JP4430611B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気マニホールドを共有する複数の気筒の一部を休止させる休筒運転状態と、全ての気筒を稼動させる全筒運転状態とを切換え可能な内燃機関に関する。
2サイクルのV型6気筒エンジンにおいて、アクセル開度の増加に応じて稼動する気筒の数を2個→3個→4個→6個と順次増加させる際に、2気筒運転時には2個の気筒を180°の等間隔で点火し、3気筒運転時には3個の気筒を120°の等間隔で点火し、4気筒運転時には4個の気筒を120°間隔および60°間隔の2種類の間隔を混在させて点火し、6気筒運転時には6個の気筒を60°の等間隔で点火するものが、下記特許文献1に記載されている。
特開平8−114133号公報
ところで上記従来のものにおいて、4気筒運転時には片側バンクの3気筒のうちの1気筒が休止されるため、点火順序が120°間隔で休止気筒→第1稼動気筒→第2稼動気筒となり、第1稼動気筒が稼動してから第2稼動気筒が稼動するまでの期間は120°であるにも関わらず、第2稼動気筒が稼動してから第1稼動気筒が稼動するまでの期間は2倍の240°となる。その結果、第1稼動気筒の吸入空気量は第2稼動気筒の吸入空気量よりも多くなってしまい、第1、第2稼動気筒の出力トルクの差によって振動や騒音が増加する問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、休筒運転時における稼動気筒の吸入空気量の差を減少させて振動および騒音の発生を最小限に抑えることが可能な内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、吸気マニホールドを共有する複数の気筒の一部を休止させる休筒運転状態と、全ての気筒を稼動させる全筒運転状態とを切換え可能な内燃機関において、前記休筒運転状態において点火順序が休止気筒、第1稼動気筒、第2稼動気筒の順番で連続する3個の気筒を備え、第1、第2稼動気筒の機関弁は全筒運転状態に第1動弁カムで駆動されて休筒運転状態に第2動弁カムで駆動され、前記休筒運転状態において第1、第2稼動気筒の吸入空気量の差を減少させるべく、第1稼動気筒の第2動弁カムのプロフィールと第2稼動気筒の第2動弁カムのプロフィールとを異ならせることを特徴とする内燃機関が提案される。
尚、実施例の吸気バルブ16および排気バルブ19は本発明の機関弁に対応し、実施例の吸気側第1動弁カム33および排気側第1動弁カム35は本発明の第1動弁カムに対応し、実施例の吸気側第2動弁カム33′および排気側第2動弁カム35′は本発明の第2動弁カムに対応し、実施例の♯3気筒C1および♯4気筒C4は本発明の休止気筒に対応し、実施例の♯1気筒C1および♯5気筒C5は本発明の第1稼動気筒に対応し、実施例の♯2気筒C2および♯6気筒C6は本発明の第2稼動気筒に対応する。
請求項1の構成によれば、休筒運転状態において3個の気筒の点火順序が休止気筒→第1稼動気筒→第2稼動気筒となるとき、第1稼動気筒が稼動してから第2稼動気筒が稼動するまでの期間よりも、第2稼動気筒が稼動してから第1稼動気筒が稼動するまでの期間が長くなるため、第1稼動気筒の吸入空気量が第2稼動気筒の吸入空気量よりも多くなってしまうが、休筒運転状態において第1稼動気筒の機関弁を駆動する第2動弁カムのプロフィールと第2稼動気筒の機関弁を駆動する第2動弁カムのプロフィールとを異ならせることで、第1、第2稼動気筒の吸入空気量の差を減少させて振動および騒音の発生を最小限に抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図10は本発明の第1実施例を示すもので、図1はV型6気筒内燃機関の第1バンクのシリンダヘッドの上面図(図2の1−1線矢視図)、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図3の7−7線断面図、図8はV型6気筒内燃機関の第1、第2バンクの気筒配列を示す模式図、図9は全筒運転時および休筒運転時のバルブリフト特性を示す図、図10は休筒運転時の第1、第2稼動気筒の吸入空気量を示す図である。
図8に示すように、V型6気筒内燃機関の第1バンクB1に♯1気筒C1、♯2気筒C2および♯3気筒C3が設けられ、第2バンクB2に♯4気筒C4、♯5気筒C5および♯6気筒C6が設けられる。第1バンクB1の♯1気筒C1、♯2気筒C2および♯3気筒C3のうち、♯3気筒C3は休止可能であり、♯1気筒C1および♯2気筒C2はバルブリフトおよびバルブタイミングが変更可能である。また第2バンクB2の♯4気筒C4、♯5気筒C5および♯6気筒C6のうち、♯4気筒C4は休止可能であり、♯5気筒C5および♯6気筒C6はバルブリフトおよびバルブタイミングが変更可能である。休止可能な♯3気筒C3および♯4気筒C4の動弁機構の構造は、バルブリフトおよびバルブタイミングが変更可能な♯1気筒C1、♯2気筒C2、♯5気筒C5および♯6気筒C6の動弁機構の構造と基本的に同じであって、単に動弁カムのプロフィールが異なっているだけなので、その代表として休止可能な♯3気筒C3の動弁機構の構造を説明する。
図1〜図7に示すように、シリンダヘッド10に燃焼室11に連なる吸気ポート12および排気ポート13が形成されており、吸気バルブ孔14がバルブガイド15にステム16aを摺動自在に案内された吸気バルブ16の傘部16bで開閉され、排気バルブ孔17がバルブガイド18にステム19aを摺動自在に案内された排気バルブ19の傘部19bで開閉される。吸気バルブ16および排気バルブ19はそれぞれ弁ばね61,62で閉弁方向に付勢されており、シリンダヘッド10に回転自在に支持されたカムシャフト20により駆動される動弁機構21で開閉制御される。
シリンダヘッド10にロッカーシャフトホルダ22が複数のボルト23で締結されており、このロッカーシャフトホルダ22に吸気側ロッカーシャフト24および排気側ロッカーシャフト25が気筒配列方向に沿うように支持される。
吸気側ロッカーシャフト24に吸気側駆動ロッカーアーム26および吸気側自由ロッカーアーム27が揺動可能に支持されており、吸気側駆動ロッカーアーム26はアジャストねじ28を吸気バルブ16のステム16a上端に当接させることにより吸気バルブ16に常時連動、連結される。一対の吸気バルブ16,16に対して、吸気側駆動ロッカーアーム26および吸気側自由ロッカーアーム27は各1個設けられており、吸気側駆動ロッカーアーム26は一対の吸気バルブ16,16を駆動すべく先端が二股に形成される。
また排気側ロッカーシャフト25に排気側駆動ロッカーアーム29および排気側自由ロッカーアーム30が揺動可能に支持されており、排気側駆動ロッカーアーム29はアジャストねじ31を排気バルブ19のステム19a上端に当接させることにより排気バルブ19に常時連動、連結される。一対の排気バルブ19,19のそれぞれに対して、排気側駆動ロッカーアーム29および排気側自由ロッカーアーム30は各1個設けられている。
カムシャフト20には、吸気側自由ロッカーアーム27に軸支されたローラ32をころがり接触させる吸気側第1動弁カム33(図5参照)と、排気側自由ロッカーアーム30,30に軸支されたローラ34,34にそれぞれころがり接触する一対の排気側第1動弁カム35,35(図7参照)と、吸気側駆動ロッカーアーム26に設けられたローラ36に摺接する***部37(図4参照)と、排気側駆動ロッカーアーム29,29に設けられたローラ38,38に摺接する一対の***部39,39(図6参照)とが設けられる。
吸気側第1動弁カム33は、吸気バルブ16を開閉するカムプロフィルを有するように形成され、排気側第1動弁カム35は、排気バルブ19を開閉するカムプロフィルを有するように形成されているが、***部37,39は、吸気バルブ16および排気バルブ19を実質的に閉弁休止せしめるように形成される。したがって吸気バルブ16は、吸気側自由ロッカーアーム27に吸気側駆動ロッカーアーム26が連結された状態では開閉作動するが、吸気側自由ロッカーアーム27への吸気側駆動ロッカーアーム26の連結が解除されたときには実質的に閉弁休止状態となる。また排気バルブ19は、排気側自由ロッカーアーム30に排気側駆動ロッカーアーム29が連結された状態では開閉作動するが、排気側自由ロッカーアーム30への排気側駆動ロッカーアーム29の連結が解除されたときには実質的に閉弁休止状態となる。
吸気側駆動ロッカーアーム26および吸気側自由ロッカーアーム27には、吸気側自由ロッカーアーム27への吸気側駆動ロッカーアーム26の連結および連結解除を油圧で切換える吸気側切換機構40が設けられる。
この吸気側切換機構40は、吸気側駆動ロッカーアーム26内に形成される第1油圧室41に一端を臨ませるとともに、吸気側自由ロッカーアーム27内に形成される第2油圧室42に他端を臨ませ、吸気側駆動ロッカーアーム26および吸気側自由ロッカーアーム27に摺動可能に嵌合される連結ピン43と、第2油圧室42に収容されて吸気側自由ロッカーアーム27および連結ピン43間に設けられる戻しばね44とを備える。
この吸気側切換機構40では、第1油圧室41に油圧を作用せしめたときには、連結ピン43が第2油圧室42側に移動し、吸気側自由ロッカーアーム27および吸気側駆動ロッカーアーム26の連結が解除される。逆に第1油圧室41に作用する油圧を抜くと、戻しばね44の弾発力で連結ピン43が第1油圧室41側に移動し、吸気側自由ロッカーアーム27および吸気側駆動ロッカーアーム26が連結される。このようにして吸気側切換機構40は、第1油圧室41への油圧の供給によって吸気側駆動ロッカーアーム26への吸気側自由ロッカーアーム27の連結および連結解除を切り換えて吸気バルブ16の作動特性を変更することができる。
吸気側ロッカーシャフト24内には、該吸気側ロッカーシャフト内を2つに分割する分割部材45が嵌合しており、この分割部材45により吸気側ロッカーシャフト24内には、第1油圧室41に通じる第1作動油通路46と、第2油圧室42に通じる第2作動油通路47とが相互に独立して形成される。
また排気バルブ19側で対をなして隣接配置される排気側駆動ロッカーアーム29および排気側自由ロッカーアーム30には、排気側自由ロッカーアーム30への排気側駆動ロッカーアーム29の連結および連結解除を油圧で切換える排気側切換機構48が設けられる。
排気側切換機構48は、排気側駆動ロッカーアーム29内に形成される第1油圧室49に一端を臨ませるとともに、排気側自由ロッカーアーム30内に形成される第2油圧室50に他端を臨ませ、排気側駆動ロッカーアーム29および排気側自由ロッカーアーム30に摺動可能に嵌合される連結ピン51と、第1油圧室49に収容されて排気側駆動ロッカーアーム29および連結ピン51間に設けられる戻しばね52とを備える。
この排気側切換機構48では、第2油圧室50に作用する油圧を抜くと、連結ピン51が戻しばね52の弾発力で第2油圧室50側に移動し、排気側自由ロッカーアーム30および排気側駆動ロッカーアーム29が連結される。逆に第2油圧室50に油圧を作用させると、戻しばね52の弾発力に抗して連結ピン51が第1油圧室49側に移動し、排気側自由ロッカーアーム30および排気側駆動ロッカーアーム29の連結が解除される。このようにして排気側切換機構48は、第2油圧室50への油圧の供給によって排気側駆動ロッカーアーム29への排気側自由ロッカーアーム30の連結および連結解除を切り換えて排気バルブ19の作動特性を変更することができる。
排気側ロッカーシャフト25内には、該排気側ロッカーシャフト28内を2つに分割する分割部材53が嵌合しており、この分割部材53により排気側ロッカーシャフト25内には、第1油圧室49に通じる第1作動油通路54と、第2油圧室50に通じる第2作動油通路55とが相互に独立して形成される。
吸気側切換機構40が吸気側自由ロッカーアーム27の吸気側駆動ロッカーアーム26への連結を解除した状態で吸気側自由ロッカーアーム27をカムシャフト20の吸気側第1動弁カム33に付勢する吸気側ロストモーションばね56が、ロッカーシャフトホルダ22および吸気側自由ロッカーアーム27間に設けられる。また排気側切換機構48が排気側自由ロッカーアーム30の排気側駆動ロッカーアーム29への連結を解除した状態で排気側自由ロッカーアーム30をカムシャフト20の排気側第1動弁カム35に付勢する排気側ロストモーションばね57が、ロッカーシャフトホルダ22および排気側自由ロッカーアーム30間に設けられる。
吸気側自由ロッカーアーム27の基端側に吸気側第1動弁カム33に当接するローラ32と吸気側ロストモーションばね56に当接するばね当接部27bとが設けられるとともに、吸気側駆動ロッカーアーム26の先端側に吸気バルブ16のステム16aの上端に当接するアジャストねじ28が設けられており、吸気側切換機構40は吸気側ロッカーシャフト24よりも吸気側駆動ロッカーアーム26および吸気側自由ロッカーアーム27の基端側に配置される。同様に、排気側自由ロッカーアーム30の基端側に排気側第1動弁カム35に当接するローラ34と排気側ロストモーションばね57に当接するばね当接部30bとが設けられるとともに、排気側駆動ロッカーアーム29の先端側に排気バルブ19のステム19aの上端に当接するアジャストねじ31が設けられており、排気側切換機構48は排気側ロッカーシャフト25よりも排気側駆動ロッカーアーム29および排気側自由ロッカーアーム30の基端側に配置される。
以上、休止可能な♯3気筒C3の動弁機構21の構造を説明したが、もう一つの休止可能な♯4気筒C4の動弁機構21の構造も同一である。またバルブリフトおよびバルブタイミングが変更可能な♯1気筒C1、♯2気筒C2、♯5気筒C5および♯6気筒C6の動弁機構21は、休止可能な♯3気筒C3および♯4気筒C4の動弁機構21の***部37,39の代わりに、吸気側第2動弁カム33′(図4および図5に鎖線図示)および排気側第2動弁カム35′(図7に鎖線図示)を設けたものであり、その他の構造は同じである。
次に、この実施例の作用について説明する。
図8に示すように、♯1気筒C1〜♯6気筒C6の点火順序は、♯1気筒C1→♯4気筒C4→♯2気筒C2→♯5気筒C5→♯3気筒C3→♯6気筒C6である。全筒運転時には♯1気筒C1〜♯6気筒C6の全てが稼動するが、休筒運転時には第1バンクB1の♯3気筒C3および第2バンクB2の♯4気筒C4が休止する。♯3気筒C3および♯4気筒C4の休止制御は、図1〜図7で説明した動弁機構21により行われる。
第1バンクB1の♯1気筒C1〜♯3気筒C3は不図示の吸気マニホールドを共有しており、それら♯1気筒C1〜♯3気筒C3の点火順序は、♯3気筒C3(休止気筒)→♯1気筒C1(第1稼動気筒)→♯2気筒C2(第2稼動気筒)となる。また第2バンクB2の♯4気筒C4〜♯6気筒C6は不図示の吸気マニホールドを共有しており、それら♯4気筒C4〜♯6気筒C6の点火順序は、♯4気筒C4(休止気筒)→♯5気筒C5(第1稼動気筒)→♯6気筒C6(第2稼動気筒)となる。
例えば、第2バンクB2の♯4気筒C4〜♯6気筒C6に注目すると、図10(B)に従来例として示すように、休止気筒である♯4気筒C4の後に稼動する第1稼動気筒である♯5気筒C5の吸入空気量は、その♯5気筒C5の後に稼動する第2稼動気筒である♯6気筒C6の吸入空気量よりも多くなる。その結果として、休筒運転時に♯5気筒C5の稼動により発生するトルクが♯6気筒C6の稼動により発生するトルクよりも大きくなり、そのトルク差によって振動や騒音が発生する問題がある。
図9に(A)に示すように、本実施例では全筒運転時に♯1気筒C1〜♯6気筒C6の吸気バルブ16のバルブリフトは同じであり、排気バルブ22のバルブリフトも同じである。しかしながら、図9(B)に示すように、休止気筒である♯3気筒C3および♯4気筒C4が休止する休筒運転時には、第2稼動気筒である♯2気筒C2および♯6気筒C6の吸気バルブ16および排気バルブ22のバルブリフトが全筒運転時と同じであるのに対し、第1稼動気筒である♯1気筒C1および♯5気筒C5の吸気バルブ16および排気バルブ22のバルブリフトは全筒運転時に比べて小さくなる。これは、第2稼動気筒では吸気側第1動弁カム33および排気側第1動弁カム35のプロフィールと、吸気側第2動弁カム33′および排気側第2動弁カム35′のプロフィールとを一致させたのに対し、第1稼動気筒では吸気側第1動弁カム33および排気側第1動弁カム35のプロフィールに比べて、吸気側第2動弁カム33′および排気側第2動弁カム35′のプロフィールを低く設定したことに起因している。
このように、休止気筒である♯3気筒C3および♯4気筒C4の次に稼動するために吸入空気量が増加する傾向にある第1稼動気筒である♯1気筒C1および♯5気筒C5の吸気バルブ16および排気バルブ22のバルブリフトを小さくすることで、図10(A)に示すように、第1稼動気筒である♯1気筒C1および♯5気筒C5の吸入空気量と、第2稼動気筒である♯2気筒C2および♯6気筒C6の吸入空気量とを均一化し、休筒運転時における振動や騒音の増加を抑制することができる。
次に、図11に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
上述した第1実施例では、第1稼動気筒である♯1気筒C1および♯5気筒C5の吸入空気量を、吸気バルブ16および排気バルブ22のバルブリフトを小さくすることで減少させているが、第2実施例は、第1稼動気筒である♯1気筒C1および♯5気筒C5の吸気バルブ16のバルブタイミングを遅らせることで、その吸入空気量を減少させるものである。
即ち、休筒運転時には、図11(B)に示す第2稼動気筒である♯2気筒C2および♯6気筒C6の吸気バルブ16のバルブタイミングに比べて、図11(A)に示す第1稼動気筒である♯1気筒C1および♯5気筒C5の吸気バルブ16のバルブタイミングが遅れている。このバルブタイミングの遅れは、吸気側第2動弁カム33′の位相をずらすことで達成される。その結果、吸気行程が終了して下死点を超えた後も吸気バルブ16がしばらく開弁状態に維持され、一旦気筒内に吸入された空気を開弁した吸気バルブ16から吸気通路に押し出すことで(図11(A)の斜線部分参照)、第1稼動気筒である♯1気筒C1および♯5気筒C5の吸入空気量を減少させることができる。
しかして、この第2実施例によっても、上述した第1実施例と同じ作用効果を達成することができる。
尚、本願発明の技術範囲には含まれないが、吸気バルブおよび排気バルブを電磁アクチュエータで駆動してバルブリフトやバルブタイミングを任意に設定可能にした内燃機関において、休筒運転時に個々の稼動気筒の吸入空気量の平均値をエアフロメータの検出値から算出し、この平均値と全ての稼動気筒の吸入空気量の平均値との偏差を算出し、この偏差に基づいて算出したバルブリフトやバルブタイミングの変更量を用いて各稼動気筒の吸入空気量を均一化しても良い。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例ではV型6気筒内燃機関を例示したが、本発明は共通の吸気マニホールドに接続されて休止→稼動→稼動の休筒運転を行う任意の形式の内燃機関に対して適用することができる。
V型6気筒内燃機関の一方のバンクのシリンダヘッドの上面図(図2の1−1線矢視図) 図1の2−2線断面図 図2の3−3線断面図 図3の4−4線断面図 図3の5−5線断面図 図3の6−6線断面図 図3の7−7線断面図 V型6気筒内燃機関の第1、第2バンクの気筒配列を示す模式図 全筒運転時および休筒運転時のバルブリフト特性を示す図 休筒運転時の第1、第2稼動気筒の吸入空気量を示す図 本発明の第2実施例に係る、前記図9(B)に対応する図
符号の説明
16 吸気バルブ(機関弁)
19 排気バルブ(機関弁)
33 吸気側第1動弁カム(第1動弁カム)
35 排気側第1動弁カム(第1動弁カム)
33′ 吸気側第2動弁カム(第2動弁カム)
35′ 排気側第2動弁カム(第2動弁カム)
C1 ♯1気筒(第1稼動気筒)
C2 ♯2気筒(第2稼動気筒)
C3 ♯3気筒(休止気筒)
C4 ♯4気筒(休止気筒)
C5 ♯5気筒(第1稼動気筒)
C6 ♯6気筒(第2稼動気筒)

Claims (1)

  1. 吸気マニホールドを共有する複数の気筒(C1〜C6)の一部を休止させる休筒運転状態と、全ての気筒(C1〜C6)を稼動させる全筒運転状態とを切換え可能な内燃機関において、
    前記休筒運転状態において点火順序が休止気筒(C3,C4)、第1稼動気筒(C1,C5)、第2稼動気筒(C2,C6)の順番で連続する3個の気筒を備え、第1、第2稼動気筒(C1,C5;C2,C6)の機関弁(16,19)は全筒運転状態に第1動弁カム(33,35)で駆動されて休筒運転状態に第2動弁カム(33′,35′)で駆動され、前記休筒運転状態において第1、第2稼動気筒(C1,C5;C2,C6)の吸入空気量の差を減少させるべく、第1稼動気筒(C1,C5)の第2動弁カム(33′,35′)のプロフィールと第2稼動気筒(C2,C6)の第2動弁カム(33′,35′)のプロフィールとを異ならせることを特徴とする内燃機関。
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