JP4365594B2 - パターン形成方法、薄膜トランジスタ基板の製造方法、液晶表示装置の製造方法、及び露光マスク - Google Patents

パターン形成方法、薄膜トランジスタ基板の製造方法、液晶表示装置の製造方法、及び露光マスク Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の分割露光領域を備えた基板上にレジストパターンを形成するパターン形成方法、薄膜トランジスタ基板の製造方法、液晶表示装置の製造方法、及び露光マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータのディスプレイや壁掛け型テレビ受像機として、アクティブマトリクス型のカラー液晶表示装置が普及してきた。アクティブマトリクス型液晶表示装置は、2枚の基板と両基板間に封止された液晶とを有している。2枚の基板の一方には、画素毎に液晶を駆動するためのスイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)がマトリクス状に形成されている。現在、より大画面の液晶表示装置の普及を目指して、鋭意技術開発や製品化の試みがなされている。
【0003】
アクティブマトリクス型の表示装置を安価に製造するためには、より少ない製造工程で、かつ高い製造歩留りでTFT基板を形成することが重要である。このため、多数のパターンを同時に転写できるフォトリソグラフィ技術が主流になっている。通常、1つのパターニング工程あたりに1枚の露光マスク(レチクル)が用いられる。
【0004】
ところが、大画面の液晶表示装置では基板が大型化するため、露光装置の構造上、基板全体のパターンを1度に転写することが困難になってくる。このため、基板のパターニング領域全体を複数の領域に分割して露光する分割露光が行われる。分割露光では、分割露光領域毎に別個の露光マスクが用いられる。そして、配線層上に成膜されたレジスト膜に対して、露光すべき分割露光領域以外の領域を遮光して当該分割露光領域毎に所定の露光マスクを用いて露光し、その後現像して全体のレジストパターンを形成する。
【0005】
分割露光では、分割露光領域毎に露光マスクと基板とが位置合わせされる。このため、基板に対する分割露光領域毎の各露光マスクに相対的な位置ずれが生じて、TFTのソース電極とゲート電極との重なり幅が各分割露光領域毎に異なってしまう場合がある。この場合、形成されたTFTのゲート電極及びソース電極間の寄生容量Cgsが各分割露光領域毎に異なってしまうため、各分割露光領域間に画素電位の差ΔVが生じ、これにより光透過率の差ΔTが生じる。したがって、液晶表示装置の表示画面上で輝度差が生じ、表示むらとして視認されてしまう。
【0006】
この表示むらを視認され難くする方法として、パターンの繋ぎ合わせ部において異なる露光マスクに係るパターンを入り混じらせて配列するパターン形成方法がある(例えば、特許文献4参照)。繋ぎ合わせ部で2回以上の露光が重ね合わされる領域では、画素毎に見るといずれか1回の露光でパターンが形成され、それ以外の露光では遮光されるように各露光マスクがレイアウトされている。
【0007】
【特許文献1】
特開昭62−105146号公報
【特許文献2】
特開平2−143513号公報
【特許文献3】
特開平6−324474号公報
【特許文献4】
特開平9−236930号公報
【特許文献5】
特開平9−298155号公報
【特許文献6】
特開平11−174402号公報
【特許文献7】
国際公開WO95/16276号パンフレット
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパターン形成方法では、TFTのソース電極とゲート電極との重なり幅の分割露光領域毎の差を小さくするためには、ソース電極形成層及びゲート電極形成層での露光の相対的な位置ずれ(継ぎ差)をそれぞれ小さくする必要がある。そのため、露光装置調整用の測定レチクルを用いてガラス基板に転写されるバーニアの読み値に基づいて、露光装置のX−Yステージの位置決め用パラメータ(X、Y、θ等)を補正することが行われている。
【0009】
フォトリソグラフィ工程で使用される露光マスクと基板との位置合わせ精度は、その精度仕様内でばらつきを持っている。従来の位置合わせ方法では、複数の露光マスクの位置合わせ誤差の平均値を基準に露光マスクと基板との位置合わせの補正が行われている。このため、この平均値から大きく離れた位置合わせ誤差を有する露光マスクに対しては、補正が必ずしも有効ではなかった。また、露光装置の状態は一定ではなく、X−Yステージの位置決め誤差が徐々に変化していったり、気圧などの環境の変化に対してもX−Yステージの位置決め誤差が一様でない変化をしたりする場合がある。このため、従来のパターン形成方法では、露光装置のX−Yステージの位置決め用パラメータを十分に補正できないという問題が生じている。
【0010】
本発明の目的は、良好な表示特性の得られる液晶表示装置の製造方法、薄膜トランジスタ基板の製造方法、パターン形成方法及び露光マスクを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、複数の分割露光領域を備えた基板上に、前記複数の分割露光領域のうち一の分割露光領域と他の分割露光領域とに跨がるレジストパターンを形成するパターン形成方法において、前記基板上にレジスト膜を形成し、前記一の分割露光領域の前記レジスト膜を露光して、前記一の分割露光領域と前記他の分割露光領域との境界部近傍の前記レジストパターンの一辺を確定する潜像を形成し、前記他の分割露光領域の前記レジスト膜を露光して、前記境界部近傍の前記レジストパターンの他辺、又は前記一辺に対向する他のレジストパターンの他辺を確定する潜像を形成し、前記レジスト膜を現像して前記レジストパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法によって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態によるパターン形成方法、薄膜トランジスタ基板の製造方法、液晶表示装置の製造方法、及び露光マスクについて図1乃至図13を用いて説明する。本実施の形態のパターン形成方法では、分割露光(継ぎ露光)の境界部近傍において、一部の配線の配線幅を規定する2つの辺の潜像が別々の露光によってレジスト膜に形成されるようにしている。これにより、それぞれの露光において基板に対する相対的な位置ずれが生じた場合には、この配線の配線幅が変化する。例えば、分割露光の一方と他方とでレジスト膜上の潜像の形成される辺が互いに逆になる2本の配線を隣り合うように配置する。このうち一方又は両方の配線の配線幅を計測することで、分割露光の一方の他方に対する位置ずれ方向及び位置ずれ量を導出する。導出された位置ずれ方向及び位置ずれ量に基づいて、次の露光における露光マスクの基板に対する相対位置の補正値を決定することで、位置ずれ(継ぎ差)の拡大が抑制できる。
【0013】
ここで、本実施の形態の前提となる一般的なパターン形成方法及び露光マスクについて説明する。図1は、分割露光によりゲート金属層がパターニングされた段階のガラス基板の一部を示している。図1では、分割露光領域の境界部近傍を示している。境界部60の右側と左側のゲート金属層はそれぞれ別の露光により形成され、各露光においては基板と露光マスクとの相対的な位置ずれが生じていない場合を示している。このため、境界部60は、ゲート金属層がパターニングされた後には視認できない。図1に示すように、ガラス基板10上には、左右方向に延びる複数本のゲートバスライン12が互いに並列して形成されている(図1では3本示している)。隣り合うゲートバスライン12の間には、ゲートバスライン12に並列して延びる蓄積容量バスライン18a〜18cがそれぞれ形成されている(図1では3本示している)。
【0014】
図中の破線は、後の工程で形成される、パターニングされたドレイン金属層を示している。後工程では、ゲートバスライン12及び蓄積容量バスライン18a〜18cに絶縁膜を介して交差する複数のドレインバスライン14が形成される。ゲートバスライン12とドレインバスライン14との交差位置近傍にはTFT20が形成される。TFT20のドレイン電極21はドレインバスライン14に電気的に接続され、ソース電極22はさらに後の工程で形成される画素電極(図示せず)に電気的に接続される。また、ゲートバスライン12の一部は、TFT20のゲート電極になっている。
【0015】
図2(a)は、図1に示す領域のうち境界部より左側の領域のゲート金属層をパターニングする際に用いる露光マスクM5を示している。図2(b)は、図1に示す領域のうち境界部より右側の領域のゲート金属層をパターニングする際に用いる露光マスクM6を示している。図3は、図2(a)、(b)に示す露光マスクM5、M6を重ね合わせた状態を示している。図2及び図3に示すように、露光マスクM5は、図の上下方向に延び、境界部60に対応する継ぎ部62より外側(右側)を遮光する遮光帯30と、遮光帯30から左方向に互いに並列して延びる描画パターンである配線パターン32、34とを有している。露光マスクM6は、図の上下方向に延び、継ぎ部62より外側(左側)を遮光する遮光帯31と、遮光帯31から右方向に互いに並列して延びる描画パターンである配線パターン33、35とを有している。配線パターン32、33は、分割露光領域毎のゲートバスライン12となる領域上にレジストパターンを形成するための描画パターンである。配線パターン34、35は、分割露光領域毎の蓄積容量バスライン18a〜18cとなる領域上にレジストパターンを形成するための描画パターンである。
【0016】
このような分割露光では、露光マスクM5、M6間に露光装置の管理精度内で基板に対して例えば左右方向の相対的な位置ずれが生じても、ゲートバスライン12及び蓄積容量バスライン18a〜18c間に短絡を引き起こすような未露光部が境界部60に沿って形成されないように、光を透過するオーバーラップ領域36が露光マスクM5、M6の継ぎ部62に設けられている(図3参照)。オーバーラップ領域36は、図の上下方向に延びて設けられている。一方、露光マスクM5、M6にオーバーラップ領域36が設けられたためにゲートバスライン12及び蓄積容量バスライン18a〜18cが断線しないように、露光マスクM5の各配線パターン32、34と遮光帯30との間、及び露光マスクM6の各配線パターン33、35と遮光帯31との間には、補助パターン38が埋め込まれている。露光マスクM5、M6を用いた分割露光では、露光装置に設けられたブラインド機構により周囲を遮光することによって、境界部60及びそれより左側は露光マスクM5を用いた露光で形成され、境界部60及びそれより右側は露光マスクM6を用いた露光で形成される。継ぎ部62に対応する境界部60は、両露光マスクM5、M6を用いた露光によって形成され、基板面に垂直方向に見て数μmの幅を有している。しかし、本明細書中では便宜上、以下の説明において境界部60及び継ぎ部62を幅のない直線とみなす場合もある。
【0017】
次に、本実施の形態による露光マスクについて説明する。図4(a)は、図1に対応する領域のうち境界部より左側の領域のゲート金属層をパターニングする際に用いる露光マスクM1の継ぎ部近傍を示している。図4(b)は、図1に対応する領域のうち境界部より右側の領域のゲート金属層をパターニングする際に用いる露光マスクM2の継ぎ部近傍を示している。図5は、図4(a)、(b)に示す露光マスクM1、M2(1組の露光マスク対)を重ね合わせた状態を示している。なお、本実施の形態では、基板全面に形成された配線層(被パターニング層)であるゲート金属層上に、露光部分が可溶化するポジ型のレジストを塗布して、レジスト膜が形成されているものとする。
【0018】
図4(a)に示すように、露光マスクM1は、図2及び図3に示した継ぎ部62に相当する仮想線aより右側であって、図1の蓄積容量バスライン18bの上方の辺を確定する潜像をレジスト膜に形成できるように、遮光帯40が配線パターン34bの上方の辺に沿って矩形状に切り込まれた切込み部50を有している。切込み部50は、例えば1画素分の長さを有している。また、露光マスクM1は、仮想線aより左側であって蓄積容量バスライン18bの下方の辺を確定する潜像がレジスト膜に一部形成されないように、遮光帯40が配線パターン34bの下方の辺に沿って矩形状に引き出された引出し部54を有している。引出し部54は、例えば1画素分の長さを有している。
【0019】
一方、配線パターン34bの下方の配線パターン34c近傍において、露光マスクM1は、仮想線aより右側であって、図1の蓄積容量バスライン18cの下方の辺を確定する潜像をレジスト膜に形成できるように、遮光帯40が配線パターン34cの下方の辺に沿って矩形状に切り込まれた切込み部51を有している。切込み部51は、例えば1画素分の長さを有している。また、露光マスクM1は、仮想線aより左側であって蓄積容量バスライン18cの上方の辺を確定する潜像がレジスト膜に一部形成されないように、遮光帯40が配線パターン34cの上方の辺に沿って矩形状に引き出された引出し部55を有している。引出し部55は、例えば1画素分の長さを有している。
【0020】
また、図4(b)及び図5に示すように、露光マスクM2は、仮想線aより右側であって蓄積容量バスライン18bの上方の辺を確定する潜像がレジスト膜に一部形成されないように、遮光帯41が配線パターン35bの上方の辺に沿って矩形状に引き出された引出し部56を有している。引出し部56は、露光マスクM1の切込み部50とほぼ同じ長さを有している。また、露光マスクM2は、仮想線aから左側であって蓄積容量バスライン18bの下方の辺を確定する潜像をレジスト膜に形成できるように、遮光帯41が配線パターン35bの下方の辺に沿って矩形状に切り込まれた切込み部52を有している。切込み部52は、露光マスクM1の引出し部54とほぼ同じ長さを有している。
【0021】
一方、配線パターン35bの下方の配線パターン35c近傍において、露光マスクM2は、仮想線aより左側であって蓄積容量バスライン18cの上方の辺を確定する潜像をレジスト膜に形成できるように、遮光帯41が配線パターン35cの上方の辺に沿って矩形状に切り込まれた切込み部53を有している。切込み部53は、露光マスクM1の引出し部55とほぼ同じ長さを有している。また、露光マスクM2は、仮想線aより右側であって蓄積容量バスライン18cの下方の辺を確定する潜像がレジスト膜に一部形成されないように、遮光帯41が配線パターン35cの下方の辺に沿って矩形状に引き出された引出し部57を有している。引出し部57は、露光マスクM1の切込み部51とほぼ同じ長さを有している。
このように、露光マスクM2は、露光マスクM1の切込み部50、51及び引出し部54、55に対してそれぞれ相補的な関係となる引出し部56、57及び切込み部52、53を有している。
【0022】
次に、本実施の形態によるパターン形成方法、薄膜トランジスタ基板の製造方法及び液晶表示装置の製造方法について説明する。まず、配線層であるゲート金属層をガラス基板10の全面に形成する。次に、ゲート金属層上に、ポジ型レジストを塗布してレジスト膜を形成する。次に、本実施の形態による露光マスクM1、M2を用いて露光し、所定の潜像をレジスト膜に形成する。次に、潜像が形成されたレジスト膜を現像して露光部分を溶解し、レジストパターンを形成する。次に、レジストパターンをエッチングマスクとしてゲート金属層をエッチングし、ゲートバスライン12及び蓄積容量バスライン18a〜18c等の配線パターンを形成する。
【0023】
図5に示す領域αに対応する領域の蓄積容量バスライン18bは、上方の辺が露光マスクM1を用いた露光により確定し、下方の辺が露光マスクM2を用いた露光により確定する。領域βに対応する領域の蓄積容量バスライン18cは、上方の辺が露光マスクM2を用いた露光により確定し、下方の辺が露光マスクM1を用いた露光により確定する。
基板に対し、露光マスクM1、M2間に上下方向の相対的な位置ずれが生じていなければ、領域αに対応する領域の蓄積容量バスライン18b及び領域βに対応する領域の蓄積容量バスライン18cは、他の領域の蓄積容量バスライン18b、18cや、蓄積容量バスライン18aと等しい配線幅で形成される。
【0024】
図6は、露光マスクM1と、基板を基準として露光マスクM1に対して相対的に上方向の位置ずれが生じた露光マスクM2とを重ね合わせた状態を示している。図中の左側の矢印Aは、基板を基準として、露光マスクM1の露光マスクM2に対する相対的な位置ずれ方向(下方向)を示している。右側の矢印Bは、基板を基準として、露光マスクM2の露光マスクM1に対する相対的な位置ずれ方向(上方向)を示している。図7は、図6の領域αを拡大して示している。図8(a)は領域αの露光マスクM1のみを拡大して示し、図8(b)は領域αの露光マスクM2のみを拡大して示している。図8(a)、(b)中の二点鎖線cは領域α内に形成される配線パターン34bの上辺の位置を表し、二点鎖線dは領域α内に形成される配線パターン35bの下辺の位置を表している。
【0025】
基板に対して露光マスクM1より相対的に上方向の位置ずれが露光マスクM2に生じたことにより、図7の太矢印及び図8の二点鎖線に示すように、領域αに対応する領域の蓄積容量バスライン18bの上方の辺を確定させる配線パターン34bの上辺と、同領域の蓄積容量バスライン18bの下方の辺を確定させる配線パターン35bの下辺との間の距離L1(図7の太矢印で示す)が狭くなっている。このため、基板上の領域αに対応する領域に形成される蓄積容量バスライン18bの配線幅は、他の領域の蓄積容量バスライン18bや、蓄積容量バスライン18aの配線幅より細くなる。
【0026】
図9は、図6の領域βを拡大して示している。図6及び図9に示すように、基板に対して、露光マスクM1より相対的に上方向の位置ずれが露光マスクM2に生じたことにより、領域αに対応する領域の蓄積容量バスライン18cの上方の辺を確定させる配線パターン35cの上辺と、同領域の蓄積容量バスライン18cの下方の辺を確定させる配線パターン34cの下辺との間の距離L2(図9中、太矢印で示す)が広くなっている。このため、基板上の領域βに対応する領域に形成される蓄積容量バスライン18cの配線幅は、他の領域の蓄積容量バスライン18cや、蓄積容量バスライン18aの配線幅より太くなる。
【0027】
図10は、図6に示す状態とは逆に、露光マスクM1と、基板を基準として露光マスクM1に対して相対的に下方向の位置ずれが生じた露光マスクM2とを重ね合わせた状態を示している。図中の左側の矢印Aは、基板を基準として、露光マスクM1の露光マスクM2に対する相対的な位置ずれ方向(上方向)を示している。右側の矢印Bは、基板を基準として、露光マスクM2の露光マスクM1に対する相対的な位置ずれ方向(下方向)を示している。図11は図10の領域αを拡大して示し、図12は図10の領域βを拡大して示している。
【0028】
図10及び図11に示すように、基板に対して、露光マスクM1より相対的に下方向の位置ずれが露光マスクM2に生じたことにより、領域αに対応する領域の蓄積容量バスライン18bの上方の辺を確定させる配線パターン34bの上辺と、同領域の蓄積容量バスライン18bの下方の辺を確定させる配線パターン35bの下辺との間の距離L3(図11中、太矢印で示す)が広くなっている。このため、基板上の領域αに対応する領域に形成される蓄積容量バスライン18bの配線幅は、他の領域の蓄積容量バスライン18bや、蓄積容量バスライン18aの配線幅より太くなる。
【0029】
一方、図10及び図12に示すように、基板に対して、露光マスクM1より相対的に下方向の位置ずれが露光マスクM2に生じたことにより、領域βに対応する領域の蓄積容量バスライン18cの上方の辺を確定させる配線パターン35cの上辺と、同領域の蓄積容量バスライン18cの下方の辺を確定させる配線パターン34cの下辺との間の距離L4(図12中、太矢印で示す)が短くなっている。このため、基板上の領域βに対応する領域に形成される蓄積容量バスライン18cの配線幅は、他の領域の蓄積容量バスライン18cや、蓄積容量バスライン18aの配線幅より細くなる。
【0030】
このように、ゲート金属層がパターニングされた後に、領域αの蓄積容量バスライン18b及び領域βの蓄積容量バスライン18cの配線幅を測定する。次に、蓄積容量バスライン18b、18cの配線幅を比較し、その広狭によって露光マスクM1、M2の相対的な位置ずれ方向が識別できる。上記の例では、図10乃至図12に示すように、蓄積容量バスライン18bの配線幅の方が太ければ、基板に対し露光マスクM2は露光マスクM1より下方向に位置ずれが生じていることが分かる。また、図6乃至図9に示すように、蓄積容量バスライン18cの配線幅の方が太ければ、基板に対し露光マスクM2は露光マスクM1より上方向に位置ずれが生じていることが分かる。さらに、領域αの蓄積容量バスライン18b及び領域βの蓄積容量バスライン18cの配線幅の測定値と、設計値とを比較して露光マスクM1、M2間の基板規準における相対的な位置ずれ量が導出できる。この位置ずれ方向及び位置ずれ量に基づいて、例えば次の露光における基板と露光マスクM1、M2の相対位置の補正値を決定することにより、基板基準での露光マスクM1、M2間の相対的な位置ずれ誤差(継ぎ誤差)を抑制できる。
【0031】
上記の例では、蓄積容量バスライン18b、18cの配線幅(距離L1〜L4のいずれか)を測定して蓄積容量バスライン18b、18cの配線幅の広狭を直接的に判断して露光マスクM1、M2間の相対位置補正をしているが、これに限られない。例えば、領域αの蓄積容量バスライン18bの上辺と、それに対向するゲートバスライン12の下辺との間の距離(隣接バスライン間の距離)を計測して設計値と比較してもよい。これによっても、露光マスクM1、M2間の基板規準における相対的な位置ずれ方向/位置ずれ量を導出して露光マスクM1、M2間の相対位置補正をすることができる。
【0032】
この後、ガラス基板10上には、ドレインバスライン14、TFT20、画素電極等が形成される。以上の工程を経て作製されたTFT基板と対向基板とを貼り合わせ、両基板間に液晶を封止することにより、液晶表示装置が完成する。
【0033】
本実施の形態では、配線幅の測定対象の領域α、βの左右方向の幅を2画素分としたが、領域α、βの幅はこれに限定されるものではない。また、領域α、βは1つずつ(1画素分ずつ)設けられているが、領域α、βの数はこれに限定されるものではない。測定対象の領域α、βの幅がより太く、領域α、βの数が多いほど配線幅の測定システムを簡素化でき、また測定位置の位置決め時間も短縮できる。また本実施の形態では、比較的幅の太い蓄積容量バスライン18b、18cを形成するための配線パターン34b、34cに沿って切込み部50、51及び引出し部54、55を設けた露光マスクM1と、切込み部52、53及び引出し部56、57を設けた露光マスクM2とを例に挙げて説明したが、ゲートバスライン12を形成するための配線パターン32等、他の描画パターンに沿って切込み部及び引出し部が設けられた露光マスクであってもよい。さらに、領域α、βと同様の描画パターンが例えば表示領域外に別に設けられた露光マスクであっても構わない。
【0034】
また本実施の形態では、切込み部50、51及び引出し部54、55と切込み部52、53及び引出し部56、57とは、別の露光マスクM1、M2にそれぞれ設けられているが、切込み部50、51、52、53及び引出し部54、55、56、57を1枚の露光マスクに設けてもよい。その場合、露光マスクの右側には切込み部50、51及び引出し部54、55が設けられ、露光マスクの左側には切込み部52、53及び引出し部56、57が設けられる。例えば、ゲートバスライン12の延伸方向に4分割した分割露光において、両端以外の内側2つの分割露光領域を露光する際に当該露光マスクだけを用いることができ、かつ本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0035】
本実施の形態によれば、補正値導出用の特別な測定レチクルでなく、実際にパターングに用いられる露光マスクを用いて、基板を基準とする露光マスク間の相対的な位置ずれ方向及び位置ずれ量を導出できる。このため、平均値から大きく離れた位置合わせ誤差を有する露光マスクに対しても正確な位置合わせの補正ができる。さらに、何らかの原因で露光装置の安定が損なわれた状態で、配線層がパターニングされた基板に対しても、その上層のパターニング時に補正をフィードバックすることで製造歩留まりを向上できる。
【0036】
次に、本実施の形態による露光マスクの変形例について説明する。図13は、本変形例による露光マスクの構成を模式的に示している。2枚の露光マスクM3、M4は、縦6行×横6列のTFT基板を形成するために用いられる。なお、実際には複数層の露光工程があり各層で露光パターンは異なるが、ここでは説明を簡略化するために、基本画素単位Pが分かるようにゲートバスライン12を形成する描画パターン72、ドレインバスライン14を形成する描画パターン74、画素電極を形成する描画パターン76、及びTFT20の電極等を形成する描画パターン78を図示している。
【0037】
基板上に形成される横6列のTFT基板は、第1の領域(第1列、第2列)、第2の領域(第5列、第6列)、第3の領域(第3列、第4列)に分けられる。第1の領域を形成する露光マスクM3の領域90には、基本画素単位Pを形成するパターン形成領域80が設けられている。第3の領域を形成する露光マスクM3の領域94aには、基本画素単位Pを形成するパターン形成領域80と、基本画素単位P全体を遮光する遮光領域82とが例えば千鳥状に設けられている。一方、第2の領域を形成する露光マスクM4の領域92には、基本画素単位Pを形成するパターン形成領域80が設けられている。第3の領域を形成する露光マスクM4の領域94bには、基本画素単位Pを形成するパターン形成領域80と、基本画素単位P全体を遮光する遮光領域82とが露光マスクM3の領域94aに相補的な千鳥状に設けられている。露光マスクM3、M4双方によってパターンが形成される第3の領域では、基本画素単位P毎に見ると、露光マスクM3、M4のいずれか一方を用いてパターンが形成されている。
【0038】
このように、露光マスクM3、M4の境界付近の第3の領域の基本画素単位Pがランダムあるいは規則的に露光マスクM3、M4のいずれか一方を用いて形成されることにより、露光マスクM3、M4の相対的な位置ずれにより生じる領域間の輝度差が視認され難くなっている。本変形例では、露光マスクM3、M4の遮光領域82から描画パターン72が延出する領域γや領域δ等に切込み部及び引出し部を設けることにより、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0039】
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、配線層上に塗布されるレジストとしてポジ型を用いているが、本発明はこれに限らず、ネガ型のレジストを用いることもできる。この場合、上記実施の形態の露光マスクM1、M2の描画パターンの形成された遮光領域を透過領域にし、描画パターンの形成されていない透過領域を遮光領域にした露光マスクを用いる。
【0040】
以上説明した実施の形態によるパターン形成方法、薄膜トランジスタ基板の製造方法、液晶表示装置の製造方法、及び露光マスクは、以下のようにまとめられる。
(付記1)
複数の分割露光領域を備えた基板上に、前記複数の分割露光領域のうち一の分割露光領域と他の分割露光領域とに跨がるレジストパターンを形成するパターン形成方法において、
前記基板上にレジスト膜を形成し、
前記一の分割露光領域の前記レジスト膜を露光して、前記一の分割露光領域と前記他の分割露光領域との境界部近傍の前記レジストパターンの一辺を確定する潜像を形成し、
前記他の分割露光領域の前記レジスト膜を露光して、前記境界部近傍の前記レジストパターンの他辺、又は前記一辺に対向する他のレジストパターンの他辺を確定する潜像を形成し、
前記レジスト膜を現像して前記レジストパターンを形成すること
を特徴とするパターン形成方法。
【0041】
(付記2)
複数の分割露光領域を備えた基板上に、前記複数の分割露光領域のうち隣接する一及び他の分割露光領域に跨がる配線パターンを形成するパターン形成方法において、
前記基板上に前記配線パターンを形成するための配線層を形成し、
前記配線層上にレジスト膜を形成し、
第1の露光マスクを用いて前記一の分割露光領域の前記レジスト膜を露光して、前記一の分割露光領域と前記他の分割露光領域との境界部近傍の前記配線パターンの一辺を確定する潜像を形成し、
第2の露光マスクを用いて前記他の分割露光領域の前記レジスト膜を露光して、前記境界部近傍の前記配線パターンの他辺を確定する潜像を形成し、
前記レジスト膜を現像してレジストパターンを形成し、
前記レジストパターンをエッチングマスクとして前記配線層をエッチングして前記配線パターンを形成し、
前記境界部近傍に形成された前記配線パターンのパターン幅の広狭に基づいて、前記基板に対する前記第1及び第2の露光マスクの相対的な位置ずれの補正を行うこと
を特徴とするパターン形成方法。
【0042】
(付記3)
付記2記載のパターン形成方法において、
前記補正は、前記配線パターンのパターン幅を計測して、前記基板に対する前記第1及び第2の露光マスクの相対的な位置ずれ方向及び位置ずれ量を算出して行うこと
を特徴とするパターン形成方法。
【0043】
(付記4)
基板上に絶縁膜を介して交差して延びる複数のバスラインを形成し、前記複数のバスラインのいずれかに接続される複数の薄膜トランジスタを形成する薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
前記バスラインは、付記1乃至3のいずれか1項のパターン形成方法を用いて形成されていること
を特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
【0044】
(付記5)
付記4記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
前記バスラインは蓄積容量バスラインであること
を特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
【0045】
(付記6)
2枚の基板間に液晶を封止した液晶表示装置の製造方法であって、
前記2枚の基板の少なくとも一方は、付記4又は5に記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法を用いて作製されること
を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
【0046】
(付記7)
複数に分割された分割露光領域に、繋ぎ合わされると複数の前記分割露光領域に跨るレジストパターンを形成する描画パターンと、前記分割露光領域間の境界部近傍を遮光する遮光帯とを備えた露光マスクであって、
前記境界部近傍の前記レジストパターンの一辺を確定するように前記遮光帯が切り込まれた切込み部と、
前記境界部近傍の前記レジストパターンの他辺の一部を確定しないように前記遮光帯が引き出された引出し部と
を有していることを特徴とする露光マスク。
【0047】
(付記8)
複数に分割された分割露光領域に、繋ぎ合わされると複数の前記分割露光領域に跨るレジストパターンを形成する描画パターンと、前記分割露光領域間の境界部近傍を遮光する遮光帯とをそれぞれ備えた1組の露光マスク対であって、
前記境界部近傍の前記レジストパターンの一辺を確定するように前記遮光帯が切り込まれた切込み部と、前記境界部近傍の前記レジストパターンの他辺の一部を確定しないように前記遮光帯が引き出された引出し部とを有する第1の露光マスクと、
前記境界部近傍の前記レジストパターンの他辺を確定するように前記遮光帯が切り込まれた切込み部と、前記境界部近傍の前記レジストパターンの一辺の一部を確定しないように前記遮光帯が引き出された引出し部とを有する第2の露光マスクと
を備えていることを特徴とする1組の露光マスク対。
【0048】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、良好な表示特性の得られる液晶表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】継ぎ露光を用いてゲート金属層がパターニングされた段階のガラス基板の一部を示す図である。
【図2】露光マスクM5、M6を示す図である。
【図3】露光マスクM5、M6を重ね合わせた状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による露光マスクM1、M2を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態による露光マスクM1、M2を重ね合わせた状態を示す図である。
【図6】露光マスクM1と、露光マスクM1に対して相対的に上方向の位置ずれが生じた露光マスクM2とを重ね合わせた状態を示す図である。
【図7】図6の領域αを拡大して示す図である。
【図8】図6の領域αの露光マスクM1、M2を拡大して示す図である。
【図9】図6の領域βを拡大して示す図である。
【図10】露光マスクM1と、露光マスクM1に対して相対的に下方向の位置ずれが生じた露光マスクM2とを重ね合わせた状態を示す図である。
【図11】図10の領域αを拡大して示す図である。
【図12】図10の領域βを拡大して示す図である。
【図13】本発明の一実施の形態による露光マスクの構成の変形例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 ガラス基板
12 ゲートバスライン
14 ドレインバスライン
18a〜18c 蓄積容量バスライン
19 蓄積容量電極
20 TFT
21 ドレイン電極
22 ソース電極
30、31、40、41 遮光帯
32、33、34、34a〜c、35、35a〜c 配線パターン
36 オーバーラップ領域
38 補助パターン
50、51、52、53 切込み部
54、55、56、57 引出し部
60 境界部
62 継ぎ部
72、74、76、78 描画パターン
80 パターン形成領域
82 遮光領域
M1〜M6 露光マスク

Claims (6)

  1. 一の分割露光領域と他の分割露光領域とに跨がるレジストパターンを基板上に形成するパターン形成方法において、
    前記基板上にレジスト膜を形成し、
    前記レジストパターンを形成する描画パターンと、前記分割露光領域間の境界部近傍を遮光する遮光帯とをそれぞれ備えた1組の露光マスク対のうち、前記境界部を跨っている領域の前記レジストパターンの対向する一辺及び他辺のうち前記一辺を確定するように第1の遮光帯が切り込まれた第1の切込み部と、前記他辺を確定しないように前記第1の遮光帯が引き出された第1の引出し部とを有する第1の露光マスクを用いて、前記レジスト膜を露光して、前記レジストパターンの一辺を確定する潜像を形成し、
    前記他辺を確定するように第2の遮光帯が切り込まれた第2の切込み部と、前記一辺を確定しないように前記第2の遮光帯が引き出された第2の引出し部とを有する第2の露光マスクを用いて、前記レジスト膜を露光して、前記レジストパターンの他辺を確定する潜像を形成し、
    前記レジスト膜を現像して前記レジストパターンを形成すること
    を特徴とするパターン形成方法。
  2. 一の分割露光領域と他の分割露光領域とに跨がる配線パターンを基板上に形成するパターン形成方法において、
    前記基板上に前記配線パターンを形成するための配線層を形成し、
    前記配線層上にレジスト膜を形成し、
    前記配線パターンを形成する描画パターンと、前記分割露光領域間の境界部近傍を遮光する遮光帯とをそれぞれ備えた1組の露光マスク対のうち、前記境界部を跨っている領域の前記配線パターンの対向する一辺及び他辺のうち前記一辺を確定するように第1の遮光帯が切り込まれた第1の切込み部と、前記他辺を確定しないように前記第1の遮光帯が引き出された第1の引出し部とを有する第1の露光マスクを用いて、前記レジスト膜を露光して、前記配線パターンの一辺を確定する潜像を形成し、
    前記他辺を確定するように第2の遮光帯が切り込まれた第2の切込み部と、前記一辺を確定しないように前記第2の遮光帯が引き出された第2の引出し部とを有する第2の露光マスクを用いて、前記レジスト膜を露光して、前記配線パターンの他辺を確定する潜像を形成し、
    前記レジスト膜を現像してレジストパターンを形成し、
    前記レジストパターンをエッチングマスクとして前記配線層をエッチングして前記配線パターンを形成し、
    前記境界部近傍に形成された前記配線パターンのパターン幅の広狭に基づいて、前記基板に対する前記第1及び第2の露光マスクの相対的な位置ずれの補正を行うこと
    を特徴とするパターン形成方法。
  3. 基板上に絶縁膜を介して交差して延びる複数のバスラインを形成し、前記複数のバスラインのいずれかに接続される複数の薄膜トランジスタを形成する薄膜トランジスタ基板の製造方法において、
    前記バスラインは、請求項1又は2のパターン形成方法を用いて形成されていること
    を特徴とする薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  4. 2枚の基板間に液晶を封止した液晶表示装置の製造方法であって、
    前記2枚の基板の少なくとも一方は、請求項3記載の薄膜トランジスタ基板の製造方法を用いて作製されること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 複数に分割された分割露光領域に、繋ぎ合わされると複数の前記分割露光領域に跨るレジストパターンを形成する描画パターンと、前記分割露光領域間の境界部近傍を遮光する遮光帯とを備えた露光マスクであって、
    前記境界部を跨っている領域の前記レジストパターンの対向する一辺及び他辺のうち前記一辺を確定するように前記遮光帯が切り込まれた切込み部と、
    前記他辺を確定しないように前記遮光帯が引き出された引出し部と
    を有していることを特徴とする露光マスク。
  6. 一の分割露光領域と他の分割露光領域とに跨るレジストパターンを形成する描画パターンと、前記分割露光領域間の境界部近傍を遮光する遮光帯とをそれぞれ備えた1組の露光マスク対であって、
    前記境界部を跨っている領域の前記レジストパターンの対向する一辺及び他辺のうち前記一辺を確定するように第1の遮光帯が切り込まれた第1の切込み部と、前記他辺を確定しないように前記第1の遮光帯が引き出された第1の引出し部とを有する第1の露光マスクと、
    前記他辺を確定するように第2の遮光帯が切り込まれた第2の切込み部と、前記一辺を確定しないように前記第2の遮光帯が引き出された第2の引出し部とを有する第2の露光マスクと
    を備えていることを特徴とする1組の露光マスク対。
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