JP4401401B2 - 駆動装置およびそれを備えた交流電力供給装置 - Google Patents

駆動装置およびそれを備えた交流電力供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、駆動装置およびそれを備えた交流電力供給装置に関し、特に、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を駆動する駆動装置およびそれを備えた交流電力供給装置に関する。
半導体素子を駆動する駆動装置において、たとえば複数個の半導体素子が並列結合されている場合、各半導体素子間の配線には寄生インダクタンスが存在する。このため、半導体素子がスイッチング動作を行なって出力電流を断続させると、寄生インダクタンスに誘導起電力が発生する。
ここで、一般的なパワー半導体素子のスイッチング時の電流変化率は3000A/μs程度である。したがって、寄生インダクタンスが10nH(ヘンリー)である場合、誘導起電力は10n×3000/1μ=30[V]となる。このような誘導起電力により、半導体素子が破壊され、また、回路の誤動作が生じてしまう。
特許文献1〜6には、半導体素子を駆動する構成において、誘導起電力等の瞬間的に発生する大電圧を抑制し、回路の破壊および誤動作を防止する構成が開示されている。
たとえば、特許文献1には、以下のような構成が開示されている。すなわち、直流を交流等に変換して負荷に電力を供給する電力変換装置において、サージ電圧による誤動作および破壊を防止することを目的とする。主回路を構成するスイッチング半導体素子に対応して設けられ、出力側の基準電位をスイッチング半導体素子の基準電位の変動に追従可能にレベルシフトするレベルシフト回路を備える。レベルシフト回路を介してスイッチング半導体素子に制御信号が伝達される。また、レベルシフト回路に給電する直流制御電源とスイッチング半導体素子の負極とをインダクタおよび抵抗の少なくともいずれか一方を介して接続する。
また、特許文献2には、以下のような構成が開示されている。すなわち、ブリッジ駆動回路の出力端子とHブリッジ回路における4つのMOSトランジスタのゲート端子とが抵抗を介して接続される。4つのMOSトランジスタ駆動回路のうち少なくとも1つは、出力端子と負極側基準電位となる配線との間がコンデンサを介して接続される。このような構成により、抵抗とコンデンサとで構成される積分回路がフィルタとして作用し、MOSトランジスタ駆動回路に高電圧が印加されることを防ぐことができる。
国際公開第01/001555号パンフレット 特開2001−43990号公報 特開2006−229454号公報 特開2003−339152号公報 特開2001−45740号公報 国際公開第01/089090号パンフレット
しかしながら、特許文献1〜6には、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動する駆動装置において、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減する構成は開示されていない。
それゆえに、本発明の目的は、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動するとともに、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減することが可能な駆動装置およびそれを備えた交流電力供給装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる駆動装置は、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合される第1の半導体素子および第2の半導体素子を駆動する駆動装置であって、駆動制御信号を受ける入力バッファと、第1ノードおよび第2ノードを含み、入力バッファの出力信号を受けて第1ノードから信号を出力する第1のバイパス回路と、入力バッファの基準電位端子と第1のバイパス回路の第2ノードと第1の半導体素子の基準電位電極とに結合される基準電位端子と、第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号を受ける信号入力端子とを含み、第1の半導体素子の制御電極に電圧を供給する第1の駆動回路と、第1のバイパス回路の第2ノードおよび第2の半導体素子の基準電位電極に結合される基準電位端子と、第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号を受ける信号入力端子とを含み、第2の半導体素子の制御電極に電圧を供給する第2の駆動回路と、第1のバイパス回路の第1ノードおよび第2の駆動回路の信号入力端子間に接続される第1の負荷回路と、第1の負荷回路と略同じインピーダンスを有し、第1のバイパス回路の第2ノードおよび第2の駆動回路の基準電位端子間に接続される第2の負荷回路と、第1の負荷回路および第2の駆動回路の信号入力端子間の電流経路と第2の負荷回路および第2の駆動回路の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる第2のバイパス回路とを備え、第1のバイパス回路は、第1ノードおよび第2ノード間で所定周波数以上の信号を通過させる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる交流電力供給装置は、主電極部と、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合される第1の半導体素子および第2の半導体素子と、駆動制御信号を受ける入力バッファと、第1ノードおよび第2ノードを含み、入力バッファの出力信号を受けて第1ノードから信号を出力する第1のバイパス回路と、入力バッファの基準電位端子と第1のバイパス回路の第2ノードと第1の半導体素子の基準電位電極とに結合される基準電位端子と、第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号を受ける信号入力端子とを含み、第1の半導体素子の制御電極に電圧を供給する第1の駆動回路と、第1のバイパス回路の第2ノードおよび第2の半導体素子の基準電位電極に結合される基準電位端子と、第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号を受ける信号入力端子とを含み、第2の半導体素子の制御電極に電圧を供給する第2の駆動回路と、第1のバイパス回路の第1ノードおよび第2の駆動回路の信号入力端子間に接続される第1の負荷回路と、第1の負荷回路と略同じインピーダンスを有し、第1のバイパス回路の第2ノードおよび第2の駆動回路の基準電位端子間に接続される第2の負荷回路と、第1の負荷回路および第2の駆動回路の信号入力端子間の電流経路と第2の負荷回路および第2の駆動回路の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる第2のバイパス回路とを備え、第1のバイパス回路は、第1ノードおよび第2ノード間で所定周波数以上の信号を通過させる。
本発明によれば、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動するとともに、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る交流電力供給装置201の構成を示す回路図である。
図1を参照して、交流電力供給装置201は、駆動装置101と、スイッチ素子(第1〜第3の半導体素子)11〜13と、ダイオードD11〜D13と、コレクタ主電極端子TCと、エミッタ主電極端子TEとを備える。駆動装置101は、ローパスフィルタ1〜3と、駆動回路(第1の駆動回路)5と、駆動回路(第2の駆動回路)6と、駆動回路(第2の駆動回路)7と、入力バッファ8と、バイパス回路(第1のバイパス回路)9と、電源VD1と、コモンモードインダクタL1およびL2と、コンデンサC1,C4,C6,C8とを備える。バイパス回路9は、ローパスフィルタ4を含む。ローパスフィルタ(第1のローパスフィルタ)1は、抵抗R4と、コンデンサC7とを含む。ローパスフィルタ(第2のローパスフィルタ)2は、抵抗(第1の負荷回路)R1と、抵抗(第2の負荷回路)R2と、コンデンサ(第2のバイパス回路)C3とを含む。ローパスフィルタ3は、抵抗(第1の負荷回路)R5と、抵抗(第2の負荷回路)R6と、コンデンサ(第2のバイパス回路)C9とを含む。ローパスフィルタ4は、抵抗R3と、コンデンサC5とを含む。また、バイパス回路9は、抵抗R3の第2端およびコンデンサC5の第1端の接続ノードに対応するノードN1と、コンデンサC5の第2端に対応するノードN2とを有する。
スイッチ素子11〜13は、後述する図2で示すようにコントロールエミッタCEと、電流出力用エミッタIEとを有する。ここで、スイッチ素子のコントロールエミッタCEは、スイッチ素子のゲート電極に供給する電圧を制御するためのエミッタであり、電流出力用エミッタIEは、大電流を流すためのエミッタである。以下、コントロールエミッタCEおよび電流出力用エミッタIEを総称してエミッタと称する場合がある。
抵抗R3の第1端が入力バッファ8の出力端子に接続され、第2端がコンデンサC5の第1端と、抵抗R4の第1端と、抵抗R1の第1端と、抵抗R5の第1端とに接続される。抵抗R1の第2端がコンデンサC3の第1端と、駆動回路6の信号入力端子とに接続される。駆動回路6の基準電位端子TREFがスイッチ素子11〜13のエミッタと、コンデンサC1の第2端と、コンデンサC3の第2端と、抵抗R2の第2端とに接続される。抵抗R4の第2端がコンデンサC7の第1端と、駆動回路5の信号入力端子とに接続される。駆動回路5の基準電位端子TREFがスイッチ素子11〜13のエミッタと、コンデンサC4の第2端と、コンデンサC5の第2端と、コンデンサC7の第2端と、入力バッファ8の基準電位端子TREFと、抵抗R2の第1端と、抵抗R6の第1端と、コンデンサC6の第2端と、電源VD1の負電極とに接続される。抵抗R5の第2端がコンデンサC9の第1端と、駆動回路7の信号入力端子とに接続される。駆動回路7の基準電位端子TREFがスイッチ素子11〜13のエミッタと、コンデンサC8の第2端と、コンデンサC9の第2端と、抵抗R6の第2端とに接続される。
スイッチ素子11〜13のコレクタと、ダイオードD11〜D13のカソードとがそれぞれ接続される。スイッチ素子11〜13のエミッタと、ダイオードD11〜D13のアノードとがそれぞれ接続される。
駆動回路5の電源端子TPと、コンデンサC4の第1端と、入力バッファ8の電源端子TPと、コンデンサC6の第1端とが電源VD1の正電極に接続される。駆動回路6の電源端子TPと、コンデンサC1の第1端とがコモンモードインダクタL1を介して電源VD1の正電極に接続される。駆動回路6の基準電位端子TREFと、コンデンサC1の第2端とがコモンモードインダクタL1を介して電源VD1の負電極に接続される。駆動回路7の電源端子TPと、コンデンサC8の第1端とがコモンモードインダクタL2を介して電源VD1の正電極に接続される。駆動回路7の基準電位端子TREFと、コンデンサC8の第2端とがコモンモードインダクタL2を介して電源VD1の負電極に接続される。すなわち、電源VD1および駆動回路6間にコモンモードインダクタL1が配置される。電源VD1および駆動回路7間にコモンモードインダクタL2が配置される。そして、駆動回路5,6,7の出力端子は、スイッチング素子11,12,13のゲート(制御電極)にそれぞれ接続される。なお、駆動装置101は、コモンモードインダクタL1およびL2を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。駆動装置101において、コモンモードインダクタL1およびL2の代わりにそれぞれ2個のインダクタが個別に設けられる構成であってもよい。
駆動装置101は、外部から受けた駆動制御信号DRVに基づいて、スイッチ素子11〜13を駆動する。
入力バッファ8は、外部から駆動制御信号DRVを受けて、駆動制御信号DRVの電圧振幅がスイッチ素子11〜13を駆動するために必要な値となるように駆動制御信号DRVを増幅する。
バイパス回路9内のローパスフィルタ4は、入力バッファ8の出力信号である駆動制御信号DRVの周波数成分のうち、所定の周波数以上の成分を減衰させる。バイパス回路9は、ローパスフィルタ4を通過した駆動制御信号DRVをノードN1からローパスフィルタ1〜3へ分配する。
ローパスフィルタ1は、バイパス回路9のノードN1および駆動回路5の信号入力端子間に接続される。ローパスフィルタ2は、バイパス回路9のノードN1および駆動回路6の信号入力端子間に接続される。ローパスフィルタ3は、バイパス回路9のノードN1および駆動回路7の信号入力端子間に接続される。ローパスフィルタ1〜3は、バイパス回路9から受けた駆動制御信号DRVの周波数成分のうち、所定の周波数以上の成分を減衰させる。
なお、ローパスフィルタ1〜4は、抵抗の代わりにインダクタンスを含む構成であってもよい。
駆動回路5〜7は、ローパスフィルタ1〜3を通過した駆動制御信号DRVを受けてスイッチ素子11〜13のゲートへ電圧を出力する。駆動回路5〜7は、たとえば入力バッファ8とは異なり駆動制御信号DRVの電圧増幅を行なわない。すなわち駆動回路5〜7の電圧利得は1である。また、駆動回路5〜7は、たとえば出力抵抗が小さいことから低インピーダンスの負荷を駆動できる。
スイッチ素子11〜13は並列に接続される。すなわち、各々のコレクタがコレクタ主電極端子TCに接続され、かつ各々のエミッタ(基準電位電極)がエミッタ主電極端子TEに接続される。スイッチ素子11〜13は、駆動回路5〜7からそれぞれ受けた駆動制御信号DRVに基づいてオン状態およびオフ状態を切り替える。
バイパス回路9は、抵抗R2を介して駆動回路5の基準電位端子TREFおよび駆動回路6の基準電位端子TREFを結合する。
抵抗R1は、バイパス回路9のノードN1および駆動回路6の信号入力端子間に接続される。抵抗R2は、抵抗R1と略同じインピーダンスを有し、バイパス回路9のノードN2および駆動回路6の基準電位端子間に接続される。
コンデンサC3は、抵抗R1の第2端すなわち駆動回路6側の端と抵抗R2の第2端すなわち駆動回路6側の端との間で所定周波数以上の信号を通過させる。すなわち、コンデンサC3は、抵抗R1および駆動回路6の信号入力端子間の電流経路と抵抗R2および駆動回路6の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる。
抵抗R4は、バイパス回路9のノードN1および駆動回路5の信号入力端子間に接続される。
バイパス回路9は、抵抗R1の第1端すなわちバイパス回路9側の端と抵抗R2の第1端すなわちバイパス回路9側の端との間で所定周波数以上の信号を通過させる。すなわち、バイパス回路9は、ノードN1およびノードN2間で所定周波数以上の信号を通過させる。
バイパス回路9は、抵抗R6を介して駆動回路5の基準電位端子TREFおよび駆動回路7の基準電位端子TREFを結合する。
抵抗R5は、バイパス回路9のノードN1および駆動回路7の信号入力端子間に接続される。抵抗R6は、抵抗R5と略同じインピーダンスを有し、バイパス回路9のノードN2および駆動回路7の基準電位端子間に接続される。
コンデンサC9は、抵抗R5の第2端すなわち駆動回路7側の端と抵抗R6の第2端すなわち駆動回路7側の端との間で所定周波数以上の信号を通過させる。すなわち、コンデンサC9は、抵抗R5および駆動回路7の信号入力端子間の電流経路と抵抗R6および駆動回路7の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる。
バイパス回路9は、抵抗R5の第1端すなわちバイパス回路9側の端と抵抗R6の第1端すなわちバイパス回路9側の端との間で所定周波数以上の信号を通過させる。すなわち、バイパス回路9は、ノードN1およびノードN2間で所定周波数以上の信号を通過させる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る交流電力供給装置201の構成を示す図である。
図2を参照して、交流電力供給装置201は、駆動装置101と、絶縁回路基板SUB2とを備える。
駆動装置101は、回路基板SUB1を備える。すなわち、ローパスフィルタ1〜3と、駆動回路5と、駆動回路6と、駆動回路7と、入力バッファ8と、バイパス回路9と、電源VD1と、コモンモードインダクタL1およびL2と、コンデンサC1,C4,C6,C8とが回路基板SUB1において設けられる。
絶縁回路基板SUB2は、たとえばセラミック基板の両面に金属パターンが形成されたものである。より詳細には、絶縁回路基板SUB2の一方の主表面に金属パターンP1およびP2が形成される。スイッチ素子11〜13を形成する半導体チップと、ダイオードD11〜D13を形成する半導体チップと、コレクタ主電極端子TCとが、金属パターンP1において設けられる。エミッタ主電極端子TEが、金属パターンP2において設けられる。
駆動回路5の出力端子と、スイッチ素子11のゲートGとがたとえばアルミワイヤW11を介して接続される。また、駆動回路5の基準電位端子TREFと、スイッチ素子11のコントロールエミッタCEとがたとえばアルミワイヤW21を介して接続される。
また、スイッチ素子11の電流出力用エミッタIEと、ダイオードD11のアノードと、金属パターンP2とがたとえば3本のアルミワイヤW1A,W1B,W1Cを介して接続される。
同様に、駆動回路6の出力端子と、スイッチ素子12のゲートGとがたとえばアルミワイヤW12を介して接続される。また、駆動回路6の基準電位端子TREFと、スイッチ素子12のコントロールエミッタCEとがたとえばアルミワイヤW22を介してそれぞれ接続される。
また、スイッチ素子12の電流出力用エミッタIEと、ダイオードD12のアノードと、金属パターンP2とがたとえば3本のアルミワイヤW2A,W2B,W2Cを介してそれぞれ接続される。
同様に、駆動回路7の出力端子と、スイッチ素子13のゲートGとがたとえばアルミワイヤW13を介して接続される。また、駆動回路7の基準電位端子TREFと、スイッチ素子13のコントロールエミッタCEとがたとえばアルミワイヤW23を介してそれぞれ接続される。
また、スイッチ素子13の電流出力用エミッタIEと、ダイオードD13のアノードと、金属パターンP2とがたとえば3本のアルミワイヤW3A,W3B,W3Cを介してそれぞれ接続される。
ここで、スイッチ素子の電流出力用エミッタIE、ダイオードのアノード、および金属パターンEを接続するアルミワイヤの本数は、電流量等に応じて適宜決定される。
エミッタ主電極端子TE、アルミワイヤW1A,W1B,W1C,W2A,W2B,W2C,W3A,W3B,W3Cおよび金属パターンP2は交流電力供給装置201のエミッタ主電極部MEUを構成する。すなわち、スイッチ素子11,12,13の電流出力用エミッタIEは、エミッタ主電極部MEUを介して接続される。
また、スイッチ素子11,12,13のコレクタと、ダイオードD11,D12,D13のカソードと、コレクタ主電極端子TCとが金属パターンP1を介して接続される。
ここで、アルミワイヤW1A,W1B,W1C,W2A,W2B,W2C,W3A,W3B,W3Cにおける寄生容量LP1,LP2,LP3には、大電流が流れる。このため、前述のように寄生容量LP1,LP2,LP3に発生する誘導起電力が問題となる。
[動作]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る交流電力供給装置201において寄生インダクタンスLP1に誘導起電力が発生した場合の動作について説明する。
以下、寄生インダクタンスLP1において発生する誘導起電力の角周波数をωとし、抵抗R1〜R6の抵抗値をそれぞれR1〜R6とし、コンデンサC1〜C9の容量値をそれぞれC1〜C9として説明する。
駆動回路6の基準電位端子TREFはスイッチ素子12のコントロールエミッタCEと接続されている。このため、寄生インダクタンスLP1において誘導起電力が発生すると、駆動回路6の基準電位および入力バッファ8の基準電位との間に誘導起電力に対応する電位差VSが生じる。この電位差VSによって、駆動回路6の基準電位および入力バッファ8の基準電位間にサージ電流ISが流れる。寄生インダクタンスLP1において発生した誘導起電力によるサージ電流ISは、図1に示すようにスイッチ素子12、駆動回路6、ローパスフィルタ2、ローパスフィルタ1、駆動回路5、スイッチ素子11の順番で結ばれる経路を流れる。
駆動装置101においては、たとえばR1=R2、(1/ωC3)≪R1、(1/ωC5)≪R1を満たすように抵抗R1およびR2の抵抗値ならびにコンデンサC3およびC5の容量値が設定される。そうすると、抵抗R1およびR2の各々に流れるサージ電流値がほぼ等しくなり、また、サージ電流ISによる抵抗R1およびR2の各々における電圧降下値がほぼ等しくなる。
このような構成により、寄生インダクタンスLP1において誘導起電力が発生しても駆動回路6が受ける駆動制御信号DRVは変動せず、スイッチ素子12のスイッチング動作が誘導起電力の影響を受けることを防ぐことができる。
また、抵抗R1およびR2の抵抗値をサージ電流ISが流れる経路の配線抵抗値よりも十分に大きくすることで、誘導起電力によって生じる入力バッファ8の基準電位と駆動回路6の基準電位との間の電位差VSに対応する電圧をほぼすべて抵抗R1およびR2に印加することができる。したがって、スイッチ素子12、駆動回路6および入力バッファ8の誤動作および破壊を防ぐことができる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る交流電力供給装置201において寄生インダクタンスLP2に誘導起電力が発生した場合の動作について説明する。以下、寄生インダクタンスLP2において発生する誘導起電力の角周波数をωとして説明する。
駆動回路7の基準電位端子TREFはスイッチ素子13のコントロールエミッタCEと接続されている。このため、寄生インダクタンスLP2において誘導起電力が発生すると、駆動回路7の基準電位および入力バッファ8の基準電位との間に誘導起電力に対応する電位差VSが生じる。この電位差VSによって、駆動回路7の基準電位および入力バッファ8の基準電位間にサージ電流ISが流れる。寄生インダクタンスLP2において発生した誘導起電力によるサージ電流ISは、スイッチ素子13、駆動回路7、ローパスフィルタ3、ローパスフィルタ1、駆動回路5、スイッチ素子11の順番で結ばれる経路を流れる。
駆動装置101のローパスフィルタ4においては、たとえばR5=R6、(1/ωC9)≪R5、(1/ωC5)≪R5を満たすように抵抗R5およびR6の抵抗値ならびにコンデンサC9およびC5の容量値が設定される。そうすると、抵抗R5およびR6の各々に流れるサージ電流値がほぼ等しくなり、また、サージ電流ISによる抵抗R5およびR6の各々における電圧降下値がほぼ等しくなる。
このような構成により、寄生インダクタンスLP2において誘導起電力が発生しても駆動回路7が受ける駆動制御信号DRVは変動せず、スイッチ素子13のスイッチング動作が誘導起電力の影響を受けることを防ぐことができる。
また、抵抗R5およびR6の抵抗値をサージ電流ISが流れる経路の配線抵抗値よりも十分に大きくすることで、誘導起電力によって生じる入力バッファ8の基準電位と駆動回路7の基準電位との間の電位差VSに対応する電圧をほぼすべて抵抗R5およびR6に印加することができる。したがって、スイッチ素子13、駆動回路7および入力バッファ8の誤動作および破壊を防ぐことができる。
ここで、特許文献1〜6には、複数個の並列接続された半導体素子のスイッチング動作タイミングすなわちオン状態およびオフ状態の切り替えタイミングを一致させる構成は開示されていない。
しかしながら、駆動装置101においては、たとえば(R1+R2)×C3=R4×C7=(R5+R6)×C9を満たすように抵抗値および容量値が設定される。すなわち、ローパスフィルタ1〜3の時定数が等しく設定される。このような構成により、バイパス回路9の出力から駆動回路5〜7の信号入力端子までの駆動制御信号DRVの遅延時間が等しくなり、駆動制御信号DRVに基づくスイッチ素子11〜13のスイッチング動作タイミングを一致させることができる。
また、駆動装置101のローパスフィルタ4においては、たとえば(1/ωC5)≪R3を満たすように抵抗値および容量値が設定される。このような構成により、サージ電流ISが入力バッファ8の出力端子へ流れることを防ぐことができ、入力バッファ8の誤動作および破壊を防ぐことができる。
また、駆動回路5の基準電位は入力バッファ8の基準電位と共通である。このような構成により、寄生インダクタンスLP3に誘導起電力が発生しても駆動回路5が入力バッファ8から受ける駆動制御信号DRVは変動せず、スイッチ素子11のスイッチング動作が誘導起電力の影響を受けることを防ぐことができる。
ところで、特許文献1〜6には、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動する駆動装置において、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減する構成は開示されていない。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置では、たとえば寄生インダクタンスLP1に発生する誘導起電力について、コンデンサC3は、抵抗R1および駆動回路6の信号入力端子間の電流経路と抵抗R2および駆動回路6の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる。また、バイパス回路9は、ノードN1およびノードN2との間で所定周波数以上の信号を通過させる。また、抵抗R2は、抵抗R1と略同じインピーダンスを有する。
このように、寄生インダクタンスLP1に発生する誘導起電力によるサージ電流をバイパス回路9のノードN1および駆動回路6の信号入力端子間の電流経路と、この電流経路と略同じインピーダンスを有するバイパス回路9のノードN2および駆動回路6の基準電位端子間の電流経路とに流すことにより、駆動回路6が受ける駆動制御信号が変動することを防ぐことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置では、駆動回路5の基準電位は入力バッファ8の基準電位と共通である。このような構成により、寄生インダクタンスLP3に誘導起電力が発生しても駆動回路5が入力バッファ8から受ける駆動制御信号が変動することを防ぐことができる。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置では、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動するとともに、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減することができる。そして、これにより、各スイッチ素子の配置および配線の自由度を高めることができる。
また、特許文献1〜6には、駆動制御信号を受ける入力バッファと、各々の基準電位電極が結合された複数個の半導体素子を入力バッファの出力信号に基づいて駆動する複数個の駆動回路とを備え、複数個の駆動回路のいずれか1個の共通電位が入力バッファの基準電位と同じである構成は開示されていない。
たとえば、駆動装置において、半導体素子に電流検出用の素子を内蔵し、半導体素子に流れる電流を検出回路で監視する場合を考える。一般的に、検出回路の監視結果は駆動装置の外部へ出力されるため、検出回路の基準電位は入力バッファの基準電位と同じにする必要がある。ここで、入力バッファの基準電位と駆動回路の基準電位とが異なると、半導体素子の基準電位と検出回路の基準電位とが異なることになる。この半導体素子および検出回路の基準電位の差により、電流検出結果に誤差が生じてしまう。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置では、前述のように駆動回路5の基準電位は入力バッファ8の基準電位と共通である。このような構成により、半導体素子を通して流れる電流等の測定を駆動装置の外部において正確に行なうことができる。
また、たとえば駆動装置101がコモンモードインダクタL1およびL2を備えない構成であると仮定した場合であって寄生インダクタンスLP1に誘導起電力が発生したときには、スイッチ素子12のエミッタ、駆動回路6の基準電位端子TREF、電源VD1およびコンデンサC6、駆動回路5の基準電位端子TREF、スイッチ素子11のエミッタの順番で結ばれる経路に誘導起電力によるサージ電流が流れる。このサージ電流により、駆動装置101においてクロストークおよび電圧降下に起因する回路の誤動作および回路の破壊等の問題が発生する。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置101では、コモンモードインダクタL1およびL2を備える構成により、誘導起電力による電流が上記のような経路を流れることを防ぐことができる。すなわち、駆動回路5〜7が1個の電源VD1を共用することができるとともに、寄生インダクタンスにおいて発生する誘導起電力の影響を防ぐことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る駆動装置と比べて駆動回路の入力端子にサージ電流が流れ込むことを防ぐ回路を追加した駆動装置に関する。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る交流電力供給装置202の構成を示す回路図である。
図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置102は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置101と比べて、さらに、抵抗R11〜R13を備える。
抵抗(第3の負荷回路)R11は、コンデンサC3の第1端および駆動回路6の信号入力端子間に接続される。抵抗(第4の負荷回路)R12は、コンデンサC7の第1端および駆動回路5の信号入力端子間に接続される。抵抗(第3の負荷回路)R13は、コンデンサC9の第1端および駆動回路7の信号入力端子間に接続される。
高周波領域においては、駆動回路の入力インピーダンスは駆動回路の入力容量によって低下する。駆動装置102においては、寄生インダクタンスLP1において誘導起電力が発生すると、駆動回路6の入力インピーダンスZ1を介してサージ電流が駆動回路6内部へ流れることにより、駆動回路6が誤動作したり、破壊されたりする場合がある。また、寄生インダクタンスLP2において誘導起電力が発生すると、駆動回路7の入力インピーダンスZ2を介してサージ電流が駆動回路7内部へ流れることにより、駆動回路7が誤動作したり、破壊されたりする場合がある。また、寄生インダクタンスLP3において誘導起電力が発生すると、駆動回路5の入力インピーダンスZ3を介してサージ電流が駆動回路5内部へ流れることにより、駆動回路5が誤動作したり、破壊されたりする場合がある。
ここで、抵抗R11〜R13の抵抗値をそれぞれR11〜R13とし、コンデンサC3、C7、C9の容量値をそれぞれC3、C7、C9とする。駆動装置102においては、たとえば(1/ωC3)≪R11、(1/ωC7)≪R12、(1/ωC9)≪R13を満たすように抵抗値および容量値が設定される。
このような構成により、サージ電流が駆動回路5〜7の入力端子へ流れ込むことを防ぐことができるため、駆動回路5〜7の誤動作および破壊を防ぐことができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る駆動装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
したがって、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置では、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置と同様に、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動するとともに、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る駆動装置と比べてバイパス回路9および駆動回路5〜7間の回路構成をそれぞれ変更した駆動装置に関する。
[構成および基本動作]
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る交流電力供給装置203の構成を示す回路図である。
図4を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る交流電力供給装置203は、駆動装置103と、スイッチ素子(第1〜第3の半導体素子)11〜13と、コレクタ主電極端子TCと、エミッタ主電極端子TEとを備える。駆動装置103は、コモンモードチョークコイルL3およびL4と、駆動回路5〜7と、入力バッファ8と、バイパス回路(第1のバイパス回路)9と、電源VD1と、コモンモードインダクタL1およびL2と、コンデンサ(第2のバイパス回路)C3と、コンデンサ(第2のバイパス回路)C9と、コンデンサC1,C4,C6,C8とを備える。コモンモードチョークコイルL3は、チョークコイルL11およびL12を含む。コモンモードチョークコイルL4は、チョークコイルL13およびL14を含む。また、バイパス回路9は、抵抗R3の第2端およびコンデンサC5の第1端の接続ノードに対応するノードN1と、コンデンサC5の第2端に対応するノードN2とを有する。
抵抗R3の第1端が入力バッファ8の出力端子に接続され、第2端がコンデンサC5の第1端と、駆動回路5の信号入力端子と、チョークコイルL11の第1端と、チョークコイルL13の第1端とに接続される。チョークコイルL11の第2端がコンデンサC3の第1端と、駆動回路6の信号入力端子とに接続される。駆動回路6の基準電位端子TREFがスイッチ素子11〜13のエミッタと、コンデンサC1の第2端と、コンデンサC3の第2端と、チョークコイルL12の第2端とに接続される。駆動回路5の基準電位端子TREFがスイッチ素子11〜13のエミッタと、コンデンサC4の第2端と、コンデンサC5の第2端と、入力バッファ8の基準電位端子TREFと、チョークコイルL12の第1端と、チョークコイルL14の第1端と、コンデンサC6の第2端と、電源VD1の負電極とに接続される。チョークコイルL13の第2端がコンデンサC9の第1端と、駆動回路7の信号入力端子とに接続される。駆動回路7の基準電位端子TREFがスイッチ素子11〜13のエミッタと、コンデンサC8の第2端と、コンデンサC9の第2端と、チョークコイルL14の第2端とに接続される。
駆動装置103は、外部から受けた駆動制御信号DRVに基づいて、スイッチ素子11〜13を駆動する。
入力バッファ8は、外部から駆動制御信号DRVを受けて、駆動制御信号DRVの電圧振幅がスイッチ素子11〜13を駆動するために必要な値となるように駆動制御信号DRVを増幅する。
バイパス回路9内のローパスフィルタ4は、入力バッファ8の出力信号である駆動制御信号DRVの周波数成分のうち、所定の周波数以上の成分を減衰させる。バイパス回路9は、ローパスフィルタ4を通過した駆動制御信号DRVをノードN1からコモンモードチョークコイルL3およびL4、ならびに駆動回路5へ分配する。
なお、ローパスフィルタ4は、抵抗の代わりにインダクタンスを含む構成であってもよい。
駆動回路5〜7は、バイパス回路9から受けた駆動制御信号DRV、ならびにコモンモードチョークコイルL3およびL4を通過した駆動制御信号DRVをそれぞれ受けてスイッチ素子11〜13のゲートへ電圧を出力する。駆動回路5〜7は、たとえば入力バッファ8とは異なり駆動制御信号DRVの電圧増幅を行なわない。すなわち電圧利得は1である。また、駆動回路5〜7は、たとえば出力抵抗が小さいことから低インピーダンスの負荷を駆動できる。
スイッチ素子11〜13は並列に接続される。すなわち、各々のコレクタがコレクタ主電極端子TCに接続され、かつ各々のエミッタ(基準電位電極)がエミッタ主電極端子TEに接続される。スイッチ素子11〜13は、駆動回路5〜7からそれぞれ受けた駆動制御信号DRVに基づいてオン状態およびオフ状態を切り替える。
バイパス回路9は、チョークコイルL12を介して駆動回路5の基準電位端子TREFおよび駆動回路6の基準電位端子TREFを結合する。
チョークコイルL11は、バイパス回路9のノードN1および駆動回路6の信号入力端子間に接続される。チョークコイルL12は、チョークコイルL11と略同じインピーダンスを有し、バイパス回路9のノードN2および駆動回路6の基準電位端子間に接続される。
コンデンサC3は、チョークコイルL11の第2端すなわち駆動回路6側の端とチョークコイルL12の第2端すなわち駆動回路6側の端との間で所定周波数以上の信号を通過させる。すなわち、コンデンサC3は、チョークコイルL11および駆動回路6の信号入力端子間の電流経路とチョークコイルL12および駆動回路6の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる。
バイパス回路9は、チョークコイルL11の第1端すなわちバイパス回路9側の端とチョークコイルL12の第1端すなわちバイパス回路9側の端との間で所定周波数以上の信号を通過させる。すなわち、バイパス回路9は、ノードN1およびノードN2間で所定周波数以上の信号を通過させる。
バイパス回路9は、チョークコイルL14を介して駆動回路5の基準電位端子TREFおよび駆動回路7の基準電位端子TREFを結合する。
チョークコイルL13は、バイパス回路9のノードN1および駆動回路7の信号入力端子間に接続される。チョークコイルL14は、チョークコイルL13と略同じインピーダンスを有し、バイパス回路9のノードN2および駆動回路7の基準電位端子間に接続される。
コンデンサC9は、チョークコイルL13の第2端すなわち駆動回路7側の端とチョークコイルL14の第2端すなわち駆動回路7側の端との間で所定周波数以上の信号を通過させる。すなわち、コンデンサC9は、チョークコイルL13および駆動回路7の信号入力端子間の電流経路とチョークコイルL14および駆動回路7の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる。
バイパス回路9は、チョークコイルL13の第1端すなわちバイパス回路9側の端とチョークコイルL14の第1端すなわちバイパス回路9側の端との間で所定周波数以上の信号を通過させる。すなわち、バイパス回路9は、ノードN1およびノードN2間で所定周波数以上の信号を通過させる。
[動作]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る交流電力供給装置203において寄生インダクタンスLP1に誘導起電力が発生した場合の動作について説明する。
駆動回路6の基準電位端子TREFはスイッチ素子12のコントロールエミッタCEと接続されている。このため、寄生インダクタンスLP1において誘導起電力が発生すると、駆動回路6の基準電位および入力バッファ8の基準電位との間に誘導起電力に対応する電位差VSが生じる。この電位差VSによって、駆動回路6の基準電位および入力バッファ8の基準電位間にサージ電流ISが流れる。寄生インダクタンスLP1において発生した誘導起電力によるサージ電流ISは、図4に示すようにスイッチ素子12、駆動回路6、コモンモードチョークコイルL3、駆動回路5、スイッチ素子11の順番で結ばれる経路を流れる。
ここで、駆動装置103では、電流値のほぼ等しいサージ電流ISがチョークコイルL11およびL12を通してバイパス回路9へ流れる。このため、サージ電流ISによるチョークコイルL11およびL12の各々における電圧降下値がほぼ等しくなる。
このような構成により、駆動回路6の基準電位および入力バッファ8の基準電位間の電位差VSによってコモンモードチョークコイルL3のノーマルモード電圧が変動することを防ぐことができる。したがって、駆動回路6が受ける駆動制御信号DRVが変動することを防ぐことができ、スイッチ素子12のスイッチング動作が誘導起電力の影響を受けることを防ぐことができる。
また、サージ電流ISはチョークコイルL11およびL12を通してそれぞれ同じ方向にすなわちバイパス回路9へ流れる。このため、コモンモードチョークコイルL3はサージ電流ISに対して大きなインピーダンス値を有することになり、誘導起電力によって生じる入力バッファ8の基準電位と駆動回路6の基準電位との間の電位差VSに対応する電圧をほぼすべてコモンモードチョークコイルL3に印加することができる。したがって、スイッチ素子12、駆動回路6および入力バッファ8の誤動作および破壊を防ぐことができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る交流電力供給装置203において寄生インダクタンスLP2に誘導起電力が発生した場合の動作について説明する。
駆動回路7の基準電位端子TREFはスイッチ素子13のコントロールエミッタCEと接続されている。このため、寄生インダクタンスLP2において誘導起電力が発生すると、駆動回路7の基準電位および入力バッファ8の基準電位との間に誘導起電力に対応する電位差VSが生じる。この電位差VSによって、駆動回路7の基準電位および入力バッファ8の基準電位間にサージ電流ISが流れる。寄生インダクタンスLP2において発生した誘導起電力によるサージ電流ISは、スイッチ素子13、駆動回路7、コモンモードチョークコイルL4、駆動回路5、スイッチ素子11の順番で結ばれる経路を流れる。
ここで、駆動装置103では、電流値のほぼ等しいサージ電流ISがチョークコイルL13およびL14を通してバイパス回路9へ流れる。このため、サージ電流ISによるチョークコイルL13およびL14の各々における電圧降下値がほぼ等しくなる。
このような構成により、駆動回路7の基準電位および入力バッファ8の基準電位間の電位差VSによってコモンモードチョークコイルL4のノーマルモード電圧が変動することを防ぐことができる。したがって、駆動回路7が受ける駆動制御信号DRVが変動することを防ぐことができ、スイッチ素子13のスイッチング動作が誘導起電力の影響を受けることを防ぐことができる。
また、サージ電流ISはチョークコイル13および14を通してそれぞれ同じ方向にすなわちバイパス回路9へ流れる。このため、コモンモードチョークコイルL4はサージ電流ISに対して大きなインピーダンス値を有することになり、誘導起電力によって生じる入力バッファ8の基準電位と駆動回路7の基準電位との間の電位差VSに対応する電圧をほぼすべてコモンモードチョークコイルL4に印加することができる。したがって、スイッチ素子13、駆動回路7および入力バッファ8の誤動作および破壊を防ぐことができる。
また、コモンモードチョークコイルL3およびL4は、ノーマルモード信号である駆動制御信号DRVに対するインピーダンスがほぼ0であるため、バイパス回路9の出力から駆動回路6および7の信号入力端子までの駆動制御信号DRVの遅延時間はほぼ0である。したがって、コモンモードチョークコイルが配置されていないバイパス回路9から駆動回路5までの駆動制御信号DRVの遅延時間とバイパス回路9から駆動回路6および7までの駆動制御信号DRVの遅延時間とが等しくなるため、駆動制御信号DRVに基づくスイッチ素子11〜13のスイッチング動作タイミングを一致させることができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る駆動装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
したがって、本発明の第3の実施の形態に係る駆動装置では、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置と同様に、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動するとともに、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第3の実施の形態に係る駆動装置と比べて駆動回路の入力端子にサージ電流が流れ込むことを防ぐ回路を追加した駆動装置に関する。
図5は、本発明の第4の実施の形態に係る交流電力供給装置204の構成を示す回路図である。
図5を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る駆動装置104は、本発明の第3の実施の形態に係る駆動装置と比べて、さらに、抵抗R21およびR22を備える。
抵抗(第3の負荷回路)R21は、コモンモードチョークコイルL3の第1端および駆動回路6の信号入力端子間に接続される。抵抗(第3の負荷回路)R22は、コモンモードチョークコイルL4の第1端および駆動回路7の信号入力端子間に接続される。
高周波領域においては、駆動回路の入力インピーダンスは駆動回路の入力容量によって低下する。駆動装置104においては、寄生インダクタンスLP1において誘導起電力が発生すると、駆動回路6の入力インピーダンスZ1を介してサージ電流が駆動回路6内部へ流れることにより、駆動回路6が誤動作したり、破壊されたりする場合がある。また、寄生インダクタンスLP2において誘導起電力が発生すると、駆動回路7の入力インピーダンスZ2を介してサージ電流が駆動回路7内部へ流れることにより、駆動回路7が誤動作したり、破壊されたりする場合がある。
ここで、抵抗R21およびR22の抵抗値をそれぞれR21およびR22とし、コンデンサC3、C9の容量値をそれぞれC3、C9とする。駆動装置104においては、たとえば(1/ωC3)≪R21、(1/ωC9)≪R22を満たすように抵抗値および容量値が設定される。
このような構成により、サージ電流が駆動回路6および7の入力端子へ流れ込むことを防ぐことができ、駆動回路6および7の誤動作および破壊を防ぐことができる。
その他の構成および動作は第3の実施の形態に係る駆動装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
したがって、本発明の第4の実施の形態に係る駆動装置では、本発明の第3の実施の形態に係る駆動装置と同様に、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動するとともに、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第5の実施の形態>
本実施の形態は、第4の実施の形態に係る駆動装置と比べて、各駆動制御信号の遅延時間を等しくした駆動装置に関する。
図6は、本発明の第5の実施の形態に係る交流電力供給装置205の構成を示す回路図である。
図6を参照して、本発明の第5の実施の形態に係る駆動装置105は、本発明の第5の実施の形態に係る駆動装置と比べて、さらに、抵抗(第4の負荷回路)R23を備える。
抵抗(第4の負荷回路)R23は、ノードN1および駆動回路5の信号入力端子間に接続される。
抵抗R21〜R23は、略同じインピーダンスを有する。このような構成により、バイパス回路9の出力から駆動回路5〜7の信号入力端子までの駆動制御信号DRVの遅延時間が等しくなり、駆動制御信号DRVに基づくスイッチ素子11〜13のスイッチング動作タイミングを一致させることができる。
その他の構成および動作は第4の実施の形態に係る駆動装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
したがって、本発明の第5の実施の形態に係る駆動装置では、本発明の第4の実施の形態に係る駆動装置と同様に、各々の基準電位電極が主電極部を介して結合された複数個の半導体素子を共通の駆動制御信号に基づいて駆動するとともに、半導体素子のスイッチング動作によって発生する誘導起電力の影響を低減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る交流電力供給装置201の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る交流電力供給装置201の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る交流電力供給装置202の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る交流電力供給装置203の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係る交流電力供給装置204の構成を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係る交流電力供給装置205の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 ローパスフィルタ(第1のローパスフィルタ)、2,3 ローパスフィルタ(第2のローパスフィルタ)、4 ローパスフィルタ、5 駆動回路(第1の駆動回路)、6,7 駆動回路(第2の駆動回路)、8 入力バッファ、9 バイパス回路(第1のバイパス回路)、11〜13 スイッチ素子(第1〜第3の半導体素子)、VD1 電源、L1,L2 コモンモードインダクタ、R1,R5 抵抗(第1の負荷回路)、R2,R6 抵抗(第2の負荷回路)、R3,R4,R13 抵抗、R11,R21,R22 抵抗(第3の負荷回路)、R12,R23 抵抗(第4の負荷回路)、C1,C2,C4〜C8 コンデンサ、C3,C9 コンデンサ(第2のバイパス回路)、D11〜D13 ダイオード、L3,L4 コモンモードチョークコイル、L11〜L14 チョークコイル、TC コレクタ主電極端子、TE エミッタ主電極端子、MEU エミッタ主電極部、SUB1 回路基板、SUB2 絶縁回路基板、P1,P2 金属パターン、W11,W12,W13,W21,W22,W23,W1A,W1B,W1C,W2A,W2B,W2C,W3A,W3B,W3C アルミワイヤ、101〜105 駆動装置、201〜205 交流電力供給装置。

Claims (8)

  1. 各々の基準電位電極が主電極部を介して結合される第1の半導体素子および第2の半導体素子を駆動する駆動装置であって、
    駆動制御信号を受ける入力バッファと、
    第1ノードおよび第2ノードを含み、前記入力バッファの出力信号を受けて前記第1ノードから信号を出力する第1のバイパス回路と、
    前記入力バッファの基準電位端子と前記第1のバイパス回路の第2ノードと前記第1の半導体素子の基準電位電極とに結合される基準電位端子と、前記第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号を受ける信号入力端子とを含み、前記第1の半導体素子の制御電極に電圧を供給する第1の駆動回路と、
    前記第1のバイパス回路の第2ノードおよび前記第2の半導体素子の基準電位電極に結合される基準電位端子と、前記第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号を受ける信号入力端子とを含み、前記第2の半導体素子の制御電極に電圧を供給する第2の駆動回路と、
    前記第1のバイパス回路の第1ノードおよび前記第2の駆動回路の信号入力端子間に接続される第1の負荷回路と、
    前記第1の負荷回路と略同じインピーダンスを有し、前記第1のバイパス回路の第2ノードおよび前記第2の駆動回路の基準電位端子間に接続される第2の負荷回路と、
    前記第1の負荷回路および前記第2の駆動回路の信号入力端子間の電流経路と前記第2の負荷回路および前記第2の駆動回路の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる第2のバイパス回路とを備え、
    前記第1のバイパス回路は、前記第1ノードおよび前記第2ノード間で所定周波数以上の信号を通過させる駆動装置。
  2. 前記駆動装置は、さらに、
    前記第1のバイパス回路の第1ノードおよび前記第1の駆動回路の信号入力端子間に接続され、前記第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号の周波数成分のうち、所定周波数以上の成分を減衰させる第1のローパスフィルタを備え、
    前記第1の負荷回路、前記第2の負荷回路および前記第2のバイパス回路は、前記第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号の周波数成分のうち、所定周波数以上の成分を減衰させる第2のローパスフィルタを構成し、
    前記第1のローパスフィルタの時定数および前記第2のローパスフィルタの時定数は略同じである請求項1記載の駆動装置。
  3. 前記駆動装置は、さらに、
    前記第2のローパスフィルタおよび前記第2の駆動回路の信号入力端子間に接続される第3の負荷回路と、
    前記第1のローパスフィルタおよび前記第1の駆動回路の信号入力端子間に接続される第4の負荷回路とを備える請求項2記載の駆動装置。
  4. 前記第1のバイパス回路は、前記入力バッファの出力信号の周波数成分のうち、所定周波数以上の成分を減衰させるローパスフィルタを含む請求項1記載の駆動装置。
  5. 前記第1の負荷回路および前記第2の負荷回路は、コモンモードチョークコイルを構成する請求項1記載の駆動装置。
  6. 前記駆動装置は、さらに、
    前記第2のバイパス回路および前記第2の駆動回路の信号入力端子間に接続される第3の負荷回路を備える請求項5記載の駆動装置。
  7. 前記駆動装置は、さらに、
    前記第1のバイパス回路および前記第1の駆動回路の信号入力端子間に接続される第4の負荷回路を備える請求項6記載の駆動装置。
  8. 主電極部と、
    各々の基準電位電極が前記主電極部を介して結合される第1の半導体素子および第2の半導体素子と、
    駆動制御信号を受ける入力バッファと、
    第1ノードおよび第2ノードを含み、前記入力バッファの出力信号を受けて前記第1ノードから信号を出力する第1のバイパス回路と、
    前記入力バッファの基準電位端子と前記第1のバイパス回路の第2ノードと前記第1の半導体素子の基準電位電極とに結合される基準電位端子と、前記第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号を受ける信号入力端子とを含み、前記第1の半導体素子の制御電極に電圧を供給する第1の駆動回路と、
    前記第1のバイパス回路の第2ノードおよび前記第2の半導体素子の基準電位電極に結合される基準電位端子と、前記第1のバイパス回路の第1ノードからの出力信号を受ける信号入力端子とを含み、前記第2の半導体素子の制御電極に電圧を供給する第2の駆動回路と、
    前記第1のバイパス回路の第1ノードおよび前記第2の駆動回路の信号入力端子間に接続される第1の負荷回路と、
    前記第1の負荷回路と略同じインピーダンスを有し、前記第1のバイパス回路の第2ノードおよび前記第2の駆動回路の基準電位端子間に接続される第2の負荷回路と、
    前記第1の負荷回路および前記第2の駆動回路の信号入力端子間の電流経路と前記第2の負荷回路および前記第2の駆動回路の基準電位端子間の電流経路との間で所定周波数以上の信号を通過させる第2のバイパス回路とを備え、
    前記第1のバイパス回路は、前記第1ノードおよび前記第2ノード間で所定周波数以上の信号を通過させる交流電力供給装置。
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