JP2003057956A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003057956A
JP2003057956A JP2001249338A JP2001249338A JP2003057956A JP 2003057956 A JP2003057956 A JP 2003057956A JP 2001249338 A JP2001249338 A JP 2001249338A JP 2001249338 A JP2001249338 A JP 2001249338A JP 2003057956 A JP2003057956 A JP 2003057956A
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toner
image forming
forming apparatus
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JP2001249338A
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English (en)
Inventor
Satoru Torimaru
悟 鳥丸
Masao Okubo
雅夫 大久保
Mikio Kobayashi
幹男 小林
Kuninori Kono
訓典 河野
Naoto Yoshino
直人 吉野
Yukio Hayashi
幸男 林
Makoto Ochiai
誠 落合
Satoshi Matsuzaka
聡 松坂
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】除電部材先端の軸方向に沿った放電状態を
安定させることにより、転写ポイントにおいて、トナー
像の流れ(筋状の白抜け)等の画質欠陥が発生すること
がない画像形成装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 像担持体上に形成された複数のトナー像
を、一旦中間転写体上に多重に一次転写した後、当該中
間転写体上に多重に転写された複数のトナー像を、転写
材上に一括して二次転写することによって画像を形成す
る画像形成装置において、前記中間転写体の二次転写部
の下流側に、当該中間転写体及び転写材の除電を行なう
導電性の除電部材を配置するとともに、前記除電部材の
背面側を絶縁性のハウジング部材によって保持し、前記
除電部材の全ての先端をハウジング部材の表面に接触さ
せるように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式等
を採用した複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等
の画像形成装置に関し、特に、転写ポイントの下流に除
電部材を設け、転写材の剥離及び走行状態を安定させる
ように構成した画像形成装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真方式等を採用した複
写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形成装
置としては、種々の方式のものが提案されており、実際
に製品化されてきている。かかる画像形成装置のうち、
転写材の材質等に係わりなく、高画質のカラー画像を形
成可能とした画像形成装置としては、感光体ドラムが1
回転する毎に、当該感光体ドラム上にイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック等の4色のトナー像を順次形成
し、この感光体ドラム上に順次形成されるイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラック等の4色のトナー像を、中間
転写体上に一次転写ロールによって一旦多重に一次転写
した後、当該中間転写体から転写材上に二次転写ロール
により一括して二次転写することによって、カラー画像
を形成する4サイクルの中間転写方式の画像形成装置
が、種々提案されており、本出願人らによって製品化さ
れてきてもいる。
【0003】上記4サイクルの中間転写方式の画像形成
装置では、感光体ドラム上に順次形成されるイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラック等の4色のトナー像を、中
間転写体上に一次転写ロールによって一旦多重に一次転
写するため、中間転写体は、感光体ドラム上から各色の
トナー像を順次転写する毎に、一次転写ロールによって
転写用の帯電を受け、当該中間転写体自体が高い電位に
帯電する場合がある。そのため、上記画像形成装置で
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の4色の
トナー像が一括して二次転写された転写材を、中間転写
体から剥離する際に、剥離放電によって転写材上に二次
転写されたトナー像が乱れたり、場合によっては、転写
材が中間転写体から剥離されずに、中間転写体上に吸着
されたまま搬送され、ジャムが発生するという虞れを有
していた。
【0004】そこで、上記画像形成装置では、二次転写
ポイントの下流に、除電針や鋸歯状除電プレート等の除
電部材を設け、当該除電部材にバイアス電圧を印加させ
て、中間転写体及び転写材を除電することにより、転写
材の剥離及び走行状態を安定させるように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記従来の画像形成装置の場合には、トナー像
を形成するトナーとして、トナー像の転写効率を挙げて
高画質化を図るため、球形トナーを使用すると、二次転
写ポイントの下流に位置する除電部において、転写材上
のトナー像の流れ(筋状の白抜け)が発生するという問
題点を有していた。このトナー像の流れ(筋状の白抜
け)が発生する理由の一つとして、トナーの形状が挙げ
られる。トナー像の転写効率を挙げて高画質化を図るた
め、トナー像を形成するトナーとして球形トナーを使用
すると、当該球形トナーは、その形状ゆえに転がりやす
く、除電部材による除電用の電界に強弱のむらがある
と、この除電用電界の強弱に応じて移動しやすく、トナ
ー像の流れ(筋状の白抜け)が発生してしまう。このト
ナー像の流れ(筋状の白抜け)は、球形トナーにおいて
顕著に発生し、トナーの形状が球形から徐々に楕円形状
に近くなると、良くなる傾向にある。
【0006】また、上記除電針や鋸歯状除電プレート等
の除電部材においては、当該除電部材の先端の位置精
度、つまり除電部材の先端と除電部材を支持するハウジ
ングとのギャップにばらつきがあると、除電部材先端の
放電状態が軸方向(長手方向)に沿って変化してしまう
ため、その放電状態のムラの影響をトナーが受けてしま
い、トナー像の流れ(筋状の白抜け)が発生してしまう
という問題点を有していた。
【0007】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、除電部材先端の軸方向に沿った放電状態を
安定させることにより、転写ポイントにおいて、トナー
像の流れ(筋状の白抜け)等の画質欠陥が発生すること
がない画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、像担持体上に形成された
複数のトナー像を、一旦中間転写体上に多重に一次転写
した後、当該中間転写体上に多重に転写された複数のト
ナー像を、転写材上に一括して二次転写することによっ
て画像を形成する画像形成装置において、前記中間転写
体の二次転写部の下流側に、当該中間転写体及び転写材
の除電を行なう導電性の除電部材を配置するとともに、
前記除電部材の背面側を絶縁性のハウジング部材によっ
て保持し、前記除電部材の全ての先端をハウジング部材
の表面に接触させるように構成したものである。
【0009】上記請求項1に記載の発明においては、除
電部材の全ての先端をハウジング部材の表面に接触させ
るように構成したので、除電部材先端の放電状態を安定
させることができ、当該除電部材の軸方向に沿って放電
状態のばらつきが発生するのを防止することが可能とな
り、球形トナー等の乱れやすいトナーにおいても、トナ
ー像の流れ(筋状の白抜け)等の画質欠陥が発生するの
を防止することができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、前記除電
部材が、その先端を折り曲げることによって、当該除電
部材の全ての先端をハウジング部材の表面に接触させる
ように構成したものである。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明は、前記除
電部材が、その先端を付勢手段によってハウジング部材
の表面に接触させるように付勢することにより、当該除
電部材の全ての先端をハウジング部材の表面に接触させ
るように構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0013】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置とし
てのデジタルフルカラー複写機を示すものである。な
お、画像形成装置としては、複写機以外に、プリンタや
ファクシミリ等であっても良いことは勿論である。
【0014】図2において、1はデジタルフルカラー複
写機の本体を示すものであり、このデジタルフルカラー
複写機本体(画像形成装置本体)1の上部には、カラー
画像等を有する原稿の画像を読み取るIIT2(Ima
ge Input Terminal)が配設されてい
る。このIIT2によって読み取られた画像データや、
図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる
画像データは、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)
(各8bit)の3色の画像データとして図示しない画
像処理装置に送られ、この画像処理装置では、画像デー
タに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度
/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の
所定の画像処理が施される。
【0015】そして、上記の如く画像処理装置で所定の
画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)(各8
bit)の4色の画像データとしてROS3(Rast
er Output Scanner)に送られ、この
ROS3では、画像データに応じてレーザー光LBによ
る画像露光が行われる。
【0016】上記ROS3によってレーザー光LBが走
査露光される像担持体としての感光体ドラム4は、図示
しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定の速度で
回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム4
の表面は、予め一次帯電用のスコロトロン5によって所
定の極性(例えば、マイナス極性)及び電位に帯電され
た後、画像データに応じてレーザー光LBが走査露光さ
れることによって静電潜像が形成される。上記感光体ド
ラム4上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色
の現像器6Y、6M、6C、6BKを備えたロータリー
方式の現像装置6によって、例えば、感光体ドラム4の
帯電極性と同極性のマイナス極性に帯電したトナーによ
って反転現像され、所定の色のトナー像となる。尚、上
記感光体ドラム4上に形成されたトナー像は、必要に応
じて図示しない転写前帯電器によって帯電を受け、電荷
量が調整されるようになっている。
【0017】この実施の形態に係るデジタルフルカラー
複写機は、トナー像の転写性の向上等を図ることによっ
て、更なる高画質化や定着装置におけるオイルレス化を
可能とするため、現像器6Y、6M、6C、6BKで
は、従来の粉砕法等によって製造された不定形のトナー
に代わって、球形状に近いトナーが使用されている。
【0018】具体的には、トナーとして、平均粒径が6
μmで、トナーの粒状性向上及び高転写性獲得のため、
形状係数(ML2 /A)が110〜140以下、ここで
は形状係数が120の球形トナー(本例では重合トナー
である)が用いられている。球形トナーには、クリーニ
ング性、転写性、帯電維持性のため外添剤が添加されて
いる。また、上記現像器6Y、6M、6C、6BKで
は、二成分現像剤を用いており、この二成分現像剤にお
けるトナーボリューム(Tv)が30以上となってい
る。
【0019】なお、上記トナーの形状係数(ML2
A)は、次式で表される。 形状係数(ML2 /A)=(トナー径の絶対最大長)2
/(トナーの投影面積)×π/4×100
【0020】上記感光体ドラム4上に順次形成された各
色のトナー像は、当該感光体ドラム4の下部に配置され
た中間転写体としての中間転写ベルト7上に、第1の転
写手段としての1次転写ロール8によって互いに重ね合
わせた状態で順次転写される。この中間転写ベルト7
は、駆動ロール9、テンションロール10、2次転写手
段の一部を構成する対向ロールとしてのバックアップロ
ール11、従動ロール12によって、例えば、感光体ド
ラム4の周速と同一の移動速度で矢印方向に沿って回動
可能に支持されている。また、上記中間転写ベルト7
は、当該中間転写ベルト7を張架する駆動ロール9、テ
ンションロール10、バックアップロール11、従動ロ
ール12とともに、一体的に中間転写ベルトユニットを
構成しており、この中間転写ベルトユニットは、複写機
本体1に対して前面側に抜き差しする方向に着脱可能と
なっている。
【0021】上記中間転写ベルト7上には、形成する画
像の色に応じて、感光体ドラム4上に形成されるイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(BK)の4色のすべて又はその一部のトナー像が、一
次転写手段としての一次転写ロール8によって順次重ね
合わせた状態で転写される。この中間転写ベルト7上に
転写されたトナー像は、所定のタイミングで2次転写位
置へと搬送される転写材としての転写用紙13上に、中
間転写ベルト7を支持するバックアップロール11と、
当該バックアップロール11に圧接する二次転写手段の
一部を構成する二次転写ロール14の圧接力及び静電吸
引力によって転写される。上記転写用紙13は、図2に
示すように、複写機本体1の下部に配置された複数の用
紙カセット15、16、17から、所定のサイズのもの
が、フィードロール18及び分離ロール対19によって
1枚ずつ給紙される。給紙された転写用紙13は、複数
の搬送ロール対20及びレジストロール21によって、
所定のタイミングで中間転写ベルト7の2次転写位置ま
で搬送される。そして、上記転写用紙13には、上述し
たように、二次転写手段としてのバックアップロール1
1と二次転写ロール14とによって、中間転写ベルト7
上から所定の色のトナー像が一括して転写されるように
なっている。
【0022】また、上記中間転写ベルト7上から所定の
色のトナー像が転写された転写用紙13は、後述するよ
うに、中間転写ベルト7と共に除電装置40によって除
電され、中間転写ベルト7から剥離された後、吸引搬送
ベルト22によって定着手段としての定着装置23へと
搬送され、この定着装置23の加熱ロール24及び加圧
ロール25によって、熱及び圧力でトナー像が記録用紙
13上に定着され、本体排出ロール26によって複写機
本体1の外部に設けられた排紙トレイ27上に排出され
てカラー画像の形成工程が終了する。
【0023】なお、図2中、28は転写工程が終了した
後の感光体ドラム4の表面から残留トナーや紙粉等を除
去するための感光体用のクリーニング装置、29は中間
転写ベルト7の清掃を行うための中間転写ベルト用の清
掃装置、30は2次転写ロール14の清掃を行うための
クリーナー、31は手差しトレイをそれぞれ示してい
る。また、上記感光体用のクリーニング装置28及び中
間転写ベルト用クリーニング装置29で回収されたトナ
ーは、回収トナーボックス32に集められて回収される
ようになっている。
【0024】ところで、この実施の形態では、像担持体
上に形成された複数のトナー像を、一旦中間転写体上に
多重に一次転写した後、当該中間転写体上に多重に転写
された複数のトナー像を、転写材上に一括して二次転写
することによって画像を形成する画像形成装置におい
て、前記中間転写体の二次転写部の下流側に、当該中間
転写体及び転写材の除電を行なう導電性の除電部材を配
置するとともに、前記除電部材の背面側を絶縁性のハウ
ジング部材によって保持し、前記除電部材の全ての先端
をハウジング部材の表面に接触させるように構成されて
いる。
【0025】また、この実施の形態では、除電部材が、
その先端を折り曲げることによって、当該除電部材の全
ての先端をハウジング部材の表面に接触させるように構
成されている。
【0026】すなわち、この実施の形態では、図2及び
図3に示すように、中間転写ベルト7を張架するバック
アップロール11に対し中間転写ベルト7を介して二次
転写ロール14が圧接する二次転写部41の下流側に、
当該二次転写部41で剥離された転写材13が通過する
転写材搬送路の下方において、二次転写ロール14の表
面に近接した位置に、除電装置40が配設されている。
なお、図3中、35は転写材13を吸引搬送ベルト22
に案内するガイド部材を示している。
【0027】この除電装置40は、図4及び図5に示す
ように、中間転写ベルト7及び転写材13の除電を行な
う導電性の除電部材42と、当該除電部材42の背面側
を保持する絶縁性のハウジング部材43とから構成され
ている。上記導電性の除電部材42は、図4に示すよう
に、ステンレス等からなる導電性の薄板状の部材によっ
て形成されており、当該除電部材42の先端部42a
は、一定のピッチで鋸歯状に形成されている。また、上
記導電性の除電部材42には、位置決め固定用の穴44
が複数穿設されている。尚、上記除電部材42の先端部
42aは、鋸歯状に限定されず、針状に形成したもので
あっても良い。
【0028】一方、上記ハウジング部材43は、図1及
び図5に示すように、合成樹脂等の絶縁性の部材によっ
て形成されており、その先端部43aは、中間転写ベル
ト7から剥離された転写材13を案内するように傾斜し
た斜面を形成するようになっている。また、上記ハウジ
ング部材43の一側面43b(図中、右側面)は、除電
部材42を配設するための平面を構成しており、この除
電部材配設用の平面43bに、図5に示すように、薄板
状の除電部材42が、当該平面43bの所定位置に突設
した突起45に位置決め固定用の穴44を嵌合した状態
で、取り付けられている。さらに、上記ハウジング部材
43の前面(除電部材側の面)には、除電部材42を保
持固定するための除電部材用のカバー46が被着されて
いる。また、上記除電部材配設用の平面43bには、そ
の先端部に、中間転写ベルト7から剥離された転写材1
3を案内する斜面を形成する断面三角形状の凸部47
が、前記斜面43aと同一平面を形成するように設けら
れているとともに、当該凸部47の間には、図1(b)
に示すように、除電部材42の先端部42aが位置する
凹部48が設けられている。
【0029】ところで、上記除電部材42は、図1に示
すように、その先端42bがハウジング部材43側に折
り曲げられており、当該除電部材42の全ての先端42
bがハウジング部材43の除電部材配設用の平面43b
に接触(密着)するように構成されている。また、上記
除電部材42の先端42bは、ハウジング部材43の上
端部から所定量だけ下方に位置するように配置されてい
る。なお、上記除電部材には、図示しない電源によっ
て、所定の電圧が印加されるように構成されている。
【0030】以上の構成において、この実施の形態1に
係る画像形成装置では、次のようにして、除電部材先端
の軸方向に沿った放電状態を安定させることにより、転
写ポイントにおいて、トナー像の流れ(筋状の白抜け)
等の画質欠陥が発生するのを防止するようになってい
る。
【0031】すなわち、この実施の形態に係るデジタル
フルカラー複写機では、図2に示すように、中間転写ベ
ルト7上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)等のトナー像
を、中間転写ベルト7を支持するバックアップロール1
1と当該バックアップロール11に圧接する二次転写手
段の一部を構成する二次転写ロール14の圧接力及び静
電吸引力によって、転写材13上に一括して二次転写す
ることにより、カラー画像を形成するように構成されて
いる。
【0032】その際、上記デジタルフルカラー複写機で
は、図3に示すように、中間転写ベルト7上からイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(BK)等のトナー像が一括して二次転写された転写材
13を、中間転写ベルト7から剥離するときに、当該中
間転写ベルト7の二次転写部41の下流側に配設された
除電装置40により、中間転写ベルト7及び転写材13
を除電するようになっている。
【0033】ところで、上記除電装置40は、図1に示
すように、除電部材42の先端部42aがハウジング部
材43側に折り曲げられており、当該除電部材42の全
ての先端42bがハウジング部材43の除電部材配設用
の平面43bに接触(密着)するように構成されてい
る。そのため、上記除電装置40では、除電部材42に
図示しない電源によって所定の電圧を印加し、当該除電
部材42の先端42bに生じる放電によって中間転写ベ
ルト7及び転写材13を除電する際に、除電部材42の
全ての先端42bがハウジング部材43の除電部材配設
用の平面43bに接触しているので、当該除電部材42
の全ての先端42aは、ハウジング部材43の除電部材
配設用平面43bに対して、幾何学的に同一の位置に精
度良く配置されていることになる。したがって、上記除
電部材42に図示しない電源によって所定の電圧を印加
すると、除電部材42の先端42bに生じる放電は、そ
の軸方向(長手方向)に沿って均一なものとなり、軸方
向に沿ってばらつきが生じることがない。よって、上記
除電部材先端42bの軸方向に沿った放電状態を安定さ
せることができ、二次転写部41において、除電部材4
2の先端42bに生じる放電に軸方向に沿ったばらつき
が生じることがないので、球形トナーのように転がりや
すく、二次転写部における放電のばらつきの影響を受け
易いトナーを用いてトナー像を形成した場合でも、トナ
ー像の流れ(筋状の白抜け)等の画質欠陥が発生するの
を防止することができ、高画質のカラー画像を形成する
ことが可能となる。
【0034】実施の形態2 図6はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、除電部材が、その先端
を付勢手段によってハウジング部材の表面に接触させる
ように付勢することにより、当該除電部材の全ての先端
をハウジング部材の表面に接触させるように構成されて
いる。
【0035】すなわち、この実施の形態2では、図6に
示すように、除電部材42がスペーサ部材50を介し
て、ハウジング部材43の除電部材配設用平面43bの
所定位置に配設されているとともに、除電部材42の先
端部42aは、付勢手段を兼ねる除電部材用カバー46
の先端部46aによって、ハウジング部材43の除電部
材配設用平面43bに接触するように付勢されており、
当該除電部材42の全ての先端42bがハウジング部材
43の表面43bに接触(密着)するように構成されて
いる。
【0036】この実施の形態2では、除電部材42の先
端部42aを、付勢手段を兼ねる除電部材用カバー46
の先端部46aによって付勢することにより、当該除電
部材42の全ての先端42aをハウジング部材43の表
面43bにより一層確実に接触させることが可能となっ
ている。
【0037】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0038】なお、上記除電部材の先端の放電状態は、
除電部材の先端とハウジングとの微小な空間の有無によ
り影響を受けやすいため、放電を安定させる手段とし
て、図7に示すように、当該除電部材の先端がハウジン
グ部材の除電部材配設用平面から1mm程度離れるよう
に逆方向に折り曲げることも考えられる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、除電部材先端の軸方向に沿った放電状態を安定させ
ることにより、転写ポイントにおいて、トナー像の流れ
(筋状の白抜け)等の画質欠陥が発生することがない画
像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルフルカラー複写機の図3に示す
要部(B部)を示す断面構成図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラー複写機を示す構成図であ
る。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラー複写機の二次転写部を示
す構成図である。
【図4】 図4は除電部材を示す正面図である。
【図5】 図5はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルフルカラー複写機の図3に示す
要部(A部)を示す構成図である。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態2に係る画像形
成装置としてのデジタルフルカラー複写機の図3に示す
要部(B部)を示す断面構成図である。
【図7】 図7はこの発明の参考例に係る画像形成装置
としてのデジタルフルカラー複写機の図3に示す要部
(B部)を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1:感光体ドラム、7:中間転写ベルト、14:二次転
写ロール、40:除電装置、41:二次転写部、42:
除電部材、42b:除電部材の先端、43:ハウジング
部材、43b:除電部材配設用の平面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 幹男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 河野 訓典 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 吉野 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 林 幸男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 落合 誠 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 松坂 聡 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA03 AD02 BB42 BB55 2H200 FA04 FA05 GA16 GA23 GA34 GA47 GB12 GB25 HA07 HB06 HB31 HB45 HB46 JA02 JC04 JC11 LA36 LC10 MA01 MA04 MA20 MB01 3F101 AA04 AA08 AA13 LA02 LA07 LB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された複数のトナー像
    を、一旦中間転写体上に多重に一次転写した後、当該中
    間転写体上に多重に転写された複数のトナー像を、転写
    材上に一括して二次転写することによって画像を形成す
    る画像形成装置において、前記中間転写体の二次転写部
    の下流側に、当該中間転写体及び転写材の除電を行なう
    導電性の除電部材を配置するとともに、前記除電部材の
    背面側を絶縁性のハウジング部材によって保持し、前記
    除電部材の全ての先端をハウジング部材の表面に接触さ
    せるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記除電部材は、その先端を折り曲げる
    ことによって、当該除電部材の全ての先端をハウジング
    部材の表面に接触させるように構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記除電部材は、その先端を付勢手段に
    よってハウジング部材の表面に接触させるように付勢す
    ることにより、当該除電部材の全ての先端をハウジング
    部材の表面に接触させるように構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
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