JP4460337B2 - タイヤのシミュレーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、摩耗性能をより精度良く解析しうるタイヤのシミュレーション方法に関する。
タイヤにとって摩耗性能は重要である。特にトラック、バス等の車両に装着される重荷重用タイヤにあってはショルダ部の片落ち摩耗やリブパンチ等の偏摩耗が生じやすいため摩耗性能の向上が強く望まれている。摩耗性能を向上させるために種々の研究が行われており、その一つにコンピュータを使用してタイヤの摩耗特性を解析する摩耗シミュレーションが例えば下記特許文献1により提案されている。
従来の摩耗シミュレーションでは、新品時のタイヤのトレッドパターンを用いてタイヤモデルが設定され、これに荷重や転動速度といった各種の境界条件を与え、接地面での摩耗エネルギーなどが計算される。解析結果は、例えば摩耗エネルギーの分布がコンター図として視覚化される。摩耗エネルギーの大きい箇所は、将来起こりうるであろう摩耗の起点と考えられるから、このような解析結果に基づいて摩耗エネルギーの分布をより均一化しうるようトレッドパターンの改良、解析が繰り返される。
特開平11−201875号公報
ところで、実際のタイヤでは、摩耗が徐々に進行することによって溝、サイピング及び/又はタイバー等の形状が変化する。これにより、トレッドパターン形状が変化する。対象となるトレッドパターンが摩耗により変化すると、例えば摩耗エネルギーの分布も新品時のものとは異なった結果を示す。タイヤの摩耗特性をより実車性能に近づけて精度良く解析、評価するためには、このようなトレッドパターンの摩耗履歴を考慮しながら最終的な摩耗状況を評価する必要がある。
しかしながら、従来の摩耗シミュレーションでは、新品タイヤのトレッドパターンにおいて摩耗の起点となる位置を知ることができるに止まり、上述のような摩耗の履歴を考慮した摩耗特性までは評価することができない。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、設定されたタイヤモデルを、摩耗シミュレーションによって得られた摩耗特性に基づいて摩耗状態のタイヤモデルに修正し、該修正されたタイヤモデルを用いてさらに前記摩耗シミュレーションステップを行うことを基本として、トレッドパターンの摩耗履歴を考慮して当該トレッドパターンの摩耗特性をより精度良く解析することが可能なタイヤのシミュレーション方法を提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、タイヤの摩耗状況をコンピュータを用いてシミュレートするタイヤのシミュレーション方法であって、タイヤを有限個の要素に分割してトレッドパターン部を有するタイヤモデルを設定するモデル設定ステップと、予め定めた境界条件に基づいてタイヤモデルを仮想路面で転動させるシミュレーションを行ってタイヤモデルの摩耗特性を取得する摩耗シミュレーションステップと、前記摩耗特性に基づいて前記トレッドパターン部のトレッド面を凹ませてタイヤモデルを摩耗状態に修正するモデル修正ステップとを含み、かつ、前記修正されたタイヤモデルを用いてさらに前記摩耗シミュレーションステップが行われてなり、しかも前記モデル修正ステップは、前記タイヤモデルのトレッドパターン部においてトレッド面に表れる少なくとも全ての節点について、接地中において受けるX、Y方向のせん断力と、各せん断力の作用方向に対するすべり量とが計算され、さらにこれらの値を掛け合わせて摩耗エネルギーを計算する工程と、前記トレッドパターン部を構成するゴム材料の単位摩耗エネルギー当たりの摩耗量を示す係数である摩耗係数と、前記摩耗エネルギーとの積で前記各節点の移動量を計算する工程と、前記移動量でトレッド面の前記各節点をタイヤ半径方向内側に移動させる工程とを含むとともに、要素の最小厚さが初期厚さの10%以下になったものについては当該要素を削除する工程とを含むことを特徴としている。
また請求項2記載の発明は、前記修正されたタイヤモデルのトレッドパターン部が予め定めた最大摩耗量になるまで前記モデル修正ステップと前記摩耗シミュレーションステップとが繰り返して行われることを特徴とする請求項1記載のタイヤのシミュレーション方法である。
また請求項3記載の発明は、予め定めたループ回数だけ前記モデル修正ステップと前記摩耗シミュレーションステップとが繰り返して行われることを特徴とする請求項1記載のタイヤのシミュレーション方法である。
また請求項記載の発明は、前記モデル設定ステップは、前記トレッパターン部がトレッド面と実質的に平行かつ小厚さの三次元の要素を用いて層状にモデル化されてなり、かつ、接地面に近い要素ほど厚さが小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤのシミュレーション方法である。
また請求項記載の発明は、前記摩耗シミュレーションステップは、制動、加速、自由転動及び旋回の中から選ばれる少なくとも2つの転動条件に基づいて少なくとも2つの摩耗特性を取得する工程と、前記少なくとも2つの摩耗特性を加重平均することにより最終的な摩耗特性を計算する工程とを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のタイヤのシミュレーション方法である。
本発明では、設定されたタイヤモデルは、摩耗シミュレーションによって得られた摩耗特性に基づいてトレッド面が凹まされ摩耗状態へと修正される。そして、この修正されたタイヤモデルを用いてさらに摩耗シミュレーションステップが行われる。これにより、時々刻々と摩耗していくトレッドパターンの摩耗履歴をシミュレーションの中に取り込みながら摩耗特性を取得できる。従って、実際のタイヤの摩耗状況に近い解析が可能となり、より精度の高い解析結果を得ることができる。また摩耗末期のトレッドパターン部の形状などを予め高い精度で予測することも可能になる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1には、本発明を実施するためのコンピュータ装置1が示されている。このコンピュータ装置1は、本体1aと、入力手段としてのキーボード1b、マウス1cと、出力手段としてのディスプレイ装置1dとから構成されている。本体1aには、図示していないが、公知のように演算処理装置、メモリー、磁気ディスク、CD−ROMやフレキシブルディスクのドライブ1a1、1a2などを適宜具えている。そして、前記磁気ディスクにはタイヤのシミュレーション方法を実行するためのプログラムが記憶されている。コンピュータ装置1としては、高速なEWS、スーパーコンピュータなどが好適である。
図2には、本実施形態のタイヤのシミュレーション方法の処理手順の一例が示される。本実施形態では、先ずタイヤ(空気入りタイヤ)を有限個の要素に分割したタイヤモデル2(以下、このタイヤモデルを「初期のタイヤモデル2A」として後述の修正されたタイヤモデル2Bと区別する場合がある。)2を設定するモデル設定ステップが行われる(ステップS1)。タイヤモデル2は、現実的にはコンピュータ装置1において取り扱われる数値データであるが、図3にはこれを視覚化し断面図として示される。
タイヤモデル2は、解析しようとするタイヤを有限個の小さな要素2a、2b、2c…に分割してモデル化される。解析対象となるタイヤは実在するもの又は実在しない設計段階のもののいずれでも良い。本実施形態の初期のタイヤモデル2Aは、設計段階の新品時の重荷重用ラジアルタイヤ(金型形状)を対象としてモデル化されたものが例示される。なお初期のタイヤモデル2Aは、最初に設定されるタイヤモデルを意味し、これは必ずしも新品タイヤをモデル化したものである必要はない。
初期のタイヤモデル2Aを構成する各要素2a、2b、2c…は、数値解析が可能に定められる。数値解析が可能とは、例えば有限要素法、有限体積法、差分法又は境界要素法といった数値解析法に従って計算が可能なことを意味する。具体的には、各要素2a、2b、2c…について、節点座標値、形状、材料特性(例えば密度、弾性率、損失正接又は減衰係数)等が定義される。各要素2a、2b、2c…は、例えば2次元平面としての三角形ないし四角形の膜要素、3次元要素としては、例えば4ないし6面体ソリッド要素等で形作られている。また初期のタイヤモデル2Aは、トレッドパターン部3を有している。即ち、モデル化対象となった設計段階のタイヤのトレッドパターンを有限個の要素で分割することによりその3次元形状がモデルの中に組み入れられている。
図4には、タイヤモデル2のトレッドパターン部3が平面に展開して示されている。なお本図では理解しやすいように縦溝4及び横溝5については要素を表示していない。トレッドパターン部3は、タイヤ周方向にのびる少なくとも1本の縦溝4と、この縦溝4と交わる向きにのびる複数本の横溝5とを含んでいる。
この例の縦溝4は、タイヤ赤道側から順次配された中央の縦溝4a、その両側の中間の縦溝4b及びさらにその外側の外の縦溝4c、4cとを含む。また横溝5は、中央の縦溝4aと中間の縦溝4bとの間を継ぐ内の横溝5a、中間の縦溝4bと外の縦溝4cとを継ぐ中間の横溝5b及び外の縦溝4cとトレッド端Teとの間を継ぐ外の横溝5cとを含む。トレッドパターン部3は、前記縦溝4及び横溝5によって複数のブロック6が区画される。該ブロック6は、例えばタイヤ赤道側からトレッド端Teに向かって順次配されたクラウンブロック6a、ミドルブロック6b及びショルダブロック6cを含む。なお溝の具体的な形状や配置は図示の例に限定されるわけではない。
各ブロック6のタイヤ半径方向外側面は、路面と接地するトレッド面3Aとして定義される。初期のタイヤモデル2Aのトレッド面3Aは、隣接する4つの節点で囲まれた四辺形をなす要素面の連続体で構成される。この要素面は、この段階ではいずれも平面である。またトレッド面3Aは、後述の仮想路面8との間で常に接触が考慮される。
図5には、図2のトレッドパターン部の部分拡大図が示される。トレッドパターン部3は、溝深さが最も大きい中央の縦溝4a(又は外の縦溝4c)の溝底を通るラインよりもタイヤ半径方向外側の部分である。この実施形態では、トレッドパターン部3の主要部、具体的にはトレッド端Te、Te間の部分が、路面と接地するトレッド面3Aと実質的に平行かつ小厚さの三次元の要素7を用いて層状にモデル化されたものが例示される。
前記要素7は、本実施形態ではタイヤ半径方向の厚さが小さい低アスペクト比を有する六面体のソリッド要素で形成されている。要素7は、層状であれば六面体に限られるものではなく、種々の要素、例えば五面体等でも良い。前記要素7は、1個当たりの厚さtが例えば最も厚さが大きい中央の縦溝4aの溝深さdの3〜50%、より好ましくは10〜30%とするのが望ましい。比(t/d)が3%未満になると、要素数が著しく増加し計算時間が増大するおそれがあり、逆に50%以上であると溝の深さ方向にあつサイピングやタイバーなどを表現しずらくなる。具体的に述べると、この実施形態では、中央の縦溝4aの溝深さdが18.0mmであり、層状の要素7の厚さtは3.0mmである。
初期のタイヤモデル2Aが設定されると、該タイヤモデル2に必要な境界条件が設定され(ステップS2)、それに基づき摩耗シミュレーションステップが行われる(ステップS3)。境界条件としては、例えばタイヤモデル2が装着されるリムに関する条件、充填される空気圧に関する条件、負荷される荷重に関する条件及び/又は転動速度に関する条件の少なくとも一つが設定される。
各条件の概略は図6に例示される。リムに関する条件は、タイヤモデル2にリム組み状態を再現させるために必要なパラメータで、具体的には、タイヤモデル2がリムと接触するリム接触域2B、2B、このリム接触域2Bを変位不能とする拘束の定義、及び該リム接触域2B、2B間の幅BW(通常、これは適用リムのリム幅BWに等しい)、及びタイヤモデル2の仮想の回転軸CL、該回転軸CLとリム接触域2Bとの相対距離rr(リム半径で常に一定)等を含む。また空気圧に関する条件として、タイヤモデル2の内腔面の全域に解析する空気圧に相当する等分布荷重wが定義される。負荷される荷重条件として、タイヤモデル2の回転軸CLを垂直下方に押し下げる垂直荷重Fの値が設定される。転動速度に関する条件は、タイヤモデル2の回転速度や転動時間、さらには仮想路面(後述)との間の各種摩擦係数等を含む。
上述の初期のタイヤモデル2Aを設定するモデル設定ステップ及びこの境界条件の設定は、通常、前記コンピュータ装置1を利用しながらユーザの要望を考慮しながら適宜設定される。
前記摩耗シミュレーションステップS3では、定められた境界条件に基づいて初期のタイヤモデル2Aを仮想路面8(図6に示される)に接地させて転動シミュレーションが行われる。そして、そのシミュレーションからタイヤモデル2の摩耗特性が取得される。
前記仮想路面は、タイヤが走行する路面がモデル化されたもので、本実施形態では水平に配置された平面の要素でモデル化されている。摩耗シミュレーションは、境界条件に基づいてタイヤモデル2を仮想路面8に接地させかつ転動させるとともに、トレッド面3Aに生じる力及び変位が計算される。つまり、タイヤモデル2の動的な変形状態が計算が行われる。この計算は、タイヤモデル2及び境界条件等を設定することができれば、これらの情報に基づいて例えば汎用有限要素解析アプリケーションソフトウエア(例えば米国リバモア・ソフトウエア・テクノロジー(LSTC)社製のアプリケーションソフト「LS−DYNA」など)により前記コンピュータ装置1を用いて行われる。また摩耗シミュレーションでは、必要に応じて、タイヤモデル2のスリップ角、前後Gなどが与えられる場合がある。これについはさらに別の実施形態として後で述べる。
摩耗シミュレーションを行うことにより、タイヤモデル2の摩耗特性を取得することができる。「摩耗特性」とは、当該タイヤモデル2のトレッドパターン部3の耐摩耗性能を評価するためのパラメータであって、そこには例えば接地時の各要素のすべり量、接地圧、摩耗エネルギー及び/又は「すべり量×接地圧」等の物理量が含まれる。摩耗特性を取得することにより、当該トレッドパターン部3における摩耗しやすい箇所や摩耗しにくい箇所などを特定することができる。
本実施形態では、「摩耗特性」として摩耗エネルギーが採用される。摩耗エネルギーは、転動しているトレッド面3Aの各要素について、作用する力とすべり量との積を、当該要素が路面に接地してから離れるまでの間、微小時間刻みで計算しかつそれらを総和した物理量である。摩耗エネルギーは、トレッドゴムの摩耗と相関があり、該摩耗エネルギーが多い箇所ほど早期に摩耗しやすいことが分かっている。本実施形態では、タイヤモデル2のトレッドパターン部3において、トレッド面3Aに表れる少なくとも全ての節点について、接地中において受けるX、Y方向のせん断力と、各せん断力の作用方向に対するすべり量とが計算され、さらにこれらの値を掛け合わせて摩耗エネルギーが計算される。この摩耗エネルギーをはじめとする計算された各種の情報は、コンピュータ装置1の磁気ディスク等に記憶される。
図7には、このような摩耗エネルギーを彩度情報に変換して視覚化したトレッドパターン部3の部分展開図が示される。図には、一定の閾値以上の摩耗エネルギーが作用している領域がグレーで表示されている。グレーの濃淡は示していないが、実際の計算結果ではこのグレーの範囲の中でも摩耗エネルギーの大きさは変化している。この結果より、クラウンブロック6a及びショルダブロック6cの周囲のエッジ部分に大きな摩耗エネルギーが作用していることが分かる。
次に本実施形態では、モデル修正ステップが行われる(ステップS4)。モデル修正ステップS4では、摩耗シミュレーションによって得られた摩耗特性に基づいて、当該タイヤモデル(この場合には初期のタイヤモデル2A)のトレッドパターン部3を凹ませる修正が行われる。凹ませることによって、トレッドパターン部3の摩耗が擬似的に表現でき、摩耗状態のタイヤモデルが設定される。
図8には、コンピュータ装置1によって行われる具体的な処理の一例が示されている。本実施形態のモデル修正ステップS4では、先ず接地面3Aにある節点の一つが特定され(ステップS41)、該節点のタイヤ半径方向内側への移動量が計算される(ステップS42)。トレッドパターン部3を凹ませ擬似的な摩耗状態を作り出す方法としては種々考えられるが、本実施形態では、上述のようにトレッド面3Aの節点をタイヤ半径方向内側に移動させる方法が採用される。
前記移動量は、摩耗シミュレーションによって得られた摩耗特性に基づくものであれば、種々の方法によって定めることができる。本実施形態では、トレッドパターン部3を構成するゴム材料の摩耗係数Kと摩耗エネルギーEとの積(K×E)で節点の移動量が計算される。摩耗係数Kは、単位摩耗エネルギー当たりの摩耗量を示す係数であり、予め実車試験などに基づき種々のゴム材料について設定されるものとする。従って、この実施形態の移動量は、トレッドパターン部3の当該節点における摩耗量に実質的に等しく設定される。これは、より精度の高い摩耗評価が可能となる点で好ましい。
またコンピュータ装置1は、前記移動量で節点をタイヤ半径方向内側に移動させたときの座標値を合わせて計算する。移動量等が計算されると当該節点を移動させる(ステップS43)。具体的には、記憶されている当該節点の座標値が、移動後の座標値へと書き換えられる。そしてステップS41ないしS43は、トレッド面3Aに含まれている全ての節点について行われる(ステップS44)。図9(A)、(B)には、トレッド面3Aを含むブロック6の部分断面図が示され、上述の処理を概念的に示している。同図(A)では、節点nのうち端の節点n1が特定され、その移動量δ及び移動後の節点n1aの座標値が計算される。そして、同図(B)のように、節点n1はn1aへ座標値が書き換えられる。これにより、タイヤモデル2のトレッド面3Aはタイヤ半径方向に凹む。つまり、摩耗状態が表現できる。なお同図(D)に示されるように、要素7のトレッド面3Aの節点がネガティブ化しないように、移動量δの上限を当該要素の厚さに関連づけて規制することも望ましい。
次に本実施形態では、図9(B)に示されるように、トレッド面3Aを構成する要素において、要素の最小厚さtaが予め設定された小厚さ以下、例えば初期厚さtの10%以下になったものがあるか否かを調べ(ステップS45)、該当するものについては図9(C)のように、当該要素(この例では要素7A)を削除する(ステップS46)。この場合、トレッド面3Aは段差状となり、より大きな摩耗状態が表現できる。以上のようなモデル修正ステップS4を行うことにより、図10に示されるように、摩耗エネルギーに基づいてタイヤモデル2のトレッドパターン部3を凹ませた修正されたタイヤモデル2Bを設定しうる。
次に本実施形態では、モデル設定ステップS4で得られた修正されたタイヤモデル2Bに基づいてさらに摩耗シミュレーションが行われる(ステップS5)。この際、必要に応じて前回設定された境界条件の変更等が行われる。摩耗シミュレーションの内容については前述の通りである。ただし、修正されたタイヤモデル2Bは、トレッド面3Aに表れる隣接した4つの節点で囲まれる要素面が必ずしも平面にならない場合がある。このような場合、例えば上述の隣接する4つの節点の座標を用いてそれが囲む要素面の座標を補完して計算しうる。
例えば図11に示されるように、トレッド面3Aの一つの要素7における要素面の任意の座標(x、y、z)は、該要素を構成する4つの節点(x1 、y1 、z1 )、(x2 、y2 、z2 )、(x3 、y3 、z3 )及び(x4 4 、z4 )と、要素の形状を定義する形状関数とを用いて決定する。具体的には、要素面に要素自然座標系(ξ、η)を定義する。この要素自然座標系(ξ、η)での形状関数は、下記の式(4)〜(7)となる。この形状関数を用いると、全体座標系X、Y、Zの任意の要素面の座標(x、y、z)は、下記式(1)〜(3)にて求めることができる。これにより、トレッド面3Aと仮想路面8との接触を定義でき、修正されたタイヤモデル2Bの摩耗特性を簡単に計算することができる。なおトレッド面3Aにおいて、3つの節点が囲む領域を一つの要素面として定義づければ、摩耗に拘わらず要素面を常に平面として取り扱うこともできる。
Figure 0004460337
修正されたタイヤモデル2Bの摩耗特性が取得されると、次にシミュレーション終了条件が満たされているか否かを判断する(ステップS6)。該終了条件は、目的とする解析に応じて種々定めることができる。例えば、修正されたタイヤモデル2Bのトレッドパターン部3が予め定めた最大摩耗量になっているか否かを終了条件とすることができる。従って、この終了条件が設定された場合、トレッドパターン部3が予め定めた最大摩耗量になるまで前記モデル修正ステップS4と摩耗シミュレーションステップS5とが繰り返して行われることになる。
また他の終了条件として、予め定めたループ回数だけモデル修正ステップS4と摩耗シミュレーションステップS5とを繰り返して行わすことができる。例えば、初期のタイヤモデル2Aの最大溝深さが18mmである場合、1回のループでの平均摩耗量が2mm程度と考えられる場合では、モデル修正ステップS4と摩耗シミュレーションステップS5とを8回ループさせる(初期のタイヤモデル2Aで1回摩耗シミュレーションが行われているため合計9回となる。)ことにより、ほぼ完全摩耗のタイヤモデルの状態を知ることができる。ループ回数を減らすことにより、また前記摩耗係数を適宜調節することにより、希望の摩耗状態を予測しうる。
以上説明したように、本発明のシミュレーション方法では、摩耗シミュレーションによって摩耗特性を得るステップと、この摩耗特性に基づき摩耗をタイヤモデルに反映させるステップとが繰り返し行われるため、シミュレーションの中に、実際のタイヤと同様な時々刻々と摩耗していくトレッドパターンの摩耗履歴を取り込むことができる。従って、トレッドパターンの摩耗特性をより正確に解析することができる。これは、摩耗特性に優れたタイヤの開発、製造に大いに役立つ。なお図14(A)には、一例として視覚化されたタイヤモデルの新品時のトレッドパターンの部分拡大斜視図が示されており、同図(B)はそれに本発明を適用し摩耗末期とした図が示されている。
次に本発明の他の実施形態について簡単に述べる。
図12には、初期のタイヤモデル2Aの他の実施形態として、トレッドパターン部3の部分拡大図が示されている。この例では、トレッドパターン部3が、トレッド面3Aと実質的に平行かつ小厚さの三次元の要素を用いて層状にモデル化されており、かつ、トレッド面3Aに近い要素ほど厚さが小さく設定されている。一般に摩耗性能を調べる際には正確な初期の摩耗状態の把握が非常に重要である。この実施形態では、トレッド面3Aに近い要素ほど薄く形成されているため、初期の摩耗状態をより正確に計算することができる。なお厚さの変化は、連続的である必要はなく、段階的に変化するものでも良い。
また図13には、初期のタイヤモデル2Aの他の実施形態として、部分拡大図が示されている。この例では、トレッドパターン部3が非常に小さい要素8に分割されている態様が示される。要素8は、各辺の長さが0.05〜0.5mm程度とするのが望ましい。このようなトレッドパターン部3を設定した場合、摩耗シミュレーションステップS3、S5において、トレッド面3Aに表れる要素の節点に予め定めた一定値以上の摩耗エネルギーが作用している場合、節点座標を移動させることなく当該要素を削除する処理を行うことができる。このような方法によっても、タイヤモデル2のトレッドパターン部3を凹ませる修正を行いて修正されたタイヤモデル2Bを設定することができる。なお要素8の一辺の長さが0.05mm未満であると計算時間が著しく増加する傾向があり、逆に0.5mmを超えると計算精度が低下する傾向がある。
さらに他の実施形態として、前記摩耗シミュレーションは、好ましくは、実際の走行状況を十分に考慮した条件で行われるのが望ましい。即ち、実際のタイヤの装着位置や、走行パターンに応じて転動条件を設定することが望ましい。例えば摩耗シミュレーションステップにおいて、制動、加速、自由転動及び旋回の中から選ばれる少なくとも2つの転動条件に基づいて少なくとも2つの摩耗特性を取得する工程と、前記少なくとも2つの摩耗特性を加重平均することにより最終的な摩耗特性を計算する工程とを含むことが望ましい。
例えばトラック用タイヤにおいてドライブ軸(非操舵輪)に装着されるタイヤの摩耗状況を調べたい場合、タイヤモデル2には、制動、駆動、自由転動といった3種の転動条件を与え、それぞれについて摩耗シミュレーションを行うことが好ましい。制動時の転動条件は、転動しているタイヤモデル2の回転軸に、進行方向前方の水平力(例えば0.2G程度)を負荷して再現できる。また加速時の転動条件は、転動しているタイヤモデル2の回転軸に進行方向後方に水平力(例えば0.2G程度)を負荷して再現できる。自由転動については、水平力を0とすれば良い。また、タイヤは操舵されないためいずれの条件もスリップ角は0゜で良い。
そして、最終的な摩耗エネルギーは、各条件で得られた夫々の摩耗エネルギーを加重平均することにより得ることが望ましい。加重平均は、例えば実車走行で所定の距離を走行し、その内訳を解析した頻度分布に基づいて行うことができる。発明者らの実験の一例において、全走行距離を100%とした場合、自由転動走行が75%、制動走行が15%、加速走行が10%を占める状況があった。従って、各要素の最終的な摩耗エネルギーEは、この状況を採用した場合、下記式で得ることができる。
E=0.75×Ef+0.15×Eb+0.10×Ea
ただし、
Ef:当該要素において自由転動の転動条件で得られた摩耗エネルギー
Eb:当該要素において制動走行の転動条件で得られた摩耗エネルギー
Ea:当該要素において加速走行の転動条件で得られた摩耗エネルギー
である。
また例えばトラック用タイヤにおいて、操舵輪(非駆動輪)に装着されるタイヤの摩耗状況を調べる場合、右旋回(例えばスリップ角+2゜)、左旋回(例えばスリップ角−2゜)、制動及び自由転動(かつスリップ角0゜)といった転動条件を与えることが望ましい。なおこの場合には加速走行は必要ではない。
そして、最終的な摩耗エネルギーは、前記と同様に、各条件で得られた摩耗エネルギーを、走行状況から得られた頻度分布に基づき加重平均することにより得ることができる。なお上記各転動条件の頻度分布などのパラメータは、種々変更しうるのは言うまでもない。
本発明の処理を行うコンピュータ装置の斜視図である。 本発明の処理手順の一例を示すフロチャートである、 タイヤモデルの一例を視覚化して示す断面図である。 そのトレッドパターン部の展開図である。 図3の部分拡大ずである。 境界条件を説明するタイヤモデルの断面図である。 摩耗特性を視覚化して示すトレッドパターン部の展開図である。 モデル修正ステップの一例を示すフローチャートである。 (A)〜(D)はブロックのコーナを拡大して示す断面図である。 修正されたタイヤモデルの部分拡大図である。 トレッド面の要素面の補完を説明する概念図である。 トレッドパターン部の他の実施形態を示す断面図である。 トレッドパターン部の他の実施形態を示す断面図である。 (A)は新品時の視覚化されたタイヤモデルのトレッドパターンの部分拡大図、(B)はその摩耗末期の部分拡大図である。
符号の説明
2A 初期のタイヤモデル
2a、2b、2c…、7 要素
2B 修正されたタイヤモデル
3 トレッドパターン部
3A トレッド面
4 縦溝
5 横溝
6 ブロック
n 節点

Claims (5)

  1. タイヤの摩耗状況をコンピュータを用いてシミュレートするタイヤのシミュレーション方法であって、
    タイヤを有限個の要素に分割してトレッドパターン部を有するタイヤモデルを設定するモデル設定ステップと、
    予め定めた境界条件に基づいてタイヤモデルを仮想路面で転動させるシミュレーションを行ってタイヤモデルの摩耗特性を取得する摩耗シミュレーションステップと、
    前記摩耗特性に基づいて前記トレッドパターン部のトレッド面を凹ませてタイヤモデルを摩耗状態に修正するモデル修正ステップとを含み、
    かつ、前記修正されたタイヤモデルを用いてさらに前記摩耗シミュレーションステップが行われてなり、しかも
    前記モデル修正ステップは、前記タイヤモデルのトレッドパターン部においてトレッド面に表れる少なくとも全ての節点について、接地中において受けるX、Y方向のせん断力と、各せん断力の作用方向に対するすべり量とが計算され、さらにこれらの値を掛け合わせて摩耗エネルギーを計算する工程と、
    前記トレッドパターン部を構成するゴム材料の単位摩耗エネルギー当たりの摩耗量を示す係数である摩耗係数と、前記摩耗エネルギーとの積で前記各節点の移動量を計算する工程と、
    前記移動量でトレッド面の前記各節点をタイヤ半径方向内側に移動させる工程とを含むとともに、
    要素の最小厚さが初期厚さの10%以下になったものについては当該要素を削除する工程とを含むことを特徴とするタイヤのシミュレーション方法。
  2. 前記修正されたタイヤモデルのトレッドパターン部が予め定めた最大摩耗量になるまで前記モデル修正ステップと前記摩耗シミュレーションステップとが繰り返して行われることを特徴とする請求項1記載のタイヤのシミュレーション方法。
  3. 予め定めたループ回数だけ前記モデル修正ステップと前記摩耗シミュレーションステップとが繰り返して行われることを特徴とする請求項1記載のタイヤのシミュレーション方法。
  4. 前記モデル設定ステップは、前記トレッパターン部トレッド面と実質的に平行かつ小厚さの三次元の要素を用いて層状にモデル化されてなり、かつ、接地面に近い要素ほど厚さが小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤのシミュレーション方法。
  5. 前記摩耗シミュレーションステップは、制動、加速、自由転動及び旋回の中から選ばれる少なくとも2つの転動条件に基づいて少なくとも2つの摩耗特性を取得する工程と、
    前記少なくとも2つの摩耗特性を加重平均することにより最終的な摩耗特性を計算する工程とを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のタイヤのシミュレーション方法。
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