JP4352988B2 - Egr冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、EGR冷却装置に関するものである。
排気ガスの一部を排気再循環(EGR)ガスとして排気系から取り出し、吸気系に導いて再燃焼させることで、高温燃焼を抑制してNOxを低減することができる。
しかし、EGRガスあるいはEGR配管、及び流量を制御するEGRバルブは高温になるので、新気の吸気量の低減又は流量制御系部品の損傷などの熱害を生じる。
そこで、特許文献1にEGR配管及びEGRバルブを、それらの外部を取り巻くようにそれぞれ設けた複数の冷却ジャケットに冷却水を流すことによって冷却する技術が記載されている。
特開2000−282960号公報
しかし、このような技術では、EGRバルブが冷却ジャケットに対して着脱可能であるという記載はなく、EGRバルブと冷却ジャケットとは一体化していると考えられ、その場合、いずれかの箇所で故障が発生した場合にはすべて取り替える必要がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、EGRバルブや温度センサ等の部品をEGRガスと共に冷却させながら、このような部品とEGR冷却ジャケットを個別に交換できるように構成したEGR冷却装置を提供することを目的としている。
本発明は、エンジンの排気通路から吸気通路へと還流されるEGRガスが内部に流れるEGR管(3)と、EGR管(3)の壁面に設けられた第1の孔(7)と、EGR管(3)の外周を所定の間隔をもって囲んで設けられ、EGR管(3)との間に冷却水を導入させるEGR冷却ジャケット(4)と、EGR冷却ジャケット(4)における第1の孔(7)に対向する位置に設けられた第2の孔(12)と、第1の孔(7)の周縁部から第2の孔(12)に達する筒状の装着部(17)と、装着部(17)に挿脱可能に設けられ、EGR管(3)の内部を流通するEGRガスの特性を検出又は制御するユニット部材(5)とを備えることを特徴とする。なお、参照符号は実施形態に対応して付したものであり、本発明をこれらに限定するものではない。
本発明のEGR冷却装置は、EGRバルブや温度センサ等の部品をEGRガスと共に冷却させながら個別に交換することができるように構成しているので、いずれかの箇所で故障などの不具合が生じてもすべてを取り替える必要はなく該当部品のみを交換することができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1、2は、本発明によるEGR冷却装置で、図1は全体構成図であり、図2は構成部品の詳細図である。
本実施形態によるEGR冷却装置はEGRガス導入管1と、EGRガス導出管2と、EGR冷却管3と、EGR冷却ジャケット4と、EGRバルブユニット5とを有している。
EGRガス導入管1は、EGRガスをエンジンの排気通路から取り出してEGR冷却管3へと導入している。
EGRガス導出管2は、EGR冷却管3で冷却されたEGRガスをエンジンの吸気通路へと送出している。
EGR冷却管3は、EGRガス導入管1とEGRガス導出管2との間に配設されており、管の一部に熱交換率を高める蛇腹部6を有している。EGR冷却管3はこの蛇腹部6によって管壁の表面積を大きくすることで管内を流れるEGRガスを効率的に冷却することができる。また、EGR冷却管3の中央部にはEGRバルブユニット5を挿通する孔部7が設けられている。EGR冷却管3の内壁であって孔部7と対向する部分には、EGRバルブユニット5の底面8と接触するように形成されたフラットプレス部9が設けられている(図3参照)。
EGR冷却管3の両端部には、中央にEGR冷却管3の断面と同一形状でかつEGR冷却管3の外径と同径の孔部13を有するクーラフランジ14がそれぞれ接合されている。また、このクーラフランジ14の外周部はEGR冷却管3の外側に配置されるEGR冷却ジャケット4の外周部と形状及び大きさが一致するように設定されており、EGR冷却ジャケット4の外周部に接合している。さらに、一方のクーラフランジ14にはEGRガス導入管1の下流側先端に設けられている導入管フランジ15が接合され、他方のクーラフランジ14にはEGRガス導出管2の上流側先端に設けられている導出管フランジ16が接合されている。これにより、EGRガスをシールすることができる。
EGR冷却ジャケット4は、EGR冷却管3を囲むように配設されている。EGR冷却ジャケット4の両端部近傍にはEGRガス導入管1に近い方に冷却水通路の導入口10と、EGRガス導出管2に近い方に導出口11とが開口しており、2つの開口部の間にはEGRバルブユニット5を挿通する孔部12が前記孔部7に対向する位置に設けられている。冷却水は導入口10からEGR冷却ジャケット4の内部に導入され、冷却ジャケット4とEGR冷却管3との間を通流し、かつEGRバルブユニット5の周囲を流れ、EGR冷却管3の内部を流れるEGRガスとEGRバルブユニット5とを冷却している。
EGR冷却ジャケット4には、EGR冷却ジャケット4の孔部12の中心にEGR冷却管3の孔部7の中心が一致するようにEGR冷却管3の外周方向及び軸方向の向きを調節してEGR冷却管3が挿入されている。
EGR冷却ジャケット4の外側の孔部12の外周面上には、孔部12と形状及び直径が同一の孔部18を有するバルブフランジ19が設けられており、バルブフランジ19の孔部18とEGR冷却ジャケット4の孔部12とが重なるように接合されている。
EGRバルブユニット5は、ハウジング32と、弁23と、ポペットシャフト22と、ソレノイド部37と、ばね35とから構成されている(図4参照)。ハウジング32の側面にはガス導入口21が設けられ、EGR冷却管3の内部を流れるEGRガスが導入される。弁23はハウジング32の内部に設けられており、バルブシート部34との間に形成される隙間を変化させることでガス導入口21から導入されたEGRガスの流量を調節している。ガス導出口31は、ハウジング32の中心軸に対してガス導入口21と反対側のハウジング32の側面に設けられており、弁23を通過したEGRガスを導出している。ポペットシャフト22は下端に弁23を有しておりポペットシャフト22の上下動とともに弁23が移動することで開度を調節している。ポペットシャフト22の上方にはソレノイド部37が配設されており、ソレノイド部37はソレノイドシャフト33とコイル36とを有している。ソレノイドシャフト33は下端面がポペットシャフト22の上端面と当接するように配設されており、コイル36はソレノイドシャフト33の外周部近傍に設けられている。コイル36に電流が流れるとソレノイドシャフト33は下方へ駆動される。これに伴ってポペットシャフト22は軸方向に応力を受けながら下方へと駆動される。コイル36に流れる電流がカットされると、ソレノイドシャフト33はポペットシャフト22に設けられたばね35によってポペットシャフト22とともに上方へと駆動され弁23が閉じる。
EGRバルブユニット5はバルブフランジ19の孔部18から挿入され、バルブフランジ19にビス止めされる。EGRバルブユニット5のハウジング32の外周にはガスケットリング20が嵌合されており、ガスケットリング20とバルブフランジ19とが圧着することでEGRガスの漏出を防止することができる。
また、EGRバルブユニット5のハウジング32の底面8は平面状に形成され、さらに外側面はEGR冷却管3の内周面に沿って密着するように適切に形成されている。よって、EGRバルブユニット5はEGR冷却管3の内部を上流側から下流側へと流れるEGRガスの流量を適正に調節することができ、閉弁するとエンジンの吸気通路に対するEGRガスの還流を確実に遮断することができる。
ところで、EGR冷却ジャケット4の孔部12は、EGR冷却管3の孔部7より開口面積が大きいのでEGRバルブユニット5と孔部7の内周部とを当接させてもEGRバルブユニット5と孔部12との間隙から冷却水が漏出する。よって、孔部7を冷却水の漏出を防止する形状に加工する必要がある。そこで、バーリング加工を行って孔部7の外周部近傍の管壁をEGR冷却ジャケット4の孔部12の外側まで引き出して筒状のバルブボス部17を形成している。バルブボス部17の形状及び直径はEGR冷却ジャケット4の孔部12と略同一であり、両者を接合することで冷却水をシールすることができる。なおバルブボス部17の形成法については、後で図5〜13を参照しながら説明する。
次にEGR冷却管3とEGRバルブユニット5との関係について図3、4を用いて説明する。図3は本実施形態に装着するEGRガス冷却部分の構成図であり、図4はEGRバルブユニット5の拡大図である。
本実施形態では、図3に示すようにEGR冷却管3の内壁にはバルブボス部17と対向する位置に平面状に形成されたフラットプレス部9が設けられている。またフラットプレス部9には、後述するバーリング加工においてバーリングロッド24の位置決めを行うためのロッドポケット29が設けられている。EGRバルブユニット5は、図4に示すように底面8を平面状に形成し、側面をEGR冷却管3の内周面の形状に合わせて形成することでEGR冷却管3の内周面と隙間なく当接することができる。このようなEGR冷却管3を用いることで図4に示すような電磁弁を使用することができるので汎用性を向上させることができる。
以下、EGRバルブユニット5を挿通するバルブボス部17の形成方法であるバーリング加工について図5〜13を用いて説明する。図5はEGR冷却ジャケット4にEGR冷却管3を挿入した状態を示している。図6はEGR冷却管3の孔部7をバーリング加工してバルブボス部17を形成した後の状態を示している。図7はバーリング加工されたバルブボス部17にEGRバルブユニット5を装着した状態を示している。図8はバーリング加工においてEGR冷却管3にバーリングロッド24を挿入した状態を示しており、図9はバーリングロッド24の外周部を囲むように中空のバーリングガイド26をセットした状態を示している。図10はバーリングロッド24にポール27を挿通することでバーリングロッド24の外周部から3方向に3つのバーリングピン25を出した状態を示しており、図11はバーリングロッド24のバーリングピン25によってEGR冷却管3の管壁を引き出してバーリングボス部17を形成している状態を示している。図12は図11におけるA−A断面図である。図13はバーリング加工後のEGR冷却管3とバーリングガイド26の先端部分の構造を示している。
仮にEGR冷却管3に予めバルブボス部17を設けたとすると、EGR冷却管3の蛇腹部6及びバルブボス部17とEGR冷却ジャケット4の管壁とが干渉するのでEGR冷却管3をEGR冷却ジャケット4に挿入することができなくなる。よって、EGR冷却管3をEGR冷却ジャケット4に挿入してからバルブボス部17を形成する必要がある。そこで、本発明はEGR冷却管3に予め孔部7を設けておき、EGR冷却ジャケット4に挿入してからバルブボス部17を形成するバーリング加工を行うようにしたのである。また、EGR冷却管3には孔部7の他にバーリング加工においてバーリングロッド24の位置決めを行うためにロッドポケット29を孔部7と中心軸及び直径が一致するように設けておく。
以下にバーリング加工の手順を示す。図5に示すように、EGR冷却管3はEGR冷却ジャケット4の孔部12とEGR冷却管3の孔部7とのそれぞれの中心軸が一致するようにEGR冷却ジャケット4に挿入する(冷却管位置合せ工程#101)。
この状態で図8に示すように、バーリングロッド24をEGR冷却ジャケット4の孔部12とEGR冷却管3の孔部7とを介してEGR冷却管3の内部に設けられたロッドポケット29の底部まで挿通する(ロッド挿通工程#102)。なおバーリングロッド24は中空になっており内部にポール27を挿通させることができる。また、バーリングロッド24の挿通側先端の近傍には、図10に示すようにバーリングロッド24にポール27を挿通することで3つのバーリングピン25が外部へ突出することができるように内設されている。
次に図9に示すようにバーリングロッド24の外周部を囲むように中空のバーリングガイド26をセットする(ガイド配設工程#103)。バーリングガイド26の先端は、図13に示すようにEGR冷却管3と当接する部位をEGR冷却管3の外周面に沿うようにアーチ状の切り欠き部26aを設けた形状になっている。また、バーリングガイド26の外径は孔部12の内径と同一に設定されている。よって、バーリングガイド26の先端に設けられた切り欠き部26aがEGR冷却管3に当接し、バーリングガイド26の外周面がEGR冷却ジャケット4の孔部12の内周面に当接することになる。
続いて図10に示すようにEGR冷却管3の内部に挿通しているバーリングロッド24にポール27を挿通することでバーリングロッド24の外周部から3方向に3つのバーリングピン25を出す(突出部突出工程#104)。ポール27は挿通側先端が尖形になっており、バーリングロッド24に挿通することでこの尖形部分とバーリングピン25とが摺接しながらバーリングピン25を外周方向へと突出させる。また、図12に示すようにバーリングピン25はバーリングロッド内部側に他の部分より大径に形成されたヘッド部30を有している。ポール27によってバーリングロッド24の外部へと押し出されたバーリングピン25はヘッド部30がポール27とバーリングロッド24の内周面とによって挟持されることでバーリングロッド24の径方向への移動を阻止される。さらに、ポール27は中実になっているのでバーリング加工中にバーリングピン25からポール27に対して径方向の応力が作用しても変形することなくバーリングピン25を支持することができる。
そして図11に示すようにバーリングロッド25を外側へと引き抜くとEGR冷却管3の孔部7の外周部の管壁は、バーリングロッド24のバーリングピン25とバーリングガイド26とに圧接しながら変形する(バーリング工程#105)。これにより、図13に示すようにEGR冷却管3の軸方向と略垂直方向の軸を持つ円筒形状を形成するバルブボス部17が形成される。ここで、バーリング工程においてバーリングロッド24を中心軸周りに回転させながら引き抜くことでより確実にバルブボス部17を形成することができる。
さらに図6に示すようにバーリングガイド26を取り外し(ガイド取外工程#106)、バルブボス部17にEGRバルブユニット5を挿入する(EGRバルブ挿入工程#107)。すると図7に示すようになり、バルブボス部17の外周面とバルブフランジ19の内周面とを接合することで冷却水をシールしている。また、バルブボス部17の外周面はEGR冷却ジャケット4の貫通部においてEGR冷却ジャケット4と接合される。さらに、図2、4に示すようなEGRバルブユニット5に装着されたガスケットリング20をバルブボス部17の内周面に圧着することでEGRガスをシールしている。
以上のように本実施形態では、EGR冷却管3やEGR冷却ジャケット4などのEGR冷却部とEGRバルブユニット5とを一体的に形成しながらもEGRバルブユニット5は挿脱可能に配設されている。よって、いずれかの部品に故障などの不具合が発生しても当該部品のみを取り外して交換することができる。なお、本実施形態ではユニット部材としてEGRガスの流量を制御するEGRバルブユニット5を使用しているが、これに代えてEGRガスの温度を測定する温度センサなどを使用しても同様の効果が得られる。
また、1系統の冷却経路によってEGRバルブユニット5やEGR冷却管3などを冷却することができるので、冷却配管を簡素化してコストを低減することができる。
さらにまた、EGRバルブユニット5の装着部としての筒状のバルブボス部17はEGR冷却管3と一体的に形成されているのでEGR冷却ジャケット4の内部を通流する冷却水から受ける圧力による破損を防止することができる。
さらにまた、筒状のバルブボス部17はEGR冷却管3の中央に設けているので、バルブボス部17に挿通するEGRバルブユニット5はEGR冷却ジャケット4の中央に配設されることになる。これにより、EGRバルブユニット5の上流側と下流側とにそれぞれ冷却水通路の導入口10と導出口11とを設けることができるのでEGRバルブユニット5を効率良く冷却することができる。
さらに、EGR冷却管3の側面は蛇腹状に形成されているので管壁の表面積を大きくすることができる。よって、EGRガスと冷却水との間の熱交換率を高めてEGRガスの冷却能力を向上させることができる。
さらにまた、冷却水通路の導入口10と導出口11とをEGR冷却ジャケット4の両端部に設けたので、冷却水がEGR冷却ジャケット4の一方の端から他方の端まで良く通流してEGRガスを効率良く冷却することができる。
さらにまた、冷却水通路の導入口10をEGRジャケット4のEGRガス上流側に設け、冷却水通路の導出口11をEGRジャケット4のEGRガス下流側に設けたことにより、EGRガスと冷却水との相対温度が大きくなるので熱交換率が高くなり冷却効率が向上する。また、EGRバルブユニット5を通過するEGRガスの温度をより低下させてEGRバルブユニット5及びその近傍に発生する熱害を防止することができる。
さらにまた、本実施形態のバーリング加工では、EGR冷却管3をEGR冷却ジャケット4に挿入した後にバルブボス部17を簡易に形成することができるので、EGR冷却管挿入時のEGR冷却管3及びバルブボス部17とEGR冷却ジャケット4とのクリアランスを考慮することなくEGR冷却管3に蛇腹部6などを設けることができる。よって、冷却効率を低下させることなく作業性を向上させることができる。
さらにまた、ロッド挿通工程においてバーリングロッド24の先端をロッドポケット29の底部まで挿通することでバーリングロッド24の位置を適切に設定することができる。よって、所望のバルブボス部17を確実に成型することができる。
(第2実施形態)
図14、15には本発明によるEGR冷却装置の第2実施形態を示す。
上述した第1実施形態では、図3に示したEGR冷却管3を使用したが、代わりに図14に示すようにフラットプレス部9が形成されていないEGR冷却管50を用いてもよい。この場合には、バルブボス部17におけるEGR冷却管3の軸方向に垂直な断面は半円と長方形とを組み合わせた形状になるので、図4のようなEGRバルブユニット5を用いるとEGRバルブユニット5の底面8とEGR冷却管3との隙間からEGRガスが漏出する。そこで、このタイプのEGR冷却管50を装着する場合には、図15に示すようなEGRバルブユニット54を使用することでEGRガスの漏出を防止しながら流量を制御することができる。すなわち、EGRバルブユニット54にはモータ51と同軸上に配設される中心軸53に半円と長方形とを組み合わせた形状のバタフライ弁52が取り付けられている。バタフライ弁52はモータ51によって弁の中心軸53を回転させることで流路の開口面積を調節するタイプの弁である。バタフライ弁52の形状及び大きさは図14に示すEGR冷却管50のバルブボス部17における断面と略同一に設定されており、EGR冷却管50の径方向とバタフライ弁52を含む平面に垂直な方向とが垂直になるときEGRガスは遮断される。
本実施形態によれば、バタフライ弁52を備えたEGRバルブユニット5を使用することでEGR冷却管50にフラットプレス部9を形成する必要がないので、EGR冷却管50の形状加工が容易になってコストを低減することができる。
また、フラットプレス部9のようなEGR冷却管50の断面積が小さくなる部分がないので弁が全開時にEGRガスを効率よく通流することができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
例えば、本実施形態ではユニット部材としてEGRガスの流量を制御するEGRバルブユニットを挿通しているが、これに限らずEGRガスの温度を検出する温度センサなどを挿通してもよい。
また、本実施形態ではバーリング工程においてバーリングロッド24から出されるバーリングピン25は3つであるが、これに限定されない。
さらに、バーリング工程は複数回行ってもよい。すなわち、バーリングピン25が少数の場合、またはバーリングピン25を出す方向が偏っている場合には1回バーリングロッド24を挿脱しただけではバルブボス部17が完全には形成されないので複数回バーリングロッド24を挿脱することで所望のバルブボス部17を形成することができる。またここで、バーリングロッド24を回転させながら引き抜いてもよい。
さらにまた、本実施形態では、EGR冷却管3の外周面に蛇腹部6を設けて外周面の表面積を拡大することで冷却能力を向上させているが、要求される冷却能力によっては蛇腹部6を有さない外周面の滑らかな円筒管を用いてもよい。これにより、蛇腹加工が不要となってEGR冷却管3の加工性が向上し、コストを低減することができる。また、EGR冷却管3をEGR冷却ジャケット4に挿入する際にEGR冷却管3の蛇腹部6とEGR冷却ジャケット4とのクリアランスを考慮する必要がないので、その分EGR冷却ジャケット4の断面積を小さくすることができる。よって、EGR冷却装置を小型化することができる。
本発明のEGR冷却装置の全体構成図である。 本発明のEGR冷却装置の構成部品の詳細図である。 EGRガス冷却部分の構成図である。 EGRバルブユニットの構成図である。 バーリング加工について説明した状態図である。 バーリング加工について説明した状態図である。 バーリング加工について説明した状態図である。 バーリング加工について説明した状態図である。 バーリング加工について説明した状態図である。 バーリング加工について説明した状態図である。 バーリング加工について説明した状態図である。 図11のA−A断面図である。 バーリング加工後のEGR冷却管3とバーリングガイド26の先端部分の構造とを示す構成図である。 第2実施形態のEGR冷却管の形状を示した構成図である。 第2実施形態のEGRバルブユニットの構成図である。
符号の説明
1 EGRガス導入管
2 EGRガス導出管
3 EGR冷却管(EGR管)
4 EGR冷却ジャケット
5 EGRバルブユニット(ユニット部材)
6 蛇腹部
7 孔部(第1の孔)
8 底面
9 フラットプレス部
10 冷却水通路の導入口
11 冷却水通路の導出口
12 孔部(第2の孔)
13 孔部
14 クーラフランジ
15 導入管フランジ
16 導出管フランジ
17 バルブボス部(装着部)
18 孔部
19 バルブフランジ
20 ガスケットリング
21 ガス導入口
22 ポペットシャフト
23 弁
24 バーリングロッド(ロッド)
25 バーリングピン(突出部)
26 バーリングガイド
26a 切り欠き部
27 ポール
29 ロッドポケット
30 ヘッド部
31 ガス導出口
32 ハウジング
33 ソレノイドシャフト
34 バルブシート部
35 ばね
36 コイル
37 ソレノイド部
50 EGR冷却管
51 モータ
52 バタフライ弁
53 バタフライ弁の中心軸
54 EGRバルブユニット
#101 管位置合せ工程
#102 ロッド挿通工程
#103 ガイド配設工程
#104 突出部突出工程
#105 バーリング工程
#106 ガイド取外工程
#107 EGRバルブ挿入工程

Claims (12)

  1. エンジンの排気通路から吸気通路へと還流されるEGRガスが内部に流れるEGR管と、
    前記EGR管の壁面に設けられた第1の孔と、
    前記EGR管の外周を所定の間隔をもって囲んで設けられ、前記EGR管との間に冷却水を導入させるEGR冷却ジャケットと、
    前記EGR冷却ジャケットにおける前記第1の孔に対向する位置に設けられた第2の孔と、
    前記第1の孔の周縁部から前記第2の孔に達する筒状の装着部と、
    前記装着部に挿脱可能に設けられ、前記EGR管の内部を流通するEGRガスの特性を検出又は制御するユニット部材と、
    を備えることを特徴とするEGR冷却装置。
  2. 前記装着部は、前記EGR管の外周面からEGRガスの流れ方向と略直交方向に突設された筒状のボス部を有し、このボス部外周は前記EGR冷却ジャケットの貫通部においてEGR冷却ジャケットと接合されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のEGR冷却装置。
  3. 前記装着部は、前記EGR冷却ジャケットのEGRガスの流れ方向の略中央部に配設される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のEGR冷却装置。
  4. 前記EGR管の外周面は、前記装着部の周囲を除いて、蛇腹状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のEGR冷却装置。
  5. 前記EGR冷却ジャケットに冷却水を導入、導出する導入口と導出口を有し、前記導入口と導出口は、前記冷却ジャケットのEGRガスの流れ方向の両端部近傍に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のEGR冷却装置。
  6. 前記導入口をEGR冷却ジャケットの上流側に設け、前記導出口をEGR冷却ジャケットの下流側に設ける、
    ことを特徴とする請求項5に記載のEGR冷却装置。
  7. EGRガスの特性を検出又は制御する前記ユニット部材は底面に平面部を有し、
    前記EGR管の前記第1の孔に対向する底面に前記平面部に当接するフラットプレス部を設ける、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のEGR冷却装置。
  8. EGRガスの特性を検出又は制御する前記ユニット部材は、半円と四角形を組み合わせたバタフライ弁である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のEGR冷却装置。
  9. 筒状のEGR管の壁面に設けられた第1の孔と、
    前記EGR管の外周を所定の間隔をもって囲んで設けられたEGR冷却ジャケットの壁面に設けられた第2の孔と、
    前記第1の孔と前記第2の孔とを対向する位置に合わせる管位置合わせ工程と、
    棒状又は筒状のロッドの幅方向に突出する突出部を前記第2の孔から前記第1の孔へと貫通するまで挿通するロッド挿通工程と、
    前記突出部を前記EGR管の管内壁に圧接させながら前記ロッドを引き抜くバーリング工程と、
    を備えることを特徴とするEGR冷却装置の製造方法。
  10. 前記バーリング工程において前記ロッドを回転させながら引き抜く、
    ことを特徴とする請求項9に記載のEGR冷却装置の製造方法。
  11. 前記第2の孔を貫通し、前記第1の孔の周縁部に先端が当接するように前記ロッドを囲む中空のガイドを配設するガイド配設工程をさらに備えることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のEGR冷却装置の製造方法。
  12. 前記ロッドから突出部を突出させる突出部突出工程をさらに備えることを特徴とする請求項9から請求項11までのいずれか1項に記載のEGR冷却装置の製造方法。
JP2004144677A 2004-05-14 2004-05-14 Egr冷却装置 Expired - Fee Related JP4352988B2 (ja)

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