JP4445021B2 - 内燃機関点火装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば自動車に搭載される内燃機関点火装置に関し、特に、点火コイルの一次コイルの電流をスイッチング素子により通電・遮断することにより、点火コイルの二次コイルに点火用高電圧を発生する内燃機関点火装置に関するものである。
従来の内燃機関点火装置では、コイルドライバ入力信号線にイオン信号と点火信号を多重化して出力し、イオン信号が出力される際にはスイッチング素子がONしないようマスクしていた。(例えば、特許文献1参照。)
特開2004−156608号公報(第17―18頁、図49、50)
上記従来の内燃機関点火装置においては、コイルドライバ入力信号線にイオン信号と点火信号を出力するにあたり、エンジン室内が高温状態となり早期着火が発生したり、点火プラグがくすぶることでススなどが電極間に発生し、リーク電流が流れて、擬似的にイオン電流が常に流れる状態が発生した場合に、点火信号が供給されるタイミングであってもイオン電流を検出するためには、入力電圧のダイナミックレンジを広くとる必要があるという問題があり、これによって、ECU(電子制御装置)の回路規模が大きくなり、コストUPにつながっていた。
また、コイル一次電流遮断時など何らかの要因でECUとコイルドライバ間のGND電位に変動が生じた場合、正確なイオン信号をECUに伝達できないという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、点火信号が供給されるタイミングであっても確実にイオン電流を検出することができ、低コストでイオン電流を検出できる領域を拡大し、点火システムの機能を向上した内燃機関点火装置を提供することを目的とするものである。
この発明に係る内燃機関点火装置は、一次コイルと二次コイルを有する点火コイル、前記点火コイルの一次コイル電流を通電・遮断することにより前記点火コイルの二次コイルに点火用高電圧を発生させるスイッチング素子を含む内燃機関点火装置において、通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2としてごく短時間の単一のパルス信号あるいは複数のパルス信号をコイルドライバの入力信号線に供給するパルス発生回路を含むECU(電子制御装置)、前記通電開始信号、遮断信号を記憶し前記パルス発生回路から前記入力信号線を介して受信した前記パルス信号を通電開始信号、遮断信号として認識し、点火信号を前記スイッチング素子に供給するパルス検知回路、前記二次コイルの低圧側に接続されたイオン電流を発生させるためのイオンバイアス回路、前記二次コイルに流れるイオン電流を検出するイオン電流検出回路、前記イオン電流検出回路の出力信号に基づき前記コイルドライバの入力信号線にイオン信号を出力するイオン電流出力回路、前記ECUに内蔵され前記イオン電流出力回路の出力信号を検出し制御するイオン信号検出/制御回路を備え、前記イオン信号検出/制御回路は、前記パルス発生回路から前記通電開始信号、遮断信号が出力されていないタイミングではコイルドライバの入力電圧IgtをHigh設定とし、前記パルス発生回路から前記通電開始信号、遮断信号が出力された際には、コイルドライバの入力電圧Igtをごく短時間前記HighレベルからLowレベルに引き下げるようにし、前記パルス検知回路がこれを通電開始信号、遮断信号として認識し点火信号をスイッチング素子に供給すると共に、前記通電開始信号、遮断信号が前記パルス検知回路に供給されているタイミング以外では、前記イオン電流検出回路が検出したイオン電流に基づいて、前記イオン電流出力回路が前記コイルドライバの入力信号線にイオン信号を出力するようにしたものである。
この発明の内燃機関点火装置によれば、エンジン室内が高温状態となり早期着火が発生したり、点火プラグがくすぶることでススなどが電極間に発生し、リーク電流が流れて、擬似的にイオン電流が常に流れる状態が発生した場合に、点火信号が供給されるタイミングであっても、入力電圧Igtのダイナミックレンジを広くとることなく、5V系で正確なイオン電流の検出ができ、低コストで、イオン電流の検出領域を拡大し、点火システムの機能を向上した内燃機関点火装置を得ることができる。
また、パルス発生回路から通電開始信号、遮断信号が出力されていないタイミングでは、コイルドライバの入力電圧IgtをHigh設定(5〜14V)とすることで、コイル一次電流が遮断したタイミングなどで、ECUとコイルドライバ間のGND電位に変動が生じた場合でも正確なイオン信号をECUに伝達することができる。
上述した、またその他の、この発明の目的、特徴、効果は、以下の実施の形態における詳細な説明および図面の記載からより明らかとなるであろう。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1、図2は、この発明の実施の形態1による内燃機関点火装置の回路構成図を示し、図1は実施の形態1の要部を示す概略構成図、図2は図1の詳細回路図である。
まず、この発明の実施の形態1の要部について、図1を参照して説明する。
この発明の実施の形態1の内燃機関点火装置は、図1に示すように、一次コイル2と二次コイル3を有する点火コイル1、および電子制御装置(以下、ECUともいう。)200に内蔵される通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を出力するパルス発生回路201と、このパルス発生回路201が出力する通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2をもとに後段に信号を供給するNPNトランジスタ202を備えている。また、前記通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を記憶し、NPNトランジスタ202のコレクタから抵抗204、コイルドライバ400内の入力インピーダンス6を介して供給される信号に基づきこれを通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2として認識し、後段に点火信号を供給するパルス検知回路7と、このパルス検知回路7の出力信号に基づき点火コイル1の一次コイル2の一次電流I1を通電、遮断し、点火コイル1の二次コイル3に点火プラグ4を点火させるための高電圧を発生させるスイッチング素子5と、二次コイル3の低圧側に接続されたイオン電流を発生させるためのイオンバイアス回路8と、点火後に発生するイオン電流を検出して後段に出力するイオン電流検出回路9と、イオン電流検出回路9の出力信号に基づきイオン信号を出力するイオン電流出力用カレントミラー回路10、および、イオン電流出力用カレントミラー回路10の出力信号を検出し制御するイオン信号検出/制御回路300を備えている。
ECU内のイオン信号検出/制御回路300は、パルス発生回路201から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2が出力されていないタイミングでは、コイルドライバ400の入力電圧IgtをHigh設定(5〜14V)とし、パルス発生回路201から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2が出力された際に、コイルドライバ400の入力電圧Igtをごく短時間Highレベル(5〜14V)からLowレベル(0V)に引き下げることで、パルス検知回路7がこれを通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2として認識し、点火信号をスイッチング素子5に供給し駆動するよう構成されている。
パルス検知回路7は通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を記憶させた回路である。
イオンバイアス回路8は、イオン電流を流すためのバイアス回路である。
イオン電流検出回路9はイオン電流をイオン電流検出用カレントミラー回路10に供給する。イオン電流が流れたタイミングでイオン電流検出回路9が動作状態となり、イオン電流検出用カレントミラー回路10が動作する。
イオン電流検出用カレントミラー回路10はイオン電流相当の電流をECU200から引き抜く。
尚、このタイミングでのコイルドライバ400の入力電圧Igtは、Igt≒ECU200内
内部電源−(ION×抵抗203)となる。
これにより、イオン電流検出/制御回路300が動作状態となり、イオン信号がイオン電流検出/制御回路300に伝達される。
このイオン信号をもとに解析をおこなうことで、シリンダー筒内における燃焼状態の確認をおこなう。
次に、図2を参照して、実施の形態1の内燃機関点火装置について、より具体的に詳述する。尚、図中、図1との同一符号は、同一または相当部分を示すものとする。
この実施の形態1の内燃機関点火装置は、図2に示すように、ECU200と、点火コイル1と、パルス検知回路7と、スイッチング素子5と、イオンバイアス回路8と、イオン電流検出回路9と、イオン電流検出用カレントミラー回路10を含んでいる。
点火コイル1は1次コイル2と2次コイル3を有し、電源端子VBに接続されている。
二次コイル3の高圧側には点火プラグ4が接続されている。
ECU200は、パルス発生回路201およびイオン信号検出/制御回路300を有し、パルス発生回路201は、ごく短時間の単一のパルスあるいは複数のパルスの通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2をNPNトランジスタ202と抵抗204を介してコイルドライバ400の入力端子400aに供給する。また、後述するイオン信号検出/制御回路300のPch-MOSFET302のゲートにも通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を供給する。
通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2がNPNトランジスタ202、Pch-MOSFET302に供給されていないタイミングでは、コイルドライバ400の入力電圧IgtをHigh設定(
5〜14V)とし、パルス発生回路201から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2が供給された際にNPNトランジスタ202がON、Pch-MOSFET302がOFFし、コイルドライバ400の入力電圧Igtをごく短時間Highレベル(5〜14V)からLowレベル(0V)に引き下げることで、信号をパルス検知回路7に供給する。
パルス検知回路7は通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を記憶させた回路であり、パルス発生回路201より受信した信号を通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2として認識し、後段のスイッチング素子5に点火信号を供給し駆動するものである。
スイッチング素子5は例えばIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)であり、ゲート端子がパルス検知回路7に接続され、コレクタ端子が点火コイル1の一次コイル2に接続され、エミッタ端子が基準電位点GNDに接続される。
二次コイル3の低圧側にはイオンバイアス回路8が接続されている。
イオンバイアス回路8は、出力端子8aと入力端子8bを持って構成される。
出力端子8aは後段のイオン電流検出回路9に接続され、入力端子8bは二次コイル3の低圧側に接続されている。
イオン電流検出回路9はイオンバイアス回路8とイオン電流出力用カレントミラー回路10に接続されている。
イオン電流出力用カレントミラー回路10は、出力端子10aと入力端子10bをもって構成される。出力端子10aは入力インピーダンス6とパルス検知回路7に接続されており、入力端子10bはイオン電流検出回路9に接続されている。
次に、イオン信号検出/制御回路300の内部構造について説明する。
イオン信号検出/制御回路300は、内部電源301と、Pch-MOSFET302と、PNPトランジスタ303、304を含むカレントミラー回路305と、イオン電流検出抵抗306と、イオン信号制御回路309で構成されている。
イオン信号検出/制御回路300のPch-MOSFET302のゲートがパルス発生回路201に接続され、ドレインがPNPトランジスタ303、304のエミッタに接続され、ソースが内部電源301に接続されている。内部電源301は安定化された電源である。
PNPトランジスタ303のベースは、PNPトランジスタ304のベースに接続され、PNPトランジスタ303のコレクタは、イオン電流検出抵抗306とイオン信号制御回路309に接続されている。PNPトランジスタ304のベースは、PNPトランジスタ304のコレクタと、抵抗203に接続されている。イオン電流検出抵抗306のもう一端はGNDに接続されている。
図3はこの実施の形態1の各部波形についてのタイミングチャートを示すもので、このタイミングチャートを参照して図2の動作説明を行う。
パルス発生回路201からごく短時間の通電開始信号Igt1(ここでは単一のパルス信号にて図示)が時点t1〜t2においてNPNトランジスタ202、Pch-MOSFET302に供給される。通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2がNPNトランジスタ202、Pch-MOSFET302に供給されていないタイミングでは、コイルドライバ400の入力電圧IgtをHigh設定
(5〜14V)とし、パルス発生回路201から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2がNPNトランジスタ202、Pch-MOSFET302に供給された際に、NPNトランジスタ202がON、Pch-MOSFET302がOFFし、コイルドライバ400の入力電圧Igtをごく短時間Highレベル(5〜14V)からLowレベル(0V)に引き下げることでパルス信号をパルス検知回路7に供給する。パルス検知回路7はパルス発生回路201から供給されたパルス信号を通電開始信号Igt1として認識し、時点t2において後段のスイッチング素子5の入力端子(ここではGate)に点火信号を供給することにより、スイッチング素子5がON状態となり、点火コイル1の一次コイル2にコイル一次電流I1が流れ始める。
その後、パルス発生回路201からごく短時間の遮断信号Igt2(ここでは単一のパルス信号にて図示)が、時点t3〜t4においてNPNトランジスタ202、Pch-MOSFET302に供給される。パルス検知回路7はパルス発生回路201より受信したパルス信号を遮断信号Igt2として認識し、時点t4において後段のスイッチング素子5に供給していた点火信号を遮断する。スイッチング素子5の入力端子(ここではGate)に電圧供給を停止することにより、スイッチング素子5がOFF状態となった瞬間t4に一次コイル2に流れるコイル一次電流I1が遮断され、スイッチング素子のコレクタ(ここではC)に高電圧が発生する。
そのエネルギーは二次コイル3に変換され、負電圧が二次コイル3の高圧側に誘起される。その際に、二次コイル低圧側には正の電圧が加わり、ダイオード81を介してツェナーダイオード83の両端に電圧が印加され、コンデンサ84に電荷がチャージされる。
点火プラグ4のギャップ間を絶縁破壊するだけの負電圧が発生した場合に放電し、その瞬間に時点t4より遅れて二次電流が点火プラグ4側から二次コイル3を経て、ダイオード81、ツェナーダイオード83を介してGNDに流れる。
放電が終わった瞬間t5に、コンデンサ84にチャージされた電圧によりイオン電流が抵抗82を介して二次コイル3に流れはじめる。この瞬間、イオン電流検出回路9が動作状態となり、イオン電流検出用カレントミラー回路10が動作する。
イオン電流検出用カレントミラー回路10のNch-MOSFET101は、Nch-MOSFET102を介して流れたイオン電流相当のドレイン電流をイオン電流検出/制御回路300のカレントミラー回路305から引き抜く。
これにより、イオン電流検出/制御回路300のカレントミラー回路305が動作状態となり、カレントミラー回路305のPNPトランジスタ303は、PNPトランジスタ304を介して流れたイオン電流相当のコレクタ電流を流す。出力された電流は、イオン電流検出抵抗306により電圧変換され、イオン信号制御回路309にアナログ信号として伝達される。
なお、上述した実施の形態1の内燃機関点火装置において、イオン信号検出/制御回路300を、図4に示すイオン信号検出/制御回路(デジタル方式)300'に置き換えることで、デジタル信号でのイオン電流の検出/制御が可能となる。
このデジタル方式のイオン信号検出/制御回路300'について説明する。
図4において、イオン信号検出/制御回路(デジタル方式)300'は、内部電源301と、Pch-MOSFET302と、PNPトランジスタ303、304を含むカレントミラー回路305と、イオン電流検出抵抗306と、コンパレータ回路307と、基準電圧308と、イオン信号制御回路309で構成されている。
Pch-MOSFET302のゲートが図示しないパルス発生回路201に接続され、ドレインがPNPトランジスタ303、304のエミッタに接続され、ソースが内部電源301に接続されている。内部電源301は安定化された電源である。
PNPトランジスタ303のベースはPNPトランジスタ304のベースに接続され、PNPトランジスタ303のコレクタはイオン電流検出抵抗306に接続されている。
PNPトランジスタ304のベースはPNPトランジスタ304のコレクタと、抵抗203に接続されている。イオン電流検出抵抗306のもう一端は、GNDに接続されている。コンパレータ回路307の入力端子(+)はイオン電流検出抵抗306に接続され、入力端子(−)は基準電圧(Vth)308に接続され、出力端子はイオン信号制御回路309に接続されている。
図5に、電流検出/制御回路300をデジタル方式のイオン電流検出/制御回路300'に置き換えた場合の各部波形のタイミングチャートを示す。
イオン電流がイオン電流検出抵抗306により電圧変換されたアナログ信号が、基準電圧(Vth)308を越えた時点t5〜6で、コンパレータ回路307がイオン信号制御回路309にデジタル信号としてパルスを出力する。尚、イオン電流がイオン電流検出抵抗306に供給されるまでの動作に関しては、図3の場合と同様であり説明は省略する。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1の内燃機関点火装置によれば、図6のタイミングチャートに示すように、エンジン室内が高温状態となり早期着火によりイオン電流が正規のタイミングよりも早く時点t3〜4で発生した場合においても、パルス発生回路201から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2がNPNトランジスタ202、Pch- MOSFET302に供給されているタイミング以外では、コイルドライバ400の入力電圧IgtをHigh設定(5〜14V)とすることで、通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2がNPNトランジスタ202、Pch-MOSFET302に供給されているタイミング以外では、イオン電流検出用カレントミラー回路10を動作させることができる。
これにより、コイル一次電流I1が流れているタイミングにおいても、出力されたイオン電流をイオン信号制御回路309に伝達することが可能となり、イオン電流を検出できる領域を拡大することができる。
また、図7のタイミングチャートに示すように、点火プラグがくすぶることでススなどが電極間に発生し、リーク電流が流れて擬似的にイオン電流が常に流れる状態が発生し、さらにエンジン室内が高温状態となり早期着火によりイオン電流が正規のタイミングよりも早く発生した場合においても、入力電圧IgtのHighレベルは低下するものの入力電圧Igtのダイナミックレンジを広げることなく、5V系で正確なイオン電流検出を行なうことができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2の内燃機関点火装置は、上述した実施の形態1において、パルス発生回路201の出力する信号を、図8に一例を示すように、通電開始信号Igt1'と遮断信号Igt2'のパルス幅を変更し別信号としたもの(図8(a)参照)、あるいは、通電開始信号Igt1''と遮断信号Igt2''のパルス数を変更し別信号とするもの(図8(b)参照)である。
この実施の形態2によれば、パルス発生回路201から出力された通電開始信号Igt1'、遮断信号Igt2'をパルス検知回路7が区別することが容易となる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3の内燃機関点火装置は、上述した実施の形態1において、コイルドライバ400内の入力インピーダンス6の値を、ECU200内の抵抗204の値に対し、極めて大きく設定するものである。
この実施の形態3によれば、パルス発生回路201が通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を発生しているタイミングでイオン電流が流れたとしても、イオン電流検出用カレントミラー回路10に電流は流れることはなく、パルス発生回路201が安定した通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を供給できると共に、点火信号に影響のない安定したイオン検出が可能となる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4の内燃機関点火装置は、上述した実施の形態1において、図9に一例を示すように、パルス発生回路201の出力する通電開始信号Igt1'''と遮断信号Igt2'''を、少なくとも2種類以上のパルス幅の信号(例えば数十μsの低周波パルスと高周波パルスの組合せ信号)とし、この信号が所定の順序で入力されたことを検知するパルス検知回路7を設けたものである。
この実施の形態4によれば、高周波ノイズおよび低周波ノイズでは、同じ周波数のノイズが連続して入ることが一般的なため、コイルドライバ400の入力信号線にサージ電圧等のノイズが重畳した場合でも、これを通電開始信号、遮断信号とは認識せず、コイル一次電流の再オンや誤点火といった問題を回避することができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5の内燃機関点火装置は、上述した実施の形態1において、コイルドライバ400内に、パルス発生回路201からパルス検知回路7に通電開始信号Igt1が供給されたことを検知してから一定時間後に通電開始を示す信号を発信する応答回路を設けると共に、ECU200内に、応答回路が発信した信号を検知する応答監視回路を設けるものである。
図10にこの実施の形態5の各部波形についてのタイミングチャートを示す。
この実施の形態5によれば、図10のタイミングチャートの時点t1〜t2において、通電開始信号Igt1'をパルス検知回路7が検知し、前記応答回路がIgt1ラインに応答信号Igt3
を発信する。この応答信号Igt3を応答監視回路が検知し、応答監視回路で検知した動作状態とECU200が指示する動作状態を比較することで、コイルドライバの正常動作を判定することができる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6の内燃機関点火装置は、上述した実施の形態5において、ECU200内に、応答監視回路で検知される動作状態が所定の動作状態と異なる場合に、繰り返し同じ信号を発信する機能を設けたものである。
図11にこの実施の形態6の各部波形についてのタイミングチャートを示す。
この実施の形態6によれば、図11に示したタイミングチャートの時点t1〜t2において、パルス発生回路201からパルス検知回路7に正常な信号伝達ができなかった場合でも、時点t3〜t4において応答回路がIgt1ラインに応答信号Igt3を発信しないため、これをECU200内の応答監視回路が検知し、繰り返し時点t5〜t6において通電開始信号Igt1'
をパルス検知回路207に供給することで、コイルドライバの動作の確実性を高めることができる。
実施の形態7.
図12、図13は、この発明の実施の形態7による内燃機関点火装置の回路構成図を示し、図12は実施の形態7の要部を示す概略構成図、図13は図12の詳細回路図である。
まず、この発明の実施の形態7の要部について、図12を参照して説明する。
この発明の実施の形態7の内燃機関点火装置は、図12に示すように、コイルドライバ内蔵コイル700と、ECU500に内蔵される通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を出力するパルス発生回路501と、パルス発生回路501が出力する通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2をもとに、コイルドライバ内蔵コイル700に信号を供給するNPNトランジスタ502と、コイルドライバ内蔵コイル700の出力信号を検出し制御するコイル出力信号検出/制御回路600を備えている。
コイルドライバ内蔵コイル700は、通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を記憶しNPNトランジスタ502のコレクタから抵抗504を介して供給される信号に基づきこれを通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2として認識し、点火信号をスイッチング素子に供給して点火コイルのコイル一次電流I1を通電、遮断し、点火プラグ14を点火させるための高電圧を発生し、コイルドライバ内蔵コイル700が動作時に出力する信号を検出してECU500に出力する。
パルス発生回路501から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2が出力されていないタイミングではコイルドライバ内蔵コイル700の入力電圧IgtをHigh設定(5〜14V)と
し、パルス発生回路501から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2が出力された際に、コイルドライバ内蔵コイル700の入力電圧Igtをごく短時間Highレベル(5〜14V)からLowレベル(0V)に引き下げることで、コイルドライバ内蔵コイル700がこれを通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2として認識し、コイル一次電流I1を通電、遮断し、点火プラグ14を点火させるための高電圧を発生する。
このコイルドライバ内蔵コイル700の一連の動作により出力される信号を、コイルドライバ内蔵コイルが検出して定電流I3をECU500から引き抜く。
尚、このタイミングでのコイルドライバ内蔵コイル700の入力電圧Igtは、
Igt≒ECU500内内部電源−(定電流I3×抵抗503)となる。
これにより、コイル出力信号検出/制御回路600が動作状態となり、コイル出力信号がコイル出力信号検出/制御回路600に伝達される。
この信号をもとに解析をおこなうことで、コイルドライバ内蔵コイル700の異常検知をおこなう。
次に、図13を参照して、コイルドライバ内蔵コイル700が検出する信号をコイル一次電流I1とした時の実施の形態7の内燃機関点火装置について、具体的に詳述する。
実施の形態7の内燃機関点火装置は、図13に示すように、ECU500と、点火コイル11と、パルス検知回路17と、スイッチング素子15と、コイル出力信号検出回路19を含んでいる。
点火コイル11は1次コイル12と2次コイル13を有し、電源端子VBに接続されている。二次コイル13の高圧側には点火プラグ14が接続されている。
ECU500は、パルス発生回路501およびコイル出力信号検出/制御回路600を有し、パルス発生回路501は、ごく短時間の単一のパルスあるいは複数のパルスの通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を、NPNトランジスタ502と抵抗504を介してコイルドライバ800の入力端子800aに供給する。
通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2がNPNトランジスタ502、Pch-MOSFET602に供給されていないタイミングでは、コイルドライバ800の入力電圧IgtをHigh設定(5〜14V)とし、パルス発生回路501から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2が供給された際に、NPNトランジスタ502がON、Pch-MOSFET602がOFFし、コイルドライバ800の入力電圧Igtをごく短時間Highレベル(5〜14V)からLowレベル(0V)に引き下げることで信号をパルス検知回路17に供給する。
パルス検知回路17は、通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2を記憶させた回路であり、パルス発生回路501より受信した信号を通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2として認識し、後段のスイッチング素子15に点火信号を供給し駆動するものである。
スイッチング素子15は、例えばIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)であり、ゲート端子がパルス検知回路17に接続され、コレクタ端子が点火コイル11の一次コイル12に接続され、エミッタ端子が検出抵抗18とコイル出力信号検出回路19に接続されている。検出抵抗18のもう一端は基準電位点GNDに接続されている。
コイル出力信号検出回路19は、出力端子19aと入力端子19bをもって構成される。出力端子19aは入力インピーダンス16とパルス検知回路17に接続されており、入力端子19bはスイッチング素子15のエミッタ端子と検出抵抗18に接続されている。
コイル出力信号検出回路19の内部構造は、Nch-MOSFET190、191を含むカレントミラー回路192と、内部電源193と、電流源194と、Pch-MOSFET195と、AND回路196、コンパレータ回路197、198を含むウィンドウコンパレータ回路199で構成されている。
Nch-MOSFET190のゲートがNch-MOSFET191のゲートに接続され、ドレインが出力端子19aに接続され、ソースがGNDに接続されている。Nch-MOSFET191のゲートがNch-MOSFET191のドレインと電流源194とPch-MOSFET195のソースに接続されている。電流源194のもう一端は内部電源193に接続されている。内部電源193は安定化された電源である。
Pch-MOSFET195のゲートはAND回路196の出力端子と接続され、ドレインがGNDに接続されている。AND回路196の入力端子はコンパレータ回路197の出力端子と接続され、もう一方の入力端子はコンパレータ回路198の出力端子と接続されている。コンパレータ回路197の入力端子(+)は入力端子19bに接続され、入力端子(−)は基準電圧(Vth1)に接続されている。コンパレータ回路198の入力端子(+)は基準電圧Vth2に接続され、入力端子(−)は入力端子19bに接続されている。
次に、コイル出力信号検出/制御回路600の内部構造について説明する。
コイル出力信号検出/制御回路600は、内部電源601と、Pch-MOSFET602と、PNPトランジスタ603、604を含むカレントミラー回路605と、コイル出力信号検出抵抗606と、コイル出力信号制御回路609を備えている。
Pch-MOSFET602のゲートがパルス発生回路501に接続され、ドレインがPNPトランジスタ603、604のエミッタに接続され、ソースが内部電源601に接続されている。内部電源601は安定化された電源である。
PNPトランジスタ603のベースは、PNPトランジスタ604のベースに接続され、
PNPトランジスタ603のコレクタは、コイル出力信号検出抵抗606とコイル出力信号制御回路609に接続されている。PNPトランジスタ604のベースは、PNPトランジスタ604のコレクタと、抵抗503に接続されている。コイル出力信号検出抵抗606のもう一端はGNDに接続されている。
図14はこの実施の形態7の各部波形についてのタイミングチャートを示すもので、このタイミングチャートを参照して図12の動作説明を行う。
パルス発生回路501からごく短時間の通電開始信号Igt1(ここでは単一のパルス信号にて図示)が時点t1〜t2においてNPNトランジスタ502、Pch-MOSFET602に供給される。通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2がNPNトランジスタ502、Pch-MOSFET602に供給されていないタイミングでは、コイルドライバ800の入力電圧IgtをHigh設定
(5〜14V) とし、パルス発生回路501から通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2がNPNトランジスタ502、Pch-MOSFET602に供給された際に、NPNトランジスタ502がON、Pch-MOSFET602がOFFし、コイルドライバ800の入力電圧Igtをごく短時間Highレベル(5〜14V)からLowレベル(0V)に引き下げることでパルス信号をパルス検知回路17に供給する。
パルス検知回路17はパルス発生回路501から供給されたパルス信号を通電開始信号Igt1として認識し、時点t2において後段のスイッチング素子15の入力端子(ここではGate)に点火信号を供給することにより、スイッチング素子15がON状態となり、点火コイル11の一次コイル12にコイル一次電流I1が流れ始める。
その後、コイル一次電流I1が検出抵抗18を流れることにより発生する電圧VdetがVth1<Vdet<Vth2となる時点t3において、ウィンドウコンパレータ回路199の出力がHighとなりPch-MOSFET195がOFF状態となる。この瞬間、電流源194より定電流I3がカレントミラー回路192に供給され、カレントミラー回路192が動作する。
カレントミラー回路192のNch-MOSFET190は、Nch-MOSFET191を介して流れた定電流I3電流相当のドレイン電流をコイル出力信号検出/制御回路600のカレントミラー回路605から引き抜く。
これにより、コイル出力信号検出/制御回路600のカレントミラー回路605が動作状態となり、カレントミラー回路605のPNPトランジスタ603はPNPトランジスタ604を介して流れた定電流I3相当のコレクタ電流を流す。
出力された電流は、コイル出力信号検出抵抗606により電圧変換され、コイル出力信号制御回路609に信号伝達される。
その後、電圧VdetがVth2<Vdetとなる時点t4において、ウィンドウコンパレータ回路199の出力がLowとなりPch-MOSFET195がON状態となる。
この瞬間、Nch-MOSFET190、191のゲート電圧がLowレベルとなり、カレントミラー回路192の動作が停止する。その際、コイル出力信号検出抵抗606への電流供給が停止する。
以上のように、実施の形態7の内燃機関点火装置によれば、一次コイル12の断線などドライバ内蔵コイル700に何らかの不具合が発生した場合に、ECU500がその異常を検知し故障診断をすることができる。
また、検出するコイル出力信号をコイル一次電圧、コイル二次電流、コイル二次電圧などとすることで、ドライバ内蔵コイル700の幅広い故障診断をおこなうことができる。
なお、上述した実施の形態2〜6は、実施の形態1のみならず、実施の形態7においても適用可能なものである。
また、この発明は、上述した実施の形態に制限されるものではなく、この発明の精神と範囲を逸脱しない範囲において、当業者にとって、種々の修正および変更が可能なことはいうまでもない。
この発明の実施の形態1における内燃機関点火装置の要部を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1における内燃機関点火装置の詳細回路図である。 この発明の実施の形態1における各動作点でのタイミングチャートの一例である。 この発明の実施の形態1におけるイオン信号検出/制御回路をデジタル方式に変更した一例を示す回路図である。 図4のデジタル方式における各動作点でのタイミングチャートの一例である。 この発明の実施の形態1における各動作点でのタイミングチャートの他の一例である。 この発明の実施の形態1における各動作点でのタイミングチャートの他の一例である。 この発明の実施の形態2におけるパルス信号波形の一例を示す図である。 この発明の実施の形態4におけるパルス信号波形の一例を示す図である。 この発明の実施の形態5における各動作点でのタイミングチャートの一例である。 この発明の実施の形態6における各動作点でのタイミングチャートの一例である。 この発明の実施の形態7における内燃機関点火装置の要部を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態7における内燃機関点火装置の詳細回路図である。 この発明の実施の形態7における各動作点でのタイミングチャートである。
符号の説明
1、11 点火コイル、2、12 一次コイル、3、13 二次コイル、
4、14 点火プラグ、5、15 スイッチング素子、6、16 入力インピーダン ス、7、17 パルス検知回路、8 イオンバイアス回路、9 イオン電流検出回路 、
10 イオン電流出力用カレントミラー回路、19 コイル出力信号検出回路、
200、500 ECU(電子制御装置)、201、501 パルス発生回路、
202、502 NPNトランジスタ、203、204、503,504 抵抗、
300、300' イオン信号検出/制御回路、309 イオン信号制御回路、
400、800 コイルドライバ、600 コイル出力信号検出/制御回路、
609 コイル出力信号制御回路、700 コイルドライバ内蔵コイル。

Claims (7)

  1. 一次コイルと二次コイルを有する点火コイル、前記点火コイルの一次コイル電流を通電遮断することにより前記点火コイルの二次コイルに点火用高電圧を発生させるスイッチング素子を含む内燃機関点火装置において、通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2としてごく短時間の単一のパルス信号あるいは複数のパルス信号をコイルドライバの入力信号線に供給するパルス発生回路を含むECU(電子制御装置)、前記通電開始信号、遮断信号を記憶し前記パルス発生回路から前記入力信号線を介して受信した前記パルス信号を通電開始信号、遮断信号として認識し、点火信号を前記スイッチング素子に供給するパルス検知回路、前記二次コイルの低圧側に接続されたイオン電流を発生させるためのイオンバイアス回路、前記二次コイルに流れるイオン電流を検出するイオン電流検出回路、前記イオン電流検出回路の出力信号に基づき前記コイルドライバの入力信号線にイオン信号を出力するイオン電流出力回路、前記ECUに内蔵され前記イオン電流出力回路の出力信号を検出し制御するイオン信号検出/制御回路を備え、前記イオン信号検出/制御回路は、
    前記パルス発生回路から前記通電開始信号、遮断信号が出力されていないタイミングではコイルドライバの入力電圧IgtをHigh設定とし、前記パルス発生回路から前記通電開始信号、遮断信号が出力された際には、コイルドライバの入力電圧Igtをごく短時間前記HighレベルからLowレベルに引き下げるようにし、前記パルス検知回路がこれを通電開始信号、遮断信号として認識し点火信号をスイッチング素子に供給すると共に、
    前記通電開始信号、遮断信号が前記パルス検知回路に供給されているタイミング以外では、前記イオン電流検出回路が検出したイオン電流に基づいて、前記イオン電流出力回路が前記コイルドライバの入力信号線にイオン信号を出力するようにしたことを特徴とする内燃機関点火装置。
  2. 前記パルス発生回路は、通電開始信号と遮断信号のパルス幅あるいはパルス数を変更し、別信号としたものをコイルドライバに供給することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関点火装置。
  3. コイルドライバ内の入力インピーダンスの値を、ECU内通電開始信号、遮断信号供給ラインの抵抗値に対し、極めて大きく設定したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関点火装置。
  4. 前記パルス検知回路は、通電開始信号、遮断信号として少なくとも2種類以上のパルス幅の信号が所定の順序で入力されたこと検知することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関点火装置。
  5. 前記コイルドライバ内に、前記パルス検知回路が前記パルス発生回路から供給される通電開始信号、遮断信号を検知してから一定時間後にECUに対して通電開始を示す信号を発信する応答回路を設けると共に、ECU内に、前記応答回路が発信した信号を検知する応答監視回路を備え、応答監視回路で検知した動作状態とECUが指示する動作状態を比較することでコイルドライバの正常動作を判定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関点火装置。
  6. ECUから通電開始信号、遮断信号を発信してから一定時間後に応答監視回路で検知される動作状態が所定の動作状態と異なる場合に、ECUから同じ信号を繰り返し発信することで、コイルドライバの動作の確実性を高めたことを特徴とする請求項5に記載の内燃機関点火装置。
  7. 一次コイルと二次コイルを有する点火コイル、前記点火コイルの一次コイル電流を通電遮断することにより前記点火コイルの二次コイルに点火用高電圧を発生させるスイッチング素子を含む内燃機関点火装置において、通電開始信号Igt1、遮断信号Igt2としてごく短時間の単一のパルス信号あるいは複数のパルス信号をコイルドライバの入力信号線に供給するパルス発生回路を含むECU(電子制御装置)、前記通電開始信号、遮断信号を記憶し前記パルス発生回路から前記入力信号線を介して受信した前記パルス信号を通電開始信号、遮断信号として認識し、点火信号を前記スイッチング素子に供給するパルス検知回路、前記点火コイルの出力する信号を検出し、この検出信号に基づき前記コイルドライバの入力信号線に故障診断信号としての出力信号を出力するコイル出力信号検出回路、前記ECUに内蔵され前記コイル出力信号検出回路の出力信号を検出し制御するコイル出力信号検出/制御回路を備え、前記コイル出力信号検出/制御回路は、
    前記パルス発生回路から前記通電開始信号、遮断信号が出力されていないタイミングではコイルドライバの入力電圧IgtをHigh設定とし、前記パルス発生回路から前記通電開始信号、遮断信号が出力された際には、コイルドライバの入力電圧Igtをごく短時間前記HighレベルからLowレベルに引き下げることで、前記パルス検知回路がこれを通電開始信号、遮断信号として認識し点火信号をスイッチング素子に供給すると共に、
    前記通電開始信号、遮断信号が前記パルス検知回路に供給されているタイミング以外では、前記コイル出力信号検出回路が点火コイルの出力する信号を検出して前記コイルドライバの入力信号線に故障診断信号としての出力信号を出力するようにしたことを特徴とする内燃機関点火装置。
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