JP4352754B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭で使用される洗濯と乾燥を同一槽で行う洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣類を洗濯乾燥する機器としてはヒータを熱源にするものや、ヒートポンプ装置を熱源に用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。以下、その従来例を添付図面に基づいて説明する。
【0003】
図12は、前記特許文献1に記載された洗濯乾燥機の側断面図である。図12において、洗濯乾燥機1は、ケーシング2をもち、同ケーシング2の中央に衣類6を出し入れする
ためのドア12が取付けられており、内部には回転ドラム3が収納されている。同回転ドラム3の所定の部位には衣類6を回転ドラム3の回転とともに持ち上げ落下させるためのビータ5と、洗濯水7及び乾燥のための循環エア9が出入りするパンチング孔4が開口させてある。回転ドラム3のシャフト11は図示されない駆動用モータから回転のための動力を受けるようになっている。
【0004】
また、ケーシング2内の回転ドラム3の背面は、空気入口24及び空気出口23を除き隔壁22によって仕切られ、循環エア9が通るダクト10、及び13が形成されている。前記隔壁22の前面下部は洗濯槽14を構成し、同洗濯槽14の部分に回転ドラム3の下部が臨んでいる。
【0005】
前記各エアダクト10、13にはコンプレッサ19、凝縮器(コンデンサ)18、ファン17、膨脹弁20、蒸発器(エバポレータ)15等が内蔵されており、いわゆるヒートポンプサイクルが形成されている。また、コンデンサ18の一部はケーシング外背面に延長され、放熱器16を形成している。21はドレン排水用配管、8は洗濯排水用配管である。
【0006】
次に、各工程と作用について説明する。洗濯、すすぎ工程は、ドア12をあけて衣類6及び適量の洗剤を投入し、ドア12を閉め、以下の工程を実行する。
【0007】
水供給バルブ(図示せず)から洗濯槽14に水位Aの位置まで規定量の水7が供給される。回転ドラム3がプログラムされた回転数で連続または間欠的に回転し、洗浄が行なわれる。この間、衣類6はビータ5によって持ち上げられ落下する。洗濯終了後は洗濯槽14の洗濯排水用配管8から機外に排水される。続いて、すすぎ工程が同様の工程で実行される。すすぎ水も洗濯排水として洗濯排水用配管8から機外に排水される。
【0008】
脱水工程は、回転ドラム3がプログラムされた回転数で回転し、衣類6中の水分7を脱水する。脱水された水は、洗濯排水として洗濯排水用配管8から機外に排水される。
【0009】
乾燥工程は、コンプレッサ19、ファン17及び回転ドラム3が運転されて循環エア9がダクト10、13及び回転ドラム3の内部を循環する。衣類6から蒸発した水蒸気は循環エア9と共に、空気出口23、ダクト10を通ってエバポレータ15に接触し、冷却されて凝縮水(結露水)となって除湿される。除湿された循環エア9は、ファン17によってコンデンサ18に送られ、ここで加熱されて熱風となってダクト13、空気入口24を経て回転ドラム3内に流入し、再び衣類6から水分を蒸発させる。除湿された結露水はドレン排水用配管21から機外に排水される。この間、回転ドラム3は洗濯工程と同様にあらかじめ設定された回転数で連続又は間欠的に回転する。
【0010】
【特許文献1】
特開平1−32893号公報(第1図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、ドレン排水用配管21と洗濯排水用配管8が別個に排水を機外に導いている。洗濯機においては上記排水用配管に相当する排水ホースは1本であり、洗濯機の設置場所に洗濯乾燥機を設置する場合などは、従来と同様に1つの排水ホースで排水処理ができることが、設置作業や防水フロアーなどの設置部材や床下の配管設備の面で望ましい。
【0012】
ドレン排水用配管21と洗濯排水用配管8をそのまま機内で接続すると、洗濯中に洗濯槽14に溜められる水の水位が高く、洗濯排水中に水圧によって洗濯排水用配管8からドレン排水用配管21へ洗濯水やすすぎ水が流れ込み、配管だけでなく、除湿や加熱を行うエバポレータ15やファン17やコンデンサ18などの各手段の設置位置が洗濯水の貯水水位よりも低い場合には、これら各手段が洗剤や漂白剤などが溶けた洗濯水に濡れる恐れがあるという課題を有していた。
【0013】
また、これを防止するためには、洗濯排水用配管8に設ける排水弁以外に、ドレン排水用配管21への逆流を防止するための逆止弁やドレン排水用配管21用排水弁などによる逆流防止手段が別途必要となるという課題を有していた。
【0014】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ドレン排水用配管21への逆流を防止するとともに、1つの排水管で機外に排水できる排水処理手段を実現することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、洗濯時の排水を流す洗濯排水路と、乾燥時の結露水を流す結露排水路と、前記洗濯排水路と結露排水路の合流部に設けた排水弁と、前記排水弁よりも低い位置で結露水を溜める排水タンクと、前記結露排水路に設けられ前記排水タンク内の結露水を汲み上げる排水ポンプと、前記排水弁を制御する制御手段とを具備し、前記排水ポンプの吸水口を前記排水タンクに接続するとともに、前記排水ポンプの吐出口を前記排水弁に通じる結露排水路に接続し、前記制御手段は、洗濯水排水時に前記洗濯排水路が開のときに結露排水路側が閉となるように前記排水弁を制御し、乾燥時に前記排水ポンプを作動させているときは、結露排水路側が開となるように前記排水弁を制御するようにしたものである。
【0016】
これにより、洗濯排水路から結露排水路への逆流を防止し、洗濯中の貯水と排水を行う1つの排水弁を用いて、洗濯水排水時に結露排水路側が閉時には洗濯排水路側が開となり、乾燥時に結露排水路側が開となることによって1つの排水管で機外に排水できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、同一槽内に入れた衣類に対して洗濯と乾燥を行い、乾燥時に乾燥用空気を冷却して湿気を結露水として回収する除湿手段と、洗濯時の排水を流す洗濯排水路と、乾燥時の結露水を流す結露排水路と、前記洗濯排水路と結露排水路の合流部に設けた排水弁と、前記排水弁よりも低い位置で結露水を溜める排水タンクと、前記結露排水路に設けられ前記排水タンク内の結露水を汲み上げる排水ポンプと、前記排水弁を制御する制御手段とを具備し、前記排水ポンプの吸水口を前記排水タンクに接続するとともに、前記排水ポンプの吐出口を前記排水弁に通じる結露排水路に接続し、前記制御手段は、洗濯水排水時に前記洗濯排水路が開のときに結露排水路側が閉となるように前記排水弁を制御し、乾燥時に前記排水ポンプを作動させているときは、結露排水路側が開となるように前記排水弁を制御するようにしたものであり、洗濯水排水時に結露排水路側が閉時には洗濯排水路側が開となることによって洗濯排水路から結露排水路への逆流を防止する逆流防止手段となるものである。一つの排水弁で逆流防止手段をも構成することによって、乾燥時に結露排水路側が開となる場合も1つの排水管で機外に排水できるとともに、洗濯水の貯水と排水を行う排水弁以外に、逆流防止手段を別途設ける必要がない。
【0018】
また、除湿手段の構成上、排水弁の設置位置よりも低い位置に結露水の排水タンクを設けてその排水タンクに結露水が溜まるような場合にも、強制的に排水ポンプで結露水を汲み上げることによって、上記排水弁の位置で排水管と接続でき、洗濯排水路と結露排水路を1つの排水管につないで機外に排出することができる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、
乾燥中の結露水の発生量よりも排水ポンプの汲み上げ量が少なく、乾燥中の結露水の発生量と前記排水ポンプの汲み上げ量との差によって排水タンクに溜まる水量が増加する場合において、前記排水タンクは乾燥中に溜まる水量よりも多い容量を有するとともに、制御手段は、乾燥終了後も排水ポンプを作動して前記排水タンク内の残水を汲み上げるようにしたものであり、汲み上げ量の少ない排水ポンプでも衣類から回収される所定量の水を処理することが可能となるものである。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の洗濯乾燥機を背面から見た斜視図、図2は側断面図である。図1において、本発明の洗濯乾燥機本体25内には洗濯槽26があり、モータ27が取り付けられている。洗濯槽26は両側面のサスペンション29と上方部のサスペンション30により支えられて本体25に取り付けられている。
【0022】
35は圧縮機、36は圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器、37は高圧の冷媒の圧力を減圧するための膨張弁、もしくは、キャピラリーチューブからなる絞り手段、38は減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器であり、圧縮機35、放熱器36、絞り手段37、吸熱器38を順に接続して再び圧縮機35に冷媒が循環するように管路39で連結したヒートポンプ装置を具備している。
【0023】
40は乾燥用空気を流す風路で、乾燥用空気を冷却する除湿手段としての前記吸熱器38と、乾燥用空気を加熱する加熱手段としての前記放熱器36とを連結するように構成している。洗濯槽26と風路40は、フレキシブルホース41、42によって接続されている。風路40には送風手段43が設けられている。44は洗濯槽26の外壁に設けられたダクトである。矢印Bはダクト44と風路40内の乾燥用空気の流れを示している。
【0024】
図2において、28はモータ27の軸に直結して洗濯槽26内に取り付けられた回転ドラムである。洗濯槽26と回転ドラム28の前面開口部に対応した位置には衣類31を投入するためのドア32が設けられている。本体25と洗濯槽26の間の隙間はベローズ33とドアパッキング34によって空気が本体25内部や機外に漏れないように略密封されている。回転ドラム28の側壁および底面部には洗濯水や乾燥用空気が出入りする孔45と開口部46が設けられている。56は洗濯槽26内壁に設けた開口部で、洗濯槽26とダクト44との風路をつないでいる。矢印Cは洗濯槽26と回転ドラム28内の乾燥用空気の流れを示している。
【0025】
47は洗濯時の排水を流す洗濯排水路、48は乾燥時に吸熱器38で発生した結露水を流す結露排水路で、洗濯排水路47と結露排水路48は一つの排水管49につながれている。排水管49の先端50は機外の大気中に開口している。洗濯排水路47と結露排水路48の合流部には1つの排水弁60があり、洗濯排水路47と結露排水路48と排水管49と排水弁60によって排水処理手段を構成している。
【0026】
図3は、排水弁60近辺の排水処理手段の構成を示す断面図である。図3において、61は水路を開閉する弁、62は弁61を回転させるモータである。図3の(a)は、モータ62によって弁61をd側に閉じると洗濯排水路47側が閉で結露排水路48側が開となり、モータ62によって弁61を回転してe側に移動させると、洗濯排水路47側が開で結露排水路48側が閉となる。洗濯排水路47側が開の時には結露排水路48側が閉となることによって、洗濯排水路47から結露排水路48への逆流を防止する逆流防止手段を構成する。
【0027】
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下、その動作、作用を説明する。洗濯、すすぎ、脱水までの洗濯工程では、水を溜める場合は、排水弁60の弁61の状態は図3の(a)のd側であり、洗濯排水路47側が閉で結露排水路48側が開とする。水供給バルブ(図示せず)から洗濯槽26に水が供給され、図2の水位Dの位置まで溜められる。回転ドラム28がプログラムされた回転数で連続または間欠的に回転し、洗浄やすすぎが行なわれる。この間、衣類31は回転ドラム28の回転によって持ち上げられ落下する。排水する場合は、排水弁60の弁61を図3の(a)のe側にする。洗濯排水路47側が開で結露排水路48側が閉となる。洗濯槽26の水は、洗濯排水路47と排水弁60を通過して排水管49から機外に排水される。
【0028】
乾燥工程では、排水弁60の弁61を図3の(a)のd側にして洗濯排水路47側が閉で結露排水路48側が開として、圧縮機35、送風手段43及び回転ドラム28が運転される。送風手段43の運転によって、乾燥用空気が洗濯槽26とダクト44、フレキシブルホース41、風路40、フレキシブルホース42の内部を循環する。衣類31は、あらかじめ設定された回転数で連続又は間欠的に行われる回転ドラム28の回転によって撹拌される。
【0029】
圧縮機35の運転によって、管路39内を冷媒が循環して、放熱器36で高温高圧の冷媒の熱を放熱して循環する乾燥用空気を加熱する。加熱された乾燥用空気は図2の矢印Cのように、洗濯槽26内に送り込まれ、回転ドラム28底面部の開口部46を通過して衣類31に当たり、衣類31から水分を奪って、多湿の空気となって回転ドラム28の側壁の孔45を通過して、洗濯槽26の開口部56を通過してダクト44へと送られる。
【0030】
ダクト44を通過した乾燥用空気は、矢印Bに示すように、フレキシブルホース41を通過して風路40に設けた除湿手段としての吸熱器38で、冷却除湿される。除湿された乾燥用空気は、再び送風手段43によって放熱器36に送られて加熱される。吸熱器38で発生した結露水は、結露非水路48と排水弁60を通過して排水管49から機外に排出される。
【0031】
なお、本実施例で示す放熱器36や吸熱器38の熱交換器は、プレートフィン付きチューブ型熱交換器を示しているが、特にその形態を限定するものではない。
【0032】
図4は、本発明の実施例1の他の排水弁51の構成を示す断面図である。図4において、52は水路を開閉する弁、53は回転運動を往復運動に変換するカム、54は弁52を支持してカム53の動きを弁52に伝えるレバー、55はカム53を回転させるモータである。
【0033】
図4の(a)は、洗濯排水路47側が閉時に結露排水路48側が開となる弁52の位置を示す断面図であり、モータ55によってカム53が回転してa点の位置にレバー54の支点が移動した状態である。
【0034】
図4の(b)は、洗濯排水路47側が開時に結露排水路48側が閉となる弁52の位置を示す断面図であり、モータ55によってカム53が回転してb点の位置にレバー54の支点が移動した状態である。洗濯排水路47側が開の時には結露排水路48側が閉となることによって、洗濯排水路47から結露排水路48への逆流を防止する逆流防止手段を構成する。
【0035】
図5は本発明の実施例1のヒートポンプ装置の熱源に代えて、ヒータを熱源にする洗濯乾燥機を背面から見た斜視図である。図5において、57は乾燥用空気を加熱するヒータ、58は衣類31から水分を奪って多湿となった乾燥用空気を、より低い機外の空気で冷却除湿するための熱交換器である。熱交換器58は直交プレートフィン型熱交換器であり、乾燥用空気に直交するように機外空気の空気が空冷用送風手段59によって送風される。矢印Eは空冷用送風手段59によって送風される冷却用の機外空気の流れを示す。
【0036】
上記構成によれば、衣類通過後の乾燥用空気を空気で冷却除湿するものであり、熱交換器58で発生した結露水は、結露排水路48と排水弁51を通過して排水管49から機外に排出される。
【0037】
なお、熱交換器58はプレーフィン付きチューブ型熱交換器でも同様であり、特に熱交換器の形態を限定するものでもない。
【0038】
(実施例2)
図6は本発明の実施例2の排水弁近辺の排水処理手段の構成を示す断面図である。なお、前記実施例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0039】
結露排水路48の経路径は排水管49の管径よりも小さく、結露排水路48の接続口63を排水管49の側面部に設けたもので、結露水64が排水管49の内壁面に沿って流れるため、排水路内に設けられた排水弁51の部材のレバー54等が滴下する結露水64に当たって濡れることを防ぐことができる。
【0040】
(実施例3)
図7は本発明の実施例3の排水弁近辺の排水処理手段の構成を示す断面図である。なお、前記実施例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0041】
図7において、結露排水路48の経路径は排水管49の管径よりも小さく、結露排水路48の接続口65を排水管49の略底面部に設けるとともに、結露排水路48において前記接続口65の手前にU字トラップ66を設けたもので、結露水64が排水管49の内壁の略底面に沿って流れて排水路内に設けられた排水弁51の部材レバー54等が滴下する結露水64に当たって濡れることを防ぐことができるとともに、U字トラップ66に溜まった結露水64によって結露排水路48を通じて空気が出入りすることを防ぐものである。
【0042】
(実施例4)
図3の(a)もしくは図4の(a)と(b)に示す排水弁60もしくは排水弁51に対して、本発明の実施例4の制御手段による制御を図8のフローチャートで示す。なお、前記実施例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0043】
洗濯水の排水中は、ステップST1でNo、ステップST2でYesと判断し、ステップST5で排水弁60のモータ62もしくは排水弁51のモータ55を制御して、弁61もしくは弁52によって洗濯排水路47側が開で結露排水路48側を閉とする。洗濯水を溜めている間は、ステップST1でNo、ステップST2でNoと判断し、また乾燥中は、ステップST1でYes、ステップST3でNoと判断し、ステップST4で洗濯排水路47側が閉で結露排水路48側が開とする。さらに、乾燥中の所定期間は、ステップST1でYes、ステップST3でYesと判断し、ステップST5で洗濯排水路47側が開で結露排水路48側が閉とする制御を行うものである。
【0044】
乾燥中に結露水を排出するには、結露排水路48側が開で洗濯排水路47側が閉とするが、洗濯槽26内の湿気放出による乾燥促進や、乾燥用空気の温度低減と冷媒温度低減などの目的で、循環している乾燥用空気の一部を外気と入れ換えるために、制御手段(図示せず)によって、乾燥途中で結露排水路48側が閉で洗濯排水路47側が開とする期間を設ける制御を行い、大気中に開口された排水管49を用いて、所定期間は洗濯排水路から空気の吐出もしくは吸入をして、その他の期間は結露排水路48からの結露水を排出するものである。
【0045】
(実施例5)
図3の(b)および図4の(c)は、本発明の実施例5の制御手段による排水弁60もしくは排水弁51の動作を示す断面図であり、図9は本発明の実施例5の制御手段による制御を示すフローチャートである。なお、前記実施例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0046】
図3の(b)においては、図示されない制御手段の制御によって、モータ62が回転して排水弁60の弁61が図のfの位置に停止するもので、また、図4の(c)においては、図示されていない制御手段の制御によって、モータ55が回転してカム53の支点がc点に移動して、排水弁51の弁52が図示の位置で停止して、洗濯排水路47が開で結露排水路48も開の状態になる。
【0047】
制御手段は図9のフローチャートの制御を行う。洗濯水の排水中は、ステップST11でNo、ステップST12でYesと判断し、ステップST15で排水弁60のモータ62もしくは排水弁51のモータ55を制御して、弁61もしくは弁52によって洗濯排水路47側が開で結露排水路48側が閉とする。洗濯水を溜めている間は、ステップST11でNo、ステップST12でNoと判断し、また乾燥中は、ステップST11でYes、ステップST13でNoと判断し、ステップST14で洗濯排水路47側が閉で結露排水路48側が開とする。
【0048】
さらに、乾燥中の所定期間は、ステップST11でYes、ステップST13でYesと判断し、ステップST16で洗濯排水路47側が開で結露排水路48側も開とする制御を行うものである。乾燥中に結露水を排出するには結露排水路48側が開で洗濯排水路47側が閉とするが、洗濯槽26内の湿気放出による乾燥促進や、乾燥用空気の温度低減と冷媒温度低減などの目的で、循環している乾燥用空気の一部を外気と入れ換えるために、制御手段によって、乾燥途中で結露排水路48側が開で洗濯排水路47側も開とする期間を設ける制御を行い、大気中に開口され排水管49を用いて、所定期間は洗濯排水路47から空気の吐出もしくは吸入するとともに、結露排水路48から結露水を排出するものである。
【0049】
(実施例6)
図10は本発明の実施例6の洗濯乾燥機の側断面図である。なお、前記実施例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0050】
図10は、除湿手段である吸熱器38が構成上上方に配設できない場合を示しており、排水弁60の設置位置よりも低い位置で結露水が溜まって、直接排水弁60に結露水を排水できない。本発明の排水処理手段は、結露水を溜める排水タンク67と、排水タンク67内の水をくみ上げる排水ポンプ68とを具備し、前記排水ポンプ68の吸水69が前記排水タンク67の略底面部に位置して、排水ポンプ68の吐出口70を結露排水路48に接続している。強制的に排水ポンプ68で結露水を汲み上げることによって、上記排水弁60の位置で排水管49と接続することができ、洗濯排水路47と結露排水路48を一つの排水管49につないで機外に排出することができる。
【0051】
(実施例7)
図11は本発明の実施例7の洗濯乾燥機の制御手段のフローチャートである。なお、前記実施例と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0052】
乾燥中の結露水の発生量よりも排水ポンプ68の汲み上げ量が少ないため、その差によって、乾燥中は排水タンク67に溜まった水量は増加する。排水タンク67の容量は溜まる水量よりも多く、乾燥終了後も排水ポンプ68を作動して排水タンク67内の残水を汲み上げる。
【0053】
図11のフローチャートで、制御手段は、洗濯水の排水中は、ステップST21でNo、ステップST22でNo、ステップST23でYesと判断し、ステップST25で排水弁60のモータ62もしくは排水弁51のモータ55を制御して、弁61もしくは弁52によって洗濯排水路47側が開で結露排水路48側が閉とする。洗濯水を溜めている間は、ステップST21でNo、ステップST22でNo、ステップST23でNoと判断し、ステップST24で洗濯排水路47側が閉で結露排水路48側が開とする。
【0054】
乾燥中は、ステップST21でYesと判断してステップST26で排水ポンプ68を作動させる。排水ポンプ68が作動中はステップST28の判断のいかんに関わらず結露排水路48側は開となっている。乾燥終了後は、ステップST21でNo、ステップST22でYesと判断し、排水タンク67の水がほぼなくなるまで排水ポンプ68を所定の間動作させる。この間は、ステップST29もしくはST24で結露排水路48側は開とする。
【0055】
上記のような構成と制御によって、汲み上げ量の少ない排水ポンプ68でも衣類から回収される所定量の水を処理することが可能となるものである。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1〜2に記載の発明によれば、排水弁によって洗濯排水が結露排水路へ逆流するのを防止する逆流防止手段を構成し、1つの排水管で機外に排水できる簡便な排水処理手段を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の洗濯乾燥機の一部切欠斜視図
【図2】 同洗濯乾燥機の側断面図
【図3】 (a)同洗濯乾燥機の排水弁の構成と結露排水路の開開動作を示す断面図
(b)本発明の実施例5の洗濯乾燥機の排水弁の洗濯排水路と結露排水路の開動作を示す断面図
【図4】 (a)本発明の実施例1の洗濯乾燥機の他の排水弁の構成と結露排水路の開動作を示す断面図
(b)同洗濯乾燥機の他の排水弁の結露排水路の閉動作を示す断面図
(c)本発明の実施例5の他の排水弁の洗濯排水路と結露排水路の開動作を示す断面図
【図5】 本発明の実施例1の洗濯乾燥機の熱源にヒータを用いた一部切欠斜視図
【図6】 本発明の実施例2の洗濯乾燥機の排水処理手段の断面図
【図7】 本発明の実施例3の洗濯乾燥機の排水処理手段の断面図
【図8】 本発明の実施例4の洗濯乾燥機の制御手段のフローチャート
【図9】 本発明の実施例5の洗濯乾燥機の制御手段のフローチャート
【図10】 本発明の実施例6の洗濯乾燥機の側断面図
【図11】 本発明の実施例7の洗濯乾燥機の制御手段のフローチャート
【図12】 従来の洗濯乾燥機の側断面図
【符号の説明】
38 吸熱器
47 洗濯排水路
48 結露排水路
49 排水管
51、60 排水弁
52、61 弁
53 カム
54 レバー
55、62 モータ
58 熱交換器
59 空冷用送風手段
63、65 接続口
64 結露水
66 U字トラップ
67 排水タンク
68 排水ポンプ
69 吸水口
70 吐出口

Claims (2)

  1. 同一槽内に入れた衣類に対して洗濯と乾燥を行い、乾燥時に乾燥用空気を冷却して湿気を結露水として回収する除湿手段と、洗濯時の排水を流す洗濯排水路と、乾燥時の結露水を流す結露排水路と、前記洗濯排水路と結露排水路の合流部に設けた排水弁と、前記排水弁よりも低い位置で結露水を溜める排水タンクと、前記結露排水路に設けられ前記排水タンク内の結露水を汲み上げる排水ポンプと、前記排水弁を制御する制御手段とを具備し、前記排水ポンプの吸水口を前記排水タンクに接続するとともに、前記排水ポンプの吐出口を前記排水弁に通じる結露排水路に接続し、前記制御手段は、洗濯水排水時に前記洗濯排水路が開のときに結露排水路側が閉となるように前記排水弁を制御し、乾燥時に前記排水ポンプを作動させているときは、結露排水路側が開となるように前記排水弁を制御するようにした洗濯乾燥機。
  2. 乾燥中の結露水の発生量よりも排水ポンプの汲み上げ量が少なく、乾燥中の結露水の発生量と前記排水ポンプの汲み上げ量との差によって排水タンクに溜まる水量が増加する場合において、前記排水タンクは乾燥中に溜まる水量よりも多い容量を有するとともに、制御手段は、乾燥終了後も排水ポンプを作動して前記排水タンク内の残水を汲み上げるようにした請求項記載の洗濯乾燥機。
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