JP4431324B2 - 無線通信端末、無線通信システム並びに動作制御プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

無線通信端末、無線通信システム並びに動作制御プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリア以外の電波を送受信して無線通信を行う通信機能を備える携帯電話機等の無線通信端末、無線通信システム並びに動作制御プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体に関し、詳細には、情報配信装置からキャリア以外のネットワークを使用して情報を取得する無線通信端末を有する情報配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
セルラシステムの自動車電話、携帯電話に代表される移動体通信は、近年普及の一途にあり、PDA(Personal Digital Assistants)機能付き等の多機能携帯電話機もますます普及するものと考えられる。
【0003】
キャリア以外のローカルネットワークにアクセスできるシステムとして無線LANやBluetooth、UWB(Ultra Wideband)が使用される。無線LANは、無線LAN機能を持つ携帯ノート型パソコン、PDAなどの携帯情報端末に幅広く用いられている。より低消費電力が要求される携帯電話機では、Bluetooth,UWBなどの小電力近距離双方向無線通信方式が注目されている。Bluetoothは、マスタ(サーバ)とスレーブ(クライアント)との間で近距離の双方向無線通信を行うシステムであり、地球上のどこでも機器間の通信を可能にするため、全世界で使える2.4GHz周波数帯を使用する。現在の規格での通信速度は1Mbpsであり、将来的には10Mbpsへのバージョンアップを計画している。実質的なチャネルのレートは、3チャンネルまでの同期音声通信、または1チャンネルで音声とデータの同時通信が可能。非同期チャネルでは、721Kbpsの双方向接続と57.6Kbpsの戻り方向接続、または432.6Kbpsでの対称リンクをサポートしている。
【0004】
Bluetoothを搭載した携帯端末として、例えば特許文献1では、携帯端末から所望のコンテンツを伝送するようにBluetoothで情報ダウンロードサーバに要求し、情報ダウンロードサーバから暗号化を施した情報をBluetoothで携帯端末に送信する。また、特許文献2では、店舗毎に設置された情報発信機1と、前記店舗の近傍において前記情報発信機1が配信する情報を受信する携帯端末2とからなり、前記情報発信機1と前記携帯端末2との間でBluetoothにより情報コンテンツの配信を行う情報配信システムが開示されている。さらに、特許文献3では、サーバ側Bluetooth機器は、クライアント側Bluetooth機器とのコネクションが確立した際、配信情報データベースに記憶されている配信情報をクライアント側Bluetooth機器へ配信する情報配信システムが開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−77130号公報(図1)
【特許文献2】
特開2002−84570号公報(図1)
【特許文献3】
特開2001−339408号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話のネットワークは高速に移行する段階(2Gから3G)にあり、高速化によって高速大容量情報いわゆるリッチコンテンツの流通も可能となっている。
しかしながら、3Gに代表される高速大容量通信であってもリッチコンテンツを流通させるためには以下のような問題が発生する。
▲1▼情報量が大きいためパケット費用が高い。
▲2▼情報量が大きいためダウンロード(DL)に費やす時間が長い。
▲3▼ユーザ集中時の品質を保つために基地局の設備投資が大きくなる。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、パケット費用やダウンロード(DL)に費やす時間を抑制することができ、適切にリッチコンテンツを流通させることができる無線通信端末、無線通信システム並びに動作制御プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線通信端末は、キャリア網を用いたグローバルネットワークと、前記キャリア網以外のローカルネットワークとの少なくともいずれか1つに接続され、情報配信装置から前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークを使用して情報を取得する無線通信端末であって、前記情報配信装置から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合に前記ローカルネットワークにアクセスするように制御する制御手段を備えることを特徴としている。
また、前記情報の量は、データ量、ダウンロード時間、又はパケット価格により設定されるものであってもよい。
【0009】
前記配信情報にダウンロードのアクセス先を示すタグを付与し、前記制御手段は、前記配信情報に前記タグが付与されていないとき、前記情報配信装置から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合に前記ローカルネットワークにアクセスすることがより好ましい。
【0010】
前記配信情報にダウンロードのアクセス先を示すタグを付与し、前記制御手段は、前記タグに基づいて、前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークにアクセスすることがより好ましい。
【0011】
さらに、前記制御手段は、前記ローカルネットワークに接続されるアクセスポイント内にあることを判別し、前記アクセスポイント内にあるとき、前記ローカルネットワークにアクセスするものであってもよい。
【0012】
さらに、ユーザにダウンロードすることを確認する確認手段を備え、前記制御手段は、前記確認手段の確認に基づいて前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークにアクセスするものであってもよい。
【0013】
また、より好ましい具体的な態様として、前記ローカルネットワークは、Bluetooth、UWB、又は無線LANを使用したネットワークである。
また、より好ましい具体的な態様として、前記無線通信装置は、携帯電話機、PHS、携帯情報端末、又はFWA端末である。
【0014】
本発明の情報配信システムは、情報を配信する情報配信装置と、キャリア網を用いたグローバルネットワークと前記キャリア網以外のローカルネットワークとの少なくともいずれか1つに接続され、前記情報配信装置から前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークを使用して情報を取得する無線通信端末とを有する情報配信システムであって、前記情報配信装置から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合に前記ローカルネットワークにアクセスするように制御する制御手段を備えることを特徴としている。
【0015】
前記情報の量は、データ量、ダウンロード時間、又はパケット価格により設定されるものであってもよい。
前記配信情報にダウンロードのアクセス先を示すタグを付与し、前記制御手段は、前記配信情報に前記タグが付与されていないとき、前記情報配信装置から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合に前記ローカルネットワークにアクセスすることがより好ましい。
【0016】
前記配信情報にダウンロードのアクセス先を示すタグを付与し、前記制御手段は、前記タグに基づいて、前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークにアクセスすることがより好ましい。
【0017】
さらに、前記制御手段は、前記ローカルネットワークに接続されるアクセスポイント内にあることを判別し、前記アクセスポイント内にあるとき、前記ローカルネットワークにアクセスするものであってもよい。
【0018】
さらに、ユーザにダウンロードすることを確認する確認手段を備え、前記制御手段は、前記確認手段の確認に基づいて前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークにアクセスするものであってもよい。
【0019】
また、本発明は、情報を配信する情報配信装置と、キャリア網を用いたグローバルネットワークと前記キャリア網以外のローカルネットワークとの少なくともいずれか1つに接続され、前記情報配信装置から前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークを使用して情報を取得する無線通信端末とを有する情報配信システムであって、前記情報配信装置から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合に前記ローカルネットワークにアクセスするように制御する制御手段をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0020】
さらに、本発明は、情報を配信する情報配信装置と、キャリア網を用いたグローバルネットワークと前記キャリア網以外のローカルネットワークとの少なくともいずれか1つに接続され、前記情報配信装置から前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークを使用して情報を取得する無線通信端末とを有する情報配信システムであって、前記情報配信装置から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合に前記ローカルネットワークにアクセスするように制御する制御手段をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な無線通信端末及び無線通信システムの実施の形態について詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態の無線通信システムの基本構成を示す図である。無線通信システムとして、無線通信端末とネットワークを介して接続されるサービスサーバとからなる無線通信システムに適用した例である。
【0023】
図1において、10は無線通信を行う携帯電話機/PHS(Personal Handy-Phone System)や携帯情報端末(以下、PDA(Personal Digital Assistants)という)などの無線通信端末であり、無線通信端末10はキャリア以外のネットワークを使った情報配信サービスとしてBluetoothサービスを受信可能なBluetooth送受信機能を備える。図1では、無線通信端末10として携帯電話機を例に採っている。
【0024】
無線通信システムは、キャリアサーバ1と、キャリアサーバ1に接続される専用回線からなるキャリア網2と、キャリア網2に接続される携帯電話機の複数の基地局3、基地局3と無線通信を行うとともにBluetooth送受信機能を備える複数の携帯電話機10(無線通信端末)と、情報配信サービスのためのサーバ4(情報提供装置)、高速専用通信回線5を通して情報配信サービスサーバ4に接続されるBluetooth送受信のための複数のアクセスポイントAP(Access#Point)6と、情報配信サービスサーバ4とキャリアサーバ1とを接続するインターネット又は専用回線からなるネットワーク網7とを備えて構成される。
【0025】
アクセスポイントAP(Access#Point)6は、例えばコンビニエンスストア,ファミリーレストラン,レコード店,ガソリンスタンドなど各種店舗のレジスタ(金銭登録機)に設置され、高速専用通信回線5を通して情報配信サービスサーバ4に接続される。本実施の形態では、アクセスポイントAP6をレジスタに設置した例であるが、これは一例にすぎず、レジスタ以外のアクセスポイントAPでもよいことは言うまでもない。ここでは、アクセスポイントAP6aは、コンビニエンスストアに設置されたレジスタであり、エリアAがそのBluetoothによるローカルネットワーク使用可能エリアである。同様に、アクセスポイントAP6bは、ファミリーレストランに設置されたレジスタによるローカルネットワーク使用可能エリアBを、アクセスポイントAP6cは、レコード店に設置されたレジスタによるローカルネットワーク使用可能エリアCを、アクセスポイントAP6dは、ガソリンスタンドに設置されたレジスタによるローカルネットワーク使用可能エリアDをそれぞれ形成する。
【0026】
キャリアサーバ1は、基地局3をキャリア網2で結ぶキャリアのネットワーク上のサーバである。キャリアサーバ1は、キャリアのサーバとしての機能のほかに、携帯電話機10の発する情報から現在位置の情報に変換して基地局3を介して携帯電話機10に送信する機能を有する。さらに、キャリアサーバ1は、Bluetooth利用による料金のディスカウントサービス機能を有するサービスサーバ80を備える(図5により後述する)。
【0027】
キャリア網2及び/又はネットワーク網7は、移動体通信網、公衆電話網、LANやインターネットなどから構成するネットワークであり、有線系又は無線系などネットワークの種類とプロトコルの種類は特に問わない。また、キャリア網2のアクセス回線としてはFTTH(Fiber To The Home)、HFC(Hybrid Fiber Coax:光同軸ケーブル)、及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)/VDSL(Very high data rate Digital Subscriber Line)等の大容量回線が利用可能である。
【0028】
基地局3は、複数の携帯電話機10からの電波をアンテナを経由して送受信し、キャリア網2を通じてキャリアサーバ1に接続される。キャリア網2及び基地局3は、携帯電話機10において情報の送受信を行う際に、自端末と相手端末を接続する。
【0029】
情報配信サービスサーバ4は、携帯電話機10からの要求に従い、コンテンツデータベース63(図4により後述する)に蓄積されたデータを、高速専用通信回線5及びアクセスポイントAP(Access#Point)6通して携帯電話機10に配信する。
【0030】
図1では、1つの携帯電話機10と2つの基地局3、4つのアクセスポイントAP6を図示しているが、任意の数の携帯通信端末と基地局及びアクセスポイントAPで構成することが可能であり、また、携帯電話機10の種類はどのようなものでもよい。
【0031】
携帯電話機10は、キャリア以外のネットワークに接続可能な携帯端末であればよく、上記携帯電話機に限らず、PHSやPDAなどの携帯情報端末でもよい。また、PCMCIAカード,CFカード形状のBluetooth接続装置など、形態は限定されない。さらに、キャリア以外のローカルネットワークにアクセスできるシステムとしてBluetoothには限定されず、UWBや無線LANでもよい。また、FWA(Fixed Wireless Access)端末のような、使用場所を移動することが可能な無線通信端末も含まれる。
【0032】
図2は、上記携帯電話機10の構成を示すブロック図であり、カメラ付き携帯電話機の無線通信端末に適用した例である。
図2において、カメラ付き携帯電話機10(無線通信端末)は、本装置全体を制御するCPUからなる主制御部21(制御手段)、制御プログラムや固定データ等を記憶するROM,CPUの作業用記憶領域であるRAM等の半導体メモリ及びハードディスクなどからなり受信又は入力された文字情報、画像情報、音声信号を記憶する記憶部22、キャリア用無線通信を行うためのアンテナ23、電波を送受信して無線通信を行うRF無線部24、RF無線部24を制御する通信制御部25、RF無線部24及び各モジュールに電源を供給する電源部26、電源部26を制御する電源制御部27、Bluetooth用無線通信を行うためのアンテナ28、電波を送受信して無線通信を行うBluetooth無線部29、Bluetooth無線部29を制御するBluetooth通信制御部30、自端末の現在位置情報を取得する位置情報取得部31、音声を入力するためのマイク32、着信音や受話,キープッシュ音等を鳴らすスピーカ33(確認手段の一部)、受信信号及びマイク32からの入力音声信号をデジタル信号処理する音声コーデックを備える通話制御部34、操作のためのガイダンスや受信情報をカラー表示する液晶パネルからなる表示部35(確認手段の一部)、表示部35を駆動制御する表示制御部36、ユーザからのキー操作情報を入力生成する操作部37(確認手段の一部)、対象となる画像情報を入力するカメラからなる撮像部38、及び撮像部38を制御する撮像制御部39を備えて構成される。
【0033】
主制御部21は、マイクロコンピュータ等により構成され、装置全体の制御を行うとともに、RF無線部24の動作状態を制御する通信制御部25、Bluetooth無線部29の動作状態を制御するBluetooth通信制御部30、RF無線部24及び/又はBluetooth無線部29の通電を制御する電源制御部27、記憶部22、位置情報取得部31、通信制御部34、表示制御部36、操作部37、及び撮像制御部39の動作を制御する。
【0034】
記憶部22は、ROM、RAM及び電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM(electrically erasable programmable ROM)であり、主制御部21のプログラム、通信制御データ、さらにカメラ付き携帯電話機10の撮像データ等の種々のデータを記憶する。
【0035】
ROMは、主制御部21が動作する際に必要なプログラム、通信制御データ等の固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリである。RAMは、通信に関するデータ、演算に使用するデータ及び演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリとして使用される。携帯電話機10で処理されるプログラムは、このRAMに展開されて実行される。また、RAMの一部は、電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM(electrically erasable programmable ROM)からなり、EEPROMに書き込むプログラムを変えることによって、特に携帯電話機10における各種の仕様を変更することができる。すなわち、最近ではシステム開発のデバッグごとにマスクROMを変更する時間損失を回避するため、プログラムROMを不揮発性メモリ、例えばEPROM,EEPROMとし、プログラム開発・修正時間の短縮の大幅な短縮を図っている。また、プログラムをダウンロードしてEEPROMのプログラム内容を書き換えるようにすれば機能のアップグレードや機能の変更を容易に行うことが可能になる。
【0036】
通信制御部25は、無線移動通信網との通信を行うための機能部であり、マイク32から入力された音声信号を送受信無線周波数(RF)に変調してアンテナ23から輻射する送信機、アンテナ23からの送受信無線周波数(RF)帯の信号を受信する受信機、多重化された信号を変調し、変調された信号を送受信機に出力するとともに、送受信機により無線受信された信号を復調する変復調部、パワーアンプ等からなる。RF無線部24は、上記送受信機を構成する。
アンテナ28は、Bluetooth通信制御部30により変換した信号を送信したり、外部から電波を受信する。本アンテナ28もBluetooth通信用である。
【0037】
Bluetooth通信制御部30は、信号の拡散や変調、フィルタリング等の処理を行うもので、主に極超短波(SHF)によるスペクトル拡散方式を使用し、低出力での半径数十mの範囲での通信を行う。例えば、2.4GHz帯の周波数を使いスペクトル拡散を用いた多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)通信方式を使用する。
【0038】
Bluetooth無線部29は、ユーザデータ又はユーザプロファイルを極超短波(SHF)に変調してアンテナ28から輻射する送信機、アンテナ28からの送受信極超短波(SHF)の信号を受信する受信機等からなる無線部と、多重化された信号を変調し、変調された信号を無線部に出力するとともに、無線部により無線受信された信号を復調する変復調部とから構成される。
【0039】
上記Bluetooth無線部29及びBluetooth通信制御部30は、キャリア用の通信制御部25とは使用周波数帯や変調方式等が異なるため別個の無線制御部を設ける必要がある。Bluetooth通信制御部30は、携帯電話機用であるが汎用的な無線通信システムにすることも可能である。
【0040】
位置情報取得部31は、基地局3及びネットワークを介してキャリアサーバ1と情報の送受信を行い、接近確認から自端末の現在位置情報を取得する。あるいは、位置情報取得部31は、例えば位置情報の電波をGPS(Global Positioning System)衛星等から受信するGPSアンテナを備え、GPSアンテナを介して受信した情報より、現在位置情報を、緯度/経度の2つのパラメータとして算出するGPS機能により位置情報を取得する。
【0041】
通話制御部34は、内部の音声コーデックにより受信信号及びマイク32からの入力音声信号をデジタル信号処理する。マイク32からの入力音声信号は、図示しない増幅器で必要に応じて入力音声信号の増幅処理が行われる。この音声コーデックは、デジタル信号処理された受信信号をこの増幅器で必要に応じて増幅処理を行ってスピーカ33によって音声出力する。また、通話制御部34は、通話回線からのエコーを消去するためのエコーキャンセラを制御するエコーキャンセラを備えている。
【0042】
表示部35は、ドットマトリクス構成のカラー表示可能なLCDディスプレイ,バックライトであるPDP,EL及び各ドライバ等で構成される。例えば、待機時には時刻が表示され、また通話時には通話相手の電話番号や通話時間が表示される。また、必要に応じて表示用照明(バックライト)が点灯又は点滅する。
【0043】
操作部37は、着信,発信,電話機能切り替え,動作決定等を行う電話機能キー、各種機能を切り替えるためのモードキー、上下左右の方向に選択対象を移動させるカーソルキー、カメラの入力を決定するシャッターボタンであるシャッターキー、及び電話番号の入力等ダイヤルするためのメンブレンキー(Membrane key)からなるダイヤルキーから構成される。
【0044】
撮像部38は、携帯電話機10に内蔵された例えば34万画素のCCD(Charge Coupled Device)(エリア型固体撮像素子)カメラである。撮像部38は、単焦点レンズを有し、通常撮影時とマクロ撮影時とで焦点深度が切換えられる。
【0045】
図3は、上記アクセスポイントAP6が設置されるレジスタ(金銭登録機)の通信部の構成を示すブロック図である。
図3において、レジスタ40は、本装置全体及びドロア等を制御するCPUからなる主制御部41、制御プログラムや固定データ等を記憶するROM,CPUの作業用記憶領域であるRAM等の半導体メモリなどからなり売上データ,演算に使用するデータ及び演算結果を記憶する記憶部42、キャリア用無線通信を行うためのアンテナ43、電波を送受信して無線通信を行うRF無線部44、RF無線部44を制御する通信制御部45、各モジュールに電源を供給する電源部46、電源部46を制御する電源制御部47、Bluetooth用無線通信を行うためのアンテナ48、電波を送受信して無線通信を行うBluetooth無線部49、Bluetooth無線部49を制御するBluetooth通信制御部50、高速専用通信回線5を通して情報配信サービスサーバ4に接続するための回線インタフェース51、受信情報をカラー表示する液晶パネルからなる表示部52、表示部52を駆動制御する表示制御部53、及びキー操作情報を入力生成する操作部54を備えて構成される。
【0046】
また、図示は省略するが、レジスタ40は、記憶部42に記憶された一登録分メモリ、小計メモリ等の各種データをジャーナル用紙及びレシート用紙に印字する印字部、現金を収納し現金/預かり金キー等が操作された際に開放されるドロアがそれそれ接続されている。
【0047】
また、操作部54には、そのキーボード上に置数キー、PLUキー、現金キー、その他のファンクションキー等の操作キーが設けられているほか、「設定(P)」、「登録(REG)」、「電源オフ(OFF)」、「点検(X)」、「精算(Z)」の各モードに指定するモードスイッチMSが設けられている。
【0048】
上記アンテナ43、RF無線部44、通信制御部45、電源部46、電源制御部47、アンテナ48、Bluetooth無線部49及びBluetooth通信制御部50は、図2で説明した携帯電話機10の対応する各部と同様の構成であるため説明を省略する。
また、上記アンテナ43、RF無線部44及び通信制御部45は、キャリアにアクセスしない場合には省略が可能である。
【0049】
図4は、情報配信サービスサーバ4の構成を示すブロック図である。
図4において、情報配信サービスサーバ4は、サーバ全体の制御及び情報配信機能、携帯電話機10ユーザからの要望を把握して提供情報を作成し、該情報を提供するサービス提供処理を実現するコンピュータからなる主制御部61と、高速専用通信回線5を通してアクセスポイントAP6(AP6a,AP6b,AP6c,AP6d)に接続しデータの送受信を行うための回線インターフェース62と、音楽情報や画像情報などの各種提供コンテンツを蓄積するコンテンツデータベース63、情報を表示する液晶パネルからなる表示部64と、表示部64を駆動制御する表示制御部65、及びキーボードやマウス等のポインティングデバイスからなり操作情報を入力生成する操作部66を備えて構成される。
【0050】
コンテンツデータベース63は、キャリア以外のネットワークを使った情報配信サービスを実現するための各種コンテンツを蓄積するデータベースであり、アクセスポイントAP6からの管理情報を蓄積する管理データベースから独立して構成し、データリンクにより連携するものでもよい。
【0051】
図5は、キャリアサーバ1の構成を示すブロック図である。
図5において、キャリアサーバ1は、キャリア又はその手続を代行する事業者であり、キャリア網2に接続され、キャリア網全般を制御するメインサーバ70と、インターネット又は専用回線からなるネットワーク網7に接続され、各種サービス(ここではBluetooth利用による料金のディスカウントサービス)機能を有するサービスサーバ80とを備え、メインサーバ70とサービスサーバ80とはデータを授受して連携動作が可能である。
【0052】
メインサーバ70は、キャリア全体の制御及び位置送信処理を実現するコンピュータからなる主制御部71、キャリア網2に接続するための回線インターフェース72、サービスサーバ80との間でデータを送受信するデータ送受信部73、加入者の電話番号や属性、関連情報等の顧客管理情報を蓄積する管理データベース(DB)74、位置情報提供を行うための位置情報データベース75を備えて構成される。この管理データベース74は、キャリアサービスを実現するための各種パラメータを蓄積する設定データベースと、顧客管理情報を蓄積する管理データベースとを独立して構成し、データリンクにより連携するものでもよい。また、位置情報データベース75は、メインサーバ70の外部にあってデータリンクにより連携するものでもよい。位置情報データベース75は、携帯電話機10の位置情報取得部31と共に、携帯電話機10の現在位置情報を検出する位置位置検出手段の一部を構成する。
【0053】
サービスサーバ80は、サーバ全体を制御するコンピュータからなる制御部81(制御手段)、ネットワーク網7に接続され、例えばインターネット上のURL(Uniform Resource Locators)にアクセスされたデータを送受信する通信インタフェース82、メインサーバ70との間でデータを送受信するデータ送受信部83、及び情報提供する情報の、データ量/時間/価格を蓄積する課金データベース(DB)84を備えて構成される。
【0054】
制御部81は、情報配信サービスサーバ4から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合にBluetooth利用によるローカルネットワークにアクセスするように制御する。
【0055】
課金データベース(DB)84の構築はどのようなものでもよく、例えば、情報配信するデータ量、ダウンロード時間、又はパケット価格を一覧表として保存し、ある一定の基準値を超える場合にその情報を出力する構成とする。また、データ量優先、ダウンロード時間優先の選択や時間帯割引情報などが付加されたものでもよい。
【0056】
図6は、Bluetoothを使用したローカルネットワークで用いられるコンテンツデータ90の構造を示す図である。図6において、データ構造フォーマットは、ヘッダ91、タグ(Tag)92、データ93からなる。タグ92は、ダウンロードのアクセス先を示すものである。このタグ92に基づいて、Bluetooth利用によるグローバルネットワークとキャリア網2によるローカルネットワークのいずれかにアクセスすることができる。
【0057】
ここで、本実施の形態では、キャリアサーバ1のサービスサーバ80の制御部81が、配信される情報の量が一定の基準値を超える場合にローカルネットワークにアクセスする制御を行う態様を示しているが、同様の機能を持つ制御手段であれば、情報配信システム上のどこに設置されていてもよい。例えば、キャリアサーバ1とは独立したサーバに設置されていてもよく、情報配信サービスサーバ4が本制御手段を備えるものでもよい。あるいは、携帯電話機10などの無線通信端末が本制御手段を備えるものでもよい。なお、この場合は図2の携帯電話機10の主制御部21が本制御手段としての機能を持つことになる。
【0058】
以下、上述のように構成された情報配信システムの動作を説明する。
前述したように、リッチコンテンツを流通させるためには、▲1▼情報量が大きいためパケット費用が高い、▲2▼情報量が大きいためダウンロード(DL)に費やす時間が長い、▲3▼ユーザ集中時の品質を保つために基地局の設備投資が大きくなるという課題を解決する必要がある。このために、Bluetoothを使ったローカルネットワークの大容量化を図り、大容量化したローカルネットワークにおいて一定の基準を超えたリッチコンテンツ(スーパーリッチコンテンツ)で流通させる方法を採用することが考えられる。
【0059】
しかし、これはキャリアにとっては流通で発生するパケット代の徴収を放棄することを意味しキャリア側のデメリットが大きい。
そこで、本実施の形態では、ある一定の基準値を設け(データ量/時間/価格)、それを超える場合に限りBluetoothのネットワークを使用して、ユーザの費用発生は一定の基準値の最大値とする課金システムを設けるものである。
【0060】
図7乃至図9は、Bluetooth利用による料金のディスカウントサービスを示すフローチャートであり、図4の制御部61により実行される。図中、Sはフローの各ステップを示す。
【0061】
まず、ステップS1で送信データが図6に示すタグ付き情報であるか否かをチェックする。タグ付き情報であればステップS2でその情報のタグをチェックし、キャリアを利用したグローバルネットワークかBluetoothを使用したローカルネットワークかを判別する。Bluetoothを使用したローカルネットワークのときは、ステップS3でBluetoothを使用可能なアクセスポイントAP内か否かを判別する。タグ判別によりデータがローカルネットワークでかつBluetoothを使用可能なアクセスポイントAP内である場合には、ステップS4でBluetoothを使用したローカルネットワークにアクセスして本フローを終了する。すなわち、予めタグによりローカルネットワークが指定され、かつBluetoothを使用可能なアクセスポイントAP内にあるときは、そのままローカルネットワークにアクセスする。
【0062】
上記ステップS3でBluetoothを使用可能なアクセスポイントAPでないときは、ステップS5でユーザに対して表示部35へのメッセージ表示によりユーザ確認▲1▼を行う。ユーザ確認▲1▼は、ダウンロードに要する料金をユーザに確認するもので、例えば「ダウンロードするのに料金が**円以上かかりますが良いですか?」を確認する。このユーザ確認▲1▼は、後述するユーザ確認▲2▼の場合と同様に、表示部35へのメッセージ表示のほか、通話制御部34内の音声合成LSIを用いた音声合成による音声メッセージ、あるいはその併用であってもよい。ユーザ確認▲1▼の結果、ユーザがダウンロードを希望しない場合は、処理をキャンセルして本フローを終了する。
【0063】
ダウンロードするのに料金が**円以上かかることをユーザが了承した上でダウンロードを希望する場合は、ステップS6でアクセス先をBluetoothを使用したローカルネットワークからキャリアを利用したグローバルネットワークに変換し、ステップS7でグローバルネットワークにアクセスして本フローを終了する。
【0064】
一方、上記ステップS1でデータが図6に示すタグ付き情報でなければステップS8でグローバルネットワークにアクセスし、ステップS9でアクセスしたグローバルネットワークからデータ量のデータを入手する。次いで、ステップS10で入手したデータ量データとリファレンスデータ(参照データ)とを比較し、ステップS11でネットワーク自動選択の判定を行う。上記リファレンスデータは、課金データベース84で定義されたものを逐次ダウンロードして携帯電話機10の記憶部22に記憶したものを用いる。ネットワーク自動選択によりローカルネットワークが選択された場合はステップS12でBluetoothを使用可能なアクセスポイントAP内か否かを判別する。アクセスポイントAP内にあるときは、ステップS13でローカルネットワークにアクセスして本フローを終了する。
【0065】
一方、上記ステップS2でキャリアを利用したグローバルネットワークであればステップS14でBluetoothを使用可能なアクセスポイントAP内か否かを判別し、アクセスポイントAP内にあるときは、ステップS15でユーザに対して表示部35へのメッセージ表示又はスピーカ33による音声によりユーザ確認▲2▼を行う。ユーザ確認▲2▼は、ローカルネットワークによるダウンロード料金をユーザに確認するもので、例えば「**円以上かかりますが、ローカルネットワークでダウンロードしますか?」を確認する。この場合、「**円以上かかりますが、…」のメッセージを、明確にキャリアよりも割高を明示する表現、例えば「このアクセスを実行すると、いまお使いの○○(キャリア名)より、約**円割高になりますが、よろしいですか?」とするとより分りやすい。
【0066】
ユーザがローカルネットワークによるダウンロードを選択したときは、ステップS13でローカルネットワークにアクセスして本フローを終了する。
ユーザがローカルネットワークによるダウンロードを選択しなかったとき、あるいは上記ステップS12又は上記ステップS14でアクセスポイントAP内にないときは、ステップS16でユーザ確認▲1▼を行う。ユーザ確認▲1▼は、前記と同様に例えば「ダウンロードするのに料金が**円以上かかりますが良いですか?」を確認する。ダウンロードするのに料金が**円以上かかることをユーザが了承した上でダウンロードを希望する場合は、ステップS17でグローバルネットワークにアクセスして本フローを終了する。また、ユーザ確認▲1▼の結果、ユーザがダウンロードを希望しない場合は、処理をキャンセルして本フローを終了する。
【0067】
上記ステップS11でネットワーク自動選択によりグローバルネットワークが選択された場合は、ステップS18でBluetoothを使用可能なアクセスポイントAP内か否かを判別する。アクセスポイントAP内である場合には、ステップS19でユーザ確認▲2▼を行う。ユーザ確認▲2▼は、前記と同様例えば「**円以上かかりますが、ローカルネットワークでダウンロードしますか?」あるいは、「このアクセスを実行すると、いまお使いの○○(キャリア名)より、約**円割高になりますが、よろしいですか?」を確認する。ローカルネットワークで**円以上かかることをユーザが了承した上でダウンロードをを希望する場合は、ステップS20でローカルネットワークにアクセスして本フローを終了する。
【0068】
上記ステップS18でアクセスポイントAP内にないとき、あるいは上記ステップSステップS19でユーザ確認▲2▼の結果、ローカルネットワークによるダウンロードを希望しないときは、ステップS21で前記ユーザ確認▲1▼を行う。ダウンロードするのに料金が**円以上かかることをユーザが了承した上でダウンロードを希望する場合は、ステップS22でグローバルネットワークにアクセスして本フローを終了する。また、ユーザ確認▲1▼の結果、ユーザがダウンロードを希望しない場合は、処理をキャンセルして本フローを終了する。
【0069】
以上のように、本実施の形態の情報配信システムは、情報を配信する情報配信サービスサーバ4と、キャリア網2を用いたグローバルネットワークとキャリア網2以外のBluetooth利用によるローカルネットワークとの少なくともいずれか1つに接続され、情報配信サービスサーバ4からグローバルネットワーク又はローカルネットワークを使用して情報を取得する携帯電話機10とを備え、サービスサーバ80の制御部81が課金データベース84を用いて、情報配信サービスサーバ4から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合にBluetooth利用によるローカルネットワークにアクセスするように制御するので、Bluetoothを使ったローカルネットワークで一定の基準を超えたリッチコンテンツ(スーパーリッチコンテンツ)で流通させる場合、ユーザにとっては適当なデータ量(又は時間)の間高速大容量のローカルネットワークを使用でき、また情報配信サービスサーバ側では情報を配信する時間を短縮することができる。さらに、キャリア側にとっては一定の基準値までは必ずキャリア使用が保証されることに加え、例えば基準値を超えたデータ量のものでも基準値と同等の収入が得られるように設定可能である。これにより、ユーザ、キャリア及び情報提供者はそれぞれにメリットを享受することができる。
【0070】
また、本実施の形態では、携帯電話機がもつキャリアのネットワークのメカニズムを利用することで、ハード的な追加無しで、コストアップを招くことなく容易に実施できる効果がある。
【0071】
ここで、上述した実施の形態では、キャリアサーバ1のサービスサーバ80に制御部81(制御手段)及び課金データベース84を設置する構成を示したが、これには限定されず、キャリアサーバ1と独立して制御部81及び課金データベース84を設置する態様でもよい。一般に、キャリア事業者と異なる事業主体が、本制御を実施する場合にはキャリアサーバ1とは独立した場所に制御部81及び課金データベース84が設置される。
【0072】
また、本実施の形態では、キャリアサーバ1側に制御部81及び課金データベース84を設置しているが、課金データベース84のデータ内容を携帯電話機10の記憶部22に記憶する構成でもよい。このように構成すれば、キャリアサーバ1と送受信することなく課金を判定することができる。
【0073】
なお、本発明の無線通信端末及び無線通信システムは、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、無線移動端末として携帯電話機等の移動端末としているが、携帯電話機に限らず情報機器機能を持った又はその融合された装置に適用可能である。また、データ送受信のできる装置として、パソコンに代表される情報機器機能に融合された装置であってもよく、全てのシステムに適用可能である。また、送受信データの内容はどのようなものであってもよい。
【0074】
また、上記無線通信端末及び無線通信システムを構成する各処理部等の種類、設定情報の種類・形式などは前述した実施形態に限られない。
また、本実施の形態では無線通信端末及び無線通信システムという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、移動端末、通信端末装置等であってもよい。同様に、ネットワークサーバは、商用のコンテンツ情報を配信するサーバであってもよい。
【0075】
さらに、上記サーバ、クライアントを構成するシステムの制御装置、記憶装置等の種類、データベースに記憶されるデータの種類などは前述した実施の形態に限られない。無線通信端末に用いられる移動通信方式は、TDMA方式、CDMA方式等どのような方式でもよく、位置情報取得機能は、PHS・携帯電話の基地局等ユーザ端末に対して現在位置情報を与え、相手端末と接近確認から位置を検出する方法のほか、GPSを用いたものでもよい。
【0076】
以上説明した無線通信端末及び無線通信システムは、この無線通信端末及び無線通信システムを機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、この記録媒体として、メインメモリそのものがプログラムメディアであってもよいし、また外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはCPUがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0077】
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0078】
さらに、図示されていないが、外部の通信ネットワークとの接続が可能な手段を備えている場合には、その通信接続手段を介して通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0079】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、パケット費用やダウンロード(DL)に費やす時間を抑制することができ、適切にリッチコンテンツを流通させることができ、かつハード的な追加を行うことなくキャリア以外のローカルネットワークから情報を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の無線通信システムの基本構成を示す図である。
【図2】本実施の形態の携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態の無線通信システムのアクセスポイントAPが設置されるレジスタの通信部の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態の無線通信システムの情報配信サービスサーバの構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態の無線通信システムのキャリアサーバの構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態の無線通信システムのローカルネットワークで用いられるコンテンツデータの構造を示す図である。
【図7】本実施の形態の無線通信システムのBluetooth利用による料金のディスカウントサービスを示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態の無線通信システムのBluetooth利用による料金のディスカウントサービスを示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態の無線通信システムのBluetooth利用による料金のディスカウントサービスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャリアサーバ
2 キャリア網
3 基地局
4 情報配信サービスサーバ(情報提供装置)
5 高速専用通信回線
6 アクセスポイントAP(Access#Point)
7 ネットワーク網
10 カメラ付き携帯電話機(無線通信端末)
21,41,61,71 主制御部(判別手段,制御手段)
22,42 記憶部
23,28,43 アンテナ
24,44 RF無線部
25,45 通信制御部
26,46 電源部
27,47 電源制御部
29,49 Bluetooth無線部
30,50 Bluetooth通信制御部
31 位置情報取得部
32 マイク
33 スピーカ(確認手段の一部)
34 通話制御部
35,52,64 表示部(確認手段の一部)
36,53,65 表示制御部
37,54,66 操作部(確認手段の一部)
38 撮像部
39 撮像制御部
40 レジスタ(金銭登録機)
41 主制御部
51,62,72 回線インタフェース
63 コンテンツデータベース
70 メインサーバ
73,83 データ送受信部
74 管理データベース(DB)
75 位置情報データベース
80 サービスサーバ
81 制御部(制御手段)
82 通信インタフェース
84 課金データベース(DB)
90 コンテンツデータ
91 ヘッダ
92 タグ
93 データ

Claims (15)

  1. キャリア網を用いたグローバルネットワークと、前記キャリア網以外のローカルネットワークとの少なくともいずれか1つに接続され、情報配信装置から前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークを使用して情報を取得する無線通信端末であって、
    データ量/時間/価格に関してある一定の基準値を設けておき、前記情報配信装置から配信される情報をダウンロードすると前記一定の基準値を超える場合であって、ローカルネットワークを使用可能な場合に、キャリアを利用したグローバルネットワークによるダウンロードよりも割高である旨を含む前記ローカルネットワークを使用するか否かの確認メッセージを提示し、前記ローカルネットワークと前記グローバルネットワークとのうちいずれかによるダウンロードを希望する旨の操作部からの操作を受けてからダウンロードを行うように制御する制御手段
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記配信情報にダウンロードのアクセス先を示すタグを付与し、
    前記制御手段は、前記配信情報に前記タグが付与されていないとき、前記情報配信装置から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合に前記ローカルネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記配信情報にダウンロードのアクセス先を示すタグを付与し、
    前記制御手段は、前記タグに基づいて、前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末。
  4. さらに、前記制御手段は、前記ローカルネットワークに接続されるアクセスポイント内にあることを判別し、前記アクセスポイント内にあるとき、前記ローカルネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の無線通信端末。
  5. さらに、ユーザにダウンロードすることを確認する確認手段を備え、前記制御手段は、前記確認手段の確認に基づいて前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の無線通信端末。
  6. 前記ローカルネットワークは、Bluetooth、UWB、又は無線LANを使用したネットワークであることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載の無線通信端末。
  7. 前記無線通信装置は、携帯電話機、PHS、携帯情報端末、又はFWA端末であることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一項に記載の無線通信端末。
  8. 情報を配信する情報配信装置と、キャリア網を用いたグローバルネットワークと前記キャリア網以外のローカルネットワークとの少なくともいずれか1つに接続され、前記情報配信装置から前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークを使用して情報を取得する無線通信端末とを有する情報配信システムであって、
    データ量/時間/価格に関してある一定の基準値を設けておき、前記情報配信装置から配信される情報をダウンロードすると前記一定の基準値を超える場合であって、ローカルネットワークを使用可能な場合に、キャリアを利用したグローバルネットワークによるダウンロードよりも割高である旨を含む前記ローカルネットワークを使用するか否かの確認メッセージを提示し、前記ローカルネットワークと前記グローバルネットワークとのうちいずれかによるダウンロードを希望する旨の操作部からの操作を受けてからダウンロードを行うように制御する制御手段
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  9. 前記配信情報にダウンロードのアクセス先を示すタグを付与し、
    前記制御手段は、前記配信情報に前記タグが付与されていないとき、前記情報配信装置から配信される情報の量が一定の基準値を超える場合に前記ローカルネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項記載の情報配信システム。
  10. 前記配信情報にダウンロードのアクセス先を示すタグを付与し、
    前記制御手段は、前記タグに基づいて、前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項8又は9に記載の情報配信システム。
  11. さらに、前記制御手段は、前記ローカルネットワークに接続されるアクセスポイント内にあることを判別し、前記アクセスポイント内にあるとき、前記ローカルネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項8から10までのいずれか一項に記載の情報配信システム。
  12. さらに、ユーザにダウンロードすることを確認する確認手段を備え、前記制御手段は、前記確認手段の確認に基づいて前記グローバルネットワーク又は前記ローカルネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項8から11までのいずれか一項に記載の情報配信システム。
  13. 前記ローカルネットワークは、Bluetooth、UWB、又は無線LANを使用したネットワークであることを特徴とする請求項8から12までのいずれか一項に記載の情報配信システム。
  14. 請求項1に記載の制御を前記携帯無線端末の制御手段に実行させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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