JP4379123B2 - 打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、無負荷時における打撃子の連続打撃運動(以下空打ちと呼ぶ)の防止機構を備えた打撃工具に関するものである。
モータの回転力を往復動に変換しシリンダ内に設けられたピストンを往復動させ、シリンダ内において空気室を介して打撃子を連動させると共にシリンダに着脱可能に保持された先端工具の端部と当接可能な中間子を打撃することにより先端工具に打撃を伝達する打撃伝達機構を有する構成をしている打撃工具において、シリンダの軸方向に移動可能に保持され、中間子を常時先端工具側に付勢して中間子がピストン側に所定以上移動した状態にある時には呼吸孔を閉塞し、中間子が先端工具側に所定以上移動した状態にある時には呼吸孔を開放するスライドスリーブを備えた空打ち防止機構が採用された従来の打撃工具の一例として特許文献1に開示されたものがある。
上記の空打ち防止機構は、中間子の打撃子側端部近傍外周にスライドスリーブと係合する係合部を設けると共に、シリンダ外周に中間子の軸方向移動量よりも大きな寸法を有する長穴を設け、且つスライドスリーブを、係合部と係合する内径部及びシリンダの長穴よりシリンダ外周に突出する突起部を有する円環部と、シリンダ外周にシリンダの軸方向に移動可能に保持され、一端が反先端工具側において突起部と係合すると共に他端が付勢手段により先端工具側に付勢されるスライド部とを有する構成をしており、これによって中間子が打撃子によって打撃される近傍部分で円環部材によって保持されるようになるため、中間子が往復動する際に中間子に半径方向におけるぶれの発生を抑制することができるようになるものであった。
特開2003−211370号公報
上記した従来の打撃工具では、円環部材は突起部を有する形状で、突起部がシリンダ外径より突出する構造であり、円環部材は先端工具軸方向からシリンダ内に挿入することができず、シリンダ外形方向からシリンダ長穴に挿入し、更に突起部を軸として円環部材を90°回転させることにより組立てられるものであった。
このため、円環部材の軸方向寸法をシリンダ長穴の周方向寸法よりも小さくする必要があり、円環部材の軸方向寸法を大きくし、円環部材の強度向上を図ることができないものであった。また、円環部材の軸方向寸法を大きくするために、シリンダ長穴の周方向寸法を大きくした場合には、シリンダの強度向上を図ることができないものであった。
また、シリンダ内において突起部を軸として円環部材を90°回転させる作業は作業性が悪く組立性の悪いものであった。
本発明の目的は、上記従来の欠点を解消し、寿命向上及び組立性向上を図ることができる打撃工具を提供することである。
上記の目的は、シリンダ外周に中間子の軸方向移動量よりも大きな寸法を有する長穴内に位置し、シリンダ外周上においてスライドスリーブと当接する係止部材と、中間子の打撃子側に位置する段部外周上に位置し、係止部材との係合部を有する円環部材を設けることによって達成することができる。
本発明によれば、シリンダ外周に中間子の軸方向移動量よりも大きな寸法を有する長穴内に位置し、シリンダ外周上においてスライドスリーブと当接する係止部材と、中間子の打撃子側に位置する段部外周上に位置し、係止部材との係合部を有する円環部材を設けたことにより、円環部材の軸方向寸法をシリンダ長穴よりも大きくすることができ、円環部材及びシリンダの強度を確保することができ、寿命の向上を図ることができる打撃工具を提供することができるようになる。
また、円環部材に設けた係合部に係止部材をシリンダ長穴から挿入するだけで円環部材の組立てを行うことができ、組立性の向上を図ることができるようになる。
以下に本発明になる打撃工具の一実施形態を図1及び図2を用いて説明する。
まず、本実施形態における打撃工具の動作について説明する。
モータ13の回転力は第一歯車14を通じてクランクシャフト15を回転させ、コンロッド16によってピストン17の往復運動に変換される。シリンダ4内のピストン17と打撃子3の間には、ほぼ密閉された空気室18ができ、ピストン17の往復運動によって空気室18の圧力が変動し、打撃子3が中間子2に対し打撃運動を行い、打撃運動が先端工具1に伝達する。
中間子2は先端工具1に近い側の円筒形部2aよりも打撃子3に近い側の円筒形部2bの方が直径を小さく形成しており、打撃子3に近い側の円筒形部2bの外周位置にワッシャA10、ダンパ11、ワッシャB12がCリング19で固定されている。
中間子2が打撃子3側に移動した際には、中間子2の径が変わる円筒形部2aと円筒形部2b間の打撃子3側に対面した段部2cはワッシャA10に当接し、ワッシャA10を介して緩衝部材であるダンパ11によって、中間子2が打撃子3側に移動する際の衝撃が緩衝される。また、この段部2cとワッシャA10との当接によって中間子2の打撃子3側への移動量は規制されている。
中間子2の打撃子3側端部外周の係合部2dは小径部2bよりも外径寸法が小さくシリンダ4の軸方向に平行に伸びる形状とし、この係合部2dと係合する内径部およびシリンダ4内径部と係合する外径部を有し中間子2の径が変わる円筒形部2bと係合部2d間の打撃子3側に対面した段部2eに当接する円環部材6を配置している。
図2に示すように、円環部材6のシリンダ4内径部と係合する外径部には、係合部である孔部6aを設けられている(図では2ヶ所)。この係合部6aに係合する係止部材であるピン5が配置している。係合部である孔部6aの穴径は、係止部材であるピン5を挿入できるように、係止部材であるピン5の外径より若干大きく設定されており、ピン5の外径は長穴4aの外周方向寸法よりも若干小さく設定されている。係止部材5がシリンダ4に設けられた工具軸方向に縦長の長穴4aに係合し、係止部材5はこの長穴4aに沿って軸方向移動する。長穴4aは、中間子2の工具軸前後方向の移動量よりも長い寸法を持っている。
シリンダ4の外周にはスライドスライドスリーブA7及びスライドスリーブB8が設けられている。スライドスリーブB8は係止部材5と当接し、スライドスリーブA7はスライドスリーブB8に当接する。スライドスリーブA7はばね9により先端工具1方向に付勢され、スライドスリーブB8、円環部材6、中間子2も同様に先端工具1方向に付勢される。
図1の状態は打撃時であり、先端工具1を被作材に押し付けると、中間子2、円環部材6、係止部材5、スライドスリーブB8、スライドスリーブA7をばね圧に抗してピストン17方向に移動させる。
また、上記した実施形態では、スライドスリーブをスライドスリーブA7とスライドスリーブB8との2つの部材により構成したものであるが、これらは1つの部材からなるものであっても良い。
また、上記した本発明打撃工具の空打ち防止装置部は以下の手順により組立てられる。
まずシリンダ4に中間子2、ワッシャA10、ダンパ11及びワッシャBを挿入し、Cリング19をシリンダ4の内周溝に嵌める。つぎに円環部材6をシリンダ4に挿入し、円環部材6の内径部と中間子2の係合部2dを係合させる。
シリンダ4の外周にスライドスライドスリーブA7及びスライドスリーブB8を挿入し、シリンダ4の長穴4aがスライドスリーブB8で隠れない位置までスライドスライドスリーブA7及びスライドスリーブB8をピストン17側に移動させる。
その後、円環部材6の孔部6aに係止部材であるピン5をシリンダ4の長穴4aから挿入し、スライドスライドスリーブA7及びスライドスリーブB8を係止部材であるピン5に当接するまで先端工具方向に移動させる。
最後にばね9をスライドスライドスリーブA7の外周に挿入し、スライドスライドスリーブA7、スライドスリーブB8及びピン5を先端工具軸方向へ付勢することにより、円環部材6を介して中間子2を先端工具軸方向へ付勢する。
また係止部材であるピン5がシリンダ4の外径方向への抜け止めをスライドスリーブB8で兼ねているため、部品点数の削減及び組立作業の向上を図れる。
以上により本発明打撃工具の空打ち防止装置部の組立て作業が完了する。
上記したように、本発明打撃工具は、円環部材6の孔部6aに係止部材であるピン5をシリンダ4の長穴4aから挿入するのみで組立てを行うことができるものであるため、円環部材6の軸方向寸法を長穴4aの外周方向寸法よりも大きく形成することでき、円環部材6の強度を確保することができ、寿命向上を図ることができるようになる。
また、シリンダ4の長穴4aについてはピン5の強度を確保する程度の外周方向寸法に設定すれば良く、シリンダ4の強度についても確保することができる。
本発明打撃工具一実施形態を示す縦断側面図。 図1のA−A線断面図である。
符号の説明
1は先端工具、2は中間子、2aは円筒形部、2bは円筒形部、2cは段部、2dは係合部、2eは段部、3は打撃子、4はシリンダ、4aは長穴、5は係止部材、6は円環部材、6aは係合部、7はスライドスリーブA、8はスライドスリーブB、9はばね、10はワッシャA、11はダンパ、12はワッシャB、13はモータ、14は第一歯車、15はクランクシャフト、16はコンロッド、17はピストン、18は空気室、19はCリングである。

Claims (3)

  1. モータと、該モータの回転駆動により回転するクランクシャフトと、該クランクシャフトと係合し、シリンダ内をシリンダの軸方向に往復動するピストンと、該シリンダ内にシリンダの軸方向に往復動可能に保持され、前記ピストンの往復動を前記シリンダ内の空気室を介して往復動する打撃子と、前記シリンダ内にシリンダの軸方向に往復動可能に保持され、前記打撃子の往復動を受け先端工具端部を打撃可能な中間子と、前記シリンダに前記空気室を外気と連通させる呼吸孔を設け、且つ前記シリンダの軸方向に移動可能に保持され、前記中間子を常時前記先端工具側に付勢して前記中間子が前記ピストン側に所定以上移動した状態にある時には前記呼吸孔を閉塞し、前記中間子が前記先端工具側に所定以上移動した状態にある時には前記呼吸孔を開放するスライドスリーブを有し、前記スライドスリーブを前記先端工具側に常時付勢する付勢手段とを備えた打撃工具であって、前記シリンダ外周に前記中間子の軸方向移動量よりも大きな寸法を有する長穴内に位置し、前記シリンダ外周上において前記スライドスリーブと当接する係止部材と、前記中間子の前記打撃子側に位置する段部外周上に位置し、前記係止部材との係合部を有する円環部材を設け、前記スライドスリーブが前記係止部材に当接することによって前記係止部材の抜け止めをしたことを特徴とする打撃工具。
  2. 前記スライドスリーブは、前記呼吸外周をスライド可能なスライドスリーブA と、該スライドスリーブA と前記係止部材との間に位置するスライドスリーブB とからなることを特徴とする請求項1 記載の打撃工具。
  3. 前記長穴は周方向に所定間隔を持って複数個設けられ、前記係止部材は複数のピンであり前記係合部は前記ピン外径とほぼ同寸法を有する孔部であることを特徴とする請求項1 記載の打撃工具。
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