポンプの作動による汚物の吸引を確実に行う事が出来るものである。
本発明の請求項2に記載の構成により、トラップ状の排水路をカップに一体成形したことで、例えば接続チューブにトラップを形成する場合に比較し、カップと接続チューブとの接続をスムーズに行う事が出来るものである。
本発明の請求項3に記載の構成により、排水路の一部を着脱可能な底蓋に形成したことで、固形状の汚物が排水路の途中に詰まる等の、何らかの原因により排水路が閉塞しても、底蓋の着脱により容易に排水路を掃除する事が出来るものである。
本発明の請求項4に記載の構成により、吸排気ファン又は真空ポンプを作動してカップ内の汚物を汚物タンク内に吸引した後、給水手段を作動して***物受溝内に貯水する様に構成したことで、次回の汚物の吸引時において、吸引開始時における排水路内への空気の混入を防止して、吸引動作を確実に行う事が出来るものである。
本発明による実施例を先ず図1に基づき説明すると、1は自動***処理機本体で、給水手段である温水器2と、汚物タンク3と、消臭フィルター4と、吸排気ファン5と、温風ヒータ6と、制御回路7とを主に内蔵している。
上記温水器2は、温水ヒータ8を収納した温水タンク9の上に給水タンク10を着脱自在に連結し、温度センサ11にて上記温水タンク9内の水温を検出して上記温水ヒータ8への通電を制御回路7にて制御し、温水タンク9内の水温を設定温度に加熱する。
上記吸排気ファン5は、吸引ホース12を上記消臭フィルター4に接続し、かつこの消臭フィルターを汚物タンク3の排気管13に接続している。
14は介護者の臀部に装着するカップで、臀部に温風を噴出する図示しない温風ノズルや、おしりに洗浄水を噴出する洗浄ノズル15、カップ内への汚物の***を検出するセンサ16を装着していると共に、***された汚物を吸引する吸引パイプ17と、上記温風ノズルに温風を供給する温風パイプ18を連結し、かつこれらの洗浄ノズル15、吸引パイプ17、温風パイプ18等は接続チューブ19により上記自動***処理機本体1の適所に装着されたコネクタ20に着脱自在に連結される。
そして、上記吸排気ファン5の排気ホース21は、上記温風ヒータ6−温風管22−コネクタ20−接続チューブ19を介して上記温風パイプ18に連通され、吸排気ファン5による送風を温風ヒータ6にて所定の設定温度に加熱してカップ14内に供給する。
一方、カップ14内に供給された温風は、上記吸排気ファン5の吸気により吸引パイプ17より吸引されて接続チューブ19を通った後、上記コネクタ20に接続された吸引ホース23を通って汚物タンク3に吸引され、この汚物タンクを経て排気管13より消臭フィルター4を介して吸引ホース12より吸排気ファン5に吸引され、上記の循環を繰り返す。
又、上記吸引パイプ17により吸引された汚物は、汚物タンク3内にて空気と分離されて汚物タンクに貯溜され、この貯溜された汚物より発生する臭気は上記消臭フィルター4により脱臭されるものである。
上記温水タンク9内の温水は、手動による洗浄操作、又はセンサ16による排便や排尿の検出による洗浄運転により、温水ポンプ25にて送水ホース26−接続チューブ19を経て洗浄ノズル15より臀部に向けて噴射される。
図2及び図3は上記カップ14の側面断面図を示すもので、内側に、寝たきり老人等の被介護者の股部を収容する収容凹所30を形成していると共に、この収容凹所の底部に、被介護者から***された汚物を受ける***物受溝31を形成し、かつこの***物受溝の底面にテーパ面を形成し、その最も低い溝底に排水孔32を開口している。
又、上記カップ14の底部には、上記排水孔32に連通した略U字状でトラップを構成する排水路33を一体に形成し、この排水路は上記接続チューブ19に収納された吸引パイプ17に接続される。
これらの構成により、上記洗浄ノズル15より***物受溝31内に水34を貯水することで、この水が上記トラップ状の排水路33内に充満してこの排水路を閉塞し、上記吸排気ファン5を作動して***物受溝31内に***された***物を汚物タンク3に吸引時には、上記排水路33の閉塞により吸引パイプ17内が負圧となり、水34と共に汚物を確実に汚物タンク3内に吸引する事が出来るものである。
一方上記排水路33は、その一部35を上記カップ14の底面に着脱可能に装着した底蓋36に一体成形しており、これにより、被介護者の***物に固形物が混入する等により排水路33内が詰まった場合でも、上記底蓋36を取り外して排水路33を露出することにより、排水路33を簡単に掃除する事が出来るものである。
尚、実施例では、上記底蓋36を、その一端をカップ14に形成した係止溝37に係止し、他端をビス38で固定することで、着脱可能に構成しているが、この構成に限定されることなく、底蓋36を着脱自在又は着脱可能に構成すれば良く、かつ図示していないが、底蓋36とカップ14との接合部分には、シール用のパッキンを装着する。
更に上記実施例では、カップ14の背面に排水路33に接続した接続管39を突設し、この接続管に吸引パイプ17を一体的に接続しているが、電気掃除機の吸引ホースの様にプラグにより着脱自在な構成としても良い。
又、上記接続管39の取付け高さH2は、上記***物受溝31の最も高い位置H1よりも高い位置に設定し、これにより、***物受溝31内に貯めた水34が、排水路33を確実に満たす様に構成している。
而して、制御回路7はセンサ16にて***を検出すると、温水ポンプ25を作動して温水タンク9内の温水を送水ホース26−接続チューブ19を介して洗浄ノズル15より噴射すると共に、吸排気ファン5を作動してカップ14内の***物受溝31に***された***物を、排水路33−吸引パイプ17−接続チューブ19−コネクタ20−吸引ホース23を介して汚物タンク3内に吸引する。
又上記汚物タンク3内の空気は、排気管13にて消臭フィルター4を通過した後、吸引ホース12より吸排気ファン5に吸引され、その後排気ホース21−温風管22−コネクタ20−接続チューブ19を介して温風パイプ18よりカップ14内に噴射され、以降上記の循環を繰り返す。
そして、上記吸排気ファン5による***物の吸引に際しては、排水路33が***物受溝31内に貯められた水34により閉塞されている為、吸排気ファン5による吸引によって吸引パイプ17内が確実に負圧となり、上記水34と***物受溝31内に落下した汚物とを同時に汚物タンク3内に確実に吸引する事が出来るものである。
そして、上記温水ポンプ25は予め設定した所定時間作動して使用者の臀部を洗浄し、その後温風ヒータ6に通電して温風管22−コネクタ20−接続チューブ19を介して温風パイプ18よりカップ14内に温風を供給することで、使用者の臀部の乾燥を行う。
一方、上記制御回路7は、上記使用者の臀部の洗浄や乾燥を行った後、温水ポンプ25を***物受溝31や排水路33の容積等に応じて予め設定した所定時間作動して、***物受溝31内に所定量の水34を貯水する様に制御する。
これにより、使用者が***した***物は***物受溝31の水34に落下することで、***物のカップ14表面への付着を防止し、かつ排水路33のトラップ構造により、吸排気ファン5による***物の吸引を確実に行う事が出来るものである。
尚、上記実施例では***物の吸引に吸排気ファン5を用いているが、これに限定されることなく真空ポンプを用いても良く、かつ、上記臀部の洗浄や乾燥工程後に***物受溝31へ給水する制御を、予め設定した時間で行っているが、これに限定されることなく、***物受溝31内に水位センサを設け、この水位センサの出力に応じて温水ポンプ25を制御しても良い。
2 温水器(給水手段)
3 汚物タンク
5 吸排気ファン
7 制御手段
14 カップ
19 接続チューブ
31 ***物受溝
32 排水孔
33 排水路
35 排水孔の一部
36 底蓋
3 汚物タンク
5 吸排気ファン
7 制御手段
14 カップ
19 接続チューブ
31 ***物受溝
32 排水孔
33 排水路
35 排水孔の一部
36 底蓋
Claims (4)
- 使用者の臀部に装着するカップと、このカップと接続チューブにより接続され、吸排気ファン又は真空ポンプにより上記カップ内に***された汚物を吸引して貯溜する汚物タンクとを備えたものにおいて、上記カップの内部底面に***物を受ける***物受溝を形成すると共に、この***物受溝の溝底に排水孔を開口し、かつこの排水孔をトラップ状の排水路を介して上記接続チューブに接続した事を特徴とする自動***物処理装置。
- 上記排水路を上記カップに一体成型した事を特徴とする、上記請求項1に記載の自動***物処理装置。
- 上記排水路の一部を、上記カップに着脱可能に装着した底蓋に一体成形した事を特徴とする、上記請求項2に記載の自動***物処理装置。
- 使用者の臀部に装着するカップと、このカップと接続チューブにより接続され、吸排気ファン又は真空ポンプにより上記カップ内に***された汚物を吸引して貯溜する汚物タンクと、上記カップ内に配置した洗浄ノズルに洗浄水を供給する給水手段とを備えたものにおいて、上記カップの内部底面に***物を受ける***物受溝を形成し、かつこの***物受溝の溝底に開口した排水孔をトラップ状の排水路を介して上記接続チューブに接続すると共に、上記吸排気ファン又は真空ポンプや給水手段を制御する制御手段を備え、この制御手段を、上記吸排気ファン又は真空ポンプを作動して上記カップ内の汚物を汚物タンク内に吸引した後、上記給水手段を所定時間作動して上記***物受溝内に貯水する様に構成した事を特徴とする自動***物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007080394A JP2008237420A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | 自動***物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007080394A JP2008237420A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | 自動***物処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008237420A true JP2008237420A (ja) | 2008-10-09 |
Family
ID=39909472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007080394A Pending JP2008237420A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | 自動***物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008237420A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010148724A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Minoru Nakamura | 自動排尿便処理装置 |
JP2019178890A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | パラマウントベッド株式会社 | ***センサ |
JP2020000518A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社イーブイ・キング | 洗浄可能オムツ |
US11612511B2 (en) * | 2019-02-05 | 2023-03-28 | Chin-Hsuan Ho | Device and method for cleaning excrements |
-
2007
- 2007-03-27 JP JP2007080394A patent/JP2008237420A/ja active Pending
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JP2019178890A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | パラマウントベッド株式会社 | ***センサ |
JP2020000518A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社イーブイ・キング | 洗浄可能オムツ |
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