JP4392368B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関し、詳しくは、窓枠と、この窓枠内に支持された少なくとも上下二段の障子とを備えた上げ下げ窓等の建具に関する。
住宅等の外壁開口部に設けられる窓(サッシ窓)として、上下一対の障子を備えた上げ下げ窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された上げ下げ窓は、窓枠と、この窓枠の上半分に固定された固定障子と、この固定障子の室内側に沿って上下にスライド開閉自在に設けられた室内障子(下部障子)とを備えて構成されている。そして、下部障子の室外側には、網戸が設けられており、下部障子を開放して通気や換気を行う際に、その下方に形成される開口部から埃や虫等が室内に入り込むことが防止できるようになっている。
特開2003−27809号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来の上げ下げ窓では、網戸が下部障子の室外側に設けられているため、網戸が汚れやすく、かつ下部障子を通した室内からの景観および窓の外観が損なわれてしまうという問題がある。
本発明の目的は、網戸の汚れが防止でき、かつ良好な外観意匠および室内からの景観を確保することができる建具を提供することにある。
本発明の建具は、上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に支持された少なくとも上下二段の障子とを備え、前記少なくとも上下二段の障子のうち、少なくとも上側の障子は、下側の障子の室外側において上下方向にスライド開閉自在に設けられ、前記上側の障子よりも見込み方向室内側で、かつ前記下側の障子よりも見込み方向室外側には、当該上側の障子の室内側を覆う網戸が設けられ、前記網戸は、網戸上框、網戸下框、および左右の網戸縦框を有した網戸枠と、この網戸枠内に支持されたネットとを有して形成され、前記網戸上框が前記上枠に係止されるとともに、前記網戸の下端部および前記縦枠の一方から他方に向かって出没自在に設けられた係止部材により当該網戸の下端部が当該縦枠に係止されて、当該網戸が前記窓枠に支持され、前記網戸下框は、前記上側の障子の下框と前記下側の障子の上框との間に位置して設けられていることを特徴とする。
ここで、少なくとも上下二段の障子は、上下一対の2枚の障子(上部障子および下部障子)から構成されていてもよく、3枚以上の障子から構成されていてもよい。また、下側の障子は、開閉可能に構成されていてもよく、また開閉不能な固定障子であってもよい。
以上の本発明によれば、上側の障子を開放することで、通風や換気が可能となるとともに、この通風、換気状態において、網戸によって埃や虫等の室内への侵入が防止でき、良好な室内環境を得ることができる。
また、下側の障子を通して室外を見た場合には、網戸が邪魔にならずに良好な景観を得ることができ、室内の居住性および快適性をより一層高めることができる。つまり、当該建具を腰窓として設置した場合には、ソファ等に腰掛けた状態の居住者の目の高さに下側の障子が位置することとなり、この下側の障子を通して室外の景観を楽しむことができる。
さらに、当該建具を室外側から見た場合には、網戸が直接見えないので、建具の外観が良好にできて意匠性を向上させることができる。そして、網戸が室内側に設けられているので、網戸の汚れが防止でき、意匠性を良好に維持することができる。
さらに、網戸が窓枠に支持されているので、上側の障子の開閉移動を阻害することがないとともに、下側の障子を開閉可能に構成した場合にも、その開閉移動を阻害することもなく、良好な操作性を得ることができる。
また、網戸上框を上枠に係止して網戸下端部を係止部材で縦枠に係止するようにしたことで、簡単な構造で網戸を窓枠に取り付けることができる。
この際、本発明の建具では、前記係止部材は、前記網戸下框の両端部から左右に出没自在に設けられたピンで構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、網戸下框から左右に出没自在に設けたピンで網戸下端部を縦枠に係止するようにしたことで、網戸の下部を持って網戸上框を上枠に引っ掛けて係止してから、網戸下框のピンを操作して縦枠に係止することができる。また、網戸を取り外す際にも、網戸の下部を持って網戸下框のピンを縦枠から外してから、網戸上框を上枠から外すことで容易に取り外すことができる。従って、上枠が手の届かない高さ位置にあったとしても、取り付け作業および取り外しの作業が容易に実行できる。
さらに、前記網戸枠の上下左右の網戸框材は、それぞれ室内部材と室外部材とを接合して形成され、前記ネットは、前記上下左右の網戸框材における室内部材と室外部材との間に挟持されていることが好ましい。
このような構成によれば、網戸框材の室内部材と室外部材にネットが挟持されているので、ネットの四周端縁が露出せず、網戸の外観を良好にすることができる。また、従来の網戸において、框材に圧入する網戸ロープによってネットの端縁を支持する取付方法が一般的であるが、この方法では、取付作業に手間が掛かるとともにネットに弛みが生じやすいという不都合があった。これに対して、網戸框材の室内部材と室外部材にネットを挟持する本発明の構造では、手間が軽減できるとともに、ネットの弛みが防止でき、さらに意匠性を向上させることができる。
さらに、本発明の建具では、前記網戸の網戸下框は、閉鎖位置にある前記上下の障子における室内外の召し合わせ框の間に位置し、当該召し合わせ框の見込み方向に重なって設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、網戸下框が召合せ框の見込み方向に重なっているので、障子を閉じた状態で室内外から網戸下框が見えなくでき、さらに意匠性を向上させることができる。
また、本発明の建具では、前記上側の障子の下框には、前記網戸下框の下方にて当該網戸下框よりも室内側に延びて前記下側の障子の上框に係合可能な引き寄せ片が設けられていることが好ましい
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である上げ下げ窓1を室外側から見た正面図である。図2は、上げ下げ窓1を示す縦断面図である。図3は、上げ下げ窓1を示す横断面図であって、上部障子位置における横断面図である。
図1〜図3において、上げ下げ窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁2における開口部3に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るもので、下端位置が床面よりも所定寸法(例えば、600mm〜900mm)だけ高い位置に設けられた腰窓である。
上げ下げ窓1は、上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠10と、この窓枠10の内側に開閉自在に支持された上部障子(上側の障子)20および下部障子(下側の障子)30とを備えて構成されている。窓枠10は、開口部3周辺の柱や壁パネル等の建物躯体4に固定されている。上部障子20および下部障子30は、それぞれ上框21,31、下框22,32、および左右の縦框23,33を四周框組みした内部に、ガラスパネル(複層ガラス)24,34を嵌め込んで構成されている。また、窓枠10の室外側には、外部ブラインド40が設けられ、上部障子20の室内側における窓枠10には、網戸50が取り付けられている。
上部障子20および下部障子30は、それぞれ窓枠10の縦枠13に案内されて上下にスライド可能に支持されるとともに、上部障子20が下部障子30よりも室外側に設けられている。すなわち、上部障子20によって室外側障子が構成され、下部障子30によって室内側障子が構成されている。そして、上部障子20の下框(外召合せ框)22と下部障子30の上框(内召合せ框)31とが見込み方向に重なって上げ下げ窓1が閉じられるようになっている。上部障子20は、その上框21が上枠11に当接した閉鎖位置から、閉じた状態の下部障子30の上框31に上框21が略重なる開放位置までの間を、開閉移動可能に構成されている。一方、下部障子30は、その下框32が下枠12に当接した閉鎖位置から、その上框31が上枠11に近接する開放位置までの間を、開閉移動可能に構成されている。
また、上部障子20の高さ寸法、つまり上框21上端縁から下框22下端縁までの長さ寸法は、下部障子30の高さ寸法よりも小さく形成され、具体的には、上部障子20は、下部障子30の略半分の高さ寸法に設定されている。すなわち、下部障子30が閉鎖位置にある状態で上部障子20を開放位置まで全開した場合には、上部障子20が下部障子30の略上半分室外側に重なった状態となり、これら上下の障子20,30の上方に開口が形成されて上げ下げ窓1が開かれるようになっている。このように、上部障子20を下部障子30の略半分の高さ寸法に設定したことで、上部障子20を全開すれば、この上部障子20の上下框21,22および下部障子30の上框31によって、窓枠10の内部が上下に略三等分された略目の字形の外観(または内観)となり、バランスのよい良好な意匠性が得られる。
一方、上部障子20が閉鎖位置にある状態で下部障子30を開放位置まで全開した場合にも、下部障子30の略上半分が上部障子20および網戸50の室内側に重なった状態となり、下部障子30の下方に開口が形成されて上げ下げ窓1が開かれるようになっている。
次に、図4および図5も参照して上げ下げ窓1の各部詳細について説明する。
図4は、上げ下げ窓1の上部を拡大して示す縦断面図である。図5は、上げ下げ窓1の縦枠13および上部障子20の縦框23を拡大して示す横断面図である。
上枠11は、図4に示すように、それぞれアルミ押出形材製の室内部材111、室外部材112、室内下面部材113、および室外下面部材114と、室内下面部材113と室外下面部材114とを連結する樹脂製の断熱部材115とを備えて中空状に形成されている。室内下面部材113は、略水平に延びる中空部材であって、その室外側端部下面には、網戸50の上端縁を係止する網戸係止片113Aが下方に延びて形成されている。
上部障子20の上框21および下框22は、それぞれアルミ押出形材製の室内部材211,221および室外部材212,222と、これらの室内部材211,221と室外部材212,222とを連結する樹脂製の断熱部材213,223とを備えて形成されている。また、下框22の室外部材222の室内側端には、室内側に延びるとともに上方に折れ曲がって下部障子30の上框31を引き寄せる引き寄せ片222Aが形成されている。
下部障子30の上框31は、それぞれアルミ押出形材製の室内部材311および室外部材312と、これらの室内部材311と室外部材312とを連結する樹脂製の断熱部材313とを備えて形成されている。そして、上框31の室内部材311の室外側側面には、網戸50に当接して埃等の浸入を防止するモヘヤ311Aが取り付けられている。また、室外部材312の室外側側面には、室外側に延びるとともに下方に折れ曲がって引き寄せ片222Aに係合する鈎状片312Aが形成されている。
以上のような召合せ部において、上部障子20および下部障子30を閉じた際には、引き寄せ片222Aと鈎状片312Aとが係合することで下框22と上框31とが引き寄せられるようになっている。また、上部障子20を開放した際に、上部障子20の室内側、つまり下框22の引き寄せ片222A上方に入り込んだ虫や埃等がモヘヤ311Aで遮断され、これらの室内空間への浸入が防止されるようになっている。
縦枠13は、図5に示すように、それぞれアルミ押出形材製の室内部材131、室外部材132、室内レール部材133、および室外レール部材134と、室内部材131と室外部材132とを連結する樹脂製の断熱部材135と、室内レール部材133と室外レール部材134とを連結する樹脂製の断熱部材136とを備えて中空状に形成されている。そして、室内レール部材133と室外レール部材134との間には、閉じた状態の上部障子20の縦框23に沿った上部アタッチメント14Aと、閉じた状態の下部障子30の縦框33に沿った下部アタッチメント14B(図6)とが、気密部材15(図6)を介して上下に連続して設けられている。室内レール部材133および室外レール部材134は、見付け方向内側に向かって開口した断面略C字形に形成されており、それぞれ上部障子20および下部障子30を上下に案内可能に構成されている。
上部障子20の縦框23は、それぞれアルミ押出形材製の室内部材231および室外部材232と、これらの室内部材231と室外部材232とを連結する樹脂製の断熱部材233とを備えて形成されている。そして、縦框23の室内部材231の室内側側面には、上部アタッチメント14Aに当接して気密性を確保する気密材231Aが取り付けられており、室外部材232の見付け方向外側側面には、縦枠13の室外レール部材134に当接して埃等の浸入を防止するモヘヤ232Aが取り付けられている。
また、上部障子20の縦框23(または上下框21,22)には、室外レール部材134の溝内に挿入されるスライドシュー25が設けられており、これらのスライドシュー25が室外レール部材134に沿って案内されることで、上部障子20が上下にスライド開閉されるようになっている。この上部障子20の開閉操作は、図2に示すように、一方の縦枠13の下部に設けた遠隔操作部としてのダイヤル16を回転させることによって実行される。このダイヤル16は、図示しない駆動機構を介して上部障子20に接続されている。
一方、下部障子30の下框32には、室内レール部材133に挿入されるスライドシュー(不図示)が設けられており、下部障子30の上框31には、ラッチ装置(不図示)が設けられており、このラッチ装置から突出した突出片が室内レール部材133に挿入されている。そして、これらのスライドシューおよびラッチ装置の突出片が室内レール部材133に沿って案内されることで、下部障子30が上下にスライド開閉されるようになっている。さらに、下部障子30は、ラッチ装置の突出片と室内レール部材133との係合を外すことで、スライドシューに軸支されて上框31側が室内側に回動(内倒し)可能に構成されている。
次に、上部障子20の室内側に設けられた網戸50について、図4〜図8に基づいて説明する。
図6〜図8は、縦枠13および網戸50の一部を示す斜視図である。
網戸50は、それぞれアルミ形材製の上框(網戸上框)51、下框(網戸下框)52、および左右の縦框(網戸縦框)53と、これら上下左右の框51,52,53に四周を囲まれた内部に設けられたネット54とを備えて構成されている。上下左右の框51,52,53は、それぞれ室内部材511,521,531と、室外部材512,522,532とをビス止め固定して形成されている。そして、ネット54は、樹脂コーティングされたグラスファイバー製であって、その四周端縁は、室内部材511,521,531と室外部材512,522,532とで挟持されるとともに、接着材や両面テープ、あるいは室内部材511,521,531と室外部材512,522,532との嵌合により上下左右の框51,52,53に固定されている。また、網戸50の上下左右の框51,52,53は、上部障子20の上下左右の框21,22,23の室内側に重なって位置し、つまり網戸50の下框52は、障子の内外の召合せ框31,22の間に位置して設けられている。
網戸50の上框51の上端縁には、鉤爪状に折れ曲がった爪部513が形成されており、この爪部513を上枠11の網戸係止片113Aに引っ掛けることで、網戸50が上枠11に係止されるようになっている。また、網戸50の下框52の両端部には、縦枠13に向かって出没自在に設けられるとともに、突出方向に付勢された係止ピン523Aを有する係止部523が設けられている。そして、縦枠13の気密部材15には、係止ピン523Aを挿入可能な係止孔151が形成されており、この係止孔151に係止ピン523Aを挿入することで、網戸50の下端部が縦枠13に固定されるようになっている。また、網戸50の縦框53の見付け方向外側端縁には、気密材533が取り付けられている。この気密材533は、網戸50を窓枠10に固定した状態において、上部アタッチメント14A側面に当接するようになっている。これにより、上部障子20を開放した際に、網戸50の縦框53と縦枠13との間から虫や埃等の室内空間へ侵入することが防止できるようになっている。
以上のような網戸50の取付手順としては、下部障子30の上框31側を室内側に回動(内倒し)させてから、上框51の爪部513を上枠11の網戸係止片113Aに引っ掛けて係止させた状態において、図6〜図8に示すように、係止部523の係止ピン523Aを下框52の内方に没入させてから、網戸50の下端部を縦枠13の気密部材15位置まで移動させる。そして、気密部材15の係止孔151に合わせて係止ピン523Aを突出させて、係止ピン523Aの先端を係止孔151に挿入して係止させる。このようにして網戸50の窓枠10への取り付けが終了する。
網戸50を窓枠10から取り外す場合には、下部障子30の上框31側を室内側に回動(内倒し)させてから、係止部523の係止ピン523Aを没入させて気密部材15の係止孔151から外した後に、爪部513を上枠11の網戸係止片113Aから外せばよい。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、上部障子20を開放することで、通風や換気が可能となるとともに、この通風、換気状態において、網戸50によって埃や虫等の室内への侵入が防止でき、良好な室内環境を得ることができる。
(2)さらに、下部障子30を通して室外を見た場合には、網戸50が邪魔にならずに良好な景観を得ることができ、室内の居住性および快適性をより一層高めることができる。
(3)また、上げ下げ窓1を室外側から見た場合には、網戸50が直接見えないので、上げ下げ窓1の外観が良好にできて意匠性を向上させることができる。そして、網戸50が室内側に設けられているので、網戸50の汚れが防止でき、意匠性を良好に維持することができる。
(4)また、上部障子20の高さ寸法を下部障子30よりも小さく形成したので、上部障子20とともに網戸50の高さ寸法も小さくできるので、意匠性を高められるとともに、下部障子30の高さ寸法が大きくなるので、室外の景観がより見えやすくなって開放感を高めることができ、居住性や快適性を一層向上させることができる。
(5)さらに、通風や換気のために開閉操作される上部障子20の重量が小さくなるため、開閉操作が容易にでき、操作性を向上させることができる。
(6)また、網戸50の上框51を上枠11の網戸係止片113Aに引っ掛けて係止するとともに、網戸50の下框52に設けた係止部523の係止ピン523Aを縦枠13の気密部材15に係止するようにしたことで、網戸50の取り付け作業および取り外しの作業が容易に実行できる。
(7)さらに、網戸50の框材51,52,53における室内部材511,521,531と室外部材512,522,532にネット54が挟持されているので、ネット54の四周端縁が露出せず、網戸50の外観を良好にすることができるとともに、ネット54の取付および交換作業が容易にできる。また、室内部材511,521,531と室外部材512,522,532とで挟持するネット54の固定構造としたことで、樹脂製ネットのような伸縮性を有したもののみならず、グラスファイバー製や金属製のような伸縮性に乏しいネット54を用いた場合でも、弛みなくネット54を張ることができる。
(8)また、網戸50の下框52が障子20,30の召合せ框22,31の見込み方向に重なっているので、障子20,30を閉じた状態で室内外から網戸50の下框52が見えなくでき、さらに意匠性を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、上げ下げ窓1が上下一対の2枚の障子(上部障子20および下部障子30)を有して構成されていたが、これに限らず、3枚以上の障子を有して構成されていてもよい。また、上部障子20および下部障子30がそれぞれ上下にスライド開閉可能に構成されていたが、これに限らず、下部障子30が開閉不能な固定障子であってもよい。
また、上げ下げ窓1において、上部障子20の室内側に設けられた網戸50のみならず、下部障子30側にも網戸を設けてもよい。この下部障子30側の網戸としては、例えば、窓枠10の下枠12または下部障子30の下框32に内蔵されたものが例示でき、これらの下枠12または下框32内においてロール状に巻き付けられ、下部障子30の開放に伴って形成される開口部を覆うように構成されたものが望ましい。このような網戸を下部障子30側に設ければ、下部障子30を開放した際の埃や虫等の侵入が防止できるとともに、下部障子30を閉じた状態では網戸が見えず、意匠性や景観を損ねることがない。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る建具を室外側から見た正面図である。 前記建具を示す縦断面図である。 前記建具を示す横断面図であり、上部障子位置での横断面図である。 前記建具の上部を拡大して示す縦断面図である。 前記建具における縦枠および上部障子の縦框を拡大して示す横断面図である。 前記建具における網戸の取付手順を示す斜視図である。 前記建具における網戸の取付手順を示す斜視図である。 前記建具における網戸の取付手順を示す斜視図である。
符号の説明
10…窓枠、11…上枠、12…下枠、13…縦枠、20…上部障子、22…外召合せ框である下框、30…下部障子、31…内召合せ框である上框、50…網戸、51…上框、52…下框、53…縦框、54…ネット、511,521,531…室内部材、512,522,532…室外部材、523A…係止ピン。

Claims (5)

  1. 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に支持された少なくとも上下二段の障子とを備え、
    前記少なくとも上下二段の障子のうち、少なくとも上側の障子は、下側の障子の室外側において上下方向にスライド開閉自在に設けられ、
    前記上側の障子よりも見込み方向室内側で、かつ前記下側の障子よりも見込み方向室外側には、当該上側の障子の室内側を覆う網戸が設けられ、
    前記網戸は、網戸上框、網戸下框、および左右の網戸縦框を有した網戸枠と、この網戸枠内に支持されたネットとを有して形成され、前記網戸上框が前記上枠に係止されるとともに、前記網戸の下端部および前記縦枠の一方から他方に向かって出没自在に設けられた係止部材により当該網戸の下端部が当該縦枠に係止されて、当該網戸が前記窓枠に支持され
    前記網戸下框は、前記上側の障子の下框と前記下側の障子の上框との間に位置して設けられている建具。
  2. 前記係止部材は、前記網戸下框の両端部から左右に出没自在に設けられたピンで構成されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記網戸枠の上下左右の網戸框材は、それぞれ室内部材と室外部材とを接合して形成され、
    前記ネットは、前記上下左右の網戸框材における室内部材と室外部材との間に挟持されている請求項2に記載の建具。
  4. 前記網戸の網戸下框は、閉鎖位置にある前記上下の障子における室内外の召し合わせ框の間に位置し、当該召し合わせ框の見込み方向に重なって設けられている請求項2または請求項3に記載の建具。
  5. 前記上側の障子の下框には、前記網戸下框の下方にて当該網戸下框よりも室内側に延びて前記下側の障子の上框に係合可能な引き寄せ片が設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
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