JP4413755B2 - コロナ放電装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents

コロナ放電装置およびそれを備える画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、針状電極を備えたコロナ放電装置およびそのコロナ放電装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機などの電子写真画像を形成する画像形成装置では、その表面が一様帯電された電子写真感光体の表面に露光によって静電潜像が形成され、その静電潜像を現像によって可視化し、さらに可視化された画像を記録紙などに転写し定着して記録画像を得ている。このような画像形成装置では、露光前における電子写真感光体の一様帯電のために、コロナ放電装置(メインチャージャーともいう)を用いるものがある。
コロナ放電装置の放電用電極には、従来、例えば直径が80〜90μmのタングステン製の放電ワイヤが用いられてきた。この放電ワイヤを用いる放電装置では、帯電均一性を確保するために大きな電流を必要とするので、放電の際に多量のオゾンを発生させ、オゾンの強い酸化力のために電子写真感光体およびコロナ放電装置自体が劣化するという問題があった。
このような問題を解決する方法の一つとして、コロナ放電装置の電極形状をワイヤに代えて針状に形成するものがある(特許文献1参照)。針状電極を用いたコロナ放電装置では、ワイヤ電極を用いる場合に比べて、同一出力を得るための電流値が4分の1程度に減少し、それに伴ってオゾン発生量も4分の1程度に減少する。しかしながら、針状電極を用いた場合、放電を繰り返すのに伴い電極先端部にシリコーンオイル(定着部において、定着性における高温オフセット防止のために使用されるもの)が付着するという現象が発生する。そして、電極先端部に付着するシリコーンオイルの量が増加するに伴って放電が安定しなくなり、放電が不安定な状態で該コロナ放電装置を電子写真感光体の帯電に使用し続けると、形成される画像に筋汚れ等の画像ムラが形成されるという不良が発生する。
上述のような針状電極におけるシリコーンオイル付着の問題を解決するものとして、例えば、特許文献2または特許文献3に開示された方法がある。特許文献2では、針状電極にスポンジローラを押し当てながら回転移動させて汚れを取り除く方法が開示されている。特許文献3では、回転可能に支持された一対のローラからなる清掃部材で針状電極を両側から挟み込み、清掃部材を針状電極に対して相対的に移動させることによって汚れを取り除く方法が開示されている。
特開平1−312563号公報(公開日1989年12月18日) 実開平2−75658号公報(公開日1990年6月11日) 特許3259515号公報(公開日1995年2月14日)
しかしながら、上記特許文献2および3の方法には以下のような問題がある。すなわち、特許文献2に開示された方法では、スポンジローラが針状電極の先端に引っ掛かって破損し、破損時にちぎれたスポンジ片が針状電極の先端に付着して放電を不安定化させたり、スポンジローラの回転移動時に加えられる力によって針状電極の先端部が変形するといった問題がある。
また、特許文献3に開示された方法では、一対のローラで針状電極を挟み込んで清掃するので、針状電極の先端部にローラが充分に当接せずに針状電極先端部が充分に清掃されない場合が起こりうる。さらに、針状電極を両側から挟み込むための押圧機構などが必要とされるので、装置が複雑化するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、針状電極を損耗させることなく充分に清掃でき、安定した放電の継続を可能とするコロナ放電装置およびそれを備えた画像形成装置を実現することにある。
本発明に係るコロナ放電装置は、上記課題を解決するために、複数の先鋭状突起部を有する板状の電極と、上記電極に対して相対的に移動可能に設けられ、移動時に電極を擦過することによって電極の表面を清掃する清掃部材とを含み、上記清掃部材は、第1の平面部および第2の平面部を備えた、断面略L字型形状を有しており、上記第1の平面部は、支持部材への取り付け部分となっており、上記清掃部材が移動する方向に対して平行、かつ、上記電極の平板面に対して垂直に配置されており、上記第2の平板部は、上記電極の清掃部分となっており、第1の平面部から上記電極側に延びて、上記清掃部材が移動する方向に対して垂直に配置されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、先鋭状突起部を有する電極に対して相対的に移動可能に設けられ、移動時に電極を擦過することによって電極の表面を清掃する清掃部材は、電極を擦過する際、押圧されて適度に弾性変形しながら電極の突起部にも充分に当接することができるので、電極の突起部先端を変形損傷させることなく汚れを充分に取除くことができる。
特に、上記清掃部材を上記形状にて具備することにより、該清掃部材に弾性変形が生じるときに、第1の平面部に生じる撓みは、上記電極に擦過して該電極を清掃する第2の平面部を上方に引き上げる作用を及ぼす。このため、上記清掃部材では、その撓みの発生初期から清掃部材の第2の平面部を上記電極に対して摺動的に移動させることができ、上記電極に対する押圧力を小さく設定しながら(上記電極の先鋭状突起部先端に与えるダメージを抑制しながら)高い清掃効果を得ることができる。
このような清掃部材を用いて電極を清掃することによって、電極の先鋭状突起部を清浄に保つことができるので、放電むら発生を防止することができ、また放電むらに起因する画像不良の発生を防止することができる。
また、上記コロナ放電装置においては、上記清掃部材は、厚さ20〜40μmの金属板を断面L字型形状に屈曲させて形成されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、清掃部材を好適範囲の厚みを有する板状の金属素材で形成することにより、該清掃部材が電極に最適な力で押し当てられ、コロナ放電にとって最も大切な針先を確実に清掃でき、針先を変形させることがない。また、清掃部材の表面硬度が硬いため、清掃部材が削れて針先を逆に汚すことがない。
また、上記コロナ放電装置においては、上記清掃部材は、上記第2の平板部の剛性が上記第1の平面部の剛性よりも大きく設定されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第2の平面部の剛性が第1の平面部の剛性より大きく設定されることで、第2の平面部における撓みが発生しにくくなり、清掃部材における弾性変形は主に第1の平面部の撓みとして発生する。このため、上記清掃部材により電極清掃動作において、撓みの発生初期から第2の平面部を上方に引き上げる作用が大きくなり、電極に対する清掃効果をより向上させることができる。
また、上記コロナ放電装置においては、上記清掃部材に対する先鋭状突起部の食込み量が、0.2〜0.8mmであることを特徴としている。
上記の構成によれば、清掃部材に対する先鋭状突起部の食込み量が、適正範囲に設定されるので、電極の突起部先端を変形させることなく、効率的に清掃することが可能になる。食込み量が小さいと清掃が不充分であり、食込み量が大きいと清掃部材の磨耗寿命が短くなる。このことによって、電極の突起部の汚れは確実に取除かれ、放電安定性が一層向上する。
また、上記コロナ放電装置においては、上記清掃部材が、ステンレス鋼よりなることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記清掃部材に、優れた強度と適度の弾性とを有し、かつ、放電によって発生するオゾン雰囲気においても酸化しにくいステンレス鋼を用いることで、装置の耐久性を向上することができる。
また、上記コロナ放電装置においては、上記清掃部材は、断面略L字型形状を有する清掃部材を第1の清掃部材とし、さらに、1枚の平板状部材によって形成されている、断面I字形状を有する第2の清掃部材を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第2の清掃部材で、針状電極に付着した汚れを掻き取り、或いは、針状電極から離散し易い状態にする。この状態で、さらに、針状電極に対して摺動的に移動しやすい第1の清掃部材を用いることにより、高い清掃効果を得ることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上記記載の何れかのコロナ放電装置を帯電器として備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、画像形成装置は、放電安定性に優れるコロナ放電装置を帯電器として備えるので、放電むらに起因する筋汚れや画像むらが無く画質の良好な画像を安定して形成することができる。
本発明に係るコロナ放電装置は、以上のように、複数の先鋭状突起部を有する板状の電極と、上記電極に対して相対的に移動可能に設けられ、移動時に電極を擦過することによって電極の表面を清掃する清掃部材とを含み、上記清掃部材は、第1の平面部および第2の平面部を備えた、断面略L字型形状を有しており、上記第1の平面部は、支持部材への取り付け部分となっており、上記清掃部材が移動する方向に対して平行、かつ、上記電極の平板面に対して垂直に配置されており、上記第2の平板部は、上記電極の清掃部分となっており、第1の平面部から上記電極側に延びて、上記清掃部材が移動する方向に対して垂直に配置されている構成である。
それゆえ、上記清掃部材は、電極を擦過する際、押圧されて適度に弾性変形しながら電極の突起部にも充分に当接することができるので、電極の突起部先端を変形損傷させることなく汚れを充分に取除くことができる。
特に、上記清掃部材に弾性変形が生じるときには、第1の平面部に生じる撓みは、上記電極に擦過して該電極を清掃する第2の平面部を上方に引き上げる作用を及ぼす。このため、上記清掃部材では、その撓みの発生初期から清掃部材の第2の平面部を上記電極に対して摺動的に移動させることができ、上記電極に対する押圧力を小さく設定しながら(上記電極の先鋭状突起部先端に与えるダメージを抑制しながら)高い清掃効果を得ることができるといった効果を奏する。
また、上記コロナ放電装置を帯電器として備えた画像形成装置では、放電むらに起因する筋汚れや画像むらが無く、画質の良好な画像を安定して形成することができるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図8に基づいて説明すると以下の通りである。まず、本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を、図2を参照して説明する。
図2は、画像形成装置の一つである複写機2について図示したものである。複写機2は、原稿送給部3と、画像読取部4と、給紙部5と、画像形成部6と、定着部7とを含む構成である。
原稿送給部3は、複写されるべき原稿を送給する両面自動原稿送り装置8(略称RADF:Reversing Automatic Document Feeder)と、RADF8から送給された原稿が予め定められる位置に載置される原稿台9と、原稿受けトレイ10とを含む。RADF8は、原稿台9に対して所定の位置関係を有するとともに開閉可能な状態で支持される。RADF8は、原稿の一方の面が原稿台9の予め定められる位置であって画像読取部4に対向する位置に載置されるように原稿を送給し、一方の面の画像読取りが終了すると、他方の面が原稿台9の予め定められる位置であって画像読取部4に対向する位置に載置されるように原稿を反転送給し、他方の面の画像読取りが終了すると、原稿を原稿受けトレイ10へ排出する。このような原稿の送給および表裏反転動作は、複写機2の全体動作に関連して制御される。なお原稿の一方の面のみを複写する場合には、原稿の反転送給は実行されない。
画像読取部4は、原稿台9の下方に配置され、RADF8によって原稿台9に送給された原稿の画像を読取る動作を行い、原稿台9の下面に沿って平行に往復移動する第1および第2走査ユニット11,12と、光学レンズ13と、光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ14とを含む。
第1走査ユニット11は、読取るべき原稿画像表面を露光する露光ランプ15と、原稿からの反射光像を所定の方向に偏向する第1ミラー16とを備え、原稿台9の下面に対して一定の距離を保ちながら予め定められる走査速度で往復移動する。第2走査ユニット12は、第1走査ユニット11の第1ミラー16によって偏向された反射光像をさらに所定の方向に偏向する第2および第3ミラー17,18とを備え、第1走査ユニット11と一定の速度関係を保って原稿台9の下面に沿って平行に往復移動する。
光学レンズ13は、第2走査ユニット12の第3ミラー18によって偏向された反射光像を縮小し、CCDラインセンサ14の予め定められる位置に結像させる。CCDラインセンサ14は、白黒画像またはカラー画像を読取り、赤(R),緑(G),青(B)の各色成分に色分解したラインデータを出力することのできる3ラインカラーCCDであり、光学レンズ13によって結像された反射光像を順次光電変換して電気信号を出力する。CCDラインセンサ14から電気信号として出力される原稿画像情報は画像形成部6に入力される。
給紙部5は、複写機2の最下部に配置され、記録媒体である記録紙Pを積載収容する用紙トレイ19と、用紙トレイ19内の記録紙Pを1枚ずつ分離送給する分離ローラ20および給紙ローラ21とを含み、画像形成部6に対して記録媒体である記録紙Pを供給する。給紙部5から1枚ずつ分離供給される記録紙Pは、記録紙Pの搬送経路各所に設けられる搬送ローラ22によって画像形成部6の手前まで搬送され、画像形成部6の手前に設けられる一対のレジストローラ23によって給紙タイミングが制御されて画像形成部6に供給される。
画像形成部6は、画像読取部4と給紙部5との間に配置され、レーザビームスキャナユニット24と、画像形成ステーション25と、転写搬送ベルト機構26とを含む。転写搬送ベルト機構26は、画像形成部6の下部に配置され、駆動ローラ27と、従動ローラ28と、駆動ローラ27と従動ローラ28とに張架される無端ベルト29と、無端ベルト29表面を帯電させて記録紙Pを吸着させるための吸着用帯電器30と、無端ベルト29に吸着されている記録紙Pを剥離するための除電器31とを備える。
無端ベルト29は、駆動ローラ27の軸線まわりの回転によって矢符32方向に駆動する。レジストローラ23によってタイミング制御されて供給される記録紙Pは、吸着用帯電器30によって表面の帯電された無端ベルト29に静電吸着され、前述の矢符32方向に搬送される。記録紙Pには、無端ベルト29によって矢符32方向に搬送される過程において画像が転写され、画像の転写された記録紙Pは、除電器31によって無端ベルト29から剥離されて定着部7へと搬送される。レジストローラ23による給紙のタイミング制御は、記録紙Pの搬送方向先端部が搬送経路内に設けられる図示しないセンサによって検知され、このセンサの検知出力に応じて実行される。
複写機2は、カラー複写機であるので、レーザビームスキャナユニット24および画像形成ステーション25は、黒色、シアン色、マゼンタ色およびイエロー色の各色に対応して4組が設けられる。各レーザビームスキャナユニット24および画像形成ステーション25は、現像に用いられるトナーの色が、黒色、シアン色、マゼンタ色、イエロー色に異なること、および画像原稿情報のうち黒色成分像に対応する画素信号、シアン色成分像に対応する画素信号、マゼンタ色成分像に対応する画素信号、イエロー色成分像に対応する画素信号が、それぞれ入力されること以外は構成を同じくするので、黒色のレーザビームスキャナユニット24および画像形成ステーション25を代表例として説明し、他については説明を省略する。なお、各色に対応するレーザビームスキャナユニット24および画像形成ステーション25を個々に示す場合には、アルファベットの添字:b(黒色),c(シアン色),m(マゼンタ色),y(イエロー色)を付して表す。
図3は、黒色画像形成用レーザビームスキャナユニット24bおよび画像形成ステーション25bの構成を示す拡大図である。レーザビームスキャナユニット24bは、画像読取部4から入力される画像原稿情報に応じて変調されたドット光を発光する図示しない半導体レーザ素子と、半導体レーザ素子からのレーザビームを主走査方向に偏向させるポリゴンミラー33bと、ポリゴンミラー33bによって偏向されたレーザビームを電子写真感光体40b(以後、単に感光体と呼ぶ)の表面に結像させるfθレンズ34b,35bと、反射ミラー36b,37b,38bとを備える。反射ミラー38bで反射されたレーザビームは、画像形成ステーション25bの感光体40b表面を露光し、静電潜像を形成する。
画像形成ステーション25bは、軸線39bまわりに矢符F方向に回転自在に支持される感光体40bと、感光体40bの円周面に沿って配置される以下の機器、すなわち前述のレーザビームで露光される前に感光体40bの表面を一様に帯電させる帯電器41bと、レーザビームスキャナユニット24bから出力されるレーザビームの露光によって感光体40bの表面に形成される静電潜像を現像して可視化する現像器42bと、無端ベルト29を介して感光体40bに対向して設けられ現像された画像を無端ベルト29上の記録紙Pに転写させる転写用放電器43bと、静電潜像の現像処理後に感光体40bの表面に残留するトナーを除去回収するクリーニングユニット44bとを備える。帯電器41b、現像器42b、転写用放電器43bおよびクリーニングユニット44bは、矢符Fで示す回転方向の上流側から下流側に向ってこの順序で設けられる。
帯電器41bには、本発明のコロナ放電装置1が用いられる。帯電器41bは、放電によって感光体40bの表面を一様に帯電させる。一様に帯電された感光体40bの表面が、画像原稿情報に応じたレーザビームスキャナユニット24bからのレーザビームによって露光され、露光された部位の帯電量と露光されなかった部位の帯電量とに差異が生じて静電潜像が形成される。
現像器42bは、感光体40bに対向して設けられる現像ローラ45bと、現像ローラ45bにトナーを含む現像剤を供給する現像剤搬送ローラ46bと、現像ローラ45bおよび現像剤搬送ローラ46bを回転自在に支持するとともに、その内部空間に現像剤を収容するケーシング47bとを備える。現像器42bの現像ローラ45bから、静電潜像の形成された感光体40bの表面に現像剤が供給されることによって静電潜像が現像されて可視化される。可視化された画像は、前述のように転写用放電器43bによって無端ベルト29上の記録紙Pに転写される。
再び図2に戻って、黒色の画像が転写された記録紙Pには、無端ベルト29に吸着されたまま矢符32方向に搬送され、搬送方向上流側から下流側に向って以下の順に設けられるシアン色、マゼンタ色、イエロー色のレーザビームスキャナユニット24c,24m,24yおよび画像形成ステーション25c,25m,25yを通過する際に、シアン色、マゼンタ色、イエロー色の画像が、前述の黒色画像の場合と同様にして順次転写される。このようにして記録紙Pにフルカラー画像が形成される。フルカラー画像の形成された記録紙Pは、除電器31によって無端ベルト29から剥離されて定着部7へ送給される。
定着部7は、図示しない加熱手段を備える加熱ローラ48と、加熱ローラ48に対向して設けられ加熱ローラ48に押圧されて当接部いわゆるニップ部50を形成する加圧ローラ49とを備える。定着部7に供給された記録紙Pは、ニップ部50を通過する際に加熱および加圧され、記録紙P上の現像剤が定着されて堅牢な画像となる。
定着部7によって定着された記録紙Pは、一方の表面だけに画像形成する場合または一方の表面の画像形成を終えた後反転されて他方の表面に画像形成する場合、切換ゲート51の動作によってその上方へ送給され、さらに排出ローラ52によって排紙トレイ53へ排出される。なお、記録紙Pの一方の表面に画像形成した後、さらに続けて他方の表面に画像形成する場合、記録紙Pは、切換ゲート51の動作によってその下方に送給され、スイッチバック搬送経路54を経て表裏反転された後、再度画像形成部6へ搬送される。画像形成部6へ送給された記録紙Pには、前述と同様にして画像形成される。
次いで、上記複写機2の帯電器41として設けられるコロナ放電装置1について図1、図4、および図5を参照して説明する。
コロナ放電装置1は、複数の先鋭状突起部68を有する板状の電極61(以後、針状電極と呼ぶ)と、針状電極61を保持する保持部材62と、針状電極61に対して相対的に移動可能に設けられ、移動時に針状電極61を擦過することによって針状電極61の表面を清掃する清掃部材63と、清掃部材63を支持する支持部材64と、清掃部材63および支持部材64を移動させる移動用部材65と、針状電極61、保持部材62、清掃部材63および支持部材64を収容するシールドケース66とを含む構成である。このコロナ放電装置1は、複写機2において、感光体40を臨み感光体40の長手方向に沿って配置される。
針状電極61は、例えばステンレス鋼製の薄板状部材であり、一方向に長く延びる平板部67と平板部67の長手方向に延びる辺を構成する一端面から短手方向に突出するように形成される先鋭状の突起部68とによって構成される。針状電極61の寸法について例示すると、平板部67の短手方向の長さL2は、10mm程度が好ましく、突起部68の突出方向の長さL3は、2mm程度が好ましく、突起部68の先端の曲率半径Rは、40μm程度が好ましく、突起部68の形成されるピッチTPは、2mm程度が好ましい。
針状電極61を保持する保持部材62は、針状電極61と同様に一方向に長く延び、長手方向に直交する断面が逆T字状の部材であり、たとえば樹脂製である。針状電極61は、その長手方向の両端部付近において、保持部材62の突出部分の一側面に、ねじ部材69によってねじ止めされている。この針状電極61には、前述の感光体40を帯電させるべく、動作中はコロナ放電するために5kV程度の電圧が印加されている。
清掃部材63は、平板をL字型に折り曲げた形状、すなわち、平板部63Aと平板部63Bとを有する形状として具備されており、厚さtが20〜40μmの金属素材から成る。
清掃部材63の支持部材64への取付形態は、例えば以下のようになっている。すなわち、上記支持部材64は、第1支持部64Aと第2支持部64Bとを有しており、第2支持部64Bは、第1支持部64Aと清掃部材63とを接続する機能を果たしている。具体的には、第2支持部64Bは、2つの平面部分を有する断面略L字形状の部材となっており、一方の平面部分が第1支持部64Aへの取り付け面となっており、他方の平面部分が清掃部材63への取り付け面となっている。
また、清掃部材63は、平板部63Aが第2支持部64Bへの取り付け部分となっており、平板部63Bが針状電極61の清掃部分となっている。すなわち、平面部63Aは、清掃部材63が移動する方向(針状電極61の突起部68先端を結ぶライン方向)に対して平行、かつ、針状電極61の平板面に対して垂直に配置されており、平板部63Bは平面部63Aから針状電極61側に折り曲げられて、清掃部材63が移動する方向に対して垂直に配置される。
清掃部材63の金属素材としては、リン青銅、普通鋼、ステンレス鋼などを用いることができる。しかしながら、清掃部材63は、コロナ放電によって発生するオゾン雰囲気中で使用されるので、耐酸化性を考慮した耐久寿命の観点から、ステンレス鋼であることが最も好ましい。ステンレス鋼としては、日本工業規格(JIS)G4305に規定されるオーステナイト系ステンレス鋼であるSUS304またはフェライト系ステンレス鋼であるSUS430などが代表例として挙げられるけれども、これらに限定されることなく、他のステンレス鋼が用いられても良い。
清掃部材63としていずれのステンレス鋼が用いられる場合においても、ステンレス鋼の硬さが、米国材料試験協会(ASTM)規格D785に規定されるロックウェル硬さMスケールで115以上であることが望ましい。ロックウェル硬さが115未満では、軟質にすぎるので、針状電極61に当接させて擦過するとき、清掃部材が不所望に変形し過ぎて清掃効果を得ることができないからである。清掃部材63a,63bの硬さが高くても特に機能上の問題が現出しないので上限を設ける必要がないけれども、ASTM規格D785に規定されるロックウェル硬さMスケールの上限値が130であるので、あえて上限を設けるとすれば130となる。
次に、清掃部材63の厚さtの範囲限定理由について説明する。厚さtが20μm未満では、針状電極61に当接した際における変形は容易であるけれども、変形に伴う反力として得られる針状電極61に対する押圧力が弱くなるので、針状電極61に付着した汚れを充分に除去することができない。また、厚さtが40μmを超えると、針状電極61に付着した汚れを充分に除去することはできるけれども、剛性が大きくなり針状電極61に対する押圧力が強くなり過ぎるので、針状電極61の突起部68先端を変形破損する恐れがある。この結果、厚さtが適正範囲を外れると、帯電不良による画像むらなどが発生する可能性があり好ましくないので、20〜40μmとした。
また、針状電極61と当接する部分である平面部63Bの幅寸法w、すなわち清掃部材63が移動する方向に対して垂直方向、かつ平面部63Bが延びる方向に対して垂直方向における清掃部材63の寸法wが、3.5mm以上になるように形成される。
幅寸法wが3.5mm未満では、針状電極61に押圧されて変形する際に生じる力の単位面積あたりの値が大きくなるので、繰返し変形に対する疲労破壊を起こしやすくなり、耐久寿命が低下する。幅寸法wを3.5mm以上とすることによって、前述した力の単位面積あたりの値を小さくして繰返し変形に対する耐久寿命を長くすることができるけれども、過度に広幅にすると剛性が強くなり過ぎるとともに、装置を大型化するので、上限は10mm程度に設定されることが望ましい。
さらに、清掃部材63と針状電極61との相対的な配置について説明する。清掃部材63と針状電極61とは、清掃部材63の平面部63Bに対する針状電極61の突起部68の食込み量dが、0.2〜0.8mmになるように配置されることが好ましい。ここで、食込み量dは、清掃部材63と突起部68とを、清掃部材63が針状電極61に対して相対的に移動する方向に垂直な仮想平面に投影させた状態で、清掃部材63と突起部68とが、突起部68の延びる方向に重なり合う長さとして定義される量である。
食込み量dが、0.2mm未満では、清掃部材63の変形に伴う反力として得られる針状電極61に対する押圧力が弱くなるので、針状電極61に付着した汚れを充分に除去することができない。食込み量dが0.8mmを超えると、針状電極61に付着した汚れを充分に除去することはできるけれども、清掃部材63の変形に伴う反力として得られる針状電極61に対する押圧力が強くなり過ぎるので、針状電極61の突起部68先端を変形破損する恐れがある。この結果、食込み量dが適正範囲を外れると、帯電不良による画像むらなどが発生する可能性があり好ましくないので、0.2〜0.8mmとした。
シールドケース66は、たとえばステンレス鋼製であり、その外観形状が直方体で内部空間を有するとともに、前述の感光体40を臨む一方の面に開口部を有する容器状の部材である。またシールドケース66は、針状電極61と同一方向に長く延び、長手方向に直交する方向の断面形状が略U字状を有する。シールドケース66の底面71に前述の保持部材62が装着される。シールドケース66の内側面72と保持部材62とによって形成される溝部73に、支持部材64の柱状部分の端部が摺動可能に挿入される。
第1支持部64Aの柱状部分には、針状電極61の延びる方向と平行に貫通孔74が形成され、貫通孔74を挿通して移動用部材65が設けられる。移動用部材65は、貫通孔74に挿通されている部位で第1支持部64Aに固定されるので、移動用部材65を針状電極61の延びる方向に牽引することによって、支持部材64は、溝部73に対して摺動し、かつ溝部73に案内されて針状電極61の延びる方向に移動することができる。すなわち、支持部材64に支持される清掃部材63が、針状電極61の延びる方向に移動するので、前述のように清掃部材63における平面部63Bを針状電極61に当接させて擦過することができる。
移動用部材65は、糸状またはワイヤ状の部材であり、シールドケース66に形成される孔または隙間からシールドケース66の外方に延び、シールドケース66の外面または複写機2の機体に設けられる滑車75a,75b(図4参照)を介してその端部が垂下される。なお、滑車75a,75bと移動用部材65の端部は、図1および図5では省略されている。移動用部材65の端部は、複写機2の機体外方にまで延長され、コロナ放電装置1を複写機2から取外すことなく、また、複写機2を開放することなく、針状電極61の清掃を実施できるようにすることが好ましい。
移動用部材65を牽引することによって清掃部材63の平面部63Bを針状電極61に当接させて清掃するとき、針状電極61に対する清掃部材63の押圧力は、10gf以上、30gf以下になるように調整される。この押圧力の調整は、たとえば以下のようにして行うことができる。
種々の重量の錘を準備し、各錘の重量を移動用部材65の一方の端部にそれぞれ吊下げた状態で、清掃部材63にばね秤などを接続し、清掃部材63に負荷される力を測定する。この力が、10gf〜30gfの範囲になるような錘を予め選定しておき、針状電極61を清掃するに際して、予め選定した錘を移動用部材65の端部に吊下げることによって、所望の押圧力で清掃することができる。また移動用部材65の端部に予め回転トルクを調整した電動機を接続し、所望の押圧力を得るようにしてもよい。
押圧力が、10gf以上、30gf以下に限定される理由は、以下の通りである。押圧力が10gf未満では、針状電極61の付着物を充分に除去することができず、押圧力が30gfを超えると、針状電極61の突起部68の先端が変形破損する。
続いて、上記構成のコロナ放電装置1による針状電極61の清掃動作を、図6(a)〜(c)を参照して説明する。
図6(a)は、清掃部材63の平面部63Bが針状電極61のある一つの突起部68に接触した最初の状態を示している。そして、この状態から清掃部材63がさらに移動し、図6(b)から図6(c)に示す状態となる。この図6(b)および図6(c)の状態では、清掃部材63は、平面部63Aおよび63Bの両方で撓みが発生しており、清掃部材63の平面部63Bが上方向に移動しながら針状電極61の突起部68を擦過することによって、針状電極61の清掃が行われる。
ここで、本実施の形態に係る清掃部材63が上述のような断面L字形状を有しているのは、以下の理由による。尚、比較のために、清掃部材が1枚の平板状部材によって形成されている場合の清掃動作を図7(a)〜(c)に示す。
図7(a)〜(c)に示す清掃動作では、清掃部材が針状電極に接触した状態で移動を続けると、該清掃部材に撓みが発生する。しかしながら、その撓みの発生初期(図7(b)の状態)では、該撓みは、清掃部材を針状電極に対して摺動的に移動させるものではない(清掃部材を針状電極に沿って上方向に移動させるものではない)ので、その清掃効果は余り高くない。
このため、図7(a)〜(c)に示す構成では、清掃部材の清掃効果を向上させるには、該清掃部材の腰を強くし、押圧力を高くしなければならないが、このことは針状電極の突起部先端に与えるダメージを増加させる。特に、その撓みの発生後期(図7(c)の状態)では、大きく撓んだ清掃部材は、針状電極の突起部先端を上方向から押圧した状態で擦過するため、針状電極の突起部先端における磨耗が促進されるといった問題がある。
これに対し、図6(a)〜(c)に示す清掃動作では、清掃部材63が針状電極61に接触した状態で移動を続けると、該清掃部材63における平面部63Aおよび63Bの両方で撓みが発生する。そしてこの時、平面部63Aで発生する撓みは、針状電極61に擦過して該針状電極61を清掃する平面部63Bを上方に引き上げる作用を及ぼす。このため、本実施の形態に係る断面L字形状を有する清掃部材63では、その撓みの発生初期(図6(b)の状態)から該清掃部材63を針状電極61に対して摺動的に移動させるため、高い清掃効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係る清掃部材63では、該清掃部材63を針状電極61に対して摺動的に移動させることで高い清掃効果を得るため、該清掃部材63の腰を強くして、押圧力を高くするといった必要が無い。つまり、針状電極61に対する押圧力を小さく設定できるため、針状電極61の突起部68先端に与えるダメージを抑制することができる。こうして針状電極61へのダメージを軽減できれば、コロナ放電装置1におけるメンテナンスサイクルを長くすることができる。
また、図8(a)〜(c)において、本発明の実施形態の変形例であるコロナ放電装置における清掃動作を示す。図8(a)〜(c)に示す構成では、清掃部材63において、平面部63Bの板厚を平面部63Aの板厚よりも大きくしている点で、図8(a)〜(c)に示した例とは異なっている。
この例では、平面部63Bの板厚を大きくしたことで、該平面部63Bにおける撓みが発生しにくくなっている。すなわち、平面部63Bの板厚を平面部63Aの板厚よりも大きくしているのは、平面部63Bの剛性を平面部63Aの剛性より大きく設定するためである。したがって、清掃部材63が針状電極61に接触した状態で移動を続けると、該清掃部材63における撓みは主に平面部63Aにおいて発生する。このため、図8(a)〜(c)に示す清掃部材63では、その撓みの発生初期(図8(b)の状態)から平面部63Bを上方に引き上げる作用が大きくなり、針状電極61に対する清掃効果をより向上させることができる。
また、本発明に係るコロナ放電装置のさらなる変形例として、図9に示すような構成としてもよい。図9に示すコロナ放電装置では、支持部材64において、断面L字形状を有する清掃部材63だけでなく、さらに、1枚の平板状部材によって形成されている(すなわち断面I字形状を有する)清掃部材76が取り付けられている。清掃部材63と清掃部材76とでは、清掃部材76が支持部材64の移動時に前側となるように取り付けられている。また、清掃部材76による清掃動作は、図7(a)〜(c)に示すような動作となり、清掃部材63による清掃動作は、図6(a)〜(c)に示すような動作となる。
断面I字形状を有する清掃部材76だけでは、すでに述べたように、その清掃効果はあまり高くないため、図9に示すコロナ放電装置では、これに断面L字形状を有する清掃部材63を組み合わせることにより、清掃部材76では取り除くことが難しかった汚れ(トナー、オイル、紙粉)等を完全な形で除去することができる。
この場合の清掃動作は、まず、清掃部材76で、針状電極61に付着した汚れを掻き取り、或いは、針状電極61から離散し易い状態にする。この状態で、さらに、針状電極61に対して摺動的に移動しやすい清掃部材63を用いることにより、高い清掃効果を得ることができる。
以上に述べたように、本実施の形態では、画像形成装置として複写機を例示しているが本発明はこれに限定されることなく、コンピュータなどから与えられる画像情報に応じて画像形成するレーザプリンタなどであってもよい。
また、上記例のように、レーザビームスキャナユニットによってレーザビームを走査して感光体を露光する構成に限定されることなく、レーザビームスキャナユニットの代わりに、発光ダイオード(LED)アレイと結像レンズとからなるLEDヘッドを書込み光学系として用いてもよい。LEDヘッドは、レーザビームスキャナユニットに比べて、寸法が小さく、また可動部分が無く無音なので、複数個の光書込みユニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写機などの画像形成装置に好適に用いることができる。
本発明の実施形態を示すものであり、コロナ放電装置の概略構成を示す斜視図である。 上記コロナ放電装置を備える画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 画像形成用レーザビームスキャナユニットおよび画像形成ステーションの構成を示す断面図である。 上記コロナ放電装置の正面図である。 上記コロナ放電装置の側面図である。 図6(a)〜(c)は、上記コロナ放電装置における清掃部材の清掃動作を示す図である。 図7(a)〜(c)は、比較のために示したコロナ放電装置における清掃部材の清掃動作を示す図である。 図8(a)〜(c)は、上記コロナ放電装置の変形例における清掃部材の清掃動作を示す図である。 本発明の実施形態における変形例を示すものであり、コロナ放電装置の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 コロナ放電装置
2 複写機(画像形成装置)
3 原稿送給部
4 画像読取部
5 給紙部
6 画像形成部
7 定着部
61 針状電極(電極)
62 保持部材
63 清掃部材(第1の清掃部材)
63A 第1の平面部
63B 第2の平面部
64 支持部材
65 移動用部材
66 シールドケース
68 突起部(先鋭状突起部)
76 清掃部材(第2の清掃部材)

Claims (7)

  1. 複数の先鋭状突起部を有する櫛歯板状の電極と、
    上記電極に対して相対的に移動可能に設けられ、移動時に電極を擦過することによって電極の表面を清掃する清掃部材とを含み、
    上記清掃部材は、
    第1の平面部および第2の平面部を備えた、断面略L字型形状を有しており、
    上記第1の平面部は、L字型形状の端部で支持部材へ取り付けられており、上記清掃部材が移動する方向に対して平行、かつ、上記電極の平板面に対して垂直に配置されており、
    上記第2の平面部は、上記電極の清掃部分となっており、第1の平面部から上記電極側に延びて、上記清掃部材が移動する方向に対して垂直に配置されており、
    上記清掃部材が上記電極を清掃する時には、第2の平面部が上記電極の上記先鋭状突起部に接触した状態で上記清掃部材を上記電極に対して相対的に櫛歯の並ぶ方向と平行に移動させることによって上記第1の平面部に撓みを生じさせ、その撓みによって上記第2の平面部が上記先鋭状突起部に沿って持ち上げられて上記先鋭状突起部を擦過することを特徴とするコロナ放電装置。
  2. 上記清掃部材は、厚さ20〜40μmの金属板を断面L字型形状に屈曲させて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコロナ放電装置。
  3. 上記清掃部材は、上記第2の平面部の剛性が上記第1の平面部の剛性よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のコロナ放電装置。
  4. 上記清掃部材に対する先鋭状突起部の食込み量が、0.2〜0.8mmであることを特徴とする請求項1に記載のコロナ放電装置。
  5. 上記清掃部材が、ステンレス鋼よりなることを特徴とする請求項1に記載のコロナ放電装置。
  6. 上記清掃部材は、断面略L字型形状を有する清掃部材を第1の清掃部材とし、
    さらに、1枚の平板状部材によって形成されている、断面I字形状を有する第2の清掃部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載のコロナ放電装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一つに記載のコロナ放電装置を帯電器として備えることを特徴とする画像形成装置。
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