JP4359886B2 - 着脱式蓋装置 - Google Patents

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Description

本発明は容器、ならびに袋用ハンガーの着脱式蓋装置に関する。
特開平2000−232936(以下、特許文献1という)には、容器体の後部に固設された取付板部、その取付板部に着脱自在に取り付けられたブラケット、蓋体の後部に取り付けられた回動部材、この回動部材と前記ブラケットを挿通したシャフト、このシャフトに挿通された状態で設けられた圧縮ばね、容器体および蓋から構成されている営業用おでん鍋の着脱式蓋装置が記載されている。そして、シャフトを枢軸として鍋蓋を回動させている。
特開平11−268765(以下、特許文献2という)には、変形可能に形成された箱体の容器であって、開口部上面周縁部の全周に形成されたフランジ部を有し、開口部の周囲にフィルム状の覆い部材を粘着することによって、上方の開口を密封状態に覆うことのできる開閉自在密閉容器が記載されている。
特願2002−148615(以下、特許文献3という)には、口金、フック、収納袋および蓋から構成されている袋用ハンガーを記載している。収納袋を開口しながら口金に装着しあらかじめねじ止めしたフックに掛ける。このようにして開口された収納袋を壁面からの空間に配置し、生ゴミなどを容易に収納し簡易に廃棄できるようにしている袋用ハンガーであるが、その収納袋の開口を覆うために、フック突設部に引っ掛けることができる長穴あるいはT字穴を形成した蓋を作成している。また、リサイクル用スタンド式袋用ハンガーの定板に蓋取り付け片を固定している。
特開平2000−232936号公報(第0018段落、第0020段落、図5) 特開平11−268765号公報(第0006段落) 特願2002−148615号(第0021、段落第0032段落、第0039段落、第0041段落、第0042段落、図3、図4、図6、図7、図8)
しかしながら、特許文献1に記載の着脱式蓋装置は、蓋を取り外すときに着脱自在のブラケット、シャフト、圧縮ばねを分解しなければならない。そのため、蓋を洗浄するのに分解する手間が掛かる。また、部材をいくつも形成すればコストが掛かる。
また、広く知られている着脱式蓋装置として、ピンを枢軸として蓋を回動させる装置が挙げられる。この装置は、ピンが固着されたブラケットと穴を有するブラケットが蓋の後部および容器体後部に回動部材として固設されている。このような回動部材が固設されている点で特許文献1に記載の装置と類似しているが、シャフトに比較すると、該装置が有するピンは、ほんの小さな、小型の容器に見合ったピンである。なお、回動部材が有している左右の***、ブラケット、取付板部なども小さな容器に見合ったものである。そして、左右に向けてほんの少しだけ突起させたピンと、両側のブラケットに形成された穴とを嵌め合わすことによって、容器体に蓋を取り付ける仕組みになっている。この仕組みは蓋が軽い場合は支障がない。しかしながら、ある程度蓋の容量も嵩み重量も増す蓋であった場合、開いて保持される蓋の重量が増しピンに掛かる負担も大きくなる。そのため、ほんの少しだけ突起させたピンではその負担に耐え切れず、穴から外れてしまう問題が生じる。かといって、両側の穴に嵌め合わさないといけないピンを、左右に向けて多めに突起させると着脱が困難である問題が生じる。そのような理由から、ある程度容量も嵩み重量も増す蓋を有する容器には採用し難い該装置である。
また、つぎのような不具合が生じるために、容器体の上部開口の内周縁あるいは外周縁にぴったり係合するフランジ部、およびある程度深さのあるフランジ部を全周に有する蓋を備えた容器にも採用し難い該装置である。このような容器に採用したと仮定すれば、蓋のフランジ先端が容器体上方開口の内周縁あるいは外周縁と合致しないため、蓋を嵌めようにも互いの位置がずれてしまう。また蓋を外そうにも、容器体上方開口の内周縁あるいは外周縁側面にフランジ先端が当たって動かないため外れない。
これを解決するには、容器体に取り付けた蓋を上下、水平、斜め方向へと少々移動させることができるように、取り付ける箇所に少々のゆとり分を加えるとよいことが考えられる。が、該装置にゆとり分を加えるとしてもがたつきが生じる問題がある。
さらに、該装置を採用した容器を見ると、蓋の周縁に形成されているフランジの深さの浅いもの、容器体や蓋の周縁部を部分的に欠いたもの、また傾斜面に設けてあるものなどがあるが、上方の開口を覆うだけのものは良いとしても、密閉性に富んだ容器であるためにはこのようなものでは用を足せない問題がある。
特許文献2に記載の開閉自在密閉容器は、病院用消毒綿等の保存容器であり、空になったら使い捨てる容器である。この密閉容器は洗浄する必要がないから、繰り返し覆い部材を粘着できる。しかしタッパーのような密閉容器は、頻繁に洗浄する容器であるから、その蓋を粘着剤に頼るのは無理である。
食卓に出すための食べ物をタッパーに保存している場合、食卓に配膳する前に蓋を開けてその場に蓋を置く。そして食べ物は容器体ごと配膳することがよくある。そんなとき容器体と蓋は別々になり、蓋が迷子になりやすい問題がある。
特許文献3に記載の袋用ハンガーの着脱式蓋は、袋用ハンガー蓋を取り付ける箇所に引っ掛かりがないため蓋がずれ上がり外れることが考えられる。
一般に、家庭の台所などから排出される生ゴミをリサイクルする目的で使用されている、コンポストまたはコラポンなどと呼ばれる家庭用生ゴミ処理器が従来から知られている。庭や畑の片隅などを掘って、その中にコンポスト筒体の下部を生け込み配置されているが、台所などから持って出た生ゴミ収納袋の底を両手で持って逆さにし、生ゴミをコンポストの筒体に投入する際、立てかけたはずの外した蓋が転んで離れたところにいくという問題がある。
また、ペール、漬物容器、食器籠、鍋などは蓋を取り外してから置くスペースを必要とする問題がある。また、鍋蓋を開放して置くときは、内面に付着しているつゆが下方に流れ落ちないように逆さにひっくり返して置くと衛生的であるが、突出した持つ手があるため不安定でコロコロする問題がある。
さらに、蒔きえを収納した魚釣り用バケツを携えて釣りをしているときに雨が降り出すこともあるが、熱中すると、少々の雨くらいでは釣りを止めない人が多い。でも困ることに、パン粉などを混ぜて作った蒔きえに雨水が浸入し使い物にならなくなる恐れがある。それで蒔き餌籠に蒔き餌を入れる作業を急いで、さらに急いで蓋を閉める。そのように作業が忙しいにもかかわらず、いちいち蓋を取り外し、その近辺に置かなければならないという問題がある。
本発明は、きわめて簡素な構成の着脱式蓋装置とすること、着脱をしごく容易にすること、洗浄しやすい形状にすること、容易に、また低コストで形成できること、また、蓋の取り付け箇所に少々のゆとり分を加えて、ある程度深さのあるフランジ部を全周に有する蓋の嵌め外しを可能にすること、また、袋用ハンガー蓋の取り付け箇所に引っ掛かりを設けて外れ難いようにすること、タッパーの蓋などを開けて保持できるようにすること、コンポストや魚釣り用バケツなどの蓋をいちいち取り外さなくても済むようにすること、ペール、漬物容器、食器籠、鍋などの蓋の置き場に困らないようにすることなどを目的とし、二方向から嵌め外しして便宜を図ることができる、さらに、分別用スタンド式袋用ハンガーのフック定板などに固定する部品とすることができる着脱式蓋装置を提供することを目的としている。
本発明に係る容器とは、上方が開口する有底中空容器、もしくは無底中空容器であり上方開口に開閉自在な蓋を有するものである。
本願発明者は、仮想軸を枢軸として蓋を回動させる着脱式蓋装置を実現し、前記課題を解決した。本発明の着脱式蓋装置は、雄型と雌型との一対の組み合わせ、容器体、蓋から構成されている。そして、引っ掛け合わした一対をさらに回動させる仕組みや、また、一対の連結箇所に適宜なゆとり分が加わることを特徴とする。すなわち、
本発明は、対向する位置にコ字状と逆コ字状切り欠部を有する雄型である。切り欠部の上下の辺にR面を設けて成るもの、あるいはR面でないものもこの雄型に含まれる。切り欠部から上に頭部を、その下に胴部を、切り欠いた残部に首部を有するもの、もしくは胴部のないものもこの雄型に含まれる。それらの雄型が縦に分割された、または縦方向に湾曲させた、または分割して湾曲させた、あるいはそれらをたわむように形成されたものも、さらに本発明の雄型である。
雄型頭部の両側は、下端を0.1〜0.5mm程度含めて上端までをアール形状にすれば好ましい。
切り欠部の高さと幅の比としてとくに制限はないが、1対1から1対10までの範囲内であれば、家庭用として十分に使用できる。
また本発明は、雄型の首部を抱止することのできる、つまり雄型の首部に引っ掛かることのできる左から内側へ伸びた腕部と右から内側へ伸びた腕部を有する雌型である。また、腕部の外側から下方にかけてまたがる周囲部を有し、その中央に胸穴あるいは長穴を成すものもこの雌型に含まれる。また、胸穴あるいは長穴を成す上下の辺にR面を設けて成るもの、またはR面でないものもこの雌型に含まれる。
それらの雌型が縦に分割された、または縦方向に湾曲させた、または分割して湾曲させた、あるいはそれらをたわむように形成されたものも、さらに本発明の雌型である。
以上のような雄型と雌型からさまざまな一対の組み合わせができる。
一対は、まずは片側どうしを引っ掛け合わす、次に残る片側どうしも引っ掛け合わすという手順で嵌め合わす。がしかし、この一対は容器の蓋を着脱するために利用するから、嵌め合わしたものを、その一方では取り外すことも可能にしなければならない。そのため、取り外せる範囲内において最も引っ掛かり合うことのできる、すなわち有効に引っ掛かり合う一対を設けるとよい。
有効に引っ掛かり合う一対を設けるために、雄型に相対させながら雌型の条件を定義する。その条件とは、
コ字状および逆コ字状切り欠部を成す下辺を切り欠部幅とし、切り欠部幅の中間点から垂直線を下ろす。その垂直線上に基点を設け、その基点から内側へ伸びた左右からの腕部を設ける。
腕部の幅を切り欠部幅と同等にするか、あるいは同等以上から、より内側へ伸ばして左からの腕部と右からの腕部が結合する結合点までの間であればよい。腕部を結合点まで設けると、左右の腕部が結合して一つになるので長穴を成す雌型とする。
以上の定義に従って一対を形成すれば、前記したように雄型頭部の両側下端を0.1〜0.5mm程度含めて上端までをアール形状に形成していることから、残る片側の頭部は、雌型の胸穴あるいは長穴をぎりぎり通過する。そして、互いは有効に引っ掛かり合う。
腕部の幅と切り欠部の幅を同等に設定した場合、また一方では、雌型腕部が雄型切り欠部を通過するので、互いは二方向から通過し合える。つまり二方向から嵌め合わすことができる。
また、引っ掛け合わした一対は襷がけに交差しているので、一対の片方を固定すれば、その相方をある程度回動させることが可能である。このことを利用するために、容器体から一対の片方を突設して固定し、蓋からその相方を突設する。そして、一対を引っ掛け合わして容器体に蓋を取り付け、取り付けた蓋を回動させる。
さらに、任意の位置まで蓋を回動させることを可能にすれば、開いて円弧上の任意の位置に蓋は保持されることになる。このように利用するためには、任意の角度だけ回動させることができる一対を、また、連結箇所を工夫して仮想軸を成せるような一対を形成すればよい。それには、
蓋を開閉するときの枢軸となる仮想軸を曲線から成すのは無理があるから、切り欠部コ字状を成す上辺と逆コ字状を成す上辺を一直線上に設ける。それらの下辺も一直線上に設ける。また、胸穴あるいは長穴を成す上辺と下辺を平行に設ける。このように連結箇所を直線から設けて仮想軸を成せるように仕組む。
また、角面があっては回動を妨げる。そのため、切り欠部を成す上下の辺、胸穴あるいは長穴を成す上下の辺を好ましくは扁平率50%内外のR面に設ける。このようにすれば回動を妨げる角面もなくスムーズに回動させることができる。延いては、切り欠部、胸穴あるいは長穴の高さも抑えることができる。
さらに、蓋を開いて保持する位置が円弧上の角度を要するほど、切り欠部や胸穴あるいは長穴がそれなりの高さを要する。それらの高さがありすぎても、連結箇所に加わるゆとり分が多すぎて、良い仮想軸を成せない。良い仮想軸を成すには、それらの高さが適宜であることが理想である。
そのためには、蓋を開いて保持できる位置を検討し、回動させる角度を最小限に留めるようにする。例えば、山形にふくらんだ形状の、また上面に持ち手が固設されているような蓋は、90度開いた蓋の重心が外側寄りになる。
また、連結箇所には開いた蓋を支える支点が生じるが、蓋の全周に形成されているフランジ部先端から雄型あるいは雌型を突設すれば、蓋の上面から突設した場合に比較して、支点が内側に入り、開いた蓋の重心が外側に寄りやすいので、タッパーのような軽い蓋の場合でも開いて円弧上100度程度を保持位置とすることができる。蓋の容量も嵩み重量も増す場合は、90〜95度程度で開いた蓋の重心が外側に寄りやすい。これらの理由から90〜100度程度に保持位置を決めることができる。
蓋の保持位置を90〜100度程度に決めた場合、切り欠部の高さ、胸穴あるいは長穴の高さ、それらを相方の材質の厚みに対して1.5〜2.4倍程度の高さに設定することができる。この程度の高さであれば、雄型、雌型の材質の厚みが1〜3.5mm程度の場合、連結箇所に加わるゆとり分が0.5〜5mm程度である。連結箇所のゆとり分は、切り欠部の高さ、胸穴あるいは長穴の高さから、相方材質の厚み分を引くところの残り分であるが、この残り分を0.5〜5mmまでとすれば、十分に良い仮想軸を成せる。
以上のようにして形成した一対を容器体と蓋に設け、容器体に取り付けた蓋を開いて円弧上90〜100度程度に保持することができる。また、一対の連結箇所において枢軸となる仮想軸を成せる。さらに、連結箇所に0.5〜5mm程度の適宜なゆとり分が加わる。
適宜なゆとり分が加わることで、取り付けられた蓋を上下、水平、斜め方向へと少々移動させることができる。そして、容器体上方開口の内周縁あるいは外周縁にぴったり係合するフランジ部を、またある程度深さのあるフランジ部を全周に有する蓋を備えた容器に採用した場合、容器体に取り付けた蓋のフランジ部先端を容器体上部開口の内周縁や外周縁に合致させることができる。このように蓋の嵌め外しが可能になるので従来からの一般的な容器にも採用できる。
なお、蓋を開けると、蓋に突設した雄型また雌型の頭部また腕部が同じ角度だけ反対方向に回動するけれども、蓋を90〜100度程度しか開けないので、頭部また腕部が要する作動範囲も90〜100度程度あれば足りる。そのようなことから、雄型および雌型を容器体および蓋に設けるに際しては、水平方向へ向けたり、斜め上方や斜め下方へ傾斜させたり、または、ほぼ下方へ向けたりして、容器の形状に合わせた角度を設けて突設すればよい。
容量も嵩み重量も増す蓋を有する場合は、開いて保持される蓋の下方を支えることができるような形状に、雄型あるいは雌型の頭部あるいは腕部を設けると良い。さらに強度を補うための容器体側面などに接合させるブラケットを形成すれば、雄型あるいは雌型に掛かる負担は軽減される。
本発明の容器に取り付ける雄型として、上下の辺にR面を設けて成るコ字状と逆コ字状の切り欠部の上に頭部を下に胴部を、切り欠いた残部に首部を有するもの、もしくは胴部のないものである。また、上下の辺がR面でないコ字状と逆コ字状の切り欠部の上に頭部を下に胴部を、切り欠いた残部に首部を有するもの、もしくは胴部のないものでもある。それらが縦に分割された、または縦方向に湾曲させた、または分割して湾曲させた、あるいはそれらをたわむようにしたものでもある。切り欠部の高さと幅の比としてとくに制限はないが、1対1から1対10までの範囲内であれば十分に使用できる。
また、本発明の容器に取り付ける雌型として、雄型の首部を抱止できる左右の腕部と、腕部の外側から下方にまたがる周囲部と、上下の辺にR面を設けて成る胸穴、あるいは長穴とを有するものである。また、雄型の首部を抱止できる左右の腕部と、腕部の外側から下方にまたがる周囲部と、上下の辺がR面でない胸穴、あるいは長穴とを有するものでもある。それらが縦に分割された、または縦方向に湾曲させた、または分割して湾曲させた、あるいはそれらをたわむようにしたものでもある。切り欠部幅の中間点に相対する位置から内側へ伸びた腕部を有するものでもある。本発明の着脱式蓋装置は雄型と雌型とのいずれかを組み合わせた一対を含む。
本発明の着脱式蓋装置は、上方の開口に開閉自在な蓋を有する有底中空容器もしくは無底中空容器に取り付ける、雄型として
(a) 上下の辺にR面を設けて成るコ字状と逆コ字状の切り欠部の上に頭部を下に胴部を、切り欠いた残部に首部を有するもの、もしくは胴部のないもの、
(b)上下の辺がR面でないコ字状と逆コ字状の切り欠部の上に頭部を下に胴部を、切り欠いた残部に首部を有するもの、もしくは胴部のないもの、
(c)縦に分割された、または縦方向に湾曲させた、または分割して湾曲させた、あるいはそれらをたわむようにしたもの、
雌型として
(d)雄型の首部を抱止できる左右の腕部と、腕部の外側から下方にまたがる周囲部と、上下の辺にR面を設けて成る胸穴、あるいは長穴とを有するもの、
(e)雄型の首部を抱止できる左右の腕部と、腕部の外側から下方にまたがる周囲部と、上下の辺がR面でない胸穴、あるいは長穴とを有するもの、
(f)縦に分割された、または縦方向に湾曲させた、または分割して湾曲させた、あるいはそれらをたわむようにしたもの、
である雄型と雌型とのいずれかを組み合わせた一対を含む。
本発明の着脱式蓋装置の切り欠部の高さと幅の比が1対1から1対10までの範囲内であるものも含まれる。
また、切り欠部幅の中間点に相対する位置から内側へ伸びた、腕部を有する雌型であるものを着脱式蓋装置にもちいるものも本発明に含まれる。
このような構成によってきわめて簡素な着脱式蓋装置とすることができる。また、着脱がしごく容易で、洗浄しやすい形状である。容易に、低コストで形成することができる。タッパーなどの蓋を開けて保持でき、コンポストや魚釣り用バケツの蓋をいちいち取り外さなくても済み、ペール・漬物容器・食器籠・鍋などの蓋の置き場が不要となる。雄型や雌型を部品として形成すれば、袋用ハンガーフック定板などにねじ止めなどにより固定することができる。
任意の位置でストップさせるためのストッパーや、ピン、穴、およびピンや穴を設けるためのブラケットなどが不要であり、きわめて簡素な構成である。小さなピンと穴を嵌め合わす作業や、分解する作業を行わなくて済むことから、着脱がしごく容易である。洗浄しやすい。また容易に、低コストで形成することができる。
雄型と雌型とのさまざまな一対の組み合わせができる。一対を適宜に選択できるので、容器体や蓋の形状に合わせやすい。また、雄型あるいは雌型を容器体あるいは蓋に角度を設けて突設する際も、水平方向へ向けたり、斜め上方や斜め下方へ傾斜させたり、または、ほぼ下方へ向けたりと蓋や容器の形状に合わせることができる。
また、容器体側面に固設された取っ手などを利用して、雄型あるいは雌型として兼用することができる。
一対の連結箇所に適宜なゆとり分が加わるので、容器体に取り付けられた蓋を、上下、水平、斜め方向へと少々移動させて、蓋のフランジ先端部分を容器体上方開口の内周縁あるいは外周縁に合致させることができる。従って、容器体の上部開口の内周縁あるいは外周縁にぴったり係合するフランジ部、およびある程度深さのあるフランジ部を全周に有する蓋を備えた容器にも採用することができる。
開いて保持される蓋を下方から支えることができる形状の、頭部あるいは腕部を設けることが可能であり、さらにそれら頭部あるいは腕部の強度を補うためのブラケットを容易に形成することができるので、蓋の重量が増しても雄型あるいは雌型に掛かる負担を軽減させることができる。従って、材質の厚みが薄くて軟弱な雄型あるいは雌型でもって、容量も嵩み重量も増す蓋を開いて保持することが可能になる。
コンポスト、ペール、漬物容器、魚釣り用バケツ、食器籠、鍋、タッパーなどの蓋をいちいち取り外さなくても済む。また、蓋の置き場が不要となる。
腕部の幅と切り欠部の幅を同等に設定した一対の場合、雄型に対しては正面方向とその頭部方向からというように一対を二方向から嵌め合わすことができる。この一対を着脱する頻度の多いタッパーなどに採用して便宜を図ることができる。
部品として雄型また雌型を形成することができる。この雄型また雌型の部品をリサイクル用スタンド式袋用ハンガーのフック定板にボルト止めなどにより固定することができる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
コンポスト100に採用して開いた蓋を円弧上90度の位置に保持している様を図7(b)に示す。図7(a)に示すように、雄型30を蓋120の上面に沿わせて突設し、雌型80をコンポスト100の筒体一側面130から突設している。この雄型30と雌型80との一対を引っ掛け合わして筒体に蓋120を取り付け、その蓋120を90度だけ回動させることができるように一対の連結箇所を工夫して設けている。
雄型10・20・30・40について、図1(a)(b)(c)(d)に示す。雌型50・60・70・80について、図2(a)(b)(c)(d)に示す。一対を嵌め合わす手順について図3(a)(b)に示す。有効に引っ掛かり合う一対とその設け方について図4(a)(b)(c)に示す。仮想軸を成せる一対の仕組みや連結箇所の適宜なゆとり分について図5(a)(b)と図1(a)と図2(a)(b)に示す。
該装置をコンポスト100に採用した場合について図6(a)(b)と図7(a)(b)と図5(a)に示す。ペール200や漬物容器300に採用した場合について図8(a)(b)と図9(a)(b)と図10(a)(b)(c)に示す。魚釣り用バケツ400に採用した場合について図11(a)(b)(c)と図12(a)(b)に示す。食器籠500に採用した場合について図13と図14(a)(b)と図15(a)(b)に示す。鍋600に採用した場合について図16と図17(a)(b)(c)に示す。タッパー700に採用した場合について図18と図19(a)(b)に示す。袋用ハンガー800に採用した場合について図20(a)(b)に示す。分別用スタンド式袋用ハンガー900に採用した場合について図21(a)(b)(c)と図22(a)(b)に示す。仮想軸を成せない一対と仮想軸を成せる一対との比較を図23(a)(b)に示す。材質の厚みを3mmとして、連結箇所のゆとり分が多すぎるものと適宜なゆとり分である一対との比較を図24(a)(b)に示す。切り欠部の高さと幅の比を1対1から1対10までの範囲外とした場合について図25(a)(b)に示す。
〔雄型について〕
雄型10・20・30・40について、図1(a)(b)(c)(d)に基づいて説明する。図1(a)(b)(c)(d)に示すように、雄型は、おおまか短形のものから対向する位置をコ字状2および逆コ字状2に切り欠く。好ましくはコ字状の切り欠部と逆コ字状の切り欠部の上下の辺3と4をR面に設ける。しかしR面でないものもよい。
切り欠部から上を頭部5、その下を胴部7、切り欠いた残部を首部6とするが、もしくは胴部のない雄型でもよい。頭部5の両側においては、下端13を0.1mm〜0.5mm程度含めて先端15までをアール形状にすれば好ましい。
以上のようにして図1(a)に示すような雄型10を形成している。また、雄型10が縦に分割された図1(b)に示すような雄型20を形成している。また、雄型10、20を縦方向に湾曲させて図1(c)に示すような雄型30を形成している。さらに、雄型10、20、30の後面に切り欠き線42を配列して、蓋の重みでたわむように形成した図1(d)に示すような雄型40などを形成している。
これらの雄型は、切り欠部の高さと幅の比としてとくに制限はないが、1対1から1対10までの範囲内であれば、家庭用として十分に使用できる。
辺にR面を設けるという説明を捕捉すると、図1(a)(b)(c)(d)でもわかるように、材質に厚みがある関係で同一部分を正面から辺と見て、側面から面と見る意味である。
〔雌型について〕
雌型50・60・70・80について図2(a)(b)(c)(d)に基づいて説明する。雄型の首部6を抱止することのできる、つまり雄型の首部6に引っ掛かることのできる左右から内側へ伸びた腕部52を設ける。また、腕部52の外側から下方にかけてまたがる周囲部53を設ける。その中央に上下の辺56と58を好ましくはR面に設ける胸穴54あるいは長穴64を成す。しかしR面でないものもよい。
以上のようにして、図2(a)に示すような胸穴54を成す雌型50を形成している。あるいは、図2(b)に示すような長穴64を成す雌型60を形成している。また、雌型50、60が縦に分割された図2(c)に示すような雌型70を形成している。また、雌型50、60、70を縦方向に湾曲させた図2(d)に示すような雌型80を形成している。さらに、雌型50、60、70、80の後面に切り欠き線42を配列して、蓋の重みでたわむ雌型などを形成することができる。
〔雄型と雌型の組み合わせについて〕
以上のような雄型と雌型からさまざまな一対の組み合わせができる。
一対を嵌め合わす手順について図3(a)(b)、有効に引っ掛かり合う一対とその設け方について図4(a)(b)に基づいて説明する。
図3(a)に示すように、まずは片側どうしを引っ掛け合わす、次に残る片側どうしも引っ掛け合わすという手順で嵌め合わす。がしかし、この一対は着脱するために利用するから、嵌め合わしたものを、その一方では取り外すことも可能にしなければならない。そのため、取り外せる範囲内において最も引っ掛かり合うことのできる、すなわち有効に引っ掛かり合う一対を設ける。
有効に引っ掛かり合う一対を設けるために図4(a)に示すように、雄型に相対させながら雌型の条件を定義する。その条件とは、
コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4の中間点から垂直線を下ろす。その垂直線上に基点66を設け、左右の基点66から内側へ伸びた左からの腕部52と右からの腕部52を設ける。
腕部の幅56をコ字状および逆コ字状の切り欠部幅4と同等にするか、あるいは同等以上から、より内側へ伸ばして左からの腕部52と右からの腕部52が結合する点まで、図4(b)に示す結合点68までの間であればよい。腕部52を結合点68まで設けると、左右の腕部が結合して一つになる。それを図4(b)に示す長穴64を成す雌型としている。
以上の定義に従って一対を形成すれば、前記したように雄型頭部の両側下端を0.1mm〜0.5mm程度含めて上端までをアール形状に形成していることから、図3(a)に示すように残る片側の頭部5は、雌型の胸穴をぎりぎり通過する。通過させて中央に収めると、図4(c)に示すように互いは有効に引っ掛かり合う。また、同図に示すように、有効に引っ掛かり合う一対であれば、少なくともコ字状および逆コ字状の切り欠部幅4の幅半分が雄型と雌型のどちらにも引っ掛かる、あるいはそれ以上が相方に引っ掛かる幅である。
なお、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4の中間点から外側0.5mm程度に相対する位置を基点として腕部を設けた場合、雄型の頭部の両側下端を切り落とさなくても、その頭部は、雌型の胸穴あるいは長穴を通過する。
また、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4より少々短い腕部の幅56に設けるもの、あるいは腕部を設ける基点の位置をコ字状および逆コ字状の切り欠部幅4の中間点から内側また外側へ少々ずらすものなども使用できるが、有効に引っ掛かり合う一対に比較すると劣るものである。例えば一対の片方だけはコ字状および逆コ字状の切り欠部幅4の幅半分、またはそれ以上引っ掛かることができても、相方の引っ掛かりがコ字状および逆コ字状の切り欠部幅4の幅半分に満たないものなどである。
腕部の幅56をコ字状および逆コ字状の切り欠部幅4と同等にした図3(a)(b)や図4(a)に示す一対の場合、一方では、図3(b)に示すように雌型腕部52が、雄型切り欠部を通過する。このように互いは二方向から通過し合えることになり、二方向から嵌め合わすことができる。つまり雄型に対しては正面方向とその頭部方向から、雌型を嵌め外しすることができる。また、雌型に対しては正面方向とその腕部方向から雄型を嵌め外しすることができるので、袋用ハンガーやタッパーなどにこの一対を採用して便宜を図っている。
〔仮想軸を成せる一対の仕組みについて〕
仮想軸を成せる一対の仕組みや連結箇所の適宜なゆとり分について図5(a)(b)と図1(a)と図2(a)(b)に基づいて説明する。
引っ掛け合わした一対は襷がけに交差しているので、一対の片方を固定すれば、その相方をある程度回動させることが可能である。このことを利用するために、例えば図5(a)(b)に示すように、容器体から雌型80を突設して固定し、蓋から雄型30や雄型10を突設する。図5(a)に示す雌型80と雄型30の一対、または図5(b)に示す雌型80と雄型10の一対などを引っ掛け合わして容器体に蓋を取り付け、取り付けた蓋を回動させる。
さらに、任意の位置まで蓋を回動させることを可能にすれば、開いて円弧上の任意の位置に蓋は保持されることになる。このように利用するためには、任意の角度だけ回動させることができる一対を、また、連結箇所を工夫して仮想軸を成せるような一対を形成すればよい。それには、
蓋を開閉するときの枢軸となる仮想軸を曲線から成せば無理があるから、図1(a)に示すように、コ字状および逆コ字状の切り欠部を成す上辺3と3を一直線上に設ける。それらのコ字状および逆コ字状の切り欠部幅4と4も一直線上に設ける。また、図2(a)(b)に示すように、胸穴あるいは長穴を成す上辺56、下辺58を平行に設ける。連結箇所をこのように設けて仮想軸を成せるように仕組む。
また、角面があっては回動を妨げる。そのため、図5(a)(b)に示すように、切り欠部を成す上下の辺3と4、胸穴あるいは長穴を成す上下の辺56と58を好ましくは扁平率50%内外のR面に設ける。しかし、材質の厚みが薄い場合はR面に設けないでも使用できる。また傾斜面でも使用できる。
このようにすれば回動を妨げる角面もなくスムーズに回動させることができる。延いては、切り欠部の高さ8、胸穴の高さ55あるいは長穴の高さ55も抑えられる。
さらに、蓋を開いて保持する位置が円弧上の角度を要するほど、切り欠部、胸穴あるいは長穴が、それなりの高さを要する。高さがありすぎると、連結箇所に加わるゆとり分が多すぎて、良い仮想軸を成せない。良い仮想軸を成すには、それらの高さが適宜であることが理想である。
そのためには、蓋を開いて保持できる位置を検討し、回動させる角度を最小限に留めるようにする。例えば、山形にふくらんだ形状の、また上面に持ち手が固設されているような蓋は、90度開いた蓋の重心が外側寄りになる。このような理由から、蓋を開いて円弧上90度程度を保持位置とすることができる。
また、連結箇所には開いた蓋を支える支点が生じるが、蓋の全周に形成されているフランジ部先端から雄型あるいは雌型を突設すれば、蓋の上面から突設した場合と比較して、支点が内側に入り、重心が外側に寄りやすいので、タッパーのような軽い蓋の場合でも、開いて円弧上100度程度で保持位置とすることができるし、蓋の容量も嵩み重量も増す場合は、90〜95度程度で開いた蓋の重心が外側に寄る。このような理由から、蓋の保持位置を90〜100度程度に決めることができる。
蓋の保持位置を90〜100度程度に決めた場合、切り欠部の高さ、胸穴あるいは長穴の高さ、それらを相方の材質の厚みに対して1.5〜2.4倍程度の高さに設定することができる。この程度の高さであれば、雄型、雌型の材質の厚みが例えば1〜3.5mm程度の場合、連結箇所に加わるゆとり分が0.5〜5mm程度である。連結箇所のゆとり分は、切り欠部の高さ、胸穴あるいは長穴の高さから、相方材質の厚み分を引くところの残り分であるが、この残り分を0.5〜5mmまでとすれば、十分に良い仮想軸を成せる。
もし材質の厚みが3.5mm以上あったとしても、切り欠部を成す上下の辺3と4、胸穴あるいは長穴を成す上下の辺56と58を扁平率50%以下のR面に設けることによって仮想軸を成せる。
以上のようにして形成した一対を容器体と蓋に設け、容器体に取り付けた蓋を開いて円弧上90〜100度程度に保持することができる。また、一対の連結箇所において枢軸となる仮想軸を成せる。さらに、連結箇所に0.5〜5mm程度の適宜なゆとり分が加わる。
例えば、
図5(a)に示す一対により取り付けた蓋を90度だけ回動させるには、雄型切り欠部の高さ8が相方雌型80の材質の厚みの約1.6倍、また、雌型長穴の高さ55が相方雄型30の材質の厚みの約1.7倍であればよい。雄型、雌型の材質の厚みを2.5〜3.5mm程度とすれば、連結箇所に加わるゆとり分は1.5〜2.5mmである。
図5(b)に示す一対により取り付けた蓋を100度だけ回動させるには、雄型切り欠部の高さ8は相方雌型80の材質の厚みの約1.8倍、また、雌型長穴の高さ55は相方雄型30の材質の厚みの約2倍であればよい。雄型、雌型の材質の厚みを2.5〜3.5mm程度とすれば、連結箇所に加わるゆとり分は2〜3.5mmである。
図5(a)(b)に示す一対のように、適宜なゆとり分が加わることで、取り付けられた蓋を上下、水平、斜め方向へと少々移動させることができる。そして、容器体上方開口の内周縁あるいは外周縁にぴったり係合するフランジ部を、またある程度深さのあるフランジ部を全周に有する蓋を備えた容器に採用した場合、取り付けた蓋のフランジ部先端を容器体上部開口の内周縁や外周縁に合致させることができる。このように蓋の嵌め外しが可能になるので従来からの一般的な容器にも採用できる。
なお、図5(b)に示すものが、蓋を100度開けると、蓋に突設した雄型10の頭部5も反対方向に同じ100度だけ作動するように、蓋を90〜100度程度しか開けないので、頭部また腕部が要する作動範囲も90〜100度程度あれば足りる。そのようなことから、雄型および雌型を容器体および蓋に設けるに際しては、水平方向へ向けたり、斜め上方や斜め下方へ傾斜させたり、または、ほぼ下方へ向けたりして、容器の形状に合わせながら角度を設けて突設することができる。
該装置をコンポスト100に採用した場合について図6(a)(b)と図7(a)(b)と図5(a)に基づいて説明する。コンポスト100は、図5(a)で示した雄型30と雌型80との組み合わせを採用し、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4を1〜1.5cm程度に設けて定義に従った一対を形成している。また、図6(b)に示すように、雄型30を蓋120の上面に沿わせて突設し、図6(a)に示すように、雌型80をコンポスト100の筒体側面130から突設している。
この蓋は山形にふくらんだ形状であり、容量も嵩み重量も増すので図7(a)に示すように、90度開いた蓋120の重心は支点より後方寄りになる。従って図5(a)に示す一対のところで説明したように雄型、雌型の材質の厚みを2.5〜3.5mm程度とすれば、連結箇所に加わるゆとり分は1.5〜2.5mmである。
このような仮想軸を成せる一対を形成し、図7(b)に示すように蓋を開いて円弧上90度の位置に保持していちいち取り外さなくても済むようにしている。
該装置をペールや漬物容器に採用した場合について図8(a)(b)と図9(a)(b)と図10(a)(b)(c)に基づいて説明する。図8(a)に示すペール200や図10(b)に示す漬物容器300は、図9(a)(b)に示すような雄型10と雌型60との組み合わせを採用し、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4を1〜1.5cm程度にして定義に従った一対を形成している。ペール200は、図8(a)に示すように、従来からの取っ手240に長穴を形成して雌型60とし、兼用している。図10(b)に示す漬物容器300の場合は、ペール同様に長穴を設けた取っ手340を固設して雌型60とし、兼用している。雄型10は雌型60とたすきがけに交差させることができるように、図8(b)や図10(a)に示すように、蓋の全周に形成されているフランジ部220や320から斜め下方へ傾斜させて突設している。
この蓋は容量も嵩み重量も増すので、開いて90〜95度程度で蓋の重心が外側に寄ることから図10(c)に示すように、95度回動する切り欠部の高さ8と長穴の高さ55を、相方の材質の厚みの2倍程度に設定し仮想軸を成せる一対を形成している。このようにして、図8(a)や図10(b)に示すように蓋を開いて円弧上95度の位置に保持し、いちいち取り外さなくても済むように、また蓋の置き場に困らないようにしている。
また、図9(a)や図10(c)に示すように、取っ手240や340の平板部分、つまり雌型60の腕部52によって開いて保持する蓋の下方を支えることができるので、蓋の重量による雄型10に掛かる負担を軽減させることができる。
なお、従来からの蓋の持ち手も利用するには、図8(a)に示すように、四方に形成してあった取っ手を三方にすればよい。
該装置を魚釣り用バケツに採用した場合について図11(a)(b)(c)と図12(a)(b)に基づいて説明する。図12(a)に示すような容器体上面周縁部の全周に形成されたふくらみ430を有する図11(a)に示す魚釣り用バケツ400は、つまりパチンと閉まる密閉容器であり、取っ手を設けてある関係で容器体側面460の全周に形成されたフランジ部440、450などを有している。蓋はパチンと閉めるために形成されたフランジ部420を蓋の全周に有している。また、外形40×40cm程度の材質ポリエチレンであり、厚み2〜2.5mmであるこの蓋を開いて100度を保持位置としている。
この場合、雄型20と雌型80との組み合わせを採用し、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4を1〜2cm程度にして定義に従った一対を形成している。雌型80は図11(b)や図12(a)に示すように、容器体側面に形成されたフランジ部440から斜め上方へ傾斜させて突設している。さらに、容器体側面の次の段のフランジ部450から容器体側面460にまで接合させるブラケット470を設け、雌型80の強度を補っている。
雄型20を、図11(c)や図12(a)(b)に示すように、蓋のフランジ部420の先端部分から水平方向に突設している。蓋の上面から突設した場合に比較して、支点が内側に入り、重心が外側に寄りやすい理由から、この蓋を開いて100度を保持位置としているが雄型20も蓋もどちらもたわみやすいので、連結箇所に生じる図12(a)に示す支点1と腕部52による支点2を設けてたわみやすい蓋を保持させている。従って雄型20に掛かる負担も軽減される。
また図12(a)に示すように、100度回動する切り欠部の高さ8と長穴の高さ55を、相方の厚みの2〜2.2倍程度に設定しているので、連結箇所に加わるゆとり分は2〜3mmである。適宜なゆとり分が加わるので、パチンと閉める蓋を上下、水平、斜め方向へと少々移動させて、そのフランジ先端部分を容器体上面周縁部の全周に形成されたふくらみ430に合致させることができる。このようにして、蓋をいちいち取り外さなくても済むようにしている。
該装置を、食器籠に採用した場合について図13と図14(a)(b)と図15(a)(b)に基づいて説明する。図13に示す食器籠500は、容器体、網籠510および蓋を有する。また、容器体上面周縁部の全周に形成されたフランジ部540を有する。
図14(a)(b)に示すように、雄型20と雌型70との組み合わせを採用し、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4を1〜2cm程度にして定義に従った一対を形成している。雄型20は、図14(a)や図15(a)(b)に示すように、蓋のフランジ部520から斜め下方へ傾斜させて突設している。雌型70を、図14(b)に示すように、容器体フランジ部540から水平方向に突設している。図15(a)でわかるように、90度回動する切り欠部の高さ8と長穴の高さ55を、相方の厚みの1.8〜2倍程度に設定し、仮想軸を成せる一対を形成している。90度開いた蓋の下方を支えるために、図14(b)に示すように、腕部52の先端部分に立ち上げたブラケット570やそのブラケット570を容器体側面530に接合させるためのブラケット570などを形成している。
該装置を鍋に採用した場合について図16と図17(a)(b)(c)に基づいて説明する。図16に示す鍋600は、容器体の内周縁に係合するフランジ部620が全周に形成された蓋を有している。開いて立てたとき、図17(b)に示すような窪み650を有する蓋である。この窪み650があれば、蓋を開放することに伴って下方に流下するつゆの溜まる受け皿となる点で、好ましい形状の蓋と言える。
この鍋容器体には、図16に示すような取っ手640が固着されているので、兼用するために、長穴を形成して雌型60としている。相方となる雄型30を図16や図17(b)に示すように、蓋の上面630から沿わせて突設し、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4を0.5〜1.5cm程度にして定義に従った一対を形成し、図17(a)に示すように蓋を開いて90度に保持している。この鍋の蓋は山形にふくらんだ形状であり、また上面に持ち手が固設されているので90度開いて蓋の重心が外側に寄る。
図17(b)は鍋材質の厚みまた雄型と雌型の厚み1.2mmとしたものである。この一対は切り欠部の高さ8と長穴の高さ55を厚みの2.5〜3倍程度に設定しているので、連結箇所にはゆとり分が1.8mm〜2.4mm程度加わっている。
図17(c)は鍋材質の厚みまた雄型と雌型の厚み2mmとしたものである。この一対は切り欠部の高さ8と長穴の高さ55を厚みの2倍程度に設定しているので、連結箇所にはゆとり分が2mm程度加わっている。
また、図17(b)(c)に示すように、雄型頭部5を取っ手640の側面に当てる形状に形成することができるので、それ以上蓋が開かないためのストッパーの役目を果たしている頭部5である。
該装置をタッパーに採用した場合について図18と図19(a)(b)に基づいて説明する。図18に示すタッパー700は、容器体上方開口の内周縁および外周縁にぴったり係合するフランジ部720が蓋の全周に形成されている。
雌型80を図18や図19(b)に示すようにその蓋フランジ部720からほぼ下方へ向けて突設している。また、雄型10を、容器体側面全周に形成されているフランジ部740から、斜め下方へ傾斜させて突設している。コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4を0.5〜1.5cm程度にして定義に従った一対を形成し、100度回動する切り欠部の高さ8と長穴の高さ55を、相方の厚みの2〜2.3倍に設定している。この雄型と雌型の部分の厚みが2〜3.5mmであれば、連結箇所に加わるゆとり分は2〜4.5mmである。なお、二方向から嵌め外しできるようにして便宜を図っている。
タッパーのような密閉容器は、水分を含む食べ物などを保存するため日常使用されているが、洗浄、着脱の頻度がとくに多い容器である。そのような観点から、きわめて簡素で洗浄しやすい構成と、容易に着脱できることが要求される。雄型と雌型の組み合わせからなる一対と容器体、蓋、それだけで構成している点、着脱がしごく容易である点などから、それらの要求を満たすことができる。また、配膳するとき蓋が迷子にならないで済む。
ハンガーに関し特願2002-148615号に開示しているが、図20(a)に示すハンガー800は、リサイクル品などを収容する収納袋850、収納袋850を装着するための口金830、および口金830を掛けるための掛け口をもつ固定用のフック840から構成されている。このハンガー800において収納袋850の上方開口を覆う蓋を取り付けるための該装置について図20(a)(b)に基づいて説明する。図20(b)に示すように、壁面などに固定されるフック840の基板の上辺の上に前記上辺に対し略垂直に突設する雄型10を形成し、蓋820の一側縁部に雌型50を形成し、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4を3〜5mm程度にして一対を形成している。一方蓋820をたわんで元に戻る材質である、厚み2mm程度のプラスチックフィルムから形成して、口金830よりも広めとすれば図20(a)に示すように手の甲を当て押し上げる感じに縁からたわめて開けることができる。従って、切り欠部の高さ、換言すると首部の長さ8は、プラスチックフィルムの厚み分に少々加えるだけでよいかくして、蓋820の腕部をフック840の首部に抱かせて着脱することができる。また、ハンガー800に於いてはフック840の基板の前面に起立面を連接して前記掛け口を成さしめ而して略水平に配置しうる口金830であるが、該口金830に載る蓋820を縁からたわめて開閉自在とすることができる。さらに、リサイクル品の分別用として外壁などの高所に配置された場合、強風にあおられても、蓋や収納袋が吹き飛ばされないで済む。
該装置をリサイクル品など分別しながら収納するためのスタンド式袋用ハンガーに採用した場合について図21(a)(b)(c)と図22(a)(b)に基づいて説明する。図21(a)に示すスタンド式袋用ハンガー900は、5枚の収納袋850を取り付けるために5角形のつなぎ用リング型定板940がスタンド式に固設されている。このリング型定板940の内周の各面中央に図21(b)に示すような、蓋の取り付け用部品である雄型40を図22(a)示すようにボート締めにより固定している。
この雄型40に配列された切り欠き線42を、部分的にくびれるような形状にポリプロピレンなどから形成すれば、蓋の重量によってその位置でたわむものになる。
また、図21(c)に示すように、蓋920の一側縁部に雌型60を形成している。このような雄型40と雌型60との組み合わせを採用し、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4を1〜1.5cm程度にして前記の袋用ハンガー同様厚み2mm程度のプラスチックフィルムから形成している。
このようにすれば図22(b)に示すように、開いた蓋920の軽重によって切り欠き線42の位置で雄型40がたわむので、5枚の蓋920を開けて保持することができるし、リサイクル品を廃棄処分するときに蓋を取り外さないで済む。
この雄型40のように、部品として雄型また雌型を形成することができる。これを発展させて、紙製の容器体に紙製の部品を接着したり、缶類に部品を固着したり、ビン類、陶器類などに雄型また雌型を形成したり、また、木製の容器体および蓋に部品をネジ止めしたりすることもできると考えられる。
〔比較例1〕
仮想軸を成せないものと仮想軸を成せるものとの比較を図23(a)(b)に基づいて説明する。図23(a)も図23(b)も、容器体の周縁mから長穴を成す雌型を突設し、蓋のフランジ部nから雄型を突設しているが、悪い例を示した図23(a)のように、容器体の周縁mや蓋のフランジ部nが弧を描いていると、それにつられて長穴を成す上下の線分やコ字状および逆コ字状の切り欠部を成す上下の線分などを弧に設けやすい。が、蓋を回動させるための枢軸となるものは、シャフトやピンなどであったように直線から成すべきであり、弧を描くような曲線から成るものは枢軸としての機能を果たせない。枢軸としての機能を果たせない図23(a)に示したようなものは、仮想軸をも成せない。
仮想軸を成せる一対を設けている良い例として、図23(b)に示す一対は、長穴を成す上下の辺56と58を平行に設け、切り欠部を成す上辺3と3、コ字状および逆コ字状の切り欠部幅4と4を一直線上に設けている。
〔比較例2〕
材質の厚みを3mmに例えて、連結箇所のゆとり分が多すぎるものと適宜なゆとり分である一対との比較を図24(a)(b)に基づいて説明する。連結箇所のゆとり分hは、切り欠部の高さt から相方材質の厚み分s を引くところの残り分h である。この残り分hを0.5〜5mmまでとすれば、適宜であることを前記している。
図24(a)に示すものは、切り欠部の高さtを相方材質の厚みsの3倍程度の9mmに設定したもので、ゆとり分hが6mmとなる。これでは連結箇所のゆとり分が多くてがたつきが多すぎるため、仮想軸を成す機能を果たせない。
図24(b)に示す一対は、切り欠部の高さtを相方材質の厚みsの2倍程度の6mmに設定したものであるが、連結箇所に適宜なゆとり分3mmが加わっているので仮想軸を成せる。
なお、材質の厚みが3.5〜5mm、もしそれ以上の厚みがあったとしても、材質の厚みが厚い程、切り欠部を成す上下の辺、胸穴あるいは長穴を成す上下の辺を扁平率50%以下のR面に設けることが可能であることから、適宜なゆとり分が加わる一対を形成することは可能である。
〔比較例3〕
切り欠部の高さと幅の比を1対1から1対10までの範囲外とした場合について図25(a)(b)に基づいて説明する。切り欠部の高さと幅の比としてとくに制限はないが、1対1から1対10までの範囲内であれば、家庭用として十分に使用できることを前記している。つまり、引っ掛け合わすことが目的である切り欠部は、高さと幅の比が1対1から1対10までの範囲内であれば、十分に目的は達成される。
1対10の10よりも切り欠部の幅が多い、例えば図25(a)に示すような雄型を形成した場合、範囲を超えた分はあってもなくてもいいような無駄な部分となる。そのような無駄なものは形成しない方がよい。
また、1対1の1よりも切り欠部の高さがありすぎる、例えば図25(b)に示すような雄型を形成すれば、外れやすい問題が生じて容器体に蓋を取り付けた意味がなく、機能を果たせない。高さがありすぎても、連結箇所に加わるゆとり分が多すぎて、良い仮想軸を成せないことを前記している。
本発明のいろいろな雄型の斜視図である。(a)は、雄型10である。(b)は、雄型10を縦に分割した雄型20である。(c)は、雄型10や雄型20を縦方向に湾曲させた雄型30である。(d)は、雄型10や雄型20や30の後面に切り欠線42を配列した雄型40である。 本発明のいろいろな雌型の斜視図である。(a)は、胸穴を成す雌型50である。(b)は、長穴を成す雌型60である。(c)は、雌型50や60を縦に分割した雌型70である。(d)は、雌型50や60や70を縦方向に湾曲させた雌型80である。 一対を嵌め合わす手順についての斜視図である。(a)は、雄型頭部14が雌型の胸穴をぎりぎりの状態で通過しているところである。(b)は、雌型腕部52が雄型の切り欠部を通過しているところである。 有効に引っ掛かり合う一対とその設け方について示す。(a)は、定義された条件に従って形成される一対の正面図である。(b)は、左右から伸びた腕部が結合し一つの腕部になるもので、長穴を成すとしている雌型の正面図である。(c)は、有効に引っ掛かり合う様を雄型の上面から見た図である。また、少なくともコ字状および逆コ字状の切り欠部幅4の幅半分が雄型と雌型のどちらにも引っ掛かることを示す。 仮想軸を成せる一対の断面図である。(a)は、容器体に雌型80を、蓋に雄型30を突設したと仮定するもので、蓋を90度回動できる一対である。また、切り欠部の高さ8、長穴の高さ55を示す。(b)は、容器体に雌型80を、蓋に雄型10を突設したと仮定するもので、蓋を100度回動できる一対である。また、仮想軸を示す。 コンポストに採用した場合である。(a)は、コンポストに採用した一対の斜視図である。(b)は、雄型30を突設した蓋の側面図である。 コンポストに採用した場合である。(a)は、蓋の重心が支点より後方に寄る様子を示した断面図である。(b)は、蓋を90度開いて保持している様子を示した斜視図である。 ペールに採用した場合である。(a)は、蓋を95度開いて保持している様子を示した斜視図である。(b)雄型10を突設した蓋の断面図である。 ペールや漬物容器に採用した雄型と雌型である。(a)は、取っ手と兼用した雌型60の斜視図である。(b)は、蓋に突設した雄型10の斜視図である。 漬物容器に採用した場合である。(a)は、雄型10を突設した蓋の断面図である。また、蓋の重心が支点より後方に寄る様である。(b)は、蓋を95度開いて保持している様の斜視図である。(c)は、蓋を95度開いて保持しているときの連結箇所の状態、また、開いた蓋の下方を雌型60の腕部で支えている様を示す断面図である。 魚釣り用バケツに採用した場合である。(a)は、魚釣り用バケツの蓋を100度開いて保持している様の斜視図である。(b)は、容器体に突設した雌型80の斜視図である。(c)は、蓋に突設した雄型20の斜視図である。 魚釣り用バケツに採用した場合である。(a)は、蓋を開いて100度に保持しているときの連結箇所の支点1と、開いた蓋の下方を雌型80の腕部で支えている支点2を示す。また、蓋を開いて100度に保持しているときの連結箇所の状態を示す断面図でもある。(b)は、雄型20を突設した蓋の断面図である。また、100度開いた蓋が支点より後方に寄る様を示す断面図である。 食器籠に採用した場合の容器体と網籠および蓋の斜視図である。 食器籠に採用した場合である。(a)は、蓋に突設した雄型20の斜視図である。(b)は、容器体に突設した雌型70とブラケットの斜視図である。 食器籠に採用した場合である。(a)は、蓋を開いて90度に保持しているときの連結箇所の状態、また、開いた蓋の下方をブラケットで支えている様を示す断面図である。(b)は、雄型20を突設した蓋の断面図である。また、90度開いた蓋が支点より後方に寄る様を示す。 鍋に採用した場合の容器体と蓋の斜視図である。 鍋に採用した場合である(a)は、蓋を開いて90度に保持している様の斜視図である。(b)は、切り欠部の高さ8と長穴の高さ55を材質の厚みの2.5〜3倍程度に設定した一対の断面図であり、雄型頭部が、取っ手側面に当たってストッパーの役目を果たしている様でもある。(c)は、切り欠部の高さ8と長穴の高さ55を材質の厚みの2倍程度に設定した一対の断面図であり、雄型頭部が取っ手側面に当たってストッパーの役目を果たしている様でもある。 タッパーに採用した場合の容器体と蓋の斜視図である。 タッパーに採用した場合である。(a)は、蓋を開いて100度に保持している様の斜視図である。(b)は、蓋を開いて100度に保持しているときの連結箇所の状態、また、100度開いた蓋が支点より後方に寄る様を示す断面図である。 袋用ハンガーに採用した場合である。(a)は、手の甲で押し曲げて開ける様子を示す側面図である。(b)は、フックと蓋の斜視図である。 分別用スタンド式袋用ハンガーに採用した場合である。(a)は、スタンド式袋用ハンガーの斜視図である。(b)は、蓋取り付け部品である、切り欠線を有する雄型の斜視図である。(c)は、蓋の斜視図である。 分別用スタンド式袋用ハンガーに採用した場合である。(a)は、分別用スタンド式袋用ハンガーに採用した一対の側面図である。(b)は、切り欠き線の位置でたわむ蓋取り付け部品によって、蓋を十分に開いて保持している様を示す側面図である。 仮想軸を成せない一対と仮想軸を成せる一対とを比較した上面図である。(a)は、仮想軸を成せない一対である。(b)は、仮想軸を成せる一対である。 材質の厚みを3mmに例えて、連結箇所に適宜なゆとり分を加えた一対とゆとり分が多すぎて仮想軸を成しにくい一対とを比較した斜視図である。(a)は、連結箇所のゆとり分が多すぎて仮想軸を成しにくい一対である。(b)は、連結箇所に適宜なゆとり分が加わり仮想軸を成せる一対である。 切り欠部の高さと幅の比を1対1から1対10までの範囲外とした雄型の正面図である。(a)は、1対10の10よりも切り欠部の幅がありすぎる雄型である。(b)は、1対1の1よりも切り欠部の高さがありすぎる雄型である。
符号の説明
2 コ字状の切り欠部、また逆コ字状の切り欠部
3 切り欠部の上辺
4 コ字状および逆コ字状の切り欠部幅(切り欠部の下辺)
5 頭部
6 首部
7 胴部
8 切り欠部の高さ
10 原型の雄型
13 頭部下端
15 頭部先端
20 雄型10を縦に分割させた雄型
30 雄型10、20などを縦方向に湾曲させた雄型
40 雄型10、20、30などの後面に切り欠き線42が配列されていて、たわむ雄型
42 蓋の重量によってたわませるために形成されている切り欠き線
50 胸穴を成す原型の雌型
52 腕部
53 周囲部
54 胸穴
55 胸穴、長穴の高さ
56 胸穴、長穴の上辺
58 胸穴、長穴の下辺
60 長穴を成す原型の雌型
64 長穴
66 切り欠部幅の中間点、雌型腕部を設けるときの基点
68 左から伸びた腕部52と右から伸びた腕部52との結合点
70 雌型50、60などを縦に分割させた雌型
80 雌型50、60、70などを縦方向に湾曲させた雌型
100 コンポスト
120 コンポストの蓋
130 コンポストの筒体側面
200 ペール
220 ペール蓋のフランジ部
240 ペールの取っ手
300 漬物容器
320 漬物容器蓋のフランジ部
340 漬物容器に固設した取っ手
400 魚釣り用バケツ
420 魚釣り用バケツ蓋のフランジ部
430 容器体上面周縁部の全周に形成されたふくらみ
440 魚釣り用バケツの容器体側面に形成されたフランジ部
450 魚釣り用バケツの容器体側面に形成されたフランジ部
460 魚釣り用バケツ容器体側面
470 魚釣り用バケツに形成する雌型80を補助するためのブラケット
500 食器籠
510 網籠
520 食器籠蓋のフランジ部
530 食器籠の容器体側面
540 容器体フランジ部
550 容器体に接続させるためのブラケット
570 腕部52の先端部分に設けたブラケット
600 鍋
620 鍋蓋のフランジ部
630 鍋蓋の上面
640 鍋容器体の取っ手
650 開いて立てた状態のとき鍋蓋が有する窪み
700 タッパー
720 タッパー蓋のフランジ部
740 タッパー容器体のフランジ部
800 袋用ハンガー
820 袋用ハンガー蓋
830 袋用ハンガー口金
840 袋用ハンガーフック
850 収納袋
900 分別用スタンド式袋用ハンガー
920 分別用スタンド式袋用ハンガーの蓋
940 つなぎ用リング型定板
m 容器体の周縁
n 蓋のフランジ部
s 相方材質の厚み
t 切り欠部の高さ
h ゆとり分

Claims (1)

  1. リサイクル品などを収容する収納袋、前記収納袋を装着するための口金、および前記口金を掛けるための掛け口をもつ固定用のフックから構成されるハンガーにおいて、収納袋の上方開口を覆う蓋を取り付けるための、壁面などに固定される前記フックの基板の上辺の上に前記上辺に対し略垂直に突設する雄型として、左右対称のコ字状と逆コ字状切り欠部の上に上辺の左右の角をとった頭部を設け、切り欠いた残部に首部を有するもの、且つ、切り欠部の高さと幅の比が1対1から1対10までの範囲内、換言すれば前記首部の長さ1に対して首部の幅より突出する頭部の下縁の幅が1から10までのもの、またプラスチックフィルムからなる蓋の一側縁部に設ける雌型として、前記頭部がぎりぎり通過できる長さの長穴と、前記長穴を設けて残る一連の腕部、あるいは前記一連の腕部の中間部分を切り捨て左部分および右部分に残した短い腕部を有するもの、である雄雌一対のみからなり、前記一連の腕部あるいは短い腕部を前記首部に抱かせて着脱し、また、前記ハンガーに於いては前記フックの基板の前面に起立面を連接して前記掛け口を成さしめ而して略水平に配置しうる前記口金であるが、該口金に載る前記蓋を縁からたわめて開閉自在とし、さらに、強風にあおられても良いように口金諸とも外れ難くしたことを特徴とする着脱式蓋装置。
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