JP4446858B2 - 消音器構造 - Google Patents

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Description

本発明はマフラー本体を構成する消音器構造に関する。
従来、消音器構造は、排気ガスの透過音の低減や漏れを防止するために、シェル本体部が金属製の板材を筒状に二重に巻いて形成されるインナシェルとアウタシェルの二層で構成されている(特許文献1参照)。
また、図6、7に示すように、シェル本体部01は、アウタシェル03とインナシェル04の巻回方向端部同士の周方向位置が一致するように巻回されて、ここに重ね代05が形成され、該重ね代05がシェル本体部01の軸方向に数箇所に亘ってスポット溶接06されることにより、前記巻回方向端部同士が固定されている。
また、シェル本体部01の開口端部内側にそれぞれエンドプレート02,02が挿入された状態でシェル本体部01の開口端部とエンドプレート02,02の一部外周が該開口端部の全周に亘ってレーザー溶接07,07(またはMIG溶接)されることにより、シェル本体部01とエンドプレート02,02が固定されている。
特開2002−206422号公報
しかしながら、従来の消音器構造にあっては、重ね代における溶接の厚みは他の部位に比べて巻回方向最外周端部の1枚分だけ肉厚となって溶接条件が異なるため、シェル本体部の開口端部とエンドプレートの一部外周を溶接する際、重ね代の巻回方向最外周端部の溶接に亀裂が生じて剥がれやすいという問題点がった。
また、前記巻回方向最外周端部の内側には隙間が生じ易いため、特に溶接部の良好な接合性が要求されるレーザー溶接では困難であり、重ね代の部位のみの溶接速度を落としたり、入熱を上げて対応した場合は、製造コストの増大やマフラーの生産効率の低下を招いてしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、シェル本体部の開口端部とエンドプレートの一部外周を溶接する際に溶接条件を変えることなく良好に両者を溶接固定でき、この種の消音器の効率的な生産性を実現できる消音器構造を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、金属製の板材を筒状に多重に巻回してシェル本体部を形成し、前記シェル本体部の巻回方向端部同士の周方向位置が一致する重ね代を溶接固定し、前記シェル本体部の開口端部内側にエンドプレートを挿入した状態で該開口端部とエンドプレートの一部外周を該開口端部の全周に亘って溶接固定した消音器構造において、前記シェル本体部の巻回方向最外周端部に、前記開口端部位置からシェル本体部の軸方向内側へ切欠した切欠部を少なくとも前記重ね代の範囲に亘って形成し、前記切欠部を除くシェル本体部の開口端部とエンドプレートの一部外周を該開口端部の全周に亘って溶接固定したことを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、シェル本体部の巻回方向最外周端部に、前記開口端部位置からシェル本体部の軸方向内側へ切欠した切欠部を少なくとも前記重ね代の範囲に亘って形成し、前記切欠部を除くシェル本体部の開口端部とエンドプレートの一部外周を該開口端部の全周に亘って溶接固定したため、従来の発明に比べて、前記重ね代の範囲における溶接の厚みをシェル本体部の巻回方向最外周端部の厚みの分だけ薄くなり、これにより、シェル本体部の開口端部の溶接条件を同一にしてシェル本体部の開口端部とエンドプレートの一部外周を該開口端部の全周に亘って安定した状態で溶接固定でき、この種の消音器の効率的な生産性を実現できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例の消音器構造を示す全体図、図2は図1のS2−S2線における端面図、図3は本実施例の消音器構造の製造を説明する図、図4は本実施例の消音器構造の製造を説明する図、図5は本実施例の消音器構造の製造を説明する図である。
図1、2に示すように、本実施例の消音器構造は、シェル本体部1とエンドプレート2a,2bを主要な構成としている。
前記シェル本体部1は、金属製の板材を筒状に二重に巻回したアウタシェル3とインナシェル4で構成され、その内部にインレットパイプ、アウトレットパイプ、インナープレート等の内部構造体10(図3(a)参照)を収容した状態で開口端部1a,1b内側にエンドプレート2a,2bが固定されている。
また、前記アウタシェル3の端部3a(巻回方向外周端部に相当)とインナシェル4の端部4a(巻回方向内周端部に相当)の周方向位置は一致した状態で重ね代5が形成され、該重ね代5はシェル本体部1の軸方向に数箇所に亘ってスポット溶接Sで溶接固定されている。
また、アウタシェル3の端部3aには、シェル本体部1の開口端部1a,1bの位置からシェル本体部1の軸方向内側へ斜めに切欠された切欠部6が形成され、該切欠部6を除くシェル本体部1の開口端部1a,1bとエンドプレート2a,2bの一部外周が該開口端部1a,1bの全周に亘ってレーザー溶接X1,X2で固定されている。
なお、前記切欠部6は少なくとも重ね代5の範囲W1に亘って形成されている。
また、エンドプレート2aには内部構造体10の1つであるインレットパイプとフロントパイプ7を接続するための接続孔(図示せず)が、エンドプレート2bには内部構造体10の1つであるアウトレットパイプとテールパイプ8を接続するための接続孔(図示せず)が設けられている。
このように構成された消音器構造を製造する際には、先ず、図3に示すように、前述した切欠部6が予め形成された金属製の板材を内部構造体10の外周に筒状に二重に巻回してアウタシェル3とインナシェル4から成るシェル本体部1を形成する。
続いて、図4に示すように、重ね代5をシェル本体部1の軸方向に数箇所に亘ってスポット溶接Sで溶接固定した後、エンドプレート2a,2bをシェル本体部1の開口端部1a,1b内側、詳細にはインナシェル4の内側に挿入し、図5に示すように、シェル本体部1の開口端部1a,1b、詳細にはアウタシェル3及びインナシェル4とエンドプレート2a,2bの一部外周を該開口端部1a,1bの全周に亘ってレーザー溶接X1,X2で固定する。
この際、アウタシェル3の端部3aには、前述したように開口端部1a,1b位置からシェル本体部1の軸方向内側へ斜めに切欠された切欠部6が、重ね代5の範囲W1に亘って形成されているため、従来の発明に比べて溶接X1,X2の厚みが範囲W1においてアウタシェル3の厚みの分だけ薄肉となって他の部位と同じ溶接厚みになり、これにより、溶接条件を変更することなくシェル本体部1の開口端部1a.1bとエンドプレート2a,2bの一部外周を該開口端部1a.1bの全周に亘って安定した状態で溶接固定できる。
最後に、エンドプレート2bには内部構造体10のアウトレットパイプに連通した状態でテールパイプ8が固定され、エンドプレート2aには内部構造体10のインレットパイプに連通した状態でフロントパイプ7が固定される。
以上説明したように、本実施例の消音器構造にあっては、シェル本体部1のアウタシェル3の端部3aに、シェル本体部1の開口端部1a,1b位置からシェル本体部1の軸方向内側へ切欠した切欠部6を少なくとも重ね代5の範囲W1に亘って形成し、前記切欠部06を除くシェル本体部1の開口端部1a,1bとエンドプレート2a,2bの一部外周を該開口端部1a,1bの全周に亘って溶接X1,X2固定したため、重ね代5を溶接X1,X2固定する際に溶接速度を落としたり、入熱を上げたりする必要がなく、他の部位と同一の溶接条件で溶接固定してこの種のマフラーの生産効率を向上させることができる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、内部構造体10の構造については適宜設定できる。
また、溶接の種類についてはスポット溶接、レーザー溶接、MIG溶接、TIG溶接等、溶接個所に応じて適宜選択できる。
さらに、本実施例ではシェル本体部1がアウタシェル3とインナシェル4の二層構造のものについて説明したが、シェル本体部1は多重に巻回されていれば三層構造でも良い。
本発明の実施例の消音器構造を示す全体図である。 図1のS2−S2線における端面図である。 本実施例の消音器構造の製造を説明する図である。 本実施例の消音器構造の製造を説明する図である。 本実施例の消音器構造の製造を説明する図である。 従来の消音器構造を示す全体図である。 図6のS7−S7線における端面図である。
符号の説明
S スポット溶接
X1、X2 レーザー溶接
1 シェル本体部
1a、1b 開口端部
2a、2b エンドプレート
3 アウタシェル
3a、4a 端部
4 インナシェル
5 重ね代
6 切欠部
7 フロントパイプ
8 テールパイプ
10 内部構造体

Claims (1)

  1. 金属製の板材を筒状に多重に巻回してシェル本体部を形成し、
    前記シェル本体部の巻回方向端部同士の周方向位置が一致する重ね代を溶接固定し、
    前記シェル本体部の開口端部内側にエンドプレートを挿入した状態で該開口端部とエンドプレートの一部外周を該開口端部の全周に亘って溶接固定した消音器構造において、
    前記シェル本体部の巻回方向最外周端部に、前記開口端部位置からシェル本体部の軸方向内側へ切欠した切欠部を少なくとも前記重ね代の範囲に亘って形成し、
    前記切欠部を除くシェル本体部の開口端部とエンドプレートの一部外周を該開口端部の全周に亘って溶接固定したことを特徴とする消音器構造。
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