JP4454717B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置に係り、特に、過電流検出機能を有する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ等に搭載される電源は、例えば図3に示す如く通常モータ等のエンジン駆動用(従来例では24V)とエンジン制御用(従来例では5Vと3V)の三出力電源となっている。これらの出力の保護機能は各々持っており、通常過電流があるとAC電源をオフするまで出力を停止し続けるように制御される(以下、過電流ラッチと呼ぶ)。
【0003】
図3において、1はAC電源であり、ダイオードブリッジ2で全波整流され、平滑コンデンサ3で平滑される。4は電源制御用ICであり、電源制御用ICスタート用抵抗5、6により起動される。電源起動後は、電源制御用IC4はFET7をON/OFF制御する。FET7がONの時、トランスのメイン巻線27に充電され、FETがOFFの時、トランスの補助巻線29より電圧がダイオード9、コンデンサ8で放出され、電源起動後の電源制御用IC4用の補助電源となる。同時にFET7がOFFの時、ダイオード16を介してトランスの24V巻線28に電圧がコンデンサ20を充電し、且つフィルタ回路のコイル34とコンデンサ35によって平滑される。同時にFETがOFFの時、ダイオード18を介してコンデンサ21を充電し、且つフィルタ回路のコイル36とコンデンサ37によって平滑される。
【0004】
24はシャントレギュレータであり、5V電圧をフィードバック抵抗25、26で分圧された値とシャントレギュレータ24のリファレンス電圧が等しくなるようにカソードからアノードへ電流を流す。23は電源制限抵抗であり、12はフォトカプラである。フォトカプラ12の発光部に電流が流れると受光部はオンし、電源制御用IC4のF.B部より電流が流出する。この電流に応じて電源制御用IC4はデューティを制御し電源を安定化する。61は過電流の際に電圧を降下する機能を有するDC/DCコンバータであり、従来例では24Vから3.3Vを生成する。
【0005】
50はコンパレータであり、5Vの電流検出抵抗51の抵抗によるドロップ電圧を検出している。コンパレータ50の反転入力部には電流検出抵抗51前の電圧の抵抗53と抵抗52の分圧が入力され、コンパレータ50の非反転入力部には5Vが入力されている。装置の負荷の短絡等で電流検出抵抗51前の電圧の抵抗53と抵抗52の分圧が電流検出抵抗51後の電圧より高くなったとき、コンパレータ50内部の出力トランジスタが反転しLowとなり、抵抗55、抵抗56を通して電流が流れ、トランジスタ58がオンする。トランジスタ58がオンすると、24Vが抵抗57を通してフォトカプラ59へ電流が流れる。その電流の電流伝達率だけフォトカプラ59のエミッタに電流が流れ、電源制御用IC4のシャットダウンピン(S.D)へ電流が流れ、電源制御用IC4が発振動作を停止する。電源制御用IC4は電源電圧(Vcc)が入力されている間中ずっと発振停止状態を維持する。この動作を過電流ラッチと呼ぶ。
【0006】
同様な過電流ラッチ回路(抵抗62、抵抗63、抵抗64、抵抗65、コンパレータ66)が3.3V回路にもある。DC/DCコンバータ61では過電流時3.3Vの電圧しか低下しないため、3.3Vと他の電流(例えば5V、24V)を混在しているICが誤動作や最悪のときは破壊してしまうからである。同様に24V電源にも過電流ラッチ回路(抵抗67、抵抗68、抵抗69、コンパレータ70、抵抗71、抵抗72)が3.3V回路にもある。
【0007】
図4は従来例におけるこの過電流の際に電圧を降下する機能を有するDC/DCコンバータの一例を示す回路図である。71は過電流検知回路であり、駆動トランジスタに入力される電流を検出する。72はトランジスタであり、24Vをスイッチングすることにより、オン時にコイル74、コンデンサ75を充電し、オフ時にコイル74に蓄えられたエネルギをダイオード73、コンデンサ75と回生する。抵抗79、抵抗80は検出抵抗であり、エラーアンプ81の反転入力部に入力されている。76は基準電圧であり、エラーアンプ81の非反転入力部に入力される。エラーアンプ81はこれらの差を増幅しパルス幅変調器83の非反転入力部へ入力する。
【0008】
一方、パルス幅変調器83の反転入力部には発振器84からの三角波が入力されており、これらの差によりラッチドライバ82をオンオフする。ラッチドライバ82は通常時はパルス幅変調器83の出力に従ってトランジスタ72をオンオフするが、過電流検知回路85が過電流を検知した際はパルス幅変調器83の値によらずトランジスタ72の出力をオフにし続ける。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電源装置においては下記のような問題があった。即ち、上述したように電源装置に多数の過電流回路を設けることにより、回路面積の増大やコストアップにつながってしまうという問題があった。特に3.3V回路では二重の過電流検知回路を設置するという無駄が生じていた。
【0010】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、回路面積の増大やコストアップを防ぐことを可能とした電源装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、トランスの一次側に設けられた主巻線に交流電源からの電圧を整流及び平滑して入力する電圧入力部と、前記主巻線に入力される電圧をスイッチングするスイッチング素子の動作を制御する制御手段であって、前記主巻線に電圧が入力されることによって、前記トランスの一次側に設けられた補助巻線に発生する電圧が供給されて動作する制御手段と、 前記主巻線に電圧が入力されることによって、前記トランスの二次側に設けられた第1巻線に生じる電圧を整流及び平滑して第1直流電圧を出力する第1電圧変換手段と、前記主巻線に電圧が入力されることによって、前記トランスの二次側に設けられた第2巻線に生じる電圧を整流及び平滑して第2直流電圧を出力する第2電圧変換手段と、前記第1電圧変換手段からの前記第1直流電圧を変換して第3直流電圧を出力する第3電圧変換手段と、前記第1直流電圧の出力低下を検知する第1出力低下検知部であって、前記第1直流電圧の出力低下を検知した場合は、検知結果を前記制御手段にフィードバックすることにより前記制御手段の動作を停止させる第1出力低下検知部と、前記第2直流電圧の出力低下を検知する第2出力低下検知部であって、前記第2直流電圧の出力低下を検知した場合は、検知結果を前記制御手段にフィードバックすることにより前記制御手段の動作を停止させる第2出力低下検知部と、を備え、前記第2出力低下検知部に前記第3電圧変換手段からの前記第3直流電圧が入力されており、前記第2出力低下検知部は、前記第3電圧変換手段からの前記第3直流電圧が低下したことを検知して、検知結果を前記制御手段にフィードバックすることにより前記制御手段の動作を停止させることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項2記載の本発明は、前記第1出力低下検知部は、前記第1電圧変換手段の出力段に接続される電流検出抵抗の前後の電圧を比較して、前記制御手段の動作を停止する信号を出力する第1コンパレータを有し、前記第2出力低下検知部は、前記第2電圧変換手段の出力段に接続される電流検出抵抗の前後の電圧を比較して、前記制御手段の動作を停止する信号を出力する第2コンパレータを有し、前記第2コンパレータの非反転入力部に、前記第3直流電圧が入力されることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項3記載の本発明は、更に、前記第2コンパレータの非反転入力部に、ダイオード、または、トランジスタを介して前記第3直流電圧が入力されることを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項4記載の本発明は、前記第1直流電圧は、前記第2直流電圧よりも小さい電圧であり、前記第3直流電圧は、前記第2直流電圧よりも小さい電圧であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。本発明の第1の実施の形態に係る電源装置は、AC電源1、ダイオードブリッジ2、平滑コンデンサ3、電源制御用IC4、電源制御用ICスタート用抵抗5、6、FET7、コンデンサ8、20、21、35、37、ダイオード9、16、18、フォトカプラ12、59、トランス15、抵抗23、25、26、27、51、52、53、54、55、56、57、60、67、68、69、71、72、91、シャントレギュレータ24、コイル34、36、コンパレータ50、70、トランジスタ58、DC/DCコンバータ61、コンパレータ50、70を備えている。図中27はトランス15のメイン巻線、28は24V巻線、29は補助巻線である。
【0023】
上記要部の接続状態を説明すると、AC電源1はダイオードブリッジ2と接続され、ダイオードブリッジ2は平滑コンデンサ3と接続されると共に、トランス15のメイン巻線27と接続されている。電源制御用IC4のOUT端子はFET7と接続され、VCC端子は電源制御用ICスタート用抵抗5、6の接続点と接続され、GND端子はフォトカプラ12を構成するフォトトランジスタのエミッタと接続され、F.B端子はフォトカプラ12を構成するフォトトランジスタのコレクタと接続され、S.D端子はフォトカプラ59を構成するフォトトランジスタのエミッタと接続され、VCC端子とGND端子の間にはトランス15の補助巻線29が接続されている。
【0024】
トランス15の24V巻線28はダイオード16、コンデンサ20、コイル34、コンデンサ35、抵抗67と接続され、更にモータ用電源24VとDC/DCコンバータ61等と接続されている。DC/DCコンバータ61は制御用電源2・3.3Vと接続されている。トランス15の補助巻線29はダイオード18、コンデンサ21、コイル36、コンデンサ37、抵抗51と接続され、更に制御用電源1・5Vと接続されている。
【0025】
コンパレータ70の非反転入力部には抵抗71、72で分圧された電圧が入力され、反転入力部には抵抗68、69で分圧された電圧が入力される。コンパレータ50の非反転入力部には抵抗54を通過した電圧と抵抗91を通過した電圧が入力され、反転入力部には抵抗52、53で分圧された値が入力される。フォトカプラ59を構成するフォトダイオードはトランジスタ58と接続され、フォトカプラ59を構成するフォトトランジスタのコレクタはトランス15の補助巻線29側と接続されている。フォトカプラ12を構成するフォトダイオードはトランス15の補助巻線29側と、シャントレギュレータ24と接続されている。
【0026】
本発明の第1の実施の形態に係る電源装置が上述した従来例に係る電源装置と相異する点は、従来例における3.3Vの電流検出を廃止した点と、代わりに従来5Vの電流検出を行っていたコンパレータ50の非反転入力部に電圧3.3Vが入力されている点である。これ以外の構成は同様であり図1において上記図3と同じ機能を有するものは同じ符号を付し説明を省略する。
【0028】
次に、上記の如く構成された本発明の第1の実施の形態に係る電源装置の動作を図1を参照しながら説明する。
【0029】
上述した如く、本発明の第1の実施の形態では、従来例における3.3Vの電流検出を廃止し、代わりに従来5Vの電流検出を行っていたコンパレータ50の非反転入力部に電圧3.3Vが入力されている。このとき、3.3Vが定常電圧かつ5V電流が過電流の際には、抵抗51に流れる電流が増加することによってコンパレータ50の反転側の電圧が非反転側の電圧より上昇し、出力がLowに反転し、フォトカプラ59を構成するフォトダイオードを光らせて電源制御用IC4は動作停止(過電流ラッチ)する。
【0030】
一方、3.3Vが過電流の際には、DC/DCコンバータ61は電圧が降下する。すると、コンパレータ50の非反転側の電圧が降下して反転側より小さくなるため、上記と同様に出力がLowに反転し、フォトカプラ59を構成するフォトダイオードを光らせて電源制御用IC4は動作停止(過電流ラッチ)する。
【0031】
尚、本発明の第1の実施の形態では、過電流の際に電圧を降下する機能を有するDC/DCコンバータについて説明してきたが、過電流の際に電圧を降下するシリーズレギュレータなどについても同様なことが言える。また、電圧検出のためコンパレータを使用しているが、オペアンプ等でもよい。また、三出力電源について述べたが、二出力電源やDC/DCコンバータが複数個あっても同様な回路は実現できる。
【0032】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る電源装置によれば、第一の出力電源よりDCコンバートにより生成された第二の出力電源の出力低下を検知する出力低下検知回路を備えると共に、第一の出力電源の負荷状態を検知する第一の負荷検知機能と、第一の負荷検知機能で既定値より負荷が多いと検知した場合に第一の出力電源を停止させ続ける出力ラッチ機能と、第二の出力電源の負荷状態を検知する第二の負荷検知機能と、第二の負荷検知機能で既定値より負荷が多いと検知した場合に第二の出力電源の出力を低下させる出力低下機能とを有する電源装置であって、出力低下検知回路で第二の出力電源の出力が既定値より低いことが検知された場合、出力ラッチ機能を用いて第二の出力電源の出力をラッチさせるため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0033】
上記構成において、3.3Vが定常電圧かつ5V電流が過電流の時は、抵抗51に流れる電流が増加するため、コンパレータ50の反転側の電圧が非反転側の電圧より上昇して出力がLowに反転し、フォトカプラ59に電流が流れ電源制御用IC4は動作停止する。3.3Vが過電流の時は、DC/DCコンバータ61の電圧が降下し、コンパレータ50の非反転側の電圧が降下して反転側より小さくなり出力がLowに反転し、フォトカプラ59に電流が流れ電源制御用IC4は動作停止する。
【0034】
従って、本発明の第1の実施の形態においては、従来の如く電流検出抵抗で行っていた電流検出方法を、本発明の如く過電流により低下した電圧を検出することによって別の過電流ラッチ回路を使用して過電流ラッチを行うことで、回路面積の増大やコストアップを防ぐことが可能となる効果を奏する。
【0035】
[第2の実施の形態]
図2は本発明の第2の実施の形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。本発明の第2の実施の形態に係る電源装置は、AC電源1、ダイオードブリッジ2、平滑コンデンサ3、電源制御用IC4、電源制御用ICスタート用抵抗5、6、FET7、コンデンサ8、20、21、35、37、ダイオード9、16、18、フォトカプラ12、59、トランス15、抵抗23、25、26、27、51、52、53、54、55、56、57、60、67、68、69、71、72、シャントレギュレータ24、コイル34、36、コンパレータ50、70、トランジスタ58、DC/DCコンバータ61、コンパレータ50、70、電圧検出ダイオード101、102、103を備えている。図中27はトランス15のメイン巻線、28は24V巻線、29は補助巻線である。
【0036】
上記要部の接続状態を説明すると、AC電源1はダイオードブリッジ2と接続され、ダイオードブリッジ2は平滑コンデンサ3と接続されると共に、トランス15のメイン巻線27と接続されている。電源制御用IC4のOUT端子はFET7と接続され、VCC端子は電源制御用ICスタート用抵抗5、6の接続点と接続され、GND端子はフォトカプラ12を構成するフォトトランジスタのエミッタと接続され、F.B端子はフォトカプラ12を構成するフォトトランジスタのコレクタと接続され、S.D端子はフォトカプラ59を構成するフォトトランジスタのエミッタと接続され、VCC端子とGND端子の間にはトランス15の補助巻線29が接続されている。
【0037】
トランス15の24V巻線28はダイオード16、コンデンサ20、コイル34、コンデンサ35、抵抗67と接続され、更にモータ用電源24VとDC/DCコンバータ61等と接続されている。DC/DCコンバータ61は制御用電源2・3.3Vと接続されている。制御用電源2・3.3Vには直列接続された3本の電圧検出ダイオード101、102、103が接続されている。トランス15の補助巻線29はダイオード18、コンデンサ21、コイル36、コンデンサ37、抵抗51と接続され、更に制御用電源1・5Vと接続されている。
【0038】
コンパレータ70の非反転入力部には抵抗71、72で分圧された電圧が入力され、反転入力部には抵抗68、69で分圧された電圧が入力される。コンパレータ50の非反転入力部には抵抗54を通過した電圧が入力され、反転入力部には抵抗52、53で分圧された電圧が入力される。フォトカプラ59を構成するフォトダイオードはトランジスタ58と接続され、フォトカプラ59を構成するフォトトランジスタのコレクタはトランス15の補助巻線29側と接続されている。フォトカプラ12を構成するフォトダイオードはトランス15の補助巻線29側と、シャントレギュレータ24と接続されている。
【0039】
本発明の第2の実施の形態に係る電源装置が上述した第1の実施の形態に係る電源装置と相異する点は、3.3Vの電圧の低下を検出する手段としてダイオードを3本(電圧検出ダイオード101、電圧検出ダイオード102、電圧検出ダイオード103)を新規に設けた点である。これ以外の構成は同様であり図2において上記図1と同じ機能を有するものは同じ符号を付し説明を省略する。
【0040】
次に、上記の如く構成された本発明の第2の実施の形態に係る電源装置の動作を図2を参照しながら説明する。
【0041】
上述した如く、本発明の第2の実施の形態では、3.3Vの電圧の低下を検出する手段として3本の電圧検出ダイオード101、電圧検出ダイオード102、電圧検出ダイオード103を挿入してある。定常時は5Vと3.3Vの電位差は1.7Vのため、これら3本の電圧検出ダイオード101、102、103を通して電流は流れない。
【0042】
しかし、3.3Vの電流が過電流になった際、3.3Vの電圧が降下することによって5Vと3.3Vの電位差が広がり、電圧検出ダイオード101、102、103を通して電流が流れる。すると、5Vが過電流となり5Vの過電流検知を使用して3.3Vの過電流ラッチをかけることが可能となる。
【0043】
尚、本発明の第2の実施の形態では、電圧検出のためのダイオードを3本使用しているが、ツェナダイオード、トランジスタなどを使用してもよい。
【0044】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る電源装置によれば、第一の出力電源よりDCコンバートにより生成された第二の出力電源の出力低下を検知する出力低下検知回路を備えると共に、第一の出力電源の負荷状態を検知する第一の負荷検知機能と、第一の負荷検知機能で既定値より負荷が多いと検知した場合に第一の出力電源を停止させ続ける出力ラッチ機能と、第二の出力電源の負荷状態を検知する第二の負荷検知機能と、第二の負荷検知機能で既定値より負荷が多いと検知した場合に第二の出力電源の出力を低下させる出力低下機能とを有する電源装置であって、出力低下検知回路の機能と第一の負荷検知機能とを共用し、出力ラッチ機能を用いて第二の出力電源の出力をラッチさせるため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0045】
上記構成において、定常時は、5Vと3.3Vの電位差は1.7Vのため、ダイオード101、102、103を通して電流は流れない。3.3Vの電流が過電流になった時は、3.3Vの電圧が降下するため5Vと3.3Vの電位差が広がり、ダイオード101、102、103を通して電流が流れ、5Vが過電流となり5Vの過電流検知を使用して3.3Vの過電流ラッチをかける。
【0046】
従って、本発明の第2の実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様に、従来の如く電流検出抵抗で行っていた電流検出方法を、本発明の如く過電流により低下した電圧を検出することによって別の過電流ラッチ回路を使用して過電流ラッチを行うことで、回路面積の増大やコストアップを防ぐことが可能となる効果を奏する。
【0047】
尚、本発明の電源装置は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の直流電圧を出力する電源装置において、過電流検出回路を簡易な構成で共有化することができるので、回路面積やコストの増大を抑制することが可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。
【図2】 本発明の第の実施の形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。
【図3】 従来例に係る電源装置の構成を示す回路図である。
【図4】 従来例に係る電源装置のDC/DCコンバータの構成を示す回路図である。

Claims (4)

  1. トランスの一次側に設けられた主巻線に交流電源からの電圧を整流及び平滑して入力する電圧入力部と、
    前記主巻線に入力される電圧をスイッチングするスイッチング素子の動作を制御する制御手段であって、前記主巻線に電圧が入力されることによって、前記トランスの一次側に設けられた補助巻線に発生する電圧が供給されて動作する制御手段と、
    前記主巻線に電圧が入力されることによって、前記トランスの二次側に設けられた第1巻線に生じる電圧を整流及び平滑して第1直流電圧を出力する第1電圧変換手段と、
    前記主巻線に電圧が入力されることによって、前記トランスの二次側に設けられた第2巻線に生じる電圧を整流及び平滑して第2直流電圧を出力する第2電圧変換手段と、
    前記第1電圧変換手段からの前記第1直流電圧を変換して第3直流電圧を出力する第3電圧変換手段と、
    前記第1直流電圧の出力低下を検知する第1出力低下検知部であって、前記第1直流電圧の出力低下を検知した場合は、検知結果を前記制御手段にフィードバックすることにより前記制御手段の動作を停止させる第1出力低下検知部と、
    前記第2直流電圧の出力低下を検知する第2出力低下検知部であって、前記第2直流電圧の出力低下を検知した場合は、検知結果を前記制御手段にフィードバックすることにより前記制御手段の動作を停止させる第2出力低下検知部と、を備え、
    前記第2出力低下検知部に前記第3電圧変換手段からの前記第3直流電圧が入力されており、前記第2出力低下検知部は、前記第3電圧変換手段からの前記第3直流電圧が低下したことを検知して、検知結果を前記制御手段にフィードバックすることにより前記制御手段の動作を停止させることを特徴とする電源装置。
  2. 前記第1出力低下検知部は、前記第1電圧変換手段の出力段に接続される電流検出抵抗の前後の電圧を比較して、前記制御手段の動作を停止する信号を出力する第1コンパレータを有し、
    前記第2出力低下検知部は、前記第2電圧変換手段の出力段に接続される電流検出抵抗の前後の電圧を比較して、前記制御手段の動作を停止する信号を出力する第2コンパレータを有し、
    前記第2コンパレータの非反転入力部に、前記第3直流電圧が入力されることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 更に、前記第2コンパレータの非反転入力部に、ダイオード、または、トランジスタを介して前記第3直流電圧が入力されることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記第1直流電圧は、前記第2直流電圧よりも小さい電圧であり、
    前記第3直流電圧は、前記第2直流電圧よりも小さい電圧であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの項に記載の電源装置。
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