JP4419798B2 - 固定ガラス用ウエザストリップの製造方法 - Google Patents

固定ガラス用ウエザストリップの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用ドアの固定ガラスの周縁に取付けられる固定ガラス用ウエザストリップの製造方法に関するものである。
従来、自動車等の車両のドアには固定ガラスが取着されたものがある。この固定ガラスは、当該固定ガラスをシールするための固定ガラス用ウエザストリップがその周縁部に装着された上でドアの開口部に嵌め込まれる。
固定ガラス用ウエザストリップは、固定ガラスが挿入される溝部を内周側に有した断面略コ字状の本体部と、当該本体部の車内外両側に設けられる取付部とからなる。前記両取付部は、それぞれ前記本体部から延出した連接部と、当該連接部の先端から延びドア開口部周縁(インナパネル又はアウタパネル)を覆うように設けられたリップ部とからなり、ドアのインナパネル又はアウタパネルが挿入される溝部を外周側に有した構造となっている(例えば、特許文献1参照。)。
一般的に、固定ガラス用ウエザストリップは所定の金型装置によって型成形される。その金型装置は、固定ガラス用ウエザストリップの本体部の溝部を画定するため中板と、複数の可動型とからなる。型成形に際しては、まず、各型を所定位置に配置せしめ、型閉めを行う。そして、各型により形成されたキャビティ内に弾性材料(未加硫ゴムや軟質樹脂)を射出し、充填させる。材料固化後、各型を開き、固定ガラス用ウエザストリップを取り外す。
特開2002−307954号公報
しかしながら、固定ガラス用ウエザストリップの中には、図6に示すように、固定ガラス用ウエザストリップ70の本体部71の一方側にのみ取付部72(リップ部73)が設けられ、他方側では取付部(リップ部)が省略された構成のものがある。この種の固定ガラス用ウエザストリップ70を製造する際には、図7に示すように、金型装置75を型開きする工程において、中板76を境にした可動型77,78を相反する方向(図7の上下方向)へ離間させていく。この型開き工程の初期段階においては、本体部71の一方側(図7の下側)においては、取付部72(リップ部73)が可動型78に係止されるため、可動型78によって図7の下方向へ引っ張られる。これに対し、本体部71の他方側(図7の上側)は、可動型77に係止されていないため、本体部71の一方側の動きにつられて図7の下方向へと引っ張られる。このため、本体部71の他方側が中板76からの応力を受け、例えば型開き工程の初期段階のような材料がまだ十分に固化しきっていない状況においては、その付根部を基点として外方に開かれるように変形し、本体部71の溝部79が設定以上に開いた形状となってしまうおそれがある。その結果、適正形状の固定ガラス用ウエザストリップが得られず、固定ガラス用ウエザストリップの取付け不良やシール性の低下などが起こるおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、型成形時における変形による不具合を防止することのできる固定ガラス用ウエザストリップの製造方法を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.所定の金型装置によって型成形され、車両用ドアの開口部に固定される固定ガラスの周縁部に取付けられる固定ガラス用ウエザストリップの製造方法であって、
当該固定ガラス用ウエザストリップは、前記固定ガラスの周縁部が挿入される挿入溝部を内周側に具備した本体部を備え、
周方向の所定区間においては、外周側に延びるリップ部を前記本体部の車内側又は車外側のうちの一方側に具備し、かつ、他方側に不具備とし、
前記所定区間の前記他方側に、前記本体部の車外側又は車内側に向けて突出する突出部を形成するとともに、当該突出部の外周側又は内周側に係止部を形成し、
型成形後の前記金型装置の型開きの初期段階に際しては、前記金型装置のうちの所定の型部材に前記係止部が係止されるようにしたことを特徴とする固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
上記手段1によれば、車内側又は車外側の一方側にしか上記リップ部が設けられていない構成であっても、少なくとも型開き工程の初期段階において、他方側も所定の型部材に係止される。つまり、リップ部が設けられていない側も、リップ部が設けられた側と同様に型部材に係止されるため、リップ部が設けられていない側だけが型開き時に型部材によって引っ張られることがない。従って、型成形時、特に型開き工程の初期段階のような弾性材料(ゴム等)がまだ十分に固化されていない状況における変形を抑制し、適正形状の固定ガラス用ウエザストリップを得ることができる。ひいては固定ガラス用ウエザストリップの取付け不良やシール性の低下を抑制することができる。なお、以下の手段においても同様であるが、リップ部は、車両用ドアの開口部周縁(インナパネル又はアウタパネル)を被覆するためのものである。また、前記係止部が係止される所定の型部材としては、「挿入溝部を画定するための溝部用型に対して前記他方側(前記本体部の車内側又は車外側)へ離間していく可動型」が一例に挙げられる。この場合、型開き時に、本体部の一方側が引っ張られることにより、その動きにつられて他方側が引っ張られ、他方側が溝部用型からの応力を受け、挿入溝部が設定以上に開いてしまうといった変形が抑制される。
手段2.前記本体部は、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部から構成されていることを特徴とする手段1に記載の固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
手段3.所定の金型装置によって型成形され、車両用ドアの開口部に固定される固定ガラスの周縁部に取付けられる固定ガラス用ウエザストリップの製造方法であって、
当該固定ガラス用ウエザストリップは、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなり、前記固定ガラスの周縁部が挿入される挿入溝部を内周側に具備した断面略コ字状の本体部と、
周方向の所定区間において、前記車内側側壁部又は前記車外側側壁部のうちの一方の側壁部から延出形成された連接部と、
前記連接部の先端部から外周側へ延びるリップ部とを備え、
さらに、前記所定区間における前記車内側側壁部又は前記車外側側壁部のうちの他方の側壁部側において、前記本体部の車外側又は車内側に向けて突出する突出部を形成するとともに、当該突出部の外周側又は内周側に係止部を形成し、
型成形後の前記金型装置の型開きの初期段階に際しては、前記金型装置のうちの所定の型部材に前記係止部が係止されるようにしたことを特徴とする固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
上記手段3によれば、上記手段1と同様の作用効果が奏される。もちろん、手段3は上記手段1と同様に、他方の側壁部においてリップ部が省略された構成であり、上記係止部はリップ部や、リップ部及び連接部によって形成される凹部とは異なる。
手段4.前記連接部と前記リップ部とのなす角度が直角又は鋭角となるように形成されていることを特徴とする手段3に記載の固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
上記手段4によれば、車両用ドアの開口部周縁にリップ部をより確実に当接させることができるため、開口部周縁をより確実に被覆するとともに、車両用ドアの開口部における固定ガラスの取付状態の安定化を図ることができる。また、このような構成では、金型装置の型開き時においてリップ部が型部材に係止されやすいため、上記型成形時における不具合が生じやすい。従って、上記係止部を備える効果がより確実に奏される。
手段.前記係止部は凹部であることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
上記手段によれば、凸部の係止部に比べて、固定ガラス用ウエザストリップの取付時又はそれ以降に特段寄与しない余計な突出部分が形成されないため、固定ガラス用ウエザストリップの取付性やシール性の低下を抑制することができる。
手段.前記係止部は、前記突出部の外周側に形成されていることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
上記手段によれば、リップ部が突出している側と同じ外周側に設けられていることにより、型開き時において車内外両側をバランスよく係止することができる。
手段.前記係止部は断面略半円状に形成されていることを特徴とする
上記手段によれば、型開き時において、必要以上に係止されず、係止状態から外れやすくなる。その結果、型開き作業(型から抜く作業)の作業性の低下を抑制することができる。
手段.周方向に対して断続的に複数の前記係止部を形成したことを特徴とする
上記手段によれば、係止部を周方向に連続して設ける場合に比べて、係止状態から外れやすくなる。その結果、型開き作業(型から抜く作業)の作業性の低下を抑制することができる。さらには、固定ガラス用ウエザストリップの取付時又はそれ以降に特段寄与しない余計な部分を極力少なくすることができる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両としての自動車ボディ1には車両用ドアとしてのフロントドア2が開閉可能に設けられている。また、フロントドア2の前部には固定ガラス3が装着されている。この固定ガラス3は、当該固定ガラス3をシールするための固定ガラス用ウエザストリップ4(図2参照)がその周縁部に装着された上でフロントドア2の固定ガラス用開口部5に嵌め込まれている。なお、図1では自動車ボディ1の左側が図示されているが、図2では右側のフロントドア2に取付けられる固定ガラス用ウエザストリップ4が図示されている。
次に固定ガラス用ウエザストリップ4(以下、単に「ウエザストリップ」という)について説明する。ウエザストリップ4は、所定の金型装置によって型成形されている。また、ウエザストリップ4は弾性材料としてのオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)よって形成されている。
より詳しくは、図2に示すように、ウエザストリップ4は、ディビジョンバー8(図1参照)に沿って取付けられる後縦辺部9と、フロントドア2本体部に沿って取付けられる下辺部10と、ドアフレーム11に沿って取付けられる前縦辺部12及び上斜辺部13とにより、固定ガラス3の外周形状に対応した略環状に形成されている。
次に、ウエザストリップ4の断面形状について前縦辺部12を例にして説明する。図3に示すように、前縦辺部12は、固定ガラス3の周縁部が挿入される挿入溝部15を内周側に具備した断面略コ字状の本体部16を備えている。本体部16は、基底部17並びに当該基底部17の両端から延びる車内側側壁部18及び車外側側壁部19から構成されている。また、基底部17の外周側には厚肉のベース突起部20が設けられ、当該ベース突起部20の先端部にはシールリップ22が突出形成されている。なお、固定ガラス3を保持する保持力及び固定ガラス3とのシール性を高めるために、挿入溝部15は、基底部17側よりも開口部側が幅狭となっている。
さらに、前縦辺部12は、車内側において、車内側側壁部18から延出形成された連接部25と、当該連接部25の先端部から外周側へ延びるリップ部26とを備えている。本実施形態では、連接部25とリップ部26とのなす角度が鋭角となるように形成されている。
一方、前縦辺部12の車外側は、リップ部が省略された構成となっており、車外側側壁部19から車外側へ突出形成された一対の突出部28a,28bを備えている。さらに、外周側の突出部28aの外周側には、係止部としての凹部29が設けられている。凹部29は、断面略半円状の凹部であって、図4に示すように周方向(長手方向)に沿って複数形成されている。従って、前縦辺部12に対応する区間が本実施形態における周方向の所定区間に相当する。
次に固定ガラス3及びウエザストリップ4の固定ガラス用開口部5への取付構造について説明する。前縦辺部12が取付けられるドアフレーム11(図1参照)は、インナパネル31及びアウタパネル32により構成され、両者間に断面略コ字状のサッシュ21が設けられている。取付手順としては、まず固定ガラス3を挿入溝部15に挿入し、固定ガラス3の全周にウエザストリップ4が装着された状態とする。そして、この状態の固定ガラス3を固定ガラス用開口部5に嵌め込む。取付状態においては、本体部16がサッシュ21内に挿し込まれるとともに、ベース突起部20の先端のシールリップ22がサッシュ21の底部21aに当接した状態となる。車内側においては、リップ部26によってインナパネル31の車内側側面が被覆された状態となる。つまり、リップ部26は、固定ガラス用開口部5の周縁を被覆する役目を果たす。一方、車外側においてはアウタパネル32及び突出部28a,28bの外側にフレームモール35が取着される。
次に、上記の構成を有してなるウエザストリップ4の製造方法について図5(a),(b),(c)を参照して説明する。まず、ウエザストリップ4を成形するために使用される金型装置51について説明する。図5(a)は、金型装置51を示す断面図である。金型装置51は、挿入溝部15を画定するための溝部用型としての中板52と、図示しないシリンダ等により中板52に対して相対移動可能に設けられた型部材としての上可動型53及び下可動型54とを備えている。
中板52、上可動型53及び下可動型54には、ウエザストリップ4の外形形状に対応した成形面がそれぞれ形成されている。そして、これら成形面によって、ウエザストリップ4を成形するためのキャビティ55が形成される。
そして、上記の構成を有してなる金型装置51によって、以下のようにしてウエザストリップ4を成形する。まず、中板52、上可動型53及び下可動型54を所定位置にセットし型閉めする。この状態から図5(b)に示すように、キャビティ55内に、可塑化状態にあるTPOを注入し、充填させる。その後、TPOを固化させる。固化完了後、図5(c)に示すように、上可動型53及び下可動型54をそれぞれ中板52から離間する方向(図5の上下方向)へ動かし、型開きしていく。
この際、上・下可動型53,54を相反する方向へ離間させていく少なくとも初期段階において、本体部16の車内側(図5の下側)ではリップ部26が下可動型54に係止され、本体部16の車外側(図5の上側)では凹部29が上可動型53の被係止部53aに係止される。これにより、ウエザストリップ4は、上・下可動型53,54によって上下方向へ略均等に引っ張られる。そして、上・下可動型53,54が離間していくにつれ、徐々に、リップ部26及び凹部29と、上・下可動型53,54との係止状態が外れていき、最終的にはリップ部26及び一対の突出部28a,28bが上・下可動型53,54から抜き出される。その後、ウエザストリップ4を中板52から取り外し、完成品が得られる。
以上詳述したように、車内側だけしかリップ部26が設けられていない構成であっても、少なくとも型開き工程の初期段階においては、車外側も凹部29が上可動型53に係止される。つまり、リップ部26が設けられていない車外側も、リップ部26が設けられた車内側と同様に上可動型53に係止されるため、車内側だけが型開き時に下可動型54によって引っ張られることがない。従って、型成形時、特に型開き工程の初期段階のような弾性材料(ゴム等)がまだ十分に固化されていない状況における変形を抑制し、適正形状のウエザストリップ4を得ることができる。ひいてはウエザストリップ4の取付け不良やシール性の低下を抑制することができる。例えば、仮に凹部29のような係止部を備えていない場合のように、リップ部26が設けられた車内側だけが引っ張られることにより、その動きにつられて車外側が引っ張られ、本体部16の車外側側壁部19が中板52からの応力を受け、その付根部を基点として外方に開かれるように変形し、本体部16の挿入溝部15が設定以上に開いてしまうといった変形が抑制される。
また、本実施形態では、係止部として断面略半円状の凹部29が形成されている。このため、凸部の係止部に比べて、ウエザストリップ4の取付時又はそれ以降に特段寄与しない余計な突出部分が形成されないため、ウエザストリップ4の取付性やシール性の低下を抑制することができる。さらに、凹部29が断面略半円状に形成されているため、型開き時において、必要以上に係止されず、係止状態から外れやすくなる。その結果、型開き作業(型から抜く作業)の作業性の低下を抑制することができる。加えて、リップ部26が突出している側と同じ側である突出部28aの外周側に凹部29が形成されていることにより、型開き時において車内外両側をバランスよく係止することができる。
また、本実施形態のように、ウエザストリップ4の周方向(前縦辺部12の長手方向)に対して断続的に複数の凹部29を設けた構成では、例えば係止部を周方向に連続して設ける場合(係止溝部を設ける場合等)に比べて、係止状態から外れやすくなる。その結果、型開き作業(型から抜く作業)の作業性の低下を抑制することができる。さらには、ウエザストリップ4の取付時又はそれ以降に特段寄与しない余計な部分を極力少なくすることができる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、フロントドア2の固定ガラス3に装着される固定ガラス用ウエザストリップ4について具体化したが、これに限定されるものではなく、例えばリヤドアの固定ガラス(クウォータウインド)に装着される固定ガラス用ウエザストリップにも適用することもできる。
(b)上記実施形態では、固定ガラス用ウエザストリップ4をTPOにより構成しているが、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)等の他の素材により構成してもよい。
(c)上記実施形態では、車外側のリップ部が省略されるとともに、これに代えて車外側に係止部としての凹部29を備える構成を前縦辺部12において具体化したが、これに限定されるものではなく、例えば後縦辺部9に適用することもできる。
(d)上記実施形態に代えて、車外側にリップ部を備えるとともに、車内側のリップ部を省略し、これに代えて車内側に係止部を備えた構成を採用してもよい。
(e)上記実施形態では、連接部25とリップ部26とのなす角度が鋭角となるように形成されている。連接部25とリップ部26とのなす角度はこれに限らず、例えば直角や鈍角でもよい。但し、鈍角の場合には、係止状態が外れやすいため、上記実施形態の凹部29(係止部)を設ける効果が薄い。従って、凹部29(係止部)は、連接部25とリップ部26とのなす角度が直角又は鋭角となる場合により効果を発揮する。
(f)上記実施形態では、係止部として凹部29が設けられている。係止部の構成は、これに限られるものではない。例えば、係止部として凸部を設けた構成としてもよい。また、ウエザストリップ4の周方向(前縦辺部12の長手方向)に対して連続的に形成される係止突条や係止溝部等を係止部として設けた構成としてもよい。
また、凹部29(係止部)の形成位置も上記実施形態に限られるものではなく、例えば突出部28bの内周側に設けられた構成としてもよい。さらに、断面形状も上記断面略半円状のものに限らず、例えば断面略矩形状のものであってもよい。もちろん、断面略半円状の方が、係止状態が比較的外れやすくて良い。
フロントドアが閉状態にある自動車の斜視図である。 固定ガラス用ウエザストリップの正面図である。 図2におけるF−F線断面図である。 固定ガラス用ウエザストリップの部分側面図である。 (a)は、金型装置を示す断面図であり、(b)は、キャビティ内に弾性材料を充填した状態を示す金型装置の断面図であり、(c)は、型開き時における金型装置及び固定ガラス用ウエザストリップを示す断面図である。 従来技術における固定ガラス用ウエザストリップを示す断面図である。 従来技術における型開き時における金型装置及び固定ガラス用ウエザストリップを示す断面図である。
1…車両としての自動車ボディ、2…車両用ドアとしてのフロントドア、3…固定ガラス、4…固定ガラス用ウエザストリップ、5…固定ガラス用開口部、15…挿入溝部、16…本体部、17…基底部、18…車内側側壁部、19…車外側側壁部、25…連接部、26…リップ部、28a,28b…突出部、29…係止部としての凹部、31…インナパネル、32…アウタパネル、51…金型装置、52…溝部用型としての中板、53…型部材としての上可動型、54…型部材としての下可動型。

Claims (6)

  1. 所定の金型装置によって型成形され、車両用ドアの開口部に固定される固定ガラスの周縁部に取付けられる固定ガラス用ウエザストリップの製造方法であって、
    当該固定ガラス用ウエザストリップは、前記固定ガラスの周縁部が挿入される挿入溝部を内周側に具備した本体部を備え、
    周方向の所定区間においては、外周側に延びるリップ部を前記本体部の車内側又は車外側のうちの一方側に具備し、かつ、他方側に不具備とし、
    前記所定区間の前記他方側に、前記本体部の車外側又は車内側に向けて突出する突出部を形成するとともに、当該突出部の外周側又は内周側に係止部を形成し、
    型成形後の前記金型装置の型開きの初期段階に際しては、前記金型装置のうちの所定の型部材に前記係止部が係止されるようにしたことを特徴とする固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
  2. 前記本体部は、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
  3. 所定の金型装置によって型成形され、車両用ドアの開口部に固定される固定ガラスの周縁部に取付けられる固定ガラス用ウエザストリップの製造方法であって、
    当該固定ガラス用ウエザストリップは、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなり、前記固定ガラスの周縁部が挿入される挿入溝部を内周側に具備した断面略コ字状の本体部と、
    周方向の所定区間において、前記車内側側壁部又は前記車外側側壁部のうちの一方の側壁部から延出形成された連接部と、
    前記連接部の先端部から外周側へ延びるリップ部とを備え、
    さらに、前記所定区間における前記車内側側壁部又は前記車外側側壁部のうちの他方の側壁部側において、前記本体部の車外側又は車内側に向けて突出する突出部を形成するとともに、当該突出部の外周側又は内周側に係止部を形成し、
    型成形後の前記金型装置の型開きの初期段階に際しては、前記金型装置のうちの所定の型部材に前記係止部が係止されるようにしたことを特徴とする固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
  4. 前記連接部と前記リップ部とのなす角度が直角又は鋭角となるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
  5. 前記係止部は凹部であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
  6. 前記係止部は、前記突出部の外周側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の固定ガラス用ウエザストリップの製造方法
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