JP4457311B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

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本発明は、車両の乗員を保護する車両用乗員保護装置に関する。
車両の乗員を保護する車両用乗員保護装置として、例えば、エアバッグ装置がある。車両が衝突すると、起動装置によってエアバッグが展開され乗員を保護する。従来、エアバッグ装置の起動装置として、例えば、特開2003−54359号公報に開示されている乗員保護装置の起動制御装置がある。この起動制御装置は、フロントセンサと、フロアセンサと、電子制御ユニットとから構成されている。フロントセンサは、車両の右前部及び左前部のサイドメンバに配設されている。また、フロアセンサは、車両中央部のフロアトンネル近傍に配設されている。フロントセンサ及びフロアセンサは、各配設部位における車両前後方向の減速度を検出するセンサである。電子制御ユニットは、フロントセンサ及びフロアセンサの検出した減速度に基づいてエアバッグを起動する装置である。電子制御ユニットには、減速度に基づいてエアバッグを起動させるか否かを判定するための判定マップが記録されている。判定マップは、Highマップ、Lowマップ、及びフロントマップで構成されている。
そして、フロアセンサの検出したフロア減速度がHighマップ上の閾値を超えると、電子制御ユニットはエアバッグを起動する。また、フロアセンサの検出したフロア減速度がLowマップ上の閾値を超え、かつ、フロントセンサの検出したフロント減速度がフロントマップ上の閾値を超えるとエアバッグを起動する。これにより、エアバッグが展開され乗員を保護する。
ところで、フロントセンサは、車両前部に配設されているため、車両衝突時に破壊される可能性がある。また、フロントセンサを電子制御ユニットに接続するワイヤーハーネスも、断線する可能性がある。そのため、車両が衝突した場合においても、フロントセンサが破壊されたり、ワイヤーハーネスが断線したりしないよう、配置が工夫されている。しかし、車両衝突時におけるフロントセンサの破壊やワイヤーハーネスの断線を完全に防ぐことはできない。そこで、フロントセンサからの信号が途絶した場合、車両衝突によってフロントセンサが破壊、又は、ワイヤーハーネスが断線したものと判断して、フロントマップによる判定を強制的にオンさせる構成がとられている。これにより、車両衝突時におけるフロントセンサの破壊やワイヤーハーネスの断線が発生しても、Lowマップ及びフロントマップによる判定に基づいてエアバッグを起動することができる。
特開2003−54359号公報
しかし、フロントセンサからの信号の途絶は、車両衝突時に限って発生するものではない。フロントセンサの故障、又は電子制御ユニットの入力回路の故障によっても発生する。例えば、車両が浸水して、動作保証範囲を超える過度な被水状態にさらされると、フロントセンサや、電子制御ユニットの入力回路が故障する可能性がある。さらに、水分による漏電で、フロアセンサの検出したフロア減速度が徐々に変化する可能性もある。
フロントセンサや電子制御ユニットの入力回路が故障し信号が途絶すると、フロントマップによる判定が強制的にオンされる。このとき、フロアセンサの検出したフロア減速度が徐々に変化しLowマップ上の閾値を超えると、車両衝突していないのにエアバッグが起動されてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、第1センサ、第2センサ、及び第3センサの出力信号に基づいて起動するとともに、第2センサ又は第3センサの少なくともいずれかの出力信号が途絶した場合にも起動することができる車両乗員保護装置において、動作保証範囲を越える過度な被水状態にさらされても誤動作しない、信頼性の高い車両用乗員保護装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、第2センサ及び第3センサの出力信号がともに途絶している場合、車両用乗員保護装置を起動させないようにすることで、過度な被水状態にさらされても誤動作を防止できることを思いつき本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の車両用乗員保護装置は、車両の乗員を保護する保護装置と、前記車両に加わる衝撃の大きさに応じた信号を出力する第1センサと、前記第1センサの出力信号に基づく衝撃の大きさが第1所定閾値以上のとき、第1制御信号を出力する第1制御信号生成手段と、前記第1センサより車両前方に配設され、前記車両に加わる衝撃の大きさに応じた信号を出力する第2センサと、前記第2センサの出力信号に基づく衝撃の大きさが第2所定閾値以上のとき、第2制御信号を出力する第2制御信号生成手段と、前記第1センサより車両前方に配設され、前記車両に加わる衝撃の大きさに応じた信号を出力する第3センサと、前記第3センサの出力信号に基づく衝撃の大きさが第3所定閾値以上のとき、第3制御信号を出力する第3制御信号生成手段と、前記第2制御信号生成手段に入力される前記第2センサの出力信号の途絶、又は前記第3制御信号生成手段に入力される前記第3センサの出力信号の途絶の少なくともいずれかを検出したとき、第4制御信号を出力する第4制御信号生成手段と、前記第1制御信号が出力され、かつ、前記第2制御信号又は前記第3制御信号又は前記第4制御信号のいずれかが出力されたとき、前記保護装置を起動するための起動信号を出力する起動信号生成手段とを備えた車両用乗員保護装置において、前記第4制御信号生成手段は、前記第2センサの出力信号の途絶及び前記第3センサの出力信号の途絶をともに検出したとき、前記第4制御信号の出力を停止することを特徴とする。
請求項2に記載の車両用乗員保護装置は、請求項1に記載の車両用乗員保護装置において、さらに、前記第4制御信号生成手段は、前記第2センサの出力信号の途絶及び前記第3センサの出力信号の途絶をともに検出したとき、前記第4制御信号の出力を所定時間停止することを特徴とする。
請求項3に記載の車両用乗員保護装置は、請求項1又は2に記載の車両用乗員保護装置において、さらに、前記第2センサの出力信号を前記第2制御信号生成手段に伝達する第1通信回路と、前記第3センサの出力信号を前記第3制御信号生成手段に伝達する第2通信回路とを有し、前記第1通信回路及び前記第2通信回路は、同一のICパッケージ内に構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の車両用乗員保護装置は、請求項1又は2に記載の車両用乗員保護装置において、さらに、前記第2センサの出力信号を伝達する第3通信回路と、前記第3センサの出力信号を伝達する第4通信回路と、前記第3通信回路の出力信号を前記第2制御信号生成手段に、又は、前記第4通信回路の出力信号を前記第3制御信号生成手段に、それぞれ選択して伝達する第5通信回路を有し、前記第3通信回路、前記第4通信回路、及び前記第5通信回路は、同一のICパッケージ内に構成されていることを特徴とする。
なお、本明細書でいう第1〜第3センサと、第1〜第3所定閾値と、第1〜第4制御信号と、第1〜第4制御信号生成手段と、第1〜第5通信回路は、センサ、所定閾値、制御信号、制御信号生成手段、及び通信回路をそれぞれ区別するために便宜的に導入したものである。
請求項1に記載の車両用乗員保護装置によれば、動作保証範囲を越える過度な被水状態にさらされても誤動作を防止することができる。これにより、車両用乗員保護装置の信頼性を向上させることができる。過度な被水状態にさらされると、車両用乗員保護装置は、漏電によって、第2センサの出力信号だけでなく第3センサの出力信号も途絶する。そのため、第2センサの出力信号の途絶及び第3センサの出力信号の途絶をともに検出したとき、これらの途絶が、車両衝突によるものではなく、過度な被水状態にさらされたことによるもであると判定できる。このとき、第2センサ及び第3センサの出力信号は途絶しているため、第2制御信号及び第3制御信号は出力されない。また、第4制御信号も出力されない。そのため、第2制御信号、第3制御信号、及び第4制御信号の出力がともに停止することで、起動信号の出力を停止でき、過度な被水状態にさらされたことによる車両用乗員保護装置の誤動作を防止することができる。
請求項2に記載の車両用乗員保護装置によれば、誤動作を確実に防止することができる。過度な被水状態にさらされると、車両用乗員保護装置は、漏電によって、第2センサの出力信号だけでなく第3センサの出力信号も途絶する。しかし、被水しているにもかかわらず、その後、一時的に途絶が解消するような不安定な動作をする場合も考えられる。そのため、第2センサの出力信号の途絶及び第3センサの出力信号の途絶をともに検出したとき、その後の出力信号の状態にかかわらず、第4制御信号の出力を所定時間停止することで、誤動作を確実に防止することができる。
請求項3に記載の車両用乗員保護装置によれば、誤動作を防止するとともに装置を小型化することができる。第1通信回路及び第2通信回路を同一のICパッケージ内に構成することで、装置を小型することができる。さらに、過度な被水状態にさらされた場合、同一のICパッケージ内に構成されているため、漏電によって第1通信回路及び第2通信回路がともに故障し、第2センサの出力信号だけでなく第3センサの出力信号も途絶する。そのため、過度な被水状態にさらされたことを確実に判定できる。これにより、誤動作を防止するとともに装置を小型化することができる。
請求項4に記載の車両用乗員保護装置によれば、誤動作を防止するとともに、第2センサ及び第3センサの出力信号の伝達経路を簡素化することができる。第2センサ及び第3センサの出力信号を、第5通信回路を介して第2制御信号生成手段及び第3制御信号生成手段に伝達することで、信号の伝達経路を簡素化することができる。さらに、過度な被水状態にさらされた場合、同一のICパッケージ内に構成されているため、漏電によって、第3通信回路及び第4通信回路が故障し、第2センサの出力信号だけでなく第3センサの出力信号も途絶する。第5通信回路が故障しても、同様に第2センサ及び第3センサの出力信号がともに途絶する。そのため、過度な被水状態にさらされたことを確実に判定できる。これにより、誤動作を防止するとともに、第2センサ及び第3センサの出力信号の伝達経路を簡素化することができる。
本実施形態は、本発明に係る車両用乗員保護装置を、エアバッグを展開させて乗員を保護するエアバッグ装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
第1実施形態におけるエアバッグ装置のブロック図を図1に、エアバッグ装置のハードウェアの構成図を図2に、エアバッグ装置の動作に関するフローチャートを図3〜図7に示す。そして、図1〜図7を参照し構成、動作、効果の順で具体的に説明する。
まず、図1及び図2を参照して具体的構成について説明する。図1に示すように、エアバッグ装置1(車両用乗員保護装置)は、車両各部の加速度に基づいて車両の衝突を判定し、エアバッグを起動して車両乗員を保護する装置である。エアバッグ装置1は、フロアセンサ10(第1センサ)と、メイン判定部11と、第1フロントセンサ12(第2センサ)と、第2フロントセンサ13(第3センサ)と、セーフィング判定部14と、起動信号生成部15と、保護装置16とから構成されている。
フロアセンサ10は、車両のほぼ中央部に配置され、車両の衝突時に発生する車両前後方向の加速度を検出するセンサである。フロアセンサ10は、加速度の大きさに応じたアナログ信号をメイン判定部11に出力する。
メイン判定部11は、フロアセンサ10の検出する加速度に基づいて車両の衝突の有無を判定し、判定結果に応じた信号を出力するブロックである。メイン判定部11は、A/D変換器110と、ハイパスフィルタ111(以下、HPFという)と、ローパスフィルタ112(以下、LPFという)と、高速衝突判定部113と、低速衝突判定部114と、衝突オン信号生成部115とから構成されている。ここで、図2に示すように、A/D変換器110はマイクロコンピュータ20内に設けれている。また、HPF111と、LPF112と、高速衝突判定部113と、低速衝突判定部114と、衝突オン信号生成部115は、マイクロコンピュータ20とプログラムによって構成されている。なお、高速衝突判定部113と衝突オン信号生成部115、及び、低速衝突判定部114と衝突オン信号生成部115が、それぞれ本発明における第1制御信号生成手段に相当する。
図1に戻り説明する。 図1に示すように、A/D変換器110は、フロアセンサ10の出力するアナログ信号をデジタル信号に変換する素子である。A/D変換器110は、フロアセンサ10の出力するアナログ信号をデジタル信号に変換し、加速度データとしてHPF111に出力する。
HPF111は、A/D変換器110の出力する加速度データをフィルタリング処理するものである。HPF111は、加速度データのドリフト誤差を排除するため加速度データをゼロ点補正処理し、LPF112に出力する。
LPF112は、HPF111の出力する加速度データをフィルタリング処理するものである。LPF112は、衝突判定に用いる、例えば100Hz以下の周波数成分を取り出すため、加速度データの高周波成分を除去し、高速衝突判定部113及び低速衝突判定部114に出力する。
高速衝突判定部113は、LPF112の出力する加速度データに基づいて、車両の衝突が高速衝突であるか否かを判定するブロックである。高速衝突判定部113は、LPF112の出力する加速度データを、例えば8msの積分幅で区間積分する。さらに、加速度データの区間積分値をあらかじめ設定されている高速衝突閾値(第1所定閾値)、例えば加速度196m/s2の区間積分値に相当する値と比較する。加速度データの区間積分値が高速衝突閾値以上のとき、高速衝突判定部113は、車両の衝突が高速衝突であると判定し、高速衝突オン信号を衝突オン信号生成部115に出力する。
低速衝突判定部114は、LPF112の出力する加速度データに基づいて、車両の衝突が低速衝突であるか否かを判定するブロックである。低速衝突判定部114は、LPF112の出力する加速度データを、例えば32msの積分幅で区間積分する。さらに、加速度データの区間積分値をあらかじめ設定されている低速衝突閾値(第1所定閾値)、例えば加速度49m/s2の区間積分値に相当する値と比較する。加速度データの区間積分値が低速衝突閾値以上のとき、低速衝突判定部114は、車両の衝突が低速衝突であると判定し、低速衝突オン信号を衝突信号生成部115に出力する。
衝突オン信号生成部115は、高速衝突判定部113及び低速衝突判定部114の出力信号に基づいて、車両が高速衝突又は低速衝突したか否かを判定し、衝突オン信号(第1制御信号)を起動信号生成部15に出力するブロックである。高速衝突オン信号又は低速衝突オン信号が出力されると、衝突オン信号生成部115は、起動信号生成部15に衝突オン信号を所定時間出力する。
セーフィング判定部14は、第1フロントセンサ12、第2フロントセンサ13の検出する加速度に基づいて車両の衝突の有無を判定し、判定結果に応じた信号を出力するブロックである。セーフィング判定部14は、シリアル通信インタフェース140、141(以下、シリアル通信I/Fという)と、ハイパスフィルタ142、143(以下、HPFという)と、第1セーフィング判定部144と、第2セーフィング判定部145と、セーフィングオン信号生成部146と、通信途絶判定部147、148と、セーフィング強制オン信号生成部149とから構成されている。ここで、図2に示すように、シリアル通信I/F140は通信回路21で、シリアル通信I/F141は通信回路22でそれぞれ構成されている。また、通信回路21、22は、IC23として1パッケージ化されている。さらに、HPF142、143と、第1セーフィング判定部144と、第2セーフィング判定部145と、セーフィングオン信号生成部146と、通信途絶判定部147、148と、セーフィング強制オン信号生成部149は、マイクロコンピュータ20とプログラムによって構成されている。なお、第1セーフィング判定部144及び第2セーフィング判定部145が、それぞれ本発明における第2制御信号生成手段及び第3制御信号生成手段に相当する。また、通信途絶判定部147、148とセーフィング強制オン判定部149が、本発明における第4制御信号生成手段に相当する。さらに、セーフィングオン信号生成部146と起動信号生成部15が、本発明における起動信号生成手段に相当する。
図1に戻り説明する。図1に示すように、第1フロントセンサ12、第2フロントセンサ13は、車両右前部及び左前部に配置され、車両の衝突時に発生する車両前後方向の加速度を検出するセンサである。第1フロントセンサ12、第2フロントセンサ13は、加速度の大きさに応じたデジタル信号をシリアル通信I/F140、141にシリアル送信する。
シリアル通信I/F140、141は、第1フロントセンサ12、第2フロントセンサ13のシリアル送信するデジタル信号を加速度データに変換する回路である。シリアル通信I/F140、141は、第1フロントセンサ12、第2フロントセンサ13のシリアル送信するデジタル信号を受信し、加速度データとしてHPF142、143に出力する。
HPF142、143は、シリアル通信I/F140、141の出力する加速度データをフィルタリング処理するものである。HPF142、143は、加速度データのドリフト誤差を排除するため加速度データをゼロ点補正処理し、第1セーフィング判定部144及び第2セーフィング判定部145に出力する。
第1セーフィング判定部144及び第2セーフィング判定部145は、HPF142、143の出力する加速度データに基づいて車両の衝突の有無を判定するブロックである。第1セーフィング判定部144及び第2セーフィング判定部145は、HPF142、143の出力する加速度データを、例えば10msの積分幅で区間積分する。さらに、加速度データの区間積分値をあらかじめ設定されている第1セーフィング閾値(第2所定閾値)、第2セーフィング閾値(第3所定閾値)、例えば加速度49m/s2の区間積分値に相当する値と比較する。加速度データの区間積分値が第1セーフィング閾値、第2セーフィング閾値以上のとき、第1セーフィング判定部144、第2セーフィング判定部145は、車両の衝突が発生していると判定し、第1セーフィングオン信号(第2制御信号)、第2セーフィングオン信号(第3制御信号)をセーフィングオン信号生成部146に出力する。
セーフィングオン信号生成部146は、第1セーフィング判定部144及び第2セーフィング判定部145の出力信号に基づいて車両の衝突の有無を判定し、セーフィングオン信号を起動信号生成部15に出力するブロックである。第1セーフィングオン信号又は第2セーフィングオン信号が出力されると、セーフィングオン信号生成部146は、起動信号生成部15にセーフィングオン信号を所定時間出力する。
通信途絶判定部147、148は、第1フロントセンサ12、第2フロントセンサ13からシリアル通信I/F140、141にシリアル送信されるデジタル信号が途絶したか否かを判定するブロックである。通信途絶判定部147、148は、デジタル信号を正常に受信できていない状態が所定時間(第3所定時間)、例えば5ms以上継続したとき、シリアル通信が途絶したと判定し、第1通信途絶オン信号、第2通信途絶オン信号をセーフィング強制オン信号生成部149に出力する。ここで、デジタル信号を正常に受信できていない状態とは、デジタル信号の送信を要求したにもかかわらず応答がない状態、規定外のデジタル信号を受信した状態、又は、デジタル信号にチェックサムやCRC等の誤り検出機能を備えている場合においては、チェックサム異常やCRC異常等が発生した状態に相当する。
セーフィング強制オン信号生成手段149は、通信途絶判定部147、148の出力信号に基づいて、通信の途絶の有無を判定し、セーフィング強制オン信号(第4制御信号)を起動信号生成部15に出力するブロックである。第1通信途絶オン信号及び第2通信途絶オン信号がともに出力されないと、セーフィング強制オン信号生成部149は、セーフィング強制オン信号を出力しない。これに対し、第1通信途絶オン信号又は第2通信途絶オン信号のいずれかが出力されると、セーフィング強制オン信号生成部149は、セーフィング強制オン信号を所定時間出力する。しかし、第1通信途絶オン信号及び第2通信途絶オン信号がともに出力されると、セーフィング強制オン信号の出力が所定時間停止される。
起動信号生成部15は、衝突オン信号生成部115の出力する衝突オン信号、セーフィングオン信号生成部146の出力するセーフィングオン信号、及びセーフィング強制オン信号生成部149の出力するセーフィング強制オン信号に基づいて、保護装置16を起動するための起動信号を出力するブロックである。起動信号生成部15は、衝突オン信号が出力され、かつ、セーフィングオン信号又はセーフィング強制オン信号のいずれかが出力されたとき、起動信号を保護装置16に出力する。つまり、衝突オン信号が出力され、かつ、第1セーフィングオン信号又は第2セーフィングオン信号又はセーフィング強制オン信号が出力されたとき、起動信号を出力する。
保護装置16は、起動信号生成部15の出力する起動信号に基づいて作動し、車両乗員を保護する装置である。図示されていないが、保護装置16は、エアバッグと、スクイブと、スクイブ駆動回路等から構成されている。
次に、エアバッグ装置1の具体的動作について説明する。図3に示すように、シリアル通信I/F140は、第1フロントセンサ12の送信する加速度データを受信する(S100)。通信途絶検出部147は、加速度データが正常に受信できているか否かを判定する(S101)。
ステップS101において、加速度データが正常に受信できているとき、シリアル通信I/F140は、通信途絶検出部147の指示に基づいて受信した加速度データをHPF142に出力する。これに対し、ステップS101において、加速データが正常に受信できていないとき、通信途絶検出部147は、正常に受信できていない状態が5ms以上継続しているか否かを判定する(S102)。
ステップS102において、加速度データを正常に受信できていない状態が5ms以上継続しているとき、通信途絶検出部147は、通信が途絶していると判定し、第1通信途絶オン信号を出力する(S103)。これに対し、ステップS102において、正常に受信できていない状態が5ms未満しか継続していないとき、通信途絶検出部147は、加速度データの一時的な異常であり通信は途絶していないと判定する。通信が途絶していないと判定されると、シリアル通信I/F140は、正常に受信できた最後の加速度データをHPF142に出力する(S104)。
HPF142は、シリアル通信I/F140の出力した加速度データに対してフィルタリング処理を行い、第1セーフィング判定部144に出力する(S105)。第1セーフィング判定部144は、フィルタリング処理された加速度データを区間積分する(S106)。その後、第1セーフィング判定部144は、第1フロントセンサ12の加速度データの区間積分値を第1セーフィング閾値と比較する(S107)。
ステップS107において、加速度データの区間積分値が第1セーフィング閾値以上のとき、第1セーフィング判定部144は、車両が衝突したと判定し、第1セーフィングオン信号を出力する(S108)。これに対し、ステップS107において、加速度データの区間積分値が第1セーフィング閾値未満のとき、第1セーフィング判定部144は、車両は衝突していないと判定する。このとき、第1セーフィングオン信号は出力されない。
その後、同様の処理が第2フロントセンサ13の送信した加速度データに対しても行われる(S109〜S117)。
引き続き、フロアセンサ10の出力するアナログ信号に対する処理が実施される。図4に示すように、A/D変換器110は、フロアセンサ10の出力するアナログ信号を入力する(S118)。さらに、入力したアナログ信号をデジタル信号に変換し、加速度データとしてHPF111に出力する(S119)。HPF111は、A/D変換噐110の出力した加速度データに対してフィルタリング処理を行い、LPF112に出力する。LPF112は、HPF111の出力した加速度データに対してさらにフィルタリング処理を行い、高速衝突判定部113及び低速衝突判定部114に出力する(S120)。高速衝突判定部113は、フィルタリング処理された加速度データを区間積分する(S121)。その後、高速衝突判定部113は、フロアセンサ10の加速度データの区間積分値を高速衝突閾値と比較する(S122)。
ステップS122において、加速度データの区間積分値が高速衝突閾値以上のとき、高速衝突判定部113は、車両の衝突が高速衝突であると判定し、高速衝突オン信号を出力する(S123)。これに対し、ステップS122において、加速度データの区間積分値が高速衝突閾値未満のとき、高速衝突判定部113は、車両の衝突が高速衝突でないと判定する。このとき、高速衝突オン信号は出力されない。
低速衝突判定部114は、フィルタリング処理された加速度データを区間積分する(S124)。低速衝突判定部114は、フロアセンサ10の加速度データの区間積分値を低速衝突閾値と比較する(S125)。
ステップS125において、加速度データの区間積分値が低速衝突閾値以上のとき、低速衝突判定部114は、車両の衝突が低速衝突であると判定し、低速衝突オン信号を出力する(S126)。これに対し、ステップS125において、加速度データの区間積分値が低速衝突閾値未満のとき、低速衝突判定部114は、車両の衝突が低速衝突でないと判定する。このとき、低速衝突オン信号は出力されない。
引き続き、第1セーフィング判定部144、第2セーフィング判定部145、及びセーフィング強制オン信号生成部149の出力信号に対する処理が実施される。図5に示すように、セーフィングオン信号生成部146は、第1セーフィングオン信号が出力されているか否かを判定する(S127)。さらに、第2セーフィングオン信号が出力されているか否かを判定する(S128)。
ステップS127、S128において、第1セーフィングオン信号が出力されているか、又は第2セーフィングオン信号が出力されているとき、セーフィングオン信号生成部146は、セーフィングオン信号を所定時間出力する(S129)。これに対し、ステップS127、S128において、第1セーフィングオン信号及び第2セーフィングオン信号がともに出力されていないとき、セーフィングオン信号は出力されない。このとき、セーフィング強制オン信号生成部149は、セーフィング強制オン禁止中であるか否かを判定する(S130)。
ステップS130において、セーフィング強制オンが禁止中であるとき、セーフィング強制オン信号生成部149は、セーフィング強制オン信号を出力しない。これに対し、ステップS130において、セーフィング強制オンが禁止中でないとき、セーフィング強制オン信号生成部149は、第1通信途絶オン信号が出力されているか否かを判定する(S131)。さらに、第2通信途絶オン信号が出力されているか否かを判定する(S132、S133)。
ステップS131〜S133において、第1通信途絶オン信号及び第2通信途絶オン信号がともに出力されていないとき、セーフィング強制オン信号生成部149は、セーフィング強制オン信号を出力しない。これに対し、ステップS131〜S133において、第1通信途絶オン信号又は第2通信途絶オン信号のいずれかが出力されているとき、セーフィング強制オン信号生成部149は、セーフィング強制オン信号を所定時間出力する(S134)。しかし、第1通信途絶オン信号及び第2通信途絶オン信号がともに出力されたときには、セーフィング強制オン信号の出力が所定時間停止される(S135)。
引き続き、高速衝突判定部113及び低速衝突判定部114の出力信号に対する処理が実施される。図6に示すように、衝突オン信号生成部115は、高速衝突オン信号が出力されているか否かを判定する(S136)。さらに、低速衝突オン信号が出力されているか否かを判定する(S137)。
ステップS136、S137において、高速衝突オン信号又は低速衝突オン信号のいずれかが出力されているとき、衝突オン信号生成部115は、衝突オン信号を出力する(S138)。これに対し、ステップS136、S137において、高速衝突オン信号及び低速衝突オン信号がともに出力されていないとき、衝突オン信号は出力されない。
引き続き、セーフィングオン信号生成部146、セーフィング強制オン信号生成部149、及び衝突オン信号生成部115の出力信号に対する処理が実施される。図7に示すように、起動信号生成部15は、セーフィングオン信号が出力されているか否かを判定する(S139)。さらに、セーフィング強制オン信号が出力されているか否かを判定する(S140)。
ステップS139、S140において、セーフィングオン信号又はセーフィング強制オン信号のいずれかが出力されているとき、起動信号生成部15は、衝突オン信号が出力されているか否かを判定する(S141)。ステップS141において、衝突オン信号が出力されているとき、起動信号生成部15は、起動信号を所定時間出力する(S142)。これに対し、ステップS139、S140において、セーフィングオン信号及びセーフィング強制オン信号がともに出力されていないとき、起動信号は出力されない。また、ステップS141において、衝突オン信号が出力されていないときも、起動信号は出力されない。
最後に具体的効果について説明する。第1実施形態によれば、動作保証範囲を越える過度な被水状態にさらされても誤動作を防止することができる。これにより、エアバッグ装置1の信頼性を向上させることができる。過度な被水状態にさらされると、エアバッグ装置1は、漏電によって、第1フロントセンサ12の出力信号だけでなく第2フロントセンサ13の出力信号も途絶する。そのため、第1フロントセンサ12の出力信号の途絶及び第2フロントセンサ13の出力信号の途絶をともに検出したとき、これらの途絶が、車両衝突によるものではなく、過度な被水状態にさらされたことによるもであると判定できる。このとき、第1フロントセンサ12及び第2フロントセンサ13の出力信号は途絶しているため、第1セーフィングオン信号及び第2セーフィングオン信号は出力されない。また、セーフィング強制オン信号も出力されない。そのため、第1セーフィングオン信号、第2セーフィングオン信号、及びセーフィング強制オン信号の出力がともに停止することで、起動信号の出力を停止でき、過度な被水状態にさらされたことによるエアバッグ装置1の誤動作を防止することができる。
また、第1実施形態によれば、第1通信途絶オン信号及び第2通信途絶オン信号がともに出力されたとき、セーフィング強制オン信号の出力を所定時間停止させることで、誤動作を確実に防止することができる。過度な被水状態にさらされると、漏電によって、第1フロントセンサ12の出力信号だけでなく第2フロントセンサ13の出力信号も途絶する。しかし、被水しているにもかかわらず、その後、一時的に途絶が解消するような不安定な動作をする場合も考えられる。そのため、第1通信途絶オン信号及び第2通信途絶オン信号がともに出力されたとき、その後の信号の状態にかかわらず、セーフィング強制オン信号の出力を所定時間停止させることで、誤動作を確実に防止することができる。
さらに、第1実施形態によれば、誤動作を防止するとともに装置を小型化することができる。シリアル通信I/F140、141を通信回路21、22として、IC23の同一パッケージ内に構成することで、エアバッグ装置1を小型化することができる。過度な被水状態にさらされた場合、IC23の同一パッケージ内に構成されているため、漏電によって通信回路21、22がともに故障し、第1フロントセンサ12の出力信号だけでなく第2フロントセンサ13の出力信号も途絶する。そのため、過度な被水状態にさらされたことを確実に判定できる。これにより、誤動作を防止するとともに装置を小型化することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態におけるエアバッグ装置のハードウェアの構成図を図8に示す。第2実施形態におけるエアバッグ装置のブロック図及び動作は、第1実施形態のエアバッグ装置と全く同一であるので省略する。ここでは、第1実施形態におけるエアバッグ装置との相違部分であるハードウェアの構成についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
図8に示すように、シリアル通信I/F140は通信回路24、26で、シリアル通信I/F141は通信回路25、26でそれぞれ構成されている。通信回路24は、第1フロントセンサ12の出力信号を通信回路26に伝達する。通信回路25は、第2フロントセンサ13の出力信号を通信回路26に伝達する。通信回路26は、あらからかじめ定められた手順にしたがって、マイクロコンピュータ20内に構成されたHPF142に通信回路24の出力信号、又は、マイクロコンピュータ20内に構成されたHPF143に通信回路25の出力信号をそれぞれ選択して伝達する。通信回路24〜26は、ICとして1パッケージ化されている。
最後に具体的効果について説明する。第2実施形態によれば、誤動作を防止するとともに、第1フロントセンサ12及び第2フロントセンサ13の出力信号の伝達経路を簡素化することができる。第1フロントンサ12及び第2フロントセンサ13の出力信号を、通信回路26を介してマイクロコンピュータ20に伝達することで、信号の伝達経路を簡素化することができる。さらに、過度な被水状態にさらされた場合、IC27の同一パッケージ内に構成されているため、漏電によって、通信回路24、25が故障し、第1フロントセンサ12の出力信号だけでなく第2フロントセンサ13の出力信号も途絶する。通信回路26が故障しても、同様に第1フロントセンサ12及び第2フロントセンサ13の出力信号がともに途絶する。そのため、過度な被水状態にさらされたことを確実に判定できる。これにより、誤動作を防止するとともに、第1フロントセンサ12及び第2フロントセンサ13の出力信号の伝達経路を簡素化することができる。
なお、第1及び第2実施形態では、さまざまな閾値を用い、閾値以上のとき、各種信号を出力する例を挙げているが、これに限られるものではない。閾値を超えたときに、信号を出力するようにしてもよい。また、第1及び第2実施形態では、これら閾値が一定の値である例を挙げているが、これに限られるものではない。車両状態、例えば車速の変化に応じて、閾値の値を変更するようにしてもよい。
第1実施形態におけるエアバッグ装置のブロック図を示す。 図1におけるエアバッグ装置のハードウェアの構成図を示す。 図1におけるエアバッグ装置の動作に関するフローチャートを示す。 図3におけるフローチャートのつづきを示す。 図4におけるフローチャートのつづきを示す。 図5におけるフローチャートのつづきを示す。 図6におけるフローチャートのつづきを示す。 第2実施形態におけるエアバッグ装置のハードウェアの構成図を示す。
符号の説明
1・・・エアバッグ装置(車両用乗員保護装置)、10・・・フロアセンサ(第1センサ)、11・・・メイン判定部、110・・・A/D変換器、111・・・HPF、112・・・LPF、113・・・高速衝突判定部、114・・・低速衝突判定部、115・・・衝突オン信号生成部、12・・・第1フロントセンサ(第2センサ)、13・・・第2フロントセンサ(第3センサ)、14・・・セーフィング判定部、140、141・・・シリアル通信I/F、142、143・・・HPF、144・・・第1セーフィング判定部、145・・・第2セーフィング判定部、146・・・セーフィングオン信号生成部、147、148・・・通信途絶判定部、149・・・セーフィング強制オン信号生成部、15・・・起動信号生成部、16・・・保護装置、20・・・マイクロコンピュータ、21、22、24〜26・・・通信回路、23、27・・・IC

Claims (4)

  1. 車両の乗員を保護する保護装置と、前記車両に加わる衝撃の大きさに応じた信号を出力する第1センサと、前記第1センサの出力信号に基づく衝撃の大きさが第1所定閾値以上のとき、第1制御信号を出力する第1制御信号生成手段と、前記第1センサより車両前方に配設され、前記車両に加わる衝撃の大きさに応じた信号を出力する第2センサと、前記第2センサの出力信号に基づく衝撃の大きさが第2所定閾値以上のとき、第2制御信号を出力する第2制御信号生成手段と、前記第1センサより車両前方に配設され、前記車両に加わる衝撃の大きさに応じた信号を出力する第3センサと、前記第3センサの出力信号に基づく衝撃の大きさが第3所定閾値以上のとき、第3制御信号を出力する第3制御信号生成手段と、前記第2制御信号生成手段に入力される前記第2センサの出力信号の途絶、又は前記第3制御信号生成手段に入力される前記第3センサの出力信号の途絶の少なくともいずれかを検出したとき、第4制御信号を出力する第4制御信号生成手段と、前記第1制御信号が出力され、かつ、前記第2制御信号又は前記第3制御信号又は前記第4制御信号のいずれかが出力されたとき、前記保護装置を起動するための起動信号を出力する起動信号生成手段とを備えた車両用乗員保護装置において、
    前記第4制御信号生成手段は、前記第2センサの出力信号の途絶及び前記第3センサの出力信号の途絶をともに検出したとき、前記第4制御信号の出力を停止することを特徴とする車両用乗員保護装置。
  2. 前記第4制御信号生成手段は、前記第2センサの出力信号の途絶及び前記第3センサの出力信号の途絶をともに検出したとき、前記第4制御信号の出力を所定時間停止することを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員保護装置。
  3. 前記第2センサの出力信号を前記第2制御信号生成手段に伝達する第1通信回路と、前記第3センサの出力信号を前記第3制御信号生成手段に伝達する第2通信回路とを有し、前記第1通信回路及び前記第2通信回路は、同一のICパッケージ内に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用乗員保護装置。
  4. 前記第2センサの出力信号を伝達する第3通信回路と、前記第3センサの出力信号を伝達する第4通信回路と、前記第3通信回路の出力信号を前記第2制御信号生成手段に、又は、前記第4通信回路の出力信号を前記第3制御信号生成手段に、それぞれ選択して伝達する第5通信回路を有し、前記第3通信回路、前記第4通信回路、及び前記第5通信回路は、同一のICパッケージ内に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用乗員保護装置。
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