JP4421021B2 - 放電成形ユニット及び切削装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導電性を有する砥石を放電により加工して適宜の形状に成形する放電成形ユニット及びこの放電成形ユニットを搭載した切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
放電により砥石を加工して成形する装置としては、例えば、特開平4−201073号公報に開示された機上放電ツルーイング/ドレッシング装置が知られている。
【0003】
この装置によれば、砥石を取り外すことなく、機上において放電ツルーイング/ドレッシングを行うことができるが、砥石の形状が複数種類存在する場合には、成形しようとする砥石の最終形状に対応した形状の電極を個別に用意しなければならないため不経済であり、装置が大型化する要因にもなる。また、電極の取り替えなどの煩雑な作業が必要となって生産性が低下するという問題もある。そこで、例えば第2601750号特許公報に開示された方法のように、一つの電極を用いて種々の形状の砥石を成形する方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この場合は砥石の形状に対応して電極の傾きや位置を調整する必要があるため、複雑な機構が必要となる。従って、このような機能を有する装置を切削装置に組み込もうとすると、切削装置を大幅に改造しなければならない。また、切削装置が大型化するという問題もある。
【0005】
更に、電極と砥石の間においては、必ずしも常に一定方向に放電現象が起こるわけではないため、砥石を高精度に成形できないという問題もある。
【0006】
このように、放電により砥石を加工して成形する装置においては、切削装置に組み込む場合にも切削装置の大幅な改造が不要で大型化せず、かつ、高精度に成形することができるようにすることに課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための具体的手段として本発明は、砥粒と該砥粒を固定する導電性の固定部材とによって形成された円形砥石を成形する放電成形ユニットであって、円形砥石との間で放電を行う放電端子と、該放電端子を支持する支持部とから構成されており、放電端子は、円形砥石の両側部の成形に用いる端面の端子面積が0.1〜1.0mm2の第一の側部成形端子と第二の側部成形端子と、該円形砥石の外周部を成形する外周部成形端子とから少なくとも構成される放電成形ユニットを提供する。
【0008】
そして、この放電成形ユニットは、外周部成形端子の幅は0.1〜2.0mmであること、放電端子には、刃部の形成に用いる刃部形成端子が含まれること、円形砥石を構成する砥粒の粒径は10μm以下であり、導電性の固定部材はメタルボンドまたは電着成形に用いるメッキ材であること、刃部形成端子を用いてマルチブレードを成形するようにしたことを付加的要件とする。
【0009】
また本発明は、円形砥石と、該円形砥石が装着される回転軸を備えたスピンドルユニットと円形砥石に切削水を供給する切削水供給ノズルとから構成される切削手段と、被加工物を保持するチャックテーブルとから少なくとも構成され、チャックテーブルに隣接する位置に、上記の放電成形ユニットが搭載された切削装置を提供する。
【0010】
そして、この切削装置は、切削手段がY軸方向及びZ軸方向に移動可能であり、チャックテーブルはX軸方向に移動可能な移動テーブルに配設されており、放電成形ユニットは、移動テーブルのチャックテーブルに隣接する位置に配設されること、円形砥石がチャックテーブルの金属部に接触した際に両者が導通することにより、回転軸と円形砥石とチャックテーブルの金属部と低電圧源とが直列に接続される回路を形成し、更に該導通を検出する導通検出手段を接続し、導通検出手段における導通の検出結果に基づき円形砥石の動作原点を決定するようにしたセットアップ手段を備え、セットアップ手段を構成する回路によって円形砥石の切削時の動作原点と放電端子の放電時の動作原点とが検出されること、放電成形ユニットの放電端子には、円形砥石と放電端子との間で放電させるための高電圧源が連結されており、セットアップ手段を構成する回路には電源切り替え手段が接続され、放電端子と円形砥石との間で放電させる際は、電源切り替え手段を低電圧源側から高電圧源側に切り替えること、放電成形ユニットの放電端子と円形砥石との間で放電させる際は、放電する位置に純水が供給されることを付加的要件とする。
【0011】
このように構成される放電成形ユニットによれば、構造が簡単でかつ小型であるため、切削装置に組み込む場合にも切削装置の大幅な改造を必要としない。
【0012】
また、第一の側部成形端子及び第二の側部成形端子の端面の端子面積が小さいため、放電の方向性の精度が高くなり、細かな砥粒からなる円形砥石も高精度に成形することができる。
【0013】
更に、マルチブレードも形成することができるため、切削装置に搭載した場合には、種々の切削が可能となって切削装置の機能を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として、図1に示す切削装置10に搭載される放電成形ユニット20について説明する。
【0015】
切削装置10において、例えば半導体ウェーハWを切削する際は、半導体ウェーハWはチャックテーブル11に吸引保持される。このチャックテーブル11は、X軸方向に移動可能な移動テーブル12に固定されており、移動テーブル12の移動に伴ってX軸方向に移動する。
【0016】
半導体ウェーハWがチャックテーブル11に保持されると、移動テーブル12がX軸方向に移動することにより半導体ウェーハWがアライメント手段13の直下に位置付けられ、ここで切削すべき領域が検出される。そして更に移動テーブル12が同方向に移動することにより、切削手段14の作用を受けて半導体ウェーハWが切削される。
【0017】
切削手段14は、図2に示すように、スピンドルハウジング15によって回転可能に支持された回転軸16に円形砥石17が装着されたスピンドルユニット18と、円形砥石17を両側から挟むように配設された切削水供給ノズル19(片方は図示せず)とから構成されており、全体としてY軸方向及びZ軸方向に移動可能となっている。
【0018】
半導体ウェーハWの切削は、移動テーブル12がX軸方向に往復移動し、切削手段14が下降して切削水供給ノズル19から切削水を供給すると共に、円形砥石17が半導体ウェーハWに切り込むことにより行われる。
【0019】
このようにして切削を行うと、円形砥石17の刃先の形状が摩耗により変形する場合があり、変形が生じたままの状態で切削を続行すると、切削により形成されたペレットの品質が低下するという問題がある。そこで、移動テーブル12上のチャックテーブル11に隣接する位置に放電成形ユニット20を搭載し、この放電成形ユニット20を用いて適宜円形砥石17の刃先を成形するようにする。
【0020】
放電成形ユニット20は、図2及び図3に示すように、ネジ21によって移動テーブル12に固定された支持部22と、支持部22にネジ23によって固定された超硬合金で形成されることが好ましい放電端子24とから構成され、移動テーブル12に取り付けることができるほど小型でかつ安価であり、切削装置の改造も不要で、取付を簡単に行うことができる。
【0021】
放電端子24は、図3に示す如く少なくとも第一の側部成形端子25と第二の側部成形端子26とからなり、本実施の形態においては、更に外周部成形端子27と刃部成形端子28とを備えている。
【0022】
第一の側部成形端子25及び第二の側部成形端子26は、円形砥石17の両側面の放電成形に用いる端子であり、その第一の端面25aと第二の端面26aとは、Y軸方向において互いが離れる方向を向いており、第一の端面25a及び第二の端面26aの端子面積は、例えば0.1〜1.0mm2と非常に小さくなっている。
【0023】
また、外周部成形端子27は、先端が比較的面積の広い平面状に形成され、円形砥石17の外周部の放電成形の際に用いる端子であり、その幅は0.1〜2.0mmである。一方、刃部成形端子28は、先端が0.1〜1.0mm角と比較的面積の狭い平面状に形成され、マルチブレードの刃部を形成する際に用いる端子である。
【0024】
放電成形ユニット20を用いて円形砥石を成形するときは、円形砥石17を回転させたままの状態で切削手段14をY軸方向及びZ軸方向に移動させ、円形砥石17の刃先をいずれかの端子に近づけ、その端子と円形砥石との間で放電させる。
【0025】
ここで、図4に示すように、回転軸16と回転軸16に装着された円形砥石17とは電気的に導通しており、回転軸16は導通検出手段30に接続されている。この導通検出手段30は、電源切り替え手段31を介して高電圧源32または低電圧源33の陽極に接続されていると共に、切削手段14のY軸方向、Z軸方向の移動を制御する制御手段34に接続されている。
【0026】
また、高電圧源32の陰極は放電成形ユニット20の放電端子24に接続されており、更に、低電圧源33の陰極は金属部11aに接続されている。
【0027】
即ち、電源切り替え手段31が高電圧源32側に接続されていて、かつ、円形砥石17と放電端子24との間で放電が行われているときは、円形砥石17と回転軸16と導通検出手段30と高電圧源32と放電端子24と金属部11aとが直列に接続された回路を構成し、電源切り替え手段31が低電圧源33側に接続されていて、かつ、円形砥石17と金属部11aとが接触しているときは、円形砥石17と回転軸16と導通検出手段30と低電圧源33と金属部11aとが直列に接続された回路を構成する。そして、後者の場合は、円形砥石17と回転軸16と導通検出手段30と低電圧源33と金属部11aとで、切削時の切削手段の動作原点を定めるセットアップ手段を構成する。なお、例えば、高電圧源32の電圧は放電を行うのに充分な電圧である140V、低電圧源33の電圧は24Vとする。
【0028】
このように構成される回路においては、電源切り替え手段31を高電圧源32側に接続することで、放電端子24に備えた各端子と円形砥石17との間に放電が生じる。このとき、導通検出手段30において導通を検出したときの切削手段14の位置を放電成型時の動作原点とすることができる。なお、放電の際には放電する位置に純水を供給する。
【0029】
一方、電源切り替え手段31を低電圧源33側に接続した場合は、円形砥石17を下降させて、図2に示したように金属部11aに接触したときに導通検出手段30によって導通が検出され、このときの円形砥石17の位置を切削時の動作原点とすることができる(セットアップ)。
【0030】
例えば、図5に示す円形砥石17aは、砥粒が導電性の固定部材によって固定された砥石部40を備えており、砥石部40の刃先は、切削の目的に応じて種々の形状に加工されているが、摩耗により形状が変形した場合は、成形しようとする形状に合わせてそれぞれの成形端子と砥石部40との間で放電させて加工を行う。ここで、砥粒を固定する固定部材としては、メタルボンドを用いたり、また電着による場合はニッケル等のメッキ材を用いたりするので、導電性を確保することができる。なお、成形前の円形砥石17aにおいては、図6において便宜的な形状を用いて示すように、外周面を外周部41、両側の面をそれぞれ左側部42、右側部43とする。
【0031】
例えば、図5に示した円形砥石17aを図7(A)のような形状に成形する場合は、まず、切削手段14をY軸方向及びZ軸方向に移動させ、図8(A)に示すように、円形砥石17aの右側部43を第一の側部成形端子25の第一の端面25aに対峙させる。そして、図4に示した導通検出手段30が導通を検出したときの切削手段14の位置を動作原点として制御手段34に記憶させる。
【0032】
動作原点が制御手段34に記憶されると、その動作原点を基準として、制御手段34の制御の下で、先端部を残して右側部43が一様に削られるように切削手段14を上下動させ、放電により右側部43を成形していく。放電時は、第一の端面の端子面積が0.1〜1.0mm2と小さいため、従来より放電現象の方向性の精度が高くなる。従って、細かな砥粒からなる円形砥石も高精度に成形することができる。
【0033】
こうして右側部43が所望の形状に成形されると、次に、図8(B)に示すように、円形砥石17aの左側部42を第二の側部成形端子26の第二の端面26aに対峙させる。そして、上記と同様に、導通検出手段30が導通を検出したときの切削手段14の位置を動作原点として制御手段34に記憶させ、その動作原点を基準として、先端部を残して左側部42が一様に削られるように切削手段14を上下動させる。
【0034】
また、外周部41が平坦になっていないときは、図8(C)に示すように、外周部41を外周部成形端子27の上方に近づけて放電が発生したときの位置を動作原点として制御手段34に記憶させ、その動作原点において円形砥石17aを固定し、また必要であれば切削手段14をY軸方向に移動させて外周部41を成形する。このようにして、図7(A)に示したような形状の円形砥石17bが成形される。
【0035】
次に、図7(B)に示す先端がV字型の円形砥石17cを成形する場合について説明する。まず、上記と同様にして第一の側部成形端子25との放電における動作原点を決定して制御手段34に記憶させてから、その動作原点を基準として、円形砥石17aが目的とする形状であるV字型の片方のテーパ面と同角度に移動するように、切削手段14をY軸方向及びZ軸方向に同時に駆動する。このような動作によって、右側部がテーパ状に成形される。
【0036】
更に、左側部42と第二の側部成形端子26との放電における原点を決定して制御手段34に記憶させてから、その動作原点を基準として、上記のようにして左側部42が成形された円形砥石17aが目的とする形状であるV字型のもう片方のテーパ面と同角度に移動するように、切削手段14をY軸方向及びZ軸方向に同時に駆動する。このような動作により、左側部42がテーパ状に成形される。そして、図7(B)のような先端がV字型に成形された円形砥石17cとなる。
【0037】
次に、図7(C)に示す片側がテーパ状に成形された円形砥石17dを成形する場合について説明する。この場合は、第二の側部成形端子26との放電における動作原点を決定して制御手段34に記憶させてから、その動作原点を基準として、円形砥石17aが目的とする形状のテーパ面と同角度に移動するように、切削手段14をY軸方向及びZ軸方向に同時に駆動する。このように移動させることにより、片側が図7(C)のようにテーパ状に成形された円形砥石17dとなる。
【0038】
図9に示すような刃先が2カ所突出したマルチブレード45を成形する際は、上記の場合に使用した第一の側部成形端子25、第二の側部成形端子26、外周部成形端子27に加えて、刃部成形端子28を使用する。
【0039】
例えば、図10(A)のマルチブレード45aにおいて、刃部46を2点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで削り込み、刃先47、48を形成するときは、刃部成形端子28に刃部46を近づけ、動作原点を制御手段34に記憶させた後、その動作原点を基準として切削手段14をY軸方向及びZ軸方向に移動させて刃部46を所望の形状にする。
【0040】
また、刃先47、48を成形する場合には、図5に示した円形砥石17aの刃先を成形する場合と同様に、第一の側部成形端子25、第二の側部成形端子26、外周部成形端子27用いて放電させながらY軸方向及びZ軸方向に移動させることにより、例えば図10(B)、図10(C)に示すような刃先に成形することができる。
【0041】
放電成形ユニットは、図11のように構成されていてもよい。この図11に示す放電成形ユニット50においては、超硬合金で形成されることが好ましい第一の側部成形端子51と第二の側部成形端子52とが端面同士が対峙するように配設されており、この場合は左側部と右側部とを同時にかつ左右対称に正確に成形することができる。
【0042】
以上のようにして移動テーブル12のチャックテーブル11に隣接する位置に搭載した放電成形ユニットを用いて円形ブレード17を成形できるため、切削の途中でもすぐに成形を開始することができ、成形終了後は切削作業を迅速に再開することができる。
【0043】
なお、本実施の形態においては、放電成形ユニットを切削装置に搭載した場合について説明したが、放電加工機自体に組み込むこともできることはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る放電成形ユニットによれば、構造が簡単でかつ小型であるため、切削装置に組み込む場合にも切削装置の大幅な改造を必要とせず、簡単に取り付けることができる。
【0045】
また、第一の側部成形端子及び第二の側部成形端子の端面の端子面積が小さいため、放電の方向性の精度が高くなる。従って、この放電成形ユニットを組み込むことにより高精度な加工が可能な放電加工機を提供することができ、また、この放電成形ユニットを切削装置に搭載した場合には、高精度な放電加工により細かな砥粒からなる円形砥石も高精度に成形することができるため、被切削物の品質が向上する。
【0046】
更に、マルチブレードも形成することができるため、切削装置に搭載した場合には、種々の切削が可能となって切削装置の機能を向上させることができ、切削装置を汎用的に使用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切削装置の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同切削装置における切削手段及び移動テーブルを示す斜視図である。
【図3】本発明に係る放電成形ユニットの実施の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る切削装置に備えたセットアップ手段と放電成形ユニットとの接続状態を示す説明図である。
【図5】成形の対象となる円形砥石の一例を示す斜視図である。
【図6】同円形砥石の刃先を拡大して示す正面図である。
【図7】同円形砥石の成形後の刃先の形状を拡大して示す正面図である。
【図8】同円形砥石の刃先を成形する様子を工程別に示す説明図である。
【図9】成形の対象となるマルチブレードを示す斜視図である。
【図10】成形後のマルチブレードの刃先の形状を拡大して示す正面図である。
【図11】本発明に係る放電成形ユニットの設計変更例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…切削装置 11…チャックテーブル
11a…金属部 12…移動テーブル
13…アライメント手段 14…切削手段
15…スピンドルハウジング 16…回転軸
17…円形砥石 18…スピンドルユニット
19…切削水供給ノズル 20…放電成形ユニット
21…ネジ 22…支持部 23…ネジ
24…放電端子
25…第一の側部成形端子 25a…第一の端面
26…第二の側部成形端子 26a…第二の端面
27…外周部成形端子 28…刃部成形端子
30…導通検出手段 31…電源切り替え手段
32…高電圧源 33…低電圧源 34…制御手段
40…砥石部 41…外周部 42…左側部
43…右側部 45…マルチブレード
46…刃部
50…放電成形ユニット 51…第一の側部成形端子
52…第二の側部成形端子

Claims (10)

  1. 砥粒と該砥粒を固定する導電性の固定部材とによって形成された円形砥石を成形する放電成形ユニットであって、
    該円形砥石との間で放電を行う放電端子と、該放電端子を支持する支持部とから構成されており、
    該放電端子は、該円形砥石の両側部の成形に用いる、端面の端子面積が0.1〜1.0mm2の第一の側部成形端子と第二の側部成形端子と、該円形砥石の外周部を成形する外周部成形端子と、から少なくとも構成される放電成形ユニット。
  2. 外周部成形端子の幅は0.1〜2.0mmである請求項1に記載の放電成形ユニット。
  3. 放電端子には、刃部の形成に用いる刃部形成端子が含まれる請求項1または2に記載の放電成形ユニット。
  4. 円形砥石を構成する砥粒の粒径は10μm以下であり、導電性の固定部材はメタルボンドまたは電着成形に用いるメッキ材である請求項1、2または3に記載の放電成形ユニット。
  5. 刃部形成端子を用いてマルチブレードを成形するようにした請求項3または4に記載の放電成形ユニット。
  6. 円形砥石と、該円形砥石が装着される回転軸を備えたスピンドルユニットと該円形砥石に切削水を供給する切削水供給ノズルとから構成される切削手段と、被加工物を保持するチャックテーブルとから少なくとも構成され、該チャックテーブルに隣接する位置に、請求項1、2、3、4または5に記載の放電成形ユニットが搭載された切削装置。
  7. 切削手段はY軸方向及びZ軸方向に移動可能であり、該チャックテーブルはX軸方向に移動可能な移動テーブルに配設されており、放電成形ユニットは、該移動テーブルの該チャックテーブルに隣接する位置に配設される請求項6に記載の切削装置。
  8. 円形砥石がチャックテーブルの金属部に接触した際に両者が導通することにより、回転軸と該円形砥石と該チャックテーブルの金属部と低電圧源とが直列に接続される回路を形成し、更に該導通を検出する導通検出手段を接続し、該導通検出手段における導通の検出結果に基づき該円形砥石の動作原点を決定するようにしたセットアップ手段を備え、該セットアップ手段を構成する回路によって該円形砥石の切削時の動作原点と放電端子の放電時の動作原点とが検出される請求項6または7に記載の切削装置。
  9. 放電成形ユニットの放電端子には、円形砥石と該放電端子との間で放電させるための高電圧源が連結されており、セットアップ手段を構成する回路には電源切り替え手段が接続され、該放電端子と該円形砥石との間で放電させる際は、該電源切り替え手段を低電圧源側から該高電圧源側に切り替える請求項8に記載の切削装置。
  10. 放電成形ユニットの放電端子と円形砥石との間で放電させる際は、放電する位置に純水が供給される請求項6、7、8または9に記載の切削装置。
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