JP4417778B2 - シリンジ取扱い装置 - Google Patents

シリンジ取扱い装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4417778B2
JP4417778B2 JP2004155173A JP2004155173A JP4417778B2 JP 4417778 B2 JP4417778 B2 JP 4417778B2 JP 2004155173 A JP2004155173 A JP 2004155173A JP 2004155173 A JP2004155173 A JP 2004155173A JP 4417778 B2 JP4417778 B2 JP 4417778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe
cap
arm
flange
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004155173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005335855A (ja
Inventor
克己 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai R&D Management Co Ltd
Original Assignee
Eisai R&D Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisai R&D Management Co Ltd filed Critical Eisai R&D Management Co Ltd
Priority to JP2004155173A priority Critical patent/JP4417778B2/ja
Publication of JP2005335855A publication Critical patent/JP2005335855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4417778B2 publication Critical patent/JP4417778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、注射器のシリンジを取り扱う装置に関し、特にノズルがシリンジの軸線に対し偏って配置されたシリンジの取扱いに適した装置に関する。
近年、シリンジに薬剤を封入した状態で流通する注射器が知られている。この形式の注射器は、すでに薬剤の入ったシリンジにプランジャ、注射針を装着して使用する。シリンジ内に薬剤を封入する際においては、封入時、異物が混入していないかの検査を行う。この検査においては、まずシリンジをその円筒の軸線回りに回転させ、その後止める。このときシリンジ内の薬剤は慣性で回転を続け、この流れに乗って異物も回転する。シリンジの軸線に沿った観察範囲を有するセンサを設け、先の流れに沿って移動するもの、つまり異物が横切らないかを監視する。また、シリンジを回転させることにより、内壁などに付着している気泡を除くという効果もある。シリンジを回転させるためには、シリンジをノズルを上にして直立させ、上端を回動に関して自由なキャップで支持し、下端を台座で支持して台座を回転させる。
一方、ノズルがシリンジの軸線からずれた、すなわち偏心した位置にノズルが配置されたシリンジが使用されている。この偏心タイプのシリンジは、回転させるときに上部を支持するキャップがノズルの位置にうまくあわないと、シリンジと係合できず、これを保持できない。
偏心した位置に口を有する容器の口の位置を所定の位置に合わせる装置が、例えば下記特許文献1に記載されている。この文献に示された装置においては、偏心配置された口そのものに送りベルトおよびガイドを当接させて口の位置をそろえている。
特開2001−72192号公報
前述の公報に記載の装置においては、容器の口の部分に送りベルトやガイドを当てて位置決めを行っていた。一方で、注射器の場合、口に当たるノズルには、薬剤を封入するためふたが既に取り付けられており、これが送りベルトやガイドに当たると、ふたがゆるんだり、外れたりする可能性がある。
本発明は、偏心したノズルをもつ注射器のシリンジを取り扱うのに好適な装置を提供する。
本発明は、偏心したノズルを有するシリンジにおいて、ノズルの位置を所定の位置に合わせる装置である。注射器のシリンジは、略筒形状の筒部と、筒部先端に設けられたノズルと、ノズルが設けられた端とは反対側の端である後端に注射を行う際に指が掛かるフランジを有している。フランジは、通常二つがシリンジの軸線に対して互いに反対向きに半径方向に延びて設けられている。このフランジの配置の方向と、偏心したノズルの配置された位置は、所定の関係を有している。
シリンジは、これを収容する部分が形成された搬送装置と、この搬送装置の一部と対向して配置された固定ガイドとの間を、搬送装置の移動によって搬送される。この搬送装置と固定ガイドにより形成された搬送路を移動するシリンジは、ノズル側の端を上方に向けられており、後端、すなわちフランジが設けられた端は下となっている。前記固定ガイドは、このシリンジの下端に当接する底面を有している。
固定ガイドの底面の、搬送されるシリンジの筒部より外側であって、一方のフランジが載る位置には、シリンジ回し部材が配置される。シリンジ回し部材は、一方のフランジに対し摩擦を与え、この摩擦力によってシリンジを、その筒形状の軸線回りに回転させる。摩擦部材とフランジが接触しない状態までシリンジが回転されると、シリンジは、その状態を維持したまま搬送される。フランジとノズルの位置関係が定まっているため、ノズルの位置も所定の位置となる。
シリンジ回し部材は、その上面が固定ガイドの底面より高く配置することができる。シリンジ回し部材に一方のフランジが接触すると他の部分は浮き、このフランジに発生する摩擦力を有効にシリンジの回転に利用できる。シリンジが、フランジとシリンジ回し部材の接触が解除されるまで回ると、シリンジは、シリンジ回し部材の支えを失い、固定ガイドの底面まで落ちる。このとき筒部下端の側面およびフランジの側面が、シリンジ回し部材の側面と接触し、この位置を保持する。
以上のように位置決めされたシリンジに対し、上端を支持するためのキャップをかぶせる装置を設けることができる。キャップは、偏って配置されたノズルに対応する凹部を有する。キャップは吊り下げユニットに吊り下げ支持される。この吊り下げユニットは、キャップに接続される略上下方向に延びるロッドと、このロッドに対し略直交し、またキャップの凹部と所定の位置関係にて配置されるアームと、アームを保持するユニット基部を含む。これらキャップと吊り下げユニットは、ユニット搬送機によりシリンジ上方に移動される。
ユニット基部には、アームが嵌る位置決め溝が設けられている。また、キャップの側面に当接し、当該キャップが搬送されることによって、これを回すキャップ回し部材が設けられる。アームが位置決め溝に嵌っていないときは、キャップ回し部材はキャップの側面に当接し、これを回転させ、アームが溝に嵌るとキャップ側面への当接が解除される。これにより、キャップの位置決めがなされる。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。図1には、偏心タイプのシリンジ10が示されている。シリンジ10は、筒部12内に薬剤が封入された状態で商品として流通するものである。筒部12の内部には、その内周に密着するようにシール14が嵌められている。また、シリンジ10の先端(図の上方の端)には、ノズル16が設けられている。図示されるように、ノズル16は、筒部12の軸線よりずれて、すなわち偏心した位置に設けられている。ノズル16は、ふた18により栓がされ、これと前述のシール14によって筒部12の内部の薬剤が密封される。また、シリンジ10の後端(図の下方の端)には、使用時において使用者の指が掛かるフランジ20が設けられている。フランジ20は、二つが互いに反対側に延びるように設けられ、シリンジの軸線に直交する面内で、二つのフランジ20と筒部12を包絡した形状が略楕円となっている。また、このフランジ20が設けられた方向と、ノズル16が設けられた位置は、所定の関係を有しており、図1に示す例においては、フランジ20の延設される方向と、シリンジ軸線からノズル16に向かう方向とが直交するように配置されている。
シリンジの使用時には、ふた18をノズル16より取り外し、ここに針を装着する。また、シール14には、後端よりプランジャロッドを取り付ける。使用者は人差し指と中指をフランジ20に掛け、プランジャロッド後端を親指で押すようにして、薬剤を射出させる。
シリンジ10に封入された薬剤に、異物が混入していないかを検査する必要がある。この検査は、薬剤封入後のシリンジ10を直立させてこれを軸栓回りに回転させた後、停止させ、内部を観察することにより行われる。シリンジ10を停止させた後も、内部の薬剤は慣性で回転を続ける。一方、シリンジ10の軸線に沿って延びる検査範囲を有するセンサにて、シリンジの外側から回転を続けている薬剤の様子を観察する。検査範囲を横切るものがあれば、異物が混入したと判断する。また、シリンジ10の内壁に付着した気泡を除去するために、シリンジ10を回転させることがある。
シリンジ10を回転させるには、その下端を台座上に載せ、上端を回転可能に保持して台座を回転させる手法が知られている。前述のように、ノズル16が偏心して配置されたシリンジの場合、シリンジ10の先端を確実に保持するために、保持されるシリンジ10と、これを保持する側の位置合わせをする必要がある。以下、前記の位置合わせに関するシリンジの取扱いにつき説明する。
図2には、シリンジ10の位置決めを行い、回転のための保持を行うシリンジ取扱い装置30が示されている。この装置は、シリンジ10の位置を合わせるための位置合わせ装置32と、位置合わせされたシリンジ10の上下を保持する保持装置34に大別される。
位置合わせ装置32は、略円板形状のスターホイール36と、このスターホイールの外周の一部、図においては約半周にわたってその外周に対応して配置される固定ガイド38を有する。スターホイール36の外周には、シリンジの筒部12を収容する収容凹部40が設けられている。収容凹部40に収容されたシリンジ10は、固定ガイド38に規制されて、収容凹部40から出られず、スターホイール36の回転に伴って、これと固定ガイド38の間の領域を搬送される。つまり、スターホイール36は、シリンジ10を搬送する搬送装置として機能する。また、スターホイール36と固定ガイド38に挟まれた領域が、シリンジ10が搬送される搬送路となる。図2においては、明瞭ではないが、固定ガイド38には、シリンジ10を下から支える底面42を有している(図5参照)。なお、図2においては、スターホイール36は反時計回りに回転し、よってシリンジ10は左から右へと送られる。
位置合わせ装置32には、シリンジ10の位置決め、すなわち偏心したノズル16の位置を所定位置に合わせるための位置合わせ区間44が設けられている。位置合わせ区間44が設けられた部分は、図2において固定ガイド38を透視した状態で示されており、その部分の拡大図が図3に示されている。図に示されるように、位置合わせ区間44の搬送路の底面42には、筒部12の外側であって、フランジ20が当接可能な位置にゴムベルト46が搬送方向に沿って配置される。
位置合わせ区間44の機能を、図4および図5を用いて詳述する。図4は、半径方向外側より見た状態を示し、図5は、搬送方向の後方から前方を見たときの状態を示す図である。図4および図5に示されるように、固定ガイド38の位置合わせ区間44においては、ゴムベルト46を保持するゴムベルトホルダ48が設けられ、これが搬送路の底面を形成している。位置合わせ区間44の先頭には斜面50が形成されており、シリンジ10は搬送によって斜面を登り、その下端がゴムベルト46の上面より高い位置とされる。斜面50を登り切った状態が図5(a)に示す状態である。斜面50が終わると、ゴムベルト46が配置された区間となる。図5(b)によく示されているように、ゴムベルト46は、筒部12より外側で、一方のフランジ20が当接できる位置に搬送方向に沿って配置される。反対側のフランジ20に対応する位置には、回転止めレール52が配置される。ゴムベルト46と、回転止めレール52の間の部分、すなわち底面42は、これらの上面より低くなっており、また回転止めレール52よりゴムベルト46の上面がわずかに高くなっている。回転止めレール52は、シリンジ10が底面42上にあるときに、その側面がフランジ20の側面に当接してシリンジ10の回転を阻止する。
位置合わせ区間、特にゴムベルト46が設けられている区間に、シリンジ10が、フランジ20がゴムベルト46に載る向きで送られてくると、ゴムベルト46が、これに載ったフランジ20に対し、大きな摩擦力を発生させる。反対側のフランジ20は、回転止めレール52の上面に触れるか、触れたとしてもわずかに触れるだけである。この結果、ゴムベルト46による摩擦力が、シリンジ10をその軸線回りに回転させるモーメントを発生させ、シリンジ10が回転する。このように、ゴムベルト46がシリンジ10を回すシリンジ回し部材として機能する。また、ゴムベルト46および回転止めレール52は、異なる摩擦力を発生するような材料で構成されれば良く、回転止めレール52は金属、樹脂などとすることができる。また、ゴムベルト46も、高い摩擦係数を有する材質であればどのようなものでもよい。
シリンジ10がさらに回転し、フランジ20がゴムベルト46から外れると、シリンジ10は、支えを失い底面42上に落ちる(図5(b)参照)。このとき、回転止めレール52およびゴムベルト46の側面がフランジ20および筒部12の下端側面に当接してシリンジ10の回転を規制する。この結果、シリンジ10は、フランジ20の延びている方向が、搬送方向に略一致する方向にて位置合わせされる。つまり、二つのフランジ20と筒部12を包絡した略楕円の長軸が、搬送方向に一致する。ゴムベルト46が設けられた区間を過ぎると、図5(c)に示すように、固定ガイド38の側面は、ゴムベルトに替わって筒部12の下端側面およびフランジ20の側面に当接するように設けられ、シリンジの回転を規制する。これにより、シリンジは、位置合わせ区間にて定められた位置を維持してスターホイール36に係る搬送路の端まで送られ、保持装置34の台座54上に載置される(図2参照)。
保持装置34においては、シリンジ10は下から台座54に、上からキャップ56により保持される。キャップ56は、シリンジ10の頂部に被さった状態で、シリンジ10と共に回転可能となっている。台座54を不図示の駆動装置により回転させると、シリンジ10もその軸線回りに回転する。
前述のように本実施形態で取り扱うシリンジ10はノズル16が偏心しているため、キャップもこれに合わせた形状となっている。そして、送られてきたシリンジ10の位置に合わせてキャップも位置合わせを行う必要がある。この位置合わせの機構について説明する。
再び、図2を参照する。キャップ56は、これを吊り下げている吊り下げユニット58と共にキャップユニット60を構成する。この吊り下げユニット58は、さらにカムフォロワ62より吊り下げられている。カムフォロワ62は、搬送ホイール63と共に回転し、したがって、搬送ホイール63の回転によってキャップユニット60が搬送される。よって、搬送ホイール63は、キャップユニット60を搬送するユニット搬送機として機能する。また、カムフォロワ62はキャップユニット60の移動方向に沿って設けられるカム64に従って上下動する。また、吊り下げユニット58は、ばね66により下に向けて付勢されている。
図6には、キャップユニット60の一部を透視した状態の詳細図が示されている。キャップ56には、シリンジ頂部に対向する面に係合穴68が設けられている。図示するように係合穴68は、軸直交断面が略長円形であり、これによりノズル16の偏心に対応し、また穴以外の部分がシリンジの頂面に当接するようになる。キャップ56の上面には上方に延びるロッド70が固定されており、さらにロッド70の頂部には、その軸線に直交する方向に延びる二つのアーム72を有している。アームはその先端に車輪74を備えている。吊り下げユニット58は、前記の車輪74が転動する支持面76と、支持面76より低く、車輪74が嵌る位置決め溝78を有している。したがって、キャップ56は、支持面76または位置決め溝78に車輪74が係合している際に、ロッド70を介して吊り下げユニット58に支持されている。図6(a)は、車輪74が支持面76に載っている状態を示した図であり、略円環上の支持面76に沿って車輪74は走行可能であり、これによりキャップユニット60も軸線回りに回転できる。図6(b)は、車輪74が位置決め溝78に嵌った状態を示している。位置決め溝78が支持面76より低いので、キャップ56が下がった位置にあることが分かる。また、位置決め溝78、アーム72、係合穴68の長穴の長軸向きには所定の位置関係があり、車輪74が位置決め溝78に嵌ったときに、係合穴68が所定の位置となるように定められている。また、車輪74は支持面76等に載置されているだけであるので、支持面76から浮くことができる。つまり、キャップ56が下方から押されたとき、キャップ56の上方への移動が許容されている。
図7ないし図9は、キャップ56の位置合わせに関する説明図である。この位置合わせは、キャップユニット60がシリンジ10の上方に至る前に行われ、図2おいては、シリンジ10の上方位置より右方向にて行われる。つまり、キャップユニット60は、スターホイール36と同期して図2に示される範囲では、右から左へと移動している。また、キャップ56の位置合わせを行う区間においては、カム64(図2参照)によりキャップユニット全体が、シリンジ10の先端より十分に高い位置に保持され、また車輪74が吊り下げユニット58の支持面76に載った状態であり、これによりキャップ56が吊り下げ支持されている。この状態が図7(a),(b)に示されている。前述のように支持面76は、位置決め溝78の底より高い位置にあり、その分キャップユニット60も高い位置に保持される。
図9に示すようにキャップ56の移動経路に沿ってゴムリング80が複数配置されている。このゴムリング80は、図7に示すようにキャップが高い位置にあるときには、キャップ56の側面に当接する高さに配置されている。キャップ56が経路に沿って移動すると、ゴムリング80との接触により、摩擦力を受け、軸線回りに回転するモーメントを受ける。これによりロッド70、アーム72も回転し、車輪74が位置決め溝78に嵌るまで、回転される。したがって、ゴムリング80は、キャップ回し部材として機能する。図8は、位置決め溝78に車輪74が嵌った状態を示しており、図8(b)に示すように、溝に嵌った分、キャップ56の位置が下がり、その結果キャップ56の側面がゴムリング80から離れる。これにより、キャップ56は、摩擦力を受けなくなり、これ以上回転しない。言い換えれば、車輪74が位置決め溝78に嵌るまで、キャップ56は回転され、嵌った時点で回転が終了し、位置決めが完了する。ゴムリング80は、キャップに対し適切な摩擦力を与えられればよく、よって、ゴム以外の適切な摩擦係数を有する材質とすることができる。
図10は、シリンジ10にキャップ56を被せる工程の説明図である。図10(a)に示すキャップユニット60は、図8の状態であり、またカム64にて、シリンジ10の上端より高い位置に保持されている。また、シリンジ10のノズル16の位置と係合穴68の位置はすでに位置合わせされている。キャップユニット60が移動し、カムフォロワ62がカム64の低い面に係合する位置になると、ばね66の付勢力によってキャップユニット60全体が下がり、キャップ56は、シリンジ10の上端に被さる。このとき、キャップ56がシリンジ10に当接し、下降しなくなる以上に、吊り下げユニット58は、カム64およびばね66によって下降される。したがって、ロッド70は、吊り下げユニット58に対し相対的に押し上げられ、車輪74は、位置決め溝78に嵌った状態から、上方に持ち上げられて、溝からの規制を受けずに自由に動けるようになる。この状態が図10(b)に示されている。
車輪74が位置決め溝78から外れているので、図10(c)に示すように、キャップ56およびシリンジ10は、回転可能な状態となり、このとき台座54を駆動して、シリンジ10に回転を与え、検査または検査前の予備の回転を行う。
なお、実施形態の説明において、シリンジのノズル16が一方の側、図3で手前側になる場合についてのみ述べたが、シリンジ10の初期の状態によっては、ノズル16が奥になる位置で位置合わせされる場合もある。この両方の場合に対応できるように、キャップ56の係合穴68の長穴形状は決定されている。また、キャップ56においても、例えば図10(b)に示す位置から、180度回った位置であっても、車輪74は位置決め溝78と係合するので、この状態でも図10(b)に示すのと同じ状態とならなければならない。係合穴68の形状は、この二つの理由により、キャップ56の軸線上に中心を有し、両端にてノズル16と係合可能な長穴となっている。
偏心タイプのシリンジの外観を示す図である。 本実施形態のシリンジ取扱い装置の概略構成を示す図である。 シリンジの位置合わせに係る構造の概略を示す図である。 シリンジの位置合わせに係る説明図である。 シリンジの位置合わせに係る説明図である。 キャップユニットの構造の概略を示す図である。 キャップの位置合わせに係る説明図である。 キャップの位置合わせに係る説明図である。 キャップの位置合わせに係る説明図である。 シリンジとキャップの係合に係る説明図である。
符号の説明
10 シリンジ、12 筒部、16 ノズル、20 フランジ、30 シリンジ取扱い装置、36 スターホイール(搬送装置)、38 固定ガイド、40 収容凹部、42 底面、44 位置合わせ区間、46 ゴムベルト(シリンジ回し部材)、52 回転止めレール、54 台座、56 キャップ、58 吊り下げユニット、60 キャップユニット、62 カムフォロワ、63 搬送ホイール(ユニット搬送機)、64 カム、66 ばね、68 係合穴、70 ロッド、72 アーム、74 車輪、76 支持面、78 位置決め溝、80 ゴムリング(キャップ回し部材)。

Claims (4)

  1. 略筒形状の筒部と、前記筒部の先端にその略筒形状の軸線から偏って配置されたノズルと、前記筒部の後端に前記ノズルと所定の位置関係をもって配置されたフランジとを有する注射器のシリンジを取り扱うシリンジ取扱い装置であって、
    前記筒部を収容する収容部を有し、移動によって収容したシリンジを搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置の一部に対向して位置し、前記搬送装置との間に搬送路を形成する固定ガイドと、
    を有し、
    前記固定ガイドは、直立して搬送される前記シリンジの底部を支える底面を有し、その底面には、搬送される前記シリンジの筒部より外側であり、かつ一方のフランジが載る位置にシリンジ回し部材が配置され、
    前記シリンジは、搬送されることにより前記シリンジ回し部材と前記フランジが接触して、当該シリンジは前記略筒形状の軸線回りに回転し、前記フランジ部分が、前記シリンジ回し部材に接触しなくなると回転が終了する、
    シリンジ取扱い装置。
  2. 請求項1に記載のシリンジ取扱い装置において、前記シリンジ回し部材は、その上面が前記固定ガイドの底面より高い位置となるように配置され、シリンジが回転し終わると前記シリンジ回し部材の側面が前記シリンジ筒部の後端の側面またはフランジの側面に当接する、シリンジ取扱い装置。
  3. 請求項1に記載のシリンジ取扱い装置において、
    前記偏って配置されたノズルに対応する凹部を有するキャップと、
    前記キャップを吊り下げ支持する吊り下げユニットであって、キャップに接続される略上下方向に延びるロッドと、前記ロッドに対し略直交し、前記キャップの凹部と所定の位置関係をもって配置されたアームと、前記アームを保持するユニット基部と、を有する吊り下げユニットと、
    前記キャップと前記吊り下げユニットを前記シリンジの上方に移動させるユニット搬送機と、
    を有し、
    前記ユニット基部には、前記アームが嵌る位置決め溝が設けられ、
    前記キャップの側面に当接し、当該キャップが搬送されることによって、これを回すキャップ回し部材と、
    前記アームが前記ユニット基部の位置決め溝に嵌っていないときは、前記キャップ回し部材は前記キャップ側面に当接し、前記アームが位置決め溝に嵌ると、前記キャップ側面への当接が解除され、前記キャップが前記シリンジに対して位置決めされる、
    シリンジ取扱い装置。
  4. 筒部の軸から偏って配置されたノズルを有する注射器のシリンジを取り扱うシリンジ取り扱い装置であって、
    前記偏って配置されたノズルに対応する凹部を有するキャップと、
    前記キャップを吊り下げ支持する吊り下げユニットであって、キャップに接続される略上下方向に延びるロッドと、前記ロッドに対し略直交し、前記キャップの凹部と所定の位置関係をもって配置されたアームと、前記アームを保持するユニット基部と、を有する吊り下げユニットと、
    前記キャップと前記吊り下げユニットを前記シリンジの上方に移動させるユニット搬送機と、
    を有し、
    前記ユニット基部には、前記アームが嵌る位置決め溝が設けられ、
    前記キャップの側面に当接し、当該キャップが搬送されることによって、これを回すキャップ回し部材と、
    前記アームが前記ユニット基部の位置決め溝に嵌っていないときは、前記キャップ回し部材は前記キャップ側面に当接し、前記アームが位置決め溝に嵌ると、前記キャップ側面への当接が解除され、前記キャップが、ノズルの位置が所定位置となるように位置決めされて搬送されてきたシリンジに対して位置決めされる、
    シリンジ取扱い装置。
JP2004155173A 2004-05-25 2004-05-25 シリンジ取扱い装置 Expired - Lifetime JP4417778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155173A JP4417778B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 シリンジ取扱い装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155173A JP4417778B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 シリンジ取扱い装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005335855A JP2005335855A (ja) 2005-12-08
JP4417778B2 true JP4417778B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=35489840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004155173A Expired - Lifetime JP4417778B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 シリンジ取扱い装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4417778B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109205232A (zh) * 2018-10-11 2019-01-15 赤峰九州通达医疗器械有限公司 一种针管针头检测及输送摆放装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010098323A1 (ja) * 2009-02-25 2010-09-02 テルモ株式会社 プレフィルドシリンジの製造方法およびプレフィルドシリンジ
JP5843727B2 (ja) * 2012-08-10 2016-01-13 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 容器搬送装置
KR102530145B1 (ko) * 2021-03-31 2023-05-10 동진기업(주) 가이드유닛을 포함하는 원통형 이차전지의 회전이송장치
CN113370147A (zh) * 2021-07-08 2021-09-10 达尔嘉(广州)标识设备有限公司 注射器保护套装配装置
KR102598411B1 (ko) * 2023-07-10 2023-11-07 동진기업(주) 2차전지 J/R(Jelly Roll) Forming unit
CN117246585B (zh) * 2023-11-20 2024-04-05 谱为科技(常州)有限公司 注射器装入机构及装入方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109205232A (zh) * 2018-10-11 2019-01-15 赤峰九州通达医疗器械有限公司 一种针管针头检测及输送摆放装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005335855A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4417778B2 (ja) シリンジ取扱い装置
TWI507189B (zh) The combination of container cover
KR20150051925A (ko) 의학, 약학 또는 미용 용례용 물질용의 복수 개의 용기를 동시에 지지하기 위한 지지 구조체뿐만 아니라 이를 포함하는 수송 및 포장 용기 그리고 공정
KR20140044817A (ko) 혼주 장치
KR20010069190A (ko) 웨이트 필러
KR101620803B1 (ko) 바이알 캡핑 장치
JP5342513B2 (ja) 薬液容器の保持装置及び方法、並びに異物検査装置
WO2022128884A1 (fr) Procede d'assemblage et de remplissage de conteneurs pour dispositif d'injection sans aiguille
JP2007062761A (ja) ドラム缶のプラグ装着装置及び装着方法
JP2006007593A (ja) スパウト装着方法及びスパウト装着装置
JP5003021B2 (ja) キャッパ
JP6260948B2 (ja) 液充填装置
US20120186201A1 (en) Device and method for docking a vial with a container
JP4706154B2 (ja) スクリューキャッパ
JP2012223372A (ja) 薬剤混合装置及び薬剤混合方法
JP4556635B2 (ja) 容器の方向規制装置、容器の方向規制方法および容器の方向規制装置を備えたロータリ式キャッパ
JP3209252B2 (ja) クランプ式容器搬送装置のクランプアーム
FR3117459A1 (fr) Procede d’assemblage et de remplissage de conteneurs pour dispositif d’injection sans aiguille
JP4669236B2 (ja) 容器保持構造
BE1028841B1 (fr) Procede d'assemblage et de remplissage de conteneurs pour dispositif d'injection sans aiguille
JPS6251810B2 (ja)
JPH02241565A (ja) ディスペンサの方向規制装置
CN217295140U (zh) 一种灌装瓶外包装辅助定位件
JP4229480B2 (ja) シリンジの打栓装置
JP2023179171A (ja) 容器搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4417778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term