JP4380090B2 - 扉位置決め装置 - Google Patents

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JP4380090B2 JP2001204215A JP2001204215A JP4380090B2 JP 4380090 B2 JP4380090 B2 JP 4380090B2 JP 2001204215 A JP2001204215 A JP 2001204215A JP 2001204215 A JP2001204215 A JP 2001204215A JP 4380090 B2 JP4380090 B2 JP 4380090B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通路を開閉する戸や収納空間を開閉する各種戸等を構成する扉を開動限位置や閉動限位置等の所定位置で位置決めする為の扉位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の扉位置決め装置としては、扉を開動限位置で当て止めする戸当たり形式のものや、下端側がガイドレール等で案内されない折れ戸や引き戸等が閉じられたときにその遊端下部が収納空間側、即ち、内側に揺動するのを防止させる振れ止め形式のもの等が知られている。
【0003】
前者の戸当たり形式のものは、床面側や壁面側に設けられた戸当たり部材に設けられたフックを扉側の係止孔に係合させるもので、扉を完全にロックすることが出来るが、フックを外さないまま誤って扉を強く閉じるように操作したとき、戸当たり部材の取付部や扉側係止孔の構成部分を損傷させてしまう恐れが有り、しかも、扉を係止していないとき、戸当たり部材が床面側や壁面側から突出しており、これが邪魔になるという問題点がある。
【0004】
一方、後者の振れ止め形式のものは、床側に設けられた被係止体と、扉の下端部に設けられた係止手段とから成り、扉が所定位置に達したとき、扉側係止手段に設けられた磁石で床側被係止体を引き上げて斜めに起立させ、当該床側被係止体の先端部を扉側係止手段に形成された凹入段部に係合させることにより、扉が所定位置を超えて移動(揺動)するのを前記床側被係止体の先端部と扉側係止手段の凹入段部との突き合いにより防止させるものであるから、扉が所定位置に無いときは床側被係止体が倒伏していて邪魔にならないし、フックを外す等の操作無しに係止状態にある扉を係止位置から遠ざかる方向に移動させることが出来るので、前者の戸当たり形式のような問題点が無い。
【0005】
しかしながら、後者の振れ止め形式の扉位置決め装置は、文字通り扉を当て止めすることは出来ても、扉が当て止め位置から直角に離間する方向に移動するのを止めることは出来ないので、開き戸の戸当たりとして代用することが出来ない。又、後者の振れ止め形式の扉位置決め装置が折れ戸や引き戸の閉動限位置での振れ止めに使用されている場合、閉動現位置にある扉が内側に振れるのを防止することは出来ても、閉動現位置にある扉に内側から外向きの力が作用したとき、例えば、収納空間に収納されている棚上の収納物が手前扉側に落下するようなとき、扉の下端部が手前に出るように揺動するのを防止することは出来ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る扉位置決め装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、床側に設けられた床側被係止体1と、扉7の下端部に設けられた扉側係止手段2とから成り、床側被係止体1は、水平支軸5により起伏自在に軸支されたもので、その先端部には、前記水平支軸5に対して直交する長手方向に於いて段状の段状被係止部6が形成され、扉側係止手段2は、前記被係止体1を磁気吸着力で斜めに起立させる磁石9と、斜めに起立した被係止体1の先端部が扉の移動に伴って嵌入する係止凹部10とを備え、当該係止凹部10は、前記被係止体1の先端部によって押し退けられる弾性を有し且つ当該係止凹部10内に嵌入した前記被係止体1の段状被係止部6と係合する係止部13を備え、当該係止部13と前記被係止体1の段状被係止部6との引っ掛かりにより扉7の逆方向の移動に抵抗を与えるように構成された扉位置決め装置において、前記床側被係止体1は帯状金属板から成るもので、その先端部の下側に前記段状被係止部6が構成され、前記扉側係止手段2の係止凹部10は、当該係止凹部10の上側に位置する固定面(下側傾斜面8a)と、側面形状が略L字形の可動片11の前記固定面(下側傾斜面8a)の下側に位置する横部分11bとから構成され、この可動片11の前記横部分11bの上側に前記係止部13が設けられ、この可動片11は、前記係止部13が前記固定面(下側傾斜面8a)に対して接近離間移動するように水平支軸12で軸支されると共に、この可動片11の縦部分11aを、前記係止部13が前記固定面(下側傾斜面8a)に接近する方向に付勢するバネ14が設けられた構成となっている。
【0007】
上記構成の本発明を実施するについて、前記床側被係止体1の先端部を下側に折り返して補強すると共に、当該折り返し部1aの先端を前記段状被係止部6とすることが出来る。
【0009】
又、可動片11を付勢するバネ14の付勢力を調整する付勢力調整手段15,31を併設することが出来る。
【0010】
更に、前記扉側係止手段2は扉7の下端部に組み込むように構成することが出来るが、扉側面7aの下端に取り付けられる本体8を設け、当該本体8には、扉7の側面7a側が上がるように傾斜した下側傾斜面8aを設け、この下側傾斜面8aに前記磁石9を埋設すると共に、当該下側傾斜面8aの上端部分を前記固定面に形成することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1〜図4に於いて、1は床側被係止体であり、2は扉側係止手段である。床側被係止体1は、帯状金属板から成る平面形状が長方形のもので、その長手方向一端が、床面3上に面付けされる偏平な取付用本体4内に表面面一の状態で嵌合する倒伏姿勢と斜め上に起立する斜め起立姿勢との間で上下揺動自在に水平支軸5により軸支されており、その先端部は下側に折り返され、当該折り返し部1aの内向き先端によって段状被係止部6が形成されている。
【0013】
扉側係止手段2は、扉7の側面7aの下端部に取り付けられる本体8と、この本体8の下側に当該本体7の全巾にわたって形成され且つ扉側面7a側が上がるように傾斜した下側傾斜面8aに埋設された磁石9(下端表面は本体下側傾斜面8aより若干埋没している)と、前記本体下側傾斜面8aの傾斜上端部下側に形成された係止凹部10とを備えている。この係止凹部10は、可動片11と前記本体下側傾斜面8aとの間で形成されている。
【0014】
前記可動片11は、本体8の扉側面7a側に形成された凹部8b内に遊嵌する縦部分11aと、前記本体下側傾斜面8aの下側に延出する横部分11bとから成る側面形状が略L字形のものであって、その縦部分11aの中間部が扉側面7aと平行な水平支軸12によって一定範囲内揺動自在に本体8に支承されている。そして、当該可動片11の横部分11bの先端上側に、側面形状が山形状に突出する係止部13が形成されている。又、本体8には、前記可動片11の縦部分11aの上端部(水平支軸12より上側位置)を扉側面7a側に押圧付勢するバネ(圧縮コイルスプリング)14と、当該バネ14の付勢力調整手段15とが内蔵されている。
【0015】
バネ14の付勢力調整手段15は、扉側面7aに対し直角水平向きに本体8に形成された貫通ネジ孔16と、当該貫通ネジ孔16に螺嵌する螺軸17とを備え、この螺軸17の内端と前記可動片11との間に前記バネ(圧縮コイルスプリング)14が介装され、前記螺軸17の外端に設けられた回転操作用溝17a(図3参照)を利用して当該螺軸17を本体8の外側から正逆回転操作して出し入れすることにより、前記バネ14の初期圧縮応力を調整出来るようになっている。
【0016】
床側被係止体1を軸支する取付用本体4は、図4A,Bに示すカバー部材18と、図5Aに示す座板19とから構成されている。図5Bに示すように、床側被係止体1は、段状被係止部6を形成する先端側の折り返し部1aと同様に、水平支軸5で軸支される基端部側も下側に折り返され、この折り返し部1bに於けるUターン部内側に、水平支軸5を貫通させる為の軸孔20が板厚を薄くして形成されている。図5Aに示す座板19は、床側被係止体1を構成する金属板と略同一厚さの金属板から構成されたもので、長手方向両端に床側被係止体1の折り返し部1a,1bが遊嵌する長方形の開口部21と、その左右両側にそれぞれ一つづつ設けられた取付用孔22及びカバー部材取付用ネジ孔23と、開口部21の一端部を形成するように上側へ折り返して構成した折り返し二重板部24と、開口部21の一端部左右両側に形成された水平支軸5を貫通させる為の軸孔25とを備えている。
【0017】
尚、前記軸孔25は、前記折り返し二重板部24の上下の板体間に板厚を薄くして形成されている。又、折り返し二重板部24の下側板体には、開口部21の内側に突出する突起26が突設され、床側被係止体1の折り返し部1bのUターン部には、前記突起26が遊嵌する切欠き27が形成されている。
【0018】
図4A,Bに示すカバー部材18は、その底面側に前記座板19の全体が嵌入する凹部28が形成され、表面側には、前記座板19の開口部21と合致すると共に当該座板19の折り返し二重板部24が嵌入するT字形開口部29が形成され、当該T字形開口部29の左右両側に座板19への固定用孔30が設けられている。
【0019】
しかして、床側被係止体1を座板19の開口部21内に嵌合させた状態で、座板19側の軸孔25と床側被係止体1側の軸孔20とにわたって水平支軸5を貫通させ、当該床側被係止体1を座板19に水平支軸5を中心に上下揺動自在に支承させる。このとき、座板19側の突起26が床側被係止体1側の切欠き27に嵌合し、座板19に対する床側被係止体1の上側への起立角度が90度より適当に小さい角度(60〜70度程度)に制限されると共に、座板19に対する床側被係止体1の下側への垂れ下がり角度が90度より十分に小さい角度(10〜45度程度)に制限される。
【0020】
上記のように床側被係止体1が軸支された座板19は、当該座板19にカバー部材18が取り付けられているときは当該カバー部材18を一旦取り外した状態で、床面3上の所定位置に、その左右一対の取付用孔22と木ネジ等とを利用して面付けされる。この後、カバー部材18をそのT字形開口部29内に床側被係止体1と座板19の折り返し二重板部24とが嵌合するように被せられる。このとき、当該床側被係止体1と座板19の折り返し二重板部24の表面は、カバー部材18の表面と略面一の状態にある。係る状態でカバー部材18が、その固定用孔30と座板19のカバー部材取付用ネジ孔23、及び皿ネジ等を利用して座板19に固定される。勿論、カバー部材18と座板19とを貫通する木ネジ等でその両者を一体化すると同時に床面3に固定するように構成しても良い。上記のように座板19にカバー部材18が被さることにより、床側被係止体1を支承する水平支軸5が軸方向に移動することも止められるので、水平支軸5を座板19又は床側被係止体1に固定しなくとも良い。
【0021】
床面3に対する床側被係止体1(取付用本体4)の取付位置は、以下に説明する作用が行われるように決められる。即ち、扉7が、位置決めされる所定位置(以下、扉係止位置という)に向かって移動するとき、その移動方向側の側面7aに扉側係止手段2が取り付けられており、床側被係止体1は、扉7が扉係止位置にあるとき、その扉側係止手段2の真下で扉側面7a側に被係止部6が向く向きに配設されている。
【0022】
しかして、扉係止位置に向かって移動する扉7が扉係止位置の直前に達すると、床側被係止体1の先端部上に扉側係止手段2の磁石9が対面し、図1Aに仮想線で示すように、当該磁石9と床側被係止体1との間に作用する磁気吸着力により床側被係止体1が引き上げられ、当該床側被係止体1が水平支軸5の周りで上方に揺動して先端部が扉側係止手段2の本体8の傾斜下側面8aに当接する。そして、この後の扉7の移動に伴う床側被係止体1と扉側係止手段2との相対移動により、床側被係止体1の先端部が扉側係止手段2の係止凹部10内に進入しようとするが、このとき、床側被係止体1の先端部が係止凹部10を構成する傾斜下側面8aと可動片11の横部分11bとの間に割り込むことになり、可動片11がバネ14の付勢力に抗して水平支軸12の周りに回動することにより床側被係止体1の先端部が係止凹部10内に進入するのを許す。
【0023】
図1Bに示すように、扉7は扉係止位置に到達したとき、床側被係止体1の先端部が係止凹部10の奥端に衝突して当該扉係止位置を超えて扉7が尚も移動するのを阻止する。このとき、床側被係止体1の先端側の折り返し部1aが係止凹部10内に完全に嵌入し、可動片11がバネ14の付勢力で復帰回動してその横部分11bの先端上側の係止部13が床側被係止体1の先端部下側の段状被係止部6に係合するので、床側被係止体1の先端部が係止凹部10の奥端に衝突したときの反動で扉7が扉係止位置から逆向きに移動しようとするのを、可動片11側の段状被係止部6と床側被係止体1の係止部13との引っ掛かりにより防止される。換言すれば、扉係止位置から扉7が逆向きに移動することに対して、可動片11側の段状被係止部6と床側被係止体1の係止部13との引っ掛かりが抵抗になっている。
【0024】
従って、扉係止位置に係止された扉7を逆方向に移動させるときは、前記可動片11側の段状被係止部6と床側被係止体1の係止部13との引っ掛かりによる抵抗に打ち勝つだけの操作力を扉7に与えることにより、可動片11側の段状被係止部6が床側被係止体1の係止部13により押し下げられ、可動片11がバネ14の付勢力に抗して回動せしめられながら係止凹部10内から床側被係止体1の先端部(係止部13)が離脱し、扉7の逆方向への移動を許すことになる。扉7が移動して、床側被係止体1の上方位置から扉側係止手段2が離れると、磁気吸着力で引き上げられていた床側被係止体1が重力で下方に回動倒伏し、図1Aに実線で示すように、取付用本体4内に収納される。
【0025】
尚、扉係止位置での扉7の係止力、即ち、可動片11側の段状被係止部6と床側被係止体1の係止部13との引っ掛かりによる抵抗力は、バネ14の強さによって変わるので、必要に応じて、付勢力調整手段15の螺軸17を正逆回転操作し、バネ14の初期圧縮応力を調整すれば良い。この付勢力調整手段は、上記実施形態に於ける付勢力調整手段15に限定されるものではない。例えば、図6及び図7に示すバネ14の付勢力調整手段31は、バネ14の軸心方向に対し直交する水平向きに本体8内に自転のみ可能に支承された螺軸32と、当該螺軸32に螺嵌し且つ当該螺軸32の軸心方向に横動のみ可能に本体8内に遊嵌された駆動カム33と、前記バネ14の外端を受け止め且つ当該バネ14の軸心方向にのみ移動可能に本体8内に遊嵌された従動カム34とから成り、駆動カム33と従動カム34とは、駆動カム33が螺軸32の正転によって前進移動したとき従動カム34がバネ14を圧縮する方向に移動すると共に、駆動カム33が螺軸32の逆転によって後進移動したとき従動カム34がバネ14の付勢力で後退移動するように、螺軸32の軸心に対し45度の角度で互いに対接するカム面を備えている。尚、螺軸32は、その一端頭部32aに、本体8の外側から回転操作する為の角孔、プラス又はマイナスの溝等を有する。
【0026】
図8は参考例を示すもので、この図8に示す参考例では、扉側係止手段2の係止凹部10を形成する可動片として、本体8から薄肉弾性ヒンジ部35を介して一体に連設された可動片36を設けている。勿論、この可動片36にも、上側に山形状の係止部13が形成されている。作用的には先の実施形態のものと実質的に同じであって、部品点数を削減出来るが、薄肉弾性ヒンジ部35が強度的に弱く、反復使用により破損する恐れがあることは否めないので、当該薄肉弾性ヒンジ部35に代えて板バネ等の別材料から成るバネを介して可動片36と本体8とを連結一体化しても良い。又、本体8に一端を固着した板バネ等の弾性体の先端部を係止部13に加工して、当該板バネ等の弾性体そのものを可動片とすることも出来る。
【0027】
又、床側被係止体1の段状被係止部6は、床側被係止体1の先端部下側に付設した別部材で構成することも出来るし、床側被係止体1の先端を下側へ直角に折曲した部分によって構成することも出来る。
【0028】
尚、以上に説明した実施形態の扉7は、一般の開き戸であって、床側被係止体1と扉側係止手段2とから成る扉位置決め装置は、回動限位置で当該扉7を位置決めする戸当たりとして使用されている。しかしながら本発明の扉位置決め装置は、下部がガイドレールで案内されない吊りタイプの折れ戸や引き戸を閉動限位置で内外方向に揺れ動くのを防止する扉位置決め装置としても利用出来る。この場合は、閉動限位置付近での折れ戸や引き戸の移動方向が扉側面7aと略平行な方向となるので、床側被係止体1の先端部が扉側係止手段2の係止凹部10に対し横方向から相対的に進入することになるので、当該係止凹部10を構成する可動片は、その係止部13のある部分が、横方向から相対的に進入してくる床側被係止体1の先端部によっても円滑に弾性に抗して押し開かれるような形状に構成しておく必要がある。
【0029】
又、本発明の扉位置決め装置は、引き戸が閉動限位置で戸当たり面に衝突したときの反動による後退移動を防止する装置としても利用出来る。この場合、床側被係止体1は、引き戸の移動方向と床側被係止体1の長手方向とが平行となり且つ閉動限位置に向かってくる引き戸に対し先端部(係止部13)が対向する向きに配設される。
【0030】
尚、本発明の扉位置決め装置は、その用途に関係なく、扉側係止手段2を扉7の下端に埋設することも可能である。この場合、本体8を扉構成部材で兼用させても良いし、別部材の本体8を扉7の下端に埋設しても良い。
【0031】
【発明の効果】
本発明の扉位置決め装置は以上のように実施し且つ使用することができるものであって、係る本発明の扉位置決め装置によれば、係止手段を備えた扉が所定位置に達して、磁気吸着力で斜めに起立した床側被係止体が扉側係止手段の係止凹部内に嵌合した扉位置決め状態では、前記係止凹部の係止部と床側被係止体の被係止部とが互いに係合しており、前記係止凹部内から床側被係止体を相対的に離脱させる方向に扉を移動させようとするときには、前記係止凹部の係止部を弾性に抗して変位させて床側被係止体の被係止部を離脱させることが出来るだけの操作力を与える必要がある。換言すれば、前記操作力程度の外力が扉に作用しない限り扉の位置決め状態が解かれる恐れが無いので、風等で容易に扉が移動したり揺れ動くようなことが無く、確実な位置決め効果が得られる。しかも、フック等で扉を係止する手段のように、扉の位置決めに際して特別な操作も不要であるし、扉の位置決めを解く際にも特別な操作が不要であるから、取り扱いが簡単且つ容易であり、扉の位置決めを解く操作を忘れて扉を無理に移動させたときのように床側被係止体や扉側係止手段等を破損させる恐れも皆無である。
【0032】
尚、請求項2に記載の構成によれば、床側被係止体の先端部に必要な段状被係止部を簡単に構成することが出来、しかも、同時に当該被係止体の先端部の補強も兼ねられるので、当該被係止体を比較的薄い板厚の金属板から安価に構成出来る。
【0033】
又、請求項3に記載の構成によれば、位置決めしている扉に対する係止力を調整することが出来るので、重量や設置場所の異なる種々の扉に対して適用性のある扉位置決め装置として活用することが出来る。
【0034】
又、請求項4に記載の構成によれば、扉側係止手段を既製の各種扉に容易に装備させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は位置決め直前の状態を示す縦断側面図であり、B図は位置決め状態を示す縦断側面図である。
【図2】 扉側係止手段と床側被係止体とが離れている状態での一部横断平面図である。
【図3】 扉側係止手段と床側被係止体とが離れている状態での正面図である。
【図4】 A図は床側被係止体を軸支する取付用本体を構成するカバー部材の平面図であり、B図は同縦断側面図である。
【図5】 A図は前記取付用本体を構成する座板と床側被係止体とを示す平面図であり、B図は同縦断側面図である。
【図6】 扉側係止手段の変形例を示す縦断側面図である。
【図7】 同変形例の横断平面図である。
【図8】 参考例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 床側被係止体
1a 先端側の折り返し部
2 扉側係止手段
3 床面
4 偏平な取付用本体
5,12 水平支軸
6 段状被係止部
7 扉
8 扉側係止手段の本体
8a 下側傾斜面(固定面)
9 磁石
10 係止凹部
11,36 可動片
11a 可動片11の縦部分
11b 可動片11の横部分
13 係止部
14 バネ
15,31 付勢力調整手段
17,32 螺軸
18 カバー部材
19 座板
33 駆動カム
34 従動カム
35 薄肉弾性ヒンジ部

Claims (4)

  1. 床側に設けられた床側被係止体と、扉の下端部に設けられた扉側係止手段とから成り、床側被係止体は、水平支軸により起伏自在に軸支されたもので、その先端部には、前記水平支軸に対して直交する長手方向に於いて段状の段状被係止部が形成され、扉側係止手段は、前記被係止体を磁気吸着力で斜めに起立させる磁石と、斜めに起立した被係止体の先端部が扉の移動に伴って嵌入する係止凹部とを備え、当該係止凹部は、前記被係止体の先端部によって押し退けられる弾性を有し且つ当該係止凹部内に嵌入した前記被係止体の段状被係止部と係合する係止部を備え、当該係止部と前記被係止体の段状被係止部との引っ掛かりにより扉の逆方向の移動に抵抗を与えるように構成された扉位置決め装置において、前記床側被係止体は帯状金属板から成るもので、その先端部の下側に前記段状被係止部が構成され、前記扉側係止手段の係止凹部は、当該係止凹部の上側に位置する固定面と、側面形状が略L字形の可動片の前記上側固定面の下側に位置する横部分とから構成され、この可動片の前記横部分の上側に前記係止部が設けられ、この可動片は、前記係止部が上側固定面に対して接近離間移動するように水平支軸で軸支されると共に、この可動片の縦部分を、前記係止部が上側固定面に接近する方向に付勢するバネが設けられている、扉位置決め装置。
  2. 前記床側被係止体の先端部下側の段状被係止部は、当該被係止体の先端部の下側への折り返し部の先端で構成されている、請求項1に記載の扉位置決め装置。
  3. 前記バネの付勢力を調整する付勢力調整手段が併設されている、請求項1又は2に記載の扉位置決め装置。
  4. 前記扉側係止手段は扉の側面下端に取り付けられる本体を備え、当該本体には、扉の側面側が上がるように傾斜した下側傾斜面が設けられ、この下側傾斜面に前記磁石が埋設されると共に、当該下側傾斜面の上端部分が前記固定面に形成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の扉位置決め装置。
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