JP4357744B2 - ロボットアライメントシステムおよびそのシステムを利用したアライメント方法 - Google Patents

ロボットアライメントシステムおよびそのシステムを利用したアライメント方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体搬送分野および半導体処理分野においてアライメントを実施する装置および方法に関するものである。より詳しくは、本発明は搬送された回路基板あるいはロボットアームのエンドエフェクタを、回路基板カセット、処理ステーションあるいは他の回路基板ワークステーションと位置合わせするための装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウェハおよびフラットパネルディスプレイの処理分野において、ロボットアームは半導体ウェハ、フラットパネル、レチクルなどを含む回路基板を、さまざまな処理工程が行われる複数のカセットおよびワークステーションに、あるいはこれら複数のカセットおよびワークステーションから移動させるのに使用されている。回路基板が保持されているロボットエンドエフェクタおよびワークステーションあるいはカセットは、回路基板が損傷を受けることなく搬送されるとともに適切に位置決めされ得るよう、互いに適切に位置決めされなければならない。
【0003】
ロボットリンク機構の種々の異なるタイプのものが従来公知である。これらリンク機構には、テレスコピック式アーム、回転可能なリンクアーム、および二等辺三角形型リンク機構などが採用されている。複数のプーリ、ベルト、およびモータは、互いについてロボットアームのリンクを動かすとともに、回路基板を把持しかつ搬送するのに使用されるアームの端部に設けられたロボットエンドエフェクタあるいはハンドを動かすのに一般に利用されている。使用中、ロボットアームは通常吸引によってエンドエフェクタでカセット内あるいはワークステーションに位置する回路基板を取り上げるために伸張される。つぎにアームは収縮されるとともに、別のカセットあるいはワークステーションの位置に回転される。そして、回路基板を運ぶロボットアームは、回路基板が収容される別のカセットあるいはワークステーションに進められる。
【0004】
プリアライニングとは、ロボットのエンドエフェクタ上の回路基板を位置決めするとともにセンタリングすることによって回路基板の角度および線形ミスアライメントの問題を処理する工程のことである。この問題はフラットパネルディスプレイを処理するとき特に問題となっている。というのは、フラットパネルはしばしば、ある角度および線形ミスアライメントを有するカセットに存在しているからである。プリアライメント中、回路基板の平らな部分あるいは切欠きなどのマークが予め定められた角度にセットされるとともに回路基板の中心がエンドエフェクタ上の所定位置に位置決めされるよう、回路基板は方向決めされるとともにその中心位置が位置合わせされる。プリアライニングは、処理中、連続して処理される回路基板がすべて同じ方向にマークを使って方向決めされるとともに中心位置が位置決めされることを確実なものとするものである。プリアライニングは一般に、CCDセンサのような光センサを有するチャック上に回路基板を置くとともに、ミスアライメントを検出するために回路基板を回転させるチャックを使用することによって達成される。そしてチャックは、ロボットエンドエフェクタ上の回路基板を心出しするとともに位置合わせするのに使用することができる。また、ロボットエンドエフェクタのみをチャック上の回路基板を心出しするのに使用することもできるし、ロボットとチャックとを組み合わせたものを使用することもできる。
【0005】
半導体ウェハおよびフラットパネルを含む回路基板の操作中に起こる別の問題は、ロボットアームエンドエフェクタのZ軸を回路基板が配置されているカセットあるいはワークステーションの軸線と完全に平行とすることができないということである。ロボットエンドエフェクタとカセットあるいはワークステーションとの相対的な傾斜は、ほんの数度とすることができる。しかしながらこのミスアライメントは、エンドエフェクタが回路基板に適切に接近するとともに回路基板を取り上げ、かつカセットあるいはワークステーションにその回路基板を適切に置くことから妨げている。
【0006】
ロボットアームのZ軸の調整はまた、回路基板の重量によりロボットアームをわずかに下側に撓ませてしまうおそれのある大きな回路基板を搬送するときにも有用である。調整可能なZ軸プラットフォームは、回路基板をワークステーションあるいはカセットと位置合わせするために回路基板の重量を受けるロボットアームの撓みを補償するのに使用することができる。
【0007】
このミスアライメントに順応する、一般的に傾斜可能なZ軸を有するロボットアームは、米国特許第 08/661,292 号明細書(1996年6月13日出願)、米国特許第 08/788,898 号明細書(1997年1月23日出願)、米国特許第 08/889,907 号明細書(1997年7月10日出願)、および米国特許第 号明細書(代理人明細書番号 010063-025 ;1998年5月5日出願)に開示されている。これら各明細書がその全体について参考として本明細書に組み込まれている。一般的に傾斜可能なZ軸ロボットは、ロボットがアライメントを達成することができるように傾斜可能とされているが、必要とされる傾斜の角度は最初に決められなければならない。
【0008】
回路基板を処理する従来のロボットアームを使って、カセットおよびワークステーションの長手方向軸線は、手動計測によってロボットエンドエフェクタと位置合わせされている。ロボットが何らかの理由で取り替えられたりあるいは動かされたりするたびに、ロボットをワークステーションおよびカセットと手動で位置合わせする工程にはかなりの時間が費やされる。しかしながら、もしワークステーションおよびカセットの検出された方向に対応するロボットアームのZ軸を自動的に変化させることができるとすれば、設置時間は大幅に削減することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に傾斜可能なZ軸ロボットを使ってロボットアームを個々のワークステーションあるいはカセットと位置合わせすることはできるが、アライメントを達成するのに要求されるZ軸の傾斜量を決定する便利な方法がない。したがって、ロボットアームエンドエフェクタのZ軸とワークステーションあるいはカセットとの間のアライメントを自動的に達成できるようにすることが望ましい。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回路基板搬送ロボットのエンドエフェクタを少なくとも一つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせするロボットアライメント装置およびアライメントステーションに関するものである。このアライメントステーションは、回路基板がロボットのエンドエフェクタによって保持されている平面を決定するためのセンサを備えている。
【0011】
本発明の一実施形態によれば、回路基板搬送ロボットのエンドエフェクタを少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせさせるためのロボットアライメント装置は、回路基板を搬送するためのエンドエフェクタを有するロボットと、自身に対する前記エンドエフェクタあるいは前記エンドエフェクタ上に保持された回路基板の近接についての情報を感知する近接感知装置を有するアライメントステーションとを備えている。前記エンドエフェクタは、前記回路基板がエンドエフェクタ上に取り付けられたときに前記回路基板の平面と直交するZ軸を有している。前記近接感知装置によって与えられた前記情報に従って前記ロボットエンドエフェクタのZ軸の向きを調整する手段ための手段が前記ロボットエンドエフェクタと前記少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションとの間のアライメントを達成するために設けられている。
【0012】
本発明の他の実施形態によれば、回路基板あるいはロボットアームエンドエフェクタを前記回路基板が収容されるカセットあるいはワークステーションと位置合わせするための調整を決定するアライメントステーションは、各センサと前記回路基板あるいは前記エンドエフェクタ上の最も近い点との間の距離を示す信号を出力するとともに、公知の面に配置された複数の近接センサを備えている。手段は、前記回路基板あるいは前記エンドエフェクタを前記カセットあるいは前記ワークステーションと位置合わせするために必要とされた修正動作の平面情報指示を決定するために設けられている。前記平面情報は、前記複数の近接センサによる信号出力から決定されるとともに、ロボットがロボットエンドエフェクタのZ軸のアライメントに対してである。
【0013】
本発明の別の実施形態によれば、回路基板搬送ロボットのエンドエフェクタを少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせする方法は、回路基板をロボットのエンドエフェクタを有する平面教示ステーションに搬送する段階と、前記平面教示ステーションの近接感知装置で前記回路基板の平面を感知する段階と、前記少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと適切に位置合わせされている前記回路基板の予め定められた平面を達成するために前記回路基板の感知された平面に従って前記ロボットエンドエフェクタのZ軸の向きを調整する段階とを備えている。
【0014】
本発明のさらに別の実施形態によれば、回路基板搬送ロボットのエンドエフェクタを少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせさせるためのアライメント装置は、移動可能なロボットアームと、回路基板を搬送するために前記ロボットアームの端部に設けら、前記回路基板が自身に取り付けられているとき前記回路基板の平面に直交するZ軸を有するエンドエフェクタと、アライメント面に対して前記エンドエフェクタの近接を感知するために前記エンドエフェクタに設けられた近接感知装置と、前記ロボットエンドエフェクタと前記少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションとの間のアライメントを達成するため前記近接感知装置によって与えられた前記情報に基づいて前記ロボットエンドエフェクタのZ軸の向きを調整する手段とを備えている。
【0015】
本発明のさらに別の実施形態によれば、回路基板搬送ロボットのエンドエフェクタを少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせする方法は、ロボットのエンドエフェクタあるいはエンドエフェクタに支持された回路基板をアライメント面の方に移動させる段階と、1つあるいは2つ以上の近接センサによって、前記エンドエフェクタあるいは前記回路基板と前記アライメント面との間の平面における相違を感知する手段と、前記エンドエフェクタあるいは前記回路基板を少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせするために前記平面における感知された相違に従って前記ロボットエンドエフェクタのZ軸の向きを調整する段階とを備えている。
【0016】
本発明のさらに別の実施形態によれば、ロボットアーム機構のエンドエフェクタ上の回路基板をプリアライニングする方法は、少なくとも2つの近接センサを有するエンドエフェクタを準備する段階と、前記回路基板の表面に実質的に平行な方向に位置する回路基板の方に前記エンドエフェクタを移動させる段階と、複数の近接センサのそれぞれに対して前記回路基板が感知距離内に達すると前記近接センサのそれぞれが作動する段階と、前記近接センサによって与えられた情報に基づいて前記回路基板の位置を算定する段階と、前記回路基板の前記算定された位置に基づいて前記エンドエフェクタ上の前記回路基板をプリアライニングする段階とを備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明を添付した図面に図示した好ましい実施形態に基づいてより詳細に説明する。
【0018】
本発明による回路基板処理装置は、1つあるいは2つ以上のカセット10と、1つあるいは2つ以上の回路基板処理ワークステーション12と、平面教示ステーション14と、プリアライナステーション16と、これらステーションとカセットとの間で回路基板を移送するロボット20とを備えている。図1に示すロボット20は2つのエンドエフェクタ22を備えている。これらエンドエフェクタはそれぞれロボットアーム24の両端部に配置され、かつ回路基板を把持したり移動させたりすることができるものである。図2および図3に最もわかりやすく示しているように、ロボットアーム24は3本のリンク30,32,34から構成されている。ロボットアーム24の最も先端に位置するリンク34は、これらエンドエフェクタ22を支持するものである。このロボットアーム24は、米国特許第 5,064,340 号明細書(本明細書中に参考として組み込まれている)に開示されたような、ベルトとプーリーとの組み合わせあるいはその他公知の駆動機構によって駆動可能とされている。
【0019】
回路基板をカセット10に正確に置いたりカセット10から正確に取り出したり、あるいは回路基板を回路基板処理ワークステーション12の1つに正確に置いたり回路基板処理ワークステーション12の1つから正確に取り出したりするために、ロボットエンドエフェクタ22のZ軸はこれらカセットあるいはワークステーションの軸線と一直線に合わせられなければならない。回路基板がエンドエフェクタ上に位置決めされている場合、ロボットエンドエフェクタのZ軸は回路基板の平面に対して垂直となっている。エンドエフェクタ22のZ軸は通常、ロボットアーム24がロボットのベース36上で回転するロボット全体のZ軸に垂直である。しかしながら、エンドエフェクタ22もまたロボット全体のZ軸に対してある角度を取ることができる。回路基板がワークステーションあるいはカセット内の好ましい位置にあるとき、これらワークステーション12あるいはカセット10のいずれか1つの軸線は、回路基板が置かれている平面に垂直な線として決められている。
【0020】
エンドエフェクタのZ軸とカセット10・ワークステーション12の軸線とのアライメントは、回路基板に損傷を与えないために必要である。もし回路基板を移送するロボットエンドエフェクタにミスアライメントが生じている場合には、回路基板がカセットあるいはワークステーションの壁といった障害物と接触するおそれがある。さらに、エンドエフェクタが位置合わせされていない場合、エンドエフェクタが回路基板をつかもうとするときに回路基板のエッジにあたり、回路基板がエンドエフェクタ22によって傷つけられてしまうおそれがある。
【0021】
ロボットエンドエフェクタのZ軸とカセット10・ワークステーション12の軸線とのミスアライメントによるこれら問題点を解決するため、本発明は平面教示ステーション14を備えている。この平面教示ステーションは、エンドエフェクタ22上に回路基板の平面を見出すとともに、ロボットのZ軸の調整に使用する回路基板およびエンドエフェクタの平面についての情報をロボット制御器に伝えるためのものである。ロボット20は一般に、ロボットのZ軸を平面教示ステーションからの情報に従ってロボット制御器により調整することができる傾斜可能なプラットフォームあるいはベース36に取り付けられている。ロボットのZ軸の調整は、エンドエフェクタのZ軸がカセット10の軸線およびワークステーション12の軸線と一致するようになされる。一般に傾斜可能なZ軸線プラットフォーム36は、公知の方法により少なくとも2方向にロボット20のZ軸線を傾けることができるものである。
【0022】
平面教示ステーション14は、カセット10およびワークステーション12の設置基準面とロボット20の設置基準面とにできるだけ平行に、またカセットおよびワークステーションと予め定められた角度で配置されているベース40を備えている。ワークステーション12、カセット10、および/またはロボット20に対する平面教示ステーション14のベース40のアライメントは、教示ステーション、ロボット、ワークステーション、およびカセットをすべて同一平面のテーブル上あるいは他の基準平面に固定することによって達成可能である。
【0023】
本発明の一実施形態による平面教示ステーション14には3つの近接センサ42が設けられている。これら近接センサはベース40上に互いに離間して配置されている。簡素化するため、これらセンサ42は好適に正三角形配置で設けられていることが望ましい。各近接センサ42は光源と光検出器とを備えている。この実施形態において近接センサからの光は、反射面が近接センサからある所定距離内に位置する場合に表面で反射されるとともに光検出器によって検出されている。近接センサは、物体がセンサに対して予め定められた距離内に接近した場合に、反射された光を検出することによって決定することができるオンオフ装置である。教示ステーション14はエンドエフェクタに配置された回路基板の教示平面として説明しているが、教示ステーションはまた、回路基板をピックアップする前にエンドエフェクタのみの平面を決定することもできるものでもある。
【0024】
平面教示ステーションのこの実施形態における動作において、回路基板Sはロボットエンドエフェクタによって取り上げられたりあるいは把持されるとともに、平面教示ステーション14の上方位置に移動させられる。回路基板Sがロボットによって位置決めされて、この回路基板の部分が各近接センサの上に位置するようになる。つぎに回路基板Sはロボットによって教示ステーション14の方向に下降される。回路基板Sは通常、エンドエフェクタのZ軸線に平行な方向にロボットによって下げられる。回路基板が通常下方に位置する教示ステーションのベース40に接近すると、回路基板Sの下面に平面教示ステーション14の3つの近接センサ42の光が反射する。回路基板Sが平面教示ステーション14に接近していくと、各センサ42は回路基板の隣接する部分がセンサに対してある近接に達していることを認識する。各センサ42はセンサに対する回路基板の隣接部分の近接の信号標本をロボット制御器に送る。ロボット20は、近接センサ42の3つすべてが回路基板の隣接部分の近接を記録あるいは検出するまで、回路基板SをエンドエフェクタのZ軸線に実質的に平行な方向下側に移動し続ける。3つのセンサから受け取った信号は、回路基板Sが配置されている平面の決定を可能とするものである。回路基板Sを最初に検出するセンサ42が回路基板に最も近い位置にあると認識され、また回路基板Sの近接を最後に検出するセンサが回路基板から最も遠い位置にあると認識されるのである。
【0025】
回路基板Sが位置決めされている平面の決定は、平面教示ステーション14自身あるいはこの平面教示ステーションに連結された別のロボット制御器によって行うことができる。平面教示ステーション14の動作は回路基板S上の3点の近接を感知するものであるとして説明してきたが、ロボットのアライメントは同様に、エンドエフェクタ22あるいはロボットアーム24上の3点の近接を感知することによっても行うことができる。さらに、4つ以上の近接センサ42を使用することもできる。本発明に使用した光近接センサの一例としては、Minneapolis,MNにあるHoneywell,Inc.が販売している光近接センサがある。
【0026】
上述した3つの近接センサ42の場所に他の種類および他の形状のセンサを使用することもできる。たとえば、平面CCDセンサを光源と組み合わせて使用することができる。光源からの光は回路基板あるいはエンドエフェクタで反射されるとともに、その反射された光がCCDセンサによって検出される。これら回路基板あるいはエンドエフェクタの傾斜はCCDセンサで検出された反射光の位置によって決定される。たとえば、もし平面CCDセンサに位置決めされた光源からの光が光源に直接反射されるなら、回路基板あるいはエンドエフェクタの面はCCDセンサの面と実質的に平行であると決定することができる。
【0027】
平面教示ステーション14に使用する光センサの他の例としては、2つの直線(linear)CCDセンサ、1つの直線CCDセンサと1つあるいは2つ以上の近接センサとを組み合わせたもの、あるいは1つの回転式近接センサを備えるものが挙げられる。また、機械式接触近接センサ、レーザ近接センサ、あるいは誘導式近接センサを使用することもできる。
【0028】
ベース40に近接センサ42を取り付けるとともに平面を決定するために回路基板あるいはエンドエフェクタをベースの方向に移動させる代わりに、センサをロボットのエンドエフェクタ22に取り付けることができる。図6はエンドエフェクタの上面あるいは下面に取り付けられた3つの近接センサ72a,72b,72cを有するエンドエフェクタ70を備えた平面教示装置の他の実施形態を示している。図6のエンドエフェクタ70は、アライメント面74と協動し平面教示ステーションとして作動するものである。作動中、近接センサ72a,72b,72cを有するエンドエフェクタ70の上面あるいは下面が単純な平面形状を有するアライメント面74の方(Z軸方向)に移動させられ、エンドエフェクタの面が教示ステーションの平面形状を有したアライメント面74に対してある近接範囲内に入ると、これら近接センサはそれぞれ独立して表示する。エンドエフェクタ70の平面は、近接センサ72a,72b,72cによって与えられた情報に基づいて修正され得る。もし、これら近接センサ72a,72b,72cがエンドエフェクタ70の下面に取り付けられているとすれば、エンドエフェクタの平面はエンドエフェクタを平面74の方に下げることによって測定することができる。平面はエンドエフェクタ70上に支持された回路基板Sのあるなしにかかわらず決定することができる。この実施形態によるエンドエフェクタ70上の近接センサ72a,72b,72cは、平面あるいは直線光センサ、CCDセンサ、あるいは接触センサなどのような異なる形態のものとすることができる。
【0029】
また、上面に近接センサ72a,72b,72cを有するエンドエフェクタ70は、エンドエフェクタ上の回路基板の位置合わせを行うプリアライナ型として使用することもできる。特に、エンドエフェクタ70は回路基盤の表面に実質的に平行な方向(X方向)から接近するので、回路基板が各センサに対して感知距離に達したときに、各近接センサ72a,72b,72cは異なった時点で作動させられる。エンドエフェクタ70が回路基板の下方に移動すると、近接センサ72a,72b,72cが順次作動させられ、その結果はロボットの制御器で回路基板の位置をある許容誤差内で算定するのに使用される。つづいてこの動的位置の決定はエンドエフェクタ上の回路基板のプリアライニングに使用される。
【0030】
本発明の別の実施形態によれば、エンドエフェクタ70はエンドエフェクタの両面に近接センサを設けることができる。たとえば、3つのセンサを各面に設けて、合計6つのセンサを設けることができる。この実施形態は、アライメント面あるいは基準面の設置によって決まるエンドエフェクタの両面とのアライメントを可能にするという有利な点を有している。さらに、回路基板に対するエンドエフェクタの接近をエンドエフェクタの上方でも下方でも感知することによってエンドエフェクタがワークステーションあるいはカセットのスロット内側に位置決めされている場合、エンドエフェクタの両面に配置されたセンサは回路基板を保護するのに使用できる。
【0031】
回路基板Sの平面が平面教示ステーション14、あるいは平面教示ステーションと制御器とを組み合わせたものによって一旦決定されると、回路基板の平面はワークステーション12あるいはカセット10に対して回路基板の送り出しのために予め決められた平面を形成するよう調整される。回路基板およびエンドエフェクタの方向決めの調整は、一般に傾斜可能なZ軸プラットフォーム、ユニバーサルリスト、さらなる自由度を有するロボットアーム、あるいはこれらの装置を組み合わせたものの使用を含む種々の異なる方法で達成することができる。たとえば調整は、ワークステーション12およびカセット10の軸線とエンドエフェクタのZ軸とを位置合わせするため、ロボットベース36のZ軸の方向を変えることによって一般に傾斜可能なプラットフォームで達成することができる。回路基板Sおよびエンドエフェクタ22のアライメントは、単一ステップでもZ軸アライメントのより正確な精度を達成するため近接感知動作を繰り返し行う多重ステップでも達成することができる。
【0032】
平面教示ステーション14の使用に代わるものとして、プリアライナステーション16が回路基板SのプリアライニングおよびロボットのZ軸のアライメントに対する回路基板あるいはエンドエフェクタ22の平面を決定するのに使用することができる。図3はロボット20によるプリアライナステーション16での回路基板Sの位置決めの状態を示している。プリアライナ16は、ロボットエンドエフェクタ22上で回路基板Sの回転位置および直線位置を調整することができるとともに、回路基板あるいはエンドエフェクタのZ軸のアライメントに対する回路基板の平面を決定することができる。図1ないし図3はプリアライナ16および平面教示ステーション14の両方を備える回路基板処理装置を示しているが、プリアライナが平面教示ステーションとして作動するときには、平面教示ステーションは省略することができる。
【0033】
プリアライニングとは回路基板の位置決め工程およびセンタリング工程のことであり、これらにより回路基板のマークMが所定角度でセットされるとともに回路基板の中心CWが所定の位置にセットされる。図4に示すように、プリアライナ16は、本体50と、回転可能なチャック52と、ライトハウス54とを備えている。プリアライナ16はまた、再アライメントのためにチャック52から回路基板を持ち上げるリフティングピンを備えることもできる。さらに、ロボットのエンドエフェクタ22は、再アライメント中のピンの代わりにチャック52から回路基板を持ち上げるのにも使用できる。
【0034】
ライトハウス54は、回路基板Sの一側に位置決めされた光源56と、回路基板の他側に位置決めされた直線CCDセンサなどの光センサ58とが設けられているものである。回路基板Sはロボット20によってチャック52上に載置されるとともに、チャックは回路基板を回転させる。光源56と光センサ58との間に配置された回路基板Sの部位は影を作る。チャック52による回路基板Sの回転運動中、光センサ58は回路基板が作る影の長さに比例する信号を作り出す。制御器は光センサ58からのデータを一定間隔で修正するとともに、この情報に基づいて移動長さD、移動角度θ、およびフラット角度αを決定するものである。移動長さDはウェハの幾何学的中心CWとチャック中心CCとの間の距離である。移動角度θは、ウェハの幾何学的中心CWとチャック中心CCとを結ぶ線と、エンドエフェクタ22の長手方向軸線との間の角度である。フラット角度αは、エンドエフェクタ22の長手方向軸線と、回路基板のマークMあるいはフラット面とチャック中心CCとを結ぶ線との間の角度である。プリアライナ16は、単一ステップ方式あるいは多重ステップ方式でエンドエフェクタ22上の回路基板のセンタリングができるとともに位置合わせを行うことができるものである。
【0035】
本発明によるプリアライナステーション16には、プリアライナが平面教示ステーションとしても機能することができるよう3つの近接センサ62が設けられている。これら近接センサ62は、図2に示す平面教示ステーション14の近接センサ42と同じように配置されているとともに作動するものである。動作中、回路基板Sはロボットのエンドエフェクタ22によって取り上げられるか把持され、かつプリアライナ16に移される。プリアライナ16では、回路基板のエッジが光源56と光センサ58との間に位置決めされている。つぎに回路基板Sはエンドエフェクタ22によってベース50上に配置された近接センサ62に向かって下側方向に移動される。回路基板Sの接近する部位がセンサの予め決められた近接範囲内に来ると、近接センサ62は信号を発する。これら近接センサ62からの情報は、回路基板Sの平面を決定するのに利用されるとともに、ロボットのZ軸を傾けることによって所望の回路基板平面に回路基板平面を調整するのに利用される。
【0036】
プリアライナステーション16は、回路基板およびエンドエフェクタの平面がロボットエンドエフェクタのZ軸の調整によって調整される前後で、回路基板のプリアライメント実施することができる。本発明の平面教示工程はプリアライナと結びつけて図示しているが、平面教示ステーションはまた、カセットあるいはワークステーションなどの回路基板処理装置の他のステーションとも結びつけることができることにも留意しなければならない。
【0037】
本発明の一実施形態によれば、カセット10およびワークステーション12はすべて互いに大まかに位置合わせされるとともに、平面教示ステーションはワークステーションおよびカセットの軸線とロボットエンドエフェクタのZ軸との位置合わせのために使用されている。たとえば定期整備などでロボットが取り替えられたりあるいは移動させられたりする毎に、ロボットエンドエフェクタのZ軸は平面教示ステーションを使ってプリアライメントされる。さらに、もしロボットアームが回路基板の重量によって撓んでしまうようなときには、回路基板がエンドエフェクタによって取り上げられた後に、エンドエフェクタの平面が平面教示ステーションによって決定されるようにしなければならない。
【0038】
本発明ではダブルエンドエフェクタ22を有する3つのリンクによるロボットアーム24を採用しているが、その他数多くのロボットおよびエンドエフェクタ形状のものを本発明から逸脱することなく採用することができる。たとえば、ロボットアーム24は異なる本数のリンクを備えることもできるし、平行四辺形のリンク機構のようなすべてが互いに異なる構成を有するようにすることもできる。さらに、ロボット20はシングルエンドエフェクタ22あるいは多重エンドエフェクタを有するようにすることができるとともに、多重エンドエフェクタは互いについて静止させることもできるし移動させることもできるものである。
【0039】
作動中、平面教示ステーション14あるいはプリアライナ16は、近接感知装置を使って回路基板またはエンドエフェクタの平面を決定している。この近接感知装置は、3つあるいは4つ以上の近接センサ42,62、複数の直線あるいは平面CCDセンサ、または複数の他の近接センサを備えることができるものである。つぎに回路基板あるいはエンドエフェクタの平面は、一般に傾斜可能なZ軸プラットフォーム36でロボット20のZ軸を変えることによって、あるいはプリアライナで集められたデータに基づく他の方法によって自動的に調整される。アライメントを与えるのに必要とされた修正値が平面教示ステーションによって与えられた情報から算定可能である限りは、回路基板あるいはエンドエフェクタの平面を算定する独自のステップは必要とされない。
【0040】
回路基板平面あるいはエンドエフェクタ平面の調整は、回路基板に損傷を与えることなく、回路基板が回路基板処理装置の多数のカセット10およびワークステーション12から取り出されたり多数のカセット10およびワークステーション12に搬送したりすることを可能にしている。本発明は、特に半導体ウェハ、フラットパネルディスプレイ、およびレティクルの運搬および処理に適用することができるだけでなく、回路基板のその他の種類のものにも使用することができる。
【0041】
以上、本発明を好ましい実施形態に基づいて詳細に説明してきたが、種々の変形実施および変更実施が本発明から逸脱することなし得るとともに同等のものが採用され得ることは当業者には明らかなことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 収縮位置に位置するロボットを有する回路基板処理装置の概略平面図である。
【図2】 平面教示ステーションでロボットによって位置決めされた回路基板を有する回路基板処理装置の概略平面図である。
【図3】 プリアライメントステーションで回路基板を位置決めしているロボットを有する回路基板処理装置の概略平面図である。
【図4】 プリアライナとチャック上に支持された回路基板を有する平面教示ステーションとの組み合わせの側面図である。
【図5】 ミスアラインされた回路基板とプリアライナステーションに位置決めされたロボットのエンドエフェクタとの平面図である。
【図6】 平面教示装置の他の実施形態の平面図である。
【符号の説明】
10 カセット
12 ワークステーション
14 平面教示ステーション
16 プリアライナステーション
20 ロボット
22 エンドエフェクタ
24 ロボットアーム
30 リンク
32 リンク
34 リンク
36 ベース
40 ベース
42 近接センサ
50 本体
52 チャック
54 ライトハウス
56 光源
58 光センサ
62 近接センサ
70 エンドエフェクタ
72a 近接センサ
72b 近接センサ
72c 近接センサ
74 平面
C チャック中心
W ウェハの幾何学的中心
D 移動長さ
M マーク
S 回路基板
α フラット角度
θ 移動角度

Claims (19)

  1. 回路基板搬送ロボットのエンドエフェクタを少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせさせるためのロボットアライメント装置であって、
    回路基板を搬送するとともに、前記回路基板が自身の上に取り付けられたときに前記回路基板の平面と直交するZ軸を有するエンドエフェクタと、
    自身に対する前記エンドエフェクタあるいは前記エンドエフェクタ上に保持された回路基板の近接についての情報を感知する近接感知装置を有するアライメントステーションと、
    前記ロボットエンドエフェクタと前記少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションとの間のアライメントを達成するため前記近接感知装置によって与えられた前記情報に従って前記ロボットエンドエフェクタのZ軸の向きを調整する手段と、を備え、
    前記近接感知装置は、前記アライメントステーションに三角形形態で配置された3つの近接センサを備えることを特徴とするロボットアライメント装置。
  2. 前記近接センサは、前記回路基板が前記ロボットエンドエフェクタによって保持されている平面下に位置した平面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のロボットアライメント装置。
  3. 前記アライメントステーションは、前記ロボットエンドエフェクタ上の回路基板の位置を調整することによって前記回路基板のプリアライメントを行うことを特徴とする請求項1に記載のロボットアライメント装置。
  4. 前記アライメントステーションは、前記エンドエフェクタ上の前記回路基板を位置合わせするためのプリアライナ装置の一部であることを特徴とする請求項1に記載のロボットアライメント装置。
  5. 前記プリアライナ装置は、回路基板エッジ検出装置と回転可能なチャックとを備えることを特徴とする請求項4に記載のロボットアライメント装置。
  6. 前記回路基板は、ウェハ、フラットパネルディスプレイ、あるいはレチクルであることを特徴とする請求項1に記載のロボットアライメント装置。
  7. 前記近接感知装置は、複数の発光体と複数の光学センサとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のロボットアライメント装置。
  8. 回路基板あるいはロボットアームエンドエフェクタを前記回路基板が収容されるカセットあるいはワークステーションと位置合わせするための調整を決定するアライメントステーションであって、
    各センサと前記回路基板あるいは前記エンドエフェクタ上の最も近い点との間の距離を示す信号を出力するとともに、公知の面に配置された複数の近接センサと、
    前記回路基板あるいは前記エンドエフェクタを前記カセットあるいは前記ワークステーションと位置合わせするために必要とされた修正動作を示すとともに、前記複数の近接センサによる信号出力から決定された平面情報を決定する手段と、
    前記ロボットエンドエフェクタのZ軸のアライメントのために前記平面情報をロボットに出力する手段と、を備えることを特徴とするアライメントステーション。
  9. 前記平面情報は、前記回路基板を前記近接センサの方に移動させることによって決定されることを特徴とする請求項8に記載のアライメントステーション。
  10. 前記アライメントステーションは、前記エンドエフェクタ上の前記回路基板を位置合わせするためのプリアライナの一部であることを特徴とする請求項8に記載のアライメントステーション。
  11. 回路基板搬送ロボットのエンドエフェクタを少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせさせるためのアライメント装置であって、
    移動可能なロボットアームと、
    回路基板を搬送するために前記ロボットアームの端部に設けられ、前記回路基板が自身に取り付けられているとき前記回路基板の平面に直交するZ軸を有するエンドエフェクタと、
    アライメント面に対して前記エンドエフェクタの近接を感知するために前記エンドエフェクタに設けられた近接感知装置と、
    前記ロボットエンドエフェクタと前記少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションとの間のアライメントを達成するため前記近接感知装置によって与えられた前記情報に基づいて前記ロボットエンドエフェクタのZ軸の向きを調整する手段と、を備え、
    前記近接感知装置は、前記エンドエフェクタの表面に配置された3つの光学近接センサを備えていることを特徴とするアライメント装置。
  12. 前記アライメント面は、複数のカセットあるいは複数のワークステーションの1つに設けられていることを特徴とする請求項11に記載のアライメント装置。
  13. 請求項11に記載のアライメント装置において、さらに前記エンドエフェクタ上の前記回路基板をプリアライニングするための手段を備えていることを特徴とするアライメント装置。
  14. 回路基板搬送ロボットのエンドエフェクタを少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせする方法であって、
    ロボットのエンドエフェクタあるいはエンドエフェクタに支持された回路基板をアライメント面の方に移動させる段階と、
    1つあるいは2つ以上の近接センサによって、前記エンドエフェクタあるいは前記回路基板と前記アライメント面との間の平面における相違を感知する手段と、
    前記エンドエフェクタあるいは前記回路基板を少なくとも1つのカセットあるいはワークステーションと位置合わせするために前記平面における感知された相違に従って前記ロボットエンドエフェクタのZ軸の向きを調整する段階と、を備えていることを特徴とする方法。
  15. 前記平面における相違は、前記3つの光学近接センサによって感知されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記3つの光学近接センサは、前記エンドエフェクタの表面に設けられていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記3つの光学近接センサは、前記アライメント面に設けられていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. ロボットアーム機構のエンドエフェクタ上の回路基板をプリアライニングする方法であって、
    少なくとも2つの近接センサを有するエンドエフェクタを準備する段階と、
    前記回路基板の表面に平行な方向において前記回路基板の方に前記エンドエフェクタを移動させる段階と、
    複数の近接センサのそれぞれに対して前記回路基板が感知距離内に達すると前記近接センサのそれぞれが作動する段階と、
    前記近接センサによって与えられた情報に基づいて前記回路基板の位置を算定する段階と、
    前記回路基板の前記算定された位置に基づいて前記エンドエフェクタ上の前記回路基板をプリアライニングする段階と、を備え、
    前記プリアライニングする段階は、前記エンドエフェクタの中心において前記回路基板の中心で前記エンドエフェクタとともに前記回路基板を持ち上げる段階を備えることを特徴とする方法。
  19. ロボットアーム機構のエンドエフェクタ上の回路基板をプリアライニングする方法であって、
    少なくとも2つの近接センサを有するエンドエフェクタを準備する段階と、
    前記回路基板の表面に平行な方向において前記回路基板の方に前記エンドエフェクタを移動させる段階と、
    複数の近接センサのそれぞれに対して前記回路基板が感知距離内に達すると前記近接センサのそれぞれが作動する段階と、
    前記近接センサによって与えられた情報に基づいて前記回路基板の位置を算定する段階と、
    前記回路基板の前記算定された位置に基づいて前記エンドエフェクタ上の前記回路基板をプリアライニングする段階と、を備え、
    前記プリアライニングする段階は、前記回路基板の中心と前記エンドエフェクタの中心との間の公知の変位で前記エンドエフェクタを使って前記回路基板を持ち上げる段階を備えることを特徴とする方法。
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