JP4428241B2 - レベラのロール清掃装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コイル状に巻かれた金属板材の巻き癖を除去するためのローラ式レベラの、該ローラに付着した異物を除去するロール清掃装置に関し、特に、ローラの払拭を作業者の手の感触に近づけた清掃部材により自動的に行うことを可能にしたロール清掃装置に関する。
自動車の車体を構成する薄板鋼板材料は、鋼板メーカーから所定の幅で長尺に延伸されてコイル状に巻かれた所謂「コイル」という形で搬入される。車体の製造工程では、このコイルを巻き戻して所定長さに切断し平板状にしてプレス工程に供給するが、単に巻き戻ししただけでは、平板に巻きぐせ(歪み)が残留していて反ったり湾曲したりして取り扱いにくく、また、プレス成形後にも反って成形精度が低下するという問題があり、この歪みを除去するために、巻き戻して切断する前に、上下に多数のローラ(レベリングローラ)を設けたレベラに薄板鋼板を通して、このレベリングローラにより波形に押圧される間に歪みを除去して平板状にすることが行われる。
ところが、幅の広いコイルや幅の狭いコイルを共通のレベラに通すため、幅の狭いコイルの板端に付着しているゴミや該コイルを包装している包装紙の破れかす等の異物がレベリングローラの表面に付着し、この状態で幅の広いコイルを通すと薄板鋼板に異物が転写されて細かい凹凸が生じ、板材が不良品となるという問題が発生する。
これを防止するために、レベリングローラを定期的に清掃する必要があるが、その清掃装置として、特開昭61−192464号公報(以下、「特許文献1」という。)や特開平11−10230号公報(以下、「特許文献2」という。)に記載された技術がある。
特許文献1に記載の「レベラのロール清掃装置」は、レベラの通板方向と交差する方向に移動可能なスライダに取り付けられ、レベラの通板方向に沿って挿通され、表面が柔軟性を有し全体として可撓性を有する清掃ベルトを具備するものである。
また、特許文献2に記載の「レベラのロール清掃装置」は、特許文献1に記載のロール清掃装置と類似の装置に、清掃ベルトをロールの軸方向に移動させる手段に加えてロールの軸方向に対して直角方向(通板方向)に移動させる手段を設けたものである。
特開昭61−192464号公報 特開平11−10230号公報
ところが、前記特許文献1及び2に記載の清掃装置に用いられる清掃ベルト24は、布、フランネルを巻いた皮革等からなり、清掃ベルト24の表面に柔軟性を持たせるとともに、清掃ベルト24の全体として可撓性および横送り可能な剛性を持たせたものであるが、特に、「横送り可能な剛性を持たせ」る具体的な構成が開示されていないという問題がある。
また、特許文献1に記載の清掃装置では、材料3をレベラに通板する度に清掃ベルト24をスライダ20から取り外す構成のため、清掃作業をするときは清掃ベルト24をスライダ20に取り付けるため清掃の準備作業に時間が掛かり、レベラの稼働率が下がるという問題がある。
さらに、特許文献2に記載の清掃装置でも、特許文献1と同様に、清掃作業をするときはスライダ7にハンドル12でガイド9に取り付けられたベルト11等の清掃装置を取り付ける必要があり、清掃の準備作業に時間が掛かり、レベラの稼働率が下がるという問題がある。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、ローラに接触させるパッドを、人の手に類似した柔軟性と横送り可能な剛性とを両立させて持たせたローラ清掃装置とすることを目的とする。また、レベラの稼働中にはローラ外に待機し、清掃作業開始時に自動的にローラ内に挿入されてローラを清掃するローラ清掃装置を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1に記載のレベラのロール清掃装置は、コイル状に巻かれた金属板材の巻き癖を除去するためのローラ式レベラの上下のローラの間に挿入され、ローラの軸方向に移動可能な清掃部材により、該ローラに付着した異物を除去するレベラのロール清掃装置であって、前記清掃部材が、圧縮空気により上下方向に膨張させることが可能な柔軟材で袋状に形成されていることを特徴とする。
よって、ローラ式レベラの上下に複数並べられたローラにより形成される凹凸面に沿って、柔軟材で袋状に形成された清掃部材が圧縮空気により膨張し押圧されるため、ローラへの接触を人の手に類似した柔軟さで行うことができるとともに、圧縮空気により袋部が剛性を持つため、ローラと接触しながら横移動をすることができるレベラのロール清掃装置を提供することができる。
また、本発明に係る請求項2に記載のレベラのロール清掃装置は、請求項1に記載のレベラのロール清掃装置において、前記袋状の清掃部材の内部に、硬質材により中空板状に形成された芯材が挿入され、該芯材を介して圧縮空気が前記清掃部材の内部に供給されるようにしたことを特徴とする。
よって、圧縮空気で膨張する袋状の清掃部材の内部に、硬質材により中空板状に形成された芯材を挿入して、該芯材から圧縮空気を供給するようにしたので、清掃部材にローラと接触しながらローラの押圧力に抗して横送り可能な剛性を持たせることができる。
また、本発明に係る請求項3に記載のレベラのロール清掃装置は、請求項2に記載のレベラのロール清掃装置において、前記清掃部材を前記上下のローラ間へ挿入する挿入手段として、前記ローラの外部で、前記清掃部材を起伏させる起伏手段と、起伏した何れの状態でも前記清掃部材を、前記ローラの軸方向及び軸と直角方向に回動させる回動手段と、前記起伏手段と回動手段とを、前記ローラの軸方向と平行に移動させる移動手段と、を備えることを特徴とする。
よって、起伏手段と回動手段と移動手段とにより、レベラの稼働中にはローラ外に待機させ、清掃作業開始時に自動的にローラ内に挿入する等、清掃部材を適宜のタイミングで自動的に挿入・移動させることができるので、レベラの稼動と清掃作業を連続して行うことが可能となり、レベラ全体の稼働率を向上させることができる。
本発明のレベラのロール清掃装置によれば、圧縮空気により袋状の柔軟な清掃部材に剛性を持たせることができ、清掃部材が柔軟でありながら剛性を有することにより、ローラと接触してローラの押圧力を受けながら横移動をさせることができるとともに、レベラの稼動と清掃作業を連続して行うことが可能となり、レベラ全体の稼働率を向上させることができる。
次に、本発明に係るレベラのロール清掃装置の一の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態のレベラのロール清掃装置は、自動車の車体製造工場のプレス工程に設けられたものである。
ここで、図1は、レベラにロール清掃装置を取り付けた状態の側面図、図2は、その平面図、図3は、その正面図であり、いずれの図も清掃部材20が後述する吸着材25を交換する位置にある状態を示す。
レベラのロール清掃装置の構成について説明する。先ず、レベラ80の基本構成は、図1に概要を示すように、回転しながら金属板材(図略)を上下から挟み付ける多数のレベリングローラ81と、そのレベリングローラ81を前記金属板材に圧縮力を付与するように押圧するバックアップローラ85とを備えている。
レベリングローラ81は、その直径より若干大きなピッチで金属板材の搬送方向(図中矢印F)と直角方向の軸に支持され、搬送方向と平行に複数配置されている。この実施の形態では、上部のレベリングローラ81は5本、下部のレベリングローラ81は6本に設定され、該上下のレベリングローラ81、81はそのピッチの2分の1の位相差を設けて配置されている。また、レベリングローラ81の幅方向の長さは、挿入する金属板材の最大幅より大きな長さを有する。
バックアップローラ85は、レベリングローラ81、81のピッチの2分の1の位置に軸心を有し、相隣るレベリングローラ81の上部に当接するように配置されている。
そして、これらのレベリングローラ81やバックアップローラ85は、レベリングローラ81やバックアップローラ85を回転駆動させる図略の駆動装置、および上下方向に移動させて開放あるいは前記金属板材に押圧させる押圧装置に支持されている。
次に、ロール清掃装置10は、図1乃至図3に示すように、レベラ80の矢印Fの前方で金属板材の出口側に取り付けられたフレーム11と、該フレーム11に前記レベリングローラ81の軸方向と平行に、上下方向で所要間隔離間して配設されたレール13と、該レール13に前記レベリングローラ81の軸方向と平行に移動可能に支持されたベース15と、該ベース15に支持され、後述する清掃部材20を回動・起伏可能に支持する部材支持機構17とを備えている。部材支持機構17は、清掃部材20を起伏可能に支持する部材起伏機構19を備える。
したがって、請求項に記載した起伏手段は前記部材起伏機構19に相当し、回動手段は前記部材支持機構17に相当し、移動手段がベース15に相当し、挿入手段がフレーム11とレール13とベース15と部材支持機構17および部材起伏機構19に相当する。
フレーム11は、前記レベラ80の枠組み上に左右方向に所要間隔で離間して取り付けられ、レベラ80の前端側に垂直な取付面を有するブラケット111と、該ブラケット111を連結するように取付面に取り付けられ、後述のレール13を上下方向の所要間隔で支持し、レール13の左右方向の長さと略同一の長さの2本の角パイプからなる受け骨113とを備えている。
受け骨113の一端(図3では右端)は前記レベリングローラ81の長さより大きく突出し、他端(図3では左端)はレベリングローラ81の左端より突出する位置に配置されており、この左右両端には、上下の受け骨113を連結して互いに対向する方向に突出して、後述するベース15の移動を停止させるストッパ115とベース15が当接したことを検知するリミットスイッチとが設けられている。
なお、フレーム11の上部には、ベース15に搭載された後述する部材支持機構17や部材起伏機構19等に圧縮空気や電流を供給するためのケーブル119が設置されている。
レール13は、前記受け骨113の、前記ブラケット111を連結する取付面と反対側の垂直面に取り付けられ、後述するベース15に設けられたLMガイドからなるガイド153を滑動可能に支持する凸字状断面のものである。
ベース15は、ベース板151と、該ベース板151の後面に上下左右に所要間隔で4個取り付けられた前記ガイド153と、該ベース板151の上端に取り付けたアクチュエータとしてのモータ157と、該モータ157に駆動されるギヤ159と、該ギヤ159に巻廻されたチェーン155とからなり、前記ベース板151の下端に後述する部材支持機構17を支持して前記レール13上を移動するものである。
部材支持機構17は、図4乃至図6に示すように、前記ベース15のベース板151に取り付けられた前記ガイド153と同一面に連結ブロック171を介して取り付けられる支持板173と、該支持板173に取り付けられた回動機構175の下端に回動可能に支持された部材起伏機構19と、該部材起伏機構19に起伏可能に支持される清掃部材20とを備えている。
支持板173は、上部に脚部材1713により連結ブロック171から所定の厚さで前記ベース板151から離間する連結部1731と、該連結部1731の下部で前記回動機構175の回動軸1753を回動させるように水平方向に配置される水平シリンダ1751を支持する支持部1733と、該支持部1733の下部に突出し、脚部材17551により所定の厚さで前記支持板173から前記ベース板151側に突出するように取り付けられた回動機構175の軸受板1755を支持する保持部1735とから、略横T字状に形成されたものである。
回動機構175は、一端を支持板173の支持部1733に首振り自在に支持された水平シリンダ1751と、前記軸受板1755に上下に離間して取り付けられた軸受1757と、該軸受1757に垂直方向に回動自在に支持された回動軸1753と、一端が該回動軸1753の上端に固定され、他端が前記水平シリンダ1751のピストンロッドの先端に首振り自在に連結されたアーム1759と、回動軸1753の下端で該回動軸1753と直角方向に固定され、後述する部材起伏機構19を連結する連結板1758とを備えている。
支持板173の、前記回動機構175が取り付けられている裏面には、図6に示すように、ロック機構177が取り付けられている。このロック機構177は、垂直シリンダ1771と、該垂直シリンダ1771の下向きのピストンロッドに連結されたロックピン1773とを備えている。
部材起伏機構19は、連結板1758に連結され、前記水平シリンダ1751により水平方向に回動されるベース板191と、該ベース板191の上面に立設されたブラケット193と、該ブラケット193の上端に設けられた支持部に一端を固定され、他端のピストンロッドの先端で後述する保持アーム197に接続される傾斜シリンダ195と、ベース板191の下面に設けられた軸受1911に軸1971により回動可能に支持され、先端に清掃部材20が取り付けられた保持アーム197とを備えている。
傾斜シリンダ195は、そのピストンロッドが伸張したときは保持アーム197を、軸受1911に支持された軸1971を回動中心として水平方向に倒伏させ、縮小したときは保持アーム197を、軸1971を回動中心として垂直方向に起立させるように機能する。
なお、ベース板191の、二つの前記軸受1911が取り付けられた間には、前記保持アーム197が起立可能なように切欠き1913が設けられている。この切欠き1913の、前記回動軸1753側で、該回動軸1753からはブラケット193の反対側のベース板191の位置には、部材起伏機構19が回動してロック機構177が作動したときに前記ロックピン1773が嵌合するロック孔1915が設けられている。
保持アーム197は、一端に前記軸受1911に支持される軸1971と、他端側で傾斜シリンダ195のピストンロッド先端に接続されるブラケット1973とを備え、他端側先端には清掃部材20が交換可能にネジ止めされて取り付けられている。
つぎに、清掃部材20は、図8乃至図10に示すように、硬質材により中空板状に形成された芯材21と、該芯材21を密閉して覆うように柔軟材で袋状に形成されたクッション23とを備え、使用時にはさらにクッション23の外側に不織布等からなる吸着材25を取り付けて使用するように構成されている。
芯材21は、薄鋼板を断面が扁平な中空の楕円状に形成して、その根本部211に内部に圧縮空気を供給するためのエア供給口213を設け、両端を密閉し、エア供給口213側の端部を前記保持アーム197に取り付けるための取付部となし、他端部までの間に内部に供給された圧縮空気を吐出するための多数の小孔が設けられたものである。
芯材21の長さは、図1で明らかなように、レベラ80を通る金属板材の搬送方向で、複数のローラ81が配置された長さに到達するように設定されている。
芯材21の外部には、図10に示すように、消防用ホースのように円筒状に無端で連続して編成され、内径が前記芯材21の幅より若干大きく設定されて、芯材21から圧縮空気が供給されたときに図10(A)に示すように楕円形を呈するクッション23が装着されている。
クッション23は、芯材21の前記エア供給口213の手前で金属製のバンド231により気密的に芯材21に固着されている。そして、その反対側の先端部は、密閉状に縫製されている。
さらに、図10(B)に示すように、使用時にはクッション23の外側上下面に不織布等からなる吸着材25を添着して、この吸着材25がローラ81に接触するように構成される。
以上のように構成された本実施の形態のロール清掃装置10の作用について説明する。ロール清掃開始前の初期状態として、ロール清掃装置10のベース15や部材支持機構17は、その作動を表す図7の実線で示すスタート位置に待機している。このスタート位置では、部材支持機構17の水平シリンダ1751が伸張して部材起伏機構19をベース15と平行な向き(図5の状態)に保持し、該部材起伏機構19の傾斜シリンダ195が縮小して清掃部材20を起立させた初期状態(図7の(A)で示す状態)にある。
まず、この清掃部材20を起立させた状態で図7の(A)の位置からレベラ80の軸方向と平行に図7の(B)の位置に移動させた後、レベラ80の図略の操作盤を操作して上部のレベリングローラ81およびバックアップローラ85を所定位置(本実施の形態では550mm)まで上昇させて、上下のレベリングローラ81およびバックアップローラ85の間に間隔を設ける。
次に、部材起伏機構19の縮小していた傾斜シリンダ195を伸張させて、軸1971を中心に保持アーム197を回動させ、該保持アーム197に保持された清掃部材20を略水平位置に倒伏させる(図7の(C)の状態)。
次に、部材支持機構17の伸張していた水平シリンダ1751を縮小させて、アーム1759、回動軸1753を介して部材起伏機構19を平面視で時計回りに90゜回動させる。部材起伏機構19が90゜回動すると、清掃部材20が上下のレベリングローラ81およびバックアップローラ85の間の間隔内に浸入可能な状態に待機する(図7の(D)、図2の(ロ)の位置)。
そして、ロック機構177の垂直シリンダ1771を伸張させてロックピン1773をベース板191に設けたロック孔1915に嵌入させて、部材起伏機構19が回転しないようにロックする。
次に、レベラ80の上部のローラ81、85を下降させて上下の間隙が30mm程度になるように保持し、上下のローラ81、85を金属板材を送る方向Fに回転(正回転)させる。その後、清掃部材20の芯材21からクッション23の内部に圧縮空気を供給して、クッション23を膨張させ、モータ157を回転させてギヤ159を介してチェーン155によりベース15ひいてはこのベース15に連結された部材支持機構17、部材起伏機構19ならびに清掃部材20を、前記上下のローラ81、85の間隙に向かって図2の(ロ)から(ハ)に向かうローラ81の軸方向に進行させる。
そうすると、図1に示すように、清掃部材20に被せた吸着材25が上下のローラ81に、該ローラ81が膨張したクッション23を押圧する力の反力で接触しながら図2の(ハ)に向かって進行する。ローラ81が正回転し、清掃部材20が進行するので、ローラ81の表面に異物等が付着していると、吸着材25により拭き取られ、ローラ81が清掃される。
そして、清掃部材20が図2の(ハ)の位置に到達するとリミットスイッチが働いてモータ157が停止するため、ベース15に連結された部材支持機構17、部材起伏機構19ならびに清掃部材20の進行が停止し、自動的に図2の(ロ)(図7の(D)の位置)に向かって逆送する。そして、図2の(ロ)の位置で停止する。
この図7の(D)の位置で、圧縮空気の供給を停止してクッション23の膨張を止め、ロック機構177の垂直シリンダ1771を縮小させてロックピン1773をベース板191のロック孔1915から抜いてロックを解除する。
次に、レベラ80の上下のローラ81、85の回転を停止させ、上部のローラ81、85を初期位置に上昇させる。
その後、水平シリンダ1751を伸張させてアーム1759、回動軸1753を介して部材起伏機構19を平面視で反時計周りに回動させ、図7の(C)の位置に戻す。
そして、傾斜シリンダ195を縮小させて清掃部材20をほぼ垂直に起立させ(図7の(B)の位置)、モータ157を逆回転させて、ベース15に連結された部材支持機構17、部材起伏機構19ならびに清掃部材20を初期位置(図7の実線で示す(A)の位置)に待機させる。
その後、初期位置から水平シリンダ1751を縮小させて清掃部材20が起立したまま部材起伏機構19を90°回転させ、さらに傾斜シリンダ195を伸張させて清掃部材20を水平状態にする(図2の(イ)の状態)。この図2の(イ)の位置はライン外であり、この位置で清掃部材20の吸着材25を安全に交換する。
吸着材25の交換が終了したら、図2の(イ)の位置で吸着材25が交換された清掃部材20を、傾斜シリンダ195を縮小させて起立させ、水平シリンダ1751を伸張させて清掃部材20が起立したまま部材起伏機構19を反時計回りに90°回転させて初期位置(図7の(A)の位置)に復帰させ待機させる。
その後、レベラ80を通常運転して金属板材を通過させてその残留応力を除去する。
そして、レベラ80の所定の運転時間が経過した後、ローラ81、85の清掃を行うために、ローラ81、85を上昇させ、モータ157を駆動させてベース15を介して部材支持機構17および部材起伏機構19ならびに清掃部材20を図7の(B)の位置に移動させて、以下、前述と同様に作動させて、上下ローラ81の清掃を行う。
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
本発明は、コイル状に巻かれた金属板材の巻き癖を除去するためのローラ式レベラの上下のローラの間に挿入され、ローラの軸方向に移動可能な清掃部材により、該ローラに付着した異物を除去するレベラのロール清掃装置であって、前記清掃部材が、圧縮空気により上下方向に膨張させることが可能な柔軟材で袋状に形成したので、ローラに接触させる清掃部材を、人の手に類似した柔軟性と横送り可能な剛性とを両立させることが可能となった。
本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置の側面図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置の平面図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置の正面図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置に設けられた部材倒立機構の正面図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置に設けられた部材倒立機構の回動機構および部材倒立機構の斜視図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置に設けられた部材倒立機構の回動機構および部材倒立機構の正面図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置に設けられた部材倒立機構の作動順序を示す概略図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置に用いられる清掃部材の平面図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置に用いられる清掃部材の側面図である。 本発明の一の実施の形態に係るロール清掃装置に用いられる清掃部材の断面図で、(A)はクッションが膨張した状態を示し、(B)はこれに吸着材を装着した状態を示す。
符号の説明
10 ロール清掃装置
11 フレーム
13 レール
15 ベース
17 部材支持機構
173 支持板
175 回動機構
1751 水平シリンダ
177 ロック機構
19 部材起伏機構
191 ベース板
195 傾斜シリンダ
197 保持アーム
20 清掃部材
21 芯材
23 クッション
25 吸着材
40 挿入手段
50 起伏手段
60 回動手段
70 移動手段
80 レベラ
81 レベリングローラ
85 バックアップローラ

Claims (3)

  1. コイル状に巻かれた金属板材の巻き癖を除去するためのローラ式レベラの上下のローラの間に挿入され、ローラの軸方向に移動可能な清掃部材により、該ローラに付着した異物を除去するレベラのロール清掃装置であって、
    前記清掃部材が、圧縮空気により上下方向に膨張させることが可能な柔軟材で袋状に形成されていることを特徴とするレベラのロール清掃装置。
  2. 請求項1に記載のレベラのロール清掃装置において、
    前記袋状の清掃部材の内部に、硬質材により中空板状に形成された芯材が挿入され、該芯材を介して圧縮空気が前記清掃部材の内部に供給されるようにしたことを特徴とするレベラのロール清掃装置。
  3. 請求項2に記載のレベラのロール清掃装置において、
    前記清掃部材を前記上下のローラ間へ挿入する挿入手段として、
    前記ローラの外部で、前記清掃部材を起伏させる起伏手段と、
    起伏した何れの状態でも前記清掃部材を、前記ローラの軸方向及び軸と直角方向に回動させる回動手段と、
    前記起伏手段と回動手段とを、前記ローラの軸方向と平行に移動させる移動手段と、
    を備えることを特徴とするレベラのロール清掃装置。
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