JP4463597B2 - 3次元描画モデル生成方法及びそのプログラム - Google Patents

3次元描画モデル生成方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータグラフィック(CG)やコンピュータエイデドデザイン(CAD)に好適な3次元描画モデル生成方法、3次元モデル描画方法及びそのプログラムに関し、特に、テクスチャーマッピングを使用して、ポリゴン数を削減するための3次元描画モデル生成方法、3次元モデル描画方法及びそのプログラムに関する。
計算機上で、機械製品や電気部品等の3次元仮想モデルを構築するシステムが、コンピュータグラフィック、コンピュータエイデドデザインの分野において、広く利用されている。
3次元モデルを表現するのに、モデル表面を小さなポリゴンで定義し、各種の形状を表現する。図34に示すように、一面1010に多数の穴1020を設けられた立体物1000を、ポリゴンモデル化すると、面1010は、穴1020を表現できるように、多数の三角形ポリゴンで、表現される。即ち、面1010は、多数のポリゴンデータ(3次元頂点座標)でデータに定義される。
この3次元モデルが大規模であったり、複雑であったりすると、ポリゴン数が増えるため、描画処理量が増え、高速に描画することが難しかった。ハードウェアの進歩により描画処理能力は向上しているが、3次元モデルも複雑、大規模になっており、自動車や航空機、船舶、工場ラインなどの大規模なモデルでは、ほとんどスムーズに描画することは困難である。
一方、大きなモデルの全体を描画するとき、細かな凹凸は小さく描画され、ほとんどよく見えなくなる。そこで、そのような小さな凹凸の領域をテクスチャーにすることで、細かなポリゴンを削減することができる。
図35に示すように、テクスチャーは、数枚のポリゴン1010−1、1010−2で構成される面1010に、テクスチャー画像1030−1、1030−2をマッピングする描画技術であり、細かい模様を高速に描画することができる。このテクスチャー表現するためのモデルをテクスチャーモデルと呼ばれている。
従来、立体物(3次元モデル)において、図35のように、平面と定義された面に対し、2次元作図機能により、テクスチャーを自動作成することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−063222号公報
この従来の方法は、テクスチャーモデルにより、ポリゴン数を減少できるが、そのようにしても、複雑な形状の3次元モデルでは、多数の平面が存在し、そのポリゴン数も膨大である。このため、複雑な形状の3次元モデルの描画を円滑に行うには、更なる工夫が必要である。
従って、本発明の目的は、複雑な形状の3次元モデルでも、よりポリゴン数を削減したテクスチャーモデルを生成し、高速描画する3次元モデル生成方法、3次元モデル描画方法及びそのプログラムを提供することにある。
又、本発明の他の目的は、3次元モデルの形状を簡略化し、よりポリゴン数を削減したテクスチャーモデルを生成し、高速描画する3次元モデル生成方法、3次元モデル描画方法及びそのプログラムを提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、3次元モデルの拡大率に対し、描画に最適なテクスチャーモデルを生成し、高速描画する3次元モデル生成方法、3次元モデル描画方法及びそのプログラムを提供することにある。
この目的の達成のため、本発明のコンピュータが3次元モデルをテクスチャー画像で描画するためのテクスチャーモデルを生成する3次元描画モデル生成方法は、前記3次元モデルの比較的大きな凹みを検出するステップと、前記大きな凹みで前記3次元モデルを分解するステップと、分解した前記3次元モデルの各々の表面の比較的小さな凹凸を平坦化するステップと、前記平坦化した面のテクスチャー画像を前記3次元モデルの描画画像から取得するステップと、前記平坦化した面のポリゴンと前記テクスチャー画像とで前記テクスチャーモデルを生成するステップとを有する。
本発明の3次元モデルをテクスチャー画像で描画するためのテクスチャーモデルを生成するプログラムは、前記3次元モデルの比較的大きな凹みを検出するステップと、前記大きな凹みで前記3次元モデルを分解するステップと、分解した前記3次元モデルの各々の表面の比較的小さな凹凸を平坦化するステップと、前記平坦化した面のテクスチャー画像を前記3次元モデルの描画画像から取得するステップと、前記平坦化した面のポリゴンと前記テクスチャー画像とで前記テクスチャーモデルを生成するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の3次元モデルをテクスチャー画像で描画する3次元モデル描画プログラムは、前記3次元モデルを平坦化したモデルのポリゴンを描画するステップと、前記平坦化したモデルのテクスチャー画像を前記平坦化したモデルにマッピングするステップとをコンピュータに実行させる。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記平坦化するステップは、前記3次元モデル全体を包むモデルを生成するステップからなる。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記平坦化するステップは、前記3次元モデルの大きな凹みを検出するステップと、前記大きな凹みで前記3次元モデルを分解するステップとからなる。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記3次元モデルの大きな凹みを検出するステップは、前記3次元モデル全体を包むモデルを生成するステップと、前記全体を包むモデルから前記3次元モデルまでの距離を計算するステップと、前記距離により、前記大きな凹みを検出するステップとからなる。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記平坦化するステップは、前記3次元モデルの投影画像を作成するステップと、前記投影画像の輪郭を直線近似するステップと、前記直線近似された輪郭から3次元モデルを再構成するステップとからなる。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記平坦化するステップは、前記3次元モデルの輪郭を抽出するステップと、前記輪郭を連結して閉じた面を生成するステップとからなる。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記平坦化するステップは、前記分解された3次元モデルの各々の投影画像を作成するステップと、前記投影画像の輪郭を直線近似するステップと、前記直線近似された輪郭から前記分解された3次元モデルを再構成するステップとを更に有する。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記大きな凹みを検出するステップは、設定した距離と前記計算した距離とを比較し、前記大きな凹みを検出するステップからなる。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記設定した距離を変更して、精細度の異なるテクスチャーモデルを生成するステップを更に有する。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記投影画像の輪郭の直線近似精度を変更して、細精度の異なるテクスチャーモデルを生成するステップを更に有する。
又、本発明の3次元描画モデル生成方法では、好ましくは、前記テクスチャーモデルの描画画像と前記3次元モデルの描画画像との差を計算するステップと、前記テクスチャーモデルの生成パラメータを変更するステップとを更に有する。
又、本発明の3次元モデル描画方法では、好ましくは、視点と前記3次元モデルとの距離に応じて、精細度の異なる平坦化モデルとテクスチャー画像を選択するステップとを更に有する。
又、本発明の3次元モデル描画方法では、好ましくは、前記視点と前記3次元モデルとの距離が所定値より近づいたことを検出して、前記3次元モデルからテクスチャー画像を描画するステップを更に有する。
又、本発明の3次元モデル描画方法では、好ましくは、前記選択ステップは、前記テクスチャー描画画像と前記3次元描画画像との差を計算して得た精細度の異なる複数の平坦化モデルとテクスチャー画像を、前記視点と前記3次元モデルとの距離に応じて切り替えるステップからなる。
又、本発明の3次元モデル描画方法では、好ましくは、視線の方向に応じて、テクスチャー画像を切り替えるステップを更に有する。
又、本発明の3次元モデル描画方法では、好ましくは、前記3次元モデルの表面を平坦化するステップと、前記平坦化した面のテクスチャー画像を前記3次元モデルの描画画像から取得するステップと、前記平坦化した面のポリゴンと前記テクスチャー画像とで前記テクスチャーモデルを生成するステップとを更に有する。
本発明では、3次元ポリゴンモデルから3次元モデルの外観形状を簡略化して、細かな凹凸を取り除いて、表面を平坦化したモデルを作成するので、ポリゴン数を削減して、円滑な描画が可能となる。又、3次元ポリゴンモデルの比較的大きな凹みを検出し、大きな凹みで3次元モデルを分解し、分解した3次元モデルの各々を平坦化するため、複雑なモデルを円滑且つリアルタイムで描画できる。
以下、本発明の実施の形態を、3次元モデル描画システム、テクスチャーモデル作成処理、テクスチャーモデル描画処理、他の実施の形態の順で説明するが、本発明は、この実施の形態に限られない。
[3次元モデル描画システム]
図1は、本発明の3次元モデル描画システムの一実施の形態の構成図、図2は、本発明のテクスチャーモデル作成及び描画処理の説明図、図3は、図2の形状の簡略化処理の説明図、図4は、図2のテクスチャー画像取得処理の説明図、図5は、図2の形状簡略化のための凸包処理の説明図、図6は、図2の形状簡略化のための凸分解処理の説明図、図7は、図2の形状簡略化のためのシルエット法の説明図、図8は、図2のテクスチャーマッピング処理の説明図である。
図1に示すように、3次元CAD(Computer Aided Design)システム3で設計された製品や装置のモデルを、ポリゴンデータに変換し、記憶装置2に格納しておく。
即ち、3次元CADシステム3には、通常、CADデータを描画用ポリゴンデータに変換するソフトウェアを搭載しており、これを利用して、CADデータをポリゴンデータに変換し、記憶装置2の入力データ格納域20に、格納する。ここでは、図10にて、後述するように、モデルを構成する各部品の部品座標と、部品のポリゴンデータとからなる。
CPU(Central Processor Unit)1は、マウス、キーボード等のユーザ入力装置4の指示により、図2にて説明するテクスチャーモデル生成処理7を実行し、作成したテクスチャー描画用のモデルのデータを、記憶装置2の出力データ領域22に格納する。
又、CPU1は、描画指示により、記憶装置2の出力データ領域22のポリゴンデータやテクスチャーデータをグラフィックスボード5に渡して、グラフィックスボード5は、描画用の2次元画像に変換し、ディスプレイ5に表示する。
グラフィックスボード5は、グラフィック用CPU50と、フレームバッファ52と、デイスプレイコントローラ54とで構成される。ユーザ入力装置4は、モデルの拡大、縮小、回転、移動などの指令も入力する。
CPU1が実行する処理モジュール(プログラム)の構成を、図2に示す。処理は大きく、テクスチャーモデル生成処理7と、描画中の処理8に分けられる。
前処理であるテクスチャーモデル生成処理7は、まず、図3に示すように、3次元ポリゴンモデル30から3次元モデルの外観形状を簡略化して、細かな凹凸を取り除いたモデル70を生成する。即ち、3次元ポリゴンモデル30の外観形状から細かな凹凸を除いて、表面を平坦化したモデル70を作成する。
次に、テクスチャー画像生成処理72において、このモデル70の平面に対し、ポリゴンモデル20の外観をテクスチャー画像として、外観のモデル70にマッピングするためのデータを生成する。例えば、図4に示すように、図3のモデル70の上面、側面、下面に対し、図3のポリゴンモデルの外観を、各々テクスチャー画像301、302、303として、生成する。
描画処理8では、簡略形状のポリゴンを描画し、それにテクスチャーをマッピングして描画する。図5に示すように、外観のモデル70に、その上面に、上面のテクスチャー画像301を、側面に、側面のテクスチャー画像302を、下面に、下面のテクスチャー画像303を貼り付ける。即ち、テクスチャーマッピングする。これにより、図3の元の3次元ポリゴンモデル30が表示される。
前述の形状を簡略化したモデル70を作成する方法を説明する。図6に示すように、小さな凹凸しかないモデル30−1に対して、その外観形状を得る方法として、凸包構成を適用する。
凸包構成は、点群に対して、それをゴム風船で包んだような形状を求めることで、凸部分だけからなる形状70−1を計算する。図6の点線に示すように、ポリゴンモデル30−1のすべての頂点から、凸包形状を求めることで、細かい凹凸や内側のポリゴンを削除した、外観形状70−1を得ることができる。
前述の図4、図5のように、外観形状に対して削除されたポリゴンのイメージ(テクスチャー画像)をマッピングすることで、元のモデルとそっくりな表示を行う。外観形状の各ポリゴン70−1に対して、そのポリゴンに含まれる元のポリゴンモデルの画像をテクスチャー画像として取得する。テクスチャー画像は、ポリゴン平面と垂直な方向でポリゴンモデルを描画し、フレームバッファ52から画像を取得する。
図6で説明すると、ポリゴンモデル30−1の上面に凹凸が存在する場合に、この面を凸包構成すると、平面となり、2枚のポリゴンで形成でき、ポリゴン数を削減できる。この凸包形状のポリゴン70−1に、凹凸ある元のポリゴンモデルの画像をマッピングすることで、元のポリゴンモデルとそっくりに表示させる。
又、図7のモデル30−3に示すような、大きな凹み(非凸部)があると、上記の方法では違和感のある描画となってしまう。そこで、非凸部でモデルを部分70−3,70−4,70−5に分割し、非凸部をなくす処理(凸分解という)を行う。凸分解では、元のポリゴンモデル30−2と、図6で説明した凸包形状のポリゴンモデルの差から非凸部を検出し、その深さを計算する。
深さがある一定値以上であれば、分解対象とし、その一番深い位置(頂点)を含む切断面を考え、2つのモデル70−3,70−4と、70−4,70−5に切断する。切断した各モデルに対して、大きな非凸部がなくなるまで、凸分解を繰り返す。これにより、小さな凹凸だけのモデルを作り出すことができる。
非凸部の検出方法としては、元のポリゴンモデルと凸包形状のポリゴンモデルから幾何学的な差分を計算する方法が適用できる。この方法では、モデルが複雑になると計算量が膨大になる。計算量を削減するためには、グラフィックスボード5の陰面処理のためのデプス計算機能を利用して、高速に非凸部の深さを計算する。
図14で後述するように、凸包形状の各ポリゴンから内側方向に元のポリゴンモデルを見ると、グラフィックスボード5により、元のポリゴンモデルの表面部分が描画され,その距離(デプス)も計算される。これにより、各ポリゴンに対する非凸部の深さが取り出せるので、ある一定値以上の深さを持つポリゴンを抽出する。
更に、外観の簡略化形状を求める他の方法として、凸包構成では、小さな凸があると、その表面が平面にならない。更にポリゴン数を削減するためには、小さな凸部を平らにすればよい。そこで、凹凸のある表面を平坦化し、大きな面から構成される外観形状を求める。
即ち、表面の平坦化として、シルエット法を使用する。図8に示すように、3次元モデル30−2を正面、側面、上面から描画し、その投影画像(正面、側面)を、フレームバッファ52から取得し、その画像を2値化して、輪郭(エッジ)を抽出し、直線近似する。次に、抽出したエッジから3次元空間の平面を生成し、この平面で囲まれる立体を計算することで、外観形状70−2を求めることができる。
投影描画処理とエッジ抽出処理で、表面の凹凸を直線近似することができ、投影描画の縮小率とエッジ抽出の精度で平坦化の度合いを調整できる。このようにしても、大まかなモデルを作成して、ポリゴン数を削減することができる。
又、図8のシルエット法では、非凸形状を構成することができないため、モデルによっては、まずモデル全体を大まかに凸分解する。例えば、図7に示す形状のポリゴンのモデル30−3では、凸部と凸部の間の非凸部を構成できない。
そこで、前述と同様に、図7に示したように、凸分解により、大きな非凸部分70−4を検出し、そこでモデルを切断し、3つの部分70−3,70−4,70−5に分割する。特に、複数部品からなるアセンブリモデルで、非凸部分を検出するためには、まずモデル30−3を、図6のように、凸包で構成し、その凸包の表面から部品表面までの距離を計測する。この距離を高速に計測するために、グラフィックスボード5のデプスバッファ(距離データ)を用いる。
同様に、モデルが12面体のようないろいろな方向の面を持っている場合、投影方向を増やす必要が生じる。これに対しては、単一の部品ごとに外観を簡略化する方法を適用する。この方法は、図33で後述するように、部品の輪郭を抽出し、その輪郭を連結して閉じた面を作成すればよい。
[テクスチャーモデル生成処理]
次に、3次元モデル描画のためのテクスチャーモデルの生成処理を、具体的に説明する。図9は、本発明の一実施の形態のテクスチャーモデルの生成処理フロー図、図10は、図9の入力データの説明図、図11は、図9の出力データの説明図、図12は、ポリゴンモデルの一例の説明図、図13は、図9により凸包構成したモデルの説明図、図14は、図9の非凸部の検出処理の説明図、図15は、図9のポリゴンモデルの分割処理の説明図、図16は、図15の分割された1つのモデルの説明図、図17は、図9の投影画像の説明図、図18は、図9の3次元モデルの再構成の説明図、図19は、図9のテクスチャーマッピングの説明図、図20は、図9の処理による図12のポリゴンモデルのテクスチャーモデルの説明図である。
図10乃至図20を参照して、図9の処理フローを説明する。
(S10)先ず、非凸部の検出パラメータである凹凸許容値Tを設定する。この凹凸許容値により、モデルの精細度が決定される。次に、元のポリゴンデータを入力する。元のポリゴンデータ、即ち、入力データは、図10に示すように、モデルを構成するパーツの集合である。例えば、図12に示す複数の部品が連結されたモデルでは、各部品のデータである。部品データは、部品座標と、その部品を形成するポリゴンデータの集合である。部品座標は、ワールド座標に対する部品の位置(3次元)と姿勢(各軸に対する回転角)で構成される。一方、ポリゴンデータは、部品座標に対する三角形の頂点座標(3次元)である。
(S12)このポリゴンモデルを凸包構成処理する。凸包構成は、点群に対して、それをゴム風船で包んだような形状を求めることで、凸部分だけからなる形状を計算する。即ち、ポリゴンモデルのすべての頂点から、図13に示すような凸包形状を求める。これにより、細かい凹凸や内側のポリゴンを削除した、外観形状を得ることができる。例えば、図12のポリゴンモデルを凸包構成処理すると、図13のような外観形状70−1を得る。
(S14)次に、凸分解するため、最も深い非凸部を検出する。図14に示すように、凸包形状(構成)の各ポリゴンから内側方向に元のポリゴンモデルを見ると、グラフィックスボード5により元のポリゴンモデルの表面部分が描画され,その距離(デプス)も計算される。これにより、各ポリゴンに対する非凸部の深さが取り出せる。
(S16)最も深い非凸部の深さが、ステップS10で設定した凹凸の許容値T以上かを判定する。検出した深さが、許容値T以上でない場合には、凸分解を終了し、ステップS20に進む。
(S18)一方、検出した深さが、許容値T以上であると、ポリゴンモデル30を分割する。即ち、分解対象とし、その一番深い位置(頂点)を含む切断面を考え、図7に示したように、モデルを切断する。そして、ステップS12に戻り、切断した各モデルに対して、凸包構成を行い、大きな非凸部がなくなるまで、凸分解を繰り返す。これにより、小さな凹凸だけのモデルを作り出すことができる。図15は、図12のポリゴンモデル30を、凸分解により分割した例であり、6つのモデル700、702、703、704、705、706に分割される。
(S20)分割されたポリゴンモデルの番号ポインタiを、「0」に初期化し、各分割モデルの処理を行う。
(S22)分割したポリゴンモデルPiに、シルエット法による処理を行う。即ち、図8で示したように、3次元ポリゴンモデルを正面、側面、上面から描画し、その投影画像(正面、側面)を、フレームバッファから取得する。その投影画像を2値化して、輪郭(エッジ)を抽出し、直線近似する。次に、抽出したエッジから3次元空間の平面を生成し、この平面で囲まれる立体を計算して、3次元モデルを再構築する。この描画処理とエッジ抽出処理で、表面の凹凸を直線近似することができ、描画の縮小率とエッジ抽出の精度で平坦化の度合いを調整できる。
例えば、図16に示すように、図15で示した分割されたモデル(デイスクドライブ)706の上面、正面、側面の投影画像は、それぞれ、図17(A),(B),(C)のようになる。この投影画像から、エッジ検出して、分割されたモデルを再構成すると、図18の平坦化された外観形状が得られる。
(S24)次に、再構成されたモデルの面を、3角形ポリゴンに変換する。そして、各3角形ポリゴンに対し、図17(A),(B),(C)の投影画像から、マッピングするテクスチャー画像を取得する。
(S26)前述の分割モデルの番号ポインタiを、「1」インクリメントし、インクリメントしたポインタiの値から全ての分割モデルの処理を終了したかを判定する。終了していない場合には、ステップS22に戻り、シルエット法を用いた平坦化によるポリゴン数の削減とテクスチャー取得を繰り返す。一方、全ての分割モデルの処理を終了すると、テクスチャーモデル生成処理を終了する。
図11は、こうして得られた出力データ(テクスチャーモデル)の構成図であり、出力データは、面データの集合であり、面データ1は、その面のテクスチャー画像(ビットマップファイル)と、ポリゴンデータとマッピングデータの集合とからなる。ポリゴンデータは、3角形の頂点座標(3次元)であり、マッピングデータは、テクスチャー画像での頂点位置(底面座標s,高さt)である。
図11の出力データと、図10の部品座標を使用して、テクスチャーマッピングし、図16の分割モデルを描画すると、図19のように外観形状が表示される。
又、図12の全体のポリゴンモデルを、図11の出力データと、図10の部品座標を使用して、テクスチャーマッピングし、描画すると、図20のような全体の外観形状が表示される。
このように、複雑な形状の3次元モデルを簡潔化し、ポリゴン数を削減することにより、複雑な形状の3次元モデルの外観形状の描画を円滑に行うことができる。
特に、必要に応じて、視点位置を変更し、又は拡大、縮小する場合に、高速且つ円滑に変更、拡大、縮小画面を表示できる。
[テクスチャーモデル描画処理]
次に、描画モデルを拡大表示する際に、描画時のモデルの拡大率により、最適なテクスチャーモデルを使用することで、描画速度と描画品質を一定に保つことができる。
つまり、遠くから見るシーンでは、粗いモデルを使い、ポリゴン数を大幅に削減する。一方、近くでは、詳細なモデルを使い、描画品質を維持する。但し、詳細なモデルを使うと、ポリゴン数が増えるが、描画処理では、視野範囲外のモデルを自動的に削除する機能(フラスタムカリングという)があるので、トータルとしてポリゴン数を削減することができる。
このために、近似精度の異なるテクスチャーモデルを用意する必要があり、前述のテクスチャーモデルの生成において、近似精度の異なるテクスチャーモデルを作成する。
具体的には、前述の凸分解では、非凸部分の深さ(許容値)により分解の精度を変えることができる。また、表面の平坦化では、投影画像の分解能により、削除する凹凸の深さを変えることができる。即ち、粗いモデルや細かいモデルは、前処理において、凸分解する非凸部の深さ、シルエット法の投影画像の縮尺やエッジ検出精度、テクスチャー画像取得時の描画サイズを使って、調整する。
図21は、本発明の一実施の形態のテクスチャーモデル描画処理フロー図、図22は、図21のためのビュー操作ツール画面の説明図、図23は、図21の粗いテクスチャーモデルの描画例の説明図、図24は、図21の詳細なテクスチャーモデルの描画例の説明図、図25は、図21の元のポリゴンモデルへの復帰例の説明図、図26は、図21の視線方向に応じたテクスチャー画像選択の説明図である。
以下、図22乃至図26を参照しながら、図21の処理フローを説明する。先ず、図21の左側に示すように、描画開始にあたり、視点位置、方向を初期化し、モデルを描画する。次に、マウス操作により視点位置や視点方向を変更することにより、これに応じたモデルを描画する。
このマウス操作のため、図22に示すように、ビュー操作ツールが用意されており、このツールは、図22(A)の視点回転、図22(B)の視点移動、図22(C)のズームの3つで構成される。
図22(A)の視点回転ツールでは、平面図、正面図、側面図、立体図、視点反転のアイコンの他に、所定の軸を中心に左右回転、上下回転を、マウスで調整できる。同様に、図22(B)の視点移動ツールでは、センタリング(クリック位置を画面中心とする)のアイコンの他に、左右移動、上下移動をマウスで調整できる。
図22(C)のズームツールでは、全体表示、領域拡大表示のアイコンの他に、縮小、拡大率をマウスで調整できる。
次に、図21に戻り、初期化又はマウスで指定された視点位置、視点方向による描画処理を説明する。
(S30)指定された視点位置からモデルの拡大率を計算する。
(S32)拡大率がしきい値以上かを判定する。拡大率がしきい値以上であれば、ステップS38のポリゴンモデルへの復帰処理に進む。
(S34)拡大率がしきい値以上でない場合には、視点位置、拡大率に応じたテクスチャーモデルを選択し、且つ視線方向に応じたテクスチャー画像を選択する。このテクスチャー画像の選択が必要な場合としては、拡大率に応じた粗さのテクスチャー画像を選択する場合がある。又、穴などは見る方向によって陰が変わり、ユーザが部品を非表示にしたり、移動させたりして内部を見る場合がある。このような場合は、テクスチャー画像を切り替えて対応する。このため、事前に、複数方向からのテクスチャー画像や、部品の裏側のテクスチャー画像を取得しておく。
(S36)そして、グラフィックスボード5(図1参照)に、視点の位置、方向、ポリゴンの頂点位置、テクスチャー画像、マッピング位置(図11参照)を指令し、画面に描画する。そして、リターンする。
(S38)一方、ステップS32で、拡大率がしきい値以上である場合には、元のポリゴンモデルへ復帰する。即ち、描画処理で、テクスチャーモデルを選択するときに、ある距離以下に近づいたら、元のポリゴンモデルに復帰した方が、正確なモデルを表示できる。このため、グラフィックスボード5(図1参照)に、視点の位置、方向、入力データであるポリゴンの頂点位置、ポリゴンの色(図10参照)を指令し、画面に描画する。そして、リターンする。
上述したように、モデルに近づくとフラスタムカリングが働くようにすれば、描画処理が遅くなることはない。
図23は、視点が遠い場合の粗いテクスチャーモデルの描画例であり、図12のポリゴンモデルに対応する。図24は、拡大により、視点が近い場合の詳細なテクスチャーモデルの描画例である。図25は、視点が近いので、元のポリゴンモデルに復帰した場合の描画例である。
縮小の場合も同様である。このように、テクスチャーモデルの切り替えは、拡大率を監視することにより、動的に行うことができる。
又、図26は、視線方向に応じて、テクスチャー画像を選択した描画例である。ここでは、ユーザが部品を移動して、裏側を見る場合の例であり、このような場合は、テクスチャー画像を切り替えて対応する。
次に、描画処理で、テクスチャーモデルをスムーズに切り替えるために、どのタイミングでどのような粗さのモデルを用意すればよいかを調整することが有効である。即ち、ユーザが指定できる拡大率単位に、テクスチャーモデルを用意することは、メモリ容量の点から見て、得策でない。
そこで、全ての粗さのモデルを用意するのではなく、所定の粗さのモデルに絞る必要がある。このためには、元のポリゴンモデルと用意するテクスチャーモデルとの定量的な近似度評価機能が有効であり、所定の近似率を持つテクスチャーモデルに絞る必要である。
図27は、近似度定量評価の説明図、図28は、テクスチャーモデルの選択、生成処理フロー図、図29は、その説明図である。
図27及び図29を参照して、図28の処理フローを説明する。
(S40)先ず、拡大率を初期化(例えば、「1」)とする。これにより、前述の凸分解の深さ許容値やシルエット法の検出精度が、初期値の拡大率に応じて決定される。
(S42)前述の図9で説明したテクスチャーモデルの作成処理を行い、描画する。
(S44)次に、元のポリゴンモデルの描画画像とテクスチャーモデルの描画画像を比較する。図27に示すように、比較は、同じ画素位置の輝度値の差分の絶対値に対し、画像全体の総和を求めることで、定量的に評価できる。即ち、ポリゴンモデルの描画画像における位置(x,y)の画素の輝度値Rx,yと、テクスチャーモデルの描画画像における位置(x、y)の画素の輝度値Cx,yと、描画画像の総画素数Nを使用して、下記式により、輝度値の差の平均を求め、相関値(近似度)Sを求める。
S=ΣΣ|Rx,y−Cx,y|/N/255
尚、輝度値は、0〜255までの値をとるものとして、「255」で割る。
(S46)計算した相関値Sとしきい値Thを比較する。相関値Sが、しきい値Thより大きい場合には、図29に示すように、この作成パラメータでは、近似度が悪く、テクスチャーモデルの切り替えが必要と判断する。即ち、テクスチャーモデルの作成パラメータ(前述の凸分解の深さ許容値やシルエット法の検出精度)を精に変え、ステップS42のテクスチャーモデルの作成処理に戻る。
(S48)一方、相関値Sが、しきい値Th以上でない場合には、近似度が良好なため、拡大率をインクリメントし、拡大率が最大かを判定する。拡大率が最大でない場合には、描画モデルを拡大し、ステップS44の相関値の計算に戻る。また、拡大率が最大なら、終了する。
このようにして、テクスチャー表現の描画品質を定量評価するために、テクスチャー表現のモデルと正確なモデルの間で描画画像から相関値を計測することで、近似度を得ることができる。そして、この近似度を使用して、テクスチャーモデルを簡易的に切り分けが可能となる。
[他の実施の形態]
前述の3次元モデルの形状簡略化の更に他の実施の形態を説明する。図30は、本発明の更に他の実施の形態の3次元モデルの簡略化処理フロー図、図31は、図30の輪郭抽出処理フロー図、図32は、図30の輪郭から閉じた面を作成する処理フロー図、図33は、本発明の更に他の実施の形態の3次元モデルの簡略化処理の説明図である。
前述の実施の形態では、ポリゴンモデルが、主に6面体の立方体である場合に、好適である。しかし、図33に示すように、モデル30が、12面体のようないろいろな方向の面を持っている場合、シルエット法を適用すると、投影方向を増やす必要が生じ、作成処理が複雑化し、且つ時間がかかる。
これを防止するため、単一の部品ごとに外観を簡略化する。即ち、部品30の輪郭32を抽出し、その輪郭32を連結して閉じた面34を作成する。この閉じた面34を、3角形ポリゴン34−1〜34−4に分割し、このポリゴン34−1〜34−4に対し、テクスチャー画像705〜708をマッピングする。
図31、図32を参照して、図30の形状簡略化処理を説明する。
(S50)図10のポリゴンデータを入力し、輪郭を抽出する。図30に示すように、輪郭の抽出のため、各ポリゴンの法線ベクトルを計算し、次に、隣り合うポリゴンで法線ベクトル間の角度を計算する。そして、角度がしきい値以下なら、ポリゴン間のエッジを輪郭として、登録する。
(S52)その輪郭32を連結して閉じた面34を作成する。図32に示すように、各輪郭の端点に対し、同じ位置の端点を持つ輪郭を検索し、同じ位置の端点を持つ輪郭を接続し、閉じた面を作成する。
(S54)この閉じた各面34を、3角形ポリゴン34−1〜34−4に分割する。
(S56)この面のテクスチャー画像を取得し、且つ各ポリゴン34−1〜34−4に、テクスチャー画像の部分を対応させ、マッピングデータを作成する。
このようにしても、結局、3次元モデルの外観を簡略化し、且つ面により平坦化でき、ポリゴン数を削減できる。特に、モデルの面数が多い場合に、有効である。
前述の実施の形態では、機構部品のモデルを例に説明したが、他の構成のモデルにも適用できる。同様に、外観の簡略化方法として、凸包構成と、シルエット法、輪郭抽出による平面生成を説明したが、前述のように、モデルの形状に応じて、これらを単独もしくは複数組み合わせることができる。
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の趣旨の範囲内において、本発明は、種々の変形が可能であり、本発明の範囲からこれらを排除するものではない。
(付記1)3次元モデルをテクスチャー画像で描画するためのテクスチャーモデルを生成する3次元描画モデル生成方法において、前記3次元モデルの表面を平坦化するステップと、前記平坦化した面のテクスチャー画像を前記3次元モデルの描画画像から取得するステップと、前記平坦化した面のポリゴンと前記テクスチャー画像とで前記テクスチャーモデルを生成するステップとを有することを特徴とする3次元描画モデル生成方法。
(付記2)前記平坦化するステップは、前記3次元モデル全体を包むモデルを生成するステップからなることを特徴とする付記1の3次元描画モデル生成方法。
(付記3)前記平坦化するステップは、前記3次元モデルの大きな凹みを検出するステップと、前記大きな凹みで前記3次元モデルを分解するステップとからなることを特徴とする付記1の3次元描画モデル生成方法。
(付記4)前記3次元モデルの大きな凹みを検出するステップは、前記3次元モデル全体を包むモデルを生成するステップと、前記全体を包むモデルから前記3次元モデルまでの距離を計算するステップと、前記距離により、前記大きな凹みを検出するステップとからなることを特徴とする付記3の3次元描画モデル生成方法。
(付記5)前記平坦化するステップは、前記3次元モデルの投影画像を作成するステップと、前記投影画像の輪郭を直線近似するステップと、前記直線近似された輪郭から3次元モデルを再構成するステップとからなることを特徴とする付記1の3次元描画モデル生成方法。
(付記6)前記平坦化するステップは、前記3次元モデルの輪郭を抽出するステップと、前記輪郭を連結して閉じた面を生成するステップとからなることを特徴とする付記1の3次元描画モデル生成方法。
(付記7)前記平坦化するステップは、前記分解された3次元モデルの各々の投影画像を作成するステップと、前記投影画像の輪郭を直線近似するステップと、前記直線近似された輪郭から前記分解された3次元モデルを再構成するステップとを更に有することを特徴とする付記3の3次元描画モデル生成方法。
(付記8)前記大きな凹みを検出するステップは、設定した距離と前記計算した距離とを比較し、前記大きな凹みを検出するステップからなることを特徴とする付記4の3次元描画モデル生成方法。
(付記9)前記設定した距離を変更して、精細度の異なるテクスチャーモデルを生成するステップを更に有することを特徴とする付記8の3次元描画モデル生成方法。
(付記10)前記投影画像の輪郭の直線近似精度を変更して、細精度の異なるテクスチャーモデルを生成するステップを更に有することを特徴とする付記6の3次元描画モデル生成方法。
(付記11)前記テクスチャーモデルの描画画像と前記3次元モデルの描画画像との差を計算するステップと、前記テクスチャーモデルの生成パラメータを変更するステップとを更に有することを特徴とする付記1の3次元描画モデル生成方法。
(付記12)3次元モデルをテクスチャー画像で描画する3次元モデル描画方法において、前記3次元モデルを平坦化したモデルのポリゴンを描画するステップと、前記平坦化したモデルのテクスチャー画像を前記平坦化したモデルにマッピングするステップとを有することを特徴とする3次元モデル描画方法。
(付記13)視点と前記3次元モデルとの距離に応じて、精細度の異なる平坦化モデルとテクスチャー画像を選択するステップとを更に有することを特徴とする付記12の3次元モデル描画方法。
(付記14)前記視点と前記3次元モデルとの距離が所定値より近づいたことを検出して、前記3次元モデルからテクスチャー画像を描画するステップを更に有することを特徴とする付記13の3次元モデル描画方法。
(付記15)前記選択ステップは、前記テクスチャー描画画像と前記3次元描画画像との差を計算して得た精細度の異なる複数の平坦化モデルとテクスチャー画像を、前記視点と前記3次元モデルとの距離に応じて切り替えるステップからなることを特徴とする付記13の3次元モデル描画方法。
(付記16)視線の方向に応じて、テクスチャー画像を切り替えるステップを更に有することを特徴とする付記12の3次元モデル描画方法。
(付記17)前記3次元モデルの表面を平坦化するステップと、前記平坦化した面のテクスチャー画像を前記3次元モデルの描画画像から取得するステップと、前記平坦化した面のポリゴンと前記テクスチャー画像とで前記テクスチャーモデルを生成するステップとを更に有することを特徴とする付記12の3次元モデル描画方法。
(付記18)3次元モデルをテクスチャー画像で描画するためのテクスチャーモデルを生成するプログラムにおいて、前記3次元モデルの表面を平坦化するステップと、前記平坦化した面のテクスチャー画像を前記3次元モデルの描画画像から取得するステップと、前記平坦化した面のポリゴンと前記テクスチャー画像とで前記テクスチャーモデルを生成するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記19)前記テクスチャーモデルの描画画像と前記3次元モデルの描画画像との差を計算するステップと、前記テクスチャーモデルの生成パラメータを変更するステップとを更にコンピュータに実行させることを特徴とする付記18のプログラム。
(付記20)3次元モデルをテクスチャー画像で描画する3次元モデル描画プログラムにおいて、前記3次元モデルを平坦化したモデルのポリゴンを描画するステップと、前記平坦化したモデルのテクスチャー画像を前記平坦化したモデルにマッピングするステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
3次元ポリゴンモデルから3次元モデルの外観形状を簡略化して、細かな凹凸を取り除いて、表面を平坦化したモデルを作成するので、ポリゴン数を削減して、円滑な描画が可能となる。又、3次元ポリゴンモデルの比較的大きな凹みを検出し、大きな凹みで3次元モデルを分解し、分解した3次元モデルの各々を平坦化するため、複雑なモデルを円滑且つリアルタイムで描画できる
本発明の3次元モデル描画システムの一実施の形態の構成図である。 本発明のテクスチャーモデル作成及び描画処理の説明図である。 図2の形状の簡略化処理の説明図である。 図2のテクスチャー画像取得処理の説明図である。 図2の形状簡略化のための凸包処理の説明図である。 図2の形状簡略化のための凸分解処理の説明図である。 図2の形状簡略化のためのシルエット法の説明図である。 図2のテクスチャーマッピング処理の説明図である。 本発明の一実施の形態のテクスチャーモデルの生成処理フロー図である。 図9の入力データの説明図である。 図9の出力データの説明図である。 図9のポリゴンモデルの一例の説明図である。 図9により凸包構成したモデルの説明図である。 図9の非凸部の検出処理の説明図である。 図9のポリゴンモデルの分割処理の説明図である。 図15の分割された1つのモデルの説明図である。 図9の投影画像の説明図である。 図9の3次元モデルの再構成の説明図である。 図9のテクスチャーマッピングの説明図である。 図9の処理による図12のポリゴンモデルのテクスチャーモデルの説明図である。 本発明の一実施の形態のテクスチャーモデル描画処理フロー図である。 図21のためのビュー操作ツール画面の説明図である。 図21の粗いテクスチャーモデルの描画例の説明図である。 図21の詳細なテクスチャーモデルの描画例の説明図である。 図21の元のポリゴンモデルへの復帰例の説明図である。 図21の視線方向に応じたテクスチャー画像選択の説明図である。 本発明の一実施の形態のテクスチャーモデル評価方法の説明図である。 図27の評価方法を使用したテクスチャーモデル生成処理フロー図である。 図27の評価方法を適用したテクスチャーモデル切り替え処理の説明図である。 本発明の更に他の実施の形態の形状簡略化処理フロー図である。 図30の輪郭抽出処理フロー図である。 図30の輪郭から閉じた面の作成処理フロー図である。 図30の形状簡略化処理の説明図である。 従来のポリゴンモデルの説明図である。 従来のテクスチャーモデルの説明図である。
符号の説明
1 CPU
2 記憶装置
3 3次元CAD
4 ユーザ入力装置
5 グラフィックスボード
6 デイスプレイ
7 テクスチャーモデル生成処理
8 描画処理
20 3次元ポリゴンモデル
70 形状簡略化処理
72 テクスチャー画像生成処理

Claims (5)

  1. 3次元モデルをテクスチャー画像で描画するためのテクスチャーモデルを生成するプログラムにおいて、
    前記3次元モデルの比較的大きな凹みを検出するステップと、前記大きな凹みで前記3次元モデルを分解するステップと、分解した前記3次元モデルの各々の表面の比較的小さな凹凸を平坦化するステップと、前記平坦化した面のテクスチャー画像を前記3次元モデルの描画画像から取得するステップと、前記平坦化した面のポリゴンと前記テクスチャー画像とで前記テクスチャーモデルを生成するステップとを、コンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム
  2. 請求項1のプログラムにおいて、
    前記3次元モデルの大きな凹みを検出するステップとして、前記3次元モデル全体を包むモデルを生成するステップと、前記全体を包むモデルから前記3次元モデルまでの距離を計算するステップと、前記距離により、前記凹みを検出するステップとを、コンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム
  3. 請求項2のプログラムにおいて、
    前記距離により凹みを検出するステップとして、設定した距離と前記計算した距離とを比較し、前記凹みを検出するステップを、コンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム
  4. コンピュータが、3次元モデルをテクスチャー画像で描画するためのテクスチャーモデルを生成する3次元描画モデル生成方法において、
    前記3次元モデルの比較的大きな凹みを検出するステップと、
    前記大きな凹みで前記3次元モデルを分解するステップと、
    分解した前記3次元モデルの各々の表面の比較的小さな凹凸を平坦化するステップと、
    前記平坦化した面のテクスチャー画像を前記3次元モデルの描画画像から取得するステップと、
    前記平坦化した面のポリゴンと前記テクスチャー画像とで前記テクスチャーモデルを生成するステップとを有する
    ことを特徴とする3次元描画モデル生成方法
  5. 前記3次元モデルの凹みを検出するステップは、
    前記3次元モデル全体を包むモデルを生成するステップと、
    前記全体を包むモデルから前記3次元モデルまでの距離を計算するステップと、
    前記距離により、前記大きな凹みを検出するステップとを有する
    ことを特徴とする請求項4の3次元描画モデル生成方法
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