JP4440100B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明はデジタル信号に基づいて動作するデジタル回路に関する。より詳しくは、入力信号の信号電圧の振幅が、デジタル回路の電源電圧の振幅よりも小さい場合におけるデジタル回路を1つまたは複数有する半導体装置に関する。
デジタル信号を処理する論理回路(以下、デジタル回路と呼ぶ)は、基本単位となる論理素子が単独で、または複数組み合わされて構成されている。論理素子は単数または複数の入力に対して一の出力が得られる回路であり、例えばインバータ、AND、OR、NOT、NAND、NOR、クロックドインバータ、トランスミッションゲート(アナログスイッチ)等がこれに相当する。
論理素子は、トランジスタ、抵抗、容量素子等の単数または複数の回路素子が接続されて構成されている。そして、論理素子に入力されたデジタル信号に従って該複数の各回路素子が動作することにより、後段の回路へ供給される信号の電位又は電流が制御される。
論理素子の1つであるインバータを例に挙げ、その構成と動作について具体的に説明する。
図16に一般的なインバータの回路図を示す。図16においてINは入力される信号(入力信号)を意味し、OUTは出力される信号(出力信号)を意味している。またVDD、VSSは電源電位を意味しており、VDD>VSSとする。
図16に示すインバータは、pチャネル型TFT1301とnチャネル型TFT1302とを有している。pチャネル型TFT1301のゲート(G)とnチャネル型TFT1302のゲートは互いに接続されており、該2つのゲートに入力信号INが入力されている。そして、pチャネル型TFT1301の第1の端子にはVDDが与えられており、nチャネル型TFT1302の第1の端子にはVSSが与えられている。またpチャネル型TFT1301の第2の端子とnチャネル型TFT1302の第2の端子は互いに接続されており、該2つの第2の端子から後段の回路へ出力信号OUTが出力される。
なお、第1の端子と第2の端子は、いずれか一方がソース、他方がドレインに相当する。pチャネル型TFTの場合、電位の高い方がソース、低い方がドレインとなる。またnチャネル型TFTは電位の低い方がソース、高い方がドレインとなる。よって図16では、2つのTFTにおいて第1の端子がソース(S)、第2の端子がドレイン(D)に相当する。
一般的に入力信号には、2値の電位を有するデジタル信号を用いる。該入力信号INの電位に従ってインバータが有する2つの回路素子が動作し、出力信号OUTの電位が制御される。
入力信号INに、VDDやVSSが入力されると、出力信号OUTの電位はそれぞれ、VSSやVDDとなり、信号の論理が反転する。
また、入力信号INに振幅が電源電圧の振幅よりも大きいVDD’、VSS’が入力された場合も、VDD、VSSが入力された場合と同様に各回路素子は動作し、出力信号OUTの電位はそれぞれVSS、VDDとなり、所望の電位を有する出力信号OUTが得られる。
このように、通常は、入力信号INの電位に従って各回路素子が動作し、出力信号OUTの電位が制御される。
しかし、入力信号INに振幅が電源電圧の振幅よりも小さいVDD’、VSS’が入力されると、各回路素子が正常に動作せず、所望の出力信号が得られない場合がある。
入力信号INの有する2値の電位VDD’、VSS’が、それぞれVDD’<VDD、VSS’>VSSと仮定したときの、インバータの動作について検証する。ただしVSS’<VDD’とする。
まず図16(A)に、入力信号INが高電位側の電位VDD’(VDD’<VDD)を有するときの、各回路素子の動作の様子を示す。ここでは説明を簡単にするためにnチャネル型TFTの閾値電圧VTHn≧0、pチャネル型TFTの閾値電圧VTHp≦0と仮定する。
入力信号INに高電位側の電位VDD’が入力されると、nチャネル型TFT1302のゲート・ソース間電圧VGSは(VDD’−VSS)>0となる。通常は、(VDD’−VSS)はnチャネル型TFT1302のしきい値電圧VTHnよりも大きいため、nチャネル型TFT1302はオンする。
一方、入力信号INに高電位側の電位VDD’が入力されると、pチャネル型TFT1301のゲート・ソース間電圧VGSは(VDD’−VDD)<0となる。pチャネル型TFT1301のゲート・ソース間電圧VGSがpチャネル型TFT1301のしきい値電圧VTHpと等しい若しくはそれよりも大きい場合は、pチャネル型TFT1301はオフし、その結果、nチャネル型TFT1302に与えられる電位VSSが出力され、信号の論理が反転する。しかし、pチャネル型TFT1301のゲート・ソース間電圧VGSがpチャネル型TFT1301のしきい値電圧VTHpよりも小さい場合は、pチャネル型TFT1301はオンする。ゲート・ソース間電圧VGSが(VDD’−VDD)<0であり、また閾値電圧もVTHp≦0であるので、両者の絶対値をとって比較すると、|VGS|≦|VTHp|のときは、pチャネル型TFT1301はオフするが、|VGS|>|VTHp|のとき、すなわち|VDD’−VDD|>|VTHp|のときは、pチャネル型TFT1301はオンする。
このように、電位VDD’がpチャネル型TFT1301のゲートに与えられると、VDD’<VDDであるのでゲート・ソース間電圧はVGS<0となる。よって|VGS|>|VTHp|のとき、すなわち|VDD’−VDD|>|VTHp|のときは、pチャネル型TFT1301はオンする。
よって、VDD、VDD’、VTHpの値によっては、pチャネル型TFT1301とnチャネル型TFT1302が共にオンになる。その場合は、入力信号が高電位側の電位VDD’を有していても、出力信号OUTの電位がVSSとはならない。
pチャネル型TFT1301とnチャネル型TFT1302が共にオンしたときの、出力信号OUTの電位は、各々のトランジスタに流れる電流、つまりオン抵抗(または、ソース・ドレイン間電圧)によって定まる。入力信号が高電位側の電位VDD’である図16(A)では、nチャネル型TFTのVGSをVGSnとし、pチャネル型TFTのVGSをVGSpとすると、|VGSn|>|VGSp|なので、各々のトランジスタの特性や、チャネル幅Wとチャネル長Lの比に差異がなければ、出力信号OUTの電位はVDDよりもVSSに近くなる。しかし、各TFTの移動度、閾値電圧、チャネル幅とチャネル長の比などによっては、出力信号OUTの電位がVSSよりもVDDに近い電位となることがある。この場合、当該デジタル回路の動作は正常とは言えず、誤作動する可能性が高い。そしてこれは連鎖的に、後段に設けられたデジタル回路の誤動作の原因ともなりうる。
また図16(B)に、入力信号INが低電位側の電位VSS’(VSS’>VSS)を有するときの、各回路素子の動作の様子を示す。説明を簡単にするためにnチャネル型TFTの閾値電圧VTHn≧0、pチャネル型TFTの閾値電圧VTHp≦0と仮定する。
入力信号INに低電位側の電位VSS’が入力されると、pチャネル型TFT1301のゲート・ソース間電圧VGSは(VSS’−VDD)<0となる。通常は、(VSS’−VDD)はpチャネル型TFT1301のしきい値電圧VTHpよりも小さいため、pチャネル型TFT1301はオンする。
一方、入力信号INに低電位側の電位VSS’が入力されると、nチャネル型TFT1302のゲート・ソース間電圧VGSは(VSS’−VSS)>0となる。nチャネル型TFT1302のゲート・ソース間電圧VGSがnチャネル型TFT1302のしきい値電圧VTHnと等しい若しくはそれよりも小さい場合は、nチャネル型TFT1302はオフする。その結果、pチャネル型TFT1301に与えられる電位VDDが出力され、信号の論理が反転する。しかし、nチャネル型TFT1302のゲート・ソース間電圧VGSがnチャネル型TFT1302のしきい値電圧VTHnよりも大きい場合は、nチャネル型TFT1302はオンする。ゲート・ソース間電圧VGSが(VSS’−VSS)>0であり、また閾値電圧もVTHn≧0であるので、両者の絶対値をとって比較すると、|VGS|≦|VTHn|のときは、nチャネル型TFT1302はオフするが、|VGS|>|VTHn|のとき、すなわち|VSS’−VSS|>|VTHn|のときは、nチャネル型TFT1302はオンする。
このように、VSS’がnチャネル型TFT1302のゲートに与えられると、VSS’>VSSであるのでゲート・ソース間電圧はVGS>0となる。よって|VGS|>|VTHn|のとき、すなわち|VSS’−VSS|>|VTHn|のときは、nチャネル型TFT1302はオンする。
よってVSS、VSS’、VTHnの値によっては、pチャネル型TFT1301とnチャネル型TFT1302が共にオンになる。その場合は、入力信号が低電位側の電位VSS’を有していても、出力信号OUTの電位がVDDとはならない。
pチャネル型TFT1301とnチャネル型TFT1302が共にオンしたときの、出力信号OUTの電位は、各々のトランジスタに流れる電流、つまりオン抵抗(または、ソース・ドレイン間電圧)によって定まる。入力信号が低電位側の電位VSS’である図16(B)では|VGSn|<|VGSp|なので、各々のトランジスタの特性や、チャネル幅Wとチャネル長Lの比に差異がなければ、出力信号OUTの電位はVSSよりもVDDに近くなる。しかし、各TFTの移動度、閾値電圧、チャネル幅とチャネル長の比などによっては、出力信号OUTの電位がVDDよりもVSSに近い電位となることがある。この場合、当該デジタル回路の動作は正常とは言えず、誤作動する可能性が高い。そしてこれは連鎖的に、後段に設けられたデジタル回路の誤動作の原因ともなりうる。
このように、図16に示したインバータでは、入力信号INの有する2値の電位VDD’、VSS’が、それぞれVDD’≧VDD、VSS’≦VSSであるときに、所望の電位を有する出力信号OUTが得られ、インバータが正常に動作するといえる。しかし入力信号INの有する2値の電位VDD’、VSS’が、それぞれVDD’<VDD、VSS’>VSSだと、所望の電位を有する出力信号OUTが得られず、インバータは正常に動作しない場合がある。
これはインバータに限らず、他のデジタル回路についてもあてはまる。つまり、入力信号が有する2値の電位が所定の範囲から外れていると、デジタル回路が有する回路素子が誤作動するため、所望の電位を有する出力信号OUTが得られなくなり、該デジタル回路が正常に動作しない。
前段の回路または配線から供給される入力信号の電位は、必ずしも当該デジタル回路が正常に動作するような高さであるとは限らない。この場合、レベルシフタで入力信号の電位を調整することで、デジタル回路の正常な動作を確保することが可能である。しかし一般的にレベルシフタは、レベルシフタ内において1つの回路素子が動作することで初めて他の回路素子が動作するというように、回路素子どうしが連動して動作するため、出力信号の電位の立下りまたは立ち上がりが遅く、半導体装置の高速動作を妨げる原因になりがちである。
さらに、nチャネル型TFT1302とpチャネル型TFT1301が同時にオンして貫通電流が流れることから、消費電流が増大するという問題も生じる。
上述した問題に鑑み、本発明では入力信号が有する2値の電位に関わらず、正常に動作させることが可能なデジタル回路の提供を課題とする。より詳しくは、入力信号の振幅が、電源電圧の振幅よりも小さくても、正常に動作させることが可能なデジタル回路の提供を課題とする。
本発明は、上記の問題点を解決するために、以下に示す手段を用いる。
本発明は、補正手段とトランジスタとを有する半導体装置であって、前記補正手段は、入力端子と出力端子とを有しており、前記補正手段の入力端子には、第1の入力電位または第2の入力電位のいずれか1つが入力され、前記補正手段は、前記入力端子に入力される電位によって、第1の電源電位または第1の入力電位のいずれか1つを前記出力端子に出力する手段を有し、前記補正手段の出力端子が、前記トランジスタのゲート端子に接続されていることを特徴とする半導体装置が提供される。
つまり、正常に動作をさせたいとするデジタル回路の前に、補正手段を設ける。補正手段が出力する信号は、対象となるデジタル回路の中のトランジスタがオフ状態にならければならないときには、補正手段から、それを満足するような信号つまり、第1の電源電位が出力される。そのとき、前記トランジスタは、オフする。一方、前記トランジスタをオンさせたいときは、補正手段から、第1の入力電位が出力される。その結果、対象となるデジタル回路は、オフ状態にならなければならないときには、オフになり、オン状態にならなければならないときには、オンする。よって、対象となるデジタル回路は、正常に動作することが可能となる。
また、オフすべきときに、オフになるため、電流が漏れて、流れつづけることを防ぐことが出来る。したがって、消費電力を低減することができる。
ここで、図2に本発明のデジタル回路の構成を示す。デジタル回路201は、入力端子202に入力された信号の電位を補正する補正手段204と、該補正手段204によって補正された入力信号によって動作が制御される1つまたは複数の回路素子205を有している。回路素子205が、補正される対象となるデジタル回路である。そして該回路素子205の動作に従って、出力端子203から、信号が出力される。
なお、デジタル回路201は、入力端子202や出力端子203を複数有するものもある。同様に、デジタル回路201は、補正手段204や回路素子205を複数有する場合もある。
また、本発明は、第1のトランジスタと第2のトランジスタと第3のトランジスタとを有する半導体装置であって、前記第1のトランジスタのゲート端子と前記第2のトランジスタのゲート端子とは、電気的に接続され、前記第1のトランジスタのソース端子には、第1の電源電位が供給され、前記第2のトランジスタのソース端子には、第1の信号電位と同じ電位が供給され、前記第1のトランジスタのドレイン端子は、前記第2のトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子は、前記第3のトランジスタのゲート端子と電気的に接続され、前記第3のトランジスタのソース端子は、第2の電源電位が供給され、前記第1のトランジスタのゲート端子に、第1の信号電位または第2の信号電位のいずれか1つが供給されることを特徴とする半導体装置が提供される。
また、本発明は、上記構成において、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとは、導電型が異なることを特徴とする半導体装置が提供される。
また、本発明は、第1のトランジスタと第2のトランジスタと第3のトランジスタとを有する半導体装置であって、前記第1のトランジスタのゲート端子と前記第2のトランジスタのゲート端子とは、電気的に接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子は、前記第2のトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子は、前記第3のトランジスタのゲート端子と電気的に接続され、前記第1のトランジスタのゲート端子には、第1の信号電位または第2の信号電位のいずれか1つが供給され、前記第1のトランジスタのソース端子には、第1の電源電位が供給され、前記第2のトランジスタのソース端子には、前記第1の信号電位と同じ電位が供給され、前記第3のトランジスタのソース端子には、第2の電源電位が供給され、前記第1のトランジスタおよび前記第3のトランジスタはPチャネル型のトランジスタであり、前記第2のトランジスタはNチャネル型のトランジスタであり、前記第1の電源電位および前記第2の電源電位は高電位側電源電位であり、前記第1の信号電位は低電位側の電位であり、前記第2の信号電位は高電位側の電位であることを特徴とする半導体装置が提供される。
また、本発明は、第1のトランジスタと第2のトランジスタと第3のトランジスタとを有する半導体装置であって、前記第1のトランジスタのゲート端子と前記第2のトランジスタのゲート端子とは、電気的に接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子は、前記第2のトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子は、前記第3のトランジスタのゲート端子と電気的に接続され、前記第1のトランジスタのゲート端子には、第1の信号電位または第2の信号電位のいずれか1つが供給され、前記第1のトランジスタのソース端子には、第1の電源電位が供給され、前記第2のトランジスタのソース端子には、前記第1の信号電位と同じ電位が供給され、前記第3のトランジスタのソース端子は、第2の電源電位が供給され、前記第1のトランジスタおよび前記第3のトランジスタはNチャネル型のトランジスタであり、前記第2のトランジスタはPチャネル型のトランジスタであり、前記第1の電源電位および前記第2の電源電位は低電位側電源電位であり、前記第1の信号電位は高電位側の電位であり、前記第2の信号電位は低電位側の電位であることを特徴とする半導体装置が提供される。
なお、本発明におけるトランジスタは、どのような材料、手段、製造方法によりできたトランジスタでもよいし、どのようなタイプのトランジスタでもよい。例えば、薄膜トランジスタ(TFT)でもよい。TFTのなかでも、半導体層が非晶質(アモルファス)のものでもよいし、多結晶(ポリクリスタル)でも、単結晶のものでもよい。その他のトランジスタとして、単結晶基板において作られたトランジスタでもよいし、SOI基板において作られたトランジスタでもよいし、プラスチック基板の上に形成されたトランジスタでもよいし、ガラス基板上に形成されたトランジスタでもよい。その他にも、有機物やカーボンナノチューブで形成されたトランジスタでもよい。また、MOS型トランジスタでもよいし、バイポーラ型トランジスタでもよい。
なお、本発明において、接続されているとは、電気的に接続されていることと同義である。したがって、間に、別の素子などが配置されていてもよい。
本発明は上記構成によって、入力信号の振幅が電源電圧の振幅よりも小さくても、デジタル回路を正常に動作させることができる。
(実施の形態1)
本実施の形態では、デジタル回路201を構成する補正手段204と、補正対象となる回路素子205の、具体的な構成と動作について説明する。
図3に、補正対象となる回路素子205を構成するトランジスタ301の極性が、Pチャネル型である場合の補正手段204の構成の例を簡単に示す。
デジタル回路201は、入力端子202に入力された信号の電位を補正する補正手段204と、該補正手段204によって補正された入力信号によって動作が制御される回路素子205を有している。そして該回路素子205の動作に従って、出力端子203から信号が出力される。補正手段204は、インバータ回路により構成されている。
入力端子202には、入力信号として、高電位側入力電位VH、または、低電位側入力電位VLのどちらかが入力される。高電位側入力電位VHは、高電位側電源(Vdd、Vdd1、Vdd2など)以下の電位であり、低電位側入力電位VLは、低電位側電源(Vss、Vss1、Vss2など)以上の電位であるとする。
なお、簡単のため、入力値が1(H信号)の場合、高電位側入力電位VHが入力され、入力値が0(L信号)の場合、低電位側入力電位VLが入力されるもとのとする。ただし、これに限定されない。
補正対象となる回路素子205を構成するトランジスタ301のソース端子は、高電位側電源Vdd1と接続され、ドレイン端子は、出力端子203と接続されている。トランジスタ301のゲート端子は、補正手段204の出力端子と接続されている。補正手段204は、インバータ回路により、構成されている。該インバータを構成しているNチャネル型トランジスタ303のソース端子は、低電位側入力電位VLと等しい電位あるいは低電位側入力電位VLと概ね等しい電位と接続されている。Nチャネル型トランジスタ303のゲート端子は、入力端子202と接続されており、ドレイン端子は、補正手段204の出力端子としてトランジスタ301のゲート端子に接続されている。該インバータを構成しているPチャネル型トランジスタ302のソース端子は、高電位側電源Vdd2と接続されている。Pチャネル型トランジスタ302のゲート端子は、入力端子202と接続されており、ドレイン端子は、補正手段204の出力端子としてトランジスタ301のゲート端子に接続されている。
次に、図3におけるデジタル回路201の動作について説明する。
まず、入力端子202に、低電位側入力電位VLが入力された場合は、Nチャネル型トランジスタ303のゲート・ソース間電圧は、0Vあるいは概ね0Vである。Nチャネル型トランジスタ303のしきい値電圧が0V以上であるとすると、この場合、Nチャネル型トランジスタ303は、オフする。一方、Pチャネル型トランジスタ302のゲート・ソース間電圧には、(VL−Vdd2)が加わる。通常は、Pチャネル型トランジスタ302のゲート・ソース間電圧 (VL−Vdd2)がPチャネル型トランジスタ302のしきい値電圧よりも小さいため、Pチャネル型トランジスタ302は、オンする。その結果、トランジスタ301のゲートには、高電位側電源Vdd2が加えられる。この場合、トランジスタ301のゲート・ソース間電圧(Vdd2−Vdd1)が、トランジスタ301のしきい値電圧よりも大きければ、トランジスタ301は、オフする。すなわち、入力端子202に、低電位側入力電位VLが入力された場合は、トランジスタ301はオフする。
次に、入力端子202に、高電位側入力電位VHが入力された場合は、Nチャネル型トランジスタ303のゲート・ソース間電圧は、(VH−VL)である。したがって、通常は、(VH−VL)は、Nチャネル型トランジスタ303のしきい値電圧よりも大きいため、Nチャネル型トランジスタ303は、オンする。一方、Pチャネル型トランジスタ302のゲート・ソース間電圧は、(VH−Vdd2)である。(VH−Vdd2)が、Pチャネル型トランジスタ302のしきい値電圧よりも大きい場合は、Pチャネル型トランジスタ302は、オフする。したがって、トランジスタ301のゲート端子には、VLが加えられ、トランジスタ301は、オンする。すなわち、入力端子202に、高電位側入力電位VHが入力された場合は、トランジスタ301はオンし、高電位側電源Vdd1を出力する。
ただし、Pチャネル型トランジスタ302のゲート・ソース間電圧(VH−Vdd2)が、Pチャネル型トランジスタ302のしきい値電圧よりも小さい場合は、Pチャネル型トランジスタ302は、オンする。この場合、Nチャネル型トランジスタ303もオンしているため、トランジスタ301のゲート端子に加えられる電位は、Pチャネル型トランジスタ302とNチャネル型トランジスタ303のオン抵抗(または、ソース・ドレイン間電圧)によって決まり、Vdd2からVLまでの間の大きさを持つ電位になる。この場合は、トランジスタ301のゲート端子には、出来るだけ、オンしやすい電位を加えたい。したがって、Nチャネル型トランジスタ303のオン抵抗を小さくするようにする。その結果、トランジスタ301のゲート端子には、VLに近い電位が加えられ、トランジスタ301は、オンする。
このように、入力端子202に、低電位側入力電位VLが入力された場合は、トランジスタ301はオフする。逆に、高電位側入力電位VHが入力された場合は、トランジスタ301はオンし、高電位側電源Vdd1を出力する。つまり、トランジスタ301は、オフすべきときには、オフになり、オンすべきときには、オンする。したがって、正常に動作させることが出来る。
また、オフすべきときに、オフになるため、電流が漏れて、流れつづけることを防ぐことが出来る。したがって、消費電力を低減することができる。なお、補正手段204がインバータ回路により構成されているため、このトランジスタ301には、入力信号を反転させた信号が入力されることに注意する必要がある。
なお、Nチャネル型トランジスタ303のオン抵抗を、Pチャネル型トランジスタ302のオン抵抗よりも小さくするためには、Nチャネル型トランジスタ303の電流駆動能力を向上させればよい。一般に、トランジスタの電流駆動能力は、ゲート幅Wとゲート長Lの比率であるW/Lに比例する。したがって、Nチャネル型トランジスタ303のW/Lを、Pチャネル型トランジスタ302のW/Lよりも、非常に大きくすればよい。具体的には、Nチャネル型トランジスタ303のW/Lを、Pチャネル型トランジスタ302の場合よりも5倍以上大きくすればよい。
このように、Nチャネル型トランジスタ303のW/Lを大きくしても、大きな副作用は生じない。例えば、入力端子202に、低電位側入力電位VLが入力された場合、Pチャネル型トランジスタ302を、オンさせて、トランジスタ301のゲートに、高電位側電源Vdd2が加えられるようにしている。このとき、Nチャネル型トランジスタ303がオフしていなければ、Nチャネル型トランジスタ303のオン抵抗が小さいため、トランジスタ301のゲートには、高電位側電源Vdd2よりも低い電位が加わり、結果として、トランジスタ301がオフしなくなることが想定できる。しかしながら、入力端子202に、低電位側入力電位VLが入力された場合、Nチャネル型トランジスタ303は、オフしている。したがって、Nチャネル型トランジスタ303のW/Lを大きくしても、大きな副作用は生じない。
なお、高電位側電源Vdd1と高電位側電源Vdd2とは、入力端子202に低電位側入力電位VLが入力された場合にトランジスタ301がオフする条件、すなわちトランジスタ301のしきい値電圧よりもトランジスタ301のゲート・ソース間電圧(Vdd2−Vdd1)が大きいという条件を満たせば、同じ電位であってもよいし、異なっていてもよい。つまり、デジタル回路201が、正常な論理を出力するのであれば、または、後段に設けられたデジタル回路が誤動作しなければ、どのような状態であってもよい。通常は、高電位側電源Vdd1と高電位側電源Vdd2とは、同じ電位にすることが望ましい。同じ電位にすることにより、供給すべき電位の数を少なくすることができるため、電源回路の数を減らすことができる。また、同じ電位であれば、同じ配線に接続することが可能である。その結果、レイアウト面積を小さくすることが出来る。
なお、Nチャネル型トランジスタ303のソース端子の電位と、低電位側入力電位VLとは、同じ電位であってもよいし、異なっていてもよい。デジタル回路201が、正常な論理を出力するのであれば、または、後段に設けられたデジタル回路が誤動作しなければ、どのような状態であってもよい。通常は、Nチャネル型トランジスタ303のソース端子の電位は、低電位側入力電位VLと同じ電位にすることが望ましい。同じ電位にすることにより、供給すべき電位の数を少なくすることができるため、電源回路の数を減らすことができる。
図3では、補正対象となる回路素子205を構成するトランジスタ301の極性が、Pチャネル型である場合の補正手段204について説明したが、次に、図4に、補正対象となる回路素子205を構成するトランジスタ401の極性が、Nチャネル型である場合の補正手段204について説明する。
この場合も、トランジスタ401がオフすべきときに、オフするように動作させる。
図4において、デジタル回路201は、入力端子202に入力された信号の電位を補正する補正手段204と、該補正手段204によって補正された入力信号によって動作が制御される回路素子205を有している。そして該回路素子205の動作に従って、出力端子203から信号が出力される。補正手段204は、インバータ回路により構成されている。
補正対象となる回路素子205を構成するトランジスタ401のソース端子は、低電位側電源Vss1と接続され、ドレイン端子は、出力端子203と接続されている。トランジスタ401のゲート端子は、補正手段204の出力端子と接続されている。補正手段204は、インバータ回路により、構成されている。該インバータを構成しているPチャネル型トランジスタ403のソース端子は、高電位側入力電位VHと等しい電位あるいは高電位側入力電位VHと概ね等しい電位と接続されている。Pチャネル型トランジスタ403のゲート端子は、入力端子202と接続されており、ドレイン端子は、補正手段204の出力端子としてトランジスタ401のゲート端子に接続されている。該インバータを構成しているNチャネル型トランジスタ402のソース端子は、低電位側電源Vss2と接続されている。Nチャネル型トランジスタ402のゲート端子は、入力端子202と接続されており、ドレイン端子は、補正手段204の出力端子としてトランジスタ401のゲート端子に接続されている。
次に、図4におけるデジタル回路201の動作について説明する。
まず、入力端子202に、高電位側入力電位VHが入力された場合は、Pチャネル型トランジスタ403のゲート・ソース間電圧は、0Vあるいは概ね0Vである。Pチャネル型トランジスタ403のしきい値電圧が0V以下であるとすると、この場合、Pチャネル型トランジスタ403は、オフする。一方、Nチャネル型トランジスタ402のゲート・ソース間電圧には、(VH−Vss2)が加わる。通常は、Nチャネル型トランジスタ402のゲート・ソース間電圧 (VH−Vss2)がNチャネル型トランジスタ402のしきい値電圧よりも大きいため、Nチャネル型トランジスタ402は、オンする。その結果、トランジスタ401のゲートには、低電位側電源Vss2が加えられる。この場合、トランジスタ401のゲート・ソース間電圧(Vss2−Vss1)が、トランジスタ401のしきい値電圧よりも小さければ、トランジスタ401は、オフする。すなわち、入力端子202に、高電位側入力電位VHが入力された場合は、トランジスタ401はオフする。
次に、入力端子202に、低電位側入力電位VLが入力された場合は、Pチャネル型トランジスタ403のゲート・ソース間電圧は、(VL−VH)である。したがって、通常は、(VL−VH)は、Pチャネル型トランジスタ403のしきい値電圧よりも小さいため、Pチャネル型トランジスタ403は、オンする。一方、Nチャネル型トランジスタ402のゲート・ソース間電圧は、(VL−Vss2)である。(VL−Vss2)が、Nチャネル型トランジスタ402のしきい値電圧よりも小さい場合は、Nチャネル型トランジスタ402は、オフする。したがって、トランジスタ401のゲート端子には、VHが加えられ、トランジスタ401は、オンする。すなわち、入力端子202に、低電位側入力電位VLが入力された場合は、トランジスタ401はオンし、低電位側電源Vss1を出力する。
ただし、Nチャネル型トランジスタ402のゲート・ソース間電圧(VL−Vss2)が、Nチャネル型トランジスタ402のしきい値電圧よりも大きい場合は、Nチャネル型トランジスタ402は、オンする。この場合、Pチャネル型トランジスタ403もオンしているため、トランジスタ401のゲート端子に加えられる電位は、Nチャネル型トランジスタ402とPチャネル型トランジスタ403のオン抵抗によって決まり、Vss2からVHまでの間の大きさを持つ電位になる。この場合は、トランジスタ401のゲート端子には、出来るだけ、オンしやすい電位を加えたい。したがって、Pチャネル型トランジスタ403のオン抵抗を小さくするようにする。その結果、トランジスタ401のゲート端子には、VHに近い電位が加えられ、トランジスタ401は、オンする。
このように、入力端子202に、高電位側入力電位VHが入力された場合は、トランジスタ401はオフする。逆に、低電位側入力電位VLが入力された場合は、トランジスタ401はオンし、低電位側電源Vss1を出力する。つまり、トランジスタ401は、オフすべきときには、オフになり、オンすべきときには、オンする。したがって、正常に動作させることが出来る。
また、オフすべきときに、オフになるため、電流が漏れて、流れつづけることを防ぐことが出来る。したがって、消費電力を低減することができる。なお、補正手段204がインバータ回路により構成されているため、このトランジスタ401には、入力信号を反転させた信号が入力されることに注意する必要がある。
なお、Pチャネル型トランジスタ403のオン抵抗を、Nチャネル型トランジスタ402のオン抵抗よりも小さくするためには、Pチャネル型トランジスタ403の電流駆動能力を向上させればよい。したがって、Pチャネル型トランジスタ403のW/Lを、Nチャネル型トランジスタ402のW/Lよりも、非常に大きくすればよい。具体的には、Pチャネル型トランジスタ403のW/Lを、Nチャネル型トランジスタ402の場合よりも10倍以上大きくすればよい。一般に、Pチャネル型トランジスタは、Nチャネル型トランジスタよりも移動度が小さい。つまり、電流駆動能力が小さい。したがって、Pチャネル型トランジスタ403のW/Lは、より大きくすることが望ましい。
このように、Pチャネル型トランジスタ403のW/Lを大きくしても、大きな副作用は生じない。例えば、入力端子202に、高電位側入力電位VHが入力された場合、Nチャネル型トランジスタ402を、オンさせて、トランジスタ401のゲートに、低電位側電源Vss2が加えられるようにしている。このとき、Pチャネル型トランジスタ403がオフしていなければ、Pチャネル型トランジスタ403のオン抵抗が小さいため、トランジスタ401のゲートには、低電位側電源Vss2よりも高い電位が加わり、結果として、トランジスタ401がオフしなくなることが想定できる。しかしながら、入力端子202に、高電位側入力電位VHが入力された場合、Pチャネル型トランジスタ403は、オフしている。したがって、Pチャネル型トランジスタ403のW/Lを大きくしても、大きな副作用は生じない。
なお、低電位側電源Vss1と低電位側電源Vss2とは、入力端子202に高電位側入力電位VHが入力された場合にトランジスタ401がオフする条件、すなわちトランジスタ401のしきい値電圧よりもトランジスタ401のゲート・ソース間電圧(Vss2−Vss1)が小さいという条件を満たせば、同じ電位であってもよいし、異なっていてもよい。つまり、デジタル回路201が、正常な論理を出力するのであれば、または、後段に設けられたデジタル回路が誤動作しなければ、どのような状態であってもよい。通常は、低電位側電源Vss1と低電位側電源Vss2とは、同じ電位にすることが望ましい。同じ電位にすることにより、供給すべき電位の数を少なくすることができるため、電源回路の数を減らすことができる。また、同じ電位であれば、同じ配線に接続することが可能である。その結果、レイアウト面積を小さくすることが出来る。
なお、Pチャネル型トランジスタ403のソース端子の電位は、高電位側入力電位VHは、同じ電位であってもよいし、異なっていてもよい。デジタル回路201が、正常な論理を出力するのであれば、または、後段に設けられたデジタル回路が誤動作しなければ、どのような状態であってもよい。通常は、Pチャネル型トランジスタ403のソース端子の電位は、高電位側入力電位VHと同じ電位にすることが望ましい。同じ電位にすることにより、供給すべき電位の数を少なくすることができるため、電源回路の数を減らすことができる。
なお、図3、図4において、補正手段204は、インバータを用いて構成されていたが、これに限定されない。NAND回路やNOR回路などのように、別の回路を用いて、補正手段204を構成してもよい。
また本発明の構成によって、入力信号の振幅が電源電圧の振幅よりも小さくても正常に動作できるため、別途昇圧回路を設けなくとも良く、コスト削減に貢献する。またICからの信号を、ガラス基板上に形成したデジタル回路に入力信号として供給する場合、昇圧回路を用いずに直接デジタル回路に入力信号を供給することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、デジタル回路の1つであるインバータに、本発明を適用した場合について説明する。ただし、正確には、インバータに本発明を適用すると、出力信号の論理が逆になる。デジタル回路の補正手段がインバータにより構成されているからである。つまり、入力信号を反転させた信号を、インバータに入力したときに、インバータから出力される信号が、出力信号となる。その結果、入力信号として、1(H信号)を入力すると、論理が反転せず、1(H信号)が出力される、という点に注意する必要がある。
図1に本実施の形態の、インバータを補正対象としたデジタル回路201の構成を示す。図1において、デジタル回路201は、入力端子202に入力された信号の電位を補正する補正手段204と、該補正手段204によって補正された入力信号によって動作が制御される回路素子205を有している。そして該回路素子205の動作に従って、出力端子203から信号が出力される。
補正対象となる回路素子205は、Pチャネル型トランジスタ301とNチャネル型トランジスタ401とで構成されている。補正手段204は、Pチャネル型トランジスタ301に対応した部分と、Nチャネル型トランジスタ401に対応する部分とに分かれる。
補正手段204において、Pチャネル型トランジスタ301に対応した部分は、図3に示した補正手段204と同じ構成をしている。つまり、補正手段204は、インバータにより構成されている。該インバータは、Nチャネル型トランジスタ303とPチャネル型トランジスタ302とで構成されている。図3では、Pチャネル型トランジスタ302のソース端子は、高電位側電源Vdd2と接続されている。しかし、図1では、高電位側電源を1つにまとめている。よって、Pチャネル型トランジスタ302のソース端子と、Pチャネル型トランジスタ301のソース端子は、高電位側電源Vddに接続されている。なお、図3と同様に、高電位側電源を別々にしてもよい。
補正手段204において、Nチャネル型トランジスタ401に対応した部分は、図4に示した補正手段204と同じ構成をしている。つまり、補正手段204は、インバータにより構成されている。該インバータは、Pチャネル型トランジスタ403とNチャネル型トランジスタ402とで構成されている。図4では、Nチャネル型トランジスタ402のソース端子は、低電位側電源Vss2と接続されている。しかし、図1では、低電位側電源を1つにまとめている。よって、Nチャネル型トランジスタ402のソース端子と、Nチャネル型トランジスタ401のソース端子は、低電位側電源Vssに接続されている。なお、図4と同様に、低電位側電源を別々にしてもよい。
このように、Nチャネル型トランジスタ401に対応した部分は、図4に示した補正手段204と同じ構成を用い、Pチャネル型トランジスタ301に対応した部分は、図3に示した補正手段204と同じ構成を用いればよい。
次に、図1に示したデジタル回路201の動作について説明する。なお、基本的な動作は、図3、図4と同様なので、詳しい説明は省略する。
まず、入力端子202に、0(L信号)が入力されたとする。そのときの電位は、低電位側入力電位VLである。なお、低電位側入力電位VLは、低電位側電源Vssよりも高いとする。先ず、このときのPチャネル型トランジスタ301の動作を説明する。入力端子202に低電位側入力電位VLが入力されると、Pチャネル型トランジスタ302がオンし、Nチャネル型トランジスタ303がオフする。そのため、Pチャネル型トランジスタ301のゲート端子には、高電位側電源Vddが入力される。よって、Pチャネル型トランジスタ301はオフする。
次に、Nチャネル型トランジスタ401の動作を説明する。入力端子202に低電位側入力電位VLが入力されると、Pチャネル型トランジスタ403がオンし、Nチャネル型トランジスタ402がオフする。ただし、Nチャネル型トランジスタ402のゲート・ソース間電圧(VL−Vss)が、Nチャネル型トランジスタ402のしきい値電圧よりも大きい場合は、Nチャネル型トランジスタ402はオンする。この場合、Pチャネル型トランジスタ403もオンしているため、Nチャネル型トランジスタ401のゲート端子の電位は、Pチャネル型トランジスタ403とNチャネル型トランジスタ402のオン抵抗によって決まり、高電位側入力電位VHから低電位側電源Vssまでの間の電位になる。このとき、Pチャネル型トランジスタ403のオン抵抗を小さくしておくと、Nチャネル型トランジスタ401のゲート端子には、高電位側入力電位VHに近い電位が加えられる。したがって、Nチャネル型トランジスタ401は、オンする。
このように、入力端子202に、0(L信号)が入力されると、Pチャネル型トランジスタ301はオフし、Nチャネル型トランジスタ401はオンする。したがって、出力端子203の電位は、低電位側電源Vssになる。つまり、0(L信号)が出力される。
次に、入力端子202に、1(H信号)が入力されたとする。そのときの電位は、高電位側入力電位VHである。なお、高電位側入力電位VHは、高電位側電源Vddよりも低いとする。先ず、このときのNチャネル型トランジスタ401の動作を説明する。入力端子202に高電位側入力電位VHが入力されると、Nチャネル型トランジスタ402がオンし、Pチャネル型トランジスタ403がオフする。そのため、Nチャネル型トランジスタ401のゲート端子には、低電位側電源Vssが入力される。よって、Nチャネル型トランジスタ401はオフする。
次に、Pチャネル型トランジスタ301の動作を説明する。入力端子202に高電位側入力電位VHが入力されると、Nチャネル型トランジスタ303がオンし、Pチャネル型トランジスタ302がオフする。ただし、Pチャネル型トランジスタ302のゲート・ソース間電圧(VH−Vdd)が、Pチャネル型トランジスタ302のしきい値電圧よりも小さい場合は、Pチャネル型トランジスタ302はオンする。この場合、Nチャネル型トランジスタ303もオンしているため、Pチャネル型トランジスタ301のゲート端子の電位は、Pチャネル型トランジスタ302とNチャネル型トランジスタ303のオン抵抗によって決まり、高電位側電源Vddから低電位側入力電位VLまでの間の電位になる。このとき、Nチャネル型トランジスタ303のオン抵抗を小さくしておくと、Pチャネル型トランジスタ301のゲート端子には、低電位側入力電位VLに近い電位が加えられる。したがって、Pチャネル型トランジスタ301は、オンする。
このように、入力端子202に、1(H信号)が入力されると、Pチャネル型トランジスタ301はオンし、Nチャネル型トランジスタ401はオフする。したがって、出力端子203の電位は、高電位側電源Vddになる。つまり、1(H信号)が出力される。
以上のような構成にすることにより、入力信号の振幅が、電源電圧の振幅よりも小さくても、正常に動作させることができる。そして、デジタル回路201から出力される信号の振幅は、電源電圧の振幅と、ほぼ等しい。したがって、デジタル回路201の出力端子203に、別のデジタル回路を接続した場合、その回路には、電源電圧の振幅とほぼ等しい信号が入力されるため、正常に動作することになる。
なお、図1のデジタル回路201では、入力信号と同じ論理値を持つ信号が出力される。したがって、信号の論理が反転していないことになる。よって、論理を反転させたい場合は、デジタル回路201の出力端子203に、通常のインバータ回路を接続すればよい。
なお図1では、CMOS型のインバータについて示したが、Pチャネル型トランジスタ301かNチャネル型トランジスタ401のどちらかを、抵抗やダイオード接続のトランジスタなどで置き換えて、インバータを構成させてもよい。図5には、Pチャネル型トランジスタ301の代わりに、ダイオード接続のトランジスタを用いた場合の回路図を示す。図6には、Pチャネル型トランジスタ301の代わりに、抵抗素子を用いた場合の回路図を示す。図5および図6において、図1と同じ部分には同じ符号を用いている。符号の説明は図1と同じであるため省略する。図5および図6の場合も図1の場合と同様に動作する。なお、図5、6では、Pチャネル型トランジスタ301の代わりに、別の素子を用いたが、Nチャネル型トランジスタ401の代わりに、別の素子を用いてもよい。
なお、実施の形態1で説明したことは、本実施の形態にも適用することが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、デジタル回路の1つであるクロックドインバータに、本発明を適用した場合について説明する。
まず、クロックドインバータを構成するトランジスタのうち、信号を伝達するかどうかを制御するトランジスタの部分に、本発明を適用した場合の構成を、図7に示す。図7において、デジタル回路201は、入力端子202a、202bに入力された信号の電位を補正する補正手段204と、該補正手段204によって補正された入力信号によって動作が制御される回路素子205を有している。そして該回路素子205の動作に従って、出力端子203から信号が出力される。
補正対象となる回路素子205であるクロックドインバータは、トランジスタ301、401、702、703を用いて構成される。補正手段204は、トランジスタ302、303、402、403を用いて構成される。
トランジスタ301、401には、同期信号が入力される。つまり、入力端子701から入力される信号を、出力端子203に出力するかどうかを制御している。したがって、トランジスタ301とトランジスタ401とは、同時にオンし、同時にオフする。図7では、同期信号の信号振幅が、電源電圧の振幅よりも小さい場合について、示している。同期信号用の入力端子202a、202bに、電位がVHまたはVLの信号が入力される。すると、同期信号の信号振幅が電源電圧の振幅よりも小さくても、補正手段204によって、適切な信号がトランジスタ301、401に入力される。なお、詳しい動作の説明は、実施の形態1,2の場合と同様であるため、省略する。
なお、入力端子202aと入力端子202bとには、互いに、反対の論理を持った信号が入力される。たとえば、入力端子202aに1(H信号)として、電位VHが入力されると、入力端子202bには、0(L信号)として、電位VLが入力される。
トランジスタ702、703には、入力端子701より、データ信号が入力される。このデータ信号の振幅は、電源電圧の振幅と同じであるとする。すると、トランジスタ301、401のオンオフに同期して、出力端子203に、信号が出力される。
なお、トランジスタ401は、トランジスタ703と低電位側電源Vssの間に配置されているが、これに限定されない。トランジスタ703が、トランジスタ401と低電位側電源Vssの間に配置されていてもよい。
同様に、トランジスタ301は、トランジスタ702と高電位側電源Vddの間に配置されているが、これに限定されない。トランジスタ702が、トランジスタ301と高電位側電源Vddの間に配置されていてもよい。
なお、同期信号用の入力端子202a、202bから入力される信号は、補正手段204によって、論理が反転する。その結果、トランジスタ301、401のオンオフも逆になることに注意する必要がある。
次に、クロックドインバータを構成するトランジスタのうち、データ信号を入力する部分のトランジスタに、本発明を適用した場合の構成を、図8に示す。図8において、デジタル回路201は、入力端子202に入力された信号の電位を補正する補正手段204と、該補正手段204によって補正された入力信号によって動作が制御される回路素子205を有している。そして該回路素子205の動作に従って、出力端子203から信号が出力される。
補正対象となる回路素子205であるクロックドインバータは、トランジスタ301、401、802、804を用いて構成される。補正手段204は、トランジスタ302、303、402、403を用いて構成される。
トランジスタ802、804には、同期信号用の入力端子801、803から、同期信号が入力される。同期信号の信号振幅は、電源電圧の振幅と同じであるとする。なお、トランジスタ802とトランジスタ804とは、同時にオンし、同時にオフする。これにより、入力端子202から入力される信号を、出力端子203に出力するかどうかを制御している。よって、トランジスタ802とトランジスタ804とは、導電型が反対なので、同期信号も、論理が逆になる。
一方、トランジスタ301、401には、入力端子202より、データ信号が入力される。図8では、データ信号の信号振幅が、電源電圧の振幅よりも小さい場合について、示している。データ信号用の入力端子202に、電位がVHまたはVLの信号が入力される。すると、データ信号の信号振幅が電源電圧の振幅よりも小さくても、補正手段204によって、適切な信号がトランジスタ301、401に入力される。なお、詳しい動作の説明は、実施の形態1,2の場合と同様であるため、省略する。
なお、トランジスタ804は、トランジスタ401と低電位側電源Vssの間に配置されているが、これに限定されない。トランジスタ401が、トランジスタ804と低電位側電源Vssの間に配置されていてもよい。
同様に、トランジスタ802は、トランジスタ301と高電位側電源Vddの間に配置されているが、これに限定されない。トランジスタ301が、トランジスタ802と高電位側電源Vddの間に配置されていてもよい。
なお、データ信号用の入力端子202から入力される信号は、補正手段204によって、論理が反転する。その結果、出力端子203からは、入力端子202から入力される信号と同じ論理を持った信号が出力されることに注意する必要がある。
なお、図7では、同期を制御する部分に補正手段204を適用し、図8では、データを制御する部分に補正手段204を適用したが、これに限定されない。両方の部分に補正手段204を適用してもよい。
このように、Nチャネル型トランジスタ401に対応した部分は、図4に示した補正手段204と同じ構成を用い、Pチャネル型トランジスタ301に対応した部分は、図3に示した補正手段204と同じ構成を用いればよい。
以上のような構成にすることにより、データ信号や同期信号の振幅が、電源電圧の振幅よりも小さくても、正常に動作させることができる。そして、デジタル回路201から出力される信号の振幅は、電源電圧の振幅と、ほぼ等しい。したがって、デジタル回路201の出力端子203に、別のデジタル回路を接続した場合、その回路には、電源電圧の振幅とほぼ等しい信号が入力されるため、正常に動作することになる。
なお、実施の形態1、2で説明したことは、本実施の形態にも適用することが可能である。
(実施の形態4)
本実施の形態では、デジタル回路の1つであるNAND回路に、本発明を適用した場合について説明する。ただし、正確には、NAND回路に本発明を適用すると、出力信号の論理は、通常のNAND回路の場合とは異なる。より正確には、OR回路と同じになる。つまり、入力信号を反転させた信号を、NAND回路に入力したときに、NAND回路から出力される信号が、出力信号となる。
図9に、NAND回路に本発明を適用した場合の回路図を示す。補正手段204は、トランジスタ302a、303a、302b、303b、402a、403a、402b、403bを用いて、構成される。
図9に示すように、Nチャネル型トランジスタに対応した部分は、図4に示した補正手段204と同じ構成を用い、Pチャネル型トランジスタに対応した部分は、図3に示した補正手段204と同じ構成を用いればよい。
入力端子202a、202bから入力される信号は、補正手段204を用いることにより、適切な電位の信号となって、各トランジスタに入力される。なお、詳しい動作の説明は、実施の形態1,2の場合と同様であるため、省略する。
以上のような構成にすることにより、入力信号の振幅が、電源電圧の振幅よりも小さくても、正常に動作させることができる。そして、デジタル回路201から出力される信号の振幅は、電源電圧の振幅と、ほぼ等しい。したがって、デジタル回路201の出力端子203に、別のデジタル回路を接続した場合、その回路には、電源電圧の振幅とほぼ等しい信号が入力されるため、正常に動作することになる。
なお、実施の形態1、2で説明したことは、本実施の形態にも適用することが可能である。
(実施の形態5)
本実施の形態では、デジタル回路の1つであるNOR回路に、本発明を適用した場合について説明する。ただし、正確には、NOR回路に本発明を適用すると、出力信号の論理は、通常のNOR回路の場合とは異なる。より正確には、AND回路と同じになる。つまり、入力信号を反転させた信号を、NOR回路に入力したときに、NOR回路から出力される信号が、出力信号となる。
図10に、NOR回路に本発明を適用した場合の回路図を示す。補正手段204は、トランジスタ302a、303a、302b、303b、402a、403a、402b、403bを用いて、構成される。
図10に示すように、Nチャネル型トランジスタに対応した部分は、図4に示した補正手段204と同じ構成を用い、Pチャネル型トランジスタに対応した部分は、図3に示した補正手段204と同じ構成を用いればよい。
入力端子202a、202bから入力される信号は、補正手段204を用いることにより、適切な電位の信号となって、各トランジスタに入力される。なお、詳しい動作の説明は、実施の形態1,2の場合と同様であるため、省略する。
以上のような構成にすることにより、入力信号の振幅が、電源電圧の振幅よりも小さくても、正常に動作させることができる。そして、デジタル回路201から出力される信号の振幅は、電源電圧の振幅と、ほぼ等しい。したがって、デジタル回路201の出力端子203に、別のデジタル回路を接続した場合、その回路には、電源電圧の振幅とほぼ等しい信号が入力されるため、正常に動作することになる。
なお、実施の形態1、2で説明したことは、本実施の形態にも適用することが可能である。
本実施例では、表示装置、および、信号線駆動回路などの構成とその動作について、説明する。信号線駆動回路の一部や、ゲート線駆動回路の一部に、本発明の回路を適用することができる。
表示装置の例を図11に示す。表示装置は、図11に示すように、画素部1101、ゲート線駆動回路1102、信号線駆動回路1110を有している。ゲート線駆動回路1102は、画素部1101に選択信号を順次出力する。信号線駆動回路1110は、画素部1101にビデオ信号を順次出力する。画素部1101では、ビデオ信号に従って、光の状態を制御することにより、画像を表示する。信号線駆動回路1110から画素部1101へ入力するビデオ信号は、電圧であることが多い。つまり、画素に配置された表示素子や表示素子を制御する素子は、信号線駆動回路1110から入力されるビデオ信号(電圧)によって、状態を変化させるものであることが多い。まれに、画素部1101へ入力するビデオ信号が、電流である場合もある。画素に配置する表示素子の例としては、液晶ディスプレイ(LCD)や有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイやFED(フィールドエミッションディスプレイ)などに用いる表示素子があげられる。
なお、ゲート線駆動回路1102や信号線駆動回路1110は、複数配置されていてもよい。
信号線駆動回路1110は、構成を複数の部分に分けられる。大まかには、一例として、シフトレジスタ1103、第1ラッチ回路(LAT1)1104、第2ラッチ回路(LAT2)1105、デジタル・アナログ変換回路1106などに分けられる。
そこで、信号線駆動回路1110の動作を簡単に説明する。シフトレジスタ1103は、フリップフロップ回路(FF)等を複数列用いて構成され、クロック信号(S−CLK)1112、スタートパルス(SP) 1113、クロック反転信号(S−CLKb) 1111が入力される、これらの信号のタイミングに従って、順次サンプリングパルスが出力される。
シフトレジスタ1103より出力されたサンプリングパルスは、第1ラッチ回路1104に入力される。第1ラッチ回路1104には、ビデオ信号線1108より、ビデオ信号が入力されており、サンプリングパルスが入力されるタイミングに従って、各列でビデオ信号を保持していく。なお、デジタル・アナログ変換回路1106を配置している場合は、ビデオ信号はデジタル値である。
第1ラッチ回路1104において、最終列までビデオ信号の保持が完了すると、水平帰線期間中に、ラッチ制御線1109よりラッチパルス(Latch Pulse)が入力され、第1ラッチ回路1104に保持されていたビデオ信号は、一斉に第2ラッチ回路1105に転送される。その後、第2ラッチ回路1105に保持されたビデオ信号は、1行分が同時に、デジタル・アナログ変換回路1106へと入力される。そして、デジタル・アナログ変換回路1106から出力される信号は、画素部1101へ信号が入力される。
第2ラッチ回路1105に保持されたビデオ信号が、さまざまな回路を経由して、画素部1101に入力されている間、シフトレジスタ1103においては再びサンプリングパルスが出力される。つまり、同時に2つの動作が行われる。これにより、線順次駆動が可能となる。以後、この動作を繰り返す。
なお、第1ラッチ回路1104や第2ラッチ回路1105が、アナログ値を保存できる回路である場合は、デジタル・アナログ変換回路1106は省略しても良い。また、画素部1101に出力するデータが2値、つまり、デジタル値である場合は、デジタル・アナログ変換回路1106は省略しても良い。また、信号線駆動回路1110には、レベルシフト回路やガンマ補正回路や電圧電流変換回路、増幅回路などが内蔵されている場合もある。このように、信号線駆動回路1110の構成は、図11に限定されず、様々なものがある。
一方、ゲート線駆動回路1102は、画素部1101に選択信号を順次出力するだけである場合が多いので、信号線駆動回路1110のシフトレジスタ1103と同様な構成をもつシフトレジスタやレベルシフト回路、増幅回路などにより、構成されることが多い.ただし、ゲート線駆動回路1102の構成は、これに限定されず、様々なものがある。
本発明は、信号線駆動回路1110やゲート線駆動回路1102などにおけるシフトレジスタや、信号線駆動回路1110の第1ラッチ回路(LAT1)1104などに適用できる。
図12に、シフトレジスタの一部を示す。インバータやクロックドインバータ1201、1202、1203、1204、により、構成されている。そして、クロック信号(S−CLK)1112、クロック反転信号(S−CLKb)1111に同期して、シフトレジスタが動作する。ここで、クロック信号(S−CLK)1112、クロック反転信号(S−CLKb) 1111の信号の振幅が、電源電圧の振幅よりも小さいとする。このような場合、電源電圧の振幅よりも小さい信号が入力される部分に、本発明を適用することが出来る。つまり、クロックドインバータ1201、1202、1203、1204に、図7に示したようなクロックドインバータを用いることが出来る。図7における同期信号用の入力端子202a、202bに、クロック信号(S−CLK)1112やクロック反転信号(S−CLKb) 1111を入力すればよい。
次に、第1ラッチ回路(LAT1)1104の一部を、図13に示す。インバータやクロックドインバータ13001、13002により、構成されている。そして、配線13003には、シフトレジスタ1103から出力されるサンプリングパルスが入力される。また、ビデオ信号線1108より、ビデオ信号が入力される。よって、サンプリングパルスに同期して、ビデオ信号が第1ラッチ回路(LAT1)1104に保存される。ここで、ビデオ信号の振幅が、電源電圧の振幅よりも小さいとする。このような場合、電源電圧の振幅よりも小さい信号が入力される部分に、本発明を適用することが出来る。つまり、クロックドインバータ13001に、図8に示したようなクロックドインバータを用いることが出来る。クロックドインバータ13002には、電源電圧の振幅よりも小さい信号が入力される部分が存在しないため、通常の回路構成でよい。よって、図8における同期信号用の入力端子801、803に、サンプリングパルスを入力し、図8におけるデータ信号用の入力端子202に、ビデオ信号線1108からビデオ信号を入力すればよい。
なお、すでに述べたように、本発明におけるトランジスタは、どのようなタイプのトランジスタでもよいし、どのような基板上に形成されていてもよい。したがって、図11で示したような回路が、全てガラス基板上に形成されていてもよいし、プラスチック基板に形成されていてもよいし、単結晶基板に形成されていてもよいし、SOI基板上に形成されていてもよいし、どのような基板上に形成されていてもよい。あるいは、図11における回路の一部が、ある基板に形成されており、図11における回路の別の一部が、別の基板に形成されていてもよい。つまり、図11における回路の全てが同じ基板上に形成されていなくてもよい。例えば、図11において、画素部1101とゲート線駆動回路1102とは、ガラス基板上にTFTを用いて形成し、信号線駆動回路1110(もしくはその一部)は、単結晶基板上に形成し、そのICチップをCOG(Chip On Glass)で接続してガラス基板上に配置してもよい。あるいは、そのICチップをTAB(Tape Auto Bonding)やプリント基板を用いてガラス基板と接続してもよい。
本実施例では、本発明を適用したインバータのレイアウト図について説明する。対応する回路図は、図1に示す。
図14には、図1に示したインバータを補正対象としたデジタル回路のレイアウト図を示す。多結晶シリコンなどによる半導体層1401の上の層にゲート絶縁膜の層があり、その上の層にゲート配線(第1配線)1402がある部分がトランジスタである。ゲート配線(第1配線)1402の上の層には、層間絶縁膜があり、その上には第2配線1404がある。第2配線1404と半導体層1401や、第2配線1404とゲート配線(第1配線)1402は、コンタクト1403を開口することにより、接続している。
図14において、図1に対応する部分には同じ符号を用いている。符号の説明は図1と同じであるため省略する。補正対象となる回路素子は、Pチャネル型トランジスタ301とNチャネル型トランジスタ401とで構成されている。補正手段は、Pチャネル型トランジスタ301に対応した部分と、Nチャネル型トランジスタに対応する部分とに分かれる。Pチャネル型トランジスタ301に対応した部分は、Nチャネル型トランジスタ303とPチャネル型トランジスタ302とで構成されている。また、Nチャネル型トランジスタ401に対応した部分は、Pチャネル型トランジスタ403とNチャネル型トランジスタ402とで構成されている。
図14のようなレイアウト図を使って、公知の技術を用いれば、本発明の半導体装置を実現することが出来る。
なお、図14では、トランジスタ403とトランジスタ303のゲート幅Wを大きくしている。これにより、トランジスタ403とトランジスタ303の電流駆動能力を高め、オン抵抗を小さくしている。
なお、本実例は、実施の形態1〜5、実施例1と任意に組み合わせることが可能である。
本発明を用いた電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それらの電子機器の具体例を図15に示す。
図15(A)は発光装置であり、筐体13001、支持台13002、表示部13003、スピーカー部13004、ビデオ入力端子13005等を含む。本発明は表示部13003を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図15(A)に示す発光装置が完成される。発光装置は自発光型であるためバックライトが必要なく、液晶ディスプレイよりも薄い表示部とすることができる。なお、発光装置は、パソコン用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。
図15(B)はデジタルスチルカメラであり、本体13101、表示部13102、受像部13103、操作キー13104、外部接続ポート13105、シャッター13106等を含む。本発明は、表示部13102を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図15(B)に示すデジタルスチルカメラが完成される。
図15(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体13201、筐体13202、表示部13203、キーボード13204、外部接続ポート13205、ポインティングマウス13206等を含む。本発明は、表示部13203を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図15(C)に示すノート型パーソナルコンピュータが完成される。
図15(D)はモバイルコンピュータであり、本体13301、表示部13302、スイッチ13303、操作キー13304、赤外線ポート13305等を含む。本発明は、表示部13302を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図15(D)に示すモバイルコンピュータが完成される。
図15(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体13401、筐体13402、表示部A13403、表示部B13404、記録媒体(DVD等)読み込み部13405、操作キー13406、スピーカー部13407等を含む。表示部A13403は主として画像情報を表示し、表示部B13404は主として文字情報を表示するが、本発明は、表示部A、B13403、13404を構成する電気回路に用いることができる。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。また本発明により、図15(E)に示すDVD再生装置が完成される。
図15(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体13501、表示部13502、アーム部13503を含む。本発明は、表示部13502を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図15(F)に示すゴーグル型ディスプレイが完成される。
図15(G)はビデオカメラであり、本体13601、表示部13602、筐体13603、外部接続ポート13604、リモコン受信部13605、受像部13606、バッテリー13607、音声入力部13608、操作キー13609等を含む。本発明は、表示部13602を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図15(G)に示すビデオカメラが完成される。
図15(H)は携帯電話であり、本体13701、筐体13702、表示部13703、音声入力部13704、音声出力部13705、操作キー13706、外部接続ポート13707、アンテナ13708等を含む。本発明は、表示部13703を構成する電気回路に用いることができる。なお、表示部13703は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電流を抑えることができる。また本発明により、図15(H)に示す携帯電話が完成される。
なお、将来的に発光材料の発光輝度が高くなれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用いることも可能となる。
また、上記電子機器はインターネットやCATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情報を表示する機会が増してきている。発光材料の応答速度は非常に高いため、発光装置は動画表示に好ましい。
また、発光装置は発光している部分が電力を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする表示部に発光装置を用いる場合には、非発光部分を背景として文字情報を発光部分で形成するように駆動することが望ましい。
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。また本実施の形態の電子機器は、実施の形態1〜5、実施例1〜2に示したいずれの構成の半導体装置を用いても良い。
図1は、本発明をインバータに適用した場合の回路構成を示す図である。 図2は、本発明のデジタル回路の構成を示す図である。 図3は、本発明のデジタル回路の構成を示す図である。 図4は、本発明のデジタル回路の構成を示す図である。 図5は、本発明をインバータに適用した場合の回路構成を示す図である。 図6は、本発明をインバータに適用した場合の回路構成を示す図である。 図7は、本発明をクロックドインバータに適用した場合の回路構成を示す図である。 図8は、本発明をクロックドインバータに適用した場合の回路構成を示す図である。 図9は、本発明をNAND回路に適用した場合の回路構成を示す図である。 図10は、本発明をNOR回路に適用した場合の回路構成を示す図である。 図11は、本発明の表示装置の構成を示す図である。 図12は、本発明のシフトレジスタの構成を示す図である。 図13は、本発明の第1ラッチ回路の構成を示す図である。 図14は、本発明をインバータに適用した場合の回路のレイアウトを示す図である。 図15は、本発明が適用される電子機器の図である。 図16は、一般的なインバータの構成と入力信号の電位が所望の高さにないときにインバータが誤作動する様子を示す図である。

Claims (7)

  1. 第1乃至第6のトランジスタを有する半導体装置であって、
    前記第1乃至第4のトランジスタのゲート端子はそれぞれ、電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのドレイン端子は、前記第2のトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、
    前記第3のトランジスタのドレイン端子は、前記第4のトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、
    前記第5のトランジスタのゲート端子は、前記第1のトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、
    前記第6のトランジスタのゲート端子は、前記第3のトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、
    前記第5のトランジスタのドレイン端子は、前記第6のトランジスタのドレイン端子と電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタ、前記第3のトランジスタおよび前記第5のトランジスタはPチャネル型のトランジスタであり、
    前記第2のトランジスタ、前記第4のトランジスタおよび前記第6のトランジスタはNチャネル型のトランジスタであり、
    前記第1乃至第4のトランジスタのゲート端子には、第1の信号電位または第2の信号電位が供給され、
    前記第1のトランジスタのソース端子および前記第5のトランジスタのソース端子は、第1の電源電位供給する第1の電源と電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのソース端子には、前記第1の信号電位と同じ電位が供給され、
    前記第3のトランジスタのソース端子には、前記第2の信号電位と同じ電位が供給され、
    前記第4のトランジスタのソース端子および前記第6のトランジスタのソース端子は、第2の電源電位供給する第2の電源と電気的に接続され、
    前記第2の信号電位は、前記第1の信号電位より高く、
    前記第1の信号電位は、前記第2の電源電位より高く、
    前記第2の信号電位は、前記第1の電源電位より低いことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    さらに第7のトランジスタおよび第8のトランジスタを有し、
    前記第7のトランジスタのゲート端子と前記第8のトランジスタのゲート端子は電気的に接続され、
    前記第7のトランジスタは、前記第5のトランジスタのソース端子と前記第1の電源との間、又は前記第5のトランジスタのドレイン端子と前記第8のトランジスタのドレイン端子との間に、電気的に接続され、
    前記第8のトランジスタは、前記第6のトランジスタのソース端子と前記第2の電源との間、又は前記第6のトランジスタのドレイン端子と前記第7のドレイン端子とのドレイン端子との間に、電気的に接続され、
    前記第7のトランジスタはPチャネル型のトランジスタであり、
    前記第8のトランジスタはNチャネル型のトランジスタであり、
    前記第7のトランジスタおよび前記第8のトランジスタのゲート端子には、前記第1の電源電位または前記第2の電源電位と同じ電位が供給されることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    さらに第7のトランジスタおよび第8のトランジスタを有し、
    前記第7のトランジスタは、前記第5のトランジスタのソース端子と前記第1の電源との間、又は前記第5のトランジスタのドレイン端子と前記第8のトランジスタのドレイン端子との間に、電気的に接続され、
    前記第8のトランジスタは、前記第6のトランジスタのソース端子と前記第2の電源との間、又は前記第6のトランジスタのドレイン端子と前記第7のドレイン端子とのドレイン端子との間に、電気的に接続され、
    前記第7のトランジスタはPチャネル型のトランジスタであり、
    前記第8のトランジスタはNチャネル型のトランジスタであり、
    前記第7のトランジスタおよび前記第8のトランジスタのゲート端子には、前記第1の電源電位または前記第2の電源電位と同じ電位が供給されることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置を具備することを特徴とするNAND回路。
  5. 請求項1に記載の半導体装置を具備することを特徴とするNOR回路。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の半導体装置を具備することを特徴とする表示装置。
  7. 請求項に記載の表示装置を具備することを特徴とする電子機器。
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