JP4355847B2 - カメラの合焦情報表示装置及びその方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラの合焦情報表示装置及びその方法に係り、特にマニュアルフォーカス設定時に合焦方向又は合焦状態を表示して利用者に通知することが可能なカメラの合焦情報表示装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子カメラやビデオカメラにおいて、利用者が手動で希望の位置にピントを合わせることができるように、マニュアルフォーカス(MF)リングをまわすなどして、フォーカス位置を動かせるようになっているものが知られている。利用者は撮像素子で撮像して得た画像をEVF(電子ビューファインダ)やLCD(液晶表示装置)のモニタで確認しながらピントを合わせるが、モニタ画像のボケ方を肉眼で判断して合焦させようとしても、近い側に本来の合焦位置が存在するのか、又は遠方に合焦位置が存在するのかがわからないため、フォーカスレンズを合焦点と逆方向に動かしてしまい、ピントが合わせらいという不具合を生じていた。また、近年の撮像素子の高画素化に伴って、ムービ画像では合焦しているか否かを判断しにくいという問題が生じている。
【0003】
そのために、被写体を撮像して得たビデオ信号に基づいて合焦情報を検出し、該検出した情報に基づいて合焦情報を示すパターン信号を発生し、該パターン信号に基づいて合焦情報を示すパターンをマニュアルフォーカス制御時に表示するようにしたカメラ一体型VTRが、特開平5−308552号の公報に示されている。
【0004】
また、フォーカスレンズの位置に対応する階調比を用いて、フォーカスレンズが移動すべき方向を表示することにより、利用者がフォーカスレンズの焦点を被写体に合わせるのに費やす時間を短縮させうるレンズ焦点状態表示装置及びこれを有するレンズ焦点調節装置が、特開平6−319073号の公報に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のカメラでは、合焦状態を調節するためにフォーカスレンズを常時動かして(ウォブリングして) 合焦方向を知る必要があるため、常にフォーカスレンズを自動で動かし続けなければならず、消費電力が多くなってしまうという問題を生じていた。
【0006】
また、フォーカスレンズを動かす前のデータと、動かした後のデータとを比較して合焦方向を表示するため、手ぶれや被写体の変化によって、合焦情報検出手段の出力が変わった場合に、誤った合焦方向を表示するという不具合を生じていた。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、マニュアルフォーカスモード時に自動で表示される合焦情報の表示を、被写体の変化や手ぶれによる誤った合焦情報の表示を減らすなど細かく制御することによって、マニュアルフォーカスによる結像位置の確認及び調節が容易なカメラの合焦情報表示装置及びその方法を提供することが可能となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る合焦情報表示装置は、フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示装置において、被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて合焦情報を検出する合焦情報検出手段と、前記合焦情報検出手段の検出出力に基づいて合焦情報を表示する表示手段と、前記フォーカス操作部材が非操作時であって、且つ前記表示手段に合焦情報が表示されている場合に前記合焦情報検出手段の検出出力が変化すると、前記表示手段に表示されている合焦情報の表示を変更する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
また、本発明の第2の態様に係る合焦情報表示装置は、フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示装置において、被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて合焦情報を検出する合焦情報検出手段と、前記合焦情報検出手段の検出出力に基づいて合焦情報を表示する表示手段と、前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて被写体の輝度情報を検出する輝度情報検出手段と、前記フォーカス操作部材が非操作時であって、且つ前記表示手段に合焦情報が表示されている場合に前記輝度情報検出手段の検出出力が変化すると、前記表示手段に表示されている合焦情報の表示を変更する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
即ち、本発明は、消費電力を削減するために、合焦方向を知るためのウォブリング動作を実施しないか、又は、制限して実施するため、フォーカス操作部材の非操作時(即ち、フォーカスレンズが移動していないとき)には、最新の被写体に対する合焦方向等を知ることができない。そこで、フォーカスレンズが移動していないとき、被写体が変化したと考えられる場合(即ち、フォーカスレンズが移動せずに合焦情報検出手段の検出出力が変化する場合(第1の態様)や、輝度情報検出手段の検出出力が変化する場合(第2の態様))には、誤った合焦方向等が表示されないように、表示手段の表示内容を変えるようにしている。本発明の第3の態様に係る合焦情報表示装置は、表示手段に表示されている合焦情報の表示を消去するようにしている。
【0011】
また、前記目的を達成するために、本発明の第4の態様に係る合焦情報表示装置は、フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示装置において、被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像手段と、フォーカスレンズのレンズ位置を把握する位置把握手段と、前記位置把握手段によって検出した3箇所以上のレンズ位置と関連付けて前記出力した撮像信号に基づいて合焦情報を検出する合焦情報検出手段と、前記合焦情報検出手段が検出した合焦情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて被写体像が撮像手段に合焦するレンズ位置を求める手段と、前記求めたレンズ位置及び現在のフォーカスレンズのレンズ位置と、前記合焦情報検出手段が検出した検出出力に基づいて合焦情報を表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
本発明によれば、3箇所以上のレンズ位置と関連付けてそれぞれ記憶された合焦情報を使用するため、より正確な合焦方向、合焦状態が検知でき、手動による結像位置の確認及び調節が容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係るカメラの合焦情報表示装置及びその方法の好ましい実施の形態について詳説する。
【0014】
図1は、本発明に係る電子カメラの正面斜視図である。
【0015】
同図によれば、電子カメラ10には、被写体像を撮像する変倍可能なレンズ12と、レンズ12の外周に回動自在に設けられるとともに後述する撮像手段に被写体像が結像する位置を利用者が手動で調節するフォーカスリング14(フォーカス操作部材)と、利用者が被写体を撮像する際に撮像を指示するレリーズボタン16とが設けられている。
【0016】
図2は、電子カメラ10の背面斜視図である。
【0017】
同図によれば電子カメラ10には、撮像する画像や画像の合焦位置に関する情報を表示する表示手段18と、撮像する画像の画角をTELE/WIDEに調節するズームレバー20と、AF/MF 切り換えスイッチ22とが設けられている。
【0018】
AF/MF 切り換えスイッチ22は、被写体像が電子カメラ10の撮像手段に結像する結像位置の調節モードを、自動で調節するオートフォーカスモード又は、利用者自身が所望の結像位置に調節するマニュアルフォーカスモードに設定するスイッチである。
【0019】
利用者は表示手段18に表示されている撮影中のスルー画を確認しながら、ズームレバー20を操作し、WIDE及びTELEなどの方向に画角を決定して撮影する。また利用者がAF/MF 切り換えスイッチ22を押すことにより、オートフォーカスモードとマニュアルフォーカスモードとに切り換えることが可能となっている。マニュアルフォーカスモード設定時には、利用者は表示手段18に表示されるスルー画像を見ながらフォーカスリング14を回して所望の被写体にピントを合わせる。本発明ではマニュアルフォーカスモード時において、後述する図4に示すような合焦情報の表示を正しく行うことで、利用者はより正確且つ容易にピントの調節を行うことを可能にしている。
【0020】
図3に、電子カメラの信号処理系のブロック図を示す。
【0021】
同図によれば、電子カメラ10のレンズ12には、変倍レンズ24、フォーカスレンズ26、絞り28が設けられており、その後方に固体撮像素子などで構成されている撮像手段30及び、撮像手段30を制御するためのタイミングパルスを生成する撮像素子駆動回路31とが配置されている。撮像手段30から出力される画像信号は、撮像回路32(サンプルホールド及び、アナログゲインコントロール等の処理を実施する)を通り、A/D変換器34にてディジタルデータに変換され、バス36(データバス及び、アドレスバスを含む)に出力される。
【0022】
このバス36には、1乃至複数の合焦情報や輝度情報を記憶することが可能な記憶手段であるメモリ38と、撮像画像の明るさを検出するAE検出手段40(輝度情報検出手段)と、撮像画像の輝度成分を検出することによって合焦情報であるAF評価値を算出するAF検出手段42(合焦情報検出手段)と、撮像した画像や画像の合焦位置に関する情報を表示する表示手段18と、画像等の情報を記録する外部記憶装置等の記録媒体44と、電子カメラ10全体の制御を司る制御手段46(CPU)とが接続されている。
【0023】
また電子カメラ10には、レンズ12の変倍レンズ24を駆動するモータ48と、モータ48の駆動を行うためのズーム駆動手段50と、変倍レンズ24の変倍位置を検出するズーム位置検出手段52と、フォーカスレンズ26を駆動するモータ54と、モータ54の駆動を行うためのフォーカス駆動手段56と、フォーカスレンズ26のフォーカス原点位置を検出するHPセンサ58と、絞り28の開度を調節するモータ60と、モータ60の駆動を行うための絞り制御手段62と、絞り28の原点位置を検出するHPセンサ64とが設けられている。
【0024】
また、電子カメラ10の制御手段46には、ズームレバー20の操作信号と、AF/MF 切り換えスイッチ22の操作信号とが入力されており、これらの操作状態を認識することが可能となっている。フォーカスリング14の操作信号は作動状態検出手段66に入力され、利用者が手動でフォーカスリング14を回動させて結像位置を駆動している動作状態(操作時)及び、フォーカスリング14を回動させていない状態である非作動状態(非操作時)を判断して制御手段46に入力される。また、作動状態検出手段66がフォーカスリング14の動作状態及び非作動状態を判断する代わりに、フォーカスリング14の作動状態を制御手段46に入力して制御手段46がフォーカスリング14の動作状態及び非作動状態を判断する処理を実施するようにしてもよい。
【0025】
また制御手段46(絞り量の検出手段の機能を含む)は、変倍レンズ24の駆動制御及び変倍位置検出、フォーカスレンズ26の駆動制御及びフォーカス位置検出(位置把握手段の機能を含む)、絞り28の駆動制御及び絞り量検出等の処理を行っている。
【0026】
以下に、本発明に係る電子カメラ10を用いた手動による結像位置の調節方法について説明する。
【0027】
利用者がAF/MF 切り換えスイッチ22を押すと、制御手段46は電子カメラ10の合焦モードをマニュアルフォーカスのモードに切り換える。作動状態検出手段66はフォーカスリング14の作動状態を常に監視していて、フォーカスリング14が操作されているか否かを検出するとともに、操作されている場合にはそのフォーカスリング14の回転方向や回転速度、回転量等を検出して制御手段46にその情報を出力する。
【0028】
前記フォーカスリング14の作動状態を受信した制御手段46は、フォーカス駆動手段56に駆動信号を出力して、フォーカス駆動用モータ54(ステッピングモータ又はDCモータ等) を動かし、フォーカスレンズ26を所定の速度又は位置に駆動して結像位置を調節する。なお、前記の説明では、フォーカスリング14の回転を作動状態検出手段66が検知して、該検知した動作状態に基づいてフォーカスレンズ26を制御する実施例で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、マニュアルフォーカスモード設定時には直接フォーカスリング14の回動量がフォーカスレンズ26に伝達される機構を備えたフォーカスレンズの駆動方法であっても、本発明の目的は達成される。
【0029】
制御手段46は、撮像素子駆動回路31を介して撮像手段30を制御し、撮像手段30からの出力をA/D変換してメモリ38に取り込んだり、動画像を表示手段18に表示する処理を行う。AF検出手段42は、A/D変換器34から出力されて一旦メモリ38に記憶されている画像データを読み出して、1乃至複数の領域に分割した画像の輝度の高周波成分を抽出する。そして各領域毎又は所定の領域のコントラストについて平均処理を実施するなどして集計して、制御手段46にAF評価値として出力する。
【0030】
AE検出手段40は、メモリ38に記憶されている画像データを読み出して、1乃至複数の領域に分割した画像の輝度成分を抽出する。そして各領域毎又は所定の領域について積分するなどして被写体の輝度レベルを取得して制御手段46にAE評価値として出力する。制御手段46は、該AE評価値に基づいて撮像に必要な絞り値及びシャッター速度等の露出力を算出して、各周辺装置に露出力の設定指令を出力する。
【0031】
図4に表示手段に表示される合焦表示の表示例を示す。
【0032】
同図によれば、表示手段18には、合焦状態を利用者に通知する合焦情報表示70と、撮影の露出モードがプログラムモードであることを示す「P」表示や、撮像時のシャッター速度表示「500」、絞り値表示「F2.8」等が表示されている。
【0033】
合焦情報表示70として、被写体像よりも現在のフォーカスレンズ26の結像位置が遠方に存在することを利用者に通知する遠表示72と、現在のフォーカスレンズ26の結像位置が被写体の被写界深度を含む範囲内に存在することを利用者に通知する合焦表示74と、被写体像よりも現在のフォーカスレンズ26の結像位置が近い所に存在することを利用者に通知する近表示76と、被写体の色、明るさ、形状、模様等の影響により被写体の合焦位置が正しく算出できないことを利用者に通知する合焦位置判定不能表示78、80とが示されている。
【0034】
これらの各表示は、表示手段18に設けられているメモリに、図4に表示されているイメージを書き込むことで、撮像した画像と重ねて表示することが可能である。また図示しないOSD(On Screen Display)の回路を設けて、アナログ信号にて合成することによっても表示の重ね合わせを実現できる。
【0035】
図5に、ある被写体におけるフォーカス位置と、取得されるAF評価値との関係を示す。
【0036】
同図に示される例では、フォーカス位置が「Z」の範囲においてAF評価値が大きな値を示しているため、主要な被写体は「Z」の範囲に存在すると推定できる。もし利用者が電子カメラ10の結像位置の調節モードをマニュアルフォーカスモードに設定して、フォーカス位置「L」にてフォーカスリング14の回転を停止したとする。すると作動状態検出手段66はフォーカスリング14の非作動状態を検出して制御手段46にその非作動情報を出力する。
【0037】
このとき、フォーカス位置「L」に停止する直前の「ΔL」の微小範囲内において、AF評価値がフォーカス位置に関して減少傾向にあったと制御手段46が判断すると、制御手段46は結像位置が合焦位置よりも遠方に存在すると判断して、表示手段18に遠表示72を表示し、その旨を利用者に通知する。利用者は、表示された合焦情報に基づいて合焦方向を判断するとともに、撮像の際の参考にすることが可能となる。
【0038】
また、利用者がフォーカスリング14を回動させて、例えばフォーカス位置「M」にてフォーカスリング14を停止した場合について説明する。このとき、フォーカス位置「M」に停止する直前の「ΔM」の微小範囲内において、AF評価値のフォーカス位置に関する増加率等を監視してピーク位置付近にあったと制御手段46が判断すると、制御手段46は合焦位置が「M」近傍に存在すると判断して、表示手段18に合焦表示74を表示し、その旨を利用者に通知する。
【0039】
また、利用者がフォーカスリング14を回動させて、例えばフォーカス位置「N」にてフォーカスリング14を停止した場合について説明する。このとき、フォーカス位置「N」に停止する直前の「ΔN」の微小範囲内においてAF評価値がフォーカス位置に関して増加傾向にあったと制御手段46が判断すると、制御手段46は結像位置が合焦位置よりも近い方に存在すると判断して、表示手段18に近表示76を表示し、その旨を利用者に通知する。利用者は、表示された合焦情報に基づいて合焦方向を判断するとともに、撮像の際の参考にすることが可能となる。
【0040】
一旦表示した合焦情報表示70は、AF検出手段42が出力するAF評価値の変動もしくはAE検出手段40が出力するAE評価値の変動に基づいて消去する。一般に、AF評価値が変動した場合や、AE評価値が変動した場合には、被写体が電子カメラ10と相対的に移動した可能性、及び被写体が変わった可能性が高いので、合焦情報表示70を消去するとよい。
【0041】
また、前述のようにAF検出手段42が出力するAF評価値の変動もしくはAE検出手段40が出力するAE評価値の変動に基づいて、一旦表示した合焦情報表示70を消去する代わりに、後述する「ウォブリング」動作を1乃至複数回実施して合焦情報を取得し、新たな合焦方向又は合焦状態の表示を実施して、表示手段18に表示されている合焦情報を変更するようにしてもよい。
【0042】
例えば、マニュアルフォーカスモードにて表示手段18に合焦情報表示70等が表示されている状態で、制御手段46がAF検出手段42が出力するAF評価値の変動もしくはAE検出手段40が出力するAE評価値の変動を検出したとする。前記評価値の変動を検出した制御手段46は、フォーカス駆動手段56に対して微小範囲フォーカスレンズ26を1乃至複数回駆動する「ウォブリング」の動作を「ウォブリング」動作実施可否の条件に応じて指令する。この「ウォブリング」動作を実施する場合には、電子カメラ10の結像位置の調節モードは利用者が直接フォーカス位置を調節するマニュアルフォーカスモードであるが、合焦方向を利用者に通知するために自動でフォーカスレンズ26の「ウォブリング」動作を1乃至複数回実施してAF評価値を参照して合焦方向を探索する処理を行う。この場合、制御手段46は、結像位置を自動で駆動する結像位置駆動手段としての機能を果たしている。
【0043】
例えばフォーカス位置「L」において「ウォブリング」の動作を実施する場合には、「ウォブリング」の動作を例えば「ΔL」の範囲で実施する。このとき検出したAF評価値がフォーカス位置に関して減少傾向にあったとすると、制御手段46は結像位置が合焦位置よりも遠方に存在すると判断して、表示手段18に遠表示72を表示し、その旨を利用者に通知する。利用者は、表示された合焦情報に基づいて合焦方向を判断するとともに、撮像の際の参考にすることが可能となる。もし利用者が結像位置を変更したい場合には、そのままフォーカスリング14を回動させて結像位置を所望の位置に調節する。この時のフォーカスリング14の回動量は作動状態検出手段66によって検知され、該検知した動作状態に基づいて制御手段46がフォーカスレンズ26のフォーカス位置を制御する。
【0044】
また、フォーカス位置「M」において「ウォブリング」の動作を実施する場合には、「ウォブリング」の動作を例えば「ΔM」の範囲で実施する。このとき検出したAF評価値がフォーカス位置に関するピーク位置付近にあったと判断とすると、制御手段46は合焦位置が「M」近傍に存在すると判断して、表示手段18に合焦表示74を表示し、その旨を利用者に通知する。
【0045】
また、フォーカス位置「N」において「ウォブリング」の動作を実施する場合には、「ウォブリング」の動作を例えば「ΔN」の範囲で実施する。このとき検出したAF評価値がフォーカス位置に関して増加傾向にあったとすると、制御手段46は合焦位置が電子カメラ10に近い方に存在すると判断して、表示手段18に近表示76を表示し、その旨を利用者に通知する。利用者は、表示された合焦情報に基づいて合焦方向を判断するとともに、撮像の際の参考にすることが可能となる。
【0046】
なお、前記「ウォブリング」動作を実施する際には、フォーカスレンズ26を駆動するための消費電力を抑える目的で、作動状態検出手段66がフォーカスリング14の非作動状態を検出した後に1回のみ行ってもよいし、制御手段46が前記評価値の変動を検出した後に1回のみ実施してもよい。
【0047】
また、利用者の手ぶれや被写体の動き等によってAF評価値が予想値より低く得られた場合には、前記「ウォブリング」を2乃至3回行うなどして多くのAF評価値を取得して低いAF評価値を省く処理を実施してもよいし、最良のAF評価値を選ぶようにしてもよい。また、平均処理を行うことによって、低いAF評価値の影響を少なくするようにしてもよい。このようにAF評価値を算出することによって、手ぶれなどによる誤った合焦情報表示70を表示することが回避される。
【0048】
また、図5に示したように、絞り28の絞り量によって被写界深度が変化することに伴い、制御手段46が合焦表示74を実施する範囲「Z」を変えるようにしてもよい。これによって、絞り28が絞られている場合においては、よりフォーカスの調節が容易となる。
【0049】
図6及び図7にカメラの合焦表示処理のフローチャートを示す。
【0050】
図6に示されるフローチャートは、電子カメラ10のフォーカスモードがマニュアルフォーカスモードに設定されていて作動状態検出手段66がフォーカスリング14の非作動状態を検出した場合において、撮像手段30の垂直同期信号が出力される毎にコールされるサブルーチンとして示してある。前記状態にて該垂直同期信号が出力されると、制御手段46の処理プログラムでは、ステップS100「MF判定スタート」(以降S100のように省略して記載する)が呼び出されて、次のS102「明るさ検出(AE検出)」の処理に進む。
【0051】
S102では、制御手段46はフォーカス位置P〔n〕においてAE検出手段40が検出したAE評価値を読み取り、フォーカス位置P〔n〕と関連付けてメモリ38等の記憶手段に一時記憶する処理を行う。また、次のS104「AF評価値取得」では、制御手段46はフォーカス位置P〔n〕においてAF検出手段42が算出したAF評価値を読み取り、フォーカス位置P〔n〕と関連付けてメモリ38等の記憶手段に一時記憶する処理を行う。そして、次のS106「フォーカス動いた?」の判断に進む。なお、前回、前前回等の各評価値は、例えばP〔n─1〕、P〔n─2〕…のように添え字を変更して記憶しておき、合焦方向や合焦位置(AF評価値のピーク位置)等の算出を実施する際に利用する。
【0052】
S106では、フォーカス位置が動いている作動状態であるか、又はフォーカス位置が動いていない非作動状態であるか否かの判断を行っている。もし、作動状態である場合にはS108「表示なし?」の判断に分岐し、もし、非作動状態である場合には後述するS110「被写体変化判定」のサブルーチンに進む。なお、S110での被写体変化判定処理が終了すると、処理プログラムはS124「END」に進み、MF判定の処理ルーチンを終了する。
【0053】
S108では、マニュアルフォーカス時の合焦情報表示70を現在表示手段18に表示しているか否かの判断を行っている。もし、合焦情報表示70を表示していない場合には、後述するS112「ピーク検出処理」のサブルーチンに進む。また、もし、既に合焦情報表示70のうちの何れかを表示している場合には、S114「条件 a&c1(Near?)」の判断に進む。S114では、以下に示す条件aとc1が成り立っているか否かの判断を行っている。
【0054】
以下に条件aを示す。条件aは、ピント位置(合焦位置)がピーク位置(結像位置)よりも近い位置(Near側)にあるか否かを判定しており、以下の式1又は式2を満足した場合に「真」とする。なお、各垂直同期信号ごとに取得する最新のAF評価値をX〔n〕とし、AF評価値を取得した時のフォーカス位置をP〔n〕とする。また、その時の被写体の明るさであるAE評価値をEv〔n〕とする。
【0055】
以下に示す式1が真になる場合は、フォーカスレンズ26をNear側に駆動し、且つ、AF評価値が減少した場合である。
【0056】
【数1】
P〔n〕>P〔n−1〕>P〔n−2〕&X〔n〕<X〔n−1〕<X〔n−2〕 …式1
以下に示す式2が真になる場合は、フォーカスレンズ26をFar側に駆動し、且つ、AF評価値が増加した場合である。
【0057】
【数2】
P〔n〕<P〔n−1〕<P〔n−2〕&X〔n〕>X〔n−1〕>X〔n−2〕 …式2
以下に条件c1を示す。条件c1は、合焦情報表示70が表示手段18に表示されていない場合に、合焦情報表示70を表示するか否かを判断する条件であり、以下の式3と式4とを満足した場合に「真」とする。
【0058】
【数3】
X〔n〕>MF・LEVEL1 …式3
但し、MF・LEVEL1はAF評価値の信頼性を判定する閾値
【0059】
[数4]
|X〔n〕−X〔n−1〕|/XMF・L・CON1×|P〔n〕−P〔n−1〕|…式4
但し、X〔n〕 :現在の評価値
X〔n−1〕:前回の評価値
X :X〔n〕及びX〔n−1〕のうちの大きい値を取る方
MF・L・CON1は、閾値
以上のように、もしS108で条件a(ピント位置がピーク位置よりも近い側にある)及び、条件c1(合焦情報表示70を表示する)を満足した場合にS116「Near表示」に分岐し、制御手段46は表示手段18に近表示76を表示する指令を出力する。S116にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムはS124に進む。また、もしS114で、条件aと条件c1とを満足しない場合には、S118「条件b&c1(Far?)」に進む。
【0060】
S118では、以下に示す条件bと前記の条件c1とが成り立っているか否かの判断を行っている。
【0061】
以下に条件bを示す。条件bは、ピント位置がピーク位置よりも遠い位置(Far側)にあるか否かを判定しており、以下の式5又は式6を満足した場合に「真」とする。
【0062】
以下に示す式5が真になる場合は、フォーカスレンズ26をNear側に駆動し、且つ、AF評価値が増加した場合である。
【0063】
【数5】
P〔n〕>P〔n−1〕>P〔n−2〕&X〔n〕>X〔n−1〕>X〔n−2〕 …式5
以下に示す式6が真になる場合は、フォーカスレンズ26をFar側に駆動し、且つ、AF評価値が減少した場合である。
【0064】
【数6】
P〔n〕<P〔n−1〕<P〔n−2〕&X〔n〕<X〔n−1〕<X〔n−2〕 …式6
以上のようにS118で、条件b(ピント位置がピーク位置よりも遠い位置にある)及び条件c1(合焦情報表示70を表示する)を満足した場合にS120「Far表示」に分岐し、制御手段46は表示手段18に遠表示72を表示する指令を出力する。S120にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムはS124に進む。また、もしS118で、条件b及び条件c1を満足しない場合にも、処理プログラムはS122「表示しない」を通って表示の指示は行わずにS124に進む。
【0065】
S112のサブルーチンでピーク検出の処理が終了すると、処理プログラムはS126「ピークあり?」の判断に進み、取得したAF評価値の近傍に合焦位置を示すピークが存在するか否かの判断を行う。もし、ピークが存在する場合にはS200「絞り値(Av)取得」に進む。また、もしピークが存在しない場合にはS128「条件a&c2(Near?)」の判断に進む。
【0066】
S128では、前記条件aと、以下に示す条件c2とが成り立っているか否かの判断を行っている。
【0067】
以下に条件c2を示す。条件c2は、フォーカス位置がピーク位置から離れた所にある場合において、被写体が変わってAF評価値が大きく変化したか否かを判断する条件であり、以下の式7と式8とを満足した場合に「真」とする。
【0068】
【数7】
X〔n〕>MF・LEVEL2 …式7
但し、MF・LEVEL2はAF評価値の信頼性を判断する閾値
【0069】
[数8]
|X〔n〕−X〔n−1〕|/XMF・L・CON2×|P〔n〕−P〔n−1〕|…式8
但し、X〔n〕 :現在の評価値
X〔n−1〕:前回の評価値
X :X〔n〕及びX〔n−1〕のうちの大きい値を取る方
MF・L・CON2は、閾値
以上のように、もしS128で条件a(ピント位置がピーク位置よりも近い側にある)及び、条件c2(AF評価値が大きく変化した)を満足した場合には、S130「Far表示中?」の判断に分岐する。また、もしS128で、条件a及び条件c2を満足しない場合には、S132「条件b&c2(Far?)」の判断に進む。
【0070】
S132では、前記の条件bと前記の条件c2とが成り立っているか否かの判断を行っている。もし、S132で条件b(ピント位置がピーク位置よりも遠い位置にある)及び条件c2(AF評価値が大きく変化した)を満足した場合には、S134「Near表示中?」の判断に分岐する。また、もしS132で、条件b及び条件c2を満足しない場合には、S136「表示変えない」に進み、表示はそのままにして次のS124に進む。
【0071】
S130では、表示手段18に遠表示72を表示中であるか否かの判断を行っている。もし、表示手段18に遠表示72を表示中でない場合には、何もせずにS124に分岐する。また、もし表示手段18に遠表示72を表示中である場合には、S140「Near表示」に進み、制御手段46は表示手段18に近表示76を表示する指令を出力する。S140にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムはS124に進む。
【0072】
S134では、表示手段18に近表示76を表示中であるか否かの判断を行っている。もし、表示手段18に近表示76を表示中でない場合には、何もせずにS124に分岐する。また、もし表示手段18に近表示76を表示中である場合には、S138「Far表示」に進み、制御手段46は表示手段18に遠表示72を表示する指令を出力する。S138にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムはS124に進む。
【0073】
次に、図7に示す処理プログラムについて説明する。
【0074】
S200では、制御手段46が絞り28の絞り値を取得して被写体の被写界深度を設定する。そしてこの被写界深度に対応する許容錯乱円の範囲を示すN〔Av〕値を算出して、次のS202「|P〔n〕−Peak|<N〔Av〕Pulse?」の判断に進む。S202では、前記許容錯乱円に基づいて算出されるフォーカス位置の距離(フォーカスレンズ26を駆動するモータ54にステッピングモータを利用している場合や、フォーカスレンズ26の移動量をパルス数で管理している場合には許容錯乱円の範囲の距離情報がパルス数と等しくなる)N〔Av〕と、最新のフォーカス位置P〔n〕とAF評価値がピークとなるフォーカス位置「Peak」との間の距離とを比較している。
【0075】
もし、S202の判断が「偽」の場合(現在のフォーカス位置がピーク位置に対する被写界深度外に存在する場合)には、処理プログラムはS204「条件a&c2(Near?)」の判断に進む。また、もしS202の判断が「真」の場合(現在のフォーカス位置がピーク位置に対する被写界深度内に存在する場合)には、処理プログラムはS208「条件a&c3(Near?)」の判断に進む。
【0076】
S208では、前記条件aと、以下に示す条件c3とが成り立っているか否かの判断を行っている。
【0077】
以下に条件c3を示す。条件c3は、現在のフォーカス位置がピーク位置付近にある場合に、被写体が変わってAF評価値が大きく変化したか否かを判断する条件であり、以下の式9と式10とを満足した場合に「真」とする。
【0078】
【数9】
X〔n〕>MF・LEVEL3 …式9
但し、MF・LEVEL3はAF評価値の信頼性を判断する閾値
【0079】
[数10]
|X〔n〕−X〔n−1〕|/XMF・L・CON3×|P〔n〕−P〔n−1〕|…式10
但し、MF・L・CON3は、閾値
以上のように、もしS208で条件a(ピント位置がピーク位置よりも近い側にある)及び、条件c3(AF評価値が大きく変化した)を満足した場合にS210「Near表示」に分岐する。また、もしS208において、条件a及び条件c3を満足しない場合には、S212「条件b&c3(Far?)」の判断に進む。
【0080】
S212では、前記の条件bと前記の条件c3とが成り立っているか否かの判断を行っている。もし、S212で条件b(ピント位置がピーク位置よりも遠い位置にある)及び条件c3(AF評価値が大きく変化した)を満足した場合には、S214「Far表示」に分岐する。また、もしS212で、条件b及び条件c3を満足しない場合には、S216「合焦表示」に進み、制御手段46は表示手段18に合焦表示74を表示する指令を出力する。S216にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムは図6に示すS124に進む。
【0081】
S210では、制御手段46は表示手段18に近表示76を表示する指令を出力する。S210にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムは次のS220「ピーク位置リセット」に進み、ピーク位置付近にて被写体が変わったと判断したことを受けて、記憶しているAF評価値及びフォーカスのピーク位置をリセットする処理を行って図6に示すS124に進む。
【0082】
S214では、制御手段46は表示手段18に遠表示72を表示する指令を出力する。S214にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムは次のS218「ピーク位置リセット」に進み、ピーク位置付近にて被写体が変わったと判断したことを受けて、記憶しているAF評価値及びフォーカスのピーク位置をリセットする処理を行って図6に示すS124に進む。
【0083】
S204では、前記の条件aと前記の条件c2とが成り立っているか否かの判断を行っている。もしS204で条件a(ピント位置がピーク位置よりも近い側にある)及び、条件c2(AF評価値が大きく変化した)を満足した場合には、S222「Far表示中?」の判断に分岐する。また、もしS204で、条件a及び条件c2を満足しない場合には、S224「条件b&c2(Far?)」の判断に進む。
【0084】
S224では、前記の条件bと前記の条件c2とが成り立っているか否かの判断を行っている。もし、S224で条件b(ピント位置がピーク位置よりも遠い位置にある)及び条件c2(AF評価値が大きく変化した)を満足した場合には、S226「Near表示中?」に分岐する。また、もしS224で条件b及び条件c2を満足しない場合には、そのままの状態を維持してS124に進む。
【0085】
S222では、表示手段18に遠表示72を表示中であるか否かの判断を行っている。もし、表示手段18に遠表示72を表示中でない場合には、何もせずにS234「Near表示」に分岐する。また、もし表示手段18に遠表示72を表示中である場合には、S232「ピーク位置リセット」に進み、被写体が変化したことを受けて、記憶しているAF評価値及びフォーカスのピーク位置をリセットする処理を行ってS234に進む。
【0086】
S234では、制御手段46は表示手段18に近表示76を表示する指令を出力する。S234にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムはS124に進む。
【0087】
S234では、表示手段18に近表示76を表示中であるか否かの判断を行っている。もし、表示手段18に近表示76を表示中でない場合には、何もせずにS230「Far表示」に分岐する。また、もし表示手段18に近表示76を表示中である場合にはS232「ピーク位置リセット」に進み、被写体が変化したことを受けて、記憶しているAF評価値及びフォーカスのピーク位置をリセットする処理を行ってS230に進む。
【0088】
S230では、制御手段46は表示手段18に遠表示72を表示する指令を出力する。S230にて表示する指令の出力が終了すると、処理プログラムはS124に進む。
【0089】
合焦情報表示70はAF評価値のピークに対し、許容錯乱円内にある場合に表示する。許容錯乱円は絞りにより変化するため、合焦表示するフォーカス位置範囲を絞り値によって変える。
【0090】
図8は、図6のS110に示した被写体変化判定のサブルーチンの処理を示すフローチャートである。
【0091】
図6に示したS110に処理プログラムが至ると、図8に示したS300「被写体変化判定」のサブルーチンが呼び出され、次のS302「条件d」の判断に進む。
【0092】
S302の判断では、電子カメラ10のフォーカスモードがマニュアルフォーカスモードに設定されていて、作動状態検出手段66がフォーカスリング14の非作動状態を検出した場合において、被写体が変化したか否かをAF評価値に基づいて判定する処理の実施例であり、以下の式11及び式12の両方を満たした場合に条件dが「真」であるとしている。
【0093】
以下に示す式11は、作動状態検出手段66がフォーカスリング14の非作動状態を検出した後において取得したAF評価値の、最大値MAX及び最小値MINとが下記の条件を満たした場合に、被写体が変わった可能性があると判断する。
【0094】
【数11】
(MAX−MIN)/MAX≧MF・CHG …式11
但し、MF・CHGは閾値を示す
以下に示す式12の演算は、被写体が変わったことを検出する際の検出値の信頼性を評価するために実施している。
【0095】
【数12】
MAX>MF・CHG・LVL …式12
但し、MF・CHG・LVLは閾値を示す
もし、上記のS302で条件dが「偽」である場合には、処理プログラムはS304「条件e」の判断に進む。
【0096】
S304の判断では、電子カメラ10のフォーカスモードがマニュアルフォーカスモードに設定されていて、作動状態検出手段66がフォーカスリング14の非作動状態を検出した場合において、被写体が変化したか否かをAE評価値に基づいて判定する処理の実施例であり、作動状態検出手段66がフォーカスリング14の非作動状態を検出し続けていて、且つ、以下の式13を満たした場合に条件eが「真」であるとしている。
【0097】
以下に示す式13は、作動状態検出手段66がフォーカスリング14の非作動状態を検出した後において取得したAE評価値が変化したことによって被写体が変わった可能性があるため、合焦情報表示70を変更する必要があることを判断している。
【0098】
【数13】
|Ev〔n〕−Ev〔n−1〕|>MF・EV・DIF
但し、Ev〔n〕 :現在の被写体の明るさ
Ev〔n−1〕:前回の被写体の明るさ
MF・EV・DIFは、閾値を示す
もし、上記のS304で条件eが「真」である場合又は、上記のS302で条件dが「真」である場合には、処理プログラムはS306「ピーク位置リセットピーク値リセット」に進み、被写体が変化したことの判断を受けて、記憶しているAF評価値、AE評価値及びフォーカスのピーク位置をリセットする処理を行ってS308「表示OFF」の処理に進む。S308では、制御手段46は表示手段18に合焦情報表示70を消去する指令を出力する。ここでの合焦情報表示70の消去指令は、図4に示す合焦位置判定不能表示78を表示する指令であってもよい。S308にて表示の指令を出力すると、処理プログラムはS310「END」に進み、被写体変化判定の処理ルーチンを終了する。また、上記のS304で条件eが「偽」である場合にも、処理プログラムはS310に進む。
【0099】
図9は、図6のS112に示した「ピーク検出処理」のサブルーチンの処理を示すフローチャートである。
【0100】
前記S112に処理プログラムが至ると、図9に示したS400「合焦ピーク判定」のサブルーチンが呼び出され、次のS402「条件f」の判断に進む。
【0101】
S402の判断では、作動状態検出手段66がフォーカスリング14の非作動状態を検出した直前又は、「ウォブリング」の動作を実施する際にはフォーカスリング14の非作動状態を検出した後において取得した5種類の──評価値が存在するフォーカス位置が、被写体のAF評価値のピーク位置近傍であるか否かを判定している。
【0102】
以下に示す式14又は式15と式16とを満たした場合に、条件fが「真」であるとしている。
【0103】
以下の式14は、フォーカスレンズ26が連続的にNear側に動かされた状態を示している。
【0104】
【数14】
P〔n〕>P〔n−1〕>P〔n−2〕>P〔n−3〕>P〔n−4〕…式14
以下の式15は、フォーカスレンズ26が連続的にFar側に動かされた状態を示している。
【0105】
【数15】
P〔n〕<P〔n−1〕<P〔n−2〕<P〔n−3〕<P〔n−4〕…式15
以下の式16が成立する場合は、AF評価値が図10に示す形状をしていることを示している。
【0106】
なお、図10は、自動又は手動によるフォーカス位置の駆動で、5箇所測定した各フォーカス位置における各AF評価値を示す図である。なお、同図では5箇所測定した実施例で説明しているが、3箇所以上の各フォーカス位置における各AF評価値に基づいて合焦ピークの判定を行うようにしても本発明の目的は達成される。
【0107】
【数16】
X〔n〕<X〔n−1〕<X〔n−2〕&
&X〔n−2〕>X〔n−3〕>X〔n−4〕 …式16
もし、上記の連続した5回の出力変化による合焦判定の結果、上記のS402で条件fが「真」であると判断した場合には、処理プログラムはS404「ピーク位置(Peak)保存 ピーク有りフラグON」に進み、AF評価値のピーク位置を検出したことを受けて、ピーク位置のAF評価値、AE評価値及びフォーカスのピーク位置を記憶手段に記憶するとともに、ピーク有りフラグを記憶する。そして次のS406「合焦表示」に進み、制御手段46は表示手段18に合焦表示74を表示する指令を出力する。S406にて表示の指令を出力すると、処理プログラムはS408「END」に進み、合焦ピーク判定の処理ルーチンを終了する。また、上記のS402で条件fが「偽」である場合にも、処理プログラムはS408に進む。
【0108】
また、上記の条件fに、下記の式17に示す信頼性の判断を加えてもよい。
【0109】
以下の式17が成立する場合は、AF評価値の山の形からがピークを持つことの信頼性が高いことを示している。
【0110】
【数17】
(X〔n−2〕−X〔n〕)/X〔n−2〕>
>MF・LCON2×|P〔n−2〕−P〔n〕|

(X〔n−2〕−X〔n−4〕)/X〔n−2〕>
>MF・LCON2×|P〔n−2〕−P〔n−4〕| …式17
但し、MF・LCON2は、閾値を示す
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るカメラの合焦情報表示装置及びその方法によれば、フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示装置において、被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて合焦情報を検出する合焦情報検出手段と、前記合焦情報検出手段の検出出力に基づいて合焦情報を表示する表示手段と、前記フォーカス操作部材が非操作時であって、且つ前記表示手段に合焦情報が表示されている場合に前記合焦情報検出手段の検出出力が変化すると、前記表示手段に表示されている合焦情報の表示を変更する制御手段とを備えたので、手動による結像位置の確認及び調節が容易となる。
【0112】
また、他の発明の形態によれば、フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示装置において、被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて合焦情報を検出する合焦情報検出手段と、前記合焦情報検出手段の検出出力に基づいて合焦情報を表示する表示手段と、前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて被写体の輝度情報を検出する輝度情報検出手段と、前記フォーカス操作部材が非操作時であって、且つ前記表示手段に合焦情報が表示されている場合に前記輝度情報検出手段の検出出力が変化すると、前記表示手段に表示されている合焦情報の表示を変更する制御手段とを備えたので、手動による結像位置の確認及び調節が容易となる。
【0113】
また、本発明によれば、カメラの消費電力を削減するために、合焦方向を知るためのウォブリング動作を実施しないか又は、制限して実施するため、フォーカス操作部材の非操作時(即ち、フォーカスレンズが移動していないとき)には、最新の被写体に対する合焦方向等を知ることができない。そこで、フォーカスレンズが移動していないときで、且つ被写体が変化したと考えられる場合には、誤った合焦方向等が表示されないように、表示手段の表示内容を変えるようにしているので、手動による結像位置の確認が容易となる。
【0114】
また、他の発明の形態によれば、3箇所以上のレンズ位置と関連付けてそれぞれ記憶された合焦情報を使用するため、より正確な合焦方向、合焦状態が検知でき、手動による結像位置の確認及び調節が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子カメラの正面斜視図
【図2】本発明に係る電子カメラの背面斜視図
【図3】電子カメラの信号処理系のブロック図
【図4】電子カメラの表示手段に表示される合焦表示の表示例を示す図
【図5】ある被写体像におけるフォーカス位置と取得されるAF評価値との関係を示す図
【図6】カメラの合焦情報表示方法を示すフローチャート
【図7】カメラの合焦情報表示方法を示すフローチャート
【図8】被写体変化判定のサブルーチンの処理を示すフローチャート
【図9】合焦ピーク判定処理のサブルーチンの処理を示すフローチャート
【図10】自動で5回測定した各フォーカス位置における各AF評価値を示す図
【符号の説明】
10…電子カメラ、12…レンズ、14…フォーカスリング、18…表示手段、22…AF/MF 切り換えスイッチ、26…フォーカスレンズ、28…絞り、30…撮像手段、32…撮像回路、34…A/D変換器、36…バス、38…メモリ、40…AE検出手段、42…AF検出手段、46…制御手段、48…モータ、50…ズーム駆動手段、52…ズーム位置検出手段、54…モータ、56…フォーカス駆動手段、58…HPセンサ、60…モータ、62…絞り制御手段、64…HPセンサ、66…作動状態検出手段、70…合焦情報表示、72…遠表示、74…合焦表示、76…近表示、78、80…合焦位置判定不能表示

Claims (10)

  1. フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示装置において、
    被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像手段と、
    フォーカスレンズのレンズ位置を把握する位置把握手段と、
    前記位置把握手段によって検出した3箇所以上のレンズ位置のそれぞれにおいて前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて、各レンズ位置における合焦情報を検出する合焦情報検出手段と、
    前記合焦情報検出手段が検出した前記合焦情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記3箇所以上のレンズ位置に対応する合焦情報に基づいて、前記合焦情報が増減する方向を判断して、前記被写体像が前記撮像手段に合焦するレンズ位置である合焦位置と現在のフォーカスレンズの位置との関係を示す合焦情報を求めるレンズ位置算出手段と、
    前記求めたレンズ位置及び前記現在のフォーカスレンズのレンズ位置と、前記合焦情報検出手段が検出した前記3箇所以上のレンズ位置に対応する合焦情報とに基づいて前記合焦状態を表示する表示手段とを備え
    前記合焦情報検出手段は、前記3箇所以上のレンズ位置のそれぞれにおいて前記合焦情報を複数回検出した結果に基づいて各レンズ位置における合焦情報を検出し、前記撮像手段による前記撮像信号の取得時に前記被写体と前記カメラとの間の相対移動によってぶれた撮像信号から得られた合焦情報を省いて、各レンズ位置における合焦情報を検出することを特徴とするカメラの合焦情報表示装置。
  2. フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示装置において、
    被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像手段と、
    フォーカスレンズのレンズ位置を把握する位置把握手段と、
    前記位置把握手段によって検出した3箇所以上のレンズ位置のそれぞれにおいて前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて、各レンズ位置における合焦情報を検出する合焦情報検出手段と、
    前記合焦情報検出手段が検出した前記合焦情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記3箇所以上のレンズ位置に対応する合焦情報に基づいて、前記合焦情報が増減する方向を判断して、前記被写体像が前記撮像手段に合焦するレンズ位置である合焦位置と現在のフォーカスレンズの位置との関係を示す合焦情報を求めるレンズ位置算出手段と、
    前記求めたレンズ位置及び前記現在のフォーカスレンズのレンズ位置と、前記合焦情報検出手段が検出した前記3箇所以上のレンズ位置に対応する合焦情報とに基づいて前記合焦状態を表示する表示手段とを備え、
    前記合焦情報検出手段は、前記3箇所以上のレンズ位置のそれぞれにおいて合焦情報を複数回検出した結果に基づいて各レンズ位置における合焦情報を検出し、前記撮像手段による前記撮像信号の取得時に前記被写体と前記カメラとの間の相対移動によってぶれた撮像信号の影響を、平均処理により少なくして各レンズ位置における合焦情報を検出することを特徴とするカメラの合焦情報表示装置。
  3. 前記レンズ位置算出手段は、前記記憶手段に記憶された3箇所以上の合焦情報の変化状態から所定の基準を満たすピークが存在するか否かを判別し、前記ピークが存在するときのみ前記合焦するレンズ位置を求めることを特徴とする請求項1又は2記載のカメラの合焦情報表示装置。
  4. 前記合焦情報検出手段は現在のフォーカスレンズのレンズ位置が許容錯乱円内に入っているか否かを判断し、
    前記表示手段は、前記合焦情報検出手段が現在のフォーカスレンズのレンズ位置が許容錯乱円内に入っていると判断すると合焦していることを示す合焦情報を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のカメラの合焦情報表示装置。
  5. 前記撮像手段に入射する光量を制限する絞りと、
    該絞りの絞り量を検出する検出手段とを有し、
    前記合焦情報検出手段は、前記検出手段によって検出された現在の絞り量に基づいて前記現在のフォーカスレンズのレンズ位置が許容錯乱円内に入っているか否かを判断し、
    前記表示手段は、前記合焦情報検出手段が現在のフォーカスレンズのレンズ位置が許容錯乱円内に入っていると判断すると、合焦していることを示す合焦情報を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のカメラの合焦情報表示装置。
  6. フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示方法において、
    撮像手段により被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像工程と、
    フォーカスレンズのレンズ位置を把握する位置把握手段によって検出した3箇所以上のレンズ位置のそれぞれにおいて前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて、各レンズ位置における合焦情報を合焦情報検出手段により検出する合焦情報検出工程と、
    前記合焦情報検出工程において検出された合焦情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶された前記3箇所以上のレンズ位置に対応する合焦情報に基づいて、前記合焦情報が増減する方向を判断して、前記被写体像が前記撮像手段に合焦するレンズ位置である合焦位置と現在のフォーカスレンズの位置との関係を示す合焦情報を求めるレンズ位置算出工程と、
    前記求めたレンズ位置及び前記現在のフォーカスレンズのレンズ位置と、前記合焦情報検出工程において検出された前記3箇所以上のレンズ位置に対応する合焦情報とに基づいて前記合焦状態を表示手段に表示する表示工程とを備え
    前記合焦情報検出工程では、前記3箇所以上のレンズ位置のそれぞれにおいて前記合焦情報を複数回検出した結果に基づいて前記各レンズ位置における合焦情報を検出し、前記撮像信号の取得時に前記被写体と前記カメラとの間の相対移動によってぶれた撮像信号から得られた合焦情報を省いて、各レンズ位置における合焦情報を検出することを特徴とするカメラの合焦情報表示方法。
  7. フォーカス操作部材の操作に基づいてフォーカスレンズを駆動するカメラの合焦情報表示方法において、
    撮像手段により被写体像を結像して撮像信号を出力する撮像工程と、
    フォーカスレンズのレンズ位置を把握する位置把握手段によって検出した3箇所以上のレンズ位置のそれぞれにおいて前記撮像手段が出力した撮像信号に基づいて、各レンズ位置における合焦情報を合焦情報検出手段により検出する合焦情報検出工程と、
    前記合焦情報検出工程において検出された合焦情報を記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶された前記3箇所以上のレンズ位置に対応する合焦情報に基づいて、前記合焦情報が増減する方向を判断して、前記被写体像が前記撮像手段に合焦するレンズ位置である合焦位置と現在のフォーカスレンズの位置との関係を示す合焦情報を求めるレンズ位置算出工程と、
    前記求めたレンズ位置及び前記現在のフォーカスレンズのレンズ位置と、前記合焦情報検出工程において検出された前記3箇所以上のレンズ位置に対応する合焦情報とに基づいて前記合焦状態を表示手段に表示する表示工程とを備え、
    前記合焦情報検出工程では、前記3箇所以上のレンズ位置のそれぞれにおいて前記合焦情報を複数回検出した結果に基づいて各レンズ位置における合焦情報を検出し、前記撮像信号の取得時に前記被写体と前記カメラとの間の相対移動によってぶれた撮像信号の影響を、平均処理により少なくして各レンズ位置における合焦情報を検出することを特徴とするカメラの合焦情報表示方法。
  8. 前記レンズ位置算出工程では、前記記憶手段に記憶された3箇所以上の合焦情報の変化状態から所定の基準を満たすピークが存在するか否かを判別し、前記ピークが存在するときのみ前記合焦するレンズ位置を求めることを特徴とする請求項6又は7記載のカメラの合焦情報表示方法。
  9. 現在のフォーカスレンズのレンズ位置が許容錯乱円内に入っているか否かを判断する工程と、
    現在のフォーカスレンズのレンズ位置が許容錯乱円内に入っていると判断すると合焦していることを示す合焦情報を前記表示手段に表示する工程と、
    を更に備えることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載のカメラの合焦情報表示方法。
  10. 前記撮像手段に入射する光量を制限する絞りの絞り量を検出する検出手段によって検出された現在の絞り量に基づいて前記現在のフォーカスレンズのレンズ位置が許容錯乱円内に入っているか否かを判断する工程と、
    前記合焦情報検出手段が現在のフォーカスレンズのレンズ位置が許容錯乱円内に入っていると判断すると、合焦していることを示す合焦情報を前記表示手段に表示する工程と、
    を更に備えることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載のカメラの合焦情報表示方法。
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