JP4380350B2 - 制動力配分制御装置 - Google Patents
制動力配分制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4380350B2 JP4380350B2 JP2004034606A JP2004034606A JP4380350B2 JP 4380350 B2 JP4380350 B2 JP 4380350B2 JP 2004034606 A JP2004034606 A JP 2004034606A JP 2004034606 A JP2004034606 A JP 2004034606A JP 4380350 B2 JP4380350 B2 JP 4380350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- tire
- rear wheel
- pressure
- front wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/176—Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
- B60T8/1766—Proportioning of brake forces according to vehicle axle loads, e.g. front to rear of vehicle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/172—Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters
- B60T8/1725—Using tyre sensors, e.g. Sidewall Torsion sensors [SWT]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2240/00—Monitoring, detecting wheel/tire behaviour; counteracting thereof
- B60T2240/03—Tire sensors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
しかし、上記従来の制動力配分制御装置は、各タイヤの内部圧力によらず前輪の車輪速度及び後輪の車輪速度を取得し、それらの関係に基づいて制動力配分制御を実行するか否かを判定していた。このため、タイヤの内部圧力が変動した場合には、取得された前後輪の車輪速度と実際の前後輪の車輪速度との間に大きな誤差が生じてしまうことから、制動力配分制御が本来実行されるべきタイミングより早期に開始されたり、逆に本来制御すべきタイミングにもかかわらず開始されないという問題が生じていた。
制動操作に応じた大きさの制動力を四輪車両の左前輪及び右前輪に付与する前輪制動力付与手段と、
前記制動操作及び制御信号に応じた大きさの制動力を前記車両の左後輪及び右後輪に付与する後輪制動力付与手段と、
前記左前輪及び前記右前輪からなる前記車両の前輪の実質的な車輪速度である前輪の車輪速度を取得する前輪車輪速度取得手段と、
前記左後輪及び前記右後輪からなる前記車両の後輪の実質的な車輪速度である後輪の車輪速度を取得する後輪車輪速度取得手段と、
前記制動操作がなされているとき前記前輪に対する前記後輪のスリップの程度に対応したスリップ値を前記取得された前輪の車輪速度と前記取得された後輪の車輪速度とに基づいて算出するスリップ値算出手段と、
前記算出されたスリップ値に応じて前記左前輪及び前記右前輪に付与される制動力に対する前記左後輪及び前記右後輪に付与される制動力の割合を小さくするように前記制御信号を生成する制御信号生成手段と、
を備えた車両の制動力配分制御装置であって、
前記前輪車輪速度取得手段は、
前記左前輪の角速度及び前記右前輪の角速度をそれぞれ検出する前輪角速度検出手段と、
前記左前輪のタイヤの内部圧力及び前記右前輪のタイヤの内部圧力をそれぞれ検出する前輪タイヤ圧力検出手段と、
前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力が所与の前輪用圧力条件を満足するか否かをそれぞれ判定する前輪タイヤ圧力条件判定手段と、
前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力の両方が前記前輪用圧力条件を満足するとき同左前輪の角速度及び同右前輪の角速度に基づいて前記前輪の車輪速度を算出し、前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力の何れか一方のみが前記前輪用圧力条件を満足するとき同前輪用圧力条件を満足しない車輪の角速度に基づくことなく同前輪用圧力条件を満足する車輪の角速度に基づいて前記前輪の車輪速度を算出する前輪車輪速度演算手段とからなり、
前記後輪車輪速度取得手段は、
前記左後輪の角速度及び前記右後輪の角速度をそれぞれ検出する後輪角速度検出手段と、
前記左後輪のタイヤの内部圧力及び前記右後輪のタイヤの内部圧力をそれぞれ検出する後輪タイヤ圧力検出手段と、
前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力が所与の後輪用圧力条件を満足するか否かをそれぞれ判定する後輪タイヤ圧力条件判定手段と、
前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力の両方が前記後輪用圧力条件を満足するとき同左後輪の角速度及び同右後輪の角速度に基づいて前記後輪の車輪速度を算出し、前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力の何れか一方のみが前記後輪用圧力条件を満足するとき同後輪用圧力条件を満足しない車輪の角速度に基づくことなく同後輪用圧力条件を満足する車輪の角速度に基づいて前記後輪の車輪速度を算出する後輪車輪速度演算手段とからなる。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る制動力配分制御装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる制動力配分制御装置10を搭載した車両の構成の概略を示している。
車両の前方側右及び左には、第1の車輪11(右前輪)及び第2の車輪12(左前輪)がそれぞれ配設され、車両の後方側左右には、第3の車輪13(左後輪)及び第4の車輪14(右後輪)がそれぞれ配設されている。また、第1の車輪11〜第4の車輪14には、第1のタイヤ15〜第4のタイヤ18がそれぞれ装着されている。第1の車輪11及び第2の車輪12は駆動輪であり、第3の車輪13及び第4の車輪14は従動輪である。
増圧弁PUfrは、図2に示す第1の位置(非励磁状態における位置)にあるとき、FRブレーキ液圧調整部22の上流部とホイールシリンダWfrとを連通するとともに、第2の位置(励磁状態における位置)にあるとき、同FRブレーキ液圧調整部22の上流部とホイールシリンダWfrとの連通を遮断するようになっている。
減圧弁PDfrは、図2に示す第1の位置(非励磁状態における位置)にあるとき、ホイールシリンダWfrとリザーバRS1との連通を遮断するとともに、第2の位置(励磁状態における位置)にあるとき、ホイールシリンダWfrとリザーバRS1とを連通するようになっている。
以上に説明した構成により、ブレーキ液圧制御部20は、すべての電磁弁が第1の位置にあるとき、ブレーキペダルBPの操作力(運転者による制動操作、制動操作量)に応じたブレーキ液圧を各ホイールシリンダに供給するようになっている。
電子制御装置50は、前記各車輪速センサ31〜34、操作スイッチ39、受信機40及びブレーキペダルBPと接続されていて、各車輪速センサから出力された速度信号、操作スイッチ39から出力された操作信号及び受信機40から出力された圧力信号、温度信号及びブレーキペダルBPの踏力を示す信号を入力するようになっている。また、電子制御装置50は、ブレーキ液圧制御部20と接続されていて、CPU51の指示に応じてブレーキ液圧制御部20に電磁弁PUfr,PDfr,PUfl,PDfl,PUrr,PDrr,PUrl,PDrl及びモータMTを駆動するための制御信号を送出するようになっている。
CPU51は、所定のタイミングになったときに図3のステップ300から処理を開始してステップ305に進み、変数nに「1」の値を設定する。次に、CPU51はステップ310に進んで、操作スイッチ39から出力された操作信号に基づき第1のタイヤ15の基準圧力を入力する指示があったか否かを判定する。整備工場のサービスマンや乗員等により入力の指示があった場合、CPU51は、ステップ310にて[Yes」と判定してステップ315に進み、第1の圧力センサ35によって検出された第1のタイヤ15の内部圧力を基準圧力PS(1)として取り込んでステップ320に進む。一方、CPU51がステップ310に進んだ時点で上記入力の指示がなかった場合、同CPU51は、ステップ310にて[No」と判定して直ちにステップ320に進む。この場合、基準圧力PS(1)には、初期値として予め定められた値又は以前に整備工場のサービスマンや乗員等により入力を指示されたときに取り込まれた第1のタイヤ15の内部圧力の値が設定されている。
(2−1)車両が通常の走行を行っていてブレーキペダルBPが踏まれていないとき、或いは、前輪の車輪速度と後輪の車輪速度の差が殆ど生じない程度にブレーキペダルBPが緩やかに踏まれているとき
CPU51は、所定のタイミングになったときに図4のステップ400から処理を開始してステップ405に進み、変数nに「1」の値を設定する。
次に、CPU51は、ステップ435に進んで、車輪速SPD(n)を補正するためのフローチャート(図5)により示したサブルーチンを呼び出す。
また、判定フラグF(n)はイニシャルルーチンにおいていずれも「0」の値に設定され、後述するように、車輪nの車輪速センサが異常であるとき、又は、タイヤnの内部温度T(n)が上限温度以上のときに「1」の値に設定される。
CPU51は、サブルーチンのステップ900から処理を開始してステップ905に進み、判定フラグGが「0」の値に設定されているか否かを判定する。
また、判定フラグGは、イニシャルルーチンにおいていずれも「0」の値に設定され、後述するように、以下のいずれかの場合に「1」に設定される。
第1の車輪11の車輪速センサ31が異常であるか又は第1のタイヤ15の内部温度T(1)が上限温度よりも大きく、且つ、第2の車輪12の車輪速センサ32が異常であるか又は第2のタイヤ16の内部温度T(2)が上限温度よりも大きい場合
第3の車輪13の車輪速センサ33が異常であるか又は第3のタイヤ17の内部温度T(3)が上限温度よりも大きく、且つ、第4の車輪14の車輪速センサ34が異常であるか又は第4のタイヤ18の内部温度T(4)が上限温度よりも大きい場合
また、判定フラグHは、上述したイニシャルルーチンにおいて予め「0」の値に設定され、EBD制御が実行されていない場合には後述されるステップ920にて「0」、EBD制御が実行されている場合には後述されるステップ925にて「1」の値に設定される。
ブレーキペダルBPが比較的強く踏み込まれると、図10(a)の時刻t0以前に示したように、スリップ値ESPDは、次第に上昇し、時刻t0にて開始スリップ値Est以上となる。この時点において、CPU51が図4のステップ445に進んだとき、図9のステップ900〜910に続くステップ915にて「Yes」と判定してステップ925に進み、判定フラグHに「1」の値を設定する。
従って、図10(a)及び図10(b)に示すように時刻t4以降、EBD制御は終了する。
(3−1)第1のタイヤ15の内部温度T(1)のみが異常のとき
CPU51は、所定のタイミングにステップ435にて図5に示すサブルーチンを呼び出し、ステップ500〜510に続くステップ515に進む。前提により第1のタイヤ15の内部温度T(1)は所与の上限温度より大きいことから、CPU51は、同ステップ515にて「No」と判定してステップ545に進み、判定フラグF(1)に「1」の値を設定する。次いで、CPU51は、ステップ535,540からステップ510に戻る。第2のタイヤ16〜第4のタイヤ18の内部温度T(2)〜T(4)はいずれも正常であるので、CPU51がステップ535にて「Yes」と判定するまでステップ510〜540の処理を繰り返した後、同CPU51は本サブルーチンの処理を一旦終了する。
次に、CPU51は、ステップ815に続く820にてスリップ値演算用車輪速度SPDH(3)及び(4)の平均値を後輪車速ESPDrに設定し、ステップ825に進んでスリップ値ESPDを算出した後、ステップ830に続くステップ895に進んで本サブルーチンの処理を一旦終了する。
第1のタイヤ15の内部温度T(1)のみが異常のとき(3−1のとき)との相違点のみを説明すると、CPU51は、nに「2」の値が設定されているとき、ステップ515にて「No」と判定してステップ545に進む。そして、CPU51は、ステップ545にて判定フラグF(2)に「1」の値を設定し、ステップ840にて「Yes」と判定してステップ850に進み、前輪車速ESPDfにスリップ値演算用車輪速度SPDH(1)を設定する。
CPU51は、nに「1」及び「2」の値が設定されているとき、ステップ515にて「No」と判定してステップ545に進み、判定フラグF(1)及び判定フラグF(2)に「1」の値を設定する。その後、CPU51は、ステップ800,805に続くステップ835にて「No」と判定してステップ855に進み、判定フラグGに「1」の値を設定し、ステップ830,895に進んで本サブルーチンの処理を一旦終了する。従って、内部温度T(1)及びT(2)が異常である場合、スリップ値ESPDは算出されない。
CPU51は、nに「3」の値が設定されているときにステップ545にて判定フラグF(3)に「1」の値を設定する。そして、CPU51は、ステップ800〜810に続くステップ815にて「No」と判定してステップ860に進み、判定フラグF(3)又は判定フラグF(4)が「0」の値に設定されているか否かを判定する。この時点で判定フラグF(4)は「0」に設定されているので、CPU51は、ステップ860にて「Yes」と判定してステップ865に進み、ステップ865にて判定フラグF(3)が「0」の値に設定されているか否かを判定する。この時点で判定フラグF(3)は「1」に設定されているので、CPU51は、ステップ865にて「No」と判定してステップ870に進み、後輪車速ESPDrにスリップ値演算用車輪速度SPDH(4)を設定する。そして、CPU51は、ステップ825に進んでスリップ値ESPDを算出した後、ステップ830に続くステップ895に進んで本サブルーチンの処理を一旦終了する。
第3のタイヤ17の内部温度T(3)のみが異常のとき(3−4のとき)との相違点のみを説明すると、CPU51は、nに「4」の値が設定されているとき、ステップ545にて判定フラグF(4)に「1」の値を設定し、ステップ865にて「Yes」と判定してステップ875に進み、後輪車速ESPDrにスリップ値演算用車輪速度SPDH(3)を設定する。
CPU51は、ステップ545にて判定フラグF(3)及び判定フラグF(4)に「1」の値を設定し、ステップ800〜810に続くステップ815にて「No」と判定し、更にステップ860にて「No」と判定してステップ855に進み、判定フラグGに「1」の値を設定する。そして、CPU51は、ステップ830を経てステップ895に進んで本サブルーチンの処理を一旦終了する。
まず、第1の車輪速センサ31のみが異常のときについて説明すると、CPU51は、ステップ500〜505に続くステップ510にて「No」と判定して、ステップ545に進んで、判定フラグF(1)に「1」の値を設定する。その後の処理は第1のタイヤ15の内部温度が異常である場合と同様であるので説明を省略する。
なお、他の車輪速センサnの状態が異常となった場合の処理も、他のタイヤの内部温度T(n)が異常となった場合の処理と同様であるので説明を省略する。
前記制動操作及び制御信号に応じた大きさの制動力を前記車両の後輪に付与する後輪制動力付与手段(ブレーキ液圧制御部20)と、
前記前輪のタイヤの外周の速度である前輪の車輪速度ESPDfを取得する前輪車輪速度取得手段と、
前記後輪のタイヤの外周の速度である後輪の車輪速度ESPDrを取得する後輪車輪速度取得手段と、
前記制動操作がなされているとき前記前輪に対する前記後輪のスリップの程度に対応したスリップ値ESPDを前記取得された前輪の車輪速度と前記取得された後輪の車輪速度とに基づいて算出するスリップ値算出手段(ステップ825)と、
前記算出されたスリップ値に応じて前記前輪に付与される制動力に対する前記後輪に付与される制動力の割合を小さくするように前記制御信号を生成する制御信号生成手段(ステップ915,925〜945)と、
を備えた車両の制動力配分制御装置10であって、
前記前輪車輪速度取得手段は、
前記前輪の角速度(ω1,ω2)を検出する前輪角速度検出手段(第1の車輪速センサ31、第2の車輪速センサ32及び角速度演算ルーチン)と、
前記前輪のタイヤの内部圧力(P(1),P(2))を検出する前輪タイヤ圧力検出手段(第1の圧力センサ35,第2の圧力センサ36)と、
前記検出された前輪の角速度と前記検出された前輪のタイヤの内部圧力とに基づいて前記前輪の車輪速度を演算する前輪車輪速度演算手段(ステップ415,520〜530,805,810,835〜850)とから構成され、
前記後輪車輪速度取得手段は、
前記後輪の角速度(ω3,ω4)を検出する後輪角速度検出手段(第3の車輪速センサ33、第4の車輪速センサ34及び角速度演算ルーチン)と、
前記後輪のタイヤの内部圧力(P(3),P(4))を検出する後輪タイヤ圧力検出手段(第3の圧力センサ37,第4の圧力センサ38)と、
前記検出された後輪の角速度と前記検出された後輪のタイヤの内部圧力とに基づいて前記後輪の車輪速度を演算する後輪車輪速度演算手段(ステップ415,520〜530,815,820,860〜875)とから構成された車両の制動力配分制御装置について説明した。
前記前輪車輪速度演算手段は、
前記入力された前記前輪のタイヤの基準圧力PS(n)からの前記検出された前輪のタイヤの内部圧力P(n)の偏差ΔTP(n)に基づいて同前輪のタイヤの動荷重半径の変化分を表す値DP(n)を算出し、前記前輪の検出された角速度ωnと同前輪のタイヤについて同算出された動荷重半径の変化分を表す値DP(n)とに基づいて前記前輪の車輪速度ESPDfを演算し、
前記後輪車輪速度演算手段は、
前記入力された前記後輪のタイヤの基準圧力PS(n)からの前記検出された後輪のタイヤの内部圧力P(n)の偏差ΔTP(n)に基づいて同後輪のタイヤの動荷重半径の変化分を表す値DP(n)を算出し、前記後輪の検出された角速度ωnと同後輪のタイヤについて同算出された動荷重半径の変化分を表す値DP(n)とに基づいて前記後輪の車輪速度ESPDrを演算し、
前記スリップ値算出手段は、
前記演算された前輪の車輪速度と前記演算された後輪の車輪速度とに基づいて前記スリップ値ESPDを算出する制動力配分制御装置について説明した。
前記制動操作及び制御信号に応じた大きさの制動力を前記車両の左後輪及び右後輪に付与する後輪制動力付与手段(ブレーキ液圧制御部20)と、
前記左前輪及び前記右前輪からなる前記車両の前輪の実質的な車輪速度である前輪の車輪速度ESPDfを取得する前輪車輪速度取得手段と、
前記左後輪及び前記右後輪からなる前記車両の後輪の実質的な車輪速度である後輪の車輪速度ESPDrを取得する後輪車輪速度取得手段と、
前記制動操作がなされているとき前記前輪に対する前記後輪のスリップの程度に対応したスリップ値ESPDを前記取得された前輪の車輪速度と前記取得された後輪の車輪速度とに基づいて算出するスリップ値算出手段(ステップ825)と、
前記算出されたスリップ値に応じて前記左前輪及び前記右前輪に付与される制動力に対する前記左後輪及び前記右後輪に付与される制動力の割合を小さくするように前記制御信号を生成する制御信号生成手段(ステップ915,925〜945)と、
を備えた車両の制動力配分制御装置10であって、
前記前輪車輪速度取得手段は、
前記右前輪の角速度ω1及び前記左前輪の角速度ω2をそれぞれ検出する前輪角速度検出手段(第1の車輪速センサ31、第2の車輪速センサ32及び角速度演算ルーチン)と、
前記右前輪のタイヤの内部温度T(1)及び前記左前輪のタイヤの内部温度T(2)をそれぞれ検出する前輪タイヤ温度検出手段(第1の圧力センサ35、第2の圧力センサ36)と、
前記検出された左前輪のタイヤの内部温度及び前記検出された右前輪のタイヤの内部温度が所与の前輪用温度条件(T(n)≦上限温度)を満足するか否かをそれぞれ判定する前輪タイヤ温度条件判定手段(ステップ515)と、
前記検出された左前輪のタイヤの内部温度及び前記検出された右前輪のタイヤの内部温度の両方が前記前輪用温度条件を満足するとき同左前輪の角速度及び同右前輪の角速度に基づいて前記前輪の車輪速度ESPDfを算出し(ステップ810)、前記検出された左前輪のタイヤの内部温度及び前記検出された右前輪のタイヤの内部温度の何れか一方のみが前記前輪用温度条件を満足するとき同前輪用温度条件を満足する車輪の角速度に基づくとともに同前輪用温度条件を満足しない車輪の角速度に基づくことなく前記前輪の車輪速度ESPDfを算出する(ステップ845,850)前輪車輪速度演算手段とからなり、
前記後輪車輪速度取得手段は、
前記左後輪の角速度ω3及び前記右後輪の角速度ω4をそれぞれ検出する後輪角速度検出手段(第3の車輪速センサ33、第4の車輪速センサ34及び角速度演算ルーチン)と、
前記左後輪のタイヤの内部温度T(3)及び前記右後輪のタイヤの内部温度T(4)をそれぞれ検出する後輪タイヤ温度検出手段(第3の圧力センサ37、第4の圧力センサ38)と、
前記検出された左後輪のタイヤの内部温度及び前記検出された右後輪のタイヤの内部温度が所与の後輪用温度条件(T(n)≦上限温度)を満足するか否かをそれぞれ判定する後輪タイヤ温度条件判定手段(ステップ515)と、
前記検出された左後輪のタイヤの内部温度及び前記検出された右後輪のタイヤの内部温度の両方が前記後輪用温度条件を満足するとき同左後輪の角速度及び同右後輪の角速度に基づいて前記後輪の車輪速度ESPDrを算出し(ステップ820)、前記検出された左後輪のタイヤの内部温度及び前記検出された右後輪のタイヤの内部温度の何れか一方のみが前記後輪用温度条件を満足するとき同後輪用温度条件を満足する車輪の角速度に基づくとともに同後輪用温度条件を満足しない車輪の角速度に基づくことなく前記後輪の車輪速度ESPDrを算出する(ステップ870,875)後輪車輪速度演算手段とからなる車両の制動力配分制御装置について説明した。
次に、本発明の第2実施形態に係る制動力配分制御装置10について説明する。第1実施形態の制動力配分制御装置10は、車輪速センサnの状態又はタイヤnの内部温度T(n)が異常な場合、対応する車輪をスリップ値ESPDの演算対象から除外して、残りの車輪についての車輪速SPD(n)と変化率DP(n)とに基づいてスリップ値演算用車輪速度SPDH(n)を算出したのに対し、第2実施形態の制動力配分制御装置10は、更に、タイヤの内部圧力P(n)が所与の圧力条件を満たす場合と満たさない場合に応じて異なるスリップ値演算用車輪速度SPDH(n)の算出方法を採用した点において第1実施形態の制動力配分制御装置10と相違している。従って、以下、この相違点を中心として第2実施形態の制動力配分制御装置10の作動について、場合分けを行いながらを説明する。なお、以下において、既に説明したステップと同様の処理を行うステップには同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
CPU51は、所定のタイミングになったときに図5に代わる図11のステップ1100から処理を開始してステップ505〜515に続くステップ1105に進み、タイヤnの内部圧力P(n)が所与の上限圧力より大きいか否かを判定する。前提によれば、内部圧力P(n)は上限圧力以下であるから、CPU51は、ステップ1105にて「No」と判定してステップ1110に進み、タイヤnの内部圧力P(n)が所与の下限圧力より小さいか否かを判定する。前提によれば、内部圧力P(n)は下限圧力以上であるから、CPU51は、ステップ1110にて「No」と判定してステップ1115に進み、動荷重半径変化率DP(n)に「1」の値を設定する。その後、CPU51はステップ530に進んで、車輪速SPD(n)に動荷重半径変化率DP(n)を掛け合わせてスリップ値演算用車輪速度SPDH(n)を求め(車輪速SPD(n)をそのままスリップ値演算用車輪速度SPDH(n)に設定して)、ステップ535,540に進んだ後、ステップ510に戻る。
CPU51はステップ505〜515に続くステップ1105にて「Yes」と判定し、ステップ520,525と進んで動荷重半径変化率DP(n)を求める。次に、CPU51はステップ530に進み、車輪速SPD(n)に動荷重半径変化率DP(n)を掛け合わせて(車輪速SPD(n)を動荷重半径変化率DP(n)にて補正して)スリップ値演算用車輪速度SPDH(n)を求める。そしてCPU51はステップ535〜540に進んだ後、ステップ510に戻る。
CPU51は、ステップ505〜515,1105に続くステップ1110にて「Yes」と判定する。そして、CPU51は、タイヤnの内部圧力P(n)が上限圧力より大きくなった場合と同様にステップ520〜530の処理を行ってスリップ値演算用車輪速度SPDH(n)を求め、ステップ535〜540に進んだ後、ステップ510に戻る。そして、CPU51はステップ510から処理を繰り返し、ステップ535にて「Yes」と判定したときにステップ535からステップ1195に進んで本サブルーチンの処理を一旦終了する。
前記検出された前輪のタイヤの内部圧力が所与の前輪用圧力条件(下限圧力≦P(n)≦上限圧力)を満足するか否かを判定する前輪タイヤ圧力条件判定手段(ステップ1105,1110)を含み、同前輪のタイヤの内部圧力P(n)が同前輪用圧力条件を満足しないとき同前輪の検出された角速度ωnと同前輪の検出されたタイヤの内部圧力P(n)とに基づいて前記前輪の車輪速度ESPDfを演算し(ステップ520〜530,805,810,835〜850)、同前輪のタイヤの内部圧力が同前輪用圧力条件を満足するとき同前輪の検出されたタイヤの内部圧力に基づくことなく同前輪の検出された角速度に基づいて前記前輪の車輪速度を演算し(ステップ1115,530,805,810,835〜850)、
前記後輪車輪速度演算手段は、
前記検出された後輪のタイヤの内部圧力が所与の後輪用圧力条件(下限圧力≦P(n)≦上限圧力)を満足するか否かを判定する後輪タイヤ圧力条件判定手段(ステップ1105,1110)を含み、同後輪のタイヤの内部圧力P(n)が同後輪用圧力条件を満足しないとき同後輪の検出された角速度ωnと同後輪の検出されたタイヤの内部圧力P(n)とに基づいて前記後輪の車輪速度ESPDrを演算し(ステップ520〜530,815,820,860〜875)、同後輪のタイヤの内部圧力が同後輪用圧力条件を満足するとき同後輪の検出されたタイヤの内部圧力に基づくことなく同後輪の検出された角速度に基づいて前記後輪の車輪速度を演算する(ステップ1115,530,815,820,860〜875)制動力配分制御装置10について説明した。
次に、本発明の第3実施形態に係る制動力配分制御装置10について説明する。第2実施形態では、タイヤnの内部圧力P(n)が上限圧力より大きくなったとき又は下限圧力より小さくなったとき、車輪速SPD(n)を動荷重半径変化率DP(n)にて補正することによってスリップ値演算用車輪速度SPDH(n)が求められた。これに対し、第3実施形態では、タイヤnの内部圧力P(n)が異常に高圧力であるとき又は異常に低圧力であるとき、そのタイヤnが装着された車輪nの車輪速SPD(n)をスリップ値ESPDの演算対象から除外する点において第2実施形態と相違している。従って、以下、この相違点を中心として第3実施形態の制動力配分制御装置10の作動について、場合分けを行いながらを説明する。
CPU51は、所定のタイミングになったときに図11に代わる図12のステップ1200から処理を開始してステップ505〜515に続くステップ1205に進み、タイヤnの内部圧力P(n)が異常高圧力以下であるか否かを判定する。前提によれば、タイヤnの内部圧力P(n)は異常高圧力以下であるから、CPU51は、ステップ1205にて「Yes」と判定してステップ1210に進み、タイヤnの内部圧力P(n)が異常低圧力以上であるか否かを判定する。前提によれば、タイヤnの内部圧力P(n)は異常低圧力以上であるから、CPU51は、ステップ1210にて「Yes」と判定し、ステップ1215に進んで車輪速SPD(n)の値をスリップ値演算用車輪速度SPDH(n)に設定し、ステップ535〜540に進んだ後、ステップ510に戻る。
CPU51は、ステップ505〜515に続くステップ1205にて「No」と判定し、ステップ545に進んで判定フラグF(n)に「1」の値を設定し、ステップ535,540に進んだ後、ステップ510に戻る。そして、CPU51はステップ510から処理を繰り返し、ステップ535にて「Yes」と判定したときにステップ535からステップ1295に進んで本サブルーチンの処理を一旦終了する。
CPU51は、ステップ505〜515,1205に続くステップ1210にて「No」と判定し、ステップ545に進んで判定フラグF(n)に「1」の値を設定し、ステップ535,540に進んだ後、ステップ510に戻る。そして、CPU51はステップ510から処理を繰り返し、ステップ535にて「Yes」と判定したときにステップ535からステップ1295に進んで本サブルーチンの処理を一旦終了する。
前記制動操作及び制御信号に応じた大きさの制動力を前記車両の左後輪及び右後輪に付与する後輪制動力付与手段(ブレーキ液圧制御部20)と、
前記左前輪及び前記右前輪からなる前記車両の前輪の実質的な車輪速度である前輪の車輪速度ESPDfを取得する前輪車輪速度取得手段と、
前記左後輪及び前記右後輪からなる前記車両の後輪の実質的な車輪速度である後輪の車輪速度ESPDrを取得する後輪車輪速度取得手段と、
前記制動操作がなされているとき前記前輪に対する前記後輪のスリップの程度に対応したスリップ値ESPDを前記取得された前輪の車輪速度と前記取得された後輪の車輪速度とに基づいて算出するスリップ値算出手段(ステップ825)と、
前記算出されたスリップ値に応じて前記左前輪及び前記右前輪に付与される制動力に対する前記左後輪及び前記右後輪に付与される制動力の割合を小さくするように前記制御信号を生成する制御信号生成手段(ステップ915,925,930〜945)と、
を備えた車両の制動力配分制御装置10であって、
前記前輪車輪速度取得手段は、
前記右前輪の角速度ω1及び前記左前輪の角速度ω2をそれぞれ検出する前輪角速度検出手段(第1の車輪速センサ31、第2の車輪速センサ32及び角速度演算ルーチン)と、
前記右前輪のタイヤの内部圧力P(1)及び前記左前輪のタイヤの内部圧力P(2)をそれぞれ検出する前輪タイヤ圧力検出手段(第1の圧力センサ35、第2の圧力センサ36)と、
前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力が所与の前輪用圧力条件(異常低圧力≦P(n)≦異常高圧力)を満足するか否かをそれぞれ判定する前輪タイヤ圧力条件判定手段(ステップ1205,1210)と、
前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力の両方が前記前輪用圧力条件を満足するとき同左前輪の角速度及び同右前輪の角速度に基づいて前記前輪の車輪速度を算出し(ステップ1215,805、810)、前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力の何れか一方のみが前記前輪用圧力条件を満足するとき同前輪用圧力条件を満足する車輪の角速度に基づくとともに同前輪用圧力条件を満足しない車輪の角速度に基づくことなく前記前輪の車輪速度を算出する(ステップ545,1215,835〜850)前輪車輪速度演算手段とからなり、
前記後輪車輪速度取得手段は、
前記左後輪の角速度ω3及び前記右後輪の角速度ω4をそれぞれ検出する後輪角速度検出手段(第3の車輪速センサ33、第4の車輪速センサ34及び角速度演算ルーチン)と、
前記左後輪のタイヤの内部圧力P(3)及び前記右後輪のタイヤの内部圧力P(4)をそれぞれ検出する後輪タイヤ圧力検出手段(第3の圧力センサ37、第4の圧力センサ38)と、
前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力が所与の後輪用圧力条件(異常低圧力≦P(n)≦異常高圧力)を満足するか否かをそれぞれ判定する後輪タイヤ圧力条件判定手段(ステップ1205,1210)と、
前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力の両方が前記後輪用圧力条件を満足するとき同左後輪の角速度及び同右後輪の角速度に基づいて前記後輪の車輪速度を算出し(ステップ1215,815、820)、前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力の何れか一方のみが前記後輪用圧力条件を満足するとき同後輪用圧力条件を満足する車輪の角速度に基づくとともに同後輪用圧力条件を満足しない車輪の角速度に基づくことなく前記後輪の車輪速度を算出する(ステップ545,1215,860〜875)後輪車輪速度演算手段とからなる車両の制動力配分制御装置10について説明した。
=SPD(n)×{R(n)/RS(n)}
=(ωn×RSstd)×{R(n)/RS(n)}
= ωn×{RSstd×R(n)/RS(n)}
= ωn×Rst(n) …(1)
(1)において、Rst(n)は、実際のタイヤの内部圧力P(n)に基づいて補正された動荷重半径であり、実際のタイヤの内部圧力P(n)に対応した実際のタイヤの動荷重半径に極めて近い値である。
SPDH(n)=SPD(n)×DP(n)
=SPD(n)×R(n)/RS(n)
=SPD(n)×(RS(n)+ΔRn)/RS(n)
=(ωn×RSstd)×(RS(n)+ΔRn)/RS(n)
=(ωn×RSstd)×{1+ΔRn/RS(n)}
=ωn×RSstd+ωn×RSstd×ΔRn/RS(n)
≒ωn(RSstd+ΔRn) …(2)
(RSstd/RS≒1と近似。)
SPDH(n)=ωn×g(P(n))=ωn×R(n)…(3)
Claims (1)
- 制動操作に応じた大きさの制動力を四輪車両の左前輪及び右前輪に付与する前輪制動力付与手段と、
前記制動操作及び制御信号に応じた大きさの制動力を前記車両の左後輪及び右後輪に付与する後輪制動力付与手段と、
前記左前輪及び前記右前輪からなる前記車両の前輪の実質的な車輪速度である前輪の車輪速度を取得する前輪車輪速度取得手段と、
前記左後輪及び前記右後輪からなる前記車両の後輪の実質的な車輪速度である後輪の車輪速度を取得する後輪車輪速度取得手段と、
前記制動操作がなされているとき前記前輪に対する前記後輪のスリップの程度に対応したスリップ値を前記取得された前輪の車輪速度と前記取得された後輪の車輪速度とに基づいて算出するスリップ値算出手段と、
前記算出されたスリップ値に応じて前記左前輪及び前記右前輪に付与される制動力に対する前記左後輪及び前記右後輪に付与される制動力の割合を小さくするように前記制御信号を生成する制御信号生成手段と、
を備えた車両の制動力配分制御装置であって、
前記前輪車輪速度取得手段は、
前記左前輪の角速度及び前記右前輪の角速度をそれぞれ検出する前輪角速度検出手段と、
前記左前輪のタイヤの内部圧力及び前記右前輪のタイヤの内部圧力をそれぞれ検出する前輪タイヤ圧力検出手段と、
前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力が所与の前輪用圧力条件を満足するか否かをそれぞれ判定する前輪タイヤ圧力条件判定手段と、
前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力の両方が前記前輪用圧力条件を満足するとき同左前輪の角速度及び同右前輪の角速度に基づいて前記前輪の車輪速度を算出し、前記検出された左前輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右前輪のタイヤの内部圧力の何れか一方のみが前記前輪用圧力条件を満足するとき同前輪用圧力条件を満足しない車輪の角速度に基づくことなく同前輪用圧力条件を満足する車輪の角速度に基づいて前記前輪の車輪速度を算出する前輪車輪速度演算手段とからなり、
前記後輪車輪速度取得手段は、
前記左後輪の角速度及び前記右後輪の角速度をそれぞれ検出する後輪角速度検出手段と、
前記左後輪のタイヤの内部圧力及び前記右後輪のタイヤの内部圧力をそれぞれ検出する後輪タイヤ圧力検出手段と、
前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力が所与の後輪用圧力条件を満足するか否かをそれぞれ判定する後輪タイヤ圧力条件判定手段と、
前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力の両方が前記後輪用圧力条件を満足するとき同左後輪の角速度及び同右後輪の角速度に基づいて前記後輪の車輪速度を算出し、前記検出された左後輪のタイヤの内部圧力及び前記検出された右後輪のタイヤの内部圧力の何れか一方のみが前記後輪用圧力条件を満足するとき同後輪用圧力条件を満足しない車輪の角速度に基づくことなく同後輪用圧力条件を満足する車輪の角速度に基づいて前記後輪の車輪速度を算出する後輪車輪速度演算手段とからなる車両の制動力配分制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004034606A JP4380350B2 (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 制動力配分制御装置 |
US11/054,407 US7185957B2 (en) | 2004-02-12 | 2005-02-10 | Braking force distribution control apparatus and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004034606A JP4380350B2 (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 制動力配分制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005225306A JP2005225306A (ja) | 2005-08-25 |
JP4380350B2 true JP4380350B2 (ja) | 2009-12-09 |
Family
ID=34836183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004034606A Expired - Fee Related JP4380350B2 (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 制動力配分制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7185957B2 (ja) |
JP (1) | JP4380350B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4982983B2 (ja) * | 2005-08-29 | 2012-07-25 | 株式会社アドヴィックス | 車輪速度センサ異常検出装置 |
JP2007127174A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作業車両の走行制御装置および走行制御方法 |
JP4907306B2 (ja) * | 2006-11-16 | 2012-03-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ブレーキ制御装置 |
JP4753098B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2011-08-17 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ管理装置 |
WO2010048761A1 (zh) * | 2008-10-31 | 2010-05-06 | 深圳市东仪电子有限公司 | 汽车爆胎检测与防偏***及其实现方法 |
JP5254100B2 (ja) * | 2009-03-24 | 2013-08-07 | 本田技研工業株式会社 | ブレーキ前後配分制御装置 |
DE102011118130B4 (de) * | 2011-11-10 | 2013-08-01 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Verfahren und Vorrichtung zur elektronischen Regelung der Bremskraftverteilung in Abhängigkeit zum Differenzschlupf |
CN102587929B (zh) * | 2012-03-23 | 2014-01-08 | 中铁隧道装备制造有限公司 | 无刀盘式土压平衡盾构机 |
GB2539258B (en) * | 2015-06-12 | 2018-11-28 | Jaguar Land Rover Ltd | Control system, vehicle and method |
CN109307782B (zh) * | 2017-07-28 | 2020-10-27 | 华创车电技术中心股份有限公司 | 车速估算装置、车速估算方法、及计算器可读介质 |
WO2019218098A1 (zh) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | Lu Shan | 汽车爆胎安全稳定控制方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2841577B2 (ja) * | 1989-11-16 | 1998-12-24 | アイシン精機株式会社 | アンチスキツド制御装置 |
JP3573763B2 (ja) | 1992-03-31 | 2004-10-06 | アイシン精機株式会社 | 自動車用制動液圧制御装置 |
JPH06286595A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Toyota Motor Corp | 車輪過大スリップ防止装置 |
JPH092224A (ja) * | 1995-06-20 | 1997-01-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両のブレーキ力配分制御装置 |
JPH10119743A (ja) * | 1996-10-23 | 1998-05-12 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両の運動制御装置 |
US6301534B1 (en) * | 1998-05-19 | 2001-10-09 | The Texas A&M University System | Method and system for vehicle directional control by commanding lateral acceleration |
JP4042277B2 (ja) * | 1999-11-29 | 2008-02-06 | アイシン精機株式会社 | 車体横すべり角推定装置 |
DE10160049B4 (de) * | 2000-12-30 | 2006-04-27 | Robert Bosch Gmbh | System und Vefahren zur Überwachung des Fahrverhaltens eines Kraftfahrzeugs |
-
2004
- 2004-02-12 JP JP2004034606A patent/JP4380350B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-02-10 US US11/054,407 patent/US7185957B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050182550A1 (en) | 2005-08-18 |
JP2005225306A (ja) | 2005-08-25 |
US7185957B2 (en) | 2007-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7185957B2 (en) | Braking force distribution control apparatus and method | |
EP1549536B1 (en) | Vehicle stability control enhancement using tire force characteristics | |
JP3098958B2 (ja) | アンチロックブレーキ制御装置 | |
JP3304575B2 (ja) | アンチロック制御装置 | |
CN105774691A (zh) | 用于车辆的停车辅助***及相应的车辆 | |
JPH0843417A (ja) | 4輪駆動車の車体速度算出方法 | |
JPH11291879A (ja) | 車両挙動制御装置 | |
US9950697B2 (en) | Braking-driving force control system and braking-driving force control method | |
US20130124063A1 (en) | Travel control device | |
KR20120018780A (ko) | 주차 브레이크 통합체를 갖는 브레이크 시스템 | |
JP4321194B2 (ja) | スピードメータ制御装置およびスピードメータ制御方法 | |
US6587774B2 (en) | Method and system for operating a brake system of a motor vehicle having traction control | |
US11279332B2 (en) | Braking force control apparatus for vehicle | |
JP4697430B2 (ja) | タイヤ前後力推定装置 | |
KR102200093B1 (ko) | 전동식 조향 시스템의 제어 방법 | |
US9227606B2 (en) | Method for operating a braking system and a corresponding control unit | |
JP3826838B2 (ja) | 前後力制御装置 | |
US11590942B2 (en) | Braking force control apparatus for a vehicle | |
JP4539198B2 (ja) | 車両の運動状態推定装置、及び車両の運動制御装置 | |
US6801862B2 (en) | Method and system for controlling the braking force in a vehicle | |
JP4560850B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
KR100505718B1 (ko) | 에이비에스 차량의 추정 차체 속도 연산 방법 | |
JP7005421B2 (ja) | 電動ブレーキ装置 | |
JPH10175529A (ja) | 車両旋回状態量推定装置 | |
JPH10175528A (ja) | 車両旋回状態量推定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090602 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090728 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090901 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |