JP2008149042A - 自動***物処理装置 - Google Patents

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Akira Okada
昌 岡田
Kenji Ikefuchi
賢二 池淵
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Techno Solutions Tottori Co Ltd
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Abstract

【課題】 低騒音でかつ確実に送水ホース内の残留水を排出する事を目的とするものである。
【解決手段】 使用者の臀部に装着するカップと、吸引モータによりカップ内に***された汚物を吸引し、かつ温水ポンプにより送水ホースを介してカップ内に配設した洗浄ノズルへ洗浄水の供給等を行う処理器本体とを備えたものにおいて、温水ポンプと送水ホースとの間にエアポンプを接続し、吸引モータや温水ポンプ等を制御する制御手段により、温水ポンプにより洗浄ノズルに所定時間洗浄水を供給した後、エアポンプを所定時間作動して送水ホース内の残留水を排出する様に構成して成る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、病院等にて自力で歩けない状態でベッドに収容されている病人や怪我人、或いは寝たきり老人等の介護に好適な自動***物処理装置に関する。
寝たきり老人や病人の排便処理を行う排便処理装置では、例えば特許文献1に示される様に、被介護人の臀部にオムツカップ本体1を装着し、このオムツカップ本体と汚物タンク7を吸引ホース19や送風ホース21で接続し、かつ汚物タンクにバキュームモータ9を接続し、このバキュームモータにより汚物タンク内の空気を排出することで、オムツカップ本体内に***された***物を便槽内に吸引して溜める様に構成している。
特開2002−113052号公報
一方、温水タンク3内の温水を送水ポンプ5により送水ホース17を介してオムツカップ本体内に装着された洗浄ノズルに送水し、この洗浄ノズルより被介護人の臀部に洗浄水を噴射して臀部を洗浄しているが、洗浄後に送水ホース内に水が残り、残って冷えた水が次の洗浄開始時にオムツカップ本体に供給され、被介護人に不快感を与えるという問題があり、上記特許文献1では、送風手段と送水ホースとをバイパスホース43で接続すると共に、このバイパスホースに開閉バルブ45を設け、洗浄時には開閉バルブを閉じてバイパスホース内への送水を阻止し、洗浄後には開閉バルブを開いてバキュームモータより送水ホース内に送風することで、送水ホース内の残留水を排水する様に構成している。
然しながら、上記特許文献1に示された構成では、送水ホース内への送風に実施例に示されたバキュームモータの排気を利用した場合、送風圧力の不足による残水が発生する恐れがあり、かつバキュームモータから発する音が大きいという問題がある。
そこで本発明は、低騒音でかつ確実に送水ホース内の残留水を排出する事を目的とするものである。
本発明の請求項1の構成は、使用者の臀部に装着するカップと、吸引モータによりカップ内に***された汚物を吸引し、かつ温水ポンプにより送水ホースを介してカップ内に配設した洗浄ノズルへ洗浄水の供給等を行う処理器本体とを備えたものにおいて、温水ポンプと送水ホースとの間にエアポンプを接続し、吸引モータや温水ポンプ等を制御する制御手段により、温水ポンプにより洗浄ノズルに所定時間洗浄水を供給した後、エアポンプを所定時間作動して送水ホース内の残留水を排出する様に構成して成るものである。
本発明の請求項2の構成は、請求項1の構成において、カップ内に副洗浄ノズルを配設すると共に、上記送水ホースの途中より上記副洗浄ノズルに送水する副送水ホースを分岐接続し、かつこの副送水ホースに第2エアポンプを接続して成るものである。
本発明の請求項3の構成は、請求項2の構成において、副送水ホースの適所に電磁開閉弁を接続すると共に、この電磁開閉弁と副洗浄ノズルとの間に第2エアポンプを接続して成るものである。
本発明の請求項1に記載の構成により、温水ポンプと送水ホースとの間にエアポンプを接続し、洗浄ノズルに洗浄水を供給して使用者の臀部を洗浄後、エアポンプを作動して送水ホース内の残留水を排出することで、専用のエアポンプにより確実に送水ホース内の残留水を排水し、次回の洗浄開始時における冷水の噴出を防止する事が出来るものである。
本発明の請求項2に記載の構成により、送水ホースの途中に副送水ホースを接続し、かつこの副送水ホースに副洗浄ノズルを接続して、洗浄ノズルと副洗浄ノズルによって使用者の臀部を洗浄すると共に、電磁開閉弁と副洗浄ノズルとの間に第2エアポンプを接続したことで、これらのノズルより洗浄水を噴出して使用者の臀部を洗浄後、エアポンプと第2エアポンプを作動して送水ホースと副送水ホース内の残留水を排出することで、送水ホースと副送水ホース内の残留水を確実に排水し、次回の洗浄時における冷水の噴出を防止する事が出来るものである。
本発明の請求項3に記載の構成により、副送水ホースの適所に電磁開閉弁を接続し、この電磁開閉弁と副洗浄ノズルとの間に第2エアポンプを接続したことで、電磁開閉弁の開閉により副洗浄ノズルへの給水を制御し、例えば洗浄ノズルを使用者の尻に対向位置し、副洗浄ノズルを使用者の局部に対向位置し、センサにて排便や排尿を検出してノズルからの洗浄水の噴出を選択できると同時に、エアポンプと第2エアポンプの作動時には電磁開閉弁を閉じることで、第2エアポンプの逆流を防止する事が出来るものである。
本発明による実施例を図1に基づき説明すると、1は自動***処理機本体で、温水器2と、汚物タンク3と、消臭フィルター4と、吸排気ファン5と、温風ヒータ6と、制御回路7とを主に内蔵している。
上記温水器2は、温水ヒータ8を収納した温水タンク9の上に給水タンク10を着脱自在に連結し、温度センサ11にて上記温水タンク9内の水温を検出して上記温水ヒータ8への通電を制御回路7にて制御し、温水タンク9内の水温を設定温度に加熱する。
上記吸排気ファン5は、吸引ホース12を上記消臭フィルター4に接続し、かつこの消臭フィルターを汚物タンク3の排気管13に接続している。
14は被介護人等の使用者の臀部に装着するカップで、臀部に温風を噴出する図示しない温風ノズルや、おしりや局部に洗浄水を噴出する洗浄ノズル15及び副洗浄ノズル16、カップ内への汚物の***を検出するセンサ17を装着していると共に、***された汚物を吸引する吸引パイプ18と、上記温風ノズルに温風を供給する温風パイプ19を連結し、かつこれらの洗浄ノズル15、副洗浄ノズル16、吸引パイプ18、温風パイプ19等は接続チューブ20により上記自動***処理機本体1の適所に装着されたコネクタ21に着脱自在に連結される。
そして、上記吸排気ファン5の排気ホース22は、上記温風ヒータ6−温風管23−コネクタ21−接続チューブ20を介して上記温風パイプ19に連通され、吸排気ファン5による送風を温風ヒータ6にて所定の設定温度に加熱してカップ14内に供給する。
一方、カップ14内に供給された温風は、上記吸排気ファン5の吸気により吸引パイプ18より吸引されて接続チューブ20を通った後、上記コネクタ21に接続された吸引ホース24を通って汚物タンク3に吸引され、この汚物タンクを経て排気管13より消臭フィルター4を介して吸引ホース12より吸排気ファン5に吸引され、上記の循環を繰り返す。
又、上記吸引パイプ18により吸引された汚物は、汚物タンク3内にて分離されて汚物タンクに貯溜され、この貯溜された汚物より発生する臭気は上記消臭フィルター4により脱臭されるものである。
上記温水タンク9内の温水は、手動による洗浄操作、又はセンサ17による排便や排尿の検出による洗浄運転により、温水ポンプ25にて送水ホース26−接続チューブ20を経て洗浄ノズル15より使用者の臀部等に向けて噴射され、かつ温水の一部は上記送水ホース26の途中より分岐した副送水ホース27−接続チューブ20を経て副洗浄ノズル16より使用者の局部に向けて噴射される。
一方、上記送水ホース26の温水ポンプ25下流にはエアポンプ28を接続していると共に、上記副送水ホース27の途中にも第2エアポンプ29を接続し、かつこの副送水ホース27の第2エアポンプ29の接続部より上流側には電磁開閉弁30を接続している。
そして、洗浄ノズル15より洗浄水を噴出時には、電磁開閉弁30を閉じて温水ポンプ25を作動し、洗浄ノズル15と副洗浄ノズル16から洗浄水を噴出する場合には、電磁開閉弁30を開いて温水ポンプ25を作動することで、この温水ポンプにて温水タンク9内の温水を吸水し、送水ホース26と副送水ホース27を介して洗浄ノズル15と副洗浄ノズル16から洗浄用の温水を噴出する。
更に、上記洗浄ノズル15や副洗浄ノズル16から洗浄水を噴出して洗浄を終了すると、電磁開閉弁30を閉じると共に、エアポンプ28と第2エアポンプ29を作動して送水ホース26と副送水ホース27内に圧縮空気を供給し、これらの送水ホース内に残った洗浄水をカップ14内に排水し、かつ同時に吸排気ファン5を作動してカップ14内に排出された洗浄水を汚物タンク3内に吸引する。尚、上記エアポンプ28と第2エアポンプ29の能力としては、接続チューブ20の長さを2m前後と想定し、12kpa前後のポンプを利用すれば、特許文献1に示される様な吸排気ファン5を利用する場合に比較し、作動時の作動音の発生を低く抑える事が出来ると共に、ホース内の残り水を確実にカップ14内に排水できるものである。
又、上記吸排気ファン5の作動と同時に温風ヒータ6に通電すれば、上記エアポンプ28と第2エアポンプ29からの送風による冷風感を防止する事が出来る。
これらの構成により、エアポンプ28と第2エアポンプ29により、送水ホース26や副送水ホース27、接続チューブ20内の洗浄後の残り水を排水することで、次回の洗浄開始時において洗浄ノズル15や副洗浄ノズル16から多量の冷水が噴出することがなく、冷水の噴出による使用者の不快感を防止する事が出来るものである。
而して、制御回路7はセンサ17にて***を検出すると、温水ポンプ25を作動して温水タンク9内の温水を送水ホース26−接続チューブ20を介して洗浄ノズル15より噴射すると共に、吸排気ファン5を作動してカップ14内の***物を、吸引パイプ18−接続チューブ20−コネクタ21−吸引ホース24を介して汚物タンク3内に吸引する。
又上記汚物タンク3内の空気は、排気管13にて消臭フィルター4を通過した後、吸引ホース12より吸排気ファン5に吸引され、その後排気ホース22−温風管23−コネクタ21−接続チューブ20を介して温風パイプ19よりカップ14内に噴射され、以降上記の循環を繰り返す。
そして、上記温水ポンプ25は予め設定した所定時間作動して使用者の臀部を洗浄し、その後温風ヒータ6に通電して温風管23−コネクタ21−接続チューブ20を介して温風パイプ19よりカップ14内に温風を供給することで、使用者の臀部の乾燥を行う。
尚、上記温風ヒータ6への通電は吸排気ファン5の作動と同時に行っても良く、気温や室温に応じて通電を制御する様に構成しても良い。
又、排便や排尿処理に応じて副洗浄ノズル16からも洗浄水を噴出する場合には、上記温水ポンプ25の作動と同時に電磁開閉弁30を開くことで、副送水ホース27より洗浄水を供給して噴出するものである。
本発明の実施例を示す構成図である。
符号の説明
5 吸排気ファン(吸引モータ)
7 制御手段
14 カップ
15 洗浄ノズル
16 副洗浄ノズル
25 温水ポンプ
26 送水ホース
28 エアポンプ
29 第2エアポンプ
30 電磁開閉弁

Claims (3)

  1. 使用者の臀部に装着するカップと、吸引モータにより上記カップ内に***された汚物を吸引し、かつ温水ポンプにより送水ホースを介して上記カップ内に配設した洗浄ノズルへ洗浄水の供給等を行う処理器本体とを備えたものにおいて、上記温水ポンプと送水ホースとの間にエアポンプを接続し、上記吸引モータや温水ポンプ等を制御する制御手段により、上記温水ポンプにより上記洗浄ノズルに所定時間洗浄水を供給した後、上記エアポンプを所定時間作動して送水ホース内の残留水を排出する様に構成した事を特徴とする自動***物処理装置。
  2. 上記カップ内に副洗浄ノズルを配設すると共に、上記送水ホースの途中より上記副洗浄ノズルに送水する副送水ホースを分岐接続し、かつこの副送水ホースに第2エアポンプを接続した事を特徴とする、上記請求項1に記載の自動***物処理装置。
  3. 上記副送水ホースの適所に電磁開閉弁を接続すると共に、この電磁開閉弁と上記副洗浄ノズルとの間に上記第2エアポンプを接続した事を特徴とする、上記請求項2に記載の自動***物処理装置。
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