JP5228762B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、シートクッションの前部に着座者の下腿部を下方側から支持可能なオットマン装置が設けられた車両用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、着座者の下腿部(ふくらはぎ)を下方側から支持するオットマン装置が付設された構成が知られている。ここで、下記特許文献1には、着座者の下腿部を支持するオットマン本体の両サイド部に、下腿部の横ずれ移動を防止するサイドサポート部が膨出して形成された構造が開示されている。この開示では、オットマン本体は、シートクッションの前端部に起倒回転可能にヒンジ連結されて設けられており、シートクッションの下部前面側部分に畳み込まれた収納状態位置と、この収納状態位置から前方側に起こし上げられた使用状態位置との間で収納・展開回転できるように構成されている。
特開2007−307247号公報
しかし、上記開示の従来技術では、オットマン本体の両サイド部にサイドサポート部が膨出して形成されているために、オットマン本体を収納状態とした時のサイドサポート部の収納性の悪い構成となっている。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、オットマン本体を収納状態とするときのサイドサポート部の収納性を向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、シートクッションの前部に着座者の下腿部を下方側から支持可能なオットマン装置が設けられた車両用シートである。オットマン装置は、着座者の下腿部を支持するオットマン本体の両サイド部に、着座者の下腿部を支持する支持面よりも突出して下腿部の横ずれ移動を阻止するサイドサポート部が形成されている。オットマン本体は、シートクッションに対して、間に回転留め装置を介して回転留め可能にリンク連結されたことにより、シートクッションの前面部形状に即して畳み込まれた収納状態と、収納状態からシートクッションの前方側に起こし上げられて着座者の下腿部を下方側から支持した状態となる展開状態との間で収納展開移動可能に構成されている。オットマン本体の両サイド部に形成された各サイドサポート部は、オットマン本体が収納状態の時には、支持面からは突出しない姿勢状態となって保持されるが、オットマン本体が収納状態から展開状態へと移動する動きに連動して支持面から突出したサイドサポート状態へと移行する構成となっている。
この第1の発明によれば、オットマン本体の両サイド部に形成されたサイドサポート部は、オットマン本体が展開状態となることにより支持面から突出したサイドサポート状態となるが、収納状態に畳み込まれた時には、オットマン本体の支持面から突出しない姿勢状態となって保持される。したがって、オットマン本体を収納状態とした時のサイドサポート部の収納性を向上させることができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、オットマン本体の両サイド部に形成された各サイドサポート部は、オットマン本体が展開状態から収納状態へと移動する動きに連動して、支持面から突出したサイドサポート状態から、突出しない姿勢状態へと移行する構成となっている。
この第2の発明によれば、各サイドサポート部は、オットマン本体を展開状態から収納状態へと移動させる動きに連動して、支持面から突出したサイドサポート状態から、突出しない姿勢状態へと切り換えられる。したがって、オットマン本体を収納状態へと移動させる動きによって、各サイドサポート部を簡便に収納性の良い状態に切り換えることができる。
次に、第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、オットマン本体は、シートクッションの骨格部に対して収納展開方向に回転可能にヒンジ連結されて設けられている。そして、各サイドサポート部も、オットマン本体に対して、支持面から突出したり戻されたりする方向に回転可能にヒンジ連結されて設けられている。オットマン本体の動きに連動させて各サイドサポート部を移動させる連動機構は、各サイドサポート部の回転中心軸線上に各サイドサポート部と一体的となって設けられた可動側ギアが、シートクッションに一体的に設けられた固定側ギアと噛合した状態とされて、オットマン本体の回転移動に伴って噛合回転することによって、各サイドサポート部を回転移動させる構成となっている。
この第3の発明によれば、オットマン本体の動きに連動させて各サイドサポート部を移動させる連動機構は、可動側ギアと固定側ギアとを動力伝達可能に噛合させた比較的簡素な構成とされる。そして、このようにギア同士の噛合による動力伝達構造となっていることにより、各サイドサポート部の回転位置がオットマン本体の回転位置によって好適に位置決めされる。したがって、オットマン本体を収納状態とした時のサイドサポート部の収納性を一層向上させることができる。
次に、第4の発明は、上述した第1又は第2の発明において、オットマン本体の動きに連動させて各サイドサポート部を移動させる連動機構は、オットマン本体の移動によって相対変位が生じる二部材の間に、各サイドサポート部を移動操作する牽引操作式の操作ケーブルの端部と、操作ケーブルの配索経路を案内する案内部材の端部とが連結されて、操作ケーブルが案内部材の端部から繰り出された操作移動量が各サイドサポート部を移動操作する操作移動量として伝達されるようになっている機構として構成されている。
この第4の発明によれば、オットマン本体の動きに連動させて各サイドサポート部を移動させる連動機構は、オットマン本体の移動によって操作ケーブルが牽引操作された移動量が各サイドサポート部を移動操作するための操作移動量として伝達される比較的簡素な構成とされる。そして、このように操作ケーブルによって動力伝達を行う構成としたことにより、操作ケーブルが牽引操作される位置から遠く離れた位置で各サイドサポート部が移動操作されるような操作経路の長い構成においても、動力伝達を良好に行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シート1の構成について、図1〜図6を用いて説明する。この車両用シート1は、図1に示されるように、背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭受けとなるヘッドレスト4と、を有して構成されている。そして更に、シートクッション3の前端部には、着座者の下腿部(ふくらはぎ)を下方側から支持するオットマン装置10が付設されている。
このオットマン装置10は、着座者の下腿部を支持するオットマン本体11が、シートクッション3の前端部に起倒回転可能にヒンジ連結されて設けられている。これにより、オットマン本体11は、シートクッション3の前面部形状に即して畳み込まれた収納状態位置と、この収納状態位置から前方側に起こし上げられた使用状態位置との間で収納・展開回転できるように構成されている(図2及び図3参照)。
そして、上記したオットマン装置10は、オットマン本体11の両サイド部に、下腿部の横ずれ移動を防止するサイドサポート部12,12が膨出するように構成されている。これらサイドサポート部12,12は、図4〜図5に示されるように、オットマン本体11の両サイド部に、それぞれ起倒回転可能にヒンジ連結されて設けられている。そして、これらサイドサポート部12,12は、図2及び図4に示されるように、オットマン本体11が収納状態となっている時には、下腿部を支持するオットマン本体11の支持面11bと面一状となるように、オットマン本体11の両外側に倒し込まれた姿勢状態となって保持されるようになっている。
そして、上記した両サイドサポート部12,12は、図3及び図5に示されるように、オットマン本体11が展開状態へと起こし上げられることにより、この回転移動を受けて、それぞれ、起立する方向に回転移動して、オットマン本体11の支持面11bから突出したサイドサポートとして機能可能な姿勢状態となって保持されるようになっている。以下、上記したオットマン装置10の具体的な作動構造について詳しく説明していく。
すなわち、図6に示されるように、オットマン本体11は、その骨格を構成する本体骨格枠11aが、鋼板がU字状に折り曲げられて形成された外枠部に、天板となる鋼板が張り付けられて形成されている。そして、オットマン本体11は、上記した本体骨格枠11aの天板の上面部に、クッション体となる図示しないウレタンパッドが組み付けられることにより、この天板部分によって着座者の下腿部を下方側から柔らかく支えられる構成となっている。
そして、オットマン本体11は、上記した本体骨格枠11aのU字の両端部分が、連結軸13によって、シートクッション3の前端側の骨格フレームに回転可能に軸支連結されることにより、同シートクッション3の前部において起倒回転可能な状態に組み付けられている。詳しくは、連結軸13は、シートクッション3の骨格フレームに一体的に結合固定されており、この連結軸13に対して、本体骨格枠11aが回転可能に支えられた構成となっている。
そして、上記した連結軸13の両端部には、詳細は後述するが、オットマン本体11の起倒回転に連動させて、各サイドサポート部12,12を起倒回転させるための動力伝達機構を構成するかさ歯車13a,13aが形成されている。ここで、各かさ歯車13a,13aが本発明の固定側ギアに相当する。次に、各サイドサポート部12,12は、それらの骨格を構成するサイド骨格枠12a,12aが、オットマン本体11と同じように、鋼板がU字状に折り曲げられて形成された外枠部に、天板となる鋼板が張り付けられて形成されている。
そして、各サイドサポート部12,12は、それらのサイド骨格枠12a,12aの天板の上面部に、クッション体となる図示しないウレタンパッドが組み付けられることにより、この天板部分によって着座者の下腿部の両外側部に柔らかく当てられる構成となっている。なお、上記したオットマン本体11は、各サイドサポート部12,12と共に、図示しない表皮カバーによって外側から覆われて、上記したウレタンパッドが内部に組み付けられた状態となって構成されている。
そして、各サイドサポート部12,12は、それらのサイド骨格枠12a,12aのU字の両端部分が、それぞれ、連結軸14,14によって、前述した本体骨格枠11aの両サイドの外枠部分に回転可能に軸支連結されることにより、本体骨格枠11aの両サイド部に起倒回転可能な状態に組み付けられている。詳しくは、各連結軸14,14は、図4〜図5に示されるように、前述したオットマン本体11の本体骨格枠11aを軸支連結する連結軸13に対して、軸が垂直な方向に向けられて配設されている。
そして、各連結軸14,14は、各サイド骨格枠12a,12aと一体的に結合固定されており、各サイド骨格枠12a,12aと一体的となって、本体骨格枠11aに対して回転運動する構成となっている。そして、図4に示されるように、各連結軸14,14の図示上端部には、前述した連結軸13の両端部に形成されたかさ歯車13a,13aとそれぞれ噛合した状態となって組み付けられるかさ歯車14a,14aが形成されている。ここで、各かさ歯車14a,14aが本発明の可動側ギアに相当する。
これらかさ歯車14a,14aは、オットマン本体11が収納状態となっている回転位置(図4の位置)から、図5の展開状態となる回転位置へと起立回転することにより、シートクッション3に固定された連結軸13の各かさ歯車13a,13aに対して噛合位置を変えるようにそのまわりを回転運動する。これにより、各連結軸14,14が各サイド骨格枠12a,12aと一体的となって軸回転し、各サイドサポート部12,12が一斉に起立した姿勢状態へと切り換えられる。
また、同じように、上記した各かさ歯車14a,14aは、オットマン本体11が展開状態となっている回転位置(図5の位置)から、図4の収納状態となる回転位置へと倒れ込み回転することにより、連結軸13の各かさ歯車13a,13aに対して噛合位置を変えるようにそのまわりを上記とは逆方向に回転運動する。これにより、各連結軸14,14が各サイド骨格枠12a,12aと一体的となって軸回転し、各サイドサポート部12,12が一斉にオットマン本体11の両外側に倒し込まれた姿勢状態となる。
ここで、図4の図示左方側の連結軸14には、この連結軸14を電動モータの回転駆動力によって正逆双方向に軸回転駆動させたり軸回転移動を留めたりすることのできる駆動装置15が連結されている。したがって、この駆動装置15によって図示左方側の連結軸14が回転駆動操作されることにより、この回転動力の伝達によって、オットマン本体11を展開状態へと起立させたり収納状態へと畳み込んだりすることができる。
そして、オットマン本体11を各位置に移動させてから、駆動装置15の駆動が止められることにより、オットマン本体11をそれぞれの移動させた位置に留めて姿勢状態を固定することができる。なお、オットマン本体11は、上記した駆動装置15の駆動が止められることによって発揮されるブレーキ作用により、どの回転位置においても回転姿勢が留められるようになっている。これにより、オットマン本体11を、必ずしも展開状態まで起こし上げて使用しなくても、着座者が使い易いと感じる所望の高さ位置まで起こし上げた状態で、足乗せとして利用することが可能となっている。
なお、上記した駆動装置15は、図示右方側に配された連結軸14を回転駆動するように設けられていても良い。また、駆動装置15は、ピストン等の直動式のアクチュエータを用いて、オットマン本体11を裏面側から押し出したり引き戻したりする装置として構成されていても良い。但し、この場合にも、駆動装置15の駆動が止められることによって、オットマン本体11の回転姿勢をその駆動の止まった姿勢位置に固定することのできるブレーキ作用を発揮する構成となっていることが好ましい。
また、上記した駆動装置15に代えて、一方の連結軸14の本体骨格枠11aに対する回転移動を留めることのできる回転留め装置を設けても良い。この場合には、オットマン本体11の収納・展開移動は、手動操作によって行われることとなるが、オットマン本体11の姿勢を、着座者が使い易いと感じる所望の高さ位置まで起こし上げた状態に留めて使用することができる。また、上記した回転留め装置を適用する場合においては、オットマン本体11の展開方向への回転移動は許容するが、収納方向への逆戻り回転は規制する公知のラチェット型のロック機構を備えた構成とすると良い。
これにより、オットマン本体11を展開方向に起こし上げていく動きによって、段階的にオットマン本体11の高さ位置を起こし上げて所望の高さ位置に留めることができる。また、オットマン本体11を収納する場合には、ラチェットのロックを解除する一度の操作によって、オットマン本体11を重力作用によって簡便に落とし込んで収納状態に戻すことができるようになる。
このように、本実施例の車両用シート1によれば、オットマン本体11の両サイド部に形成されたサイドサポート部12,12は、オットマン本体11が展開状態(図3参照)となることにより、支持面11bから突出したサイドサポート状態となるが、収納状態(図2参照)に畳み込まれた時には、オットマン本体11の支持面11bから突出しない姿勢状態となって保持される。したがって、オットマン本体11を収納状態とした時のサイドサポート部12,12の収納性を向上させることができる。
また、各サイドサポート部12,12は、オットマン本体11を展開状態から収納状態へと移動させる動きに連動して、支持面11bから突出したサイドサポート状態から、突出しない姿勢状態へと切り換えられる。したがって、オットマン本体11を収納状態へと移動させる動きによって、各サイドサポート部12,12を簡便に収納性の良い状態に切り換えることができる。
また、オットマン本体11の動きに連動させて各サイドサポート部12,12を移動させる連動機構は、可動側ギアとして構成された各かさ歯車14a,14aと、固定側ギアとして構成されたかさ歯車13a,13aとを、動力伝達可能に噛合させた比較的簡素な構成とされる。そして、このようにギア同士の噛合による動力伝達構造となっていることにより、各サイドサポート部12,12の回転位置がオットマン本体11の回転位置によって好適に位置決めされる。したがって、オットマン本体11を収納状態とした時のサイドサポート部12,12の収納性を一層向上させることができる。
続いて、実施例2の車両用シート1の構成について、図7〜図10を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した車両用シート1と実質的な構成や作用効果が同じとなっている箇所については、それらの構成に同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。
本実施例の車両用シート1では、図7に示されるように、着座者の下腿部(ふくらはぎ)を支持するオットマン装置20がシートクッション3の前端部に付設されている点では実施例1と同じ構成となっているが、図8〜図10に示されるように、下腿部を支持するオットマン本体21を収納・展開移動させる機構部が次のように構成されている。
すなわち、オットマン本体21の骨格を構成する本体骨格枠21aは、図9に示されるように、左右一対の第1リンク部材24,24、第2リンク部材25,25、第3リンク部材26,26及び第4リンク部材27,27によって構成されたリンク機構を介して、シートクッション3の前端側の骨格フレームに結合固定されたベース体23,23にリンク連結されている。ここで、ベース体23,23は、鋼板が向かい合わせに左右一対となって配設された構成となっており、それぞれが、シートクッション3の骨格フレームに一体的に結合固定されている。
また、各リンク部材も、鋼板が長短それぞれのアーム形状に形成されており、それぞれ、向かい合わせに左右一対となって配設された構成となっている。具体的には、第1リンク部材24,24は、それらの図示後端側の部分が、連結軸P1,P1によって各ベース体23,23の上部箇所にそれぞれ回転可能に軸支連結されており、それらの図示前端側の部分が、連結軸P2,P2によって第2リンク部材25,25の図示後端側の部分にそれぞれ回転可能に軸支連結されている。
そして、第2リンク部材25,25の図示前端側の部分は、図8に示されるように、連結軸P3,P3によってオットマン本体21の両サイド部の図示下方部箇所に回転可能に軸支連結されている。ここで、オットマン本体21は、中央部に開口を有した面形状の鋼板によって形成されており、上述した第2リンク部材25,25の図示前端側の部分は、オットマン本体21の背面側の板部に起立状に組み付けられた板状部にそれぞれ連結されている。
そして、図9に戻って、第3リンク部材26,26は、それらの図示後端側の部分が、連結軸P4,P4によって各ベース体23,23の下部箇所にそれぞれ回転可能に軸支連結されており、それらの図示前端側の部分が、連結軸P5,P5によって第4リンク部材27,27の図示後端側の部分にそれぞれ回転可能に軸支連結されている。そして、第4リンク部材27,27の図示前端側の部分は、図8に示されるように、連結軸P6,P6によってオットマン本体21の両サイド部の図示上方部箇所に回転可能に軸支連結されている。
この第4リンク部材27,27の図示前端側の部分も、前述した第2リンク部材25,25の前端部と同じように、オットマン本体21の背面側の板部に起立状に組み付けられた板状部に連結されている。そして、図9に示されるように、上記した第4リンク部材27,27と第1リンク部材24,24とは、同図においてそれらの重なり合って描かれている形状部分同士が、連結軸P7,P7によって互いに回転可能に軸支連結されている。
そして、上記のように各リンク部材が組み付けられた構成により、各リンク部材のリンク運動に伴って、オットマン本体21が図8に示される収納状態と図9に示される展開状態との間で姿勢状態が切り換えられるようになっている。次に、オットマン本体21の支持面21bから突出する両サイドサポート部22,22は、それらの骨格を構成するサイド骨格枠22a,22aが、それぞれ、連結軸P8,P8によって、前述した本体骨格枠21aの両サイドの外枠部分に回転可能に軸支連結されている。
そして、上記した各サイド骨格枠22a,22aと本体骨格枠21aとの間には、各サイド骨格枠22a,22aを本体骨格枠21aに対してそれぞれ倒し込む回転方向(起立させる回転方向とは反対方向)に附勢する附勢バネS,Sが掛着されている。これら附勢バネS,Sは、各連結軸P8,P8に巻装されて設けられており、それらの一端が、本体骨格枠21aの両サイド部に掛着され、他端が、各サイド骨格枠22a,22aと一体的に連結されている各連結軸P8,P8の上端部分に突出形成された係止片K,Kにそれぞれ掛着されている。
したがって、各サイド骨格枠22a,22aは、常時は、各附勢バネS,Sの附勢力によって、上述した各連結軸P8,P8の上端部に形成された各係止片K,Kが本体骨格枠21aの側縁部と当接して係止する倒伏した回転位置において、それぞれ姿勢状態が保持されるようになっている。ここで、図9に示されるように、前述した図示左方側に示されたベース体23と第3リンク部材26との間には、二重のケーブル構造を備えて構成された二重ケーブル29のアウター管29bの一端と、このアウター管29bの一端から繰り出されたインナーワイヤ29aの一端とがそれぞれ掛着されている。
ここで、インナーワイヤ29aが本発明の操作ケーブルに相当し、アウター管29bが本発明の案内部材に相当する。この二重ケーブル29は、インナーワイヤ29aの配索経路がアウター管29bによって案内された構成となっており、このアウター管29bの管内をインナーワイヤ29aが移動するようになっている。そして、上述したインナーワイヤ29aの一端は、第3リンク部材26に一体形成されたインナー掛部26aに掛着されて固定されており、アウター管29bの一端は、ベース体23に一体形成されたアウター掛部23aに掛着されて固定されている。
上記した二重ケーブル29は、図8〜図9に示されるように、第3リンク部材26がオットマン本体21を展開移動させる作動方向にリンク運動することにより、この第3リンク部材26のベース体23に対する相対変位量によって、インナーワイヤ29aの一端がアウター管29bの一端から引き出される態様で牽引操作されるようになっている。ここで、上記した二重ケーブル29は、その配索経路の途中で二股に分岐された形状となっている。
そして、この二重ケーブル29の分岐された一方の他端は、前述した図示左方側に示された第2リンク部材25とサイド骨格枠22aとの間に掛着されており、分岐された他方の他端は、図示右方側に示された第2リンク部材25とサイド骨格枠22aとの間に掛着されている。詳しくは、図10に示されるように、図示左方側に分岐された二重ケーブル29の他端は、インナーワイヤ29aの端部が、前述した図示左方側に配された連結軸P8に一体的に連結された操作板28のインナー掛部28aに掛着されて固定されている。
そして、同他端のアウター管29bの端部は、前述した図示左方側に配された第2リンク部材25に一体形成されたアウター掛部25aに掛着されて固定されている。また、図示右方側に分岐された二重ケーブル29の他端は、インナーワイヤ29aの端部が、図示右方側に配された連結軸P8に一体的に連結された操作板28のインナー掛部28aに掛着されて固定されている。そして、同他端のアウター管29bの端部は、図示右方側に配された第2リンク部材25に一体形成されたアウター掛部25aに掛着されて固定されている。
これにより、上記構成の二重ケーブル29は、第3リンク部材26が展開の作動方向に回転する動きに伴って、この第3リンク部材26に掛着された一端においてインナーワイヤ29aがアウター管29bの端部から繰り出された牽引操作移動量が二股に分岐された各他端側に伝達されて、各操作板28,28が各附勢バネS,Sの附勢力に抗した方向に回転操作される。これにより、図9に示されるように、各操作板28,28と一体的に組み付けられている各サイド骨格枠22a,22aが、本体骨格枠21aに対してそれぞれ起立する方向に回転操作されて、各サイドサポート部22,22がオットマン本体21に対して起立した姿勢状態となって保持される。なお、これらサイド骨格枠22a,22aの回転姿勢は、前述した二重ケーブル29による連結構造により、それぞれ、本体骨格枠21aの回転姿勢位置に対応した回転位置にて位置決めされるようになっている。
ここで、図示右方側のベース体23と第1リンク部材24との連結部には、第1リンク部材24のベース体23に対する回転移動をロック可能な回転留め装置30が設けられている。なお、回転留め装置30に代えて、実施例1で示したような電動モータの回転駆動力によって第1リンク部材24を回転駆動させる駆動装置を設けても良い。また、第1リンク部材24の展開方向への回転移動は許容するが、収納方向への逆戻り回転は規制するラチェット型のロック機構を備えた構成としても良い。
このように、本実施例の車両用シート1によれば、オットマン本体21の動きに連動させて各サイドサポート部22,22を移動させる連動機構は、オットマン本体21の移動によってインナーワイヤ29aが牽引操作された移動量が各サイドサポート部22,22を移動操作するための操作移動量として伝達される比較的簡素な構成とされる。そして、このようにインナーワイヤ29aによって動力伝達を行う構成としたことにより、インナーワイヤ29aが牽引操作される位置から遠く離れた位置で各サイドサポート部22,22が移動操作されるような操作経路の長い構成においても、動力伝達を良好に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を二つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、各サイドサポート部が常時バネ力の附勢によってオットマン本体から起立する方向に回転附勢された状態として、オットマン本体が収納状態となっている時には倒伏した回転位置にてロックされた状態となっており、オットマン本体が展開位置に向けて回転移動する動きに連動してこのロックが解除されて、バネ力によって起立方向に回転する構成となっていてもよい。
また、各サイドサポート部がオットマン本体に対して起倒回転可能にヒンジ連結された構成を示したが、各サイドサポート部は、直進運動によってオットマン本体に対して突出移動したりその反対方向に戻り移動したりする構成のものであってもよい。また、オットマン本体も同様に、直進運動等の回転移動以外の運動態様によって、収納状態と展開状態との間で移動操作される構成となっていてもよい。
実施例1の車両用シートの概略構成を表した側面図である。 オットマン装置が収納状態とされている車両用シートの斜視図である。 オットマン装置が展開状態とされている車両用シートの斜視図である。 オットマン装置が収納状態となっている時の骨格構造を表した斜視図である。 オットマン装置が展開状態となっている時の骨格構造を表した斜視図である。 オットマン装置の分解斜視図である。 実施例2の車両用シートの概略構成を表した側面図である。 オットマン装置が収納状態となっている時の骨格構造を表した斜視図である。 オットマン装置が展開状態となっている時の骨格構造を表した斜視図である。 オットマン装置の分解斜視図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
10 オットマン装置
11 オットマン本体
11a 本体骨格枠
11b 支持面
12 サイドサポート部
12a サイド骨格枠
13 連結軸
13a かさ歯車(固定側ギア)
14 連結軸
14a かさ歯車(可動側ギア)
15 駆動装置
20 オットマン装置
21 オットマン本体
21a 本体骨格枠
21b 支持面
22 サイドサポート部
22a サイド骨格枠
23 ベース体
23a アウター掛部
24 第1リンク部材
25 第2リンク部材
25a アウター掛部
26 第3リンク部材
26a インナー掛部
27 第4リンク部材
28 操作板
28a インナー掛部
29 二重ケーブル
29a インナーワイヤ(操作ケーブル)
29b アウター管(案内部材)
P1〜P8 連結軸
S 附勢バネ
K 係止片
30 回転留め装置

Claims (3)

  1. シートクッションの前部に着座者の下腿部を下方側から支持可能なオットマン装置が設けられた車両用シートであって、
    前記オットマン装置は着座者の下腿部を支持するオットマン本体の両サイド部に着座者の下腿部を支持する支持面よりも突出して該下腿部の横ずれ移動を阻止するサイドサポート部が形成されており、前記オットマン本体は前記シートクッションに対して間に回転留め装置を介して回転留め可能にリンク連結されたことにより、該シートクッションの前面部形状に即して畳み込まれた収納状態と該収納状態からシートクッションの前方側に起こし上げられて着座者の下腿部を下方側から支持した状態となる展開状態との間で収納展開移動可能に構成されており、前記オットマン本体の両サイド部に形成された各サイドサポート部は前記オットマン本体が収納状態の時には前記支持面からは突出しない姿勢状態となって保持されるが前記オットマン本体が収納状態から展開状態へと移動する動きに連動して前記支持面から突出したサイドサポート状態へと移行する構成となっており、
    前記オットマン本体は前記シートクッションの骨格部に対して収納展開方向に回転可能にヒンジ連結されて設けられており、前記各サイドサポート部も前記オットマン本体に対して前記支持面から突出したり戻されたりする方向に回転可能にヒンジ連結されて設けられており、前記オットマン本体の動きに連動させて前記各サイドサポート部を移動させる連動機構は前記各サイドサポート部の回転中心軸線上に当該各サイドサポート部と一体的となって設けられた可動側ギアが前記シートクッションに一体的に設けられた固定側ギアと噛合した状態とされて前記オットマン本体の回転移動に伴って噛合回転することによって前記各サイドサポート部を回転移動させる構成となっていることを特徴とする車両用シート。
  2. シートクッションの前部に着座者の下腿部を下方側から支持可能なオットマン装置が設けられた車両用シートであって、
    前記オットマン装置は着座者の下腿部を支持するオットマン本体の両サイド部に着座者の下腿部を支持する支持面よりも突出して該下腿部の横ずれ移動を阻止するサイドサポート部が形成されており、前記オットマン本体は前記シートクッションに対して間に回転留め装置を介して回転留め可能にリンク連結されたことにより、該シートクッションの前面部形状に即して畳み込まれた収納状態と該収納状態からシートクッションの前方側に起こし上げられて着座者の下腿部を下方側から支持した状態となる展開状態との間で収納展開移動可能に構成されており、前記オットマン本体の両サイド部に形成された各サイドサポート部は前記オットマン本体が収納状態の時には前記支持面からは突出しない姿勢状態となって保持されるが前記オットマン本体が収納状態から展開状態へと移動する動きに連動して前記支持面から突出したサイドサポート状態へと移行する構成となっており、
    前記オットマン本体の動きに連動させて前記各サイドサポート部を移動させる連動機構は、前記オットマン本体の移動によって相対変位が生じる二部材の間に前記各サイドサポート部を移動操作する牽引操作式の操作ケーブルの端部と該操作ケーブルの配索経路を案内する案内部材の端部とが連結されて、該操作ケーブルが前記案内部材の端部から繰り出された操作移動量が前記各サイドサポート部を移動操作する操作移動量として伝達されるようになっている機構として構成されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートであって、
    前記オットマン本体の両サイド部に形成された各サイドサポート部は前記オットマン本体が展開状態から収納状態へと移動する動きに連動して前記支持面から突出したサイドサポート状態から突出しない姿勢状態へと移行する構成となっていることを特徴とする車両用シート。
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