JP4442554B2 - スライドドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スライドドア構造に係り、特にリンクアームの揺動によって車体に設けられたドア開口を開閉するスライドドアを備えたスライドドア構造に関する。
この種のスライドドア構造としては、次のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1には、トラックの側面に設けられたスライドドア構造の例が開示されている。この特許文献1に記載の例では、ドア中央部に取り付けられたアームの揺動によってスライドドアがスライドし、このスライドドアのスライド動作によって車室のドア開口が開閉されるようになっている。
特開2003−320850号公報
しかしながら、特許文献1に記載の例では、スライドドアがドア開口を閉じるときにスライドドアと車体との間をシールするシール手段によってスライドドアが反力を受け、スライドドアが車両外側へ倒れ込み変形する虞がある。従って、スライドドアの車両外側への倒れ込み変形を抑制してドア閉じ性を良好とするためには改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ドア閉じ性を良好とすることが可能なスライドドア構造を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のスライドドア構造は、一端側が車体に回動自在に連結されたリンクアームと、前記リンクアームの他端側がドアヒンジを介して回動自在に取り付けられ、前記リンクアームの揺動によって車体に設けられたドア開口を開閉するスライドドアと、前記スライドドアと前記車体との間に配置されたシール手段と、一端側が前記スライドドアにおける前記ドアヒンジの取付部と固定され、他端側が車両側面視にて前記シール手段とラップするシール部補強手段と、を備えたことを特徴とする。
このように、請求項1に記載のスライドドア構造では、一端側がスライドドアにおけるドアヒンジの取付部と固定され、他端側が車両側面視にてシール手段とラップするシール部補強手段が備えられており、スライドドアにおけるドアヒンジの取付部とシール手段によって反力を受けるシール反力受部との間の部分が、このシール部補強手段により補強されている。従って、スライドドアがドア開口を閉じるときにスライドドアにシール手段から反力が作用しても、この反力がシール部補強手段によって受け止められる。これにより、ドアヒンジ取付部を支点としたドアヒンジ取付部とシール反力受部との間の部分の変形が抑制されてシール手段の反力によるスライドドアの車両外側への倒れ込み変形が抑制されるので、ドア閉じ性が良好となる。
特に、例えば、リンクアームをドア駆動手段によって揺動させてスライドドアを電動で閉めるようにした場合でも、上述の如く、シール手段の反力によるスライドドアの車両外側への倒れ込み変形を抑制することにより、リンクアームを介してドアヒンジに加わるドア閉方向への荷重がドアロック装置に十分に伝達されてドア閉じ性が良好となる。
請求項2に記載のスライドドア構造は、請求項1に記載のスライドドア構造において、前記シール部補強手段とドアロック装置との間の部分を補強するドアロック補強手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のスライドドア構造では、シール部補強手段とドアロック装置との間の部分がドアロック補強手段により補強されている。従って、例えば、ドアヒンジがドアロック装置から上下方向に離間した位置に取り付けられている構成において、リンクアームをドア駆動手段によって揺動させてスライドドアを電動で閉める場合でも、ドアロック補強手段によってドアヒンジ取付部を支点としたドアヒンジ取付部とドアロック装置との間の部分の変形が抑制されてスライドドアの車両外側への倒れ込み変形が抑制される。これにより、リンクアームを介してドアヒンジに加わるドア閉方向への荷重がドアロック装置に十分に伝達されてドア閉じ性が良好となる。
請求項3に記載のスライドドア構造は、請求項2に記載のスライドドア構造において、前記スライドドアは、車両側面に設けられ、前記スライドドアの車両前後方向両端側には、前記ドアロック装置がそれぞれ設けられ、前記ドアロック装置間の部分は、ドアロック間補強手段によって補強されていることを特徴とする。
このように、請求項3に記載のスライドドア構造では、スライドドアの車両前後方向両端側に設けられたドアロック装置間の部分が、ドアロック間補強手段によって補強されている。この構成によれば、スライドドアにおけるドアロック装置間の部分の変形がドアロック間補強手段によって抑制される。従って、例えば、リンクアームをドア駆動手段によって揺動させてスライドドアを電動で閉めるようにした場合でも、リンクアームを介してドアヒンジに加わるドア閉方向への荷重がドアロック補強手段を介して一方のドアロック装置に十分に伝達され、一方のドアロック装置に伝達された荷重がドアロック間補強手段を介して他方のドアロック装置に伝達される。これにより、ドア閉じ性がより良好となる。
請求項4に記載のスライドドア構造は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のスライドドア構造において、前記スライドドアは、車両側面に設けられ、前記シール部補強手段は、車両側面視にて前記シール手段とラップする閉じ断面を有することを特徴とする。
このように、請求項4に記載のスライドドア構造では、シール部補強手段が、車両側面視にて前記シール手段とラップする閉じ断面を有する構成である。この構成によれば、スライドドアがドア開口を閉じるときにスライドドアにシール手段から反力が作用しても、この反力がシール部補強手段の閉じ断面によって確実に受け止められる。これにより、ドア閉じ性がより良好となる。
請求項5に記載のスライドドア構造は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のスライドドア構造において、前記シール部補強手段は、前記ドアヒンジに設けられた軸部と、前記スライドドアに固定され前記軸部を支持する支持部と、を有して構成され、前記軸部は、前記シール手段と対向する位置よりも上側にその延出端部が位置するように鉛直方向上側へ延出されていることを特徴とする。
このように、請求項5に記載のスライドドア構造では、ドアヒンジに軸部が設けられており、この軸部は、シール手段と対向する位置よりも上側にその延出端部が位置するように鉛直方向上側へ延出され、スライドドアに固定された支持部で支持されている。従って、広いピッチ範囲でスライドドアを保持でき、シール手段の反力に対しスライドドアの保持剛性が向上する。また、スライドドアのドアヒンジへの仮置き位置がドア重心位置から離間していても、軸部を支持部で支持することでスライドドアのドアヒンジへの仮置きが可能となり、これにより、スライドドアの車体への組み付け作業性も向上する。
請求項6に記載のスライドドア構造は、請求項5に記載のスライドドア構造において、前記スライドドアは、車両側面に設けられ、前記シール部補強手段は、前記リンクアームの前記ドアヒンジへの取付部よりも車両前後方向に沿って広く形成されていることを特徴とする。
このように、請求項6に記載のスライドドア構造では、シール部補強手段が、リンクアームのドアヒンジへの取付部よりも車両前後方向に沿って広く形成されている。この構成によれば、シール部補強手段によってシール手段からの反力を車両前後方向の広い範囲で受け止めることができるので、シール手段の反力によるスライドドアの車両外側への倒れ込み変形がより一層抑制される。また、スライドドアのドアヒンジ取付部での車両前後方向への傾き移動が抑制されるので、スライドドアのドア下がり(建付け不良)によるドアロック装置のロック不良を抑制することが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のスライドドア構造において、前記リンクアームは、ドア駆動手段によって揺動されることを特徴とする。
このように、請求項7に記載のスライドドア構造の如く、リンクアームが、ドア駆動手段によって揺動されるようにした場合でも、本発明の上記各構成によれば、ドア駆動手段によるリンクアームの駆動力をドアロック装置に十分に伝達可能であるので、ドア閉じ性が良好となり、オート駆動によりスライドドアを閉じることが可能となる。
以上詳述したように、本発明によれば、ドア閉じ性を良好にすることが可能となる。
本発明のスライドドア構造は、例えば、乗用自動車等の車両の側面に設けられたスライド式のドアに好適に用いられるものである。以下、一例として、本発明のスライドドア構造を車両のリア側面に適用した例について説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
[第一実施形態]
はじめに、図1乃至図8を参照しながら、本発明の第一実施形態に係るスライドドア構造10の構成について説明する。なお、各図において、矢印Fr、矢印Out、矢印Upは、それぞれ車両前方、車両外方、車両上方を示すものである。また、本例では、スライドドア構造10が車両のリア側面に適用されているので、ドア幅方向は車両前後方向に相当する。
図1に示されるように、本実施形態に係るスライドドア構造10において、スライドドア12は、車両のリア側面に設けられている。このスライドドア12は、後述する一対のリンクアーム18(図2参照)の揺動によって車両前後方向(ドア幅方向)にスライドし車体に設けられたドア開口13を開閉する。このスライドドア12をスライドする構成について詳述すると、ドア開口13の下縁を構成するロッカ部14には、図1のA−A線断面図である図3に示されるように、車両幅方向外側に開口を有する凹部16が車両前後方向に沿って形成されている。この凹部16内には、図2に示される車体側のヒンジベース17が設けられており、このヒンジベース17には、車両前後位置に並設された一対のリンクアーム18の一端側がヒンジピン19によって回動自在に連結されている。
また、本実施形態のスライドドア12には、インナパネル22が設けられており、このインナパネル22の車両内側でロッカ部14と対向する部位には、車両前後方向に沿って形成されたドアヒンジ24が配置されている。ドアヒンジ24には、断面コの字状の本体部26が設けられており、この本体部26には、一対のリンクアーム18の他端側がヒンジピン28によって回動自在に連結されている。一対のリンクアーム18のうち車両後方側のリンクアーム18は、図2に示されるように、このリンクアーム18の車体側のヒンジピン19に同軸状に固定されたドア駆動モータ装置30(ドア駆動手段)によって揺動される。そして、スライドドア12は、このリンクアーム18の揺動によって車両前後方向にスライドし車体に設けられたドア開口13を開閉する。つまり、本実施形態では、ドア閉時のハーフロックまでの引き込みは、ドア駆動モータ装置30により行われる。なお、スライドドア12のスライドは、ドア駆動モータ装置30によって電動で行われる以外にも手動で行うことができることは勿論である。
図3に示されるように、ロッカ部14の上端位置には、スライドドア12とロッカ部14との間をシールするためのウェザストリップ20(シール手段)が配置されている。そして、スライドドア12では、以下の構成により、ドアヒンジ24が取り付けられた部分(以後、この部分をドアヒンジ取付部34と言う)と、ウェザストリップ20によってドア閉時に反力を受ける部分(以後、この部分をシール反力受部36と言う)との間の部分が補強されている。つまり、図2,図3に示されるように、ドアヒンジ24の本体部26には、補強部32が一体に形成されている。この補強部32は、ウェザストリップ20と当接する位置よりも上側にその上端部が位置するように、本体部26から鉛直方向上側に向けて延設されている。さらに、図3に示されるように、インナパネル22の車両外側には、ヒンジリインフォースメント38が設けられている。このヒンジリインフォースメント38は、図1,図3に示されるように、シール反力受部36を跨ぐように、車両上下方向に延在されている。
このヒンジリインフォースメント38の下端は、図3に示されるように、固着具40によってインナパネル22、ドアヒンジ24の本体部26、リテーナ42と一体に固定されている。また、ヒンジリインフォースメント38のウェザストリップ20よりも上側の部位は、固着具44によってインナパネル22及び補強部32と一体に固定されている。そして、本実施形態では、図3に示されるように、ドアヒンジ24の本体部26、補強部32、ヒンジリインフォースメント38によって閉じ断面59が形成されており、この閉じ断面59は、ウェザストリップ20から反力が作用する部分に設定されている(つまり、閉じ断面59とウェザストリップ20とが車両側面視にてラップする)。さらに、このヒンジリインフォースメント38及びドアヒンジ24の補強部32は、図1に示されるように、ウェザストリップ20に沿って車両前後方向に延在されている。
図1に示されるように、スライドドア12のドア幅方向(車両前後方向)両端側には、ドアロック装置48,50がそれぞれ設けられている。フロントのドアロック装置48の周辺部は、スライドドア12の前端側位置で車両上下方向に延在されたフロントロックリインフォースメント46によって補強されており、リアのドアロック装置50の周辺部は、スライドドア12の後端側位置で車両上下方向に延在されたリアロックリインフォースメント52によって補強されている。
そして、本実施形態では、ヒンジリインフォースメント38とフロントのドアロック装置48との間の部分を補強するために次のように構成されている。つまり、フロントロックリインフォースメント46の下端は、図1及び図1のB−B線断面図である図4に示されるように、シール反力受部36よりも車両上下方向下側で、ヒンジリインフォースメント38及びインナパネル22と例えばスポット溶接等により接合されている。また、フロントロックリインフォースメント46の上下方向中間位置(上下方向中央部よりもやや下側位置)は、シール反力受部36よりも車両上下方向上側で、ヒンジリインフォースメント38及びインナパネル22と例えばスポット溶接等により接合されている。本実施形態では、このフロントロックリインフォースメント46によってドアロック補強手段が構成されている。
さらに、本実施形態では、図1に示されるように、フロントのドアロック装置48とリアのドアロック装置50との間の部分を補強するために次のように構成されている。つまり、フロントロックリインフォースメント46とリアロックリインフォースメント52とは、車両前後方向に延在するベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58(デントリインフォースメント)により連結されている。ベルトラインリインフォースメントインナ54は、図4,図5に示されるように、その前端側においてフロントロックリインフォースメント46に例えばスポット溶接等により接合されており、図5,図8に示されるように、その後端側においてリアロックリインフォースメント52に例えばスポット溶接等により接合されている。
また、ベルトラインリインフォースメントアウタ56は、図5に示されるように、その前端側においてフロントロックリインフォースメント46に例えばスポット溶接等により接合されており、その後端側においてリアロックリインフォースメント52に例えばスポット溶接等により接合されている。さらに、インパクトビーム58は、図6に示されるように、その前端側においてフロントロックリインフォースメント46に例えばスポット溶接等により接合されており、その後端側においてリアロックリインフォースメント52に例えばスポット溶接等により接合されている。本実施形態において、このベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58は、ドアロック間補強手段を構成するものである。
次に、上記構成からなるスライドドア構造10の作用について説明する。
本実施形態の上記構成において、スライドドア12が車両後方側にスライドした状態から、ドア駆動モータ装置30をドア閉方向に駆動させるか、若しくは、スライドドア12を車両前方側へ手動によりスライドさせると、スライドドア12が車両前方側へスライドしてドア開口13を閉じる。このとき、スライドドア12は、スライドドア12とロッカ部14との間に配置されたウェザストリップ20の変形に伴う反力を受ける(図3参照)。
ここで、本実施形態に係るスライドドア構造10では、上述の如く、スライドドア12にヒンジリインフォースメント38が備えられると共にドアヒンジ24に補強部32が形成されることで、スライドドア12におけるドアヒンジ取付部34とシール反力受部36との間の部分が補強されている。この構成によれば、スライドドア12がドア開口13を閉じるときにスライドドア12にウェザストリップ20から反力が作用しても、この反力がヒンジリインフォースメント38及びドアヒンジ24の補強部32によって受け止められる。従って、ドアヒンジ取付部34を支点としたドアヒンジ取付部34とシール反力受部36との間の部分の変形が抑制されてウェザストリップ20の反力によるスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形が抑制される。これにより、手動時及び電動時のドア閉じ性が良好となる。
特に、リンクアーム18をドア駆動モータ装置30によって揺動させてスライドドア12を電動で閉めるようにした場合でも、上述の如く、ウェザストリップ20の反力によるスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形を抑制することにより、リンクアーム18を介してドアヒンジ24に加わるドア閉方向への荷重がドアロック装置48,50に十分に伝達されてドア閉じ性が良好となる。
また、以下に、本実施形態に係るスライドドア構造10の作用効果をより明確にするために、図14,図15の比較例を用いてさらに詳しく説明する。図14,図15に示される比較例のスライドドア構造110では、ヒンジリインフォースメント38が設けられているが、本実施形態のように、ドアヒンジ24に補強部32が設けられておらず、且つ、閉じ断面59も形成されていない。このため、スライドドア12がウェザストリップ20から反力を受けた場合には、この反力をヒンジリインフォースメント38が十分に受け止めることができず、図15中の想像線(二点鎖線)で示されるように、ウェザストリップ20の反力によるスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形が生じる。
これに対して、本実施形態に係るスライドドア構造10では、図3に示されるように、シール反力受部36を跨ぐように補強部32及びヒンジリインフォースメント38が設けられている。さらに、ドアヒンジ24の本体部26、補強部32、ヒンジリインフォースメント38によって閉じ断面59が形成されており、しかも、この閉じ断面59は、ウェザストリップ20から反力が作用する部分に設定されている(つまり、閉じ断面59とウェザストリップ20とが車両側面視にてラップする)。従って、スライドドア12がドア開口13を閉じるときにスライドドア12にウェザストリップ20から反力が作用しても、この反力を補強部32及びヒンジリインフォースメント38によって受け止めることができる。これにより、ウェザストリップ20の反力によるスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形を抑制できる。
また、図14,図15に示される比較例のスライドドア構造110では、ヒンジリインフォースメント38が、シール反力受部36よりも車両上下方向下側で固着具40によってインナパネル22、ドアヒンジ24の本体部26、リテーナ42と一体に固定されている。ところが、ヒンジリインフォースメント38は、シール反力受部36よりも車両上下方向上側で、インナパネル22に結合されておらず、且つ、その上端側においてフロントロックリインフォースメント46に接合されていない。このため、電動時にリンクアーム18を介してドアヒンジ24に加わるドア閉方向への荷重(ドア引き込み力)をドアロック装置48に十分に伝達することができず、ハーフロックまで到達できないか、若しくは、ドア閉じきり不良が発生する(パワー閉時にハーフロックまで行かないためオートクローザが作動しない)。
これに対して、本実施形態に係るスライドドア構造10では、図3に示されるように、ヒンジリインフォースメント38が、シール反力受部36よりも車両上下方向上側で固着具44によってインナパネル22及び補強部32に結合されている。さらに、ヒンジリインフォースメント38の上端が、図4に示されるように、フロントロックリインフォースメント46に接合されており、このフロントロックリインフォースメント46によりヒンジリインフォースメント38とドアロック装置48との間の部分が補強されている。
従って、このフロントロックリインフォースメント46によってドアヒンジ取付部34を支点としたドアヒンジ取付部34とドアロック装置48との間の部分の変形が抑制されてスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形が抑制される。これにより、電動時にリンクアーム18を介してドアヒンジ24に加わるドア閉方向への荷重(ドア引き込み力)がドアロック装置48に十分に伝達されてドア閉じ性が良好となる。つまり、ドアロック装置48がハーフロック位置にまで確実に到達するので、図示しないオートクローザを作動でき、ドア閉じきり不良が発生することを防止できる。
さらに、本実施形態に係るスライドドア構造10では、スライドドア12のドア幅方向両端側に設けられたドアロック装置48,50間の部分が、ベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58によって補強されている。従って、スライドドア12におけるドアロック装置48,50間の部分の変形がベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58によって抑制される。これにより、フロントのドアロック装置48に伝達された荷重がベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58、リアロックリインフォースメント52を介してリアのドアロック装置50に十分に伝達されるので、ドア閉じ性がより良好となる。
このように、本実施形態に係るスライドドア構造10の如く、リンクアーム18が、ドア駆動モータ装置30によって揺動されるようにした場合でも、本実施形態の上記各構成によれば、ドア駆動モータ装置30によるリンクアーム18の駆動力をドアロック装置48,50に十分に伝達可能であるので、ドア閉じ性が良好となり、電動(オート駆動)によりスライドドア12を確実に閉じることが可能となる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、ヒンジリインフォースメント38とフロントロックリインフォースメント46とを接合してヒンジリインフォースメント38とドアロック装置48との間の部分を補強するようにしたが、例えば、ヒンジリインフォースメント38とドアロック装置48との間の部分の剛性が確保される場合には、ヒンジリインフォースメント38とフロントロックリインフォースメント46とを接合しなくても良い。
また、上記実施形態では、ベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58によって、フロントロックリインフォースメント46とリアロックリインフォースメント52とが連結されることでドアロック装置48,50間の部分が補強されるようにしたが、例えば、ドアロック装置48,50間の部分の剛性が確保される場合には、ベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58によって、フロントロックリインフォースメント46とリアロックリインフォースメント52とが連結されなくても良い。
また、上記実施形態では、スライドドア構造10がリアドアに適用されるようにしたが、フロントドアやバックドアに適用されても良い。
また、上記実施形態では、リンクアーム18がスライドドア12の下方のロッカ部14に設けられていたが、リンクアーム18は、ルーフサイド部に設けられても良く、また、ロッカ部14とルーフサイド部の両方に設けられても良い。
[第二実施形態]
次に、図9乃至図13を参照しながら、本発明の第二実施形態に係るスライドドア構造60の構成について説明する。
なお、本発明の第二実施形態に係るスライドドア構造60において、上記第一実施形態に係るスライドドア構造10と同一構成の部材については同一符号を用いることとしてその説明を省略する。
本発明の第二実施形態に係るスライドドア構造60では、スライドドア12に設けられたインナパネル22の車両内側でロッカ部14と対向する部位に、車両前後方向に沿って形成されたドアヒンジ62が配置されている。このドアヒンジ62は、断面コの字状に構成されており、このドアヒンジ62には、車両前後方向に並設された一対のリンクアーム18の他端側がヒンジピン64によって回動自在に連結されている。
ヒンジピン64は、ヒンジブッシュ66を介してリンクアーム18の他端側を貫通すると共にドアヒンジ62を貫通し、かしめ部68によりドアヒンジ62にかしめられて固定されている。また、ヒンジピン64の上部には、軸部72が一体に形成されている。この軸部72は、インナパネル22に形成された貫通孔70を貫通してウェザストリップ20と対向する位置よりも上側にその延出端部が位置するように鉛直方向上側へ延出している。また、この軸部72の先端部は、下側から上側に向かうに従って細径となるテーパ状に形成されている。
一方、インナパネル22の車両外側でスライドドア12におけるドアヒンジ取付部34とシール反力受部36との間の部分には、支持部としてのドアインナリインフォースメント74が設けられている。このドアインナリインフォースメント74は、図9に示されるように、ドアヒンジ62に沿ってスライドドア12のドア幅方向(車両前後方向)に延在されている。
また、ドアインナリインフォースメント74のドアヒンジ62が位置する部位には、車両上下方向に延びる固定壁部76が形成されている。そして、ドアインナリインフォースメント74は、図10に示されるように、この固定壁部76の車両外側にリテーナ42が配置された状態で、固着具40によりインナパネル22、ドアヒンジ62、リテーナ42と一体に組み付けられている。
また、ドアインナリインフォースメント74のドアヒンジ62よりも上側に位置する部位には、車両幅方向に延びる下側固定支持壁部78が固定壁部76と一体に形成されており、この下側固定支持壁部78の車両内側には、インナパネル22の縦壁に沿って車両上下方向に延びる支持壁部80が一体に形成されている。
さらに、この支持壁部80の上側部には、シール反力部36よりも上側で車両幅方向外側に延びる上側固定支持壁部82が形成されており、この上側固定支持壁部82と下側固定支持壁部78の各ヒンジピン64の軸線上には、軸部72が挿入される下部貫通孔84及び上部貫通孔86がそれぞれ形成されている。このとき、上部貫通孔86は、軸部72と嵌合する孔寸法で形成されており、下部貫通孔84は、軸部72が遊挿される孔寸法(逃がし孔)で形成されている。
支持壁部80の中央側には、車両上下方向に延びる一対のビード90が設けられており、下側固定支持壁部78の両端と上側固定支持壁部82の両端とは、それぞれ側面壁部92によって連結されている。本実施形態では、このビード90及び側面壁部92によって支持壁部80のシール反力に対する支持剛性が高められている。なお、このドアヒンジ62と一体的に固定された軸部72とドアインナリインフォースメント74とによって、スライドドア12のドアヒンジ取付部34とシール反力受部36との間の部分を補強するシール部補強手段が構成されている。
そして、上記構成からなるスライドドア構造60において、スライドドア12は、次の要領で車体に組み付けられる。すなわち、図9に示されるように、初めにリンクアーム18のドア側にドアヒンジ62をヒンジピン64によってかしめ固定しておく。続いて、図10,図11(a)に示されるように、各ヒンジピン64に形成された軸部72をドアインナリインフォースメント74の各下部貫通孔84及び上部貫通孔86に順次挿入してスライドドア12をドアヒンジ62に仮置きする。このとき、軸部72の先端部は、テーパ状となっているので、下部貫通孔84及び上部貫通孔86への挿入時に円滑にセンタリングされる。
続いて、ドア内側から固着具40によりインナパネル22、ドアヒンジ62、リテーナ42を一体に組み付ける。このとき、固着具40を仮締めとしておき、以上の作業によりスライドドア12をドアヒンジ62に仮保持状態とする。
続いて、図11(a),(b)に示されるように、ドアヒンジ62の車両前後位置に形成されたドアヒンジ62とインナパネル22との間の隙間94に、ドア内側からカム形状調整工具96の先端のカム98を挿入し、このカム98を回転させることにより、車両側面視でドアヒンジ62に対してスライドドア12の車両上下方向への位置調整(ドア傾き調整、ドア全体高さ調整)を行う。
そして、このようにしてドアヒンジ62に対するスライドドア12の位置調整を行った後に、固着具40を本締めし、インナパネル22、ドアヒンジ62、リテーナ42を一体に組み付ける。以上の要領で、スライドドア12は、車体に組み付けられる。
次に、上記構成からなるスライドドア構造60の作用について説明する。
以上詳述したように、本実施形態に係るスライドドア構造60には、スライドドア12におけるドアヒンジ取付部34とシール反力受部36との間の部分を補強するために、スライドドア12にドアインナリインフォースメント74が備えられると共にヒンジピン64に軸部72が形成されている。この構成によれば、スライドドア12がドア開口13を閉じるときにスライドドア12にウェザストリップ20から反力が作用しても、この反力がドアインナリインフォースメント74及びヒンジピン64の軸部72によって受け止められる。従って、ドアヒンジ取付部34を支点としたドアヒンジ取付部34とシール反力受部36との間の部分の変形が抑制されてウェザストリップ20の反力によるスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形が抑制される。これにより、手動時及び電動時のドア閉じ性が良好となる。
特に、本実施形態のように、リンクアーム18をドア駆動モータ装置30(図2参照)によって揺動させてスライドドア12を電動で閉めるようにした場合でも、上述の如く、ウェザストリップ20の反力によるスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形を抑制することにより、リンクアーム18を介してドアヒンジ62に加わるドア閉方向への荷重がドアロック装置48,50(図1参照)に十分に伝達されてドア閉じ性が良好となる。
また、本実施形態に係るスライドドア構造60では、ドアインナリインフォースメント74と軸部72とが一体に固定されている。そして、図10に示されるように、このドアインナリインフォースメント74と軸部72によって閉じ断面99が形成されており、しかも、この閉じ断面99は、ウェザストリップ20から反力が作用する部分に設定されている(つまり、閉じ断面99とウェザストリップ20とが車両側面視にてラップする)。
従って、スライドドア12がウェザストリップ20から反力を受けた場合でも、この反力を閉じ断面99によって受け止めることができるので、ドアヒンジ62に加わるドア閉方向への荷重(ドア引き込み力)をドアロック装置48に十分に伝達することができる。これにより、ドアロック装置48がハーフロック位置にまで確実に到達するので、図示しないオートクローザを作動でき、ドア閉じきり不良が発生することを防止できる。
また、本実施形態に係るスライドドア構造60では、ドアヒンジ62から車両上方へ突設された軸部72をスライドドア12に固定されたドアインナリインフォースメント74の上側固定支持壁部82によりシール反力部36よりも上側で支持している。この構成によれば、広い上下範囲(上下ピッチ)でスライドドア12を保持でき、ウェザストリップ20の反力に対しスライドドア12の保持剛性が向上する。また、スライドドア12のドアヒンジ62への仮置き位置がドア重心位置から離間していても、軸部72をドアインナリインフォースメント74で支持することで上述の如くスライドドア12のドアヒンジ62への仮置きが可能となり、これにより、スライドドア12の車体への組み付け作業性も向上する。
また、一般に、スライドドア12の開度をより大きく取ろうとした場合、スライドドア12側のドアヒンジ62の取り付け位置は、ドア全体の重心よりも車両前方に設定される場合が多い。そして、このようにしてドア全体重心がドアヒンジ62よりも車両後方に設定されると、ドアヒンジ62上にスライドドア12を仮置きする際にスライドドア12の仮置きバランスが悪くスライドドア12が後方に傾いてしまう可能性がある。
ところが、本実施形態に係るスライドドア構造60では、ドアヒンジ62側の軸部72を上下方向に延ばして上下ピッチを確保すると共に、軸部72を車両前後方向に離間配置して前後ピッチを確保しているので、この軸部72をドアインナリインフォースメント74で支持したときのスライドドア12の保持剛性が十分に確保される。従って、ドアヒンジ62上にスライドドア12を仮置きする際にスライドドア12の仮置きバランスを良好にでき、しかもスライドドア12の後方への傾きも防止できる。さらに、上述のように、ドアヒンジ62側の軸部72を上下方向に延ばして上下ピッチを確保しているので、ドア締め付け面の上下寸法を確保でき、スライドドア12の車両幅方向への傾きも防止できる。
また、本実施形態に係るスライドドア構造60では、上述の如く、車両側面視でドアヒンジ62に対してスライドドア12の車両上下方向への位置調整(ドア傾き調整、ドア全体高さ調整)を行うことができるので、スライドドア12の建付け調整も容易に行うことが可能である。
また、本実施形態に係るスライドドア構造60では、上述の如く、ドアインナリインフォースメント74で軸部72を支持しているので、ドアヒンジ62のスライドドア12との取付面が小さくても必要なドア保持剛性を確保することができる。
なお、本実施形態では、特に図示していないが、上記第一実施形態と同様に、ドアインナリインフォースメント74とドアロック装置48との間の部分を補強するフロントロックリインフォースメント46(ドアロック補強手段)(以上、図1参照)を備えると、ドアヒンジ62がドアロック装置48から上下方向に離間した位置に取り付けられていても、フロントロックリインフォースメント46によってドアヒンジ取付部34を支点としたドアヒンジ取付部34とドアロック装置48との間の部分の変形が抑制されてスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形が抑制される。これにより、電動時にドアヒンジ62に加わるドア閉方向への荷重がドアロック装置48に十分に伝達されてドア閉じ性が良好となる。
また、上記第一実施形態と同様に、スライドドア12のドア幅方向両端側に設けられたドアロック装置48,50間の部分が、ベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58(ドアロック間補強手段)(以上、図1参照)によって補強されていると、スライドドア12におけるドアロック装置48,50間の部分の変形がベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58によって抑制される。
これにより、電動時にリンクアーム18を介してドアヒンジ62に加わるドア閉方向への荷重がフロントロックリインフォースメント46を介してフロントのドアロック装置48に十分に伝達され、フロントのドアロック装置48に伝達された荷重がベルトラインリインフォースメントインナ54、ベルトラインリインフォースメントアウタ56、インパクトビーム58、リアロックリインフォースメント52を介してリアのドアロック装置50に伝達される。これにより、ドア閉じ性がより良好となる。
このように、本実施形態に係るスライドドア構造60の如く、リンクアーム18が、ドア駆動モータ装置30によって揺動されるようにした場合でも、本実施形態の上記各構成によれば、ドア駆動モータ装置30によるリンクアーム18の駆動力をドアロック装置48,50に十分に伝達可能であるので、ドア閉じ性が良好となり、電動(オート駆動)によりスライドドア12を確実に閉じることが可能となる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、ヒンジピン64に軸部72が一体に形成されていたが、例えば、図12に示されるように、軸部72はヒンジピン64と別体でドアヒンジ62に例えば溶接等により一体的に固定されていても良い。また、この場合に、図示の如く、軸部72をヒンジピン64よりも車両前後方向外側に配置し、軸部72の前後ピッチをリンクアーム18のドアヒンジ62への取付部(一対のリンクアーム18の取り付けピッチ)よりもドア幅方向に沿って広くすれば、軸部72の間隔をヒンジピン64の間隔(リンクアーム18の間隔)より広く取ることができるので、スライドドア12のドアヒンジ62に対するより安定したドア保持剛性を得ることができる。
また、このように軸部72の前後ピッチをリンクアーム18のドアヒンジ62への取付部(一対のリンクアーム18の取り付けピッチ)よりもドア幅方向に沿って広くすることにより、ウェザストリップ20からの反力をドア幅方向のより広い範囲で受け止めることができる。従って、ウェザストリップ20の反力によるスライドドア12の車両外側への倒れ込み変形がより一層抑制される。また、スライドドア12のドアヒンジ取付部34でのドア幅方向(車両前後方向)への傾き移動がより抑制されるので、スライドドア12のドア下がり(建付け不良)によるドアロック装置48,50のロック不良を確実に抑制することが可能となる。
また、上記実施形態では、ドアインナリインフォースメント74の上側固定支持壁部82に形成された上部貫通孔86に軸部72を直接的に挿入していたが、例えば、図13に示されるように、上部貫通孔86に例えば樹脂製のグロメット100を介して軸部72を挿入しても良い。また、この場合に、グロメット100の孔部102を軸部72の挿入方向先端側に向かうに従って細径となるテーパ状に形成しておけば、軸部72をグロメット100の孔部102に挿入する際に、センタリングが容易となり組付作業性が向上する。また、グロメット100を設けることにより、軸部72とドアインナリインフォースメント74との直接的な接触を防止でき、これによりドア閉時や車両走行時の異音の発生も抑制できる。
また、その他、本発明の第二実施形態の構成について、上記第一実施形態と同様に変形することができることは勿論である。
本発明の第一実施形態に係るスライドドア構造の構成を示す側面図である。 本発明の第一実施形態に係るスライドドア構造を車両内側の後方から見た斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD−D線断面図である。 図1のE−E線断面図である。 図1のF−F線断面図である。 本発明の第二実施形態に係るスライドドア構造の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るスライドドア構造における図8のG−G線断面図である。 (a)は本発明の第二実施形態に係るスライドドア構造においてスライドドアの上下位置調整を行う様子を説明する図であり、(b)はその要部拡大図である。 本発明の第二実施形態に係るスライドドア構造の変形例を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るスライドドア構造の変形例を示す図である。 比較例に係るスライドドア構造の構成を示す側面図である。 図14のH−H線断面図である。
符号の説明
10,60 スライドドア構造
12 スライドドア
18 リンクアーム
20 ウェザストリップ(シール手段)
24,62 ドアヒンジ
32 補強部(シール部補強手段)
38 ヒンジリインフォースメント(シール部補強手段)
46 フロントロックリインフォースメント(ドアロック補強手段)
48,50 ドアロック装置
52 リアロックリインフォースメント
54 ベルトラインリインフォースメントインナ(ドアロック間補強手段)
56 ベルトラインリインフォースメントアウタ(ドアロック間補強手段)
58 インパクトビーム(ドアロック間補強手段)
59,99 閉じ断面
72 軸部(シール部補強手段)
74 ドアインナリインフォースメント(シール部補強手段)
82 上側固定支持壁部(支持部)

Claims (7)

  1. 一端側が車体に回動自在に連結されたリンクアームと、
    前記リンクアームの他端側がドアヒンジを介して回動自在に取り付けられ、前記リンクアームの揺動によって車体に設けられたドア開口を開閉するスライドドアと、
    前記スライドドアと前記車体との間に配置されたシール手段と、
    一端側が前記スライドドアにおける前記ドアヒンジの取付部と固定され、他端側が車両側面視にて前記シール手段とラップするシール部補強手段と、
    を備えたことを特徴とするスライドドア構造。
  2. 前記シール部補強手段とドアロック装置との間の部分を補強するドアロック補強手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスライドドア構造。
  3. 前記スライドドアは、車両側面に設けられ、
    前記スライドドアの車両前後方向両端側には、前記ドアロック装置がそれぞれ設けられ、
    前記ドアロック装置間の部分は、ドアロック間補強手段によって補強されていることを特徴とする請求項2に記載のスライドドア構造。
  4. 前記スライドドアは、車両側面に設けられ、
    前記シール部補強手段は、車両側面視にて前記シール手段とラップする閉じ断面を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のスライドドア構造。
  5. 前記シール部補強手段は、前記ドアヒンジに設けられた軸部と、
    前記スライドドアに固定され前記軸部を支持する支持部と、を有して構成され、
    前記軸部は、前記シール手段と対向する位置よりも上側にその延出端部が位置するように鉛直方向上側へ延出されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のスライドドア構造。
  6. 前記スライドドアは、車両側面に設けられ、
    前記シール部補強手段は、前記リンクアームの前記ドアヒンジへの取付部よりも車両前後方向に沿って広く形成されていることを特徴とする請求項5に記載のスライドドア構造。
  7. 前記リンクアームは、ドア駆動手段によって揺動されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のスライドドア構造。
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