JP4401988B2 - 3次元画像情報取得装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ光を測定対象物に照射し測定対象物からの反射光を受光することにより測定対象物の3次元画像情報を取得する3次元画像情報取得装置であって、例えばマシンビジョンシステム(産業用画像検査装置)や測定対象物に当たって戻ってきたレーザ光の情報から測定対象物の状態を知るレーザレーダ等の技術分野に好適に用いることのできる装置に関する。
近年、産業用ロボットや工作機械における作業の自動化において、作業対象とする対象物の3次元位置情報を利用して正確な作業を行うことが望まれている。
対象物の3次元位置情報を取得するには、種々の方法が知られている。
複数のカメラを搭載したシステムでは撮影画像を用いて対象物の位置情報を取得し、また複数の距離センサを用いたシステムでは対象物の距離情報を距離センサから取得する。また、カメラと距離センサを組み合わせたシステムでは対象物の撮影画像と距離情報を取得して対象物の3次元位置情報を取得する。
また、軍事、保安用レーザレーダとして、また火星探査ロボットとして、対象物の3次元位置情報を取得することが望まれている。
例えば、複数のカメラを搭載したシステムでは、複数のカメラで異なる方向から撮影した対象物の撮影画像から対象物の3次元画像を取得する方法が知られている(非特許文献1)。
また、レーザ光をポリゴンミラーやガルバノミラーに反射させて対象物上で2次元的に走査し、対象物から反射されてくるレーザ光を受光することによって対象物の位置情報を知り、これと別途三角測量法やパルスエコー法を用いて求めた距離情報とともに対象物の3次元位置情報を取得する方法が知られている(非特許文献2)。
また、レーザ光を対象物上にスリット投影して、対象物に投影されたスリット状のレーザ光の変形状態を用いて対象物の3次元形状を知る方法が知られている(非特許文献3)。
平成10年度補正予算 煽動的コンテンツ市場環境整備事業、「多カメラ同時撮影による非制止物体の3次元モデルデータ採取装置」、2004年5月6日検索、インターネット、<URL:http//www.dcaj.org/bigbang/mmca/works/04/04_050.html> 関本清英他4名、「三次元レーザレーダの開発」、石川島播磨技法第43巻第4号 平成15年7月号、2004年5月6日検索、インターネット、<URL: http://www.ihi.co.jp/ihi/technology/gihou/image/43-4-2.pdf> 「3次元モデリング表示技術」、大阪府立産業技術総合研究所、2004年5月6日検索、インターネット、<http://www.tri.pref.osaka.jp/group/sense/oldfile/3d/3d3.htm>
上記非特許文献1では、必要に応じて複数の撮影画像に基づいて3次元画像を取得して仮想的な3次元画像を作成することができる。また、人の体型を計測対象物として人の体型の3次元画像を作成することができる。しかし、3次元画像を取得する際、システム使用者が複数のカメラで撮影された撮影画像を位置合わせするための基準点を別途定める必要があり、自動化するのが困難である。
また非特許文献2では、3次元位置情報を所望の分解能で取得する際、ポリゴンミラーやガルバノミラーを回転させて反射させレーザ光の光束を絞って対象物上で走査させる際、光束の大きいレーザ光を反射する大型のポリゴンミラーやガルバノミラーを高速に回転させて3次元位置情報を取得するのには限界がある。
また、非特許文献3では、3次元形状を求めることはできるが、対象物の距離情報を得て3次元位置情報を取得するには、対象物上に予め距離情報を得るための参照点を設定しなければならず、自動化するのが困難である。
そこで、本発明は、レーザ光を測定対象物に照射し測定対象物からの反射光を受光することにより測定対象物の3次元画像情報を自動的に取得する装置であって、従来のシステムとは異なる方法を用いて高速に3次元画像を取得する3次元画像情報取得装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、レーザ光を測定対象物に照射し測定対象物からの反射光を受光することにより測定対象物の3次元画像情報を取得する3次元画像情報取得装置であって、レーザ光の光強度を振幅変調信号に従って時間変調して測定対象物に照射するレーザ光出射部と、測定対象物で反射したレーザ光を受光する複数の受光面を備え、各受光面で受光したレーザ光の情報を、各受光面毎にそれぞれ電気信号に変換して出力する光電変換器と、前記測定対象物と前記光電変換器の各受光面との間のレーザ光の光路上に設けられ、平面上に複数のマイクロミラーが配列されて構成されたレーザ光反射面を有する素子であり、前記レーザ光反射面は、それぞれ所定数のマイクロミラーが配列された複数の部分領域に分割されており、各部分領域毎に、選択されたマイクロミラーの反射面を所定の向きに制御してON状態にすることにより、このON状態のマイクロミラーで反射した測定対象物からのレーザ光の反射光を、各部分領域毎にそれぞれ異なる前記受光面へと導くマイクロミラーアレイ空間変調素子と、各受光面毎の電気信号それぞれを、各電気信号毎に識別可能な符号化変調信号で時間変調する符号化変調手段と、前記符号化変調信号で時間変調された各受光面毎の電気信号を合成して合成変調電気信号を生成する電気信号合成手段と、前記振幅変調信号と同一周波数の信号を参照信号として用いて、前記合成変調電気信号をミキシングし、前記振幅変調信号で時間変調されたレーザ光の信号成分を中間周波数信号として取り出す中間周波数信号生成手段と、前記中間周波数信号に含まれる符号化変調信号の情報を利用して、前記電気信号に変換されたレーザ光の反射光を受光した受光面を識別して、この受光面に前記レーザ光の反射光を導く前記レーザ光反射面の部分領域を特定し、この特定した部分領域の前記ON状態のマイクロミラーの位置情報を用いて測定対象物の3次元位置情報を求めるデータ処理部とを有することを特徴とする3次元画像情報取得装置を提供する。
なお、本発明の3次元画像情報取得装置は、前記データ処理部は、前記中間周波数信号を用いて、前記光電変換器それぞれから出力された各受光面毎の電気信号の、前記振幅変調信号に対する位相ずれ情報を各電気信号毎に取得し、前記位相ずれ情報を用いて、前記測定対象物との間の距離情報を求め、前記ON状態のマイクロミラーの位置情報と、前記距離情報と、前記レーザ光出射部の出射位置を示す情報とを用いて、前記3次元位置情報を求めることが好ましい。なお、前記複数の受光面は、それぞれ同一の平面上に配列されていることが好ましい。
また、前記光電変換器の各受光面毎に出力された電気信号を、前記振幅変調信号と同一周波数の信号を参照信号として用いてミキシングして、前記振幅変調信号で時間変調されたレーザ光の信号成分を中間周波数信号として取り出す中間周波数信号生成手段を有し、
前記データ処理部は、この中間周波数信号を用い、前記振幅変調信号に対する位相ずれ情報を取得するとともに、この位相ずれ情報と、各部分領域毎の前記ON状態のマイクロミラーの位置情報とを用いて測定対象物の3次元位置情報を求めることが好ましい。
また、前記中間周波数信号生成手段におけるミキシング処理に先がけて、前記光電変換器の各受光面毎に出力された複数の電気信号を合成する電気信号合成手段を備え、中間周波数信号生成手段は、前記電気信号合成手段において生成された合成電気信号を、前記振幅変調信号と同一周波数の信号を参照信号として用いてミキシングすることが好ましい。
また、前記中間周波数信号生成手段は、前記振幅変調信号及び前記振幅変調信号を所定量位相シフトさせた位相シフト変調信号を参照信号として前記中間周波数信号を取り出し、前記データ処理部は、この中間周波数信号から、前記位相ずれ情報とともに測定対象物の表面における反射率の情報を求め、この反射率の情報と前記3次元位置情報とを3次元画像情報とすることが好ましい。
また、前記データ処理部は、前記位相ずれ情報及び前記ON状態のマイクロミラーの位置情報とともに、前記レーザ光の前記レーザ光出射部における出射位置の情報とを用いて測定対象物の3次元位置情報を求めることが好ましい。
また、前記レーザ光出射部は、互いに周波数の異なる複数の振幅変調信号を用いてレーザ光を時間変調し、前記データ処理部は、異なる周波数の振幅変調信号毎に前記電気信号における前記位相ずれ情報を取得し、この複数の位相ずれ情報を用いて、3次元画像情報取得装置と測定対象物との間の距離情報を求めることが好ましい。
また、前記データ処理部は、求められた前記距離情報と前記ON状態のマイクロミラーの位置情報とから、レーザ光の3次元画像情報取得装置への到来方向と直交する方向における測定対象物の位置情報を求めることが好ましい。
また、前記レーザ光出射部は、波長の異なる複数のレーザ光を出射し、これらのレーザ光毎に前記測定対象物における表面の反射率の情報を求めることにより、測定対象物のカラー画像情報を取得することが好ましい。
また、前記マイクロミラーアレイ空間変調素子は、各部分領域毎に、ON状態のマイクロミラーが全マイクロミラーの50%以上を占める、マイクロミラーの制御パターンが順次切り換えられ、この制御パターンに応じて空間変調されたレーザ光を前記光電変換器の各受光面に導くことが好ましい。なお、この順次切り換えられる前記制御パターンは、互いに直交性を有する制御パターンであることが好ましい。
本発明では、マイクロミラーアレイ空間変調素子の各マイクロミラーの2次元位置情報と、このマイクロミラーアレイ空間変調素子に入射するレーザ光における光強度の時間変調における位相ずれ情報とを用いて、測定対象物の3次元位置情報及び反射率を求めることで、これらの情報から測定対象物の3次元画像情報を高速に取得することができる。さらに、赤、緑及び青の3原色の可視レーザ光を用いることで、レーザ毎の反射率を求めることができ、色情報の有する3次元画像情報を高速に取得することができる。
以下、本発明の3次元画像情報取得装置について、添付の図面に示される好適実施形態を基に詳細に説明する。
図1は、本発明の3次元画像情報取得装置の一実施形態である3次元形画像情報取得装置(以降、装置という)10の外観図である。
装置10は、測定対象領域Tの範囲内に存在する測定対象物に照射したレーザ光のうち測定対象物からの反射光を受光することにより取得される測定対象物の3次元位置情報と、測定対象物の表面における反射率とにより3次元画像情報を取得する装置である。3次元画像情報取得装置10は、レーザ光を出射させて測定対象領域Tの測定対象物に照射し、測定対象領域Tの測定対象物の表面で反射したレーザ光を受光する。
装置10は、レーザ光を測定対象領域Tの測定対象物に照射し、測定対象物からの反射光を受光することにより出力される電気信号から、測定対象領域Tにおける測定対象物の3次元画像情報を含んだ信号を出力する本体部12と、本体部12から出力された信号を用いて測定対象物の3次元画像情報を取得するコンピュータ14と、を有する。
コンピュータ14は、本体部12から出力される信号を用いてデータ処理を行う他、本体部12の各ユニットの駆動や駆動のタイミングを制御する制御部分でもある。
図2は、本体部12の装置構成を示したブロック図である。
本体部12は、レーザ光出射ユニット20と、光学ユニット30と、レーダ回路ユニット40と、制御回路ユニット50とを有する。制御回路ユニット50は、コンピュータ14と接続されている。
レーザ光出射ユニット20は、レーザ光を出射する部分であり、レーザダイオード22と、レーザダイオード22を駆動するレーザドライバ24と、レーザダイオード22から出射するレーザ光を調節する光学レンズ28とを有する。
レーザドライバには、後述するレーダ回路ユニットより振幅変調信号が送られ、この振幅変調信号に応じてレーザダイオードからレーザ光を出射させる。振幅変調信号(以降、RF変調信号という)は、例えば周波数(50MHz〜10GHz)の信号で、レーザダイオード24から出射されるレーザ光の光強度を時間変調するために用いられる。
光学ユニット30は、測定対象領域Tの測定対象物の表面で反射して到来したレーザ光を受光する部分で、図2に示すようにレーザ光の光路の上流側から順に、バンドパスフィルタ31、光学レンズ32、プリズム33、マイクロミラーアレイ空間変調素子(以降、空間変調素子という)34、光学レンズ36、ミラー37及び光電変換器38が配置されている。空間変調素子34はマイクロミラー制御器35と接続されている。
バンドパスフィルタ31は、レーザ光の波長帯域の光を透過させて、それ以外の波長帯域の光を遮断する狭帯域フィルタで、不必要な外光を遮断し、測定対象物からの反射光のSN比を向上させる。
プリズム33は、後述する空間変調素子34とともに用いて、空間変調素子34のマイクロミラーで反射したレーザ光を、斜行面33aで透過あるいは全反射させる部分である。
具体的には、プリズム33は、空間変調素子34のマイクロミラーのうち、所定の向きに反射面の向いたマイクロミラー(ON状態のマイクロミラー)にて反射されたレーザ光のみプリズム33の斜行面33aを透過させ、所定の向きに反射面が向かないマイクロミラー(OFF状態のマイクロミラー)にて反射されたレーザ光を斜行面33aで全反射させるように配置される。
空間変調素子34は、平面上に配列された複数のマイクロミラー、例えば一辺が12μmの矩形状のミラーを有する素子であり、これらのマイクロミラーのうち選択されたマイクロミラーの反射面を所定の向きに制御してON状態にすることにより、このON状態のマイクロミラーで反射した、測定対象物から到来したレーザ光を光電変換器38の受光面に導くように配置されている。
図3は、ON状態及びOFF状態のマイクロミラーにおけるレーザ光の反射を説明する図である。図3では、4個×4個のマイクロミラーアレイを用いて説明している。
ON状態にあるマイクロミラーAの反射面で反射したレーザ光はレンズ36を介して光電変換器38の受光面39に導かれ、OFF状態にあるマイクロミラーBの反射面で反射したレーザ光は光電変換器38と異なる方向に反射する。このように、ON状態にあるマイクロミラーで反射されたレーザ光は光電変換器38にて受光される。
光学レンズ36は、光電変換器38の受光面39にミラー37を介してレーザ光を結像させるように構成される。
光電変換器38は、受光したレーザ光を電気信号に変換する部分であり、光電子倍増管やアバランシェフォトダイオード等の、4つの光電変換デバイス38a〜38dが並べられることで構成されている。各光電変換デバイス38a〜38dは、それぞれ、受光面39a〜39dを備え、各受光面に入射した光に応じた電気信号を出力する。なお、光電変換器38に設けられる上記デバイスの数は4個に限定されず、4個以上でも4個以下でもよい。
光学ユニット30では、空間変調素子34の、複数のマイクロミラーが平面上に配列されたミラー面29全体が、測定対象領域Tからのレーザ光の反射光(測定対象物からの反射光)全体を受光するように構成されている。また、空間変調素子34のミラー面29全体からの反射光を、光電変換デバイス38の受光面39(受光面39a〜39d)全体が受光するように構成されている。すなわち、測定対象領域Tからの反射光の成す像全体の大きさと、空間変調素子34のミラー面29全体の大きさが対応している。また、ミラー面29全体から反射光の成す像全体の大きさと、光電変換デバイス38の受光面39(受光面39a〜39d)全体の大きさが対応している。図4は、測定対象領域Tからの反射光と空間変調素子34のミラー面29との対応、およびミラー面29からの反射光と光電変換デバイス38の受光面39との対応について説明する概略図である。
図4に示すように、空間変調素子34のミラー面29全体は、それぞれ複数のミラー面が配列された4つの部分ミラー領域29a〜29dに分割されている。空間変調素子は、後述するマイクロミラー制御器35によって、各部分ミラー領域29a〜29d毎に異なるパターンで、1つ1つのミラーの角度が制御される。測定対象領域Tにおいて反射したレーザ光は、光学レンズ32、プリズム33によって成形・反射されて、空間変調素子34のミラー面29全体に入射する。各部分ミラー領域29a〜29dには、それぞれ、測定対象領域Tにおける、それぞれ異なる部分測定領域Ta〜Tdからの反射光が入射される。各部分ミラー領域29a〜29dのそれぞれのON状態のミラーで反射されたレーザ光それぞれは、プリズム33を通りミラー37で反射されて、光電変換デバイス38a〜38dの各受光面39a〜39dにそれぞれ入射する。光学ユニット30では、このように、空間変調素子34のミラー面29の、各部分ミラー領域29a〜29dで反射された(詳しくは、ON状態のミラーで反射された)レーザ光それぞれは、光電変換デバイス38a〜38dの、それぞれ異なる受光面39a〜39dにそれぞれ入射する。
本発明の3次元像取得装置によれば、このように、複数の光電変換デバイスの各受光面毎に、ON状態のマイクロミラーで反射されるレーザ光を別々に受光して、受光したレーザ光に応じた電気信号を出力する。そして、出力したそれぞれの電気信号を個別にデータ処理することで、短時間に3次元画像情報を取得することができる。なお、上記デバイスは用いるレーザ光によって適するデバイスが異なり、例えば近赤外(800〜1200μm)のレーザ光にはアバランシェフォトダイオードが、可視帯域(400μm〜800μm)のレーザ光にはアバランシェフォトダイオード又は光電子倍増管が好適に用いられる。
なお、光電変換器38には、CCD(Charged Coupled Device)撮像素子等の受光面を領域に分けて受光し、領域毎に信号を蓄積し、蓄積された信号を順次出力する撮像素子は用いられない。後述するように、レーザ光の時間変調に用いるRF変調信号は50MHz〜10GHzであるため、順次蓄積された信号を出力するCCD撮像素子では、このような高周波で変調する信号に対応して高速に駆動することができないからである。
ここで、空間変調素子34について、より詳細に説明しておく。空間変調素子34は、例えばテキサス・インスツルメンツ社製のデジタルマイクロミラーデバイス(商標)が挙げられる。デジタルマイクロミラーデバイスは、例えば1024×768個のマイクロミラーの配列面の下部にSRAM(Static Ram)を設け、このSRAMを利用して生成される静電気引力を用いて、マイクロミラーをそれぞれ所定の向き(+12度又はマイナス12度)に回転させる素子である。
空間変調素子34は、各マイクロミラーの状態をON状態/OFF状態に切り換えるためのマイクロミラー制御器35と接続されている。マイクロミラー制御器35は、各部分ミラー領域29a〜29d毎に、複数のマイクロミラーそれぞれの反射面の向きを制御する。マイクロミラー制御器35の制御により、各部分ミラー領域29a〜29d毎に、全マイクロミラー(各部分領域毎の全てのマイクロミラー)のうち半数以上がON状態となるマイクロミラーの異なる制御パターンに順次切り換えられる。マイクロミラーの制御パターンは、マイクロミラーのON状態を1、OFF状態を−1とすると、各部分ミラー領域29a〜29d毎の制御パターンは、互いに直交性を有する制御パターンであるのが好ましい。例えばアダマール行列を用いて生成されるのが好ましい。
具体的に説明すると、各部分ミラー領域29a〜29d毎の制御パターンは、空間変調素子34のON状態とするマイクロミラーの配置のパターンであり、この制御パターンは、アダマール行列の各行同士のテンソル積を利用して作成されたパターンである。各部分ミラー領域29a〜29dは、ぞれぞれ同様の制御パターンによって制御される。以下、複数の部分ミラー領域29a〜29dのうち1つの部分ミラー領域29aを説明し、複数の部分ミラー領域における制御パターンの説明とする。図5(a)は、64個(=8個×8個)のマイクロミラーが配列された部分ミラー領域29aについて、マイクロミラーの反射面の側から見た制御パターンの一例を説明する図である。図5(a)に示す例では、例えば、複数の部分ミラー領域29a〜29dからなる、空間変調素子34のミラー面29全体では、256(64×4)個のマイクロミラーが配列されていることとなる。1つの部分ミラー領域29aにおいて、マイクロミラーは、縦方向に8列、横方向に8列、矩形形状に配列されている。図5(a)中、灰色のマイクロミラーはON状態、白色のマイクロミラーはOFF状態を示している。
このような制御パターンは、ON状態のマイクロミラーが全マイクロミラーの50%以上占める制御パターンである。制御パターンは、後述する制御回路ユニット50にて作成される制御パターン信号で制御される。
図5(b)に示すように行列要素が1又は−1で構成される8行8列のアダマール行列のうち、各行の行列要素の組みを上から順番に0次、1次、2次、.....、7次として横方向の1次元制御パターンとする。一方、図5(c)に示すように8行8列のアダマール行列のうち、各行の行列要素の組みを上から順番に0次、1次、2次、.....、7次とし縦方向の1次元制御パターンとする。そして、図5(b)に示す横方向の1次元制御パターンから所望の次数のパターンを選択し、図5(c)に示す縦方向の1次元制御パターンから所望の次数のパターンを選択する。
図5(a)では、横方向の1次元制御パターンは4次、縦方向の1次元制御パターンは6次が選択されている。
一方、空間変調素子34において制御しようとするマイクロミラーの縦方向及び横方向の位置における、横方向の1次元制御パターン及び縦方向の1次元制御パターンの値(1又は−1)をそれぞれ参照し、縦方向の値と横方向の値の積が1になる場合、制御しようとするマイクロミラーはON状態とし、積が−1となる場合マイクロミラーはOFF状態に設定する。例えば、3行5列の位置にあるマイクロミラーMの、横方向の1次元制御パターンの値は−1であり、縦方向の1次元制御パターンの値は−1であり、積は1である。このことから、マイクロミラーMはON状態に設定される。こうしてON状態のマイクロミラーの数が全マイクロミラーの数の50%以上となる制御パターンの制御パターン信号が作成される。
この場合、マイクロミラーの制御パターンは、横方向の1次元制御パタ−ン及び縦方向の1次元制御パターンを組み合わせて64通り(=8×8)作成でき、この64個の異なる制御パターンを順次切り換えるように制御パターン信号が作成される。
このように制御パターンは、アダマール行列の選択された各行同士のテンソル積によって生成される。
なお、64個のマイクロミラーを1つずつON状態とし、他はOFF状態とすることによって、空間変調素子34にて反射されるレーザ光を順次受光することもできる。しかし、1つのマイクロミラーで反射されて受光されるレーザ光は微弱であるため、後処理として行う増幅や検波等の処理により、微弱なレーザ光により生成された電気信号はノイズに埋もれ易い。しかし、上述したように、ON状態のマイクロミラーが全マイクロミラーの半数以上を占める上記制御パターンを用いることにより、後処理として行う増幅や検波等においてノイズに埋もれることは少なくなる、といった効果を呈する。
このように空間変調素子34は、各部分ミラー領域29a〜29dのそれぞれにおいて、異なる制御パターンに順次切り替えながら測定対象領域から到来するレーザ光を反射する。
レーダ回路ユニット40は、レーザ光出射ユニット20のレーザドライバ24にRF変調信号を供給するとともに、各光電変換器38a〜38dそれぞれから出力した電気信号を変調する後述のRF振幅変調器に、後述するPN符号化変調信号を供給し、各電気信号をPN符号化変調信号により変調する。そして、このような各光電変換器38a〜38dそれぞれから出力した電気信号を、レーザドライバ24に供給されたRF変調信号と同一の信号を参照信号(以降、ローカル信号という)として用いてミキシングし、RF変調信号で時間変調されたレーザ光の信号成分を中間周波数信号(IF信号)として取り出す部分である。
具体的には、レーダ回路ユニット40は、発振器41、パワースプリッタ42、増幅器43、移相器44、増幅器45、RFコンバイナ46、ミキサ47、増幅器48、上述の光電変換器38a〜38dにそれぞれ対応して接続された、RF振幅変調器49a〜49dを有する。
発振器41は、発振周波数制御信号によって設定された発振周波数で信号を発振する部分である。発振した信号はレーザ光を時間変調するRF変調信号として用いられる。例えば、50MHz〜10GHzのマイクロ波〜ミリ波帯域の周波数で発振される。発振周波数は、複数の周波数、例えば2つの周波数とし、この2つの周波数でレーザ光を時間変調する。複数の周波数でレーザ光を時間変調するのは、異なる周波数でレーザ光を時間変調することにより、後述するように、装置10から測定対象物までの絶対距離を求めるためである。
パワースプリッタ42は、発振器41にて発振した信号を分離する部分である。分離された一方の信号は増幅器43を介してレーザドライバ24に供給され、RF変調信号として用いられる。他方の信号は移送器44に供給される。
移相器44は、RF変調信号を位相シフトさせることなく通過させ、また位相制御信号に応じて90度位相シフトさせて位相シフト変調信号を生成し、これらの信号を、増幅器45を介してミキサ47に送る部分である。ミキサ47については、後述する。
RF振幅変調器49a〜49dそれぞれは、上述の光電変換デバイス38a〜38dそれぞれと接続されており、各光電変換デバイス38a〜38dから出力される電気信号が入力される。RF振幅変調器49a〜49dには、後述するPN符号化変調信号が供給され、各光電変換デバイス38a〜38dから出力される電気信号が、PN符号化変調信号によって時間変調される。RFコンバイナ46は、RF振幅変調器49a〜49dによって時間変調されて出力された変調電気信号それぞれを1つの電気信号に合成して出力する。RFコンバイナ46において複数の変調電気信号が合成されて得られた合成変調電気信号は、増幅器48に送られる。増幅器48では、合成変調信号を増幅してミキサ47に送る。
ミキサ47は、供給されたRF変調信号又は位相シフト変調信号をローカル信号として用いて、上述の合成変調信号が増幅器48において増幅された電気信号と乗算(ミキシング)し、変調電気信号(PN符号化変調信号で時間変調された電気信号)の情報を有する中間周波数信号(IF信号)と高次成分を含んだ信号を出力する部分である。電気信号の検波は、公知の方法で行われる。RF変調信号は周波数が僅かに異なる少なくとも2つの信号が生成され、これらの信号はローカル信号として用いられる。また、各周波数のRF変調信号において、移相器44によりRF変調信号の位相をシフトさせないローカル信号とRF変調信号の位相を90度シフトさせたローカル信号が生成され、ミキサ47はこれらのローカル信号と電気信号のミキシング(乗算)を行う。
制御回路ユニット50は、レーザ光出射ユニット20、光学ユニット30及びレーダ回路ユニット40の駆動を制御する各種制御信号(発振周波数制御信号、位相制御信号、制御パターン信号、PN符号化変調信号)を生成し、所定のユニットに供給するとともに、レーダ回路ユニット40から出力される信号を処理する部分である。
制御回路ユニット50は、システム制御器51、ローパスフィルタ52、及びA/D変換器54を有する。
システム制御器51は、コンピュータ14からの指示に基づいて各種制御信号を生成する部分である。
ローパスフィルタ52は、レーダ回路ユニット40から出力された中間周波数信号(IF信号)と高次成分を含んだ信号をフィルタ処理して高次成分を除去し、変調電気信号(PN符号化変調信号で時間変調された電気信号)の情報のみを含んだ中間周波数信号とする部分である。中間周波数信号は、A/D変換器54で中間周波数デジタル信号とされ、コンピュータ14に供給される。
コンピュータ14は、図6に示すように、CPU60とメモリ62と、さらに図示されないROMを有し、コンピュータソフトウェアを実行させることによりデータ処理部64が機能的に構成される。コンピュータ14はディスプレイ16に接続されている。
CPU60は、本体部12の各ユニットを駆動、制御する各種信号を制御回路ユニット50に作成するように指示し、また後述するデータ処理部64の各処理の演算を実質的に行う部分である。
データ処理部64は、中間周波数デジタル信号から、3次元画像を構成する測定対象物の3次元位置情報と測定対象物の表面の反射率を算出する部分である。データ処理部64は、信号変換部66と、距離情報算出部68と、3次元位置情報算出部70と、反射率算出部72とを有する。
信号変換部66は、中間周波数デジタル信号を、制御パターン信号及びPN符号化変調信号を用いて変換する部分である。
制御パターン信号は、コンピュータ14の指示に従って制御回路ユニット50で作成される信号であるため、制御パターン信号は既知であり、この制御パターン信号を用いて信号変換される。
制御パターン信号は、上述のように、空間変調素子34の部分ミラー領域29a〜29dそれぞれに供給される、図5(a)〜(c)に示したようにアダマール行列の各行の成分同士のテンソル積を利用して作成される制御パターンを実現する信号である。このため、信号変換部66では、既知である制御パターン信号を利用して、各部分ミラー領域毎の各制御パターンにて得られる中間周波数デジタル信号から、アダマール逆変換を行って、各部分ミラー領域の各マイクロミラーにて反射されるレーザ光の情報を求めることができる。なお、アダマール逆変換を利用した信号変換処理については、本願出願人により既に出願されている(特願2001−188301号参照)。
1つの部分ミラー領域に供給される制御パターンにおいて、アダマール行列の各行同士は直交性を有する(各行同士の内積は0となる)ことから、アダマール行列の各行の成分同士のテンソル積にて得られる、制御パターンを表す合成行列も合成行列同士で互いに直交性を維持する。上記アダマール逆変換の処理は、上記合成行列の逆行列を用いて逆変換する処理であるが、この逆変換は、合成行列が直交性を有することから、規格化因子を除き上記合成行列を用いて行うアダマール変換と同様の処理内容となる。これにより、アダマール変換の処理を用いて、各部分ミラー領域毎に、各マイクロミラーで反射されるレーザ光の情報を容易に分解することができる。
上記制御パターンはアダマール行列の行成分同士のテンソル積によって得られる合成行列によって表されるため、互いに直交性を有するものであるが、本発明においては、制御パターンは、上記合成行列によって生成される必要はなく、各マイクロミラー毎に反射されるレーザ光の情報に分解できる限りにおいて特に制限されない。
上述のように、光電変換デバイス38a〜38dそれぞれの受光面39a〜39dには、空間変調素子34の部分ミラー領域29a〜29dそれぞれに対応するミラーからの反射光が入射する。これら光電変換デバイス38a〜38dそれぞれから、それぞれの受光面に入射したレーザ光に応じて出力された電気信号について、アダマール逆変換を行なうことで、各部分ミラー領域の各マイクロミラー毎に反射されるレーザ光の情報を容易に分解することができる。
なお、アダマール逆変換にて求められる、空間変調素子34の部分ミラー領域29a〜29dそれぞれが受光した(反射した)レーザ光の情報は、各光電変換デバイス38a〜38dにおいて電気信号に変換された後、RFコンバイナ46において合成されて信号変換部66に送られる。このため、信号変換部66に送られる電気信号は、各光電変換デバイス38a〜38dから出力される電気信号(部分ミラー領域29a〜29dそれぞれが受光したレーザ光の情報)が互いに重畳されている。このため、以下に示すように各光電変換デバイス38a〜38dから出力される電気信号の時間変調に用いたPN符号化変調信号の自己相関性及び直交性を利用して、各光電変換デバイス38a〜38d(すなわち、部分ミラー領域29a〜29d)に対応した中間周波数デジタル信号に分解する。
上述したように各光電変換デバイス38a〜38dから出力された電気信号は、4つのRF振幅変調器49a〜49dによって、それぞれPN符号化変調信号を用いて、電気信号の振幅が時間変調されている。
図7は、PN符号化変調信号の一例を示す図である。図7では、PN符号化変調信号の1周期分が示されている。
PN符号化変調信号は値が0又は1からなる信号で、一定の時間間隔シフトすることによって相関関数の値が0又は−1/n(nは後述する系列符号の長さ)となる。
PN符号化変調信号は、一例を挙げると以下のように作成される符号化系列データを用いて信号化することができる。
次数k=5、符号系列の長さn=31とし、係数h1=1,h2=1,h3=0,h4=1,h5=1とし、初期値a0=1,a1=1,a2=0,a3=1,a4=0としたとき下記式(1)に示す漸化式で一意的にPN系列符号C={ak}(kは自然数)を求めることができる。
Figure 0004401988
さらに、系列符号C={a,a,a,………,an−1}を用いて基準となる符号化系列信号を生成するとともに、さらにこの系列符号Cをq1ビット、ビット方向にビットシフトさせた系列符号Tq1・c(Tq1は、ビット方向にq1ビット、ビットシフトする作用素である)を用いて符号化系列信号を生成する。ここで、系列符号Tq1・Cは、{aq1,aq1+1,aq1+2,………,aq1+N−1}である。さらに、系列符号Cをq2ビット(例えば、q2=2×q1)、ビット方向にビットシフトさせた系列符号Tq2・Cを用いて符号化系列信号を生成する。
この符号化系列信号を生成するために用いられる系列符号C,Tq1・C,Tq2・Cは、互いに直交する特性を有するので、生成される符号化系列信号も互いに直交する性質を有する。
具体的に説明すると、長さnの系列符号をC={b0,b1,b2,………,bn-1}とし、上記作用素Tを系列符号Cに作用させた系列符号をC’=T・C、すなわちC’={bq,bq+1,bq+2,………,bq+n-1}として、系列符号CとC’との間の相互相関関数Rcc'(q)を下記式(2)のように定義される。ここで、NAは系列符号における項aiと項bq+iの(iは0以上n−1以下の整数)一致する数であり、NDは系列符号における項aiと項bq+iの不一致の数である。また、NAとNDの和は系列符号長さnとなる(NA+ND=n)。ここで、iとq+iはmod(n)で考える。
Figure 0004401988
上記PN系列符号において2つの系列符号を項毎にmod(2)で加算した結果はもとのPN系列符号を巡回シフトしたPN系列符号になる性質があり、PN系列符号の値が0となる個数は値が1となる個数より1つだけ少ないので、NA−ND=−1となる。これより、PN系列符号において下記式(3)および(4)に示す値を示す。
Figure 0004401988
Figure 0004401988
上記式(3)よりビットシフト量が0、すなわちq=0(mod(n))の場合、式(3)に示すようにRcc’(q)の値は1となり自己相関性を有する。一方、ビットシフト量が0でない、すなわちq≠0(mod(n))の場合、式(4)に示すようにRcc’(q)は−(1/n)となる。ここで系列符号長さnを大きくすることにより、Rcc’(q)(q≠0)の値は0に近づく。
すなわち、系列符号CとC’は自己相関性を持ち、かつ直交性を有するといえる。
このようなPN系列符号の値を0,1として時系列信号としたのがPN符号化系列信号である。したがって、PN符号化変調信号も互いに自己相関性及び直交性を有する。このことから、図7におけるC1の信号と、C2〜C5の信号の相関関数を求めると値が0となる。
信号変換部66は、中間周波数デジタル信号に含まれるPN符号化変調信号で時間変調された信号に対して、制御回路ユニット50にて生成されたPN符号化変調信号の相関関数を利用することにより、RF振幅変調期49a〜49dのうち、どのRF振幅変調器において振幅変調された信号情報が含まれているか、すなわち、空間変調素子34の部分ミラー領域29a〜29dのうち、どの部分ミラー領域に入射されて反射されたレーザ光に応じた電気信号であるかを識別し、部分ミラー領域毎の信号情報に分解して抽出することができる。
このようにして、信号変換部66は、アダマール逆変換及びPN符号化変調信号の自己相関性及び直交性を利用した分解(符号化識別変換)により、中間周波数デジタル信号から、各部分ミラー領域の各マイクロミラーの反射位置におけるレーザ光の時間変調の信号情報を取得することができる。
なお、PN符号化変調信号による時間変調は100KHz〜10MHzの周波数で行われ、RF変調信号によるレーザ光の時間変調の周波数(50MHz〜10GHz)に比べて低周波である。
距離情報算出部68は、周波数の異なる複数のRF変調信号に対応した各レーザ光の信号の位相ずれ情報を取得し、これより、RF変調信号の周波数に対する上記位相ずれ量の変化(相対位相変化量)を取得し、この相対位相変化量を用いて測定対象物Tの距離情報を求める。
具体的には、本体部12のレーザ光出射ユニット20のレーザダイオード22から測定対象物Tまでの距離と測定対象物Tの表面上の反射点からレンズ32に至るまでの距離をρ、RF変調信号の波長をλ、RF変調信号の周波数をf、光速度をc、各レーザ光の信号の、RF変調信号に対する位相ずれをθとすると、距離ρは、下記式(5)を介して下記式(6)のように表すことができる。
Figure 0004401988
Figure 0004401988
すなわち、各レーザ光の信号の位相ずれ量を求めることで、測定対象物Tの距離ρを式(6)を用いて算出する。
なお、距離ρはレーザダイオード22から測定対象物Tの表面上の反射点を経由して光学レンズ36までの距離であるが、この距離ρを知れば十分である。光学レンズ32から光電変換器38の受光面までの光路の距離、さらにはミキサ47にいたる伝送線路の距離は既知であるため、予め定められた補正式等を用いて正しい値に修正することができる。
距離情報算出部68は、具体的には、信号変換部66で算出された各マイクロミラーの反射位置における各レーザ光毎の信号情報を取得する。この信号情報は、ミキサ47へ入る参照信号であるRF変調信号の位相シフトを0としたときr・cos(θ)(rは測定対象物の表面における反射率、θは位相ずれ量)となり、RF変調信号を90度位相シフトさせたときr・sin(θ)となることから、距離情報算出部68は、これらの信号を用いて位相ずれ量θを算出する。この位相ずれ量θは、RF変調信号の少なくとも2つの周波数毎に取得されるので、この周波数に関する位相ずれ量の微分を算出することで位相ずれ情報の感度(dθ/df)を求める。
3次元位置情報算出部70は、距離情報算出部68で算出された距離ρを用い、さらに、ON状態のマイクロミラーの位置情報とを用いて、レーザ光が反射した測定対象物Tの位置を3次元位置情報として求める部分である。
具体的には、図8(a)に示すように、光学レンズ32の中心を原点OとしてXYZ直交座標系を定め、レーザダイオード22の出射位置を点Q(位置座標(a,b,c)とする)、測定対象物Tの反射位置を点P(位置座標(x,y,z)とする)、点Pで反射したレーザ光が向かう空間変調素子34のON状態にあるマイクロミラーの位置R(位置座標(−x0,−y0,−z0)とする)とする。このとき、図8(b)に示すように、距離POは、レンズ32の倍率mと距離ROとを用いてPO=m×ROと表すことができる。なお、マイクロミラーの位置Rのうちz0は装置固有の寸法として設定されている。
一方、距離ρは下記式(7)で表すことができる。また、点Pの位置x,y,zは、下記式(8)で表すことができることから、式(7)及び式(8)を用いて倍率mは下記式(9)で表すことができる。
Figure 0004401988
Figure 0004401988
Figure 0004401988
3次元位置情報算出部70は、上記式(9)に従って、距離ρ、レーザダイオード22の出射位置(位置座標(a,b,c))、ON状態にあるマイクロミラーの位置(位置座標(−x0,−y0,−z0))を用いて倍率mを算出し、さらに式(8)を用いて測定対象物Tの反射位置の3次元位置情報(位置座標(x,y,z))を求める。こうして、測定対象物Tの表面の3次元位置情報がディスプレイ16に供給されて測定対象物Tの3次元形状が表示される。
反射率算出部72は、測定対象物Tの表面における反射率を算出する。
距離情報算出部68において説明したように、信号変換部66では、各マイクロミラーの反射位置における各レーザ光の信号情報が、RF変調信号の周波数別に算出され、これが反射率算出部72に供給される。この信号は、ミキサ47へ入る参照信号であるRF変調信号の位相シフトを0としたときに得られる信号情報は上述したようにr・cos(θ)となり、RF変調信号を90度位相シフトさせたときに得られる信号情報はr・sin(θ)となる。これら2つの信号情報の値から反射率算出部72は反射率rを算出する。
このようにレーザ光を測定対象物Tに照射することにより、装置10と測定対象物Tとの間の距離及び測定対象物Tの表面における反射率rを求めることができ、測定対象物体Tの表面の3次元空間内での反射率を画像情報として得ることができる。取得された測定対象物Tの画像情報はディスプレイ16に送られて、先に送られた測定対象物Tの3次元形状とともに3次元画像として画像表示される。
装置10は、以上のように構成される。次に、装置10の作用について説明する。
図9(a)〜(d)は、装置10の駆動の際に生成される各種トリガ信号のタイミングチャートである。
まず、制御回路ユニット50にて、コンピュータ14の指示に応じて、測定対象物Tの3次元画像の取り込みを開始する画像トリガ信号(図9(a)参照)が生成される。
次に、システム制御器51では、空間変調素子34を所定の制御パターンでマイクロミラーを制御するようにフレームトリガ信号が生成される。フレームトリガ信号とは、空間変調素子34の制御パターンを切り換えるためのトリガ信号であって、上述したようにマイクロミラーのON状態の配列を所定のパターンに制御した制御パターンを順次切り換えるためのトリガ信号である。
図9(b)に示すように、順次モード1、モード2、………の各モードに切り換えるためのフレームトリガ信号が生成される。各モードでは、予め定められた図示されない制御パターン信号が生成されてマイクロミラー制御器35に供給される。
フレームトリガ信号が生成されると、レーザ光は測定対象物で反射され、空間変調素子34を介して複数の光電変換器38a〜38dそれぞれにおいて受光されて電気信号に変換される。そして、各光電変換器38a〜38dからの電気信号は、合成されて信号変換部66へと送られる。この合成された電気信号(合成変調電気信号)の信号成分について、どの光電変換器の受光面で受光したのか識別可能としなければならない。このため各光電変換器38a〜38dから出力される電気信号をPN符号化変調信号によって時間変調するために、システム制御器51は各光電変換器38a〜38d毎に互いに異なるPN符号化変調信号を生成し、各光電変換器38a〜38dに対応するRF振幅変調器49a〜49dそれぞれに供給する。
上述のように、PN符号化変調信号による時間変調は100KHz〜10MHzの周波数で行われ、RF変調信号によるレーザ光の時間変調の周波数(50MHz〜10GHz)に比べて低周波であり、それぞれ時間変調の周波数範囲が互いに大きく異なる。
さらに、システム制御器51では、移相器44を駆動させるための位相トリガ信号が生成される(図9(c)参照)。位相トリガ信号の生成により、周波数fのRF変調信号に対して、位相シフト量0(位相シフトしない)及び位相シフト量90度の2つローカル信号を生成するように、位相制御信号が生成される。
このようにして、モード1における周波数fのRF変調信号が生成され、レーザ光出射ユニット20から時間変調したレーザ光が出射される。測定対象物Tの表面で反射したレーザ光は、光学ユニット30に入り、プリズム33を経由して空間変調素子34に導かれる。空間変調素子34の各部分ミラー領域毎に、マイクロミラーは所定の制御パターンで制御され、各部分ミラー領域毎のON状態のマイクロミラーで反射されたレーザ光のみが、各部分ミラー領域それぞれに対応する光電変換器38(の受光面39)に入射する。各光電変換器38a〜38dにおいて、各受光面39a〜39dに入射した光は電気信号に変換され、この電気信号は、RF振幅変調器49a〜49dそれぞれにおいて、供給されたPN符号化変調信号に応じて変調され、増幅器48a〜48dそれぞれで増幅されてミキサ47に供給される。
一方、移相器44では、パワースプリッタ42で分離されたRF変調信号が位相シフト量0(位相シフトしない)及び位相シフト量90度に順次制御されてローカル信号が生成され、これらのローカル信号がミキサ47に供給される。
ミキサ47では、増幅器48から供給された電気信号を2つのローカル信号のそれぞれでミキシング(乗算)し、IF信号及び高次成分からなる信号が生成される。IF信号には、周波数fの時間変調の信号情報と、PN符号化変調信号による時間変調の信号情報が含まれる。
さらに、生成された信号からローパスフィルタ52により高次成分が除去され、周波数fの時間変調の信号情報とPN符号化変調信号による時間変調の信号情報とからなるIF信号が生成される。
こうして増幅器53を介してA/D変換器54に取り込まれ、順次サンプリングクロック信号(図9(d)参照)に従ってサンプリングされ、中間周波数デジタル信号とされ、コンピュータ14に供給される。
例えば、周波数fのレーザ光が測定対象物Tの表面で反射され、さらにON状態のマイクロミラーで反射し、i番目(i=1〜4の自然数)の光電変換器38の受光面39で受光されて、このi番目の光電変換器38から出力された電気信号の振幅を、下記式(10)で定め(pi(t)はPN符号化変調信号による時間変調成分、θiは、光電変換器38で出力された電気信号のRF変調信号に対する位相ずれ量を表す)、ミキサ47に供給されるローカル信号A(t),A90(t)を下記式(11)で定めると、IF信号は下記式(12)のように表される。このIF信号のうち高次成分はローパスフィルタ52を用いて除去され、A/D変換され中間周波数デジタル信号が生成される。
Figure 0004401988
Figure 0004401988
Figure 0004401988
このようにしてコンピュータ14に供給された中間周波数デジタル信号は、各モード毎に順次メモリ62に記録される。
信号変換部66では、各モードの中間周波数デジタル信号を用いて、アダマール逆変換及び符号化識別変換が行われる。
各モード毎に定められるマイクロミラーのON状態の制御パターンは、アダマール行列の各行間のテンソル積を利用したパターンを用いるので、この各モードの制御パターン毎に得られた中間周波数デジタル信号を用いてマイクロミラー毎の中間周波数デジタル信号に分解する。この分解はアダマール逆変換を利用して行われる。
さらに、レーザ光の時間変調に用いたPN符号化系列信号は自己相関性及び直交性を有するので、時間変調に用いたPN符号化系列信号とアダマール逆変換の施された中間周波数デジタル信号との間の相関関数を算出することで、レーザ光毎に中間周波数デジタル信号を分解する符号化識別変換が行われる。すなわち、式(12)における1/2・ri・cos(θi)及び1/2・ri・sin(θi)が得られる。これらの値は、距離情報算出部68及び反射率算出部72に供給される。
距離情報算出部68では、求められた1/2・ri・cos(θi)及び1/2・ri・sin(θi)の値から角度θiを算出する。角度θiは、各光電変換器38a〜38dから出力された電気信号のRF変調信号に対する位相ずれ量である。この位相ずれ量を上述した式(6)に代入することで、測定対象物Tの距離ρが求められる。この距離ρは、各光電変換器38で受光した反射レーザ光毎に、かつ、各光電変換器38に対応する部分ミラー領域の各マイクロミラー毎に求められる。3次元位置情報算出部70では、距離情報算出部68で求められた距離ρとマイクロミラーの位置情報とを用いてレーザ光の反射した測定対象物Tの表面の3次元位置座標(x,y,z)が上述した式(8)及び(9)を用いて求められる。
さらに、反射率算出部72では、信号変換部66から供給された1/2・ri・cos(θi),1/2・ri・sin(θi)の値を用いて反射率riが求められる。
こうして3次元位置情報算出部70及び反射率算出部72で求められた3次元位置情報及び反射率がディスプレイ16に供給されて、測定対象物Tの3次元画像が表示される。
このように、本発明では空間変調素子34に入射するレーザ光における時間変調の位相ずれ情報及び各マイクロミラーの位置情報を用いて、レーザ光に照射される測定対象物Tの3次元位置情報を高速に取得することができる。なお、本発明では、各光電変換デバイス38a〜38dから出力された電気信号を、RFコンバイナ46において合成した後、ミキサ47においてローカル信号(RF変調信号の位相をシフトさせない信号とRF変調信号の位相を90度シフトさせた信号)とをミキシングし、変調電気信号(PN符号化変調信号で時間変調された電気信号)の情報を有する中間周波数信号(IF信号)と高次成分を含んだ信号を出力している。
さらに、測定対象物Tの表面における反射率を求めることができるので画像情報とすることができ、この画像情報と3次元形状とともに用いて3次元画像情報を高速に取得することができる。
なお、反射率riは測定対象物Tの表面の反射率を表し、例えばレーザ光源として赤、緑及び青の3原色の可視レーザ光を用いれば、3原色における測定対象物Tの表面における反射率を求めることができる。すなわち、測定対象物Tの表面の色情報を取得することができ、測定対象物Tの3次元カラー画像を取得することができる。
このように、装置10は、空間変調素子34を用いるので、従来のように、レーザ光を反射する大型のポリゴンミラーやガルバノミラーを高速に回転させる必要が無く、図2に示す光学レンズ32として大口径のものを用いることができる。これにより、レーザ光の集光能力も増大するので、遠方の測定対象物を低出力のレーザ光を用いて短時間に3次元画像を取得することができる。
以上、本発明の3次元画像情報取得装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明の3次元画像情報取得装置の一実施形態の3次元形画像情報取得装置の外観図である。 図1に示す3次元形画像情報取得装置の本体部の装置構成を示すブロック図である。 図1に示す3次元形画像情報取得装置において用いられるマイクロミラーのON状態とOFF状態におけるレーザ光の反射を説明する図である。 図1に示す3次元形画像情報取得装置における、測定対象領域Tからの反射光と空間変調素子のミラー面との対応、およびミラー面からの反射光と光電変換デバイスの受光面との対応について説明する図である。 (a)〜(c)は、図1に示す3次元形画像情報取得装置において用いられるマイクロミラーの制御パターンを説明する図である。 図1に示す3次元形画像情報取得装置のコンピュータの構成を示すブロック図である。 図1に示す3次元形画像情報取得装置において生成されるPN符号化変調信号の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、図1に示す3次元形画像情報取得装置において3次元位置情報を求める方法を説明する説明図である。 (a)〜(d)は、図1に示す3次元形画像情報取得装置にて生成される各種トリガ信号のタイミングチャートである。
符号の説明
10 3次元形画像情報取得装置
12 本体部
14 コンピュータ
20 レーザ光出射ユニット
22 レーザダイオード
24 レーザドライバ
28 光学レンズ
30 光学ユニット
31 バンドパスフィルタ
32 光学レンズ
33 プリズム
34 マイクロミラーアレイ空間変調素子
35 マイクロミラー制御器
36 光学レンズ
37 ミラー
38 光電変換器
39 受光面
40 レーダ回路ユニット
41 発振器
42 パワースプリッタ
43 増幅器
44 移相器
45 増幅器
46 RFコンバイナ
47 ミキサ
48 増幅器
49 RF振幅変調器
50 制御回路ユニット
51 システム制御器
52 ローパスフィルタ
54 A/D変換器
60 CPU60
62 メモリ
64 データ処理部
66 信号変換部
68 距離情報算出部
70 3次元位置情報算出部
72 反射率算出部

Claims (4)

  1. レーザ光を測定対象物に照射し測定対象物からの反射光を受光することにより測定対象物の3次元画像情報を取得する3次元画像情報取得装置であって、
    レーザ光の光強度を振幅変調信号に従って時間変調して測定対象物に照射するレーザ光出射部と、
    測定対象物で反射したレーザ光を受光する複数の受光面を備え、各受光面で受光したレーザ光の情報を、各受光面毎にそれぞれ電気信号に変換して出力する光電変換器と、
    前記測定対象物と前記光電変換器の各受光面との間のレーザ光の光路上に設けられ、平面上に複数のマイクロミラーが配列されて構成されたレーザ光反射面を有する素子であり、前記レーザ光反射面は、それぞれ所定数のマイクロミラーが配列された複数の部分領域に分割されており、各部分領域毎に、選択されたマイクロミラーの反射面を所定の向きに制御してON状態にすることにより、このON状態のマイクロミラーで反射した測定対象物からのレーザ光の反射光を、各部分領域毎にそれぞれ異なる前記受光面へと導くマイクロミラーアレイ空間変調素子と、
    各受光面毎の電気信号それぞれを、各電気信号毎に識別可能な符号化変調信号で時間変調する符号化変調手段と、
    前記符号化変調信号で時間変調された各受光面毎の電気信号を合成して合成変調電気信号を生成する電気信号合成手段と、
    前記振幅変調信号と同一周波数の信号を参照信号として用いて、前記合成変調電気信号をミキシングし、前記振幅変調信号で時間変調されたレーザ光の信号成分を中間周波数信号として取り出す中間周波数信号生成手段と、
    前記中間周波数信号に含まれる符号化変調信号の情報を利用して、前記電気信号に変換されたレーザ光の反射光を受光した受光面を識別して、この受光面に前記レーザ光の反射光を導く前記レーザ光反射面の部分領域を特定し、この特定した部分領域の前記ON状態のマイクロミラーの位置情報を用いて測定対象物の3次元位置情報を求めるデータ処理部とを有することを特徴とする3次元画像情報取得装置。
  2. 前記データ処理部は、前記中間周波数信号を用いて、前記光電変換器それぞれから出力された各受光面毎の電気信号の、前記振幅変調信号に対する位相ずれ情報を各電気信号毎に取得し、前記位相ずれ情報を用いて、前記測定対象物との間の距離情報を求め、前記ON状態のマイクロミラーの位置情報と、前記距離情報と、前記レーザ光出射部の出射位置を示す情報とを用いて、前記3次元位置情報を求める請求項1に記載の3次元画像情報取得装置。
  3. 前記複数の受光面は、それぞれ同一の平面上に配列されている請求項1または2記載の3次元画像情報取得装置。
  4. 前記中間周波数信号生成手段は、前記振幅変調信号及び前記振幅変調信号を所定量位相シフトさせた位相シフト変調信号を参照信号として前記中間周波数信号を取り出し、
    前記データ処理部は、この中間周波数信号から、前記位相ずれ情報とともに測定対象物の表面における反射率の情報を求め、この反射率の情報と前記3次元位置情報とを3次元画像情報とする請求項または記載の3次元画像情報取得装置。
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