JP4459146B2 - 連動装置及び連動装置を備えたエンジン付き水上乗り物 - Google Patents
連動装置及び連動装置を備えたエンジン付き水上乗り物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4459146B2 JP4459146B2 JP2005280653A JP2005280653A JP4459146B2 JP 4459146 B2 JP4459146 B2 JP 4459146B2 JP 2005280653 A JP2005280653 A JP 2005280653A JP 2005280653 A JP2005280653 A JP 2005280653A JP 4459146 B2 JP4459146 B2 JP 4459146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propulsion device
- hull
- steering
- interlocking
- boarding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Toys (AREA)
Description
このサーフボード特有の波乗り特性を生かし、乗り手のバランス感覚を楽しむ機能を備えた自走式サーフボードが知られている。
この文献所載の技術では、水圧シリンダとステアリングノズルとの連動には格別の配慮がなされていない。
ところで、サーフボードの傾きの角度が大きくなると、ボードの底とエッジの作用によって、ボード自身が十分な旋回力を生む。
一方、ジェット推進のノズルの転舵角が大きいと、ボードの前進には余り寄与しない。
特許文献1の技術では、このような条件下でも、サーフボードの傾斜角が大きい場合に対応してノズルが回動することとなり、水圧シリンダのストロークの方向と、ノズルの回動の方向のズレが生じるので、接続部に負荷が増大しない工夫が必要である。
本発明は、以上の従来技術に鑑みなされたものである。
又本発明は、上記した水上乗り物の連動装置を、安価に、構造簡素に提供することを課題とする。
更に本発明は、水上乗り物に連動装置を設置した際、エンジン型推進装置を用いた水上乗り物における燃費改善をも課題とする。
図1は、水上乗り物と推進装置の分解斜視図で、水上乗り物に推進装置を装着する直前の図である。
水上乗り物の一例として、図ではサーフボードの例を示している。サーフボードで構成される艇体60上に推進装置1を着脱自在に装着する。
推進装置を艇体に取り付ける推進ユニット1の本体2は、パイプ材で構成されたパイプフレーム状であり、サーフボードの前後に沿って前部3、中間部4、後部5を備え、後部には本体2側に対して揺動自在に推進装置50を着脱自在に装着する装着部11を備える。
スターンブラケット52は側面視逆凹方で、平面視凹方の二股状であり、装着部11に締着するための締着金具52a,52aを備える。
推進装置50を艇体60に装着する本体2の前部3は、最前部に若干後傾した正面視逆U形の把持用のハンドル部6を備え、ハンドル部6は左右の縦杆部3a,3aの下端部に、本体の前後方向に延びる左右の前後向き杆部3b,3bを備え、後部には上方に彎曲したクロス部材3cが架設されている。
そして、縦杆部3a,3aと前後向き杆部3b,3bの後部との間には斜めに補強杆3d、3dが架設されている。また、縦杆部3a,3aの高さ方向中間部には、クロス部材3eが架設されている。
以上の杆部材4a,4aにより中間部4を構成し、中間部4は、前後の部分3b,5aとの間で連結部材7…(…は複数を表す。以下同じ)を介して入れ子式として伸縮させ、この部分で前後方向の長さを調節可能とし、前部3と後部5との間の間隔を調節可能とした。
これにより、艇体の長さに対応して本体2の前後長さを調節することができる。
左右の杆部5a,5aの前部間には上方に彎曲したクロス部材5cを架設し、中間部〜後部間には床板8を貼設する。
左右の杆部5a,5aの後端部は、左右で平行するように上方にL形に屈曲して起立部5b,5bを形成する。
この起立部5b,5b間に支持板9を概ね縦向きに架設する。
吸盤10…は、実施例では前部3の前後向き左右杆部3b,3bの下端部、後部の左右の杆部5a,5aの前端部及び中間後部の都合8カ所設置した。吸盤10…の設置箇所、設置数は任意である。
尚、装着機構は吸盤に限られず任意である。
図4は、装着部と支持板との間の分解斜視図で、推進装置の舵取り運動を行うように変換する変換機構の分解斜視図、図5は、同組付け状態を示す部分破断斜視図、図6は図5の要部の縦断側面図である。
これらの図面を参照しつつ、推進装置の舵取り運動を行うように変換する変換機構を説明する。
支軸12の後半部12bは、板状の装着部11に設けた取付孔11aに固定したスリーブ14に通し、径方向の通しボルト15により固定し、装着部11と一体化する。スリーブ14は、支持板9側(前向き)に設けた取付フランジ14aをボルト14b…で装着部に固定される。
一方、装着部11の側に固定した前記スリーブ14の取付フランジ14aよりも前方で、支持板9と向かい合う前端部には、上方に起立する側面視略Z形の支持杆17を前記操作杆16と間隔を開けて向かい合うように設ける。
装着部側、従って推進装置である船外機50側である支持杆17の縦向き上半部17aには、縦向き略Z形の揺動杆(操舵杆)18の下半部18aの中間部をピン19を介して揺動自在に枢支する。
この揺動杆18の揺動で、従動部を構成する後述の係合部54(従動部)を、垂直軸回りに回動(駆動)させて舵取りを行う駆動部の一方を構成する。
U溝20は、上下方向に長さを有し、上方に開放される上端部20aを備え、溝の下端部20bは凹状で、左右の内縁部20c,20cは平行して上方に直線状に延びる。
図中aは操舵中心線であり、bは揺動回転中心である。
尚、スターンブラケット、又は船外機50側を支持板9に取り付ける支持部に軸受け状の抱持部を設け、抱持部でエクステンションケース50cを回転自在に支持し、エクステンションケース50cの外周部をスイベル軸として舵取り可能の構成しても良い。
以上により、操作杆16、従って本体2側が左右に揺動すると該操作杆16にピン21で枢支、連結された揺動杆18はピン19を中心として左右に揺動する。
以上により、艇体60の水面に対する左右の傾動と関連して推進装置50(船外機)の舵取り運動を行う連動機構30を構成する。
浮力補助体22,22は、前後方向に長い円筒状をなし、前後の取付部22a,22aを装着部11の両側に設けた側面視略ハ形で、正面視対称的な湾曲L形の支持ステイ23,23の下端部間に前後向きに架設した。
各支持ステイ23は、前後の部材23a,23bからなり、中間部間に補強部材23cを架設し、図1に示すように上部間を連結板23dで連結し、図2〜図6では理解の便のため外して示した。連結板23dは必ずしも必要ではない。
図7は、艇体60上に推進装置1を着脱自在に装着した状態を示し、艇体60上に操縦者Mが乗り、ハンドル部6を把持し、推進装置50の推進力により推進し、艇体60を推進して水上遊びを行い、艇体60上で左右に重心を移動させることで操舵し、転舵する。
図8は、艇体は水平な直進状態を示す図、図9は、艇体を左に傾動させ、左に転舵する状態を示す図(図では前後が逆なので左右が逆に表われる)、図10は、艇体を右に傾動させ、右に転舵する状態を示す図(図では前後が逆なので左右が逆に表われる)である。
操縦者Mは、艇体60の上で重心移動させることで、艇体60は左右に傾動する。この際、推進装置(船外機)50は、浮力補助体22,22の作用で鉛直に保持される。
この結果、これにピン21で枢着された揺動杆18は、中点のピン19を支点として上部が図の左方向に揺動し、U溝20に係合した船外機50の係合部54は図の左方向に移動操作される。
これにより船外機50は、ステアリングシャフト53を中心として反対方向である右方向に揺動し、図面が前方から見た図なので、艇体60の傾動方向である左方向に船外機50を転舵する。
この結果、これにピン21で枢着された揺動杆18は、中点のピン19を支点として上部が図の右方向に揺動し、U溝20に係合した船外機50の係合部54は図の右方向に移動操作される。
これにより船外機50は、ステアリングシャフト53を中心として反対方向である右方向に揺動し、図面が前方から見た図なので、艇体60の傾動方向である右方向に船外機50を転舵する。
従って、船外機50の推進力で推進しつつ、艇体の重心移動で傾斜させた方向に転舵するので、水上乗り物において元々の乗り物が醸し出す操舵感に似た感覚で操舵することができる。
図11の12は、揺動杆18の回転中心であり、LはU溝20の開放された上端部20aから下端部20bまでの長さである。
θは揺動杆18の舵取り許容揺動範囲で、揺動杆18のθの範囲の揺動で、図9及び図10に示したように、係合部54は、U溝20の左右の移動で該U溝20内を摺動し、推進装置50を左右に舵取りする。
従って、U溝20、係合部54は解放機構を構成することとなる。
このように、艇体60の左右への傾きが、揺動杆18の許容揺動範囲θを超えると、推進装置50(船外機)と艇体との連動が解除される。
連動装置の基本構造は前記と同様なので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
艇体60を傾けて左右への操舵を行うに際し、操舵許容角度θの範囲では、係合部154はU溝120から抜け出さないが、左右のθ1,θ1を超えると、係合部154の先端部がU溝120から離脱し、係合部154とU溝120の係合が解除され、艇体60と推進装置50との連動が解除され、艇体60の傾きに船外機50は追従しないこととなる。
このように、艇体60の左右への傾きが、揺動杆18の許容揺動範囲θを超えると、推進装置50(船外機)と艇体との連動が解除される。
尚、実施例では、係合部154と係合する揺動杆18側をU溝としたが、本実施の形態では、長孔でも実施可能である。
これにより、連動装置の接続部にフリクション等の負荷が増大しない。
艇体60の傾きによる揺動杆218は前記したように図の左右に揺動し、この揺動で、U溝120に係合した係合部254を左右に揺動させ、推進装置50を垂直軸回りに旋回させ、舵取りを行う。
この結果、バネの付勢力で係合部254はスイッチケース255内に潜る方向に移動し、頭部254bがスイッチケース255の先端部に接触して保持される。
この状態で、スイッチケース255内に内装した点火装置をオフするキルスイッチを開放し、推進装置のエンジンを停止させる。
スイッチ自体は、接続される回路によって開放、遮断しても良いし、閉じて短絡させても良い。
このように、艇体と推進装置との間で連動装置が解除された状態で推進装置のエンジンを停止させる。或いは、燃料供給を中止しても良い。
Claims (3)
- 乗船部と推進装置とを備える水上乗り物であって、
乗船部の傾きの範囲内では、傾きと推力方向を変更し、舵取り効果を得る水上乗り物における連動装置であって、
所定の乗船部の傾きの範囲内では、傾きと舵取りとを連動させる連動機構と、前記傾きの範囲以外では、傾きの運動から推進装置を解放する解放機構とを有する、
ことを特徴とする連動装置。 - 前記連動機構は、前記乗船部の前後方向に沿った軸と、この前後方向の軸回りに運動する駆動部と、前記前後方向の軸に直交する方向の軸回りに運動する従動部と、この駆動部と従動部との係合部を備え、前記解放機構は、この係合を解除する機構を備えることを特徴とする請求項1記載の連動装置。
- 乗船部の傾きで推進装置の推力方向を変更し、舵取りを行い、推進装置をエンジン駆動型推進装置とした水上乗り物において、
所定の乗船部の傾きの範囲内では、傾きと舵取りとを連動させる連動機構と、
前記傾きの範囲以外では、傾きの運動から推進装置を解放する解放機構とを有する連動装置と、
前記乗船部の傾きの運動から推進装置を解放した場合、エンジンの運転を中止する装置を備える、
ことを特徴とする連動装置を備えるエンジン付き水上乗り物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005280653A JP4459146B2 (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 連動装置及び連動装置を備えたエンジン付き水上乗り物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005280653A JP4459146B2 (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 連動装置及び連動装置を備えたエンジン付き水上乗り物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007090970A JP2007090970A (ja) | 2007-04-12 |
JP4459146B2 true JP4459146B2 (ja) | 2010-04-28 |
Family
ID=37977190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005280653A Expired - Fee Related JP4459146B2 (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 連動装置及び連動装置を備えたエンジン付き水上乗り物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4459146B2 (ja) |
-
2005
- 2005-09-27 JP JP2005280653A patent/JP4459146B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007090970A (ja) | 2007-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7189127B2 (en) | Watercraft propulsion machine | |
US7506600B2 (en) | Waterborne vehicle | |
JP4836652B2 (ja) | 船外機 | |
US7674144B2 (en) | Reverse gate for jet propelled watercraft | |
NZ561862A (en) | Propelling system for boat | |
JP4240477B2 (ja) | 極めて小型の水上乗り物の推進機 | |
JP4459146B2 (ja) | 連動装置及び連動装置を備えたエンジン付き水上乗り物 | |
US8393287B2 (en) | Sponsons for a watercraft | |
JP4283627B2 (ja) | 船外機 | |
US6729918B2 (en) | Jet-propelled watercraft | |
JP4787118B2 (ja) | 水上乗り物 | |
JP2008087555A (ja) | 水上乗り物 | |
US7753746B1 (en) | Dual steering nozzle marine jet propulsion system | |
JP4787117B2 (ja) | 水上乗り物 | |
JP4828846B2 (ja) | 船外機 | |
JP4240476B2 (ja) | 極めて小型の水上の乗り物の推進機 | |
JP4563910B2 (ja) | 水上乗り物 | |
US6419532B1 (en) | Jet-propelled watercraft | |
JP2008087561A (ja) | 水上乗り物の揺動転舵装置 | |
JP2996000B2 (ja) | プレジャーボート | |
JP4279636B2 (ja) | 船外機 | |
JP4574291B2 (ja) | 小型滑走艇の操縦装置 | |
CA2477023A1 (en) | Adjustable position steering | |
JPH0646800Y2 (ja) | 小型滑走艇の操向装置 | |
JP3326055B2 (ja) | 海苔養殖用作業船などの進路制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100202 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |