JP4402814B2 - 医療用ガイドワイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば血管、尿管、胆管、気管などの人体の管状器官にカテーテルを挿入する際、カテーテルの先端を目的箇所に導くために用いられる医療用ガイドワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、血管、尿管、胆管、気管などの人体の管状器官における検査・治療のため、カテーテルを挿入して造影剤などの薬剤を投与したり、先端にバルーンを有するカテーテルを挿入して管状器官の狭窄部を拡張したりすることが行われている。カテーテルの挿入に際しては、管状器官内に、まず、比較的細くて柔軟なガイドワイヤを挿入し、ガイドワイヤの先端を目的箇所に到達させた後、このガイドワイヤの外周に沿ってカテーテルを挿入する。
【0003】
カテーテルを利用した治療方法の一例として、図9には、胆管の閉塞部を拡張する方法が示されている。図9において、1は十二指腸、2は胆管、3は内視鏡である。内視鏡3は、複数のルーメンを有する本体チューブ4と、そのうちの一つのルーメンに挿入されたファイバスコープ5とを有している。ファイバスコープ5の先端6は、本体チューブ4の先端部から側方に突出して胆管2内を指向した状態に配置されている。また、本体チューブ4に形成された別のルーメンを通して、ガイドワイヤ7及びバルーンカテーテル8が挿入されている。
【0004】
この治療に際しては、まず、十二指腸1内に挿入された内視鏡3を通してガイドワイヤ7を挿入し、ガイドワイヤ7の先端を十二指腸1から胆管2内に導き、更に胆管2の狭窄部2aに導く。この状態で、ガイドワイヤ7の外周に被せるようにしてバルーンカテーテル8を挿入し、バルーンカテーテル8の先端を上記狭窄部2aに導く。その後、常法によりバルーンカテーテル8の先端部外周に装着されたバルーン9を膨らませ、バルーン9で狭窄部2aをこすることにより、狭窄部2aの拡張を行う。
【0005】
しかし、1回の作業では狭窄部2aを十分に拡張できないことが多いので、バルーンカテーテル8を抜いて、更に大きな径のバルーンを有する別のバルーンカテーテルを再度挿入し、より大きく膨らんだバルーンで再度狭窄部2aをこすって拡張することが行われている。
【0006】
上記のように、バルーンカテーテルを交換する際には、最初のバルーンカテーテル8を抜くときに、ガイドワイヤ7が動いてしまわないように保持する必要があるが、内視鏡3のファイバスコープ5を通して内部を撮像しても、ガイドワイヤ7が動いているかどうかを視認しづらく、ガイドワイヤ7の先端部の位置がバルーンカテーテルの交換作業中にずれてしまうことがあった。
【0007】
このような問題を解決するため、米国特許5,379,779号には、ガイドワイヤの芯材の外周全体に、螺旋模様を有するチューブを被覆し、上記螺旋模様によってガイドワイヤの動きを内視鏡によって視認しやすくする技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記米国特許5,379,779号に記載されたガイドワイヤにおいては、ガイドワイヤの芯材を被覆するチューブを形成する樹脂の材質は、螺旋模様を付すことができるものに限定され、ガイドワイヤの滑り性等が充分に得られず、ガイドワイヤが挿入しにくくなる虞れがあった。また、螺旋模様を有する樹脂層の外周に親水性樹脂層を形成して滑り性を向上させることも考えられるが、螺旋模様を有する樹脂層の材質が限定されてしまうため、その外周に親水性樹脂を付着しにくくなるという問題点があった。
【0009】
したがって、本発明の目的は、体内でのファイバスコープによる視認性に優れると共に、体内に挿入しやすい医療用ガイドワイヤを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1は、2本以上の撚り線からなる芯材を備え、前記芯材の外周が透明の樹脂層で被覆され、この透明の樹脂層の外表面が、透明な親水性樹脂層で被覆され、前記撚り線の少なくとも1本が他の撚り線と異なる色を有することを特徴とする医療用ガイドワイヤを提供するものである。
【0011】
上記第1の発明によれば、芯材を構成する撚り線の少なくとも1本を他の撚り線と異なる色を有するものとしたので、芯材に螺旋模様が形成される。また、芯材の外周を透明の樹脂層で被覆するようにしたので、撚り線のほつれを防止し、外周形状を滑らかにするとともに、芯材に形成された螺旋模様が透明な樹脂層を通して視認される。そのため、体内に挿入しても、芯材のほつれる虞れがなく安全性に優れるとともに、ファイバスコープによる視認性にも優れたものにすることができる。また、芯材に螺旋模様を形成し、螺旋模様を形成するための樹脂層を不要としたので、芯材を被覆する樹脂層の材質が制限されず、親水性樹脂で被覆され体内に挿入しやすいガイドワイヤを、低コストで製造することができる。
【0012】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記撚り線は、隣接する2本以上の撚り線が、他の撚り線と異なる色を有する医療用ガイドワイヤを提供するものである。
【0013】
上記第2の発明によれば、芯材に形成される螺旋模様の幅を広くできるので、螺旋模様によるガイドワイヤの視認性を高めることができる。
【0014】
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記撚り線の色が、前記芯材の長さ方向の所定位置で変化している請求項1又は2に記載の医療用ガイドワイヤを提供するものである。
【0015】
上記第3の発明によれば、ファイバースコープ等の限られた視野範囲でも、模様間隔の所定位置での変化から、ガイドワイヤがどこまで挿入されたかを容易に把握することができる。
本発明の第4は、前記第1〜3のいずれか1つの発明において、前記芯材の先端部は、機械研磨又はエッチングが施されて、先端に向かうに従って徐々に縮径されている医療用ガイドワイヤを提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜3には、本発明による医療用ガイドワイヤの一実施形態が示されている。図1はガイドワイヤの斜視図、図2はガイドワイヤの横断面図、図3はガイドワイヤの縦断面図である。
【0017】
このガイドワイヤ10は、撚り線からなる芯材11と、この芯材11を被覆する樹脂層12と、この樹脂層12の外表面に被覆された親水性樹脂層13とで構成されている。芯材11の先端部Aは、最先端に向けて次第に縮径され、管状器官内に挿入されたときに、管状器官の内壁を損傷しないような柔軟性が付与されている。
【0018】
芯材11は、螺旋状に撚られた3本の撚り線11a、11b、11bからなっている。そして、1本の撚り線11aは、他の2本の撚り線11bと異なる色を有しており、それによって芯材11には、軸方向に伸びる螺旋模様が形成されている。なお、撚り線に色を付ける方法としては、例えば線材に焼き付け塗装を施したり、着色された樹脂を被覆したりする方法が採用される。また、この実施形態においては、芯材11の先端にX線不透過性の金属コイルからなるマーカー15が装着されている。
【0019】
撚り線11a、11bは、超弾性材料又は弾性材料からなることが好ましい。ここで、弾性材料としては、ステンレス、ピアノ線などが好ましく用いられる。また、超弾性材料としては、Ni−Ti合金、Cu−Zn−X(X=Al,Fe等)合金、Ni−Ti−X(X=Fe,Cu,V,Co等)合金等が好ましく用いられる。
【0020】
前記Ni−Ti合金等は、形状記憶合金として、形状記憶効果や超弾性(擬弾性)効果を持つことが広く知られている。そのうち、超弾性(擬弾性)効果を持つものは、降伏点をこえる変形ひずみにより永久変形してしまう通常の金属材料とは異なり、降伏点をこえる変形ひずみを与えても、除荷すると永久変形せずにもとの形状へ復帰し、ねじりや曲げに対する戻り特性も大きい。このため、ガイドワイヤの芯材として好適であり、更に超弾性(擬弾性)効果を発揮する温度条件が人や動物の体内温度か、もしくはそれ以下に設定されたものがよい。なお、超弾性(擬弾性)については、日本規格協会発行のJIS H 7001に説明がなされている。
【0021】
また、撚り線11a、11bの全てが同じ材質でなくても、2種類又は3種類以上の組み合わせからなっていてもよい。例えば、超弾性材料からなる線材と、ステンレス等の弾性材料からなる線材とを組合せて形成してもよい。このように、複数種類の線材を組み合わせることにより、適度な剛性を付与しつつ超弾性効果をもたらすことができる。
【0022】
芯材11の先端部Aは、機械研磨によって先端に向かうに従って徐々に縮径されている。また、先端部Aにおいて撚り線11a、11b、11cの色は研磨により消失している。なお、先端部Aを縮径する方法は機械研磨に限られず、例えばエッチングもしくは、予め撚り線11a、11bをテーパー加工する等の方法を採用してもよい。この縮径された先端部の長さAは、治療対象によっても異なるが、30〜500mm程度が好ましい。また、芯材11の直径は、全体として0.2〜2.0mm程度の範囲で目的に応じて適宜設定される。
【0023】
芯材11の外周は、撚り線11a、11bがほつれないようにするとともに、外周形状を滑らかにするため、樹脂層12によって被覆されている。更に、樹脂層12の外周には、親水性樹脂層13が被覆されている。
【0024】
樹脂層12及び親水性樹脂層13は、芯材11の螺旋模様を外部から視認できるように透明なものであれば特に制限はないが、樹脂層12としては、例えばウレタン樹脂等が好ましく採用され、親水性樹脂層13としては、−OH、−CONH2 、−COOH、−NH2 、−COO- 、−SO3-などの親水性基を有する樹脂であって、樹脂層12の表面に結合できる官能基を有するものが好ましく採用される。
【0025】
マーカー15は、X線モニターでその位置を確認することにより、ガイドワイヤ10の先端部を確実に把握するためのものであり、例えば金、白金、銀、ビスマス、タングステン、又はこれらの金属を含有する合金などのX線不透過性材料で構成される。また、金属コイルを芯材11に固着する手段としては、ろう材による溶接、接着剤による接着等の手段を採用することができる。なお、芯材11において、マーカー15が装着されている部分も他の部分と同様に、樹脂層12及び親水性樹脂層13が形成されている。
【0026】
このガイドワイヤ10は、上記のような構成からなるので、透明な樹脂層12及び親水性樹脂層13を通して、芯材11に形成された螺旋模様が視認される。したがって、体内に挿入した際に内視鏡などによってガイドワイヤ10の動きを視認しやすくなり、ガイドワイヤ10の移動を阻止しつつカテーテルを抜くなどの作業がしやすくなる。
【0027】
また、ガイドワイヤ10の表面には親水性樹脂層13が施されているので、水や体液で濡れたときに極めて良好な滑り性を発揮する。このため、体内の管状組織に対する滑り性及びカテーテル等に対する滑り性を向上させることができる。
【0028】
更に、芯材11を色の異なる撚り線11a、11bで形成して螺旋模様を構成し、螺旋模様を付与するための樹脂層を不要としたので、芯材を被覆する樹脂層12の材質に制限がなくなり、外周に親水性樹脂層13を形成しやすい材質にすることができる。
【0029】
図4〜6には、本発明による医療用ガイドワイヤの他の実施形態が示されている。図4は同ガイドワイヤの斜視図、図5は同ガイドワイヤの横断面図、図6はガイドワイヤの縦断面図である。なお、以下に述べる各実施形態において、前記実施形態に示したものと実質的に同一部分には同符合を付して、その説明を省略することにする。
【0030】
このガイドワイヤ20は、基本的には前記実施形態におけるガイドワイヤ10と同じ形状をなしている。すなわち、ガイドワイヤ20は、撚り線からなる芯材21と、この芯材21を被覆する樹脂層12と、この樹脂層12の更に外周を被覆する親水性樹脂層13とで構成されている。
【0031】
ただし、このガイドワイヤ20において、芯材21は、中心に配置された芯線21aの外周に、この芯線21aよりも細い8本の撚り線21b、21cを螺旋状に撚って形成されている。撚り線21b、21cのうち、隣接する4本の撚り線21bと他の隣接する撚り線21cとは異なる色を有し、それによって芯材21に螺旋模様が形成されている。なお、隣接する4本ずつの撚り線の色を変えることにより、螺旋模様の幅や間隔を太くして、より視認しやすくすることができる。ただし、色を変える撚り線の組み合わせは、4本ずつに限らず、所望とする螺旋模様の幅や間隔に応じて、適宜変更することができる。
【0032】
また、撚り線21b、21cは、予め先端へ向かって縮径されており、これにより、図6に示すごとく、螺旋模様の間隔が先端に向かうほど狭くなるように設定されている。
【0033】
図7には、本発明による医療用ガイドワイヤの更に他の実施形態が示されている。このガイドワイヤ30は、前記実施形態のガイドワイヤ10において、複数のマーカー15を、芯材11の先端部Aに所定間隔で装着したものである。
【0034】
このガイドワイヤ30によれば、X線不透過性の金属コイルからなるマーカー15が所定間隔で装着されていることにより、ガイドワイヤ30を体内に挿入したときに、X線モニターでマーカー15の位置を確認することにより、ガイドワイヤ30の先端部を確実に把握することができ、また、マーカー15が所定間隔で装着されている部分がスケール(ものさし)としての機能をはたし、狭窄部の長さ等も把握しやすくなる。
【0035】
図8には、本発明による医療用ガイドワイヤの更に他の実施形態が示されている。このガイドワイヤ40は、螺旋状に撚られた3本の撚り線41a、41b、41cからなる芯材41を有する。
【0036】
1本の撚り線41aには、ガイドワイヤ40の全長に亘って特定の色が付されており、もう1本の撚り線41bには、ガイドワイヤ40の全長に亘って上記撚り線41aとは異なる色が付されており、更に残りの1本の撚り線41cには、ガイドワイヤ40の中間部Bに位置する部分のみ、撚り線41aと同じ色が付されていて、残りの部分は撚り線41bと同じ色をなしている。
【0037】
なお、芯材41の先端部Aは、機械研磨によって先端に向かうに従って徐々に縮径され、撚り線41a、41b、41cの色は研磨により消失している。また、撚り線41a、41b、41cからなる芯材41の外側には、樹脂層12及び親水性樹脂層13が形成されている。更にまた、芯材41の先端部にはX線不透過性の金属コイルからなるマーカー15が装着されている。
【0038】
このガイドワイヤ40によれば、3本の撚り線41a、41b、41cの色の違いによって螺旋状の模様が形成される。このとき、先端部Aでは、研磨により撚り線41a、41b、41cの色が消失し、基端部Cでは、特定の色の撚り線41aと、それとは異なる色の撚り線41b、41cとからなる螺旋模様が形成され、中間部Bでは、特定の色の撚り線41a、41cと、それとは異なる色の撚り線41bとからなる螺旋模様が形成されている。
【0039】
このため、撚り線41aに付した特定の色の螺旋模様が、先端部Aでは色がなく、中間部Bでは間隔が狭く太い螺旋になり、基端部Cでは間隔が広く細い螺旋になるので、これらの模様の変化によって、ガイドワイヤ40がどこまで挿入されたかを容易に把握することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の医療用ガイドワイヤによれば、芯材を構成する撚り線の少なくとも1本を他の撚り線と異なる色を有するものとしたので、芯材に螺旋模様が形成される。また、芯材の外周を透明の樹脂層で被覆するようにしたので、撚り線のほつれを防止し、外周形状を滑らかにするとともに、芯材に形成された螺旋模様が透明な樹脂層を通して視認される。そのため、体内に挿入しても、芯材のほつれる虞れがなく安全性に優れるとともに、ファイバスコープによる視認性にも優れたものにすることができる。また、芯材自体に螺旋模様を形成して、螺旋模様を形成するための樹脂層を不要としたので、芯材を被覆する樹脂層の材質が制限されず、例えば外周に親水性樹脂層が付着しやすい材質とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療用ガイドワイヤの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同医療用ガイドワイヤの横断面図である。
【図3】同医療用ガイドワイヤの縦断面図である。
【図4】本発明による医療用ガイドワイヤの他の実施形態を示す斜視図である。
【図5】同医療用ガイドワイヤの横断面図である。
【図6】同医療用ガイドワイヤの縦断面図である。
【図7】本発明による医療用ガイドワイヤの更に他の実施形態を示す縦断面図である。
【図8】本発明による医療用ガイドワイヤの更に他の実施形態を示す縦断面図である。
【図9】胆管の狭窄部を拡張する治療方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 医療用ガイドワイヤ
11、21、41 芯材
11a、11b、21b、21c、41a、41b、41c 撚り線
12 樹脂層
13 親水性樹脂層
15 マーカー

Claims (4)

  1. 2本以上の撚り線からなる芯材を備え、前記芯材の外周が透明の樹脂層で被覆され、この透明の樹脂層の外表面が、透明な親水性樹脂層で被覆され、前記撚り線の少なくとも1本が他の撚り線と異なる色を有することを特徴とする医療用ガイドワイヤ。
  2. 前記撚り線は、隣接する2本以上の撚り線が、他の撚り線と異なる色を有する請求項1記載の医療用ガイドワイヤ。
  3. 前記撚り線の色が、前記芯材の長さ方向の所定位置で変化している請求項1又は2に記載の医療用ガイドワイヤ。
  4. 前記芯材の先端部は、機械研磨又はエッチングが施されて、先端に向かうに従って徐々に縮径されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の医療用ガイドワイヤ。」
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