JP4432645B2 - 通信装置、無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システム、通信装置に関し、例えば、W−CDMA(UMTS)通信方式を採用した移動無線通信システム及び当該システムで用いられる移動局、無線基地局に関する。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で、第3世代移動通信システムの1つの方式であるW−CDMA(UMTS)方式の標準化が進められている。そして、標準化のテーマの1つとして下りリンクで最大約14Mbpsの伝送速度を提供するHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が規定されている。
HSDPAは、適応符号化変調方式(AMC:Adaptive Modulation and Coding)を採用しており、例えば、QPSK変調方式と16値QAM方式とを基地局、移動局間の無線環境に応じて適応的に切りかえることを特徴としている。
また、HSDPAは、H−ARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を採用している。H−ARQでは、移動局は基地局からの受信データについて誤りを検出した場合に、当該基地局に対して再送要求を行う。この再送要求を受信した基地局は、データの再送を行うので、移動局は、既に受信済みのデータと、再送された受信データとの双方を用いて誤り訂正復号化を行う。このようにH−ARQでは、誤りがあっても既に受信したデータを有効に利用することで、誤り訂正復号の利得を高め、再送回数を抑えている。
HSDPAに用いられる主な無線チャネルは、HS−SCCH(High Speed-Shared Control Channel)、HS−PDSCH(High Speed-Physical Downlink Shared Channel)、HS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)がある。
HS−SCCH、HS−PDSCHは、双方とも下り方向(即ち、基地局から移動局への方向)の共通チャネルであり、HS−SCCHは、HS−PDSCHにて送信するデータに関する各種パラメータを送信する制御チャネルである。各種パラメータとしては、例えば、どの変調方式を用いてHS−PDSCHによりデータを送信するかを示す変調タイプ情報や、拡散符号の割当て数(コード数)、送信データに対して行うレートマッチングのパターン等の情報が挙げられる。
一方、HS−DPCCHは、上り方向(即ち、移動局から基地局への方向)の個別の制御チャネルであり、HS−PDSCHを介して受信したデータの受信可、否に応じてそれぞれACK信号、NACK信号を移動局が基地局に対して送信する場合に用いられる。尚、移動局がデータの受信に失敗した場合(受信データがCRCエラーである場合等)は、NACK信号が移動局から送信されるので、基地局は再送制御を実行することとなる。
その他、HS−DPCCHは、基地局からの受信信号の受信品質(例えばSIR)を測定した移動局が、その結果をCQI情報(Channel Quality Indicator)として基地局に送信するためにも用いられる。基地局は、受信したCQI情報により、下り方向の無線環境の良否を判断し、良好であれば、より高速にデータを送信可能な変調方式に切りかえ、逆に良好でなければ、より低速にデータを送信する変調方式に切りかえる(即ち、適応変調を行う)。
・「チャネル構造」
次に、HSDPAにおけるチャネル構成について説明する。
図1は、HSDPAにおけるチャネル構成を示すための図である。尚、W−CDMAは、符号分割多重方式を採用するため、各チャネルは符号により分離されている。
まず、説明していないチャネルについて簡単に説明しておく。
CPICH(Common Pilot Channel)、P−CCPCH(Primary Common Control Physical Channel)は、それぞれ下り方向の共通チャネルである。
CPICHは、移動局においてチャネル推定、セルサーチ、同一セル内における他の下り物理チャネルのタイミング基準として利用されるチャネルであり、いわゆるパイロット信号を送信するためのチャネルである。P−CCPCHは、各セルに1つ存在し、報知情報を送信するために使用されるチャネルである。
次に、図1を用いて、チャネルのタイミング関係について説明する。
図のように、各チャネルは、15個のスロット(各スロットは、2560チップ長相当)により1フレーム(10ms)を構成している。先に説明したように、CPICHは他のチャネルの基準として用いられるため、P−CCPCH及びHS−SCCHのフレームの先頭はCPICHのフレームの先頭と一致している。ここで、HS−PDSCHのフレームの先頭は、HS−SCCH等に対して2スロット遅延しているが、移動局がHS−SCCHを介して変調タイプ情報を受信してから、受信した変調タイプに対応する復調方式でHS−PDSCHの復調を行うことを可能にするためである。また、HS−SCCH、HS−PDSCHは、3スロットで1サブフレームを構成している。
HS−DPCCHは、上り方向のチャネルであり、その第1スロットは、HS−PDSCHの受信から約7.5スロット経過後に、受信確認のための応答信号であるACK/NACK信号を移動局から基地局に送信するための用いられる。また、第2、第3スロットは、適応変調制御のためのCQI情報を定期的に基地局にフィードバック送信するために用いられる。ここで、送信するCQI情報は、CQI送信の4スロット前から1スロット前までの期間に測定した受信環境(例えば、CPICHのSIR測定結果)に基づいて算出される。
図2に、CPICHのSIR(Signal to Interference Ratio)を用いる場合のCQIテーブルを示す。
図に示すように、テーブルは、CQI情報1〜30のそれぞれについてTBS(Transport Block Size)ビット数、コード数、変調タイプ、CPICH−SIRの対応関係を定義している。
ここで、TBSビット数は1サブフレーム内で送信するビット数、コード数はHS−PDSCHの送信に利用する拡散コードの数、変調タイプはQPSK、QAMのいずれを用いるかを示している。
図から明らかなように、CPICHのSIRが良好な(SIRが大きい)ほど、CQIも大きい値となる。CQIが大きくなるほど、対応するTBSビット数、拡散コード数も多くなり、変調方式もQAM変調方式に切り替わるのであるから、結局、SIRが良好なほど、伝送速度が速くなることが分かる。
図に示したテーブルは、例えば、移動局が有するメモリに記憶される。移動局は先に説明したように、受信環境測定期間においてCPICHのSIRを測定し、記憶したテーブルを参照して測定したSIRに対応するCQIを特定して基地局へ送信する。
基地局は、受信したCQI情報に従って、先に説明した適応変調制御を実行することにより、移動局におけるCPICHの受信環境を考慮した送信制御が達成されるのである。
以上が、HSDPAのチャネル構成の簡単な説明である。
上述した、HSDPAに関する事項は、例えば次の非特許文献1に開示されている。
3G TS 25.212(3rd Generation Partnership Project: TechnicalSpecification Group Radio Access Network ; Multiplexing and channel coding (FDD))
先に説明した背景技術によれば、受信装置としての移動局が、受信環境を測定し、その結果を送信装置としての基地局に報告することで、送信装置において、受信環境に応じた適応変調制御が実行される。
しかし、図1を参照してもわかるように、受信環境測定期間(SIR測定期間)内において、高速にて信号の送信がなされるチャネル(HS−PDSCH)も同時に送信されている。
このような高速な信号の送信が常時、連続的に行われているのであれば、定期的な受信環境測定期間における受信環境と、その後、報告された受信環境に従って、その受信装置宛てに高速な信号が送信される際の受信環境が大きく異なってしまうようなことは少ない。ところが、高速な信号の送信がバースト状である(送信する期間、送信しない期間のそれぞれが存在する)場合には、高速な信号が送信されていない期間で測定した受信環境と、その後、その受信装置宛に実際に高速な信号が送信されたときの受信環境とは大きく異なることとがある。これは、その受信装置に対して送信された信号自体が、マルチパス等の影響から干渉となるからである。
従って、本発明の目的の1つは、バースト状に送信されるチャネルの影響を考慮した送信制御を可能とすることを1つの目的とする。
尚、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の目的の1つとして位置付けることができる。
本発明では、適応変調制御を行う送信装置に対して該適応変調制御に用いるパラメータを送信する通信装置において、受信環境を測定する測定部と、該測定の結果と前記測定の期間内における所定のチャネルの受信状態とに基づいて前記パラメータを生成するパラメータ生成部と、を備え、前記パラメータ生成部は、前記測定の期間内において前記所定のチャネルが少なくとも自装置宛てに送信されている場合に生成するパラメータが示す伝送速度に対して、前記所定のチャネルがいずれの移動局宛てにも送信されていない場合に生成するパラメータが示す伝送速度が、より低速な伝送速度となるようにする、ことを特徴とする通信装置を用いる。
本発明にかかる通信装置によれば、バースト状に送信され得る所定のチャネルの影響を考慮した送信制御が可能となる。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
〔a〕第1実施形態の説明
図3は、本発明に係る通信装置を示す図である。通信装置の1例としてHSDPAを採用したWCDMA(UMTS)に対応した移動通信システムにおいて用いられる移動局を例に挙げて説明する。もちろん、他の移動通信システムにおいて用いられる通信装置に適用することも可能である。
図において、1はアンテナ、2はデュプレクサ、3は復調部、4は受信環境(SIR)測定部、5はHS−SCCH受信処理部、6はHS−PDSCH受信処理部、7は総受信電力測定部、8は制御部、9は送信処理部を示す。
移動局は、下りチャネル(例えば、CPICH、P−CCPCH、HS−SCCH、HS−PDSCH等)についてアンテナ1により受信し、デュプレクサ2を介して復調部3へ与える。復調部3は、受信信号についての直交検波等の受信処理を施して復調信号を受信環境(SIR)測定部4、HS−SCCH受信処理部5、HS−PDSCH受信処理部6、総受信電力測定部7に与える。
受信環境測定部4は、基地局における適応変調制御に用いるパラメータとしてのCQI情報を特定するために用いられる受信環境を測定する。例としては、下り信号であるCPICHのSIRを測定する。もちろん、無線基地局から報知される信号の品質を評価し得る他の測定を行なうこともできる。
尚、受信環境の測定は、例えば、CQI情報を送信するスロットに対して4スロット前から1スロット前までの期間で定期的に測定する。測定周期は、様々考えられるが、20ms内で1回測定を行ない、同じ測定結果を第1〜第4サブフレームで繰返して送信し、残りの6サブフレームは送信を休止し、次の無線フレームでまた1回測定し、同様に所定のサブフレームで送信を行うこともできる。
HS−SCCH受信処理部5は、図1に示したHS−SCCHを介して送信される信号を受信するための受信処理部であり、HS−SCCHの各第1スロットを受信し、復調、復号することで、自局宛てのメッセージがあるかどうか判定する。
第1スロットは、Xccs(Channelization Code Set information)、Xms(Modulation Scheme information)が畳み込み符号化されXue(User Equipment identity)が乗算された信号が送信されるスロットであり、移動局は、自局のXueを用いて、逆の演算処理、復号処理を施すことで、自局宛てのメッセージかどうかを判断することができる。自局宛てであると判定した場合は、HS−SCCHの残りのスロットの受信を行うとともに、2スロット遅れで送信されるHS−PDSCHの受信を試みる。
ここで、HS−PDSCHの受信を行う際には、Xccsで指定された逆拡散コードのセット、Xmsで指定された変調方式に対応する復調方式で復調を行うこととなる。尚、HS−SCCHの2スロット以降には、Xtbs(Transport Block Size information)、Xhap(Hybrid ARQ Process information)、Xrv(Redundancy and constellation Version)、Xnd(New Data indicator)が含まれる。これらの情報の意味、役割は周知であるので説明を省略する。
HS−PDSCH受信処理部6は、HS−SCCH受信処理部5で自局宛てのメッセージがあった場合に、受信処理を実行し、復調、復号結果を制御部8に出力する。先に説明したように、復調等の処理を行うために必要とされる情報は、HS−SCCHを介して受信することで得られる。制御部8は、その復号結果(例えばCRCエラーなし)からHS―PDSCHを介して自局宛てに送信が実際にあったかどうかを確かめることもできる。
総受信電力測定部7は、総送受信電力を求めるための測定部であり、受信環境測定部4における受信環境の測定期間内における総受信電力を測定し、制御部8に報告する。ここで、電力にかえてレベルを測定して、用いることも可能である。
尚、HS−SCCH受信処理部5、HS−PDSCH受信処理部6、総受信電力測定部7は制御部8に対して所定のチャネル(HS−PDSCH)の受信状態を通知する役割を果たす。
制御部8は、HS−SCCH受信処理部5、HS−PDSCH受信処理部6、総受信電力測定部7等からの信号に基づいて、HS−PDSCHの受信状態を認識し、認識した受信状態と受信環境測定部4からの測定結果に基づいてパラメータとしてのCQI情報を生成して送信処理部9に与える。従って、制御部8は、パラメータ生成部(CQI情報生成部)としても機能することとなる。
また、制御部8は、HS−PDSCHで受信したデータを復調し、CRCチェックを行うことで、受信可否を判断し、CRCエラーなしの場合はACK信号、CRCエラー有りの場合はNACK信号を生成し、送信処理部9へ与える。
送信処理部9は、制御部からのCQI情報、ACK又はNACK信号をHS―DPCCHの所定スロットで送信する。
以上が、図3に示した各部の動作の説明である。尚、基地局は、HS−DPCCHを介して受信したCQI情報に基づいて、対応する送信(変調)方式で以後の送信を行なうとともに、ACK信号受信により次の新規データを送信し、NACK信号を受信するか又は送信から所定時間内にACK信号を受信しない場合は、送信データの再送信を実行する。
・「CQI情報の生成方法1」
次に移動局が基地局に送信するパラメータであるCQI情報の生成方法について説明する。
この例では、制御部8は、受信環境測定部4においてSIRを測定している期間内において、HS−PDSCHが少なくとも自局宛てに送信されたかどうかを判定する。そして、制御部8は、送信されたと判定した場合には、送信されなかったと判定した場合に対して、伝速度が遅いCQI情報が選択されるように制御するのである。
移動局は、図4に示すように、受信環境測定部4により、CPICHについてのSIRを例として、測定期間I、II、IIIでそれぞれ測定する。
ここで、図の矢印で示すようにHS−SCCHの第1サブフレーム、第2サブフレームのそれぞれの第1スロットによって、この移動局宛てにHS―PDSCHを介してデータを送信することが予告されているとする。
そうすると移動局は、HS−SCCH受信処理部5により、HS−PDSCHの第1サブフレーム、第2サブフレームにおいて、少なくとも自局宛てに送信が実行されることを認識することができる。従って、測定期間Iにおいて測定された受信環境は、HS−PDSCHが送信されている環境下で測定されたものとして図2のテーブルを参照して測定値に対応するCQI情報を選択してCQI情報Iとして送信処理部9へ与える。
しかし、HS−SCCH受信処理部5は、HS−SCCHの第3サブフレームについては、HS−PDSCHの送信予告がないことを検出したものとする。
そうすると、HS−PDSCHの第3サブフレームではいずれの移動局に対してもデータ送信がなされていない可能性がある。従って、そのような期間期間を含む測定期間IIで測定した受信環境はたまたまHS−PDSCHが送信されていない良好な環境下での測定結果であった可能性があることが認識されるから、制御部8は、CQI値を小さくする(適応変調により伝送速度が低くなるようにパラメータを選択する)。
CQIを小さくする第1の手法としては、測定したSIRに対応するCQI情報より1つ小さいCQIを選択したり、CQIについての別個のテーブルを参照し、その別個のテーブルにおいて測定したSIRに対応するCQI情報を選択する。ここで、別個のテーブルにおいては、測定したSIRが同じでも図2のCQIより小さいCQI情報が選択されるように、CQI情報とSIRとの対応関係が定義付けられているものとする。
CQIを小さくする第2の手法として、測定したSIRそのものを測定値より所定だけ小さい値に補正し、図2と同様のテーブルを参照することもできる。
以上のようにして、第1の手法又は第2の手法により、測定期間IIに対応するCQI情報IIは、小さい値に補正されて基地局に送信される。
更に、測定期間IIIについては、HS−SCCHの第4サブフレームにおいてこの移動局に対してHS−PDSCHの送信予告がないため、やはり何れの移動局に対してもHS−PDSCHの送信がなされていない(特別に受信環境が良好な)期間であった可能性があるため、測定期間IIにおけるCQI生成と同様にしてCQI情報を小さい値に補正し、補正後のCQI情報を基地局に送信する。
以上がCQI情報の生成方法1を用いる場合の説明である。次に、CQI情報の生成方法2を用いる場合について説明する。
・「CQI情報の生成方法2」
他の好適なCQI情報の生成方法として、以前に測定した受信環境やCQI情報を利用することも考えら得る。
例えば、測定期間Iについては、自局宛てにHS−PDSCHが送信されていることが認識できるので、制御部8は、図2のテーブルを参照して測定SIRに対応するCQIを生成し、送信処理部9へ与える。この際、制御部8は不図示の記憶部へ測定SIRもしくは生成したCQI情報を記憶しておく。CQIテーブルで特定したCQIにフラグを立てておいてもよい。
そして、測定期間IIについては、先に説明したように、HS−SCCH受信処理部5により、HS−PDSCHの送信が自局宛てに行なわれない期間が含まれることが検出されるので、制御部8は、記憶している(フラグのたっている)前回送信したCQI情報を読み出し、送信処理部9へ与える。
尚、記憶している情報が測定SIRである場合は、測定SIRを記憶部から読み出しして図2のテーブルを用いて対応するCQI情報を特定し、同様に送信処理部9へ与えることもできる。
測定期間IIIについても、同様に測定期間Iにおいて測定したSIRに基づいて生成されたCQI情報を送信処理部9へ与える。
以上のようにすれば、HS−PDSCHが自局宛てに送信されている期間で測定した測定結果に対応する直前のCQI情報を用いることで、適応変調に応じた受信が円滑行なわれることとなる。
尚、測定期間IIについては、移動局宛てのHS−PDSCHを送信している期間も含まれるため、測定期間IIにおける測定結果そのものを用いてCQI情報を生成して送信し、測定期間IIIについては、測定期間I又は測定期間IIにおける測定結果に対応するCQI情報を送信することとしてもよい。
このように、少なくとも自局に対してHS−PDSCHの送信が行なわれた期間における測定結果に基づいて生成されたCQI情報を、HS−PDSCHがいずれの移動局宛てにも送信されていない可能性のある期間に対応するCQI情報として適用することも可能である。
以上が、少なくとも自局に対してHS−PDSCHの送信が行なわれた期間における測定結果を、HS−PDSCHがいずれの移動局宛てにも送信されていない可能性のある期間に対応するCQI情報の生成に適用という形で反映させた例である。
もちろん、反映の他の方法として、以前に生成したCQI情報を今回のCQI情報として適用するだけでなく、両者のCQI情報の平均をとったり、重み付け合成後のCQIを用いることもできる。
また、以前に生成したCQI(SIR)情報を記憶する場合に、制御部8は、受信状態の変化を検出して、記憶しているCQI(SIR)情報を消去(用いない)こととすることもできる。
例えば、今回のCQI情報の生成までの時間が長時間経過した場合は、伝搬環境が変化しているものと推定され、記憶しているCQI情報の信頼性が低下すると考えられる。そこで、好ましくは、前回のCQI生成から所定時間経過したかどうかをタイマにおけるタイムアウトにより検出し、タイムアウトした場合は記憶してたCQI情報を用いない(消去する)こととしてもよい。この場合は、最新の測定期間におけるCQI情報を最新の測定期間におけるCQI情報として送信することが望ましい。
また、受信環境測定部4において、マルチパスにて受信されるパイロット信号の、各パスについての受信タイミングを不図示のサーチャ部で検出している場合には、所定値以上の相関が得られている総パス数が変化したこと、又は、サーチャ部において生成される遅延プロファイルの分散値が所定の値を超えたことを契機として記憶してたCQI情報を用いない(消去する)こととしてもよい。
また、この実施例では、HS−SCCHにおけるHS−PDSCHの送信予告を利用してHS−PDSCHの受信状態を評価したが、HS−PDSCH受信処理部6における受信処理結果(例えばCRCチェック結果)によって、HS−PDSCHの受信状態を評価することもできる。但し、CQI情報Iの送信を行なう際には、まだ測定期間Iの後半部分と送信タイミングが重なるHS−PDSCHのサブフレーム全体の受信が完了していないため、測定期間の前半部分についてのHS−PDSCHの受信状態の評価しかできないこととなる。しかし、全くHS−PDSCHの受信状態の評価をしない場合に対してエラーの発生が抑制される効果が得られることとなる。
・「HS−PDSCHの受信状態の他の評価方法」
先の例では、HS−PDSCHの受信状態をHS−SCCH受信処理部5の処理結果、HS−PDSCH受信処理部6の処理結果を用いて評価した。
ここでは、総送受信電力測定部7における測定結果を利用した評価方法について説明する。
総受信電力測定部7は少なくとも、受信環境測定期間(I、II、III)における総受信電力の測定結果をそれぞれ算出し、総受信電力が所定の基準よりも小さいかどうかを判定する。ここで、所定の基準よりも小さいと判定される場合は、HS−PDSCHの送信がなされていない可能性が高いこととなる。何故なら、HS−PDSCHは、高速の下りチャネルであり、CPICH等に対して送信電力が十分大きいからである。
従って、総受信電力が所定の基準を下回る場合は、HS−PDSCHが自局にも他の局に対しても送信されていないものとして、制御部8は、CQI値が小さくなるように補正するか、総受信電力が所定の基準を上まわる期間(又はHS−SCCHによる判定により自局宛てにHS−PDSCHを介してデータが送信されていた期間)に対応するCQI値を記憶しておき、記憶している直前のCQI値を送信するCQI値として適用する。
また、好ましくは、総受信電力測定部7は、HS−PDSCHの各サブフレームの先頭の前後について総受信電力を測定し、総受信電力が大幅に増加した場合は、HS−PDSSCHの送信状態が送信状態に変化したと判断して、対応する測定期間における測定値は有効として、図2のテーブルを参照して対応するCQI情報を読み出し、送信処理部9へ与える。一方、総受信電力が大幅に減少した場合は、HS−PDSSCHの送信状態が送信状態から送信停止状態に変化したと判断して、対応する測定期間におけるCQI情報の補正を行なう。
〔b〕第2実施形態の説明
第2実施形態では、受信環境の測定期間について工夫することでHS−PDSCHの受信状態を考慮したパラメータの生成を可能とする。
図1で説明したように、測定期間内には、HS−PDSCHの2つのサブフレームのそれぞれの一部が含まれている。一方のサブフレームの一部が測定期間の前半部分であり、他方のサブフレームの一部が測定期間の後半部分に相当する。
そこで、この実施例では、SIR測定部4は、測定期間を少なくとも前半の第1期間と後半の第2期間として定義する。尚、第1期間と第2期間はそれぞれ、1サブレームのちょうど半分ずつとする場合、1サブフレームの真中部分で重複を許す場合、1サブフレームの真中部分に隙間ができるようにする場合等が考えられる。
このように定義する場合には、受信環境測定部4は、測定期間全体にわたってSIRを平均化するのではなく、第1期間、第2期間でそれぞれSIRを算出し、それらを重み付け合成して制御部8に与えることとする。
ここで、重みは、小さい方のSIR測定値の影響度が、大きい方のSIR測定値の影響度より大きくなるように選択する。例えば、SIR測定値(大)の重み:SIR測定値(小)の重み=0.8:0.2、又は、1:0として合成する。
そして、制御部8は、重み付け合成後のSIRに基づいて図2のCQIテーブルを参照してCQI情報を特定し、送信処理部9を介して送信する。
以上が、第2実施形態の説明であるが、SIRが相対的に良好でない側は、HS−PDSCHが送信されている場合の受信状態と推定できるため、SIRが相対的に良好でない側の期間で測定したSIRの影響度を高めることでHS−PDSCHの受信状態に基づいてたパラメータの生成が制御部8によって実行されているといえる。
〔c〕第3実施形態の説明
第3実施形態では、無線基地局から移動局に対して、HS−PDSCHを介したデータ送信がいずれの移動局宛てにも行われないこと又はHS−PDSCHを介したデータ送信が通知先の移動局に限らず、いずれかの移動局宛てに行われること通知することとする。
図5は、通信装置(送信装置)としての無線基地局の構成図を示す。
図のように無線基地局は、制御部10、受信処理部26、送信処理部27、デュプレクサ28、アンテナ29を備えている。
制御部10は、無線基地局内の各ブロックの制御をするもので、受信処理部26からの受信データを処理し、また、送信処理部27へ送信データを与える機能も有する。
28は、デュプレクサで、共通のアンテナ29を利用するために設けられている。
受信処理部26は、図1で説明した上りのチャネル介して送信された信号の受信処理を行い、送信処理部27は下りのチャネルを介して信号を送信するための送信処理を行う。
さて、本発明では、制御部10は、移動局に対して、HS−PDSCHを介したデータ送信がいずれの移動局宛てにも行われないこと(第1の状態)又はHS−PDSCHを介したデータ送信が少なくともいずれかの移動局宛てに行われること(第2の状態)を通知するための通知データを送信処理部27へ与えて、下り信号として送信するように制御する。
好ましくはこの通知は、複数の移動局に対して通知が可能であるP−CCPCH等を介して送信する。更に好ましくは、図1におけるHS−PDSCHの送信の2スロット前又は1スロット前で送信する。移動局においてCQIの生成時に利用することができるのであれば他のスロットにて送信することも可能である。
一方、係る通知を図3では不図示のP−CCPCH受信処理部で受信処理した移動局は、この通知に基づいて受信環境測定部4におけるSIRの測定結果を補正する。
即ち、通知により、制御部8は、第1の状態を検出すると、SIR測定値を小さい値に補正し、補正後のSIRから図2のテーブルを参照してCQIを求めて、送信処理部9から求めたCQI情報を送信するように制御する。もちろん、測定したSIRに対応するCQIをテーブルを利用して求め、求めたCQIを小さいCQIに補正することもできる。
このように、先の実施例において、HS−PDSCHの受信状態を推定する手法として、通知を用いることもできる。受信状態の推定以外の動作については先の実施例のCQI補正動作に従えばよい。
以上のようにすることで、HS−PDSCHの受信状態が精度高く評価できることとなる。
〔d〕第4実施形態の説明
この実施例では、無線基地局は、自分自身がHS−PDSCHの送信状態を考慮して適応変調制御を行うこととする。即ち、無線基地局の制御部は、HS−PDSCH各サブフレームについて送信を行うかどうかを把握しているわけであるから、移動局から受信したCQIがHS−PDSCHの送信を行った期間(第1期間)に測定された受信環境に基づいて生成されたか、HS−PDSCHの送信を行っていない期間(第2期間)に測定された受信環境に基づいて生成されたかの相異に基づいて受信したCQI情報を補正し、補正後のCQI情報に基づいて適応変調制御を行うのである。
具体的には、図5の制御部10は、受信処理部26で受信したCQI情報が、第1期間で測定された受信SIRに基づいて生成されたものか、第2期間で測定された受信SIRに基づいて生成されたかどうかを判定する。図1で説明したように、CQI情報は、CQI情報の送信タイミングから所定スロット前の所定期間(4スロット前から1スロット前までに期間)で測定されたSIRに基づくものであることが明らかであるから、制御部10は、その所定期間におけるHS−PDSCHの送信状態がどうであったかの履歴をチェック(HS−PDSCHの送信履歴は記憶しておく)する。
制御部10は、履歴から、受信したCQIが第1期間で測定された測定結果に基づくものであると判定した場合は、そのCQIに従って適応変調を行う。一方、受信したCQIが第2期間で想定された測定結果に基づくと判定した場合は、受信CQIより小さいCQIに補正し、補正後のCQIに従って適応変調制御を行う(移動局からの受信CQIそのものに従う場合よりも、伝送速度が低下する方向に制御する)。もちろん、制御部10は、HS−SCCHで移動局に通知するデータも、補正後のCQIに従った適応変調制御に対応させたものに設定して、送信処理部27から送信する。
更に、好適には、第制御部10は、1期間に測定された測定結果に基づくCQIであると推定された最新のCQI(第1CQI)と第2期間に測定された測定結果に基づくCQIであると推定された最新のCQI(第2CQI)をそれぞれ別個に、かつ、移動局毎に記憶しておく。
そして、対応する移動局に対してHS−PDSCHの送信を行う場合には、第1CQI、第2CQIのうち、送信しようとしているHS−PDSCHの状態にできるだけ近いHS−PDSCHの送信状態であった期間に対応するCQIを採用して適応変調制御を行うのである。即ち、送信しようとしているHS−PDSCHが1つの移動局宛てだけの場合は、第2CQIを適用し、送信しようとしているHS−PDSCHが2又はそれ以上の移動局宛ての場合は、第1CQIを適用することも可能である。
もちろん、好ましくは第1CQI、第2CQIに限らずHS−PDSCHの送信状態を2又は3種類以上定義し、各状態毎にCQI値を対応させて記憶しておくことで、更に精度よく適応変調制御を実行することができる。
尚、状態の種類としては、その移動局のみに対してHS−PDSCHの送信を行った、その移動局と他のN(自然数)個の移動局に対してHS−PDSCHの送信を行った、トータル送信パワーがNランク中、第M位(Mは以上N以下)であった、他の下り又は上りの個別チャネルのトラフィックがNランク中、第M位(Mは以上N以下)であった、他の下り又は上りの共通チャネルのトラフィックがNランク中、第M位(Mは以上N以下)であった等が代表例として挙げら得る。
以上のように、種々の実施例について説明したが、適応変調制御を行う送信装置と送信装置からの信号を受信する受信装置とを備えた無線通信システムにおいて、送信装置が適応変調制御により送信する信号の送信状態に基づいて、送信装置が適応変調制御を行うようにしたという点において全ての実施例は共通するものである。
最後に図6に、基地局の構成について詳細図を用いて説明しておく。尚、特に受信処理部26と、送信処理部27のHSーPDSCHの送信処理部分(11〜25)をとりあげて詳しく説明しておく。
図において、10はHS―PDSCHを介して送信する伝送データ(1サブフレーム内で送信するデータ)を順次出力するとともに各部(11〜26等)の制御を行う制御部を示す。HS−PDSCHは、共通チャネルであるから、順次出力される伝送データは、それぞれ異なる移動局宛てであることが許容される。
11は、順次入力される伝送データ(同じ無線フレーム内で送信するデータ)に対してCRC演算を行い、この伝送データの最後尾にCRC演算結果を付加するCRC付加(CRC attachment)部、12は、CRC演算結果が付加された伝送データに対して、ビット単位でスクランブルをかけることで、送信データにランダム性を与えるビットスクランブル(Bit scrambling)部を示す。
13は、次に行うチャネル符号化において、符号化の対象とするデータ長が長くなりすぎることで、受信側の復号器の演算量が増大することを防止する等の目的から、入力されたビットスクランブル後の伝送データが、所定のデータ長を超える場合に、分割(例えば、2等分)する符号ブロック分割(Code block segmentation)部を示す。図では、入力データ長が所定のデータ長を超えており、2等分(第1データブロック、第2データブロックに分割)した場合の出力を示している。もちろん分割数として2以外の分割数とする例も考えられるし、また、等分ではなく、異なるデータ長に分割する例も考えられる。
14は、分割された各データについてそれぞれ、別個に誤り訂正符号化処理を施すチャネル符号化(Channel coding)部を示す。尚、チャネル符号化部14としては、前述のターボ符号器を用いることが望ましく、ここでもターボ符号器を用いることとする。
従って、その第1の出力は、先に説明したように、第1ブロックについて、符号化対象のデータと同じデータである重要な組織ビット(U)と、組織ビット(U)を畳み込み符号化して得られる第1冗長ビット(U’)と、組織ビットをインタリーブ処理してから同様に畳み込み符号化して得られる第2冗長ビット(U’’)とが含まれる。同様に、第2の出力には、第2ブロックについての組織ビット(U)、第1冗長ビット(U’)、第2冗長ビット(U’’)が含まれる。
15は、チャネル符号化部14(ターボ符号器)からシリアル入力された第1ブロック及び第2ブロックの各組織ビット(U)、第1冗長ビット(U’)、第2冗長ビット(U’’)をそれぞれ分離して出力するビット分離(Bit separation)部を示す。尚、第2ブロックについても同様のため、第1ブロックに対応する出力だけ図示している。
16は、入力されたデータ(複数のブロックに分割している場合は、分割されたブロックのデータの全て)が、後段のバーチャルバッファ部17の所定の領域に収まるデータ量となるように、入力データに対してパンクチャ処理(間引き)等のレートマッチング処理を行う第1レートマッチング(1st rate matching)部を示す。
第1レートマッチング部16は、最初の送信や、特定の再送信でない場合は、第1のパターンにより、レートマッチングを行う。この場合のレートマッチング後のデータ量は、データを受信する移動局が有するH−ARQを実現するためのメモリ(後述するメモリ31)と同じ(若しくは、以下の)容量に設定することが望ましい。例えば、移動局が発呼時に移動局の能力に関する情報を基地局に送信し、基地局の制御部10は、受信した能力に関する情報に基づいて移動局のH−ARQ用のメモリの容量を認識し、第1レートマッチング部、バーチャルバッファ部17にその認識した容量を通知、設定する。
17は、制御部10により、送信対象の移動局の受信処理能力に応じた領域を設定され、その領域内に、第1レートマッチング部16により、レートマッチング処理されたデータを格納するバーチャルバッファ(Buffer)部を示す。
18は、制御部10により、指定された1サブフレーム内に収納可能なデータ長に調整するための第2レートマッチング(2nd rate matching)部を示し、パンクチャ処理(間引き)、レピテション処理(繰り返し)を施すことで、指定されたデータ長となるように、入力されたデータのデータ長を調整する。
尚、HS−PDSCHにおいては、変調方式、拡散率、コード数(チャネル数)等のパラメータが可変なため、同じ長さのサブフレームであっても、収納できるビット数は一定ではなく、制御部10は、パラメータに応じたビット数を1サブフレームに収納可能なデータ長として第2レートマッチング部18に通知する。また、制御部10は、例えば再送を行う毎にレートマッチングのパターンを変更する場合には、変更後のパターンを第2レートマッチング部18へ通知する。
19は、第2レートマッチング部19からのデータを複数のビット列に配置するビット収集(Bit collection)部を示す。即ち、第1ブロックのデータと、第2ブロックのデータとを所定のビット配置方法により配置することで、それぞれ位相平面上における信号点を示すための複数のビット列を出力する。尚、この実施例では、16値QAM変調方式を用いるため、ビット列は4ビットで構成される。もちろん他の多値変調方式(例えば8相PSK等)を用いる例も考えられる。
20は、制御部10により通知された拡散符号の数(コード数)と同じ数の系統に、ビット列を分割して出力する。即ち、送信パラメータにおけるコード数がNの場合、入力されたビット列を順に1〜Nの系統に振り分けて出力する物理チャネル分割(Physical channel segmentation)部を示す。
21は、N系統のビット列のそれぞれに対して、インタリーブ処理を施して出力するインタリーブ(Interleaving)部を示す。
22は、入力された各ビット列に対してビット列内でのビットの再配置が可能なコンスタレーション再配置(Constellation re-arrangement for 16 QAM)部を示す。例えば、最初の送信時においては、入力された各ビット列をそのまま素通しで出力し、先に説明したH−ARQにおける再送時に、ビットの再配置を行うようにすることもできる。ビットの再配置としては、例えば、上位ビットと下位ビットを入れ替えるなどの処理であり、複数のビット列について同じ法則でビット入れ替えを行うことが好ましい。尚、再送時のもそのまま素通しすることもできる。
23は、後段のN系統のビット列を、後段の拡散処理部24の対応する拡散部に振り分ける物理チャネルマッピング(Physical channel mapping)部を示す。
24は、複数の拡散部を備え、それぞれ、N系統の各ビット列に基づき対応するI、Qの電圧値を出力し、それぞれ異なる拡散コードにより拡散処理を施して出力する拡散処理(Spreading)部を示す。
25は、拡散処理部24により拡散された各信号を合成し、これに基づいて、例えば16値QAM変調方式等の振幅位相変調を施し、無線信号に周波数変換してからアンテナ側に出力して無線信号として送信可能とする変調(Modulating)部を示す。
26は、受信部を示し、HS−DPCCH等を介して受信した移動局からの信号を受信し、ACK信号、NACK信号、CQI情報等を制御部10に与える。
HSDPAにおけるチャネル構成を示す図である。 CQIテーブルの例を示す図である。 本発明に係る通信装置(移動局)を示す図である。 CQI生成の説明図を示す。 本発明に係る無線基地局を示す図である。 本発明に係る無線基地局の詳細を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 デュプレクサ
3 復調部
4 受信環境測定部
5 HS−SCCH受信処理部
6 HS−PDSCH受信処理部
7 総受信電力測定部
8 制御部
9 送信処理部
10 制御部
26 受信処理部
27 送信処理部
28 デュプレクサ
29 アンテナ

Claims (5)

  1. 適応変調制御を行う送信装置に対して該適応変調制御に用いるパラメータを送信する通信装置において、
    受信環境を測定する測定部と、
    該測定の結果と前記測定の期間内における所定のチャネルの受信状態とに基づいて前記パラメータを生成するパラメータ生成部と、を備え
    前記パラメータ生成部は、前記測定の期間内において前記所定のチャネルが少なくとも自装置宛てに送信されている場合に生成するパラメータが示す伝送速度に対して、前記所定のチャネルがいずれの移動局宛てにも送信されていない場合に生成するパラメータが示す伝送速度が、より低速な伝送速度となるようにする、
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記所定のチャネルの受信状態に基づく前記パラメータの生成を、前記測定部における測定期間を第1期間と第2期間に分けて、それぞれの期間で測定した測定結果を重み付け合成することで実現することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記所定のチャネルの受信状態は、前記測定の期間内に、前記所定のチャネルが自装置宛に送信されたか否かに基づいて判定することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記所定のチャネルの受信状態は、前記測定の期間内に前記所定のチャネルが送信されていない期間が含まれるか否かの推定に基づいて判定することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記推定を、総受信レベルまたは総受信パワーに基づいて判定することを特徴とする請求項記載の通信装置。
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