JP4418264B2 - 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴画像補正方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴画像補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴画像補正方法に関する。
磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置は、核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)現象を利用して、被検体の断層の画像を撮影できる装置として知られている。磁気共鳴イメージング装置は、医療用途、産業用途などさまざまな分野において、利用されている。
磁気共鳴イメージング装置を用いて被検体の断層画像を撮影する際においては、まず、静磁場が形成される撮影空間内に被検体を置き、被検体内のプロトン(proton)のスピンの方向を静磁場の方向へ整列させて磁化ベクトルを得た状態にする。その後、高周波磁場と勾配磁場とを印加することにより、核磁気共鳴現象を発生させてプロトンの磁化ベクトルを変化させ、元の磁化ベクトルに戻るプロトンからの磁気共鳴信号を受信する。そして、磁気共鳴イメージング装置は、その受信した磁気共鳴信号に基づいて被検体の断層画像を生成する。
磁気共鳴イメージング装置においては、磁気共鳴信号に測定位置の情報を付加するため、スライス軸方向と、周波数エンコード方向と、位相エンコード方向との3方向に勾配磁場を印加している。勾配磁場は、勾配コイルによって勾配が線形になるように印加され、磁気共鳴信号に測定位置の情報を付加する。しかし、勾配磁場は、限られた狭い空間に勾配コイルを配置することに起因して勾配コイルの形状が制限されるため、勾配の直線性が悪化し勾配が非線形になる場合がある。特に、勾配磁場の周辺部は、中心部よりも直線性が悪化する。この場合、勾配磁場の非線形な勾配により、磁気共鳴信号に設定値と異なる位置情報が磁気共鳴信号に付加されることになるため、生成される画像に歪みが発生し、画像品質が低下する場合があった。
従来においては、勾配磁場の非線形な勾配により画像に歪みが発生することを補正するために、さまざまな方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平09−122102号公報
図6は、勾配磁場の非線形な勾配に起因して画像に歪みが発生することと、歪みが発生した画像を補正することとを説明するための図である。図6において、縦軸は勾配磁場の磁場強度Gを示し、横軸は勾配磁場の位置xを示しており、勾配磁場の中心を0としている。また、図6において、破線は、勾配磁場に線形な勾配を形成するための設定データG(X)=G・Xであり、実線は、その設定データに基づいて形成される非線形な勾配の実測データJ(X)である。
図6に示すように−Xから+Xまでの位置の撮影領域FOVX0=2・X[cm]とする場合、勾配磁場G[G/cm]は数式(1)に示すように示されるため、理想的には−γBから+γBの受信帯域γBW[kHz]の磁気共鳴信号が受信される。なお、数式(1)において、γは磁気回転比[kHz/G]であり、γ=4.25759で示される。
Figure 0004418264
しかし、図6に実線と破線とで示すように、勾配磁場の実測データJ(X)は、設定データG(X)と異なっている。このため、実際には、−Xから+Xまでの撮影領域FOVX1に相当する磁気共鳴信号が受信され、−Xから−Xと、+Xから+Xとに相当する磁気共鳴信号は受信されない。それにもかかわらず、−Xから+Xまでの位置の撮影領域FOVX0において理想的に受信されたものと判断され、たとえば、+X1に相当する磁気共鳴信号を、+Xに相当する磁気共鳴信号として用いて画像を再構成するため、画素の位置が実際と異なる画像が生成されて画像に歪みが発生する。
そこで、従来においては、線形な勾配磁場を形成するための設定データG(X)に基づいて形成される非線形な勾配磁場の実測データJ(X)をあらかじめ測定し、その勾配の設定データG(X)と実測データJ(X)とに基づいて、歪みが発生している画像の画素データの位置情報を実際の位置に補正している。たとえば、+Xに相当するものとして誤って認識された磁気共鳴信号を、正確な位置である+Xに相当する磁気共鳴信号として補正し、歪みが補正された画像を生成する。
しかしながら、−Xから+Xまでの位置の撮影領域FOVX0に設定しているにも関わらず、−Xから−Xと、+Xから+Xとに相当する磁気共鳴信号が受信されていないために、狭い撮影領域の画像のみが生成され、所望の撮影領域の画像において欠損している個所が存在することになる。よって、従来においては、画像の歪みを補正しているが、正確な撮影領域の画像を生成することが困難となり、画像品質の低下が発生していた。
したがって、本発明の目的は、画像の歪みを補正すると共に、所望の撮影領域の画像において画像が欠損することなく、正確な撮影領域の画像を容易に生成することでき、画像品質を向上することが可能な磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴画像補正方法を提供することにある。
上記目的の達成のために本発明の磁気共鳴イメージング装置は、被検体が収容され静磁場が形成される撮影空間に勾配磁場と高周波磁場とを形成し、前記被検体からの磁気共鳴信号に基づいて前記被検体の第1撮影領域の断層画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、前記勾配磁場の設定データと前記設定データに対応する実測データとの関係を記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶する前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、前記第1撮影領域に対応するように前記勾配磁場を設定する前記第1設定値を、前記第2撮影領域に対応するように前記勾配磁場を設定する第2設定値に変更する設定変更手段と、前記第1設定値に対応する前記磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得し、前記第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像を生成する第1画像生成手段と、前記第2設定値に対応する前記磁気共鳴信号を第2磁気共鳴信号として取得し、前記第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像を生成する第2画像生成手段と、前記記憶手段が記憶する前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第1画像の画素データの位置を補正し第3画像を得る第1補正手段と、前記記憶手段が記憶する前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第2画像の画素データの位置を補正し第4画像を得る第2補正手段と、前記第3画像の前記第1設定値に対応する領域において画素データが欠損している欠損領域を算出する欠損領域算出手段と、前記第4画像において前記第1設定値に対応する領域を第5画像として抽出し、前記第5画像において前記欠損領域に対応する領域を第6画像として抽出する画像抽出手段と、前記第3画像と前記第6画像とを合成し前記第1撮影領域の前記断層画像を生成する画像合成手段とを有する。
上記の本発明の磁気共鳴イメージング装置によれば、記憶手段は、勾配磁場の設定データとその設定データに対応する実測データとの関係を記憶する。そして、設定変更手段は、記憶手段が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、第1撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第1設定値を、第2撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第2設定値に変更する。そして、第1画像生成手段は、第1設定値に対応する磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得し、第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像を生成する。第2画像生成手段は、第2設定値に対応する磁気共鳴信号を第2磁気共鳴信号として取得し、第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像を生成する。そして、第1補正手段は、記憶手段が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1画像の画素データの位置を補正し第3画像を得る。そして、第2補正手段は、記憶手段が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第2画像の画素データの位置を補正し第4画像を得る。そして、欠損領域算出手段は、第3画像の第1設定値に対応する領域において画素データが欠損している欠損領域を算出する。そして、画像抽出手段は、第4画像において第1設定値に対応する領域を第5画像として抽出し、第5画像において欠損領域に対応する領域を第6画像として抽出する。画像合成手段は、第3画像と第6画像とを合成し第1撮影領域の断層画像を生成する。
上記目的の達成のため本発明の磁気共鳴画像補正方法は、被検体が収容され静磁場が形成される撮影空間に勾配磁場と高周波磁場とを形成し、前記被検体からの磁気共鳴信号に基づいて生成される前記被検体の第1撮影領域の断層画像を、前記勾配磁場の設定データと前記設定データに対応する実測データとの関係に基づいて補正する磁気共鳴画像補正方法であって、前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、前記第1撮影領域に対応するように前記勾配磁場を設定する前記第1設定値を、前記第2撮影領域に対応するように前記勾配磁場を設定する第2設定値に変更する第1ステップと、前記第1設定値に対応する前記磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得し、前記第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像を生成する第2ステップと、前記第2設定値に対応する前記磁気共鳴信号を第2磁気共鳴信号として取得し、前記第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像を生成する第3ステップと、前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第1画像の画素データの位置を補正し第3画像を得る第4ステップと、前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第2画像の画素データの位置を補正し第4画像を得る第5ステップと、前記第3画像の前記第1設定値に対応する領域において画素データが欠損している欠損領域を算出する第6ステップと、前記第4画像において前記第1設定値に対応する領域を第5画像として抽出し、前記第5画像において前記欠損領域に対応する領域を第6画像として抽出する第7ステップと、前記第3画像と前記第6画像とを合成し前記第1撮影領域の前記断層画像とする第8ステップと有する。
上記の本発明の磁気共鳴画像補正方法によれば、第1ステップにおいて、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、第1撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第1設定値を、第2撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第2設定値に変更する。そして、第2ステップにおいて、第1設定値に対応する磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得し、第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像を生成する。そして、第3ステップにおいて、第2設定値に対応する磁気共鳴信号を第2磁気共鳴信号として取得し、前記第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像を生成する。そして、第4ステップにおいて、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1画像の画素データの位置を補正し第3画像を得る。そして、第5ステップにおいて、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第2画像の画素データの位置を補正し第4画像を得る。そして、第6ステップにおいて、第3画像の第1設定値に対応する領域において画素データが欠損している欠損領域を算出する。そして、第7ステップにおいて、第4画像において第1設定値に対応する領域を第5画像として抽出し、第5画像において欠損領域に対応する領域を第6画像として抽出する。そして、第8ステップにおいて、第3画像と第6画像とを合成し第1撮影領域の断層画像とする。
本発明によれば、画像の歪みを補正すると共に、所望の撮影領域の画像において画像が欠損することなく、正確な撮影領域の画像を容易に生成することでき、画像品質を向上することが可能な磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴画像補正方法を提供することができる。
以下より、本発明にかかる実施形態の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。
図1に示すように、磁気共鳴イメージング装置は、静磁場マグネット部12と、勾配コイル部13と、RFコイル部14と、RF駆動部22と、勾配駆動部23と、データ収集部24と、制御部25と、クレードル26と、データ処理部31と、操作部32と、表示部33とを有する。
以下より、各構成要素について、順次、説明する。
静磁場マグネット部12は、被検体が収容される撮影空間11に静磁場を形成するために設けられている。静磁場マグネット部12は、静磁場の方向が被検体40の体軸方向に対して垂直な方向Zに沿うように構成されている。
勾配コイル部13は、静磁場が形成された撮影空間11に勾配磁場を形成する。勾配コイル部13は、静磁場が形成された撮影空間11に勾配磁場を形成し、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号に位置情報を付加する。なお、勾配コイル部13は、周波数エンコード勾配磁場を形成する第1勾配コイル部と、位相エンコード勾配磁場を形成する第2勾配コイル部と、スライス選択勾配磁場を形成する第3勾配コイル部との3系統有する。
RFコイル部14は、図1に示すように、被検体40の撮影領域を囲むように配置されており、送信用と受信用とを兼用するように構成されている。RFコイル部14は、静磁場マグネット部12により静磁場が形成される撮影空間11内において、被検体40の撮影領域におけるプロトンのスピンを励起するために、電磁波であるRF信号を送信して高周波磁場を形成する。そして、RFコイル部14は、その励起された被検体40内のプロトンから発生する電磁波を磁気共鳴信号として受信する。なお、RFコイル部14は、本実施形態において送信用と受信用とを兼用しているが、送信用コイルと受信用コイルとを独立して設けてもよい。
RF駆動部22は、RFコイル部14を駆動させて撮影空間11内に高周波磁場を形成するために、ゲート変調器(図示なし)とRF電力増幅器(図示なし)とRF発振器(図示なし)とを有する。RF駆動部22は、制御部25からの制御信号に基づいて、RF発振器からのRF信号を、ゲート変調器を用いて所定のタイミングおよび所定の包絡線の信号に変調する。そして、ゲート変調器により変調されたRF信号を、RF電力増幅器により増幅した後、RFコイル部14に出力する。
勾配駆動部23は、制御部25からの制御信号に基づいて、勾配パルスを勾配コイル部13に印加して駆動させ、静磁場が形成されている撮影空間11内に勾配磁場を発生させる。勾配駆動部23は、3系統の勾配コイル部13に対応して3系統の駆動回路(図示なし)を有する。
データ収集部24は、制御部25からの制御信号に基づいて、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号を収集するために、位相検波器(図示なし)とアナログ/デジタル変換器(図示なし)とを有する。位相検波器は、RFコイル部14が受信する磁気共鳴信号を、RF駆動部22のRF発振器の出力を参照信号として位相検波し、アナログ/デジタル変換器に出力する。そして、位相検波器から出力されるアナログ信号の磁気共鳴信号を、アナログ/デジタル変換器がデジタル信号に変換してデータ処理部31に出力する。
制御部25は、コンピュータにより構成されており、操作部32からデータ処理部31を介して入力される操作信号に基づいて、RF駆動部22と勾配駆動部23とデータ収集部24とにそれぞれ制御信号を出力し制御を行う。制御部25は、所定のパルスシーケンスに基づく操作信号が操作部32からデータ処理部31を介して入力され、それに基づいてRF駆動部22と勾配駆動部23とデータ収集部24とに制御信号を出力し磁気共鳴信号を取得させる。
クレードル26は、被検体40を載置する台であり、クレードル駆動部(図示なし)により撮影空間11内に出し入れ可能となっている。
データ処理部31は、コンピュータにより構成されている。データ処理部31は、操作部32に接続されており、操作部32からの操作信号が入力される。そして、データ処理部31は、制御部25に接続されており、オペレータによって操作部32に入力される操作信号を制御部25に出力する。また、データ処理部31は、データ収集部24に接続されており、データ収集部24が収集し出力する磁気共鳴信号を所得し、その取得した磁気共鳴信号に対して画像処理を行って画像データを生成する。そして、データ処理部31は、その生成した画像データを表示部33に出力する。
図2は、データ処理部31の構成を示す構成図である。
図2に示すように、データ処理部31は、記憶部301と、設定変更部302と、第1画像生成部303と、第2画像生成部304と、第1補正部305と、第2補正部306と、欠損領域算出部307と、画像抽出部308と、画像合成部309とを有する。
記憶部301は、メモリにより構成されており、勾配磁場の設定データと設定データに対応する実測データとの関係を記憶する。記憶部301は、勾配磁場の設定データと設定データに対応する実測データとの関係を測定する測定部(図示なし)に接続され、その測定部の測定結果を記憶する。記憶部301は、勾配磁場の設定データと設定データに対応する実測データとの関係を、周波数エンコード方向、位相エンコード方向、スライス選択方向とのそれぞれに対応させて記憶している。
設定変更部302は、所望の撮影領域である第1撮影領域がオペレータにより操作部32に入力された後、その第1撮影領域を設定するための第1設定値に相当する操作信号を操作部32から受ける。そして設定変更部302は、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、第1撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第1設定値を、第2撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第2設定値に変更する。ここで、設定変更部302は、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの周波数エンコード方向における関係に基づいて、周波数エンコード方向における第1設定値を第2設定値に変更する。また、設定変更部302は、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの位相エンコード方向における関係に基づいて、位相エンコード方向における第1設定値を第2設定値に変更する。そして、設定変更部302は、その第2設定値に相当する操作信号を生成し制御部25に出力し、それに基づいて勾配駆動部23を制御させ磁気共鳴信号を取得させる。
第1画像生成部303は、データ収集部24から出力される磁気共鳴信号のうち、第1撮影領域に対応するように勾配磁場を設定される第1設定値に相当する磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得する。ここで、第1画像生成部303は、第2設定値に基づいて形成された勾配磁場における磁気共鳴信号において、第1設定値に対応する磁気共鳴信号を抽出し、第1磁気共鳴信号として取得する。つまり、第1画像生成部303は、データ収集部24が第2撮影領域に対応して収集する磁気共鳴信号を間引き、所望の撮影領域である第1撮影領域に対応する磁気共鳴信号のみを第1磁気共鳴信号として取得する。そして、第1画像生成部303は、その取得した第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像を生成する。
第2画像生成部304は、データ収集部24から出力される磁気共鳴信号のうち、第2撮影領域に対応するように勾配磁場を設定される第2設定値に相当する磁気共鳴信号を第2磁気共鳴信号として取得する。そして、第2画像生成部304は、その取得した第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像を生成する。
第1補正部305は、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1画像の画素データの位置を補正し第3画像を得る。
第2補正部306は、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第2画像の画素データの位置を補正し第4画像を得る。
欠損領域算出部307は、第1補正部305が補正し生成する第3画像の第1設定値に対応する領域において、画素データが欠損している欠損領域を算出する。
画像抽出部308は、第2補正部306が補正し生成する第4画像において、第1設定値に対応する領域を第5画像として抽出する。そして、欠損領域算出部307が算出する欠損領域に対応する第5画像の領域を、第6画像として抽出する。
画像合成部309は、第1補正部305が補正し生成する第3画像と、画像抽出部308が抽出する第6画像とを合成し第1撮影領域の断層画像を生成する。
操作部32は、キーボードやマウスなどの操作デバイスにより構成されている。操作部32は、オペレータによって操作され、その操作に応じた操作信号をデータ処理部31に出力する。
表示部33は、グラフィックディスプレイなどの表示デバイスにより構成されている。表示部33は、被検体40からの磁気共鳴信号に基づいて生成される被検体の断層画像を表示する。ここで、表示部33は、データ処理部31から画像データを取得し、その画像データに基づいて断層画像の表示を行う。
なお、上記の本実施形態において表示部33は、本発明の表示手段に相当する。また、本実施形態の記憶部301は、本発明の記憶手段に相当する。また、本実施形態の設定変更部302は、本発明の設定変更手段に相当する。また、本実施形態の第1画像生成部303は、本発明の第1画像生成手段に相当する。また、本実施形態の第2画像生成部304は、本発明の第2画像生成手段に相当する。また、本実施形態の第1補正部305は、本発明の第1補正手段に相当する。また、本実施形態の第2補正部306は、本発明の第2補正手段に相当する。また、本実施形態の欠損領域算出部307は、本発明の欠損領域算出手段に相当する。また、本実施形態の画像抽出部308は、本発明の画像抽出手段に相当する。また、本実施形態の画像合成部309は、本発明の画像合成手段に相当する。
以下より、上記の本実施形態における磁気共鳴イメージング装置の動作について説明する。
図3は、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置の動作を示すフロー図である。また、図4は、図3に示す各ステップにおいて生成される画像を示す図である。
図3と図4とに示すステップに先立って、被検体40をクレードル26に載置し、被検体40の撮影領域にRFコイル部14を設置する。そして、所望の撮影情報がオペレータにより操作部32に入力される。たとえば、スピンエコー法に基づくパルスシーケンスや、所望の撮影領域である第1撮影領域の撮影情報が、オペレータにより操作部32に入力される。
つぎに、図3に示すように、設定変更ステップ(ST11)を実施する。設定変更ステップ(ST11)においては、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、第1撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第1設定値を、第2撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第2設定値に変更する。まず、本ステップにおいては、所望の撮影領域である第1撮影領域がオペレータにより操作部32に入力された後、その第1撮影領域を設定するための第1設定値に相当する操作信号を操作部32から受ける。そして、本ステップにおいては、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を、設定変更部302が設定する。そして、本ステップにおいては、第1撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第1設定値を、第2撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第2設定値に設定変更部302が変更する。ここで、本ステップにおいては、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの周波数エンコード方向における関係に基づいて、周波数エンコード方向における第1設定値を第2設定値に設定変更部302が変更する。また、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの位相エンコード方向における関係に基づいて、位相エンコード方向における第1設定値を第2設定値に設定変更部302が変更する。そして、本ステップにおいては、設定変更部302によって、その第2設定値に相当する操作信号を生成し制御部25に出力し、それに基づいて勾配駆動部23を制御させ磁気共鳴信号を取得させる。
図5は、設定変更ステップにおいて、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、所望の撮影領域である第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定する方法について説明するための図である。図5において、縦軸は勾配磁場の磁場強度Gを示し、横軸は勾配磁場の位置Xを示しており、勾配磁場の中心を0としている。また、図5において、破線は、第1撮影領域に対応する勾配磁場を形成するための線形の設定データG(X)=G・Xであり、実線は、その設定データG(X)に基づいて形成される非線形な勾配の実測データJ(X)である。
図5に示すように、所望の撮影領域である第1撮影領域を−Xから+Xまでの位置の撮影領域FOVX0とする場合、前述の数式(1)に示すように、受信帯域γBWの磁気共鳴信号が受信される。
しかし、図5に実線と破線とで示すように、勾配磁場の実測データJ(X)は、設定データG(X)と異なっている。このため、実際には、−Xから+Xまでの撮影領域FOVX1に相当する磁気共鳴信号が受信され、−Xから−Xと、+Xから+Xとに相当する磁気共鳴信号は受信されない。それにもかかわらず、−Xから+Xまでの位置の撮影領域FOVX0において理想的に受信されたものと判断され、たとえば、+X1に相当する磁気共鳴信号を、+Xに相当する磁気共鳴信号として用いて画像を再構成するため、画素の位置が実際と異なる画像が生成されて画像に歪みが発生することになる。
そこで、本ステップにおいては、勾配磁場の設定データG(X)と実測データJ(X)との関係に基づいて、第1撮影領域FOVX0よりも広い第2撮影領域FOVX2を設定する。つまり、本ステップにおいては、−Xから+Xまでの位置の第1撮影領域FOVX0を、−Xから+Xまでの位置の第2撮影領域FOVX2に設定する。本ステップにおいては、数式(2)に示すようして、第2撮影領域FOVX2を求める。ここで、第1撮影領域FOVX0の端部の位置Xにおいては、実際の勾配磁場がJ(X)であるため、設定データG(X)=G・Xにおいて、J(X)に対応する位置を求めることにより、第2撮影領域FOVX2の端部の位置Xを設定することができる。
Figure 0004418264
このように第2撮影領域FOVX2を設定する場合の受信帯域γBWは、数式(3)に示すようにして算出することができる。
Figure 0004418264
このため、本ステップにおいては、第2撮影領域FOVX2における受信帯域γBWに対応するように、周波数エンコード方向の設定を変更する。ここでは、第2撮影領域に対応する周波数エンコード方向の勾配磁場の読み出し時における時間積分値を、第1撮影領域の場合と同様にする。そして、第1撮影領域における周波数エンコード方向の第1設定値よりも、高周波でサンプリング数が増えサンプリング間隔が密になるように、第2撮影領域に対応する周波数エンコード方向の第2設定値を求める。
また、本ステップにおいては、さらに、第2撮影領域に対応する位相エンコード方向の勾配磁場の第2設定値を求める。位相エンコード方向の勾配磁場の振幅Gy(n)は、位相エンコードステップの各段階n(n=−128,−127,…,127,128)に対応して、数式(4)に示す関係にある。なお、Tは位相エンコードパルスの時間幅を示す。
Figure 0004418264
ここで、上述した周波数エンコード方向の場合と同様に、位相エンコード方向においても、第1撮影領域の位置Xに対する第2撮影領域の位置Xが求まるため、数式(4)により、以下の数式(5)と数式(6)とが成立する。なお、ここで、Pは第1撮影領域に対応するサンプリング数であり、ΔPは、第1撮影領域から第2撮影領域に設定変更する場合において変化するサンプリング数である。
Figure 0004418264
Figure 0004418264
そして、それぞれのGy(n)の設定を最大値Gymaxとすると、数式(7)が成立する。
Figure 0004418264
このため、数式(5)、数式(6)、数式(7)より、ΔPは、以下の数式(8)で示されるように算出される。
Figure 0004418264
また、位相エンコード方向の勾配磁場の振幅Gy(n)の各段階の間隔ΔGyは、数式(1)より、以下の数式(9)で示されるようにして算出される。
Figure 0004418264
このようにして本ステップにおいては、第2撮影領域に対応する位相エンコード方向の第2設定値を、ΔGyの勾配の間隔でΔPの段階数を増やすように設定する。
以上のように、本ステップにおいては、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの周波数エンコード方向における関係に基づいて、周波数エンコード方向における第1設定値を第2設定値に設定変更部302が変更する。そして、記憶部301が記憶する勾配磁場の設定データと実測データとの位相エンコード方向における関係に基づいて、位相エンコード方向における第1設定値を第2設定値に設定変更部302が変更する。
そして、本ステップにおいては、設定変更部302によって、その第2設定値に相当する操作信号を生成し制御部25に出力し、それに基づいて勾配駆動部23を制御させ、データ収集部24に磁気共鳴信号を収集させる。データ収集部24に収集された磁気共鳴信号は、データ処理部31に出力され、図4(A)に示すように、k空間に配置される。
つぎに、図3に示すように、第1画像生成ステップ(ST21)を実施する。第1画像生成ステップ(ST21)においては、第1設定値に対応する磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得し、第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像I1を生成する。ここでは、データ収集部24から出力される磁気共鳴信号のうち、第1設定値に対応する磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得する。つまり、図4(B)に示すように、データ収集部24が第2撮影領域に対応して収集する磁気共鳴信号を間引き、所望の撮影領域である第1撮影領域に対応する磁気共鳴信号のみを第1磁気共鳴信号として第1画像生成部303が取得する。その後、図4(C)に示すように、その取得した第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像生成部303が第1画像I1を生成する。
つぎに、第2画像生成ステップ(ST31)を実施する。第2画像生成ステップ(ST31)においては、第2設定値に対応する磁気共鳴信号を第2磁気共鳴信号として取得し、その第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像I2を生成する。ここでは、図4(C)に示すように、データ収集部24が第2撮影領域に対応して収集する磁気共鳴信号を第2画像生成部304が取得し、その取得した第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像生成部303が第2画像I2を生成する。
つぎに、第1補正ステップ(ST41)を実施する。第1補正ステップ(ST41)においては、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1画像I1の画素データの位置を補正し第3画像I3を得る。本ステップにおいては、前述したように、勾配磁場の設定データG(X)と実測データJ(X)とに基づいて、歪みが発生している画像の画素データの位置情報を実際の位置に補正する。図5に示すように、たとえば、+Xに相当するものとして誤って認識された磁気共鳴信号を、正確な位置である+Xに相当する磁気共鳴信号として補正する。このようにすることにより、図4(E)に示すように、歪みを含む第1画像I1から、歪みが補正された画像である第3画像I3を生成する。
つぎに、第2補正ステップ(ST51)を実施する。第2補正ステップ(ST51)においては、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第2画像I2の画素データの位置を補正し第4画像I4を得る。本ステップにおいても、第1補正ステップと同様にして、勾配磁場の設定データG(X)と実測データJ(X)とに基づいて、歪みが発生している画像の画素データの位置情報を実際の位置に補正する。このようにすることにより、図4(F)に示すように、歪みを含む第2画像I2から、歪みが補正された画像である第4画像I4を生成する。
つぎに、欠損領域算出ステップ(ST61)を実施する。欠損領域算出ステップ(ST61)においては、第3画像の第1設定値に対応する領域において画素データが欠損している欠損領域A1を算出する。図4(E)に示すように、歪みが補正された画像である第3画像I3は、画素データの位置情報が補正されているため、第1設定値に対応して表示される表示領域内において、画素データが欠損している欠損領域Aが存在する。このため、欠損領域算出部307を用いて、第1設定値に対応して表示される表示領域内における画素データの欠損領域A1を、その表示領域と第3画像I3とを対比させて算出する。
つぎに、画像抽出ステップ(ST71)を実施する。画像抽出ステップ(ST71)においては、第4画像I4において第1設定値に対応する領域を第5画像I5として抽出し、第5画像I5において欠損領域Aに対応する領域を第6画像I6として抽出する。ここでは、まず、図4(F)に示すように第4画像I4において第1設定値に対応する領域A2を切り出し、その切り出した領域A2を、図4(G)に示すように第5画像I5として抽出する。その後、図4(H)に示すように、欠損領域算出ステップ(ST61)に算出された欠損領域A1と、本ステップにおいて抽出された第5画像I5とが対応する領域を、第6画像I6として抽出する。
つぎに、画像合成ステップ(ST81)を実施する。画像合成ステップ(ST81)においては、図4(I)に示すように、第3画像I3と第6画像I6とを合成し第1撮影領域の断層画像Iとする。
つぎに、画像表示ステップ(ST91)を実施する。画像表示ステップ(ST91)においては、画像合成ステップ(ST81)において合成された第1撮影領域の断層画像Iを表示データに変換し、表示部33において表示する。
なお、上記の本実施形態において設定変更ステップST11は、本発明の第1ステップに相当する。また、本実施形態の第1画像生成ステップST21は、本発明の第2ステップに相当する。また、本実施形態の第2画像生成ステップST31は、本発明の第3ステップに相当する。また、本実施形態の第1補正ステップST41は、本発明の第4ステップに相当する。また、本実施形態の第2補正ステップST51は、本発明の第5ステップに相当する。また、本実施形態の欠損領域算出ステップST61は、本発明の第6ステップに相当する。また、本実施形態の画像抽出ステップST71は、本発明の第7ステップに相当する。また、本実施形態の画像合成ステップST81は、本発明の第8ステップに相当する。また、本実施形態の画像表示ステップST91は、本発明の第9ステップに相当する。
以上のように、本実施形態においては、まず、勾配磁場の設定データG(X)と実測データJ(X)との関係に基づいて、所望の撮影領域である第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、第1撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第1設定値を、第2撮影領域に対応するように勾配磁場を設定する第2設定値に変更する。そして、第1設定値に対応する磁気共鳴信号に基づいて第1画像I1を生成し、第2設定値に対応する磁気共鳴信号に基づいて第2画像I2を生成する。その後、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1画像I1と第2画像I2とのそれぞれの画素データの位置を補正し、第3画像I3と第4画像I4とをそれぞれ得る。ここで、第3画像I3においては、第1設定値に対応する領域において画素データが欠損している欠損領域A1を算出する。一方、第4画像I4においては、第1設定値に対応する領域を第5画像I5として抽出し、第5画像I5において欠損領域A1に対応する領域を第6画像I6として抽出する。その後、第3画像I3と第6画像I6とを合成し第1撮影領域の断層画像Iとする。このように本実施形態は、画像の位置情報が補正されているため第3画像I3において歪みがなく、画像の歪みの補正に伴って発生する第3画像I3の欠損領域を第6画像I6で補っている。このため、本実施形態は、画像の歪みを補正すると共に、所望の撮影領域の画像において画像が欠損することなく正確な撮影領域の画像を容易に生成することでき、画像品質を向上することができる。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記実施形態においては、設定変更手段は、周波数エンコード方向と位相エンコード方向との両者において第1設定値を第2設定値に変更しているが、いずれか一方であってもよい。
図1は、本発明にかかる実施形態の磁気共鳴イメージング装置の構成を示す構成図である。 図2は、本発明にかかる実施形態の磁気共鳴イメージング装置におけるデータ処理部の構成を示す構成図である。 図3は、本発明にかかる実施形態の磁気共鳴イメージング装置における動作を示すフロー図である。 図4は、本発明にかかる実施形態の磁気共鳴イメージング装置における動作の各ステップにて生成される画像を示す図である。 図5は、本発明にかかる実施形態の磁気共鳴イメージング装置において、勾配磁場の設定データと実測データとの関係に基づいて、第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定する方法について説明するための図である。 図6は、勾配磁場の非線形な勾配に起因して画像に歪みが発生することと、歪みが発生した画像を補正することとを説明するための図である。
符号の説明
11:撮影空間
12:静磁場マグネット部
13:勾配コイル部
14:RFコイル部
15:サーチコイル部
22:RF駆動部
23:勾配駆動部
24:データ収集部
25:制御部
26:クレードル
31:データ処理部
32:操作部
33:表示部(表示手段)
301:記憶部(記憶手段)
302:設定変更部(設定変更手段)
303:第1画像生成部(第1画像生成手段)
304:第2画像生成部(第2画像生成手段)
305:第1補正部(第1補正手段)
306:第2補正部(第2補正手段)
307:欠損領域算出部(欠損領域算出手段)
308:画像抽出部(画像抽出手段)
309:画像合成部(画像合成手段)

Claims (8)

  1. 被検体が収容され静磁場が形成される撮影空間に勾配磁場と高周波磁場とを形成し、前記被検体からの磁気共鳴信号に基づいて前記被検体の第1撮影領域の断層画像を生成する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記勾配磁場の設定データと前記設定データに対応する実測データとの関係を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、前記第1撮影領域に対応するように前記勾配磁場を設定する前記第1設定値を、前記第2撮影領域に対応するように前記勾配磁場を設定する第2設定値に変更する設定変更手段と、
    前記第1設定値に対応する前記磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得し、前記第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像を生成する第1画像生成手段と、
    前記第2設定値に対応する前記磁気共鳴信号を第2磁気共鳴信号として取得し、前記第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像を生成する第2画像生成手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第1画像の画素データの位置を補正し第3画像を得る第1補正手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第2画像の画素データの位置を補正し第4画像を得る第2補正手段と、
    前記第3画像の前記第1設定値に対応する領域において画素データが欠損している欠損領域を算出する欠損領域算出手段と、
    前記第4画像において前記第1設定値に対応する領域を第5画像として抽出し、前記第5画像において前記欠損領域に対応する領域を第6画像として抽出する画像抽出手段と、
    前記第3画像と前記第6画像とを合成し前記第1撮影領域の前記断層画像を生成する画像合成手段と
    を有する
    磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記勾配磁場を周波数エンコード方向に形成する第1勾配磁場形成手段
    を含み、
    前記記憶手段は、前記勾配磁場の前記設定データと実測データとの前記周波数エンコード方向における関係を記憶しており、
    前記設定変更手段は、前記記憶手段が記憶する前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの前記周波数エンコード方向における関係に基づいて、前記周波数エンコード方向における前記第1設定値を前記第2設定値に変更する
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記勾配磁場を位相エンコード方向に形成する第2勾配磁場形成手段
    を含み、
    前記記憶手段は、前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの前記位相エンコード方向における関係を記憶しており、
    前記設定変更手段は、前記記憶手段が記憶する前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの前記位相エンコード方向における関係に基づいて、前記位相エンコード方向における前記第1設定値を前記第2設定値に変更する
    請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記第1画像生成手段は、前記第2設定値に基づいて形成された前記勾配磁場における前記磁気共鳴信号において前記第1設定値に対応する前記磁気共鳴信号を抽出し前記第1磁気共鳴信号として取得する
    請求項1から3のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記画像合成手段にて得られる前記第1撮影領域の前記断層画像を表示する表示手段
    を有する
    請求項1から4のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 被検体が収容され静磁場が形成される撮影空間に勾配磁場と高周波磁場とを形成し、前記被検体からの磁気共鳴信号に基づいて生成される前記被検体の第1撮影領域の断層画像を、前記勾配磁場の設定データと前記設定データに対応する実測データとの関係に基づいて補正する磁気共鳴画像補正方法であって、
    前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第1撮影領域よりも広い第2撮影領域を設定し、前記第1撮影領域に対応するように前記勾配磁場を設定する前記第1設定値を、前記第2撮影領域に対応するように前記勾配磁場を設定する第2設定値に変更する第1ステップと、
    前記第1設定値に対応する前記磁気共鳴信号を第1磁気共鳴信号として取得し、前記第1磁気共鳴信号に基づいて第1画像を生成する第2ステップと、
    前記第2設定値に対応する前記磁気共鳴信号を第2磁気共鳴信号として取得し、前記第2磁気共鳴信号に基づいて第2画像を生成する第3ステップと、
    前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第1画像の画素データの位置を補正し第3画像を得る第4ステップと、
    前記勾配磁場の前記設定データと前記実測データとの関係に基づいて、前記第2画像の画素データの位置を補正し第4画像を得る第5ステップと、
    前記第3画像の前記第1設定値に対応する領域において画素データが欠損している欠損領域を算出する第6ステップと、
    前記第4画像において前記第1設定値に対応する領域を第5画像として抽出し、前記第5画像において前記欠損領域に対応する領域を第6画像として抽出する第7ステップと、
    前記第3画像と前記第6画像とを合成し前記第1撮影領域の前記断層画像とする第8ステップと
    を有する
    磁気共鳴画像補正方法。
  7. 前記第2ステップにおいては、前記第2設定値に基づいて前記勾配磁場を形成し、前記第2設定値に基づいて形成された前記勾配磁場における前記磁気共鳴信号において前記第1設定値に対応する前記磁気共鳴信号を抽出し前記第1磁気共鳴信号として取得する
    請求項6に記載の磁気共鳴画像補正方法。
  8. 前記第8ステップにおいて合成し生成される前記第1撮影領域の前記断層画像を表示する第9ステップ
    を有する
    請求項6または7に記載の磁気共鳴画像補正方法。
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