JP4364678B2 - 部品搬送装置、表面実装機および部品試験装置 - Google Patents

部品搬送装置、表面実装機および部品試験装置 Download PDF

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Description

本発明は、部品供給位置から吸着ノズルでIC等の電子部品を吸着し、目的位置まで搬送されるように構成された部品搬送装置と、この装置が適用される表面実装機および部品試験装置に関するものである。
従来から、移動可能なヘッドユニットを備え、このヘッドユニットに設けられた吸着ノズルで部品を吸着し、ヘッドユニットを移動させることにより電子部品を部品供給部から基板上の所定位置に搬送して実装を行う表面実装機が知られている。またその表面実装機では、部品の吸着状態等を認識するために、吸着された部品を撮像することが一般的に行われている。
このような表面実装機について、搬送効率を高めるための様々な方策が提案されている。例えば吸着等を行うために昇降する実装用ヘッドの先端に複数の吸着ノズルを備えて、一度に多数の電子部品を吸着できるものが知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1に示される装置は、傾斜した縦軸回りに回転する円板状の保持部の外周付近に複数の吸着ノズルを配した構造を採っている。また特許文献2に示される装置は、横軸回りに回転するノズル組付けブロックに、複数の吸着ノズルを放射状に配した構造を採っている。
また特許文献1に示される装置は、撮像のためのカメラやミラーよりも吸着ノズルの位置を低くすることによって実装用ヘッドの昇降ストロークを小さくし、搬送効率を高めている。
特開平9−186490号公報 特開2001−60796号公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に示される装置では、吸着ノズルの数を増やすにつれて保持部やノズル組付けブロックを大径化する必要が生じ、装置全体の大型化を招くものであった。また、一度に多くの電子部品を吸着しても、それを撮像するために多くの時間が費やされるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コンパクトな構造でありながら一度に多くの電子部品を吸着したり、吸着ノズルの昇降ストロークを小さくしたりして搬送効率を高め、さらに吸着した電子部品の撮像時間を短縮することができる部品搬送装置並びに同装置を搭載した表面実装機及び部品試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、部品供給位置から吸着ノズルで電子部品を吸着し、目的位置まで搬送されるように構成された部品搬送装置において、上記部品供給位置と上記目的位置とにわたって移動可能なヘッドユニットと、上記ヘッドユニットに設けられた実装用ヘッドと、上記実装用ヘッドの先端部に設けられた固定部と、上記固定部に対して横軸回りに回転可能に取り付けられ、上記吸着ノズルの基端側を支持するノズル組付けブロックと、上記ノズル組付けブロックを横軸回りに駆動する駆動軸と、上記吸着ノズルに吸着された電子部品を撮像する撮像手段とを備え、上記ノズル組付けブロックは、横軸回りに回転可能に支持されるとともに、該横軸の方向に並ぶように複数設けられ、上記駆動軸は、上記ノズル組付けブロックを片持ち状に支持するものであり、上記吸着ノズルは、その軸線方向が、上記横軸の回転中心から放射状となるように上記各ノズル組付けブロックに組付けられ、上記撮像手段は、同一の搬送動作中に、異なるノズル組付けブロックの吸着ノズルを同一方向に向けた状態で、その各吸着ノズルに吸着された各電子部品を一括に撮像するように構成されており、上記撮像手段は上記ヘッドユニットに搭載されるとともに、上記ヘッドユニットに対して上記ノズル組付けブロックが並ぶ方向に移動可能とされ、その方向に上記ヘッドユニットに対して移動しつつ電子部品の撮像を行うように構成されていることを特徴とする。
この構成によると、吸着ノズルが横軸まわりに縦方向に回転する構造となる。そしてノズル組付けブロックが、その横軸の方向に並ぶように複数設けられた構造となる(当明細書において、以下これを複列式縦ロータリーヘッド構造と称する)。複列式縦ロータリーヘッド構造を採ることにより吸着ノズルの総数を増やすことができ、搬送効率を高めることができる。
加えて、撮像手段がヘッドユニットに搭載されるとともに、ヘッドユニットに対してもノズル組付けブロックが並ぶ方向に移動する構造(当明細書において、以下これをオンザフライスキャン式の構造と称する。)とすると、1台の撮像手段で全ての吸着部品を高精度で撮像することができる。これは、各ノズル組付けブロックに専用の撮像手段を固定的に設けたものに比べて撮像手段の台数を削減することができる。
また、ノズル組付けブロックを大径化することなく吸着ノズルの総数を増やすことができるので、コンパクトな構造とすることができ、装置全体を小型軽量化することができる。また回転部分(ノズル組付けブロック)の慣性モーメントの増加が抑制されるため、これを回転させるモータの負荷を軽減することができ、小型で低負荷用のモータを使用することができる。
また撮像手段が、同一の搬送動作中に複数の電子部品を一括に撮像するので、撮像時間の短縮が図られる。なお、ここでいう同一の搬送動作とは、各吸着ノズルが部品供給位置で電子部品を吸着してからヘッドユニットが目的位置に移動し、電子部品が吸着ノズルから解放されるまでの一連の動作を指す。また一括に撮像するとは、1回の撮像動作で複数の電子部品を撮像することを指す。例えば撮像手段がCCDエリアセンサ等の場合は1画角内に複数の電子部品を納めて撮像することを指し、CCDラインセンサ等を走査して撮像するものの場合は、1回の走査によって複数の電子部品をまとめて撮像することを指す。
上記構成において、上記各ノズル組付けブロックには複数の吸着ノズルを備え、上記ノズル組付けブロックと上記固定部との合わせ面に形成され、上記吸着ノズルの個数に対応して同心に形成された環状溝と、上記ノズル組付けブロックに形成され、上記環状溝から対応する吸着ノズルに延びる放射状の部位と、上記固定部に形成され、上記環状溝毎に独立して負圧を供給する部位とを含むエア通路を設け、上記部品供給位置において上記ノズル組付けブロックを回転させつつ上記各吸着ノズルによって順次電子部品を吸着し、吸着された電子部品を、上記ノズル組付けブロックを回転させつつ上記撮像手段で順次撮像するように構成する(請求項2)ことにより、より一層の搬送効率向上を図ることができる。
このように各ノズル組付けブロックに複数の吸着ノズルを備えることによってノズル組付けブロックの数を増やすことなく吸着ノズルの総数を増やすことができる。また、ノズル組付けブロックを回転させつつ上記各吸着ノズルによって順次電子部品を吸着することにより、吸着ノズルが放射状に並んでいても吸着位置を一定(例えば常にノズル先端が下方を向いた状態で吸着する)とすることができる。従って、吸着時における吸着ノズルの動きを単純なもの(例えば昇降動作)とすることができ、簡単な構造とすることができる。
さらに、吸着された電子部品を、上記ノズル組付けブロックを回転させつつ上記撮像手段で順次撮像することにより、吸着ノズルが放射状に並んでいても撮像位置を一定とすることができる。従って、撮像手段を固定、或いは走査するものにおいては単純な動きとすることができ、簡単な構造とすることができる。
また、電子部品を吸着してから上記ノズル組付けブロックを所定角度回転させた状態で、上記撮像手段が該電子部品を撮像するように構成する(請求項3)と良い。
カメラ(撮像手段)を吸着ノズルの側方や上方に配置し、かつノズル組付けブロックを、部品吸着位置から回転させずに撮像する場合(吸着ノズルが下向きで固定された、一般的な従来構造の場合を含む)、吸着ノズル先端が下を向いているので、ミラー等を介して撮像することとなる。従って吸着ノズル先端より下方にミラー等や照明装置を配置するスペースが必要となり、撮像時の吸着ノズル位置を比較的高い位置に設定しなければならない。このため、吸着ノズル(ノズル組付けブロック)の昇降ストロークが大きくなってしまう。
しかし、上記構成によると、ノズル組付けブロックを部品吸着状態から例えば90°或いは180°回転させた状態で、側方や上方から直接カメラで撮像することができる。つまり吸着ノズルの下にミラー等や照明装置を設置するスペースが不要となるので、撮像時の吸着ノズル位置を必要最小限の低い位置に設定することができる。従って、吸着時の昇降ストロークを小さくすることができ、搬送効率が高められる。また、照明装置のレイアウト上の制約が緩和されるため、これを大型化することができ、充分な光量を確保することができる。
撮像時のノズル組付けブロックの回転角は90°や180°に限らず、適宜設定して良い。例えば、レイアウト上、最もコンパクトな構造となる位置にカメラを配置し、それに応じて撮像時のノズル組付けブロックの回転角を設定するようにすれば、装置全体の小型化に大きく貢献することができる。
なお、請求項1のようなオンザフライスキャン式の構造では、撮像時に吸着ノズルが下を向いている場合、その下にミラー等や照明装置を設置することが殆ど必然的に要求されるものであった。従って、請求項1の構成に請求項3の構造を併用すると、当該請求項1の効果(1台の撮像手段で全ての吸着部品を高精度で撮像することができる)が一層大きく活かされるものとなる。
請求項5の発明は、部品供給部において供給される部品を実装作業位置に位置決めされた基板上に搬送して基板上の所定位置に装着する表面実装機において、上記部品供給部から基板上に部品を搬送する手段として、請求項1乃至4の何れか1項に記載の部品搬送装置を備えていることを特徴とする。
また請求項6の発明は、部品供給部において供給される部品を試験手段に搬送して各種試験を行う部品試験装置において、上記部品供給部から上記試験手段に部品を搬送する手段として、請求項1乃至4の何れか1項に記載の部品搬送装置を備えていることを特徴とする。
これらの表面実装機や部品試験装置は、部品の搬送効率が高められたり撮像時間が短縮されたりしているので、全体として実装効率や試験効率が高められる。
以上の説明で明らかなように、本発明によると、部品搬送装置において、コンパクトな構造でありながら一度に多くの電子部品を吸着したり、吸着ノズルの昇降ストロークを小さくしたりして搬送効率を高め、さらに吸着した電子部品の撮像時間を短縮することができる。そしてこの部品搬送装置を搭載した表面実装機や部品試験装置は、全体として実装効率や試験効率を高めることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る第1実施形態であって、本発明の部品搬送装置を搭載した(機能的に内在させた)表面実装機を概略的に示す平面図である。また図2は同部分正面図であり、図3は同部分側面図である。当実施形態の表面実装機は、オンザフライスキャン式の表面実装機であって、主に各部機構の作動によってプリント基板Pに電子部品C(IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品)を実装する本体機構部10と、その作動を制御するコントローラ30(図5参照)とからなる。本体機構部10に設けられた基台1の上にプリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板Pがこのコンベア2上を搬送されて基板設置部3(実装作業位置)で位置決めされ、設置されるようになっている。図1に、基板設置部3に設置されたプリント基板Pを二点鎖線で示す。
上記コンベア2の両側には、部品供給部4が配置されている。これらの部品供給部4には、多数列のテープフィーダー4aが設けられている。各テープフィーダー4aは、各々、電子部品Cを所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから導出されるように構成されており、ヘッドユニット6により電子部品Cが間欠的に取り出されるようになっている。
基台1の上方には、部品装着用のヘッドユニット6が装備されている。このヘッドユニット6は、部品供給部4と基板設置部3に設置されたプリント基板Pの実装位置(目的位置)とにわたって移動可能とされ、X軸方向及びY軸方向に移動することができるようになっている。
すなわち、基台1上には、Y軸方向の固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置されて、この支持部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X軸方向のガイド部材13と、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット6が移動可能に保持され、このヘッドユニット6に設けられたナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合している。そして、Y軸サーボモータ9の作動により上記支持部材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動によりヘッドユニット6が支持部材11に対してX軸方向に移動するようになっている。
また、Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15には、それぞれエンコーダ9a,15aが設けられており、これによって上記ヘッドユニット6の移動位置が検出されるようになっている。
ヘッドユニット6には、複数(当実施形態では6個。但し図面を簡潔にするため図2には中央部の実装用ヘッド16を省略して示す。)の実装用ヘッド16が設けられている。実装用ヘッド16は、ヘッドユニット6のフレームに対して昇降(Z軸方向の移動)及び下向きの吸着ノズル(図3の状態では吸着ノズル17c)の中心軸(R軸)回りの回転が可能とされ、図外のZ軸サーボモータ等の昇降駆動手段及びR軸サーボモータ等の回転駆動手段により作動されるようになっている。
各実装用ヘッド16の先端には、横軸回りに回転可能に支持されたタレット16b(ノズル組付けブロック)が設けられている。タレット16bは、個別に設けられたタレット駆動モータ45(図5参照)によって縦回転する構造となっている。従って、6個の実装用ヘッド16は、全体で複列式縦ロータリーヘッド構造を構成している。各タレット16bには複数(当実施形態では各4本)の吸着ノズル17が組付けられている。各吸着ノズル17(詳しくは吸着ノズル17a,17b,17c,17d)は、その軸線方向がタレット16bの横軸の回転中心から90°間隔の放射状となるように組付けられている。従って、図3の状態(吸着ノズル17cが下向きとなっている)からタレット16bが矢印方向に90°回転すると、吸着ノズル17cは横向きとなり、代わって吸着ノズル17dが下向きとなる。吸着ノズル17は、負圧によって電子部品Cを吸着し、ヘッドユニット6の移動中、その吸着状態を保持する。各吸着ノズル17への負圧供給構造については後に詳述する。
更にヘッドユニット6には、撮像ユニット20が搭載されている。撮像ユニット20は、吸着ノズル17に吸着された電子部品Cを撮像するためのユニットで、カメラ18及び照明装置19を備える。
図3に示すように、撮像ユニット20は、ヘッドユニット6の背面(図3では左側)から下方にかけて設けられ、ヘッドユニット6に支持されている。撮像ユニット20の上部にはX軸方向に延びるボールねじ軸23(ヘッドユニット6に支持されている)が挿通されている。撮像ユニット20にはボールねじ軸23に螺合するナット部分(図示せず)が設けられている。ボールねじ軸23は撮像ユニット軸サーボモータ22により回転駆動され、その回転によって撮像ユニット20がX軸方向(6個のタレット16bが並ぶ方向)に移動するようになっている。また、撮像ユニット軸サーボモータ22にはエンコーダ22aが設けられており、これによって撮像ユニット20の移動位置が検出されるようになっている。
撮像ユニット20には、そのレンズをタレット16bの方向に向けたカメラ18が設けられている。カメラ18はCCDラインセンサからなる撮像手段である。このカメラ18をX軸方向に移動させつつ撮像することにより、吸着ノズル17(図3の状態では吸着ノズル17b)に吸着された電子部品Cの像を得ることができるようになっている。
また撮像ユニット20には、撮像対象となる電子部品Cを照明する、LED等からなる照明装置19が設けられている。
図4は図3のIII−III線断面図であり、タレット16bを含む実装用ヘッド16の内部構造(主に負圧供給構造)を示す。実装用ヘッド16の先端部は、実装用ヘッド16と一体となった固定部16aと、この固定部16aに対してタレット駆動軸16c(横軸)回りに回転するタレット16bとからなる。
固定部16aには、図外の負圧発生装置から、負圧供給バルブ47(図5参照)を経由して4本の負圧供給管50(詳しくは負圧供給管50a,50b,50c,50d)が接続されている。固定部16aの内部には、各負圧供給管50と連通する4本のエア通路51(詳しくはエア通路51a,51b,51c,51d)が設けられており、各エア通路51の他端はタレット16bとの合わせ面に開口している。一方、タレット16bの固定部16aとの合わせ面における、各エア通路51の開口部に対応する位置に、4本の環状溝52(詳しくは環状溝52a,52b,52c,52d)が設けられている。各環状溝52はタレット駆動軸16cの同心円上に形成された溝であり、タレット16bが回転しても各エア通路51が常にそれぞれ独立して各環状溝52に連通するようになっている。タレット16bの内部には、各環状溝52と連通する4本のエア通路53が設けられている。各エア通路53は、タレット16bの外周面から放射状に突設された各吸着ノズル17に導かれ、その解放端は電子部品Cを吸着するための吸着口となっている。図4には環状溝52aと吸着ノズル17aとを連通するエア通路53a及び環状溝52cと吸着ノズル17cとを連通するエア通路53cを示す。
このような構造により、結局、吸着ノズル17a,17b,17c,17dは、それぞれ負圧供給管50a,50b,50c,50dと1対1対応して接続されている。そして、タレット16bが回転しても各吸着ノズル17に対してそれぞれ独立に負圧供給のオン・オフ(吸着のオン・オフ)が制御できるようになっている。
図5は、当表面実装機の制御系を示す概略ブロック図である。コントローラ30は、本体機構部10の内部の適所に設けられ、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されている。このコントローラ30は、機能構成として主制御部32、駆動軸制御部34、カメラ・照明制御部38、画像処理部40、タレット制御部41及び負圧供給制御部42を含んでいる。
主制御部32は、表面実装機の動作を統括的に制御するもので、予め記憶されたプログラムに従ってヘッドユニット6や撮像ユニット20等を作動させるべく駆動軸制御部34を介してサーボモータ9,15,22等の駆動を制御するとともに、カメラ18により撮像される部品画像に基づいて吸着ノズル17による部品の状態(位置、姿勢、部品の良否等)を認識する。また認識された部品の状態に応じ、実装位置の補正を行う。
カメラ・照明制御部38は、カメラ18の撮像動作を制御するとともに、その撮像タイミングと同期して照明装置19を作動させる。
画像処理部40は、カメラ18から出力される画像信号に所定の処理を施すことにより部品認識に適した画像データを生成して主制御部32に出力する。
タレット制御部41は、タレット16bの回転角を決定し、タレット駆動モータ45に所定の駆動信号を送る。具体的には、電子部品Cを吸着すべき吸着ノズル17や、プリント基板Pに実装すべき吸着ノズル17が下を向くようにタレット16bの回転角を決定する。また撮像すべき電子部品Cを吸着した吸着ノズル17がカメラ18のレンズの方向を向くようにタレット16bの回転角を決定する。
負圧供給制御部42は、タレット制御部41と連携をとって、負圧供給バルブ47のオン・オフを制御する。具体的には、各吸着ノズル17が電子部品Cを吸着するとき、或いは吸着状態を保持するときには負圧供給バルブ47をオンとして負圧を供給(負圧吸引)し、電子部品Cを解放するときには負圧供給バルブ47をオフとして負圧の供給を停止する。この負圧供給制御は、実装用ヘッド16ごとに、また吸着ノズル17ごとにそれぞれ独立してなされる。
駆動軸制御部34は、エンコーダ9a,15aからの信号によってヘッドユニット6の現在位置(X,Y)を検知しながら、Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15を駆動制御してヘッドユニット6を所定の位置に移動させる。ヘッドユニット6を実装位置に移動させる際には、主制御部32で演算された位置補正を反映させる。また駆動軸制御部34は、エンコーダ22aからの信号によって撮像ユニット20のヘッドユニット6に対するX軸方向の現在位置を検知しながら、撮像ユニット軸サーボモータ22を駆動制御して撮像ユニット20を所定の位置に移動させる。
次に、図6のフローチャートを参照しつつ、コントローラ30の制御に基づく表面実装機の実装動作の一例について説明する。
図6は、実装動作の概略フローチャートである。当実施形態の表面実装機は、実装するプリント基板Pに応じた電子部品Cの組み合わせや実装位置等を一纏まりにした基板データが準備されている。そこでまず実装するプリント基板Pに応じた基板データを選択し、読み込む(ステップS1)。次に、プリント基板Pをコンベア2によって基板設置部3まで搬送し、固定する(ステップS3)。
次にステップS5に移行し、部品吸着が実行される。詳しくは、部品供給部4においてタレット16bを回転させつつ吸着ノズル17によって順次電子部品Cが吸着される。図7は、この吸着動作を示す説明図であり、(a)は吸着ノズル17aが電子部品Cを吸着した状態、(b)は(a)に示す状態からタレット16bが矢印方向に90°回転した状態を示す。図7(a)に示すように、最初下向きの吸着ノズル17が吸着ノズル17aであった場合、まず実装用ヘッド16を昇降させつつ負圧を供給することにより吸着ノズル17aで電子部品Cの吸着がなされる。タレット駆動軸16cの軸方向に並んだ6本全部の吸着ノズル17aへの吸着が完了すると、図6のフローチャートのステップS7に移行し、全吸着ノズルに吸着が完了したか否かの判定がなされる。図7(a)に示す状態では、吸着ノズル17b,17c,17dへの吸着は未だなされていないので、判定はNOとなり、ステップS9へ移行する。即ちタレット16bが矢印方向(以下、この回転方向を順方向、その逆を逆方向という)に90°回転される。すると今度は図7(b)に示すように吸着ノズル17bが下向きとなるので、吸着ノズル17bに電子部品Cを吸着させる。このようにして順次吸着ノズル17c、17dにも吸着を行わせると、全ての吸着ノズル17(合計24本)への吸着が完了する(ステップS7でYES)。
次にステップS11に移行し、部品の撮像が実行される。最初の撮像は、ヘッドユニット6が部品供給部4から基板設置部3へ移動する時間を利用してなされる。詳しくは、タレット16bを回転させつつカメラ18によって順次電子部品Cの撮像がなされる。図8は、最初の撮像動作を示す説明図であり、実装用ヘッド16及び撮像ユニット20付近の平面図である(図を簡潔にするため中央部の3個の実装用ヘッド16を省略して示す)。吸着ノズル17dでの吸着が完了した時点で,吸着ノズル17cが図8に示すようにカメラ18の方向を向いている。この状態で吸着ノズル17cに吸着された6個の電子部品Cが、撮像ユニット20を矢印方向に移動(走査)させつつ、カメラ18で一括に撮像される。
この撮像が完了すると、図6のフローチャートのステップS13に移行し、撮像画面に基づいて吸着された部品の状態が認識される。ここで吸着ズレ等があった場合には、必要に応じて実装位置の補正がなされる。次に、ヘッドユニット6を補正後の実装位置に移動させつつタレット16bを逆方向に90°回転(順方向に270°でも良い)させ、吸着ノズル17cを下に向ける(ステップS14)。そして吸着ノズル17cに吸着された6個の電子部品Cを順次プリント基板Pのそれぞれの実装位置に実装する(ステップS15)。
実装が終わるとステップS17に移行し、全部品の実装が完了したか否かの判定がなされる。この時点では未だ吸着ノズル17a,17b,17dに吸着された電子部品Cが実装されていないので、ステップS11に戻り、未だ実装していない部品の撮像が行われる。この時点では吸着ノズル17cが下を向いているので、吸着ノズル17bがカメラ18の方向を向いている。そこでヘッドユニット6を、吸着ノズル17bに吸着された電子部品Cの最初の実装位置に移動させつつ、吸着ノズル17bに吸着された電子部品Cを撮像する。この時点で、撮像ユニット20は図8の二点鎖線で示す位置にあるので、今度は矢印と反対方向に(実線で示す位置に向かって)移動させつつ撮像する。こうして上記と同様にステップS13〜ステップS15を繰返し、吸着ノズル17bに吸着された電子部品Cの実装を行う。以下同様に、吸着ノズル17a,17dに吸着された電子部品Cの実装を行う。全ての吸着ノズル17(合計24本)に吸着された電子部品Cの実装が完了すると(ステップS17でYES)、リターンする。
なお、ステップS17の後、更に電子部品Cの実装を続けるときはステップS5〜ステップS17の制御を繰り返す。また同じ種類の別のプリント基板Pに実装するときはステップS3〜ステップS17の制御を繰り返す。更に別の種類のプリント基板Pに実装するときはステップS1〜ステップS17の制御を繰り返す。
以上説明したように、当実施形態の表面実装機は、複列式縦ロータリーヘッド構造を採っているので、吸着ノズルの総数が24本と多く、部品供給部4で一度に多数の電子部品Cを吸着することができる。従って部品供給部4と実装位置との往復回数を削減することができ、搬送効率が高められている。また、1個のタレット16bに設けられる吸着ノズル17の数を比較的少ない4本として、タレット16bをあまり大径化しないようにしているので、コンパクトな構造とすることができ、装置全体を小型軽量化している。
また当実施形態の実装機は、オンザフライスキャン式の構造によってヘッドユニット6の移動中に撮像を行うことができる。従ってヘッドユニット6の移動経路として最短経路をとることができ、またその移動時間を有効利用して撮像することにより時間短縮が図られている。しかもカメラ18が6個の電子部品Cを一括に撮像するので、撮像時間が短縮され、一層の実装効率向上が図られている。
さらに、タレット16bを部品吸着位置から90°回転させた状態で、横から直接カメラ18で撮像している。従って下を向いた吸着ノズル17より更に下方にミラーや照明装置等の設置スペースを設ける必要がなく、撮像時の吸着ノズル17の位置を必要最小限の低い位置に設定することができる。これによって実装用ヘッド16の昇降ストロークを小さくし、搬送効率を高めている。また照明装置19のレイアウト上の制約が緩和され、大型化が容易となるので、充分な光量を確保することができる。
なお、当実施形態において、1列単位で電子部品Cを撮像し、実装するようにしている(図6のフローチャートのステップS11〜S17)が、先にタレット16bを回転させつつ全ての電子部品Cを撮像してから、最初の電子部品Cを実装するようにしても良い。或いは、1列の吸着ノズル17での吸着が完了するごとに撮像を行うようにしても良い。
次に、当実施形態の変形例について説明する。図9は、当実施形態の変形例を示す説明図であり、(a)はミラーを介して上方から撮像するもの、(b)は各タレットに3本の吸着ノズルを備えるもの、(c)は各タレットに5本の吸着ノズルを備えるものである。なお、以下の図において上記実施形態と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図9(a)では、ミラー25をタレット16bの側方に配し、その上方に撮像ユニット20’を配している。撮像ユニット20’に搭載されたカメラ18は、ミラー25の方向を向いた吸着ノズル17(図の状態では吸着ノズル17c)に吸着された電子部品Cを、ミラー25を介して撮像する。このようにカメラ18を上方に配置することにより、タレット16bの側方を省スペース化することができる。
吸着ノズル17の本数は、各タレット16bに4本づつに限定するものではない。図9(b)のように各タレット16b’に3本づつの吸着ノズル(17a’,17b’,17c’)を設けたり、図9(c)のように各タレット16b’’に5本づつの吸着ノズル(17a’’,17b’’,17c’’,17d’’,17e)を設けたりしても良い。或いは各2本以下や各6本以上としても良い。各吸着ノズル17の数を多くすると、一度に吸着できる電子部品Cの数をより多くすることができ、各吸着ノズル17の数を少なくすると、タレット16bや実装用ヘッド16の内部構造を簡潔にすることができる。
また、撮像方向(カメラ18の位置)も側方や上方に限定するものではなく、図9(b)のように斜め上方から撮像したり、図9(c)のように斜め下方から撮像したりしても良い。その他、吸着ノズル17の本数やレイアウト上の制約に応じて適宜設定して良い。
図10は、本発明の第2実施形態としての表面実装機を示す説明図であり、第1実施形態の図8に相当する部分正面図である。当実施形態の表面実装機も第1実施形態と同じく部品搬送装置を搭載するとともにヘッドユニット6にカメラ18を搭載している。但し、当実施形態のカメラ18はCCDエリアセンサからなり、ヘッドユニット6に固定して設けられている。
当実施形態では、実装用ヘッド16と、これと正面視で左右対称の実装用ヘッド16’とが一対をなしており、この対が複数(例えば3対)ヘッドユニット6に設けられている。そして、各対あたり一組のカメラ18、照明装置19およびミラー26が設けられている。
カメラ18は実装用ヘッド16,16’の上方に、照明装置19及びミラー26は実装用ヘッド16,16’の下方に設けられ、照明装置19及びミラー26は、非撮像時には退避位置(図10の状態で紙面奥側)に移動するようになっている。撮像時には照明装置19及びミラー26が前方(紙面手前側)に移動し、下を向いた吸着ノズル17(図の状態では吸着ノズル17d)の直下に配される。そしてカメラ18は、各吸着ノズル17dに吸着された2個の電子部品Cを、ミラー26を介して一括に撮像する。当実施形態では6本の吸着ノズル17に吸着された電子部品Cを撮像するために3台のカメラ18を要するが、カメラ18をヘッドユニット6に対して移動させる機構が不要となり、簡単な構造とすることができる。
図11は、本発明に係る部品搬送装置の第3実施形態としての部品試験装置を概略的に示す平面図である。この部品試験装置にも本発明の部品搬送装置が機能的に搭載されている。部品試験装置70の基台71には、ベアチップ(電子部品)がダイシングされた状態のウェハWaを上下多段に収納したカセット72を装着可能なカセット設置部73が設けられている。このカセット設置部73に装着されたカセット72は、図略の搬送機構により基台71に形成された開口部74の下方位置に搬送され、この位置でベアチップがヘッド75によって取上げられる。ヘッド75は、基台71上でY軸方向に延びるレール76に沿って、上記開口部74から部品待機部77(部品供給部)までベアチップを搬送するようになっている。部品待機部77は、基台71上でX軸方向に延びる一対のレール78間に配置され、この部品待機部77に搬送されたベアチップは、各レール78に沿って駆動する一対のヘッドユニット79,80により基台71上の検査ソケット81(目的位置)まで搬送され、試験手段によって所定の各種試験が実行されることとなる。
ヘッドユニット79,80には、ベアチップを吸着可能な吸着ノズルをそれぞれ備えた2つの検査用ヘッド79a,80aが並べて設けられている。これら検査用ヘッド79a,80aは、上記第1実施形態または第2実施形態と同様の複列縦ロータリーヘッド構造となっている。即ち、X軸方向またはY軸方向に設けられたタレット駆動軸に支持されたタレットを複数備えている。そして、部品待機部77でタレットを回転させつつ全ての吸着ノズルにベアチップを吸着する。
また、基台71上には、部品待機部77と検査ソケット81との間に撮像ユニット84,86が設けられており、撮像ユニット84,86上をヘッドユニット79,80が移動することにより該ヘッドユニット79,80に吸着されたベアチップを撮像、認識するように構成されている。即ち、検査用ヘッド79a,80aが撮像ユニット84,86の上方で一旦停止し、タレットを回転させて順次吸着ノズルが下方を向くようにしながらベアチップの撮像を行う。その際、撮像ユニット84,86は、CCDラインセンサやCCDエリアセンサからなるカメラによって、異なるタレットの吸着ノズルに吸着されたベアチップを一括に撮像する。
撮像ユニット84,86は、部品待機部77から検査ソケット81まで搬送されるベアチップの不良(例えば、バンプの高さ不良)を検知し、ここで不良品であると検知されたベアチップは、ヘッドユニット79,80により基台71上の不良品回収部88に載置された不良品用トレイ89に搬送される。これに加えて、上記撮像ユニット84,86は、ヘッドユニット79,80に対するベアチップの姿勢を検知し、ここでヘッドユニット79,80に対して位置ずれしていると検知されたベアチップは、当該ヘッドユニット79,80により位置補正が実行された後、検査ソケット81へ搬送される。
そして、検査ソケット81で試験手段により各種試験がなされ、その結果、不良品であると判定されたベアチップは、各ヘッドユニット79,80により上記不良品用トレイ89に搬送される一方、良品であると判定されたベアチップは、各ヘッドユニット79,80により基台71上の部品収納部90まで搬送されるとともに、この部品収納部90において、テープフィーダー用のベーステープ91内に収容され、このベーステープ91に図略のカバーテープが張付けられることとなる。
なお、不良品回収部88の不良品用トレイ89が満載状態になると、そのトレイ89が図外のトレイ移動機構によりトレイ排出部92に移送されるとともに、不良品回収部88に隣接したトレイ待機部93にあるトレイ94がヘッドユニット79,80により不良品回収部88に移送され、かつ、図外のトレイ移動機構によりトレイ待機部93に空トレイ載置部95から空トレイが移送されるようになっている。
この部品試験装置70も、上記実施形態と同様、検査用ヘッド79a,80aを複列縦ロータリーヘッド構造とすることにより、部品待機部77で一度に多くのベアチップを吸着することにより搬送効率を高めている。さらに吸着した複数のベアチップを一括に撮像することにより撮像時間を短縮し、全体の試験効率を高めている。
以上、第1乃至第3実施形態に即して説明を行ったが、本発明はこれに限定するものではなく、特許請求の範囲で適宜変更して良い。例えば、本発明に係る部品搬送装置は表面実装機や部品試験装置に搭載されるものに限定するものではなく、部品供給位置から吸着ノズルで電子部品を吸着し、目的位置まで搬送し、所定の処置のなされる種々の装置に搭載される部品搬送装置も含むものである。
本発明に係る第1実施形態であって、本発明の部品搬送装置を搭載した表面実装機を概略的に示す平面図である。 上記表面実装機の一部を省略して示す正面図である。 上記表面実装機の一部を省略して示す側面図である。 図3のIII−III線断面図である。 上記表面実装機の概略制御ブロック図である。 上記表面実装機の実装動作のための概略フローチャートである。 上記表面実装機の吸着動作を示す説明図である。 上記表面実装機の最初の実装動作を示す説明図である。 上記表面実装機の変形例を示す説明図であり、(a)はミラーを介して上方から撮像するもの、(b)は各タレットに3本の吸着ノズルを備えるもの、(c)は各タレットに5本の吸着ノズルを備えるものである。 本発明に係る第2実施形態であって、本発明の部品搬送装置を搭載した表面実装機を示す部分正面図である。 本発明に係る第3実施形態であって、本発明の部品搬送装置を搭載した部品試験装置を概略的に示す平面図である。
符号の説明
3 基板設置部(実装作業位置)
4 部品供給部
6 ヘッドユニット
16b タレット(ノズル組付けブロック)
16c タレット駆動軸(横軸)
17,17a,17b,17c,17d 吸着ノズル
18 カメラ(撮像手段)
77 部品待機部(部品供給部)
79 ヘッドユニット
80 ヘッドユニット
81 検査ソケット(目的位置)
C 電子部品
P プリント基板

Claims (5)

  1. 部品供給位置から吸着ノズルで電子部品を吸着し、目的位置まで搬送されるように構成された部品搬送装置において、
    上記部品供給位置と上記目的位置とにわたって移動可能なヘッドユニットと、
    上記ヘッドユニットに設けられた実装用ヘッドと、
    上記実装用ヘッドの先端部に設けられた固定部と、
    上記固定部に対して横軸回りに回転可能に取り付けられ、上記吸着ノズルの基端側を支持するノズル組付けブロックと、
    上記ノズル組付けブロックを横軸回りに駆動する駆動軸と、
    上記吸着ノズルに吸着された電子部品を撮像する撮像手段と
    を備え、
    上記ノズル組付けブロックは、横軸回りに回転可能に支持されるとともに、該横軸の方向に並ぶように複数設けられ、
    上記駆動軸は、上記ノズル組付けブロックを片持ち状に支持するものであり、
    上記吸着ノズルは、その軸線方向が、上記横軸の回転中心から放射状となるように上記各ノズル組付けブロックに組付けられ、
    上記撮像手段は、同一の搬送動作中に、異なるノズル組付けブロックの吸着ノズルを同一方向に向けた状態で、その各吸着ノズルに吸着された各電子部品を一括に撮像するように構成されており、
    上記撮像手段は上記ヘッドユニットに搭載されるとともに、上記ヘッドユニットに対して上記ノズル組付けブロックが並ぶ方向に移動可能とされ、その方向に上記ヘッドユニットに対して移動しつつ電子部品の撮像を行うように構成されている
    ことを特徴とする部品搬送装置。
  2. 上記各ノズル組付けブロックには複数の吸着ノズルを備え、
    上記ノズル組付けブロックと上記固定部との合わせ面に形成され、上記吸着ノズルの個数に対応して同心に形成された環状溝と、上記ノズル組付けブロックに形成され、上記環状溝から対応する吸着ノズルに延びる放射状の部位と、上記固定部に形成され、上記環状溝毎に独立して負圧を供給する部位とを含むエア通路を設け、
    上記部品供給位置において上記ノズル組付けブロックを回転させつつ上記各吸着ノズルによって順次電子部品を吸着し、
    吸着された電子部品を、上記ノズル組付けブロックを回転させつつ上記撮像手段で順次撮像するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の部品搬送装置。
  3. 電子部品を吸着してから上記ノズル組付けブロックを所定角度回転させた状態で、上記撮像手段が該電子部品を撮像するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の部品搬送装置。
  4. 部品供給部において供給される部品を実装作業位置に位置決めされた基板上に搬送して基板上の所定位置に装着する表面実装機において、上記部品供給部から基板上に部品を搬送する手段として、請求項1乃至3の何れか1項に記載の部品搬送装置を備えていることを特徴とする表面実装機。
  5. 部品供給部において供給される部品を試験手段に搬送して各種試験を行う部品試験装置において、上記部品供給部から上記試験手段に部品を搬送する手段として、請求項1乃至3の何れか1項に記載の部品搬送装置を備えていることを特徴とする部品試験装置。
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