JP4464586B2 - 吸収性物品の包装構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理用ナプキン、パンティーライナー、おりものシート、失禁パッドなどの体液を受け止め吸収する吸収性物品の包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、生理用ナプキンにおいて、両側部にそれぞれ側方に張り出す張り出し部、たとえばいわゆるウイングフラップを有するものは知られている。
この種のものは、両側のウイングフラップを下着(たとえばパンティー)のクロッチ部を巻き込み、下着の外面に対してウイングフラップを予め設けられた粘着剤層を利用して止め付けることで、ナプキンのズレ止めを図るものである。また、ナプキン本体の裏面(使用面に対した反対側の面)に予め設けられた粘着剤層を利用して下着に内面に止め付けることでもズレ止めを図ることも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ウイングフラップのズレ止め効果は、活発な運動に伴う下着の「よれ」によりズレ止めに対してはさほど有効ではないことが知見された。
また、ナプキンの側縁から経血が横方向に流れるとき、ウイングフラップは下着のクロッチ部の巻き込み状態であるので、ウイングフラップが下着のクロッチ部の汚れを防止する機能を有するとしても、横漏れ防止効果は充分でないことが知見された。
したがって、本発明の主たる課題は、ウイングフラップなどの張り出し部が横漏れ防止機能を発揮する吸収性物品を好適に包装できる包装構造を提供することにある。
さらに別の課題は、第1粘着部及び第2粘着部を共通して被覆材、特に外側シートにより被覆することができる吸収性物品またはその包装構造を提供することにある。
さらなる課題は以下の説明により推測できよう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
透液性トップシートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品の包装構造であって、
前記吸収性物品が、両側部にそれぞれ側方に張り出すことで形成され、吸収体が配されていない張り出し部を有し、この前記張り出し部の展開状態における肌に対向する使用面側に、使用状態において股間大腿部付け根内股部の肌、内股部の前側の肌、または臀部側の肌に接着される第1粘着部を有し、前記第1粘着部が配されている面と反対の裏面側であって前記張り出し部を除く範囲に第2粘着部を有し、
前記張り出し部の使用面は、波状加工が施されたサイド不織布で形成されており、
前記張り出し部が裏面側に折り畳まれているとともに、前記第1粘着部と第2粘着部とが、これらに対向する面が離型性を有する被覆材によって被覆され、この被覆材が前記吸収性物品全体を包んでいることを特徴とする吸収性物品の包装構造。
【0005】
(作用効果)
本発明に係る吸収性物品に関し、その張り出し部において、これを展開状態としたとき肌に対向する使用面(体液を受ける面)側に粘着部を有することで、たとえば、後述のように、粘着部を股間大腿部付け根内股部の肌に、あるいは内股部の前側の肌や臀部側の肌に、接着させて吸収性物品のズレ止めを図ることができる。また、体液が本体側から張り出し部に向かい横漏れしようとするとき、張り出し部が肌に対向して存在することで、張り出し部への移行を抑制することができるとともに、仮に移行したとしても、張り出し部の側縁までの移行は阻止される、あるいは張り出し部が吸収性を有するものであれば、吸収により側縁までの移行は阻止されるなどして、体液の衣服への漏れが防止される。
かかる特有の構造をもった上記吸収性物品において、張り出し部を裏面側に折り畳むことによりコンパクト化を図ることができるとともに、被覆材により前記吸収性物品全体が包むことで、使用時まで衛生的な状態に維持できる。
そして、特に第1粘着部及び第2粘着部を有することとしたので、ズレ止め効果が高いものとなる。
【0006】
<請求項2記載の発明>
被覆材が、各粘着部に対向する面が離型性を有する単層のシートであり、この単層のシートが前記吸収性物品全体を包んでいる請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
【0007】
(作用効果)
粘着部に対向する面が離型性を有するシートを用いることで、単層のシートで粘着部を保護しながら、吸収性物品全体を包むことができる。
【0008】
<請求項3記載の発明>
被覆材が、各粘着部に対して剥離自在の剥離シート材と、この剥離シート材の外側の外側シート材とで構成されている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
【0009】
(作用効果)
被覆材は、一体ものあるいは上記のように単層のシートでもよいが、剥離シートと外側シートとを別体とすることで、それらに必要な特有の素材を使用できる。
【0010】
<請求項4記載の発明>
被覆材が、第1粘着部及び第2粘着部を共通して被覆し、各粘着部に対して剥離自在の剥離シート材と、この剥離シート材の外側の外側シート材とを有し、前記外側シート材は前記剥離シート材と少なくとも一部において、前記粘着部と剥離シート材との接合力より大きい接合力をもって接合されている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
【0011】
(作用効果)
張り出し部は裏面側に折り畳まれた状態にあるので、第1粘着部及び第2粘着部は、被覆材により共通して被覆することができる。従来のウイングフラップを有するナプキンにおいては、ウイングフラップの粘着部の剥離シートと、本体裏面の粘着部の剥離シートとは別体とならざるを得ないものであることの比較ではきわめて特有のものである。第1粘着部及び第2粘着部を、共通の被覆材により被覆することができることは、製造工程を簡略化できるほか、特に、使用者にとって剥離を一度に行うことができる大きな利点をもたらす。さらに、被覆材として、各粘着部に対して剥離自在の剥離シート材と、この剥離シート材の外側の外側シート材とを別体化し、前記外側シート材は前記剥離シート材と少なくとも一部において、前記粘着部と剥離シート材との接合力より大きい接合力をもって接合させておくことで、外側シートを引き剥がすことにより、剥離シートをも各粘着部から剥がすことができ、包装の展開作業によって、一気に全粘着部が露出した吸収性物品を取り出すことができ、使用者にとってきわめて便利なものとなる。
【0012】
<請求項5記載の発明>
被覆材が、第1粘着部を被覆してそれに対して剥離自在の第1の剥離シート材と、第2粘着部を被覆してそれに対して剥離自在の前記第1の剥離シート材とは別体の第2の剥離シート材と、前記第1の剥離シート材及び第2の剥離シート材の外側に配置される外側シート材とを有し、前記外側シート材は前記各剥離シート材と少なくとも一部において、前記各粘着部と各剥離シート材との接合力より大きい接合力をもって接合されている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
【0013】
(作用効果)
剥離シートは、各粘着部に対応して別体のものとすることができる。もちろん、第2粘着部が複数箇所に分離されているときは、さらに第2の剥離シートを複数箇所の第2粘着部ごとに分離することも可能である。同様に、第1の剥離シートを第1粘着部ごとに分離することも可能である。
【0014】
<請求項6記載の発明>
吸収性物品が被覆材とともに前後方向に折り畳まれ、その折り畳み状態で被覆材の一方端部と他の部分とが仮止めされている請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装構造。
【0015】
(作用効果)
個別包装(個装)状態で清潔なものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながらさらに詳説する。なお、本発明において、本体部分(体液の吸収を主として担い、局所に当てられる部分)からそれぞれ側方に張り出す張り出し部を有する限り、吸収性物品自体の構造に関して限定されるものではないが、以下に具体的な吸収性物品の構造例を挙げつつ本発明の包装構造を説明することとする。
【0017】
〔第1形態例〕
図1は本発明の第1形態例に係る生理用ナプキン1Aの一部破断展開図、図2はその裏面図、図3の図1のIII−III線矢視図、図4は図1のIV−IV線矢視図である。
前記生理用ナプキン1Aは、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って形成されたサイド不織布6,6とから構成され、前記吸収体4の周囲において、その上下端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布6とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合されている。
【0018】
以下、さらに前記生理用ナプキン1Aの構造や素材などについて詳述すると、前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
【0019】
次いで、前記透液性表面シート3としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。図示の例では、前記透液性表面シート3は、表面側の多孔性プラスチックシート3Aと、裏面側に親水性不織布3Bとによる2層構成となっている。
【0020】
前記透液性表面シート3として、上記2層構成のシートを用いた場合には、経血やおりもの等(以下、まとめて体液という。)が速やかに吸収されるようになるとともに、肌と接触する表面はドライタッチ性に優れたものとなる。なお、この場合には本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設け、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在するようにすれば、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
一方、前記透液性表面シート3の上面には、排血対応部位を跨ぐ両側部にそれぞれ、略長手方向に沿うサイドエンボス7,7が形成されているとともに、前後部にそれぞれ弧状エンボス8,8が形成されている。
前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプと吸水ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
【0021】
さて、本生理用ナプキン1Aの展開状態において、表面がわ両側部にはそれぞれ、長手方向に沿って、かつ吸収性物品のほぼ全長に亘ってサイド不織布6,6が設けられているとともに、このサイド不織布6,6の一部が側方に延在されるとともに、前記不透液性裏面シート2の一部が側方に延在され、これら側方に延在されたサイド不織布部分と不透液性裏面シート部分とをホットメルト接着剤等により接合してウイング状張り出し部W、Wが形成され、このウイング状張り出し部W、Wの透液性表面シート3側の面に第1粘着部10,10が形成されている。
【0022】
前記サイド不織布6としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用い、前記ウイング状張り出し部W、Wにおける経血等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにする。本発明の趣旨からすれば、前記サイド不織布6として親水処理不織布を用いるのが望ましい。
【0023】
かかるサイド不織布6としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくは目付け量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。
前記サイド不織布6の内方側は、図3に示されるように、吸収体4の側縁よりも内側に所定幅S1だけ重なりをもって配設され、その内方がわ側縁の数mm幅分S2は透液性表面シート3に接着せずに、内側斜め上方に向かってある程度の起立を示すようになっている。その結果、粘性が高く透液性表面シート3の表面を流れる場合があっても、前記ある程度起立を示す内方がわ側縁部(前記S2部分)が経血等を阻止する障堰となって横漏れを防止するようになるとともに、サイド不織布6により前記吸収体4に吸収された経血やおりもの等を吸収体4の側部よりも外部に透過させず、かつ滲み出しを防止するようになっている。
【0024】
<包装構造例>
さて、本発明の係る包装構造例について具体的に説明すると、前記不透液性裏面シート2の非使用面側(裏面)には、図2に示されるように、ショーツに対する固定のために適宜の塗布パターンによって複数条の第2粘着部11A,11Bが形成され、未使用製品状態では、たとえば、図5〜図7に示すように、ウイング状張り出し部W、Wが裏面側に折り畳まれた状態で、第1粘着部10及び第2粘着部11A,11Bを共通に覆う、被覆材50の構成要素としての、たとえば裏面に対向する面がシリコン処理された剥離紙やプラスチックシートなどの剥離シート材51で覆われている。
【0025】
被覆材50は、剥離シート材51のほか、その外側の外側シート材52を含む。外側シート材52は、プラスチックシートや好適には手触り質感が良好な不織布などの素材からなり、剥離シート材51と少なくとも一部において、実施の形態では、中間部及び長手方向前後の3つの領域において、ホットメルト接着剤などによる接合部53により実質的に剥離不能化されている。接合部53による接合力は、第1粘着部10及び第2粘着部11A,11Bと剥離シート材51との接合力より大きい。
【0026】
したがって、包装に際しては、生理用ナプキン1Aが、そのウイング状張り出し部W、Wを裏面側に折り畳んだ状態で、剥離シート材51で覆い(図6参照)、かつ接合部53を介して、その外側を生理用ナプキン1Aの外形よる大きい外側シート材52で覆う(図5参照)。また、生理用ナプキン1Aは、図7に示すように、外側シート材52とともに前後方向に折り畳まれ、たとえば三つ折りに折り畳み、外側シート材52の一方端部、たとえば前端部と対向する外側シート材52の他の部分とが仮止めされている。仮止めは、たとえば外側シート材52の一方端部に、基部を固定した止着テープ54の突出部の内面に形成された粘着層54aを、先に折り畳んだ後部側の外側シート材52の外面に接着させることにより行うことができる。また、仮止めは、後部側の外側シート材52の外面と外側シート材52の一方端部の内面とを熱溶着させるなどによることもできる。
【0027】
さらに、折り畳んだ外側シート材52の側部は、相互にシール手段、たとえばヒートシール部によりシールすることができる。
かかる包装構造において、製品を購入した使用者は、個装袋の止着テープ54の突出部をつまんで、引き剥がす。このとき、ヒートシール部が剥がされる。同時に、接合部53を介して接合された剥離シート材51も剥がされ、第1粘着部10及び第2粘着部11A,11Bが露出する。
【0028】
使用者は、図8に示されるように、生理用ナプキン1Aを局所にあてがい、第1粘着部10を介して下着Sに接着させ、側方に突出する前記ウイング状張り出し部W、Wについてはこれを下着より出し、ウイング状張り出し部W、Wを股間大腿部付け根部分の肌に接着するようにする。これにより、生理用ナプキン1Aは非使用面側に形成された第1粘着部10および肌に直接接着されたウイング状張り出し部W、Wにより確実にズレ止めが図られるようになるとともに、仮に前記生理用ナプキン1Aに排出された経血等の量が多く横漏れが生じ、ウイング状張り出し部W、Wに至ることがあったとしても、経血等はウイング状張り出し部W、Wと肌との間を伝わり、下着および衣類と接触することがないため、下着および衣類を汚す心配がない。
【0029】
ここで、包装形態の他の例を説明すると、前記例は被覆材50が剥離シート材51と外側シート材52と分離されているが、図9及び図16に示すように、単一(単層)のシート材50Aからなるものでもよい。すなわち、単一のシート材50Aとして、シリコン処理された剥離紙、ポリラミ不織布やプラスチックシートなどを使用し、その剥離面を第1粘着部10及び第2粘着部11A,11Bに宛がい覆うことができる。
他方、第1粘着部10及び第2粘着部11A,11Bを共通のシートで覆うものであるが、たとえば、図15に示すように、別個に第1の剥離シート材51A及び第2の剥離シート材51Bで覆うことができる。
他方、図示していないが、第1の剥離シート材51Aと第2の剥離シート材51Bとを接合し、その一方、望ましくは、外側の剥離シート材と外側シート材52とを接合し、他方の剥離シート材とは接合しない態様を採ることができる。この場合においても、外側シート材52を剥がすとき、一方の剥離シート材と他方の剥離シート材とが一緒に剥離することができる。
さらに、折り畳みは行わなくともよく、また折り畳みに際して三つ折りのほか二つ折りや以上の折りとすることができる。
【0030】
前記粘着剤層11A、11Bを形成する粘着剤としては、たとえばスチレン系ポリマー、粘着付与剤、可塑剤のいずれかが主成分であるものが好適に使用される。前記スチレン系ポリマーとしては、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体等が挙げられるが、これらのうち1種のみを使用しても、二種以上のポリマーブレンドであってもよい。この中でも熱安定性が良好であるという点で、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体が好ましい。また、前記粘着付与剤および可塑剤としては、常温で固体のものを好ましく用いることができ、粘着付与剤ではたとえばC5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられ、前記可塑剤では例えば、リン酸トリフレシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等のモノマー可塑剤の他、ビニル重合体やポリエステルのようなポリマー可塑剤が挙げられる。
粘着部10を形成する粘着剤としては、肌への刺激がないまたは少ない適宜の材料を選択できる。
【0031】
ところで、本発明では前記ウイング状張り出し部W、Wを直接、肌に接着するため汗等によるムレや接着による不快感が懸念される。そこで、図10に示されるように、ウイング状張り出し部W、W部におけるサイド不織布6に対して波状加工を施し、多数形成される波状空間によってムレの低減を図るとともに、接着面積の減少および波部(起立部)によって若干の変位を許容することにより接着による肌への不快感を解消することができる。
【0032】
また、経血等がウイング状張り出し部W、Wと肌との間に流れた際に、この経血等を確実に吸収保持することが望ましい。そこで、図11に示されるように、ウイング状張り出し部W、W部分において、不透液性裏面シート2とサイド不織布6との間に、例えばエアレイド等の薄い吸収体12を介在させるようにしてもよい。この場合、前記吸収体12の厚みは好ましくは1mm以下とするのが望ましい。また、前記吸収体12としてはクレープ紙などを用いるようにしてもよい。
【0033】
さらには、前記サイド不織布として、伸縮性を有するサイド不織布、具体的にはポリウレタンなどの可逆的に塑性変形し易い弾性樹脂材料からなる長繊維で構成した不織布、または引き延ばされた際に繊維自体の繊維直径は変化しないものの、ジグザグ状またはスパイラル状の捲縮が形成され、この捲縮が引き延ばされることによって伸縮性を示すようにした不織布等を使用するとともに、前記不透液性裏面シート2として伸縮性プラスチックフィルムを使用することにより、前記ウイング状張り出し部W、Wに伸縮性を与え、身体の動きに追従にさせるようにするとともに、前記ウイング状張り出し部W、Wを直接肌に接着することによる違和感を解消するようにしてもよい。
【0034】
〔第2形態例〕
図12は本発明の第2形態例に係る生理用ナプキン1Bの一部破断展開図を示したものである。
基本的構造は上記第1形態例と同様であるが、本第2形態例における生理用ナプキン1Bでは、前記サイド不織布6として、伸縮性を有するサイド不織布が使用され、一方前記不透液性裏面シート2は吸収性物品の両側部において吸収体4の側縁を若干越えた位置をシート端2a、2aとしており、前記サイド不織布6の一部を前記不透液性裏面シート2のシート端2aを越えて側方に延在することにより前記ウイング状張り出し部W、Wが形成され、このウイング状張り出し部W、Wの透液性表面シート3側の面に粘着部10,10が形成されている。なお、前記ウイング状張り出し部Wの不織布部分には波状加工を施す。
【0035】
前記伸縮性不織布によってウイング状張り出し部W、Wを構成することにより、身体の動きに容易に追従できるようになり、前記ウイング状張り出し部W、Wを直接肌に接着することによる違和感が大幅に解消されるようになるとともに、高い通気性が確保されるようになる。
なお、本生理用ナプキン1Bでは、前記ウイング状張り出し部Wを引っ張ってショーツの外に出す際、引張力が前記ウイング状張り出し部Wからサイド不織布6に伝達され、サイド不織布6と不透液性裏面シート2との剥離が生じる虞がある。これを防止するために、前記吸収体4側縁よりも外方位置において、不透液性裏面シート2とサイド不織布6とを長手方向に沿う線状のヒートシール9によって固着するようにしてある。この線状ヒートシール9は、概ねナプキン製品長さの1/5以上の長さ範囲に亘って形成するのが望ましい。その他の構造については前記第1形態例と同様であるため、同符号を付して説明は省略する。
【0036】
以上、両側部にそれぞれ1づつウイング状張り出し部W、Wを備えた生理用ナプキンの例について詳述したが、本発明は、図14に示されるように、後側寄り位置に臀部側張り出し部WB、WBを有する夜用生理用ナプキン1Cに対しても全く同様に適用することが可能である。すなわち、ウイング状張り出し部W、Wの透液性表面シート3がわの面に粘着剤層10,10を形成するとともに、前記臀部側張り出し部WBの透液性表面シート3がわの面に粘着部13,13を形成し、前記ウイング状張り出し部W、Wを股間大腿部の付け根部分の肌に接着するとともに、前記臀部側張り出し部WBを臀部の肌に接着して装着するようにする。
【0037】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、両側部に側部張り出し部を備えた吸収性物品において、吸収性物品のズレ止めが図れるようになるとともに、横漏れ防止効果が高く、たとえ経血等の横漏れが生じたとしても、下着および衣類を汚すことがないなどの利点がもたらされる吸収性物品において好適な包装構造が得られる。他の効果は、作用効果の欄に記載のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1形態例に係る生理用ナプキン1Aの一部破断展開図である。
【図2】 その裏面図である。
【図3】 図1のIII−III線矢視図である。
【図4】 図1のIV−IV線矢視図である。
【図5】 包装を解いて展開した状態の使用面側からの視図である。
【図6】 包装を解いて展開した状態でかつ外側シート材を省略して図示した裏面側からの視図である。
【図7】 包装状態の概略側面図である。
【図8】 本生理用ナプキン1Aの装着状態図を示す模式図である。
【図9】 他の包装形態での状態の概略側面図である。
【図10】 ウイング状張り出し部Wの他の形成態様図を示す要部拡大断面図である。
【図11】 ウイング状張り出し部Wの他の形成態様図を示す要部拡大断面図である。
【図12】 第2形態例に係る生理用ナプキン1Bの一部破断展開図である。
【図13】 図12の12−12線矢視図である。
【図14】 本発明に係る生理用ナプキンの他例を示す展開図である。
【図15】 他の例に係る、包装を解いて展開した状態でかつ外側シート材を省略して図示した裏面側からの視図である。
【図16】 他の包装形態例の斜視図である。
【符号の説明】
1A〜1C…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、3A…多孔性プラスチックシート、3B…親水性不織布、4…吸収体、5…クレープ紙、6…サイド不織布、10・11A,11B・13…粘着部、W…ウイング状張り出し部、WB…臀部側張り出し部。
Claims (6)
- 透液性トップシートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品の包装構造であって、
前記吸収性物品が、両側部にそれぞれ側方に張り出すことで形成され、吸収体が配されていない張り出し部を有し、この前記張り出し部の展開状態における肌に対向する使用面側に、使用状態において股間大腿部付け根内股部の肌、内股部の前側の肌、または臀部側の肌に接着される第1粘着部を有し、前記第1粘着部が配されている面と反対の裏面側であって前記張り出し部を除く範囲に第2粘着部を有し、
前記張り出し部の使用面は、波状加工が施されたサイド不織布で形成されており、
前記張り出し部が裏面側に折り畳まれているとともに、前記第1粘着部と第2粘着部とが、これらに対向する面が離型性を有する被覆材によって被覆され、この被覆材が前記吸収性物品全体を包んでいることを特徴とする吸収性物品の包装構造。 - 被覆材が、各粘着部に対向する面が離型性を有する単層のシートであり、この単層のシートが前記吸収性物品全体を包んでいる請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
- 被覆材が、各粘着部に対して剥離自在の剥離シート材と、この剥離シート材の外側の外側シート材とで構成されている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
- 被覆材が、第1粘着部及び第2粘着部を共通して被覆し、各粘着部に対して剥離自在の剥離シート材と、この剥離シート材の外側の外側シート材とを有し、前記外側シート材は前記剥離シート材と少なくとも一部において、前記粘着部と剥離シート材との接合力より大きい接合力をもって接合されている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
- 被覆材が、第1粘着部を被覆してそれに対して剥離自在の第1の剥離シート材と、第2粘着部を被覆してそれに対して剥離自在の前記第1の剥離シート材とは別体の第2の剥離シート材と、前記第1の剥離シート材及び第2の剥離シート材の外側に配置される外側シート材とを有し、前記外側シート材は前記各剥離シート材と少なくとも一部において、前記各粘着部と各剥離シート材との接合力より大きい接合力をもって接合されている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
- 吸収性物品が被覆材とともに前後方向に折り畳まれ、その折り畳み状態で被覆材の一方端部と他の部分とが仮止めされている請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装構造。
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