JP4446099B2 - 折畳み収納式自動車用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車内空間を確保するべく、シートクッションとシートバックとを折り畳んで一つにまとめ、シート全体を後倒しに反転させて収納可能な折畳み収納式自動車用シートに関するものである。
従来、自動車用のサードシートを例示すると、荷物空間を車内後部に確保するべく、シートクッションの後部側を車体フロアに設置されるベースブラケットに軸承装着することから、シートクッションとシートバックとを折り畳んで一つにまとめ、シート全体をベースブラケットより後倒しに反転させて車体フロアの凹部に収納するものが知られている(特許文献1)。
特開平11−310068号
上述した種の折畳み収納式自動車用シートにおいては、車体フロアのフロア面に立設されるストライカとストライカロックで着脱可能なシートレッグを備え、シートクッションの前部側をシートレッグで車体フロアのフロア面上に支持するよう構成することが企画されている。
そのシートレッグを備える場合、シートレッグの上端側をシートクッションの底前寄りに軸承装着することから、シートクッションを折り畳むにあたり、車体フロアよりストライカロックで外したシートレッグをシートクッションの底側に倒し込み、シートクッション,シートバックと共に、シート全体を一つにまとめられるよう構成するとよい。
但し、そのシートレッグはシートクッションの底側に唯単に倒し込めるよう備え付けるだけであると、シートクッションの折畳みと共に、シートレッグの倒し込みにも手間が掛かる。また、シートクッションを戻す際にも、シートレッグをシートクッションの底側より立付け出さねばならないため、これまた手間を要する。
本発明は、シートレッグの倒し込み,立付け出しをシートクッションの折畳み動作,シート全体の戻し動作と簡単な機構でワンモーションに連動させられるよう構成する折畳み収納式自動車用シートを提供することを目的とする
本発明は、車体フロアのストライカとストライカロックで着脱可能なシートレッグを備え、そのシートレッグを上端側でシートクッションの底前寄りに軸承装着し、シートクッションの前部側をシートレッグで車体フロアのフロア面上に据付け支持すると共に、シートクッションの後部側を車体フロアのフロア面に設置されるベースブラケットに軸承装着し、
車体フロアのストライカより外したシートレッグをシートクッションの底側に倒し込み、シートクッションとシートバックとを折り畳んで一つにまとめ、シート全体をベースブラケットより後倒しに反転させて収納する折畳み収納式自動車用シートにおいて、
シートクッションの幅方向に向う旋回プレートを長手方向略中腹に差し込む支軸で保持させて支持プレートの板面上に備え付け、その旋回プレートの外方端とベースブラケットとを主動ロッドで連結し、旋回プレートより前方位置でシートクッションの幅方向に向う揺動バーを内方端に差し込む支軸で保持させて支持プレートの板面上に備え付けると共に、揺動バーの略中腹と旋回プレートの内方端とを橋絡バーで連結し、更に、揺動バーの外方端とシートレッグとを従動ロッドで連結し、
シートクッションの折畳み動作と連動し、旋回プレートを主動ロッドで押し回しさせてシートレッグを従動ロッドでシートクッションの底側に引き込み、シート全体の戻し動作と連動し、旋回プレートを主動ロッドで戻し回転させてシートレッグを従動ロッドでシートクッションの底側より押し出すリンク機構をシートクッションに備え付けたことを特徴とする。
本発明に係る折畳み収納式自動車用シートでは、シートクッションの折畳み動作と連動し、旋回プレートを主動ロッドで前回しさせてシートレッグを従動ロッドでシートクッションの底側に引き込み、シート全体の戻し動作と連動し、旋回プレートを主動ロッドで後回しさせてシートレッグを従動ロッドでシートクッションの底側より押し出すリンク機構を備え付けるため、シートレッグの倒し込み,立付け出しをシートクッションの折畳み動作,シート全体の戻し動作とワンモーションに連動させられる。そのリンク機構は、シートレッグとベースブラケットとの間に組み付けるだけであるから、シートレッグの倒し込み,立付け出しを簡単な機構でワンモーションに連動させられるよう構成できる。
図示実施の形態は、自動車用リアシートを構成するのに適用されている。そのリアシートは、図1で示すようにシートクッション1,シートバック2,ヘッドレスト3,シートレッグ4からシート本体が組み立てられている。このリアシートは、シートレッグ4をシートクッション1の底側に倒し込むと共に、シートクッション1とシートバック2とを折り畳んで一つにまとめ、シート全体を後倒しに反転させて車体フロアFの凹部Rに収納するよう構成されている。
シートクッション1は、図2で示すように前側から左右側に亘る略U字状を呈するメインフレーム1aと、メインフレーム1aの後端間に亘る後部フレーム1bと、メインフレーム1aの左右間に亘る二本のクロスメンバー1c,1dとからなる基枠フレームで組み立てられている。
シートクッション1は、前部側がシートレッグ4で車体フロアFのフロア面上に据付け支持されている。シートレッグ4は、略U字状に軸曲げしたパイプ部材でなる本体フレーム4aをベースに、前面プレート4bを本体フレーム4aにあてがい固定することから組み立てられている。本体フレーム4aは、両軸上端側をクロスメンバー1cに固定された軸受けブラケット1e,1fに支軸4c,4dで軸承装着することからシートクッション1の底側前寄りで幅方向に亘るよう取り付けられている。
シートレッグ4には、車体フロアFのフロア面に立設されたストライカSと着脱可能なストライカロック5a,5bが前面プレート4bの下端側に備え付けられている。このシートレッグ4には、本体フレーム4a,前面プレート4bを覆う樹脂製の外装カバー4e(図1参照)が組み付けられている。
そのシートクッション1は、前部側をシートレッグ4で据付け支持する一方、後部側を車体フロアFのフロア面にあてがい固定するベースブラケット6(図1参照)で軸承装着することにより設置されている。ベースブラケット6には、クッションフレームの後部フレーム1bから突出する軸受けブラケット1gが支軸1hで軸承連結されている。この支軸1hを支点にし、シート全体が後倒しに反転可能に取り付けられている。
シートクッション1の後部側より立ち上がるサイドブラケット1iとシートバック2のサイドブラケット(図示せず)との間に介在することから、リクライニング機構7が組み付けられている。このリクライニング機構7は、シートバック2を着座姿勢に保持するよう施錠し、且つ、シートバック2の角度調整乃至は折畳み可能に開錠動するものとして備え付けられている。
そのリクライニング機構7と共に、渦巻きバネ8(図1参照)がシートクッション1のサイドブラケット1iとシートバック2のサイドブラケットとの間に掛け渡されている。この渦巻きバネ8は、シートクッション1とシートバック2とを折畳み方向に相引き合うようバネ偏倚するものとして備え付けられている。
シートバック2には、ストライカロック5a,5bを開錠する操作レバー9と、リクライニング機構を開錠する引張りストラップ10とが背部側に備え付けられている。操作レバー9は、ストライカSをくわえ込むストライカロック5a,5bのロック顎(図示せず)をワイヤケーブルで引張ってストライカSより外すものとして備えられている。引張りストラップ10は、リクライニング機構7の作動軸に装着された作動カム(図示せず)をワイヤケーブルで回転させてリクライニング機構を開錠するものとして備えられている。
シートレッグ4は、ベースブラケット6とリンク機構11を介して繋がれている。このリンク機構11は、シートクッション1の折畳みと連動し、車体フロアFのストライカロックSより外したシートレッグ4をシートクッション1の底側に倒し込み、また、シートクッション1の戻しと連動し、シートレッグ4をシートクッション1の底側より立て出すよう備え付けられている。
そのリンク機構11は、クッションフレームの後部片側寄りに支持プレートとして取り付けるベースプレート12aとカバープレート12bとの間に組み付けられている(図2参照)。このリンク機構11は、図3で示すように支軸11aをベースプレート12aとカバープレート12bの板面間で回転可能に立付け保持し、シートクッション1の幅方向に向かう旋回プレート11bを長手方向の略中腹辺で支軸11aの軸線上に嵌着固定することにより、支軸11a,旋回プレート11bを起点に組み立てられている。
旋回プレート11bは、シートクッション1の側部寄りに位置する外方端が主動ロッド11cを介してベースブラケット6と繋がれている。主動ロッド11cは、シート全体の後倒し反転を可能に掛け渡すべく、片端側が旋回プレート11bの片端部にピボット110で連結され、他端側がベースブラケット6にピボット111(図1参照)で連結されている。この主動ロッド11cは、シート全体の後倒し反転,反転戻しに伴って、旋回プレート11bを所定のストロークで前方に押し回し,後方に回転戻しさせる長さを持って形成されている。
ベースプレート12aの板面上には、シートクッション1の幅方向に向かう揺動バー11dが旋回プレート11bより前方側に離れた板面位置に備えられている。この揺動バー11dは、シートクッション1の内側寄りに位置する内方端をベースプレート12aの板面に植立した支軸112で回転可能に軸支し、シートクッション1の側部寄りに位置する外方端寄りの板面から下方に突出する案内ピン113をベースプレート12aの板面に設けた円弧状の長穴12cに挿置することにより、支軸112を支点として揺動可能に取り付けられている。
揺動バー11dは、従動ロッド11eを介してシートレッグ4と繋がれている。従動ロッド11eは、片端側が案内ピン113の突出する揺動バー11dの端部側とピボット114で連結され、他端側がシートレッグ4の本体フレーム4aに取り付けられた軸受けスリーブ115で挿通保持されている。
従動ロッド11eのレッグ側は、図4で示すように軸受けスリーブ115をあてがいフレーム115aに取り付け、コイルスプリング115bを軸受けスリーブ115と従動ロッド11eの張出し鍔115cとの間の軸線上に介在させると共に、ストッパ鍔115dを軸受けスリーブ115に挿通するロッド先端に取り付けて組み付けられている。これにより、リンク機構11のガタ付きや組付け誤差を吸収できる。また、ストライカロック5a,5bがストライカSをくわえ込む前に、シートレッグ4が最前端位置に戻るよう設定されているため、シート全体の戻し動作に伴うオーバーストロークを吸収でき、リンク機構11の破損を防げる。
リンク機構11の主動側と従動側とは、橋絡バー11fを介して繋がれている(図3参照)。橋絡バー11fは、片端側が支軸11aを介して主動ロッド11cの連結側と反対側で旋回プレート11bの端部側に支軸116aで連結され、他端側が揺動バー11dの中腹辺に支軸116bで連結されている。
上述した他に、奥行き側がシートクッション1の前方向って湾曲する略L字状の手掛け用のプルポケット12が下向きに開口するようシートクッション1の底前側中央に設けられている。このプルポケット12は、折畳み状態のシート本体を車体フロアFの凹部Rに収納し、且つ、車体フロアFの凹部Rから持上げ出すものとして備え付けられている。
また、シートクッション1の折畳み動作,シート全体の戻し動作を適当な速度に減速させて行わせるよう、リンク機構11には減速ダンパー13(図1参照)が支軸11aの同軸上に取り付けて組み付けられている。
上述した構成中、ストライカロック5a,5bとしては、図5で示すようにストライカSのくわえ込み口を設けたロック顎50と、ロック顎50をストライカSのくわえ込み状態に係止しまたは解除するカム顎51とから組み立てたものを備え付けられる。
ロック顎50は張出し縁部52を有し、一方、カム顎51は受け縁部53を有する。この張出し縁部52と受け縁部53との係合乃至は離脱により、ロック顎50がストライカSをくわえ込み乃至は解除可能にカム顎51と組み合わされている。
各顎50,51は、板面の偏心位置に挿通する支軸54,55で基枠フレーム56の板面に軸承装着されている。この支軸54,55により、ロック顎50の張出し縁部52とカム顎51の受け縁部53とを係合乃至は離脱するよう揺動可能に取り付けられている。
ロック顎50は、コイルスプリング57aを各顎50,51の上部側に掛渡し装着し、ロック顎50をストライカSのくわえ込み解除方向に引張り支持するようカム顎51と組み合わされている。カム顎51は、上部側とカバーフレーム58との間に掛け渡したコイルスプリング57bで受け縁部53をロック顎50の張出し縁部52と圧接,係合状態に保つよう引張支持されている。
カム顎51の上部側には、操作レバー9(図1参照)から引き出されたワイヤケーブル14が繋がれている。このワイヤケーブル14としては、金属細線を束ねた牽引ワイヤ14aを樹脂ケーブル14bに挿通したものが用いられている。
そのワイヤケーブル14は、牽引ワイヤ14aの先端側をカム顎51の上部側に連結し、樹脂ケーブル14bのケーブル端を基枠フレーム56の板面より立ち上がる挟持片59で保持することにより、レバー操作による引張り力をカム顎51に作用するよう配線されている。なお、各ストライカロック5a,5bには操作レバー9から二本引き出されるワイヤケーブルが個別に繋がれている。
リクライニング機構7としては、一例を挙げると、図6で示すような公知(特開平8―253063号)のものを備え付けるようにできる。このリクライニング機構7は、シートクッションのサイドブラケットにあてがい固定される固定ハウジング70と、シートバックのサイドブラケットにあてがい固定される可動カバー71とを相対させて備え、可動カバー71の中央で軸受けする作動軸72と、作動軸72の軸線上に嵌着固定する回転カム73とを備えて組み立てられている。
固定ハウジング70の内側には、凸状のボス74a,74b、75a,75b、76a,76bが左右対に設けられている。可動カバー71の外周には、ギヤ歯77が壁内周に設けられている。ボス74a,74b、75a,75b、76a,76bの間には、ロックギヤ78a〜78cがスライド可能に挟み込まれている。
ロックギヤ78a〜78cは、戻しバネ(図示せず)で回転カム73の外周縁と常時当接するよう引張支持されている。このロックギヤ78a〜78cは、回転カム73の起部縁で押されると、可動カバー71のギヤ歯77と噛合し、回転カム73の起部縁から外れて伏部縁に相対すると、可動カバー71のギヤ歯77から噛合解除するよう組み付けられている。
回転カム73とボス74a,74b、75a,75b、76a,76bの間には、捩りコイルバネ79a〜79cが組み付けられている。この捩りコイルバネ79a〜79cは、回転カム73の起部縁がロックギヤ78a〜78cと当接し、ロックギヤ78a〜78cが可動カバー71のギヤ歯77と噛合状態に保つよう回転カム73をバネ付勢するものとして組み付けられている。
そのリクライニング機構7には、回転カム73の作動軸72と片ワイヤ端を連結するワイヤケーブル(図示せず)により、引張りストラップ10が繋がれている。このワイヤケーブルは、上述したと同様の金属細線を束ねた牽引ワイヤを樹脂ケーブルに挿通したものでなり、捩りコイルバネ79a〜79cに抗して回転カム73の作動軸72を軸回りさせるよう引張りストラップ10との間に配線されている。
このように構成するリアシートでは、シート全体を着座姿勢から裏返しに反転させて車体フロアFの凹部Rに収納するにあたり、作業者がシート周りから次の操作を行えばよい。まず、ヘッドレスト3をシートバック2の上部面まで押し下げて収める。次に、操作レバー9を引っ張ることから、ストライカロック5a,5bをストライカSより開錠する。それと共に、シートバック2を多少後倒しにし、ストライカロック5a,5bをストライカSより外す。
ストライカロック5a,5bがストライカSより外れると、作業者がリクライニング機構7を引張りストラップ10により開錠する。リクライニング機構7が開錠すると、図7aで示すように渦巻きバネ8がシートクッション1をシートバック2との折畳み方向に引き込む。シートクッション1がシートバック2と一体に重なり合うよう渦巻きバネ8で折り畳まれれば、ストラップ10の引っ張りを解除することから、リクライニング機構7を元の施錠状態に戻せばよい。
シート本体の折畳みと略並行的に、作業者がシートバック2を後倒しにすると、図7bで示すようにベースブラケット6(図1参照)と連結された主動ロッド11cが旋回プレート11bを前方に押し回し(矢印A参照)、旋回プレート11bが支軸11aで回動する(矢印B参照)。この旋回プレート11bの回動に伴って、橋絡バー11fが主動ロッド11cの動きと反対方向に引っ張られる(矢印C参照)。
橋絡バー11fが主動ロッド11cの動作と反対方向に引っ張られると、揺動バー11dが長穴12cに沿う案内ピン113でガイドされながら旋回プレート11bと近接する方向に支軸112を支点に揺動する(矢印D参照)。その揺動バー11dの先端側には、従動ロッド11eが連結されているため、従動ロッド11eがシートレッグ4を引っ張る(矢印E参照)ことから、シートレッグ4がシートクッション1の底部側に倒れ込み始める。
作業者がシート全体の後倒しを進行させると、図8aで示すように主動ロッド11cが旋回プレート11bを更に押し回し、橋絡バー11fを介して揺動バー11dを旋回プレート11bと更に近接方向に揺動させる。これにより、従動ロッド11eも引っ張られることから、図8bで示すようにシートレッグ4がシートクッション1の底部側に倒れ込む。
最終的には、図9aで示すように揺動バー11dの案内ピン113が長穴12cの穴終端近くまで至り、従動ロッド11eがシートレッグ4をシートクッション1の底部側に完全に没入させるまで引っ張り移動する。そのシートレッグ4が倒れ込むまでには、シート全体が後倒れに反転し、図9bで示すようにシート全体を反転状態で車体フロアFの凹部Rに収納するようにできる。
車体フロアFの凹部Rから収納されたシート全体を取り出すには、作業員がプルポケット12に手を掛けてベースブラケット6を支点にシートクッション1から持ち上げればよい。このとき、リクライニング機構5a,5bが施錠状態になっていると共に、渦巻きバネ8がシートクッション1とシートバック2とを互いに引き合せるようバネ偏倚しているため、シートレッグ4を含むシート全体を一体に持ち出せる。
そのシート全体の反転戻しに伴っては、シート全体の収納時とは逆に、主動ロッド11cが旋回プレート11bを後方に引っ張り回しし、従動ロッド11eがシートレッグ4を押し出すように移動することから、シートレッグ4をシートクッション1の底部側に立付け出せるようになる。
シート全体の反転戻しは、シート本体の折畳み状態のまま、シートレッグ4をストライカロック5a,5bでストライカSに施錠するまで戻し、シートクッション1をシートレッグ4の施錠で車体フロアFのフロア面上に据え付ける。最後に、ストラップ10を引っ張ることから、リクライニング機構7を開錠すると共に、シートバック2を着座姿勢に起すよう操作すればよい。
このような作業により、シート全体を車体フロアFの凹部Rに収納できるため、シートレッグ4の倒し込み,立付け出しをシートクッション1の折畳み動作,シート全体の戻し動作と簡単な機構でワンモーションに連動させられる。
上述した実施の形態は、シートレッグ4の倒し込み,立付け出しをシートクッション1の折畳み動作,シート全体の戻し動作とワンモーションに連動させ、リクライニング機構7の開錠,施錠を引張りストラップ10で行うよう説明したが、リクライニング機構を往復動で開錠,施錠するリンクバーをリンク機構に付設し、そのリンクバーとリクライニング機構とをワイヤケーブルで繋ぐことから、リクライニング機構7の開錠,施錠を含めてシートクッション1の折畳み動作,シート全体の戻し動作とワンモーションで連動可能に構成できる。
本発明に係る折畳み収納式自動車用シートを示す側面図である。 図1のシートクッションを構成するクッションフレームを示す平面図である。 図2のクッションフレームに備えられるリンク機構の主要部を示す平面図である。 図2のシートレッグと連結するリンク機構の従動ロッドを示す側面図である。 図1のシートレッグに備えられるストライカロックの内部構造を示す正面図である。 図1のシートに備え付け可能なリクライニング機構の内部構造をを示す側断面図である。 図1のシートを折畳み初動状態で示す説明図である。 図7aのシートに対応したリンク機構の動作状態を示す説明図である。 図7bのリンク機構より更に進んだ動作状態を示す説明図である。 図7bのリンク機構に対応するシートの折畳み状態を示す説明図である。 図8aのリンク機構による最終の動作状態を示す説明図である。 図1のシートを収納状態で示す説明図である。
符号の説明
1 シートクッション
2 シートバック
4 シートレッグ
5a,5b ストライカロック
6 ベースブラケット
11 リンク機構
11a 支軸
11b 旋回プレート
11c 主動ロッド
11d 揺動バー
11e 従動ロッド
11f 橋絡バー
12a,12b 支持プレート
F 車体フロア
S ストライカ

Claims (1)

  1. 車体フロア(F)のストライカ(S)とストライカロック(5a,5b)で着脱するシートレッグ(4)をシートクッション(1)の底側に倒し込み可能に備え、シートクッション(1)の前部側をシートレッグ(4)で車体フロア(F)のフロア面上に据付け支持すると共に、シートクッション(1)の後部側を車体フロア(F)のフロア面に設置されるベースブラケット(6)に軸承装着し、
    車体フロア(F)のストライカ(S)より外したシートレッグ(4)をシートクッション(1)の底側に倒し込み、シートクッション(1)とシートバック(2)とを折り畳んで一つにまとめ、シート全体をベースブラケット(6)より後倒しに反転させて収納する折畳み収納式自動車用シートにおいて、
    シートクッション(1)の幅方向に向う旋回プレート(11b)を長手方向略中腹に差し込む支軸(11b)で保持させて支持プレート(12a,12b)の板面上に備え付け、その旋回プレート(11b)の外方端とベースブラケット(6)とを主動ロッド(11c)で連結し、旋回プレート(11b)より前方位置でシートクッション(1)の幅方向に向う揺動バー(11d)を内方端に差し込む支軸(112)で保持させて支持プレート(12a,12b)の板面上に備え付けると共に、揺動バー(11d)の略中腹と旋回プレート(11b)の内方端とを橋絡バー(11f)で連結し、更に、揺動バー(11d)の外方端とシートレッグ(4)とを従動ロッド(11e)で連結し、
    シートクッション(1)の折畳み動作と連動し、旋回プレート(11b)を主動ロッド(11c)で押し回しさせてシートレッグ(4)を従動ロッド(11e)でシートクッション(1)の底側に引き込み、シート全体の戻し動作と連動し、旋回プレート(11b)を主動ロッド(11c)で戻し回転させてシートレッグ(4)を従動ロッド(11e)でシートクッション(1)の底側より押し出すリンク機構(11)をシートクッション(1)に備え付けたことを特徴とする折畳み収納式自動車用シート。
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