JP4398544B2 - 配車計画装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を用いて物資を運送する運送業務における要求された多数の便に対して車両を割付ける配車計画装置に係わり、特に、一旦配車を作成した後にこの配車の最適化を図る配車計画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
不特定多数の顧客から荷物の運送を請負う運送業においては、各顧客から委託された荷物を預かる為の委託営業所を多数設置して、運送会社の従業員(勤務者)が乗務する車両で各委託営業所を巡回して各顧客から委託された荷物を収集して、配送センターに持帰る。逆に、配送センターから各顧客宅に荷物を配送する場合もある。
【0003】
このような配送センターにおける管理者や配車の担当者は、運送する荷物の量に応じて発生する経路や運行日や運行時間(出発時刻、到着時刻)を指定した個々の便に対して、車両と勤務者を割付ける必要がある。なお、配送センターにおける荷物の集配業務時間は、早朝深夜に及ぶが、1日24時間で終了し、2日間に跨ることはない。しかし、例えば、1日の大半の時間を含む便や、早朝の時間だけで終了する便や、午前中一杯必要とする便や、午後だけの便や、夕刻から深夜にかけての便等がある。このように便によって運行時間が大きく変動するので、各便毎に一人ずつ勤務者を割付けると勤務者相互間に不公平が生じる。
【0004】
このような不都合を解消するために、要求された運行時間がそれぞれ異なる複数の便を一人の勤務者が1回に勤務可能な1つ又は複数の便をまとめて服務と定義し、この作成された各服務に対してそれぞれ一人の勤務者及び1台の車両を割付けるようにしている。
【0005】
そして、実際の運送業務において、配送センターの管理者は、作成された各配車の割付結果に基づいて車両及び勤務者を手配する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、一人の勤務者が1回に勤務可能な1つ又は複数の便をまとめて服務とし、各服務にそれぞれ1台ずつ割付るようにした配車計画装置においてもまた解消すべき次のような課題がある。
【0007】
すなわち、1つ又は複数の便から服務を作成する場合、労働条件等を考慮する必要があるので各服務に含まれる便数が制限される。しかし、車両は労働条件の制約を受けないので、できるだけ有効に使用して稼働率を向上させる必要がある。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、複数の服務に対して1台の車両を割付けることによって、勤務者の負担を増加することなく、少ない車両数でできるだけ多くの便を運行でき、発生した種々の便に対して効率的な配車が簡単に実施できる配車計画装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために、本発明の配車計画装置においては、入力された経路と運行時間とを指定した便の要求を一時記憶する便情報ファイルと、運送業務に用いる各車両の車両状況を記憶する車両情報ファイルと、便情報ファイルに記憶された複数の便に対して「各便の運行時間が時間的に重ならないこと」、「二つの便を接続する場合は所定の時間間隔を置くこと」、「互いに接続される便の路線は接近していること」を条件とした複数の制約条件を記憶した制約条件ファイルと、便情報ファイルに記憶された各便を順次読出し、制約条件ファイルに記憶された前記複数の便に対する各制約条件をもとに、一人の勤務者が1回に勤務可能な数にまとめて服務とする服務作成手段と、服務作成手段で作成された各服務に車両情報ファイルから読出した各車両を割付けて配車とする配車作成手段と、配車作成手段にて作成された各配車のうち1日に亘って互いの運行時間が重複しないように1つ又は複数の配車における車両を1台の車両に統合して新たな配車とする車両数整理手段とを備えている。
【0010】
このように構成された入力された経路と運行時間とを指定した各便は一旦便情報ファイルに書込まれる。この便情報ファイルに書込まれた各便は順番に読出されて、一人の勤務者が1回に勤務可能な数にまとめられて服務となる。そして、この各服務に対して一旦各車両が割付られて各配車となる。
【0011】
この各配車の運行時間は最大一人の勤務者の最大労働時間にて制限されるので、作成された各配車のうち同一運行日でかつ1日24時間に亘って互いの運行時間が重複しない1つ又は複数の配車が選び出されて、この1つ又は複数の配車の各服務に対して新たに1台の車両が割付けられる。
【0012】
したがって、複数の服務に対して割付けられた各車両を例えば早朝から深夜まで稼働させることができ、少ない車両数で運送業務を効率的に実施できる。
【0013】
また、別の発明の配車計画装置においては、入力された経路と運行時間と車種とを指定した便の要求を一時記憶する便情報ファイルと、運送業務に用いる各車両の車種と車両状況を記憶する車両情報ファイルと、便情報ファイルに記憶された複数の便に対して「各便の運行時間が時間的に重ならないこと」、「二つの便を接続する場合は所定の時間間隔を置くこと」、「互いに接続される便の路線は接近していること」を条件とした複数の制約条件を記憶した制約条件ファイルと、便情報ファイルに記憶された各便を順次読出し、制約条件ファイルに記憶された前記複数の便に対する各制約条件をもとに、一人の勤務者が1回に勤務可能な数にまとめて服務とする服務作成手段と、服務作成手段で作成された各服務に車両情報ファイルから読出した指定車種の各車両を割付けて配車とする配車作成手段と、配車作成手段にて作成された同一車種が指定された各配車のうち1日に亘って互いの運行時間が重複しないように1つ又は複数の配車における車両を同一車種の1台の車両に統合して新たな配車とする車両数整理手段とを備えている。
【0014】
このように構成された配車計画装置においては、便情報ファイルに書込まれる便は経路と運用時間の他に車種が指定される。したがって、各服務には同一車種の便のみが含まれる。そして、作成された同一車種が指定された各配車のうち同一運行日でかつ1日24時間に亘って互いの運行時間が重複しない1つ又は複数の配車が選び出されて、この1つ又は複数の配車1つ又は複数の配車に対して新たに1台の車両が割付けられる。
【0015】
したがって、たとえ便において使用車両の車種が指定されていたとしても、上述した発明と同様に、複数の服務に対して割付けられた各車両を例えば早朝から深夜まで稼働させることができ、各指定車種毎に、少ない車両数で運送業務を効率的に実施できる。
【0016】
さらに別の発明の配車計画装置においては、入力された経路と運行時間と前記経路を走行可能な推奨される積載量の代表車種と前記経路を走行可能な積載量の最も大きい許容上限車種とを指定した便の要求を一時記憶する便情報ファイルと、運送業務に用いる各車両の車種と車両状況を記憶する車両情報ファイルと、便情報ファイルに記憶された複数の便に対して「各便の運行時間が時間的に重ならないこと」、「二つの便を接続する場合は所定の時間間隔を置くこと」、「互いに接続される便の路線は接近していること」を条件とした複数の制約条件を記憶した制約条件ファイルと、便情報ファイルに記憶された各便を順次読出し、制約条件ファイルに記憶された前記複数の便に対する各制約条件をもとに、一人の勤務者が1回に勤務可能な数にまとめて服務とする服務作成手段と、服務作成手段で作成された各服務に車両情報ファイルから読出した指定された代表車種の各車両を割付けて配車とする配車作成手段と、配車作成手段にて作成された同一代表車種が指定された各配車のうち1日に亘って互いの運行時間が重複しないように1つ又は複数の配車における代表車両を同一代表車種の1台の車両に統合して新たな配車とする車両数整理手段と、車両数整理手段にて整理された各配車のうちの許容上限車種が同一である各配車のうち1日に亘って互いの運行時間が重複しないように1つ又は複数の配車における代表車両を同一許容上限車種の1台の車両に統合して新たな配車とする車種整理手段とを備えたものである。
【0017】
このように構成された配車計画装置においては、便情報ファイルに書込まれる便は経路と運用時間の他に代表車種と許容上限車種とが指定される。すなわち、要求される便においては、委託された物資を搭載できる車種(積載トン数)以上であれば、便の要求を満たせる筈である。したがって、各車両の運行費用差を無視すると、各便に運行する車両の車種を大きく設定すれば、全ての車両を積載トン数が大きい同一車種に統一できるので運行する車両数を少なくできる。
【0018】
しかし、各便の経路によっては、道路が狭くて積載トン数の大きな車種の車両は物理的に運行できない場合がある。このような場合、各便毎に、推奨される代表車種(積載トン数)と該当経路を運行可能な許容上限車種(積載トン数)とを定義している。
【0019】
そして、この発明においては、上述した発明と同様に、代表車種で既に各車両が割付けられた各配車を同一代表車種で統合される。
【0020】
さらに、この発明においては、複数種類の代表車種を一つの許容上限車種で置き換えることが可能となるので、さらに使用車両の車種が統合ができ、より少ない車両数で運送業務を効率的に実施できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は実施形態に係る配車計画装置の概略構成を示すブロック図である。
【0022】
この配車計画装置はコンピユータ等の一種の情報処理装置で構成されている。そして、配車計画装置内には、表示器1aとキーボード1bとからなる操作部1、操作部1を介して入力された経路と運行時間と車種とを指定した便の要求を一時記憶する便情報ファイル2、勤務者情報ファイル3、勤務条件ファイル4、車両情報ファイル5、制約条件ファイル6、服務ファイル8、配車ファイル9が設けられている。
【0023】
便情報ファイル2内には、配車の担当者が例えば次の1ヶ月分の配車を作成するために操作部1を介して入力された1ヶ月分の経路と運行時間と車種とを指定した便の要求が一時記憶される。具体的には、図2に示すように、発生した便毎に、運行日、出発地、立寄地、到着地、出発時刻、到着時刻、使用する車両の積載トン数で示される代表車種、許容上限車種(車種上限)が書込まれる。例えば、図2の便においては代表車種が4トン車であり、車種上限が6トン車である。なお、経路によっては、車種上限が設定されていない便もある。
【0024】
勤務者情報ファイル3内には、図4に示すように、この配車計画装置が設置された配送センターに所属する各勤務者毎に、勤務者コード、氏名、及びカレンダーの各日付における勤務状況が記憶されている。トラック等の車両に乗務して荷物を集配する業務は長時間労働になり、かつ激務であるので、2日勤務して1日休む3日で一つの勤務サイクルとする勤務体系を採用している場合もある。したがって、各勤務者の勤務状況としては、「出勤」、「休日」が短期間で繰返す。さらに、実際に、出勤しなくても自宅に待機して、出勤要請があった場合に直ぐに出勤できる「出勤予備」等がある。また、当然、有給休暇「年休」もある。
【0025】
勤務条件ファイル4内には、勤務時間や休憩時間等の労働基準法に準じた勤務条件が記憶されている。
【0026】
車両情報ファイル5内には、図3に示すように、配送センターを含む各事業所毎に、該当事業所に登録された各車両の車種(積載トン数)、型別、ボディ形状、車両ID、現在の車両状況等が記憶されている。この車両状況として、運行可能、車検、点検、修理、廃車等が設定される。
【0027】
制約条件ファイル6内には、図5に示すように、各便を一つの「配車」内に組込む場合における(a)時間的制約、(b)車種的制約、(c)路線制約の3種類の制約が記憶されている。具体的には、
(a)時間的制約
各便の運行時間が時間的に重ならない
二つの便を接続する場合は所定の時間間隔を置く
1日24時間(0:00〜24;00)内に収める
(b)車種的制約
原則として各便に指定された同一車種である
車種(積載トン数)の上限が設定されていれば、上限以下
(c)路線制約
互いに接続される便の路線は接近している。
【0028】
服務作成部7は、例えば月末に次の月の1ヶ月分の服務を作成する。具体的には、先ず、前述したように、配車の担当者が操作部1を介して便情報ファイル2に書込まれた1ヶ月分の「便」を、各運行日毎に仕分ける。次に、同一運行日の各便を同一代表車種(積載トン数)でかつ同一型別毎に仕分ける。さらに、同一代表車種(積載トン数)でかつ同一型別の便を、経路が予め定められた同一配送地域に所属するものどうしに仕分ける。
【0029】
このように、細分類されたグループに所属する各便を、勤務条件ファイル4に設定された勤務条件及び前述した制約条件ファイル6に設定された制約条件を参照して、一人の勤務者が1回に勤務可能な数にまとめ、このまとめた1個又は複数の便を一つの服務とし、この服務に対して勤務者情報ファイル3から1人の勤務者を読出して割付ける。服務作成部7はこのようにして作成した勤務者がそれぞれ割付けられた各服務を服務ファイル8へ書込む。
【0030】
したがって、服務ファイル8内には、図6に示すように、作成された各服務毎に、服務ID、勤務者ID、車種(代表車種)、勤務時間、及び該当服務に含まれる各便の便IDが書込まれている。
【0031】
配車作成部10は、服務ファイル8に書込まれた個々の服務に対して、図9の上段に示すように、車両情報ファイル5から1台ずつ車種(代表車種)が一致する車両を読出して割付て「配車」として車両ファイル9へ書込む。
【0032】
したがって、配車作成部10が最初に配車を作成した状態においては、図9の上段に示すように、各配車には1つの服務が含まれるのみである。
【0033】
車両数整理部11は、最初に配車作成部10にて作成されて配車ファイル9に書込まれている図9の上段に示す複数の配車を、同一日付に所属し、かつ同一車種(同一代表車種)に所属する1つ又は複数のグループ分けし、さらにこのグループ内の各配車を互いの運行時間が重複しないよいうに、図9の下段に示すように、1つ又は複数の配車における各服務の車両を1台の該当車種(代表車種)の車両に統合して新たな配車とする。
【0034】
したがって、この新たな配車には、1個又は複数の服務が含まれる。この新たな配車は配車ファイル9に書込まれる。すなわち、配車ファイル9に先に配車作成部10にて書込まれている各配車は今回作成された新たな配車に更新される。
【0035】
車種整理部12は、先の車両数整理部11で同一の車種で整理された後の配車ファイル8に記憶された例えば図10の上段に示す複数の服務からなる各配車を許容上限車種(車種上限)で示される車種で統合して、新たな配車とする。
【0036】
具体的には、車両数整理された後の配車ファイル8に記憶された各配車に含まれる各服務の許容上限車種(車種上限)を読出し、代表車種が異なるが許容上限車種(車種上限)が一致する服務を含む配車どうしを比較する。そして、両方の配車に含まれる各服務どうしが時間的に重複しない場合、図10の下段に示すように、これらの配車を統合して新たな配車とする。そして、各服務に対して許容上限車種(車種上限)の1台の車両を割付ける。
【0037】
車種整理部12は、このように許容上限車種(車種上限)で車種整理した後の各配車を配車ファイル9へ書込む。すなわち、配車ファイル9に先に車両数整理部11にて整理されたのちの各配車は、この車種整理部12で車種整理された新たな配車に更新される。
【0038】
図7は、車種整理部12で車種整理された後の各配車が書き込まれた後の配車ファイル9の記憶内容を示す図である。
【0039】
配車結果出力部13は、配車ファイル9に記憶された図9に示す最終の配車結果を操作部1の表示部1aに表示出力するとともに、プリンタ14で印字出力する。
【0040】
このように構成された配車計画装置の全体動作を図8の流れ図を用いて説明する。
【0041】
便情報ファイル2に既に配車対象の多数の便が格納されているとする。先ず、服務作成部7が起動して、便情報ファイル2の各便を読取る(S1)。次に、勤務条件ファイル3の勤務条件及び制約条件ファイル6の制約条件を参照して一人の勤務者が1回に勤務可能な数の便をまとめた服務を作成し(S2)、この作成した各服務に対して勤務者ファイル3から読出した各勤務者を割付ける(S3)。この各勤務者が割付けられた各服務を服務ファイル8へ格納する(S4)。
【0042】
作成された各服務の服務ファイル8への書込処理が終了すると、配車作成部10が起動して、服務ファイル8に記憶されている各服務に対して代表車種で指定された車種の車両を車両情報ファイル5から読出して割付けて配車とする(S5)。そして、作成された各配車を配車ファイル9へ書込む(S6)。この状態においては、図9の上段に示すように、各配車は各車両が割付けられた一つの服務のみで構成されている。
【0043】
次に、車両数整理部11が起動して、配車ファイル9に記憶された複数の配車を、同一運行日の同一車種(代表車種)でかつ運行時間が互いに重複しない複数の配車をまとめて新たな配車とする(S7)。配車ファイル9に記憶された該当する各配車を代表車種で統合された新たな配車で更新する(S8)。この状態においては、図9の下段に示すように、各配車は代表車種の1台の車両が割付けられた1つ又は複数の服務で構成されている。
【0044】
次に、車種整理部12が起動して、配車ファイル9に記憶された1つ又は複数の服務で構成され複数の配車のうち、許容上限車種(車種上限)が代表車種より大きい服務が含まれる配車を抽出する(S9)。
【0045】
そして、抽出した各配車における各服務の代表車種を許容上限車種(車種上限)で置換えて、該当車種の配車(服務)を、同じく車種が許容上限車種(車種上限)で置換えられた他の配車に組込むことが可能か否かを調べる。そして、組込むことが可能な場合、該当配車(服務)を対応する配車に組込んで新たな配車とする(S10)。
【0046】
配車ファイル9に記憶された該当する各配車を許容上限車種(車種上限)で統合された新たな配車で更新する(S18)。この状態においては、図10の下段に示すように、各配車は許容上限車種(車種上限)の1台の車両が割付けられた1つ又は複数の服務で構成されている。
【0047】
次に、配車結果出力部13が起動して、配車ファイル9に記憶された図9に示す最終の配車結果を操作部1の表示部1aに表示出力するとともに、プリンタ14で印字出力する。
【0048】
このように構成された配車計画装置においては、配車の担当者にて、操作部1から入力された経路と運行時間と車種とを指定した各便の要求は便情報ファイル2へ一旦格納される。そして、この便情報ファイル2に記憶された各便は順番に読出されて服務作成部7にて服務が作成され、さらに作成された服務に対してとりあえず一人の勤務者及び1台の車両が割付られて各配車が作成される。
【0049】
しかしながら、この各配車においては、1つの配車は1つの服務で構成され、各服務に対してそれぞれ個別の車両が割付られているので、多数の車両が必要であった。そこで、車両数整理部11で各服務のうち同一車種を指定した服務の配車をまとめて、1台の車両を再割付することによって、車両情報ファイル5に登録された各車両の稼働率を向上でき、少ない数の車両で運送業務を効率的に実施できる。
【0050】
さらに、この実施形態の配車計画装置においては、配車の担当者が操作部1から操作入力する便を指定する項目として、図2に示すように、通常の運行日、経路、運行時間、車種の各項目のうち「車種」を、一般に使用される「代表車種」の他に、該当経路を通行可能な最大幅、最大長、最大積載重量を示す「許容上限車種(車種上限)」を付加している。
【0051】
そして、上述したように、一旦作成した1つ又は複数の「配車」に対して1台の代表車種の車両を再割付した後に、この再割付の各車種を「許容上限車種(車種上限)」に置き換えて、この許容上限車種で各配車をまとめることによって、実際に使用される車両数をさらに減少できる。
【0052】
したがって、この配車計画装置が設置された配送センターに登録された各車両を効率的に使用できるので、配送センターにおける物資運送に関する経費を最小限に抑制できる。
【0053】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。実施形態装置においては、一旦作成した1つ又は複数の「配車」に対して1台の代表車種の車両を再割付した後に、この再割付の各車種を許容上限車種(車種上限)に置き換えて、この許容上限車種で各配車をまとめている。
【0054】
しかし、必ずしも許容上限車種(車種上限)に置き換える必要はなく、許容上限車種(車種上限)と代表代表車種との間の中間の車種(積載トン数)に置き換えることも可能である。このように、置き換え車種を目的とする減車効果が得られるまで順番に上昇させていくことにより、最小の輸送経費で各便の要求を満たす配車を得ることが可能となる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の配車計画装置においては、複数の服務に対して1台の車両を割付けるようにしている。したがって、勤務者の負担を増加することなく、少ない車両数でできるだけ多くの便を運行でき、発生した種々の便に対して効率的な配車が簡単に実施できる。
【0056】
さらに、配送される物資に応じて発生する便を指定する項目に通常の車種(代表車種)の他に許容上限車種の項目を設けて、作成された配車をこの許容上限車種でまとめている。したがって、必要とする車両数をさらに減少でき、配送センターにおける物資運送に関する経費を節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる配車計画装置の概略構成を示すブロック図
【図2】同実施形態の配車計画装置内に形成された便情報ファイルの記憶内容を示す図
【図3】同実施形態の配車計画装置内に形成された車両情報ファイルの記憶内容を示す図
【図4】同実施形態の配車計画装置内に形成された勤務者ファイルの記憶内容を示す図
【図5】同実施形態の配車計画装置内に形成された制約条件ファイルの記憶内容を示す図
【図6】同実施形態の配車作成装置内に形成された服務ファイルの記憶内容を示す図
【図7】同実施形態の配車計画装置内に形成された配車ファイルの記憶内容を示す図
【図8】同実施形態の配車作成装置の配車作成動作を示す流れ図
【図9】同実施形態の配車作成装置における車両整理動作を説明するための図
【図10】同実施形態の配車作成装置における車種整理動作を説明するための図
【符号の説明】
1…操作部
2…便情報ファイル
3…勤務者情報ファイル
4…勤務条件ファイル
5…車両情報ファイル
6…制約条件ファイル
7…服務作成部
8…服務ファイル
9…配車ファイル
10…配車作成部
11…車両数整理部
12…車種整理部
13…配車結果出力部
14…プリンタ

Claims (3)

  1. 入力された経路と運行時間とを指定した便の要求を一時記憶する便情報ファイルと、
    運送業務に用いる各車両の車両状況を記憶する車両情報ファイルと、
    前記便情報ファイルに記憶された複数の便に対して「各便の運行時間が時間的に重ならないこと」、「二つの便を接続する場合は所定の時間間隔を置くこと」、「互いに接続される便の路線は接近していること」を条件とした複数の制約条件を記憶した制約条件ファイルと、
    前記便情報ファイルに記憶された各便を順次読出し、前記制約条件ファイルに記憶された前記複数の便に対する各制約条件をもとに、一人の勤務者が1回に勤務可能な数にまとめて服務とする服務作成手段と、
    この服務作成手段で作成された各服務に前記車両情報ファイルから読出した各車両を割付けて配車とする配車作成手段と、
    この配車作成手段にて作成された各配車のうち1日に亘って互いの運行時間が重複しないように1つ又は複数の配車における車両を1台の車両に統合して新たな配車とする車両数整理手段と
    を備えた配車計画装置。
  2. 入力された経路と運行時間と車種とを指定した便の要求を一時記憶する便情報ファイルと、
    運送業務に用いる各車両の車種と車両状況を記憶する車両情報ファイルと、
    前記便情報ファイルに記憶された複数の便に対して「各便の運行時間が時間的に重ならないこと」、「二つの便を接続する場合は所定の時間間隔を置くこと」、「互いに接続される便の路線は接近していること」を条件とした複数の制約条件を記憶した制約条件ファイルと、
    前記便情報ファイルに記憶された各便を順次読出し、前記制約条件ファイルに記憶された前記複数の便に対する各制約条件をもとに、一人の勤務者が1回に勤務可能な数にまとめて服務とする服務作成手段と、
    この服務作成手段で作成された各服務に前記車両情報ファイルから読出した指定車種の各車両を割付けて配車とする配車作成手段と、
    この配車作成手段にて作成された同一車種が指定された各配車のうち1日に亘って互いの運行時間が重複しないように1つ又は複数の配車における車両を同一車種の1台の車両に統合して新たな配車とする車両数整理手段と
    を備えた配車計画装置。
  3. 入力された経路と運行時間と前記経路を走行可能な推奨される積載量の代表車種と前記経路を走行可能な積載量の最も大きい許容上限車種とを指定した便の要求を一時記憶する便情報ファイルと、
    運送業務に用いる各車両の車種と車両状況を記憶する車両情報ファイルと、
    前記便情報ファイルに記憶された複数の便に対して「各便の運行時間が時間的に重ならないこと」、「二つの便を接続する場合は所定の時間間隔を置くこと」、「互いに接続される便の路線は接近していること」を条件とした複数の制約条件を記憶した制約条件ファイルと、
    前記便情報ファイルに記憶された各便を順次読出し、前記制約条件ファイルに記憶された前記複数の便に対する各制約条件をもとに、一人の勤務者が1回に勤務可能な数にまとめて服務とする服務作成手段と、
    この服務作成手段で作成された各服務に前記車両情報ファイルから読出した指定された代表車種の各車両を割付けて配車とする配車作成手段と、
    この配車作成手段にて作成された同一代表車種が指定された各配車のうち1日に亘って互いの運行時間が重複しないように1つ又は複数の配車における代表車両を同一代表車種の1台の車両に統合して新たな配車とする車両数整理手段と、
    この車両数整理手段にて整理された各配車のうちの許容上限車種が同一である各配車のうち1日に亘って互いの運行時間が重複しないように1つ又は複数の配車における代表車両を同一許容上限車種の1台の車両に統合して新たな配車とする車種整理手段と
    を備えた配車計画装置。
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