JP4457652B2 - モータの冷却構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車輪に駆動用モータを隣接配置して駆動結合したいわゆる各輪独立駆動方式のモータの冷却構造につき、特に、簡易な構成で効果的にモータを冷却する技術に関するものである。
電気自動車の駆動方式として、各輪もしくは前後輪の一方に左右独立駆動モータを備え、該モータを車輪のホイール近傍に設けたインホイールドライブ方式では、駆動ユニットを車体側メンバに載置する必要がなく、車内空間を拡幅することができることや、各輪独立駆動であるため、従来の自動車とは異なる運転感覚が得られるなどの特徴がある。このインホイールドライブ方式を実現するためにはモータの小型化が不可欠であるが、車両走行に必要な出力を確保しつつモータ体積を小型化すれば、発熱によるモータの温度上昇が顕著になるため、モータの冷却が重要な課題となる。インホイールドライブ方式に用いられるモータ(以下インホイールモータという)の冷却装置に関する発明としては従来、例えば特許文献1に記載のごときものが知られている。
特開平5−104960号公報 特許文献1に記載のインホイールモータの冷却装置は、送風ファンからエアフィルターを介して、清浄な外気をホイールに隣接配置したインホイールモータ内に送り込み、インホイールモータを冷却したり、車輪のスポーク部分を軸流フィン形状に形成して、インホイールモータ内の熱気をホイール外へ排出したり、ホイールキャップに遠心ファンを取り付けて、遠心作用によってインホイールモータ内の熱気をホイール外へ排出するようにしたものである。
しかし、上記従来のようなインホイールモータの冷却装置にあっては、以下に説明するような問題を生ずる。つまりインホイールモータの周辺や車輪に付属部品を新たに配設する必要があり、車体重量が増大する。また組み付けや加工に手数を要し、コストが増大する。
本発明は、簡易な構成で効果的にインホイールモータを冷却する技術を提案するものである。
この目的のため本発明によるインホイールモータの冷却構造は、請求項1に記載のごとく、ベンチレーテッド型のディスクロータを具えた左右輪を独立に駆動するモータを備えた車両において、
前記モータに設けられ、該モータを冷却するための空気が流れるモータ冷却用通風路と、前記ベンチレーテッド型のディスクロータに設けられ、該ディスクロータを冷却するための空気が流れるディスクロータ冷却用通風路と、を備え、
前記モータ冷却用通風路の排気口を前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口よりも径方向内方の位置に設けるとともに、
前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口から吸気される空気が径方向内方から外方に向けて吸気されるように前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口を径方向開口させ、前記モータ冷却用通風路の排気口から排気される空気が径方向内方から外方に向けて排気されるように前記モータ冷却用通風路の排気口を径方向に開口させたことを特徴としたものである。

かかる本発明の冷却構造によれば、ベンチレーテッド型のディスクロータを利用してモータの冷却用通風路に外気を通じさせるため、簡易な構成によりモータを冷却することができる。また、車体重量が増大することがなく、有利なコストでモータの冷却構造を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の構成になるモータの冷却構造を例示する縦断面図である。本実施例においては駆動モータを、車輪のホイールに隣接して配置するホイールインモータとする。
車輪1の中心に位置するホイール2は、外周にホイールリム3を形成するとともに、ホイールリム3の赤道面から車幅方向外側へオフセットさせて円盤形状のホイールディスク4を形成する。
ホイールディスク4の中央部には複数の貫通孔5が所定の配設間隔で穿設されている。
モータ8の中心にあるモータ回転子9はアクスル軸Oを中心に回転する。回転子9の車幅方向外方の端部には複数のボルト部材6を所定の配設間隔で車幅方向外方へ向けて立設する。貫通孔5には、ボルト部材6を挿通し、ナット7で締結して、ホイール2とモータ回転子9を一体に連結する。これよりホイール2とモータ回転子9は一体的に回転することが可能となる。
また、モータ回転子9とホイール2の間にはベンチレーテッド型のディスクロータ10が一体に結合されている。
なお、図においてはモータ8自体の車両に対する支持構造を開示していないが、モータ8は車体側メンバに支持されており、具体的にはサスペンションに取り付けられている。この場合はモータ8のハウジングにより、車重を支えることになりモータ8内のモータ回転子9を軸支するベアリングの荷重が過大になる虞がある。そこで例えばホイール2とモータ8の間にモータ回転子9を軸支する軸受を車体側メンバ(サスペンション)と一体に設け、荷重を分担するようにすると良い。
回転子9および車輪1が回転中にはディスクロータ10も一体に回転する。制動時には図示せざるブレーキキャリパがディスクロータ10を挟圧して車輪1の回転を停止せしめる。ディスクロータ10内には径方向のディスクロータ通風路11が設けられ、ディスクロータ10の回転時には遠心作用により外気が矢の方向で示すように、ディスクロータ10の内周円10iにあって径方向内方へ指向する吸気口12に流入し、ディスクロータ通風路11を通過してディスクロータ10の外周円10oから放出されディスクロータ10を冷却する。
モータ固定子14の車幅方向両端部はベアリング機構13を介して相対回転可能にモータ回転子9を支持する。ベアリング機構13,13はモータ8内に塵埃や水滴が進入することを防止する役目も果たす。モータ固定子14はモータ8の外郭を形成する中空円筒形状であって、内壁にはコイル巻線15を設ける。また、モータ固定子14内のコイル巻線15近傍には、モータ8を冷却するための通風路16をアクスル軸O方向に延在するよう設ける。
固定子14の車幅方向内側端には通風路16の吸気口17を設け、固定子14の車幅方向外側端には通風路16の排気口18を設ける。排気口18はアクスル軸Oに対し直角方向外側に指向させ、かつ、周方向1列に配設する。
図2は図1中、A−A線上で断面とし、矢の方向に見たホイールおよびベンチレーテッドディスクロータの横断面図である。周方向1列に配設した排気口18は、ディスクロータ10の内周円10iよりも僅かに小さい円をなし、排気口18と吸気口12を相互に対向するよう配置する。
上記のようにディスクロータ10の回転中は、外気が吸気口12から流入するが、この外気は対向する排気口18からも吸入されるため、外気はまず吸気口17から流入しモータ通風路16を通過して排気口18へ達し、ひきつづき吸気口12をから流入し扇状のディスクロータ通風路11,11・・・を通過してディスクロータ10の外周円10oから放出される。
図3は本発明の他の実施例になるモータの冷却構造を示す縦断面図である。また、図4は同実施例のモータの冷却構造をB−B線上で断面とし矢の方向からみたホイールおよびベンチレーテッドディスクロータの横断面図である。
本実施例では、上記実施例と同一の機能を有する部材については同じ符号を付し説明を省略するが、異なる機能を有する部材については別の符号を付して以下に説明する。
排気口18周囲およびディスクロータ10近傍のモータ固定子14には樹脂などの熱伝導率の小さい遮熱部材23を設ける。これより、制動時には高温になるディスクロータ10の熱が直接、モータ固定子14へ伝導することを防止する。
また、遮熱部材23の代わりに、単位温度だけ上昇させるのに必要な熱量(熱容量)が大きい吸熱材料からなる吸熱部材23aを設けてもよい。ここで、効果的に吸熱効果を得るためには、吸熱部材23aを図示のように肉厚にして吸熱量を増大するとよく、あるいは図示しなかったが吸熱部材23aの外周に多数の条溝を刻設して放熱に適したフィン形状にし、吸熱部材23aが高温になるのを防止するとよい。
図5は本発明の更に他の実施例になるモータの冷却構造を示す縦断面図である。また、図6は同実施例のモータの冷却構造をC−C線上で断面とし矢の方向からみたホイールおよびベンチレーテッドディスクロータの横断面図である。
本実施例では、インナー側に回転子9を具え、アウター側に固定子14を具えた上記モータ8と、ホイール2との間の駆動経路に、減速機24を介挿した構成において、1系統の通風路がモータ8を冷却するとともに、減速機24をも冷却することを特徴とする。上記実施例と同一の機能の有する部材については同じ符号を付し説明を省略するが、異なる機能を有する部材については別の符号を付して以下に説明する。
減速機24の外装を形成するハウジング25はモータ8の固定子14と一体に結合する。ハウジング25の内部にはギア26が設けられ、モータ回転子9の一端に結合したギア9gと噛合する。ギア26の中心にはアクスル軸O方向に延在するシャフト27を一体に結合する。シャフト27の両端部はベアリング機構28,28を介してハウジング25により支持される。ベアリング機構28,28は減速機24内に塵埃や水滴が進入することを防止する役目も果たす。また、シャフト27の車幅方向外側端にはベンチレーテッド型のディスクロータ10を同心円となるよう連結するとともに、複数のボルト部材6を所定の配設間隔で車幅方向外方へ立設する。ボルト部材6には、ホイール2の貫通孔5を係合し、ナット7で締結して、ホイール2とシャフト27を一体に連結する。これよりシャフト27はホイール2を支持する。
モータ8の力行中は、駆動トルクがモータ8からギア9g、ギア26およびシャフト27を介してホイール2に伝達し、車輪1がアクスル軸Oを中心に回転する。
上記の減速機24の冷却構造について、次に説明する。
減速機24のハウジング25内部には、減速機24冷却用の通風路16gを設ける。通風路16gはハウジング25の全域にわたって設け、通風路16gがモータ8の通風路16の下流側に位置するよう相互の通風路16g,16を連通する。そして通風路16gの排気口18gをアクスル軸Oに対し直角方向外側に指向させ、かつ、周方向1列に配設する。排気口18gは、ディスクロータ10の内周円10iよりも僅かに小さい円をなし、排気口18gとディスクロータ10の吸気口12を相互に対向するよう配置する。
上記のようにディスクロータ10の回転中は、外気が吸気口12から流入するが、この外気は対向する排気口18gから吸入されるため、外気はまず吸気口17から流入しモータ通風路16および減速機通風路16gを通過して排気口18gへ達し、ひきつづき吸気口12から流入し扇状のディスクロータ通風路11,11・・・を通過してディスクロータ10の外周円10oから放出される。
なお、上記実施例では、吸気口12に減速機通風路16gとモータ通風路16とを直列に連通したが、減速機24よりもモータ8が高温になる場合には、本実施例の代わりに、通風路16の上流に通風路16gを連通し、外気がまず減速機24の通風路16gを通過し、次にモータ8の通風路16を通過し、最後にディスクロータ10の通風路11を通過して、外周円10oから排出されるようにしてもよい。あるいは、それぞれの通風量は二分されるが、モータ8および減速機24の設置レイアウトに応じて吸気口12に減速機通風路16gとモータ通風路16とを並列に連通してもよい。
図7は本発明の別の実施例になるモータの冷却構造を示す縦断面図である。また、図8は同実施例のモータの冷却構造をD−D線上で断面とし矢の方向からみたホイールおよびベンチレーテッドディスクロータの横断面図である。
本実施例では、上記図1および図2に示した実施例と基本構成において同一であり、同一の機能の有する部材については同じ符号を付し説明を省略するが、異なる機能を有する部材については別の符号を付して以下に説明する。
回転子9にはアクスル軸Oに沿って通風路16oを設ける。通風路16oの車幅内側端を通風路16と連通する。また通風路16oの車幅外側端を吸気口17oとする。ホイールディスクの回転中心には孔4hを設けておき、ホイール2をモータ回転子9に結合させた場合には、吸気口17oが孔4hと一致して、吸気口17oの閉塞を防止する。
図9は走行中の車両周辺を通過する走行風の流れを示す側面図である。車体のアンダ・ボデー外装を形成する底板20と路面21に挟まれた空間には、車速とほぼ同じ相対速度(風速)の走行風が、矢印のように車体前方から後方へ流れている。この走行風の一部は分岐して、図示のようにホイールハウジング22と車輪1に挟まれた空間にも至るが、この風速は底板20より下部の風速よりも遅くなる。
そこで、吸気口17には図示せざる吸気ダクトを配管接続し、吸気ダクトの取入口をホイールセンターFより下部に、かつ車体前方に指向するよう設ける。
図10は本発明の更に別の実施例になるモータの冷却構造を示す縦断面図である。また、図11は同実施例のモータの冷却構造をE−E断面で切断し矢の方向からみたホイールおよびベンチレーテッドディスクロータの横断面図である。
本実施例では、上記実施例と基本構成において同一であり、同一の機能の有する部材については同じ符号を付し説明を省略するが、異なる機能を有する部材については別の符号を付して以下に説明する。本実施例のモータ29は、回転中心にインナステータ型の固定子30を配し、固定子30を包囲するようにアウタロータ型の回転子31を配する。固定子30の車幅方向内端部は、図示せざる車体側メンバに支持される。また、固定子30の車幅方向外端部には、アクスル軸Oに沿って延在する孔30hを設ける。
アクスル軸Oを中心に回転する中空円筒形状の回転子31は、車幅方向内端で開口しているが車幅方向外端で閉じており、車幅方向内方へ向けてシャフト31sを立設する。アクスル軸Oに沿って延在するシャフト31sを固定子30に設けた孔30hに挿入する。回転子31の車幅方向両端部の内周は、ベアリング32を介して固定子30に支持されており、シャフト31sの車幅方向両端部の外周はベアリング33を介して固定子30に支持されている。
固定子30の車幅方向中間部の外周には、コイル巻線15を設ける。固定子30の外周近傍には、モータ29を冷却するための通風路34を設ける。通風路34は車幅方向に延在し、吸気口35を固定子30の車幅方向内端に、排気口36を固定子30の車幅方向外端部にそれぞれ設ける。そして排気口36をアクスル軸Oに対し直角方向外側に指向させ、かつ、周方向1列に配設する。排気口36は、アウタロータ型の回転子31の内周31iよりも僅かに小さい円をなす。一方、アウタロータ型の回転子31の内壁には、吸気口37を排気口36と相互に対向するように設ける。回転子31には吸気口37からアクスル軸Oに対し直角方向に通風路34oを設ける。そして通風路34oが回転子31の外壁と交差する箇所には排気口38を設ける。
排気口38は、アクスル軸Oに対し直角方向外側に指向し、かつ、周方向1列に配設する。排気口38は、ディスクロータ10の内周円10iよりも僅かに小さい円をなし、排気口38とディスクロータ10の吸気口12を相互に対向するよう配置する。
ところで、上記した本実施例によれば、モータ固定子14の外周に、モータ8を冷却するためのモータ通風路16の排気口18を、周方向に配設し、かつ、排気口18が車輪1と一体に回転するベンチレーテッド型のディスクロータ10の内周円10iよりも僅かに小さい円を形成するよう配設する。そして、排気口18がアクスル軸Oに対し、直角方向外方を指向するようにし、内周円10iに設けた吸気口12と対向させる。
このため、車両走行中は、回転中のディスクロータ10の遠心作用により、ディスクロータ10内にアクスル軸O直角方向に延在するよう設けた通風路11に、内周円10iから外周円10oへ流れる気流が生じる。そして、この気流がモータ通風路16の排気口18から供給されるため、外気が吸気口17からモータ通風路16を経て、排気口18に達し、そこから吸気口12を経て通風路11を流れる。
したがって、従来のようにモータ8の冷却のために新たな部品を車体やホイール2に設けることなくモータ8の冷却を実現し、ベンチレーテッドブレーキの構造を利用して簡易な構成によりモータ8を冷却することができて、モータ8の冷却のためにコスト高を招くこともない。
また、上記した他の実施例では、モータ通風路16の排気口18と前記ディスクロータ10の吸気口12間に、遮熱性能を有する部材23を設けたことから、制動中に高温となるディスクロータの熱がモータ8に伝導することを防止できる。
あるいは、遮熱性能を有する部材23の代わりに熱容量の大きい吸熱部材23aを設けることにより、制動中に高温となるディスクロータの熱がモータ8に伝導することを防止できる。
また、モータ8と車輪1との間に減速機24を介挿した上記の更に他の実施例においては、通風路16の下流に、減速機24内部を通る通風路16gを連通する。そして、通風路16gの排気口18gがアクスル軸Oに対し、直角方向外方を指向するようにし、ディスクロータ10の内周円10iに設けた吸気口12と対向するようにしたことから、モータ8のみならず、減速機24も同時に冷却することができる。
また上記実施例においては、ホイール2のホイールリム3およびホイールディスク4に囲まれたホイール内空領域にインホイールモータ8を配設し、モータ通風路16の吸気口17をモータ8の車幅方向内端に設けたり、あるいは吸気口17oがホイールディスク4の孔17hを介して車幅方向外側へ指向するよう設けたりするなど、吸気口17,17oをこのホイール内空領域の外に設けた。このため、走行中はホイール内空領域にくらべて低温の走行風を吸気口17,17oから得て、モータ8の冷却効率を高めることができる。
また、本実施例では吸気口17に図示せざる吸気ダクトを取り付けて、ホイールセンターFと路面21の間に流れる風速の速い外気を取り入れることにより、効果的にモータ8を冷却することが期待できる。
本発明の一実施の形態になるモータの冷却構造を具えたインホイールモータおよび車輪をアクスル軸に沿って示す縦断面図である。 図1に示すインホイールモータ、ディスクロータおよび車輪を、A−A線上で断面とし、矢の方向から見て示す横断面図である。 本発明の他の実施の形態になるモータの冷却構造を具えたインホイールモータおよび車輪をアクスル軸に沿って示す縦断面図である。 図3に示すインホイールモータ、ディスクロータおよび車輪を、B−B線上で断面とし、矢の方向から見て示す横断面図である。 本発明の更に他の実施の形態になるモータの冷却構造を具えたインホイールモータ、減速機および車輪をアクスル軸に沿って示す縦断面図である。 図5に示すインホイールモータ、減速機、ディスクロータおよび車輪を、C−C線上で断面とし、矢の方向から見て示す横断面図である。 本発明の別の実施の形態になるモータの冷却構造を具えたインホイールモータおよび車輪をアクスル軸に沿って示す縦断面図である。 図7に示すインホイールモータ、ディスクロータおよび車輪を、D−D線上で断面とし、矢の方向から見て示す横断面図である。 走行中の車両周辺を通過する走行風の流れを車両側方から見て示す側面図である。 本発明の更に別の実施の形態になるモータの冷却構造を具えたインホイールモータおよび車輪をアクスル軸に沿って示す縦断面図である。 図10に示すインホイールモータおよび車輪を、E−E線上で断面とし、矢の方向から見て示す横断面図である。
符号の説明
1 車輪
2 ホイール
3 ホイールリム
4 ホイールディスク
5 貫通孔
8 インホイールモータ
9 モータ回転子
10 ベンチレーテッドディスクブレーキのディスクロータ
11 ディスクロータ通風路
12 吸気口
14 モータ固定子
15 コイル巻線
16 モータ通風路
16g 減速機通風路
18 通風路排気口
19 車体
23 遮熱部材
24 減速機
29 モータ
30 固定子
31 回転子
34 モータ通風路

Claims (7)

  1. ベンチレーテッド型のディスクロータを具えた左右輪を独立に駆動するモータの冷却構造において、
    前記モータに設けられ、該モータを冷却するための空気が流れるモータ冷却用通風路と、前記ベンチレーテッド型のディスクロータに設けられ、該ディスクロータを冷却するための空気が流れるディスクロータ冷却用通風路と、を備え、
    前記モータ冷却用通風路の排気口を前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口よりも径方向内方の位置に設けるとともに、
    前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口から吸気される空気が径方向内方から外方に向けて吸気されるように前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口を径方向開口させ、前記モータ冷却用通風路の排気口から排気される空気が径方向内方から外方に向けて排気されるように前記モータ冷却用通風路の排気口を径方向開口させたことを特徴とするモータの冷却構造。
  2. 請求項1に記載のモータの冷却構造において、
    前記モータ冷却用通風路の排気口を前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口に対向させたことを特徴とするモータの冷却構造。
  3. 請求項1又は2に記載のモータの冷却構造において、
    前記モータ冷却用通風路の排気口と前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口との間に、遮熱性能を有する部材を介挿し、この遮熱部材に、前記モータ冷却用通風路の排気口と前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口と間を相互に通じさせる通孔を設けたことを特徴とするモータの冷却構造。
  4. 請求項1又は2に記載のモータの冷却構造において、
    前記モータ冷却用通風路の排気口と前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口との間に、吸熱性能を有する部材を介挿し、この吸熱部材に、前記モータ冷却用通風路の排気口と前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口と間を相互に通じさせる通孔を設けたことを特徴とするモータの冷却構造。
  5. 車輪と前記モータ間を減速機を介して駆動結合した請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータの冷却構造において、
    前記減速機内に通風路を設け、該減速機通風路を介して前記モータ冷却用通風路の排気口と前記ディスクロータ冷却用通風路の吸気口とを相互に対向させたことを特徴とするモ
    ータの冷却構造。
  6. 前記車輪の中央部にホイールを設け、該ホイールのホイールリムおよびホイールディス
    クに囲まれたホイール内空領域に前記モータの冷却用通風路の排気口を配設した請求項1
    乃至5のいずれか1項に記載のモータの冷却構造において、
    前記モータ冷却用通風路の吸気口を、前記ホイール内空領域の外に設けたことを特徴と
    するモータの冷却構造。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータの冷却構造において、
    前記モータ冷却用通風路の吸気口を、ホイールセンターより下側に設けたことを特徴と
    するモータの冷却構造。
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